JPH08102156A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH08102156A
JPH08102156A JP23459294A JP23459294A JPH08102156A JP H08102156 A JPH08102156 A JP H08102156A JP 23459294 A JP23459294 A JP 23459294A JP 23459294 A JP23459294 A JP 23459294A JP H08102156 A JPH08102156 A JP H08102156A
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JP
Japan
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recording medium
magnetic recording
suspension arm
magnetic
guide
Prior art date
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Application number
JP23459294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Uematsu
昌哉 上松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08102156A publication Critical patent/JPH08102156A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、磁気ヘッドを磁気記録媒体にロード
させる際に、この磁気ヘッドの姿勢が安定する磁気ディ
スク装置を得ることを目的とする。 【構成】磁気ヘッド16をロードさせたり、アンロードさ
せるランプ25は、サスペンションアーム15の回動中心か
ら遠い側に位置された第1のガイド面26a と、回動中心
に近い側に位置された第2のガイド面26b とを有する。
これらガイド面は、磁気記録媒体6 の表面6aに向けて傾
斜されているとともに、第1のガイド面は、第2のガイ
ド面よりも磁気記録媒体の表面から遠ざかった位置に配
置されている。サスペンションアームは、第1のガイド
面に摺接する第1のビーム30a と、第2のガイド面に摺
接する第2のビーム30b とを有する。これらビームは、
サスペンションアームの回動方向に離間して互いに平行
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体の停止時
に、磁気ヘッドを磁気記録媒体の表面から離脱させるラ
ンプロード方式を採用した磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形のポータブルコンピュータの記
憶装置して、フロッピーディスク装置よりもはるかに多
い記憶容量と、高速アクセス性を有する磁気ディスク装
置を採用したものが知られている。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、箱状のハウ
ジングを備えている。このハウジングの内部は、外気か
ら遮閉された清浄な気密空間をなしており、この気密空
間に円盤状の磁気記録媒体や、この磁気記録媒体の表面
上を浮上することでデータの記録・再生を行なう磁気ヘ
ッドのような各種の機能部品が収容されている。
【0004】磁気ヘッドは、サスペンションアームの先
端部に支持されている。サスペンションアームは、弾性
変形が可能な薄い金属板にて構成され、その磁気ヘッド
とは反対側の端部が上記ハウジングに回動可能に枢支さ
れている。そして、このサスペンションアームは、ボイ
スコイルモータによって回動されるようになっており、
このサスペンションアームの回動により、上記磁気ヘッ
ドが磁気記録媒体の半径方向に移動される。
【0005】ところで、従来の磁気ディスク装置におい
て、磁気記録媒体の停止時に、磁気ヘッドを磁気記録媒
体の表面から離した状態で保持し、必要に応じて磁気記
録媒体の表面にロードする、いわゆるランプロード方式
を採用したものが知られている。この方式の磁気ディス
ク装置は、磁気記録媒体の外周縁部に隣接した位置に、
サスペンションアームが摺動可能に接するランプを備え
ている。
【0006】このランプは、サスペンションアームの回
動方向に延びるガイド面を有している。このガイド面
は、磁気記録媒体に近づくに従い、この磁気記録媒体の
表面に向けて傾斜されている。そのため、磁気記録媒体
の停止時にサスペンションアームを磁気記録媒体の外周
縁部付近まで回動させると、このサスペンションアーム
がガイド面に摺動可能に乗り上げ、磁気ヘッドが磁気記
録媒体の表面から離脱された退避位置に保持される。ま
た、磁気ディスク装置の起動時には、サスペンションア
ームがガイド面に沿って滑り落ち、上記退避位置にある
磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面にロードされる。
【0007】したがって、このランプロード方式による
と、磁気ディスク装置の起動・停止のたびに磁気ヘッド
と磁気記録媒体とが摺動することもなく、これら磁気ヘ
ッドや磁気記録媒体の寿命が長くなるといった利点があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このランプ
ロード方式によると、磁気ヘッドが磁気記録媒体に向け
てロードされる際に、サスペンションアームは傾斜され
たガイド面に沿って移動される。すると、このサスペン
ションアームは、変形し易い薄い金属板からなるので、
ガイド面に沿って摺動する時に、このガイド面に傾斜に
追従するように傾いてしまう。そのため、磁気ヘッド
は、斜めに傾いた姿勢で磁気記録媒体にロードされるの
で、この磁気記録媒体の表面に対する磁気ヘッドの姿勢
が不安定となり、磁気ヘッドと磁気記録媒体とが干渉し
合う虞れがあり得る。
【0009】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、磁気ヘッドを磁気記録媒体にロードさせ
る際に、この磁気ヘッドと磁気記録媒体との平行度を維
持することができ、磁気記録媒体に対する磁気ヘッドの
姿勢が安定する磁気ディスク装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された磁気ディスク装置は、箱状を
なすハウジングと、このハウジングの内部に収容され、
高速回転される円盤状の磁気記録媒体と、この磁気記録
媒体の半径方向に回動可能に上記ハウジングに支持さ
れ、弾性変形可能な薄い金属板からなるサスペンション
アームと、このサスペンションアームの先端部に支持さ
れ、上記磁気記録媒体の表面と向かい合うことでデータ
の記録・再生を行なう磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを
含む上記サスペンションアームを、上記磁気記録媒体の
半径方向に回動させるためのアクチュエータと、上記磁
気記録媒体の外周縁部に隣接して配置され、上記サスペ
ンションアームを介して上記磁気ヘッドを磁気記録媒体
の表面から離脱させ、かつこの離脱された磁気ヘッドを
上記磁気記録媒体の表面に導くためのランプとを備えて
いる。
【0011】そして、上記ランプは、上記サスペンショ
ンアームの回動方向に延びるとともに、上記磁気記録媒
体に近づくに従いこの磁気記録媒体の表面に向けて傾斜
された第1および第2のガイド面を有し、これら第1お
