JPH08101465A - 製版機等の原稿台装置 - Google Patents
製版機等の原稿台装置Info
- Publication number
- JPH08101465A JPH08101465A JP6261236A JP26123694A JPH08101465A JP H08101465 A JPH08101465 A JP H08101465A JP 6261236 A JP6261236 A JP 6261236A JP 26123694 A JP26123694 A JP 26123694A JP H08101465 A JPH08101465 A JP H08101465A
- Authority
- JP
- Japan
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- original
- document
- platen glass
- platen
- plate
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原稿の原稿面の全面が原稿台ガラスの表面に
確実に密着され、同一サイズ原稿の多数枚に亙る撮影時
に、原稿の厳密な位置が簡単に得られる製版機等の原稿
台装置を得るにある。 【構成】 圧板4によって原稿台ガラス5の表面5aに
原稿Dを密着させる製版機等の原稿台装置において、前
記原稿台ガラス5の表面内でのX方向及びY方向の位置
を調節できるように原稿台ガラスの周辺に位置された剛
性のある複数の位置決め素子6と、これらの位置決め素
子6の先端部に固定されかつ前記圧板4による原稿Dの
密着時に同圧板4により原稿台ガラス5の表面5aに圧
接できる薄い矢型可撓板7とを備え、前記各矢型可撓板
7は、先端7bが前記原稿台ガラス5の表面5aに圧接
されかつ原稿Dと同表面5aとの間に割込むことができ
る舌片7aと、前記原稿台ガラス5から離間する方向に
傾けられかつ前縁7bに原稿Dのエッジdを突当てるこ
とができる突当て片7c,7dとを有する製版機等の原
稿台装置。
確実に密着され、同一サイズ原稿の多数枚に亙る撮影時
に、原稿の厳密な位置が簡単に得られる製版機等の原稿
台装置を得るにある。 【構成】 圧板4によって原稿台ガラス5の表面5aに
原稿Dを密着させる製版機等の原稿台装置において、前
記原稿台ガラス5の表面内でのX方向及びY方向の位置
を調節できるように原稿台ガラスの周辺に位置された剛
性のある複数の位置決め素子6と、これらの位置決め素
子6の先端部に固定されかつ前記圧板4による原稿Dの
密着時に同圧板4により原稿台ガラス5の表面5aに圧
接できる薄い矢型可撓板7とを備え、前記各矢型可撓板
7は、先端7bが前記原稿台ガラス5の表面5aに圧接
されかつ原稿Dと同表面5aとの間に割込むことができ
る舌片7aと、前記原稿台ガラス5から離間する方向に
傾けられかつ前縁7bに原稿Dのエッジdを突当てるこ
とができる突当て片7c,7dとを有する製版機等の原
稿台装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版機や複写機等の原稿
台装置に関し、特に原稿台ガラスの表面に原稿を位置決
めするための装置に関する。
台装置に関し、特に原稿台ガラスの表面に原稿を位置決
めするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、製版機や複写機等におい
ては、原稿台ガラスの表面に原稿を密着して電子写真方
式によりマスター紙や普通紙の表面に原稿像を転写する
が、このような原稿の位置決めのため、従来では、図5
に示すようなゴム板製の圧板A及び透明なシートからな
るテンプレートBを用いて原稿台ガラスCの表面に原稿
Dを厳密に位置している。
ては、原稿台ガラスの表面に原稿を密着して電子写真方
式によりマスター紙や普通紙の表面に原稿像を転写する
が、このような原稿の位置決めのため、従来では、図5
