JPH08103761A - 観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液 - Google Patents

観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液

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Publication number
JPH08103761A
JPH08103761A JP26828794A JP26828794A JPH08103761A JP H08103761 A JPH08103761 A JP H08103761A JP 26828794 A JP26828794 A JP 26828794A JP 26828794 A JP26828794 A JP 26828794A JP H08103761 A JPH08103761 A JP H08103761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
zeolite
fine powder
suspension
water tank
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Pending
Application number
JP26828794A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kato
孝二 嘉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Corp
Original Assignee
Koyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Corp filed Critical Koyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 観賞魚用水槽内に添加するだけで、ここに発
生する種々の不純物から生じる水の濁り等を軽減または
防止できる添加剤を提供する。 【構成】 天然ゼオライトを粉砕して微粉末状にし、水
に混和させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観賞魚水槽に発生する
種々の不純物から生じる水の濁り等を軽減又は防止して
水質維持を図るため、水槽内に添加する観賞魚水槽用ゼ
オライト懸濁液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】観賞魚を飼育するための家庭用水槽は、
水槽の濾過機能が水量や飼育量に対して不十分な場合に
は相当頻繁に水換えを行なったとしても水槽の水が濁っ
てしまう。こうした濁りは、発育を著しく阻害し、最悪
の場合は大量死することもあり得る。更にこうした水槽
は通常屋内に設置されて観賞するものであるため、濁り
が観賞者に不快感を与えるのも好ましくない。
【0003】このような事態を回避するには、充分な能
力の濾過装置を使用するか、頻繁に水換えを行なうのが
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、設置されて
いる水槽の状況を見ると、水槽の大きさに対して多すぎ
る、又は大きすぎる魚が飼育されていて通常の濾過装置
では充分な濾過ができないということも多々ある。ま
た、手間のかかる水換えを頻繁に行なうだけの時間的な
ゆとりがない人も実に多い。
【0005】そこで、近時吸着性に優れた人工又は天然
の多孔質の粒状体を水槽底砂として用いることが行なわ
れているが、水槽内ではこの底砂を通過して効率よく循
環するだけの強力な対流がないことが多いし、濾過装置
のフィルターに底面タイプのものを使用してもなおこれ
らの粒状体と接触する水の量が充分ではなく、効果的な
ものではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
諸点に鑑み鋭意研究の結果本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、天然ゼオライトを粉砕し
て微粉末状にし、水に混和させた点にある。
【0007】即ち本発明の最大の特徴は、吸着性に大変
優れたゼオライト(凝灰岩の沸石)を、水槽内全体にた
だよわせるという方法で、濁りの原因となる不純物を吸
着除去して水質維持を図る点にある。
【0008】そして、水槽内全体にただよい、且つ魚の
エラ詰まりも起こさせないために、ゼオライトの粒径
は、従来の底砂とは異なり、微粉末とした。「微粉末」
という語句は、数値によって限定はせず、上述したよう
に濾過装置その他によって生じるわずかな水流によって
水槽内全体にただよっていることができ、且つ魚のエラ
に詰まることのない大きさとして定義する。本発明者が
種々実験した範囲では、最大で500メッシュ程度、最
小で1000メッシュ程度が良好な大きさであった。
【0009】また、天然ゼオライトの粉砕方法について
は何ら限定するものではなく、従来の粉砕方法と同様の
方法で良いが、吸着能力を高くし本発明効果を向上させ
るための措置を施しても勿論良い。例えば、ボールミル
を使用する粉砕以外に遠心分離によって不純物の除去を
図り純度を上げる方法や、水浸漬によって粘土鉱物を膨
張させてふるいにかけて除去する方法、焼成処理する方
法、等がある。
【0010】なお、微粉末はそのままの状態では水に混
ざりにくく、水槽内に投入しても凝固し沈積するため効
果が発揮できなくなる。そこで、予め水(できれば純
水)と充分混和させておき、懸濁液とする。この「懸濁
液」は、どのような濃度であっても良いが、水槽へ投与
する際の計量が簡単であるという意味で、水100ccに
対してゼオライト微粉末3乃至90グラム程度が最適で
ある。水100ccに対してゼオライト微粉末15グラム
として懸濁液を作製した場合、水60リットルが入った
水槽にこれを30cc投与すると、充分な効果があった。
但し、これ以上投与しても弊害はなく、またそれ以下で
も効果がないわけではない。
【0011】なお本発明懸濁液は、溶液となって水に溶
けるものではないので、投与前には充分に攪拌しなけれ