よび第2のガイド面は、上記磁気記録媒体の外周縁部に
隣接した位置において、この磁気記録媒体の円周方向に
並べて配置されているとともに、上記サスペンションア
ームの回動中心から見て遠い側に位置された一方のガイ
ド面は、上記回動中心に近い側に位置された他方のガイ
ド面よりも上記磁気記録媒体の表面から遠ざかった位置
に配置されており、また、上記サスペンションアーム
は、このサスペンションアームの回動方向に離間して互
いに並行に配置された第1および第2のビームを有し、
これら第1および第2のビームのうち、上記磁気記録媒
体に近い側に位置された一方のビームは、上記一方のガ
イド面に摺動可能に接触されるとともに、上記磁気記録
媒体から遠い側に位置された他方のビームは、上記他方
のガイド面に摺動可能に接触されることをことを特徴と
している。
【0012】請求項2によれば、上記請求項1に記載の
第1および第2のガイド面のうち、上記サスペンション
アームの回動中心から見て遠い側に位置された一方のガ
イド面は、他方のガイド面よりも上記磁気記録媒体の回
転中心に向って突出された突出部を有し、この突出部の
突出量は、上記第1および第2のビームの配置間隔に対
応して定められていることを特徴としている。
【0013】請求項3によれば、上記請求項1に記載の
第1および第2のガイド面は、上記サスペンションアー
ムの回動支点を中心とする円弧状に湾曲され、この回動
支点に対し同心円状に配置されていることを特徴として
いる。
【0014】上記目的を達成するため、請求項4に記載
された磁気ディスク装置は、箱状をなすハウジングと、
このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
状の磁気記録媒体と、この磁気記録媒体の半径方向に回
動可能に上記ハウジングに支持され、弾性変形可能な薄
い金属板からなるサスペンションアームと、このサスペ
ンションアームの先端部に支持され、上記磁気記録媒体
の表面と向かい合うことでデータの記録・再生を行なう
磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを含む上記サスペンショ
ンアームを、上記磁気記録媒体の半径方向に回動させる
ためのアクチュエータと、上記磁気記録媒体の外周縁部
に隣接して配置され、上記サスペンションアームを介し
て上記磁気ヘッドを磁気記録媒体から離脱させ、かつこ
の離脱された磁気ヘッドを上記磁気記録媒体の表面に導
くためのランプとを備えている。
【0015】そして、上記ランプは、上記サスペンショ
ンアームの回動方向に延びるとともに、上記磁気記録媒
体に近づくに従いこの磁気記録媒体の表面に向けて傾斜
された第1および第2のガイド面を有し、これら第1お
よび第2のガイド面は、上記磁気記録媒体の外周縁部に
隣接した位置において、この磁気記録媒体の円周方向に
並べて配置されているとともに、上記サスペンションア
ームの回動中心から見て遠い側に位置された一方のガイ
ド面は、上記回動中心に近い側に位置された他方のガイ
ド面よりも磁気記録媒体の表面から遠ざかった位置に配
置されており、また、上記サスペンションアームは、こ
のサスペンションアームの回動方向に離間して配置され
た第1および第2のガイド突起を有し、これら第1およ
び第2のガイド突起の突出高さは、互いに等しく設定さ
れているとともに、これら第1および第2のガイド突起
のうち、上記磁気記録媒体に近い側に位置された一方の
ガイド突起は、上記一方のガイド面に摺動可能に接触
し、上記磁気記録媒体から遠い側に位置された他方のガ
イド突起は、上記他方のガイド面に摺動可能に接触する
ことを特徴としている。
【0016】請求項5によれば、上記請求項4に記載の
第1および第2のガイド面のうち、上記サスペンション
アームの回動中心から見て遠い側に位置された一方のガ
イド面は、他方のガイド面よりも上記磁気記録媒体の回
転中心に向って突出された突出部を有し、この突出部の
突出量は、上記第1および第2のガイド突起の配置間隔
に対応して定められていることを特徴としている。
【0017】請求項6によれば、上記請求項4に記載の
第1および第2のガイド面は、上記サスペンションアー
ムの回動支点を中心とする円弧状に湾曲され、この回動
支点に対し同心円状に配置されていることを特徴として
いる。
【0018】上記目的を達成するため、請求項7に記載
された磁気ディスク装置は、箱状をなすハウジングと、
このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
状の磁気記録媒体と、この磁気記録媒体の半径方向に回
動可能に上記ハウジングに支持され、弾性変形可能な薄
い金属板からなるサスペンションアームと、このサスペ
ンションアームの先端部に支持され、上記磁気記録媒体
の表面と向かい合うことでデータの記録・再生を行なう
磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを含む上記サスペンショ
ンアームを、上記磁気記録媒体の半径方向に回動させる
ためのアクチュエータと、上記磁気記録媒体の外周縁部
に隣接して配置され、上記サスペンションアームを介し
て上記磁気ヘッドを磁気記録媒体の表面から離脱させ、
かつこの離脱された磁気ヘッドを上記磁気記録媒体の表
面に導くためのランプとを備えている。
【0019】そして、上記ランプは、上記サスペンショ
ンアームの回動方向に延びるとともに、上記磁気記録媒
体に近づくに従いこの磁気記録媒体の表面に向けて傾斜
されたガイド面を有し、また、上記サスペンションアー
ムは、上記ガイド面に摺接する一対のガイド突起を有
し、これらガイド突起は、上記サスペンションアームの
回動方向に離間して配置されているとともに、これらガ
イド突起のうち、上記磁気記録媒体に近い側に位置され
た一方のガイド突起の突出高さは、上記磁気記録媒体か
ら遠い側に位置された他方のガイド突起の突出高さより
も大きく定められていることを特徴としている。
【0020】請求項8によれば、上記請求項7に記載の
ガイド面は、上記サスペンションアームの回動支点を中
心とする円弧状に湾曲され、また、上記一対のガイド突
起は、上記サスペンションアームの回動支点を中心とす
る同一円周上に並べて配置されていることを特徴として
いる。
【0021】上記目的を達成するため、請求項9に記載
された磁気ディスク装置は、箱状をなすハウジングと、
このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
状の磁気記録媒体と、この磁気記録媒体の半径方向に回
動可能に上記ハウジングに支持され、弾性変形可能な薄
い金属板からなるサスペンションアームと、このサスペ
ンションアームの先端部に支持され、上記磁気記録媒体
の表面と向かい合うことでデータの記録・再生を行なう
磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを含む上記サスペンショ
ンアームを上記磁気記録媒体の半径方向に回動させるた
めのアクチュエータと、上記磁気記録媒体の外周縁部に
隣接して配置され、上記サスペンションアームを介して
上記磁気ヘッドを磁気記録媒体の表面から離脱させ、か
つこの離脱された磁気ヘッドを上記磁気記録媒体の表面
に導くためのランプとを備えている。
【0022】そして、上記ランプと上記サスペンション
アームとの相互対向部に、このサスペンションアームを
上記磁気記録媒体の表面に対し平行な姿勢に保持する姿
勢保持手段を設けたことを特徴としている。
【0023】
【作用】請求項1に記載された構成によれば、サスペン
ションアームがランプに向けて回動されると、このラン
プの第1および第2のガイド面に第1および第2のビー