に示すようなゴム板製の圧板A及び透明なシートからな
るテンプレートBを用いて原稿台ガラスCの表面に原稿
Dを厳密に位置している。
【0003】即ち、原稿台ガラスCが設けられる製版機
等の原稿台の後側にはヒンジE,Fにより解放可能な圧
板A及びテンプレートBが付設され、原稿台ガラスCの
表面に位置される原稿Dの位置は指先を挿入される作業
孔b1 を形成されたテンプレートBのスケール目盛b2
により標準されて、製版原紙であるマスター紙との位置
関係を厳密に調整された後、圧板Aの押下げにより同原
稿Dの原稿面が撮影時の焦点位置である原稿台ガラスC
の表面に密着される。
等の原稿台の後側にはヒンジE,Fにより解放可能な圧
板A及びテンプレートBが付設され、原稿台ガラスCの
表面に位置される原稿Dの位置は指先を挿入される作業
孔b1 を形成されたテンプレートBのスケール目盛b2
により標準されて、製版原紙であるマスター紙との位置
関係を厳密に調整された後、圧板Aの押下げにより同原
稿Dの原稿面が撮影時の焦点位置である原稿台ガラスC
の表面に密着される。
【0004】したがって、このような原稿台の構造によ
ると、原稿Dの撮影時にあっては、図6に示すように、
原稿台ガラスCと圧板Aとの間に原稿D及びテンプレー
トBを挟搾した状態で圧板Aの圧力により原稿Dの原稿
面が原稿台ガラスCの表面に密着されることになる。
ると、原稿Dの撮影時にあっては、図6に示すように、
原稿台ガラスCと圧板Aとの間に原稿D及びテンプレー
トBを挟搾した状態で圧板Aの圧力により原稿Dの原稿
面が原稿台ガラスCの表面に密着されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにテンプレートBの表面に対しては、指先を挿入
して原稿台ガラスCに対する原稿Dの位置を微調整する
ための作業孔b1 がテンプレートBの略中央に形成され
ているため、腰の弱い原稿Dの場合、図6に示すよう
に、同作業孔b1 に対応した原稿Dの一部が原稿台ガラ
スCの表面から浮上がり、原稿の一部が”ピンボケ”状
態になり、製版マスターの品質やコピーの質が劣化する
問題がある。
たようにテンプレートBの表面に対しては、指先を挿入
して原稿台ガラスCに対する原稿Dの位置を微調整する
ための作業孔b1 がテンプレートBの略中央に形成され
ているため、腰の弱い原稿Dの場合、図6に示すよう
に、同作業孔b1 に対応した原稿Dの一部が原稿台ガラ
スCの表面から浮上がり、原稿の一部が”ピンボケ”状
態になり、製版マスターの品質やコピーの質が劣化する
問題がある。
【0006】また、製版機や電子写真複写機等において
は、同一サイズの原稿用紙にプリントされた多数ページ
に及ぶ撮影が繰返される場合がしばしばあるけれども、
このような枚数ものの撮影の場合、1ページ分の撮影の
終了ごとに次ページの原稿Dを原稿台ガラスCに載せ、
同原稿DにテンプレートBを当てがいながら、同テンプ
レートBのスケール目盛b2 で標準して原稿Dの位置を
微調整した後、圧板Aで原稿台ガラスCを固定すること
になる。しかしながら、このようなテンプレートBを用
いての原稿Dの位置決め作業は、1枚ごとの集中力を要
する単純作業となり、オペレータのストレスの原因とな
り易く、位置決めミスにより作業のやり直しが要求され
る場合が多い。
は、同一サイズの原稿用紙にプリントされた多数ページ
に及ぶ撮影が繰返される場合がしばしばあるけれども、
このような枚数ものの撮影の場合、1ページ分の撮影の
終了ごとに次ページの原稿Dを原稿台ガラスCに載せ、
同原稿DにテンプレートBを当てがいながら、同テンプ
レートBのスケール目盛b2 で標準して原稿Dの位置を
微調整した後、圧板Aで原稿台ガラスCを固定すること
になる。しかしながら、このようなテンプレートBを用
いての原稿Dの位置決め作業は、1枚ごとの集中力を要
する単純作業となり、オペレータのストレスの原因とな
り易く、位置決めミスにより作業のやり直しが要求され
る場合が多い。
【0007】本発明の第1の目的は、以上に述べたよう