ば設定濃度が保てない。そこで、攪拌し易いように、栓
のあるボトルに充填しておくと便利である。
【0012】
【実施例】本発明懸濁液の一例として、天然ゼオライト
(クリノプチロライト含有)に、ジェットミルによる粉
砕処理、遠心分離による選別処理を施し、純度92%、
陽イオン交換容量200 meq/gの高純度クリノプチロ
ライトの微粉末(900メッシュ)を作成する。この微
粉末を更に攪拌機にて純水と充分混和させ、水100重
量部に対して微粉末15重量部の懸濁液を作成し、これ
を用いて実験を行なった。
【0013】〔実験〕水槽(水量60リットル)を3槽
準備し、それぞれに体長5cm前後の鯉子20匹を放って
観察することとした。なお水槽内の水は予め濁らせてお
くため、始めに50匹を入れておいて水を白濁させた後
本実験を開始した。水槽の濾過装置は上部式家庭用のも
ので、吸水ポンプとフィルターが一体となったものであ
る。この水槽内に市販されている金魚用の餌を、1日2
回(午前8時と午後5時)ずつ、適量とされている量の
105%与えた。
【0014】2日後この水槽の一つ(A)には多孔質の
人工底砂を300グラムを投入し、同時に別の一つ
(B)には本発明懸濁液を20cc (ゼオライト約3.3
グラム含有)投入し、残る一つ(C)については何も添
加せず、放置しておいた。そして透視度計(水槽内に置
いた「マーク」が深さ何cmまで判別可能かを見る装置、
本実験が使用したものは0から30度まで測定可能)を
使用して白濁の解消の度合いを比較した。なお、実験開
始直前の透視度は3槽とも12であった。
【0014】すると、(A)及び(C)の水は実験開始
後直ちに澄みだした。但し、澄みだす速さには違いがあ
り、(A)の水の方が速かった。これに対して本発明懸
濁液を含んだ(B)の水は、懸濁液投入によって一旦は
透視度5.8まで白濁が増した。
【0015】その後、3槽の水は澄み方に差異が出てき
た。まず(A)は(C)に比して澄む速度が速かった
が、次第に鈍ってきた。(B)の水は一旦は強く白濁し
たが15分程度後には見た目の白濁は解消し、5時間後
に透視度19度まで澄み(C)の水とほぼ同じ透明度に
なった。
【0016】そして、最終的な透視度は、(A)の水は
19時間後に29度になった以降は27〜29度の間で
それ以上には上がらなかった。(C)の水は2時間後に
19度になりそれ以降もそのままであった。これらに対
して本発明懸濁液を入れた(B)の水は、10時間後に
透視度30度(使用した機器で測定し得る最高値)を記
録した後40時間を経過してもなおこの値を維持し続け
た。
【0017】なお詳細に測定はしていないが、一般にゼ
オライトはアンモニアガスを非常に効果的に吸着するこ
とで知られているので、本発明懸濁液を入れるとアンモ
ニアに由来する悪臭の軽減も成されることは明らかであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液は、天然ゼオライトを粉
砕して微粉末状にし、水に混和させたものであることを
特徴とするもので、以下述べる如き種々の効果を有する
非常に高度な発明である。
【0019】 種々の不純物を吸着するので、濁りが
取れ透明感のある水になる。 微粉末であるため、また水中でただようため、ゼオ
ライト単位量当たりに接触する水の量が多く、よって吸
着効果が高い。 水に混和しているため、投与と同時に水槽内を循環
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ゼオライトを粉砕して微粉末状に
    し、水に混和させたものであることを特徴とする観賞魚
    水槽用ゼオライト懸濁液。
JP26828794A 1994-10-05 1994-10-05 観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液 Pending JPH08103761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26828794A JPH08103761A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26828794A JPH08103761A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08103761A true JPH08103761A (ja) 1996-04-23

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ID=17456444

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26828794A Pending JPH08103761A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 観賞魚水槽用ゼオライト懸濁液

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JP (1) JPH08103761A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2849844A1 (fr) * 2003-01-13 2004-07-16 Virbac Sa Nouvelles compositions clarifiantes de l'eau d'aquarium et de bassins et nouveaux procede de clarification de l'eau

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2849844A1 (fr) * 2003-01-13 2004-07-16 Virbac Sa Nouvelles compositions clarifiantes de l'eau d'aquarium et de bassins et nouveaux procede de clarification de l'eau

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