ムが摺動可能に乗り上げる。そのため、サスペンション
アームが磁気記録媒体の表面から離脱する方向に変形
し、磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面から離れた退避位
置に保持される。
【0024】退避位置にある磁気ヘッドを磁気記録媒体
にロードさせる際には、サスペンションアームを磁気記
録媒体に向けて回動させる。すると、第1および第2の
ビームが第1および第2のガイド面に沿って滑り落ち
る。この際、磁気記録媒体に近い側のビームが接するガ
イド面は、磁気記録媒体から遠い側のビームが接するガ
イド面よりも磁気記録媒体の表面から遠ざかった位置に
あり、これら二つのガイド面間には段差が存在するの
で、これら段差の寸法を適宜設定することで、互いに並
行をなす二本のビームを上記磁気記録媒体の表面と平行
な同一平面上に位置させることができる。
【0025】そのため、第1および第2のガイド面が傾
斜されているにも拘らず、サスペンションアームは、磁
気記録媒体の表面と平行な姿勢を維持しながら、この表
面に向けて移動されることになり、磁気記録媒体の表面
に対する磁気ヘッドの傾きを防止できる。
【0026】請求項2に記載された構成によれば、サス
ペンションアームがランプに向けて回動された時に、こ
のサスペンションアームの第1および第2のビームは、
ランプの第1および第2のガイド面に同時に乗り上げ
る。そのため、磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面から離
脱される時に、サスペンションアームが傾くことはな
く、磁気ヘッドの姿勢変化を防止できる。
【0027】また、同様に磁気ヘッドが磁気記録媒体に
ロードされる時も、第1および第2のビームは、第1お
よび第2のガイド面から同時に離脱する。このため、磁
気ヘッドが磁気記録媒体にロードされるまで、サスペン
ションアームと磁気記録媒体との平行度が維持され、磁
気記録媒体に対する磁気ヘッドの姿勢変化を防止でき
る。
【0028】請求項3に記載された構成によれば、第1
および第2のビームの回動軌跡に沿うように第1および
第2のガイド面が延びるので、サスペンションアームの
回動位置に関係なく、第1および第2のビームと第1お
よび第2のガイド面との接触状態を一定に保つことがで
きる。そのため、これら第1および第2のビームと第1
および第2のガイド面との接触部に生じる摺動抵抗が変
動することはない。
【0029】請求項4に記載された構成によれば、サス
ペンションアームがランプに向けて回動されると、この
ランプの第1および第2のガイド面に第1および第2の
ガイド突起が摺動可能に乗り上げる。そのため、サスペ
ンションアームが磁気記録媒体の表面から離脱する方向
に変形し、磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面から離れた
退避位置に保持される。
【0030】退避位置にある磁気ヘッドを磁気記録媒体
にロードさせる際には、サスペンションアームを磁気記
録媒体に向けて回動させる。すると、第1および第2の
ガイド突起が第1および第2のガイド面に沿って滑り落
ちる。この際、磁気記録媒体に近い側のガイド突起が接
するガイド面は、磁気記録媒体から遠い側のガイド突起
が接するガイド面よりも磁気記録媒体の表面から遠ざか
った位置にあり、これら二つのガイド面の間には段差が
存在するので、これら段差の寸法を適宜設定すれば、上
記二つのガイド突起を上記磁気記録媒体の表面と平行な
同一平面上で第1および第2のガイド面に接触させるこ
とができる。
【0031】そのため、サスペンションアームは、磁気
記録媒体の表面と平行な姿勢を維持しながら、この表面
に向けて移動されることになり、磁気記録媒体に対する
磁気ヘッドの傾きを防止することができる。
【0032】請求項5に記載された構成によれば、サス
ペンションアームがランプに向けて回動された時に、こ
のサスペンションアームの第1および第2のガイド突起
は、ランプの第1および第2のガイド面に同時に乗り上
げる。そのため、磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面から
離脱される時に、サスペンションアームが傾くことはな
く、磁気ヘッドの姿勢変化を防止できる。
【0033】また、同様に磁気ヘッドが磁気記録媒体に
ロードされる時も、第1および第2のガイド突起は、第
1および第2のガイド面から同時に離脱する。このた
め、磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面上にロードされる
まで、サスペンションアームと磁気記録媒体との平行度
が維持され、磁気記録媒体に対する磁気ヘッドの姿勢変
化を防止できる。
【0034】請求項6に記載された構成によれば、第1
および第2のガイド面は、第1および第2のガイド突起
の回動軌跡に沿うように延びるので、第1および第2の
ガイド突起と第1および第2のガイド面との接触部分に
無理な力が加わるのを防止できる。そのため、これら第
1および第2のビームと第1および第2のガイド面との
接触部に生じる摺動抵抗を小さく抑えることができる。
【0035】請求項7に記載された構成によれば、サス
ペンションアームがランプに向けて回動されると、この
ランプのガイド面に一対のガイド突起が摺動可能に乗り
上げる。そのため、サスペンションアームが磁気記録媒
体の表面から離脱する方向に変形し、磁気ヘッドが磁気
記録媒体の表面から離れた退避位置に保持される。
【0036】退避位置にある磁気ヘッドを磁気記録媒体
にロードさせる際には、サスペンションアームを磁気記
録媒体に向けて回動させる。すると、一対のガイド突起
がガイド面に沿って滑り落ちる。この際、磁気記録媒体
に近い側のガイド突起は、磁気記録媒体から遠い側のガ
イド突起よりも突出量が大きいので、これらガイド突起
の突出量の差をガイド面の傾斜角度に応じて適宜設定す
れば、サスペンションアームを磁気記録媒体の表面と平
行な姿勢に保持することができる。そのため、サスペン
ションアームは、磁気記録媒体の表面と平行な姿勢を維
持しながら、この表面に向けて移動されることになり、
磁気記録媒体に対する磁気ヘッドの傾きを防止できる。
【0037】請求項8に記載された構成によれば、ガイ
ド面と一対のガイド突起との接触部がサスペンションア
ームの回動支点に対して同一円周上に位置するので、サ
スペンションアームを磁気記録媒体の表面と平行な姿勢
に精度良く保持することができる。
【0038】請求項9に記載された構成によれば、サス
ペンションアームがランプに向けて回動されると、この
ランプのガイド面にサスペンションアームが摺動可能に
乗り上げる。そのため、サスペンションアームが磁気記
録媒体の表面から離脱する方向に変形し、磁気ヘッドが
磁気記録媒体の表面から離れた退避位置に保持される。
【0039】退避位置にある磁気ヘッドを磁気記録媒体
にロードさせる時に、サスペンションアームを磁気記録
媒体に向けて回動させると、サスペンションアームがガ
イド面に沿って滑り落ちる。この際、サスペンションア
ームは、姿勢保持手段によって磁気記録媒体の表面と平
行な姿勢に保持されるので、磁気記録媒体の表面に対す
る磁気ヘッドの傾きを防止することができる。
【0040】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図3
にもとづいて説明する。図1は、ポータブルコンピュー
タの記憶装置として用いられる磁気ディスク装置1を示
している。この磁気ディスク装置1は、金属製のハウジ
ング2を備えている。ハウジング2は、上面が開口され
たハウジング本体3と、このハウジング本体3の上面開