な従来の製版機等の原稿台装置の問題に鑑み、原稿の原
稿面の全面が原稿台ガラスの表面に確実に密着され、同
一サイズ原稿の多数枚に亙る撮影時に、原稿の厳密な位
置が簡単に得られる製版機等の原稿台装置を得るにあ
る。本発明の第2の目的は、前記第1の目的を達成でき
る製版機等の原稿台装置であって、同一サイズ原稿の撮
影時に簡単な操作で同一目的にセットできる構造を得る
にある。
な従来の製版機等の原稿台装置の問題に鑑み、原稿の原
稿面の全面が原稿台ガラスの表面に確実に密着され、同
一サイズ原稿の多数枚に亙る撮影時に、原稿の厳密な位
置が簡単に得られる製版機等の原稿台装置を得るにあ
る。本発明の第2の目的は、前記第1の目的を達成でき
る製版機等の原稿台装置であって、同一サイズ原稿の撮
影時に簡単な操作で同一目的にセットできる構造を得る
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明は、圧板によって原稿台ガラスの表面に
原稿を密着させる製版機等の原稿台装置において、前記
原稿台ガラスの表面内でのX方向及びY方向の位置を調
節できるように原稿台ガラスの周辺に位置された剛性の
ある複数の位置決め素子と、これらの位置決め素子の先
端部に固定されかつ前記圧板による原稿の密着時に同圧
板により原稿台ガラスの表面に圧接できる薄い矢型可撓
板とを備え、前記各矢型可撓板は、先端が前記原稿台ガ
ラスの表面に圧接されかつ原稿と同表面との間に割込む
ことができる舌片と、前記原稿台ガラスから離間する方
向に傾けられかつ前縁に原稿のエッジを突当てることが
できる突当て片とを有する製版機等の原稿台装置を提案
するものである。前記第2の目的は、第1の目的を達成
できる製版機等の原稿台装置であって、装置固定部及び
前記位置決め素子の何れか一方に設けられたターゲット
マークと、このターゲットマークに対応して前記装置固
定部及び位置決め素子の他方に設けられたスケール目盛
と、各位置決め素子を調節された任意の調節位置に固定
できるロック手段とを備える製版機等の原稿台装置によ
り達成される。
るため、本発明は、圧板によって原稿台ガラスの表面に
原稿を密着させる製版機等の原稿台装置において、前記
原稿台ガラスの表面内でのX方向及びY方向の位置を調
節できるように原稿台ガラスの周辺に位置された剛性の
ある複数の位置決め素子と、これらの位置決め素子の先
端部に固定されかつ前記圧板による原稿の密着時に同圧
板により原稿台ガラスの表面に圧接できる薄い矢型可撓
板とを備え、前記各矢型可撓板は、先端が前記原稿台ガ
ラスの表面に圧接されかつ原稿と同表面との間に割込む
ことができる舌片と、前記原稿台ガラスから離間する方
向に傾けられかつ前縁に原稿のエッジを突当てることが
できる突当て片とを有する製版機等の原稿台装置を提案
するものである。前記第2の目的は、第1の目的を達成
できる製版機等の原稿台装置であって、装置固定部及び
前記位置決め素子の何れか一方に設けられたターゲット
マークと、このターゲットマークに対応して前記装置固
定部及び位置決め素子の他方に設けられたスケール目盛
と、各位置決め素子を調節された任意の調節位置に固定
できるロック手段とを備える製版機等の原稿台装置によ
り達成される。
【0009】
【実施例】以下、図1から図4について本発明の実施例
の詳細を説明する。図1は本発明を施された製版機の原
稿台装置を示し、この原稿台装置は、ヒンジ1,2によ
り原稿台3に解放可能に支持されたゴム板製の圧板4及
び原稿Dを載置できる原稿台ガラス5を備える点では従
来と同様である。
の詳細を説明する。図1は本発明を施された製版機の原
稿台装置を示し、この原稿台装置は、ヒンジ1,2によ
り原稿台3に解放可能に支持されたゴム板製の圧板4及
び原稿Dを載置できる原稿台ガラス5を備える点では従
来と同様である。
【0010】本発明の特徴は、原稿台ガラス5に臨んだ
原稿台3の後側及び左右側に配置される3組の位置決め
素子6及び矢型可撓板7にあり、原稿台ガラス5の表面