口部を気密に覆うトップカバー(図示せず)とで構成さ
れ、このハウジング本体3の内部は、外気とは遮閉され
た清浄な気密空間4となっている。
【0041】気密空間4には、円盤状をなす磁気記録媒
体6が収容されている。磁気記録媒体6は、平滑な表面
6aを有し、図3に示すように、ハウジング本体3の底
壁3aと平行に配置されている。そして、この磁気記録
媒体6は、図示しないモータにより例えば4000回転
/分以上の速度で高速回転されるようになっている。
【0042】ハウジング本体3の気密空間4には、磁気
記録媒体6に隣接してキャリッジ組立体8が収容されて
いる。キャリッジ組立体8は、キャリッジ9を備えてい
る。キャリッジ9は、円筒状のボス部11を有し、この
ボス部11は、枢軸12を介してハウジング本体3の底
壁3aに回動可能に枢支されている。このため、キャリ
ッジ9は、図1および図2に矢印で示すように、上記枢
軸12を支点として磁気記録媒体6に近づいたり、逆に
この磁気記録媒体6から遠ざかる方向に一定の角度範囲
に亘って回動されるようになっている。
【0043】キャリッジ9は、ボス部11に連なるアー
ム部13を有している。アーム部13は、ボス部11の
径方向外側に向って延びている。このアーム部13の先
端部は、キャリッジ9が磁気記録媒体6に近づく方向に
回動された時に、この磁気記録媒体6の表面6a上に進
出するようになっている。
【0044】アーム部13の先端部には、サスペンショ
ンアーム15が連結されている。サスペンションアーム
15は、弾性変形が可能な薄い金属板にて構成されてい
る。サスペンションアーム15は、上記磁気記録媒体6
の表面6a上において、この表面6aと平行に配置され
ている。そして、このサスペンションアーム15の先端
部に、磁気ヘッド16が支持されている。磁気ヘッド1
6は、データの記録・再生を行なうためのもので、磁気
記録媒体6の表面6aと向い合っている。そして、磁気
ヘッド16は、磁気記録媒体6が高速回転された時に、
この磁気記録媒体6の表面6a上に生じる空気の流れに
よって浮上するようになっており、この磁気ヘッド16
の浮上量は、サスペンションアーム15の弾性力によっ
て略一定に保たれる。
【0045】図1に示すように、ハウジング本体3の気
密空間4には、アクチュエータとしてのボイスコイルモ
ータ18が収容されている。ボイスコイルモータ18
は、キャリッジ9を回動させるためのもので、マグネッ
トを有するヨーク19を備えている。ヨーク19は、偏
平なコイル20を有するコイル支持部21と向い合って
いる。コイル支持部21は、キャリッジ9のボス部11
に突設され、このキャリッジ9と一体に回動するように
なっている。
【0046】そして、このようなボイスコイルモータ1
8は、コイル20に供給される電流の大きさや向きを変
えることで、キャリッジ9の回動角度や回動方向を変化
させるようになっている。このことにより、磁気ヘッド
16が磁気記録媒体6の半径方向に移動されて、この磁
気記録媒体6上の所望のトラックに位置決めされ、デー
タの書き込みや読取りが行なわれる。
【0047】ところで、本発明に係る磁気ディスク装置
1は、磁気記録媒体6の回転が停止した時に、磁気ヘッ
ド16を磁気記録媒体6の表面6aから退避させる「ラ
ンプロード方式」を採用している。そのため、ハウジン
グ本体3には、磁気ヘッド16を磁気記録媒体6の表面
6aから離れた退避位置にアンロードさせたり、この磁
気ヘッド16を退避位置から磁気記録媒体6の表面6a
にロードさせるランプ25が設置されている。
【0048】図1や図3に示すように、上記ランプ25
は、磁気記録媒体6の外周縁部に隣接して位置されてい
る。このランプ25は、ハウジング本体3の底壁3aに
ねじ止めされたランプボデー25aを有している。この
ランプボデー25aは、上記サスペンションアーム15
の回動方向、換言すれば磁気ヘッド16の移動軌跡に沿
って延びる第1および第2のガイド面26a,26bを
有している。第1および第2のガイド面26a,26b
は、サスペンションアーム15や磁気ヘッド16を外れ
た位置において、このサスペンションアーム15の回動
支点となる枢軸12を中心とするような円弧を描いて湾
曲されており、この枢軸12を中心に同心円状に配置さ
れている。そのため、第1および第2のガイド面26
a,26bは、図1や図2に示すように、磁気記録媒体
6の円周方向に並べて配置されている。そして、本実施
例の場合は、第1のガイド面26aが枢軸12から見て
遠い側に位置され、第2のガイド面26bが枢軸12か
ら見て近い側に位置されている。
【0049】第1および第2のガイド面26a,26b
の一端は、磁気記録媒体6の表面6aの外周部に位置さ
れている。また、第1および第2のガイド面26a,2
6bの他端は、磁気記録媒体6の径方向外側に導かれて
いる。そして、これら第1および第2のガイド面26
a,26bは、図3に示すように、磁気記録媒体6に近
づくに従い、つまり、その他端から一端に進むに従い磁
気記録媒体6の表面6aに向けて傾斜されており、この
傾斜角度αは、15゜ないし20゜に定められている。
【0050】図3に示すように、第1のガイド面26a
は、第2のガイド面26bよりも磁気記録媒体6の表面
6aから遠ざかった高い位置にあり、これら第1および
第2のガイド面26a,26bの間には、その全長に亘
ってある一定の段差27が形成されている。そして、第
1のガイド面26aの一端は、第2のガイド面26bの
一端よりも磁気記録媒体6の回転中心部に向けて突出さ
れた突出部28を有している。この突出部28は、第1
のガイド面26aに面一に連続されており、この突出部
28の突出先端および第2のガイド面26aの一端は、
磁気記録媒体6の表面6aに近接されている。
【0051】図1や図2に示すように、上記サスペンシ
ョンアーム15は、第1および第2のビーム30a,3
0bを有している。第1および第2のビーム30a,3
0bは、サスペンションアーム15と同一面上におい
て、このサスペンションアーム15の回動方向に離間し
て互いに平行に配置されている。
【0052】すなわち、第1および第2のビーム30
a,30bは、磁気記録媒体6の半径方向に並べて配置
されており、本実施例の場合は、第1のビーム30aが
磁気記録媒体6に近い側に位置され、第2のビーム30
bが磁気記録媒体6から遠い側に位置されている。
【0053】このような第1および第2のビーム30
a,30bは、磁気ヘッド16を挾んだ両側において、
この磁気ヘッド16よりも上記ランプ25に向けて突出
されている。そして、磁気記録媒体6に近い側に位置さ
れる第1のビーム30aは、磁気ヘッド16に対する突
出長が長く設定され、その突出先端部が上記第1のガイ
ド面26aに摺動可能に接している。これに対し、磁気
記録媒体6から遠い側に位置される第2のビーム30b
は、磁気ヘッド16に対する突出長が短く設定され、そ
の突出先端部が上記第2のガイド面26bに摺動可能に
接している。
【0054】なお、図2に示すように、上記第1のガイ
ド面26aにおける突出部28の突出量L1 は、上記第
1のビーム30aと第2のビーム30bとの配置間隔L
2 に対応して定められている。
【0055】このような構成の磁気ディスク装置1にお
いて、磁気記録媒体6の回転が停止されると、キャリッ
ジ9がボイスコイルモータ18を介してランプ25に向
けて回動される。この回動により、サスペンションアー
ム15に連なる第1および第2のビーム30a,30b
がランプ25の第1および第2のガイド面26a,26
bに夫々摺動可能に乗り上げる。このため、サスペンシ
ョンアーム15は、上記第1および第2のガイド面26
a,26bの傾斜に応じて上向きに弾性変形し、この変
形により、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6の表面6a
から離れた退避位置に保持される。
【0056】退避位置にある磁気ヘッド16を磁気記録
媒体6にロードさせる際には、キャリッジ9をボイスコ
イルモータ18を介して磁気記録媒体6に向けて回動さ
せる。すると、第1および第2のビーム30a,30b
が第1および第2のガイド面26a,26bに沿って滑
り落ち、磁気ヘッド16が退避位置から磁気記録媒体6
の表面6aにロードされる。
【0057】この際、サスペンションアーム15の移動
方向に沿う前側に位置される第1のビーム30aは、第
1のガイド面26aに摺接し、サスペンションアーム1
5の移動方向に沿う後側に位置される第2のビーム30
bは、上記第1のガイド面26aよりも低い位置にある
第2のガイド面26bに摺接する。そのため、これら第
1および第2のガイド面26a,26bの間の段差27
を、第1および第2のガイド面26a,26bの傾斜角
度αにもとづいて適宜設定すれば、図3の(A)に示す
ように、上記第1および第2のビーム30a,30bを
磁気記録媒体6の表面6aと平行な同一平面上に位置さ
せることができる。
【0058】このことから、第1および第2のビーム3
0a,30bが連なるサスペンションアーム15は、磁
気記録媒体6の表面6aと平行な姿勢を維持しながら、
磁気記録媒体6に向けて移動されることになり、このサ
スペンションアーム15に支持された磁気ヘッド16も
磁気記録媒体6の表面6aと平行な姿勢でこの磁気記録
媒体6にロードされる。よって、磁気記録媒体6の表面
6aに対する磁気ヘッド16の姿勢が安定し、磁気ヘッ
ド16と磁気記録媒体6との干渉を防止することができ
る。
【0059】また、上記構成によると、ランプ25の第
1のガイド面26aは、第2のガイド面26bよりも磁
気記録媒体6の回転中心に向けて突出する突出部28を
有し、この突出部28の突出量L1 は、第1のビーム3
0aと第2のビーム30bとの配置間隔L2 と一致して
いる。そのため、上記のようにキャリッジ19がランプ
25に向けて回動された時、第1および第2のビーム3
0a,30bは、上記第1および第2のガイド面26
a,26bに同時に乗り上げる。
【0060】したがって、磁気ヘッド16が磁気記録媒
体6の表面6aから離脱される時でも、サスペンション
アーム15がねじられたり、傾くことはなく、磁気ヘッ
ド16の姿勢変化を防止することができる。
【0061】また、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6に
ロードされる時も、第1および第2のビーム30a,3
0bは、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6の表面6aと
向い合うまで第1および第2のガイド面26a,26b
にガイドされる。しかも、第1および第2のビーム30
a,30bは、キャリッジ9の回動に基づいて第1およ
び第2のガイド面26a,26bから同時に離脱するの
で、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6にロードされるま
で、サスペンションアーム15と磁気記録媒体6との平
行度が維持される。
【0062】この結果、磁気ヘッド16の姿勢がより安
定し、この磁気ヘッド16と磁気記録媒体6との干渉を
確実に防止することができる。さらに、上記第1および
第2のガイド面26a,26bは、サスペンションアー
ム15の回動支点を中心とする円弧状に湾曲されている
ので、これらガイド面26a,26bは、第1および第
2のビーム30a,30bの回動軌跡に沿って延びてい
る。そのため、第1および第2のガイド面26a,26
bと第1および第2のビーム30a,30bとの接触状
態を常に一定に保つことができ、これら第1および第2
のガイド面26a,26bと第1および第2のビーム3
0a,30bとの接触部に生じる摺動抵抗の変動を防止
することができる。
【0063】よって、第1および第2のビーム30a,
30bの平行度を確実に維持することができ、サスペン
ションアーム15ひいては磁気ヘッド16の姿勢がより
安定する。
【0064】なお、本発明は上記第1実施例に特定され
るものではなく、図4ないし図7に本発明の第2実施例
を示す。この第2実施例は、主にランプ25にガイドさ
れるサスペンションアーム15の構成が上記第1実施例
と相違している。そのため、この第2実施例において、
上記第1実施例と同一の構成部分には、同一の参照符号
を付してその説明を省略する。
【0065】図4に示すように、ランプ25は、サスペ
ンションアーム15の中間部と対向し合う位置に配置さ
れている。そのため、ランプ25の第1および第2のガ
イド面26a,26bは、サスペンションアーム15の
下面15aと向い合っており、このサスペンションアー
ム15の下面15aには、第1および第2のガイド突起
41a,41bが突設されている。これら第1および第
2のガイド突起41a,41bは、サスペンションアー
ム15とは別な部材をサスペンションアーム15に溶接
したり、あるいはサスペンションアーム15をプレス成
形することにより、このサスペンションアーム15と一
体に成形することができる。
【0066】第1および第2のガイド突起41a,41
bは、サスペンションアーム15の回動方向にずれて配
置されている。本実施例の場合は、第1のガイド突起4
1aが磁気記録媒体6に近い側に位置され、第2のガイ
ド突起41bが磁気記録媒体6から遠い側に位置されて
いる。
【0067】第1および第2のガイド突起41a,41
bは、図7に示すように、サスペンションアーム15の
下面15aからの突出高さHが互いに等しく設定されて
いる。これらガイド突起41a,41bの突出高さH
は、第1および第2のガイド面26a,26bの傾斜角
度αや、これらガイド面26a,26bの間の段差27
の寸法に応じて定められている。そして、磁気記録媒体
6に近い側に位置される第1のガイド突起41aは、第
1のガイド面26aに摺動可能に接しているとともに、
磁気記録媒体6から遠い側に位置された第2のガイド突
起41bは、第2のガイド面26bに摺動可能に接して
いる。
【0068】このため、第1および第2のガイド突起4
1a,41bは、第1および第2のガイド面26a,2
6bの間に段差27が存在するにも拘らず、磁気記録媒
体6の表面6aと平行な同一平面上で第1および第2の
ガイド面26a,26bに接している。
【0069】なお、上記第1および第2のガイド突起4
1a,41bの先端は、摺動抵抗を小さく抑えるため、
球面状に形成されているとともに、上記第1のガイド面
26aにおける突出部28の突出量L1 は、上記第1の
ガイド突起41aと第2のガイド突起41bとの配置間
隔L3 に対応して定められている。
【0070】このような構成の磁気ディスク装置1にお
いて、磁気記録媒体6の回転が停止されると、キャリッ
ジ9がボイスコイルモータ18を介してランプ25に向
けて回動される。この回動により、サスペンションアー
ム15の第1および第2のガイド突起41a,41bが
ランプ25の第1および第2のガイド面26a,26b
に夫々摺動可能に乗り上げる。そのため、サスペンショ
ンアーム15は、第1および第2のガイド面26a,2
6bの傾斜に応じて上向きに弾性変形し、磁気ヘッド1
6が磁気記録媒体6の表面6aから離れた退避位置に保
持される。
【0071】退避位置にある磁気ヘッド16を磁気記録
媒体6にロードさせる際には、キャリッジ9をボイスコ
イルモータ18を介して磁気記録媒体6に向けて回動さ