に載置される原稿Dはこれらの位置決め素子6及び矢型
可撓板7を用いて原稿台3に位置決めされる。即ち、図
2に拡大して示す位置決め素子6は、原稿台3のX方向
またはY方向に整列される案内ピン8A,8Bに係合さ
れた長孔9を基端部に形成された細長い金属板からな
り、その表面には原稿台3の表面3aのターゲットマー
ク10に対応した長さ方向のスケール目盛11が刻印し
てある。そして、前記案内ピン8A,8Bのひとつには
蝶ナットとして示すロックナット12がねじ込まれ、こ
のロックナット12を指で操作することにより各位置決
め素子6を調節位置で固定できる。
原稿台3の後側及び左右側に配置される3組の位置決め
素子6及び矢型可撓板7にあり、原稿台ガラス5の表面
に載置される原稿Dはこれらの位置決め素子6及び矢型
可撓板7を用いて原稿台3に位置決めされる。即ち、図
2に拡大して示す位置決め素子6は、原稿台3のX方向
またはY方向に整列される案内ピン8A,8Bに係合さ
れた長孔9を基端部に形成された細長い金属板からな
り、その表面には原稿台3の表面3aのターゲットマー
ク10に対応した長さ方向のスケール目盛11が刻印し
てある。そして、前記案内ピン8A,8Bのひとつには
蝶ナットとして示すロックナット12がねじ込まれ、こ
のロックナット12を指で操作することにより各位置決
め素子6を調節位置で固定できる。
【0011】また、前記原稿台ガラス5上に張出した各
位置決め素子6の先端部には、可撓性に富む薄い合成樹
脂板、例えばマイラー紙で構成される矢型可撓板7が固
定してある。即ち、これらの矢型可撓板7は折り線h1
から下向きに折られた舌片7aを備え、下から原稿Dを
受ける同舌片7aの先端7bは、図3に示すように、原
稿台ガラス5の表面5aに弾力的に接触されるから、原
稿台ガラス5の表面5aに原稿Dを載置する場合、原稿
台ガラス5の表面5a上で原稿Dを指先で移動させて
も、同原稿Dが舌片7aの下に潜込むことはない。
位置決め素子6の先端部には、可撓性に富む薄い合成樹
脂板、例えばマイラー紙で構成される矢型可撓板7が固
定してある。即ち、これらの矢型可撓板7は折り線h1
から下向きに折られた舌片7aを備え、下から原稿Dを
受ける同舌片7aの先端7bは、図3に示すように、原
稿台ガラス5の表面5aに弾力的に接触されるから、原
稿台ガラス5の表面5aに原稿Dを載置する場合、原稿
台ガラス5の表面5a上で原稿Dを指先で移動させて
も、同原稿Dが舌片7aの下に潜込むことはない。
【0012】前記各矢型可撓板7は左右の折り線h2 ,
h3 から角度Θ(図3)をもって上方即ち前記原稿台ガ
ラス5とは逆方向に折曲げられた一対の突当て片7c,
7dを備え、これらの突当て片7c,7dの前縁7eは
上方から見て原稿台ガラス5のX方向またはY方向と平
行を保たせてあるので、これらの前縁7eにより原稿D
の対応エッジdを突当てることができる突当て面が形成
される。
h3 から角度Θ(図3)をもって上方即ち前記原稿台ガ
ラス5とは逆方向に折曲げられた一対の突当て片7c,
7dを備え、これらの突当て片7c,7dの前縁7eは
上方から見て原稿台ガラス5のX方向またはY方向と平
行を保たせてあるので、これらの前縁7eにより原稿D
の対応エッジdを突当てることができる突当て面が形成
される。
【0013】図示実施例による原稿台装置は、以上のよ
うな構造であるから、原稿台ガラス5の周囲に配置され
る複数の位置決め素子6及び矢型可撓板7の位置を調節
して、ロックナット12により各位置決め素子6及び矢
型可撓板7を原稿台3に固定することにより原稿Dの厳
密な位置決め状態が得られる。即ち、各ロックナット1
2を緩め、各位置決め素子6のスケール目盛11により
原稿Dのサイズ及び原稿のプリント位置に応じて、原稿
台ガラス5に対する原稿Dの位置を割出すことができ
る。したがって、先の原稿Dと同一サイズでプリント開
始位置の共通した次の原稿Dの位置を割出すには、図3
に示すように、原稿台ガラス5上に原稿Dを位置して原