せる。すると、第1および第2のガイド突起41a,4
1bが第1および第2のガイド面26a,26bに沿っ
て滑り落ち、磁気ヘッド16が退避位置から磁気記録媒
体6の表面6aにロードされる。
【0072】この際、サスペンションアーム15の移動
方向に沿う前側に位置される第1のガイド突起41a
は、第2のガイド面26bよりも高い位置にある第1の
ガイド面26aに摺接し、サスペンションアーム15の
移動方向に沿う後側に位置される第2のガイド突起41
bは、上記第1のガイド面26aよりも低い位置にある
第2のガイド面26bに摺接する。そのため、第1およ
び第2のガイド突起41a,41bは、磁気記録媒体6
の表面6aと平行をなす同一平面上で第1および第2の
ガイド面26a,26bに接することになる。この結
果、サスペンションアーム15は、磁気記録媒体6の表
面6aと平行な姿勢を維持しながら、磁気記録媒体6に
向けて移動されることになり、このサスペンションアー
ム15に支持された磁気ヘッド16も磁気記録媒体6の
表面6aと平行な姿勢でこの磁気記録媒体6にロードさ
れる。よって、磁気記録媒体6の表面6aに対する磁気
ヘッド16の姿勢が安定し、磁気ヘッド16と磁気記録
媒体6との干渉を防止することができる。
【0073】また、上記構成によると、第1のガイド面
26aの突出部28の突出量L1 は、第1のガイド突起
41aと第2のガイド突起41bとの配置間隔L3 と一
致しているので、上記のようにキャリッジ19がランプ
25に向けて回動された時、第1および第2のガイド突
起41a,41bは、上記第1および第2のガイド面2
6a,26bに同時に乗り上げる。
【0074】したがって、磁気ヘッド16が磁気記録媒
体6の表面6aから離脱される時でも、サスペンション
アーム15がねじられたり、傾くことはなく、磁気ヘッ
ド16の姿勢変化を防止することができる。
【0075】さらに、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6
にロードされる時も、第1および第2のガイド突起41
a,41bは、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6の表面
6aと向い合うまで第1および第2のガイド面26a,
26bにガイドされる。しかも、第1および第2のガイ
ド突起41a,41bは、キャリッジ9の回動に基づい
て第1および第2のガイド面26a,26bから同時に
離脱するので、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6にロー
ドされるまで、サスペンションアーム15と磁気記録媒
体6との平行度が維持される。
【0076】この結果、磁気ヘッド16の姿勢がより安
定し、この磁気ヘッド16と磁気記録媒体6との干渉を
より確実に防止できる。さらに、上記第1および第2の
ガイド面26a,26bは、サスペンションアーム15
の回動支点を中心とする円弧状に湾曲されているので、
これらガイド面26a,26bは、第1および第2のガ
イド突起41a,41bの回動軌跡に沿って延びてい
る。そのため、第1および第2のガイド面26a,26
bと第1および第2のビームガイド突起41a,41b
との接触部分に無理な力が加わることもなく、これら第
1および第2のガイド面26a,26bと第1および第
2のガイド突起41a,41bとの接触部に生じる摺動
抵抗を小さく抑えることができる。
【0077】また、図8ないし図11には、本発明の第
3実施例が開示されている。この第3実施例は、主にラ
ンプ25と、このランプ25にガイドされるサスペンシ
ョンアーム15の構成が上記第1実施例と相違してい
る。そのため、この第3実施例において、上記第1実施
例と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその
説明を省略する。
【0078】図8に示すように、ランプ25は、上記サ
スペンションアーム15の回動方向に沿って延びるガイ
ド面51を有している。ガイド面51は、サスペンショ
ンアーム15の中間部と対向し合う位置において、この
サスペンションアーム15の回動支点となる枢軸12を
中心とする円弧を描いて湾曲されている。
【0079】ガイド面51は、サスペンションアーム1
5の下面15aと向い合っており、このサスペンション
アーム15の下面15aには、一対のガイド突起52
a,52bが突設されている。これらガイド突起52
a,52bは、サスペンションアーム15とは別な部材
をサスペンションアーム15に溶接したり、あるいはサ
スペンションアーム15をプレス成形することにより、
このサスペンションアーム15と一体に成形することが
できる。
【0080】ガイド突起52a,52bは、サスペンシ
ョンアーム15の回動支点を中心とする同一円周上に並
べて配置されている。そのため、一方のガイド突起52
aが磁気記録媒体6に近い側に位置され、他方のガイド
突起52bが磁気記録媒体6から遠い側に位置されてい
る。そして、図11に示すように、これらガイド突起5
2a,52bのうち、磁気記録媒体6に近い一方のガイ
ド突起52aの突出高さH1 は、磁気記録媒体6から遠
い他方のガイド突起52bの突出高さH2 よりも大きく
設定されている。これらガイド突起52a,52bの突
出高さH1 およびH2 は、上記サスペンションアーム1
5が磁気記録媒体6の表面6aと平行な姿勢を保てるよ
うに定められている。
【0081】なお、ガイド突起52a,52bの先端
は、摺動抵抗を小さく抑えるために球面状に形成されて
いる。このような構成の磁気ディスク装置1において、
磁気記録媒体6の回転が停止されると、キャリッジ9が
ボイスコイルモータ18を介してランプ25に向けて回
動される。この回動により、サスペンションアーム15
のガイド突起52a,52bがランプ25のガイド面5
1に摺動可能に乗り上げる。そのため、サスペンション
アーム15は、ガイド面51の傾斜に応じて上向きに弾
性変形し、磁気ヘッド16が磁気記録媒体6の表面6a
から離れた退避位置に保持される。
【0082】退避位置にある磁気ヘッド16を磁気記録
媒体6にロードさせる際には、キャリッジ9をボイスコ
イルモータ18を介して磁気記録媒体6に向けて回動さ
せる。すると、ガイド突起52a,52bがガイド面5
1に沿って滑り落ち、磁気ヘッド16が退避位置から磁
気記録媒体6の表面6aにロードされる。
【0083】この際、ガイド面51の傾斜方向下側に位
置される一方のガイド突起52aは、ガイド面51の傾
斜方向上側に位置される他方のガイド突起52bよりも
突出高さが大きいので、これらガイド突起52a,52
bの突出量の差によってガイド面51の傾斜が吸収され
る。
【0084】すなわち、サスペンションアーム15は、
磁気記録媒体6の表面6aと平行な姿勢を維持しなが
ら、磁気記録媒体6に向けて移動され、それ故、このサ
スペンションアーム15に支持された磁気ヘッド16も
磁気記録媒体6の表面6aと平行な姿勢でこの磁気記録
媒体6にロードされる。よって、磁気記録媒体6の表面
6aに対する磁気ヘッド16の姿勢が安定し、磁気ヘッ
ド16と磁気記録媒体6との干渉を防止することができ
る。
【0085】また、上記構成によると、一対のガイド突
起52a,52bとガイド面51との接触部が、サスペ
ンションアーム15の回動支点を中心とする同一円周上
に位置するので、このサスペンションアーム15を磁気
記録媒体6の表面6aと平行な姿勢に精度良く保持する
ことができる。そのため、磁気ヘッド16の姿勢変化が
抑えられ、この磁気ヘッド16の磁気記録媒体6に対す
る姿勢がより安定する。
【0086】
【発明の効果】請求項1、4、7および9によれば、サ
スペンションアームは、磁気記録媒体の表面と平行な姿
勢を維持しながら、磁気記録媒体に向けて移動されるの
で、このサスペンションアームに支持された磁気ヘッド
は、磁気記録媒体の表面と平行な姿勢でこの磁気記録媒
体にロードされる。このため、磁気記録媒体に対する磁
気ヘッドの姿勢が安定し、この磁気ヘッドと磁気記録媒
体との干渉を防止することができる。
【0087】請求項2および5によれば、磁気ヘッドが
磁気記録媒体からアンロードされる時、および磁気ヘッ
ドが磁気記録媒体にロードされる時に、この磁気記録媒
体に対する磁気ヘッドの姿勢変化が抑えられ、磁気ヘッ
ドの姿勢がより安定する。
【0088】請求項3によれば、第1および第2のビー
ムと第1よび第2のガイド面との接触状態を、サスペン
ションアームの回動位置とは無関係に常時一定に保つこ
とができ、これら第1および第2のガイド面と第1およ
び第2のビームとの接触部に生じる摺動抵抗の変動を防
止することができる。このため、第1および第2のビー
ムの平行度を精度良く維持することができ、サスペンシ
ョンアームひいては磁気ヘッドの姿勢がより安定する。
【0089】請求項6によれば、第1および第2のガイ
ド面と第1および第2のガイド突起との接触部分に無理
な力が加わることもなく、これら第1および第2のガイ
ド面と第1および第2のガイド突起との接触部に生じる
摺動抵抗を小さく抑えることできる。
【0090】請求項8によれば、一対のガイド突起とガ
イド面との接触部が同一円周上に位置するので、サスペ
ンションアームを磁気記録媒体の表面と平行な姿勢に精
度良く保持することができる。そのため、磁気ヘッドの
姿勢変化が抑えられ、この磁気ヘッドの磁気記録媒体に
対する姿勢がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における磁気ディスク装置
の平面図。
【図2】第1および第2のビームと第1および第2のガ
イド面との位置関係を示す平面図。
【図3】(A)は、図2をA線方向から見た矢視図。
(B)は、図2をB線方向から見た矢視図。
【図4】本発明の第2実施例における磁気ディスク装置
の平面図。
【図5】第1および第2のガイド突起と第1および第2
のガイド面との位置関係を示す平面図。
【図6】図5をC線方向から見た矢視図。
【図7】第1および第2のガイド突起と第1および第2
のガイド面との接触状態を示す断面図。
【図8】本発明の第3実施例における磁気ディスク装置
の平面図。
【図9】ガイド突起とガイド面との位置関係を示す平面
図。
【図10】磁気ヘッドが磁気記録媒体にロードされた状
態を示す側面図。
【図11】ガイド突起とガイド面との接触状態を示す断
面図。
【符号の説明】
2…ハウジング 6…磁気記録媒体 15…サスペンションアーム 16…磁気ヘッド 18…アクチュエータ(ボイスコイルモータ) 25…ランプ 26a…第1のガイド面 26b…第2のガイド面 30a…第1のビーム 30b…第2のビーム 41a…第1のガイド突起 41b…第2のガイド突起 51…ガイド面 52a,52b…ガイド突起

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなすハウジングと、 このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
    状の磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の半径方向に回動可能に上記ハウジン
    グに支持され、弾性変形可能な薄い金属板からなるサス
    ペンションアームと、 このサスペンションアームの先端部に支持され、上記磁
    気記録媒体の表面と向かい合うことでデータの記録・再
    生を行なう磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを含む上記サスペンションアームを、上
    記磁気記録媒体の半径方向に回動させるためのアクチュ
    エータと、 上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接して配置され、上記
    サスペンションアームを介して上記磁気ヘッドを磁気記
    録媒体の表面から離脱させ、かつこの離脱された磁気ヘ
    ッドを上記磁気記録媒体の表面に導くためのランプと、
    を備えている磁気ディスク装置において、 上記ランプは、上記サスペンションアームの回動方向に
    延びるとともに、上記磁気記録媒体に近づくに従いこの
    磁気記録媒体の表面に向けて傾斜された第1および第2
    のガイド面を有し、これら第1および第2のガイド面
    は、上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接した位置におい
    て、この磁気記録媒体の円周方向に並べて配置されてい
    るとともに、上記サスペンションアームの回動中心から
    見て遠い側に位置された一方のガイド面は、上記回動中
    心に近い側に位置された他方のガイド面よりも上記磁気
    記録媒体の表面から遠ざかった位置に配置されており、 また、上記サスペンションアームは、このサスペンショ
    ンアームの回動方向に離間して互いに並行に配置された
    第1および第2のビームを有し、これら第1および第2
    のビームのうち、上記磁気記録媒体に近い側に位置され
    た一方のビームは、上記一方のガイド面に摺動可能に接
    触されるとともに、上記磁気記録媒体から遠い側に位置
    された他方のビームは、上記他方のガイド面に摺動可能
    に接触されることをことを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記第1およ
    び第2のガイド面のうち、上記サスペンションアームの
    回動中心から見て遠い側に位置された一方のガイド面
    は、他方のガイド面よりも上記磁気記録媒体の回転中心
    に向って突出された突出部を有し、この突出部の突出量
    は、上記第1および第2のビームの配置間隔に対応して
    定められていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記第1およ
    び第2のガイド面は、上記サスペンションアームの回動
    支点を中心とする円弧状に湾曲され、この回動支点に対
    し同心円状に配置されていることを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 箱状をなすハウジングと、 このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
    状の磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の半径方向に回動可能に上記ハウジン
    グに支持され、弾性変形可能な薄い金属板からなるサス
    ペンションアームと、 このサスペンションアームの先端部に支持され、上記磁
    気記録媒体の表面と向かい合うことでデータの記録・再
    生を行なう磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを含む上記サスペンションアームを、上
    記磁気記録媒体の半径方向に回動させるためのアクチュ
    エータと、 上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接して配置され、上記
    サスペンションアームを介して上記磁気ヘッドを磁気記
    録媒体から離脱させ、かつこの離脱された磁気ヘッドを