稿台ガラス5の表面5aと平行な面内で手で原稿Dの位
置を調整すると、原稿Dの対応エッジdが突当て片の前
縁7eに突当たり、自然に原稿Dの厳密な位置決め状態
が得られる。なお、手作業による原稿Dの位置調整の
際、矢型可撓板7の舌片7aの先端7bが原稿台ガラス
5の表面5aに圧接されているため、同舌片7aの上面
により案内されて原稿Dのエッジdが突当て片の前縁7
e高さまで上昇されるため、確実に同前縁7eに原稿D
の対応エッジdを突当てることができる。
うな構造であるから、原稿台ガラス5の周囲に配置され
る複数の位置決め素子6及び矢型可撓板7の位置を調節
して、ロックナット12により各位置決め素子6及び矢
型可撓板7を原稿台3に固定することにより原稿Dの厳
密な位置決め状態が得られる。即ち、各ロックナット1
2を緩め、各位置決め素子6のスケール目盛11により
原稿Dのサイズ及び原稿のプリント位置に応じて、原稿
台ガラス5に対する原稿Dの位置を割出すことができ
る。したがって、先の原稿Dと同一サイズでプリント開
始位置の共通した次の原稿Dの位置を割出すには、図3
に示すように、原稿台ガラス5上に原稿Dを位置して原
稿台ガラス5の表面5aと平行な面内で手で原稿Dの位
置を調整すると、原稿Dの対応エッジdが突当て片の前
縁7eに突当たり、自然に原稿Dの厳密な位置決め状態
が得られる。なお、手作業による原稿Dの位置調整の
際、矢型可撓板7の舌片7aの先端7bが原稿台ガラス
5の表面5aに圧接されているため、同舌片7aの上面
により案内されて原稿Dのエッジdが突当て片の前縁7
e高さまで上昇されるため、確実に同前縁7eに原稿D
の対応エッジdを突当てることができる。
【0014】この後、原稿台ガラス5上に圧板4を被せ
ると、図4に示すように、矢型可撓板7の変形により原
稿Dの原稿面全体が原稿台ガラス5の表面5aに密着さ
れることになる。つまり、圧板4の押下げに伴って突当
て片が圧板4の下面に接触して次第に変形するけれど
も、同突当て片の変形中にあっても、前縁7eに突当て
状態の原稿Dのエッジdと同突当て片との関係は保たれ
るため、微調整された原稿Dの位置が狂うことはない。
また、圧板4による原稿Dの圧接状態では、図4に示す
ように、原稿Dと原稿台ガラス5との間に舌片7aが介
在されることになるけれども、同舌片7aは原稿Dの原
稿面から離れた非画像位置にあり、しかも同矢型可撓板
7は小さくて薄いものであるため、同舌片7aが障害と
なって、原稿Dの原稿面の一部が原稿台ガラス5の表面
5aから浮上がることはない。
ると、図4に示すように、矢型可撓板7の変形により原
稿Dの原稿面全体が原稿台ガラス5の表面5aに密着さ
れることになる。つまり、圧板4の押下げに伴って突当
て片が圧板4の下面に接触して次第に変形するけれど
も、同突当て片の変形中にあっても、前縁7eに突当て
状態の原稿Dのエッジdと同突当て片との関係は保たれ
るため、微調整された原稿Dの位置が狂うことはない。
また、圧板4による原稿Dの圧接状態では、図4に示す
ように、原稿Dと原稿台ガラス5との間に舌片7aが介
在されることになるけれども、同舌片7aは原稿Dの原
稿面から離れた非画像位置にあり、しかも同矢型可撓板
7は小さくて薄いものであるため、同舌片7aが障害と
なって、原稿Dの原稿面の一部が原稿台ガラス5の表面
5aから浮上がることはない。
【0015】勿論、原稿Dの撮影後に圧板4を解放する
と、矢型可撓板7の舌片7a及び突当て片は図3の状態
に自然に復元するから、撮影済の原稿Dを取除いた後、
新たな原稿Dを簡単に位置決め固定できることになる。
そして、本発明の原稿台装置は、既存の製版機や複写機
を僅かに加工するだけで、付設できる利点もある。
と、矢型可撓板7の舌片7a及び突当て片は図3の状態
に自然に復元するから、撮影済の原稿Dを取除いた後、
新たな原稿Dを簡単に位置決め固定できることになる。
そして、本発明の原稿台装置は、既存の製版機や複写機
を僅かに加工するだけで、付設できる利