    上記磁気記録媒体の表面に導くためのランプと、を備え
    ている磁気ディスク装置において、 上記ランプは、上記サスペンションアームの回動方向に
    延びるとともに、上記磁気記録媒体に近づくに従いこの
    磁気記録媒体の表面に向けて傾斜された第1および第2
    のガイド面を有し、これら第1および第2のガイド面
    は、上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接した位置におい
    て、この磁気記録媒体の円周方向に並べて配置されてい
    るとともに、上記サスペンションアームの回動中心から
    見て遠い側に位置された一方のガイド面は、上記回動中
    心に近い側に位置された他方のガイド面よりも磁気記録
    媒体の表面から遠ざかった位置に配置されており、 また、上記サスペンションアームは、このサスペンショ
    ンアームの回動方向に離間して配置された第1および第
    2のガイド突起を有し、これら第1および第2のガイド
    突起の突出高さは、互いに等しく設定されているととも
    に、これら第1および第2のガイド突起のうち、上記磁
    気記録媒体に近い側に位置された一方のガイド突起は、
    上記一方のガイド面に摺動可能に接触し、上記磁気記録
    媒体から遠い側に位置された他方のガイド突起は、上記
    他方のガイド面に摺動可能に接触することを特徴とする
    磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記第1およ
    び第2のガイド面のうち、上記サスペンションアームの
    回動中心から見て遠い側に位置された一方のガイド面
    は、他方のガイド面よりも上記磁気記録媒体の回転中心
    に向って突出された突出部を有し、この突出部の突出量
    は、上記第1および第2のガイド突起の配置間隔に対応
    して定められていることを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4の記載において、上記第1およ
    び第2のガイド面は、上記サスペンションアームの回動
    支点を中心とする円弧状に湾曲され、この回動支点に対
    し同心円状に配置されていることを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】 箱状をなすハウジングと、 このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
    状の磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の半径方向に回動可能に上記ハウジン
    グに支持され、弾性変形可能な薄い金属板からなるサス
    ペンションアームと、 このサスペンションアームの先端部に支持され、上記磁
    気記録媒体の表面と向かい合うことでデータの記録・再
    生を行なう磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを含む上記サスペンションアームを、上
    記磁気記録媒体の半径方向に回動させるためのアクチュ
    エータと、 上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接して配置され、上記
    サスペンションアームを介して上記磁気ヘッドを磁気記
    録媒体の表面から離脱させ、かつこの離脱された磁気ヘ
    ッドを上記磁気記録媒体の表面に導くためのランプと、
    を備えている磁気ディスク装置において、 上記ランプは、上記サスペンションアームの回動方向に
    延びるとともに、上記磁気記録媒体に近づくに従いこの
    磁気記録媒体の表面に向けて傾斜されたガイド面を有
    し、 また、上記サスペンションアームは、上記ガイド面に摺
    接する一対のガイド突起を有し、これらガイド突起は、
    上記サスペンションアームの回動方向に離間して配置さ
    れているとともに、これらガイド突起のうち、上記磁気
    記録媒体に近い側に位置された一方のガイド突起の突出
    高さは、上記磁気記録媒体から遠い側に位置された他方
    のガイド突起の突出高さよりも大きく定められているこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、上記ガイド面
    は、上記サスペンションアームの回動支点を中心とする
    円弧状に湾曲され、また、上記一対のガイド突起は、上
    記サスペンションアームの回動支点を中心とする同一円
    周上に並べて配置されていることを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】 箱状をなすハウジングと、 このハウジングの内部に収容され、高速回転される円盤
    状の磁気記録媒体と、 この磁気記録媒体の半径方向に回動可能に上記ハウジン
    グに支持され、弾性変形可能な薄い金属板からなるサス
    ペンションアームと、 このサスペンションアームの先端部に支持され、上記磁
    気記録媒体の表面と向かい合うことでデータの記録・再
    生を行なう磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを含む上記サスペンションアームを上記
    磁気記録媒体の半径方向に回動させるためのアクチュエ
    ータと、 上記磁気記録媒体の外周縁部に隣接して配置され、上記
    サスペンションアームを介して上記磁気ヘッドを磁気記
    録媒体の表面から離脱させ、かつこの離脱された磁気ヘ
    ッドを上記磁気記録媒体の表面に導くためのランプと、
    を備えている磁気ディスク装置において、 上記ランプと上記サスペンションアームとの相互対向部
    に、このサスペンションアームを上記磁気記録媒体の表
    面に対し平行な姿勢に保持する姿勢保持手段を設けたこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079535A1 (fr) * 1999-06-18 2000-12-28 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement magnetique du type carte
US6201666B1 (en) * 1997-10-07 2001-03-13 Seagate Technology Llc Disc drive head suspension with single-point contact feature for ramp load/unload
KR100372994B1 (ko) * 1998-12-09 2003-02-25 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 로드 및 언로드 기구를 갖춘 자기 디스크 장치
US7548399B2 (en) 2005-10-10 2009-06-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Head stack assembly protecting member and method for installing head stack assembly in hard disk drive using the same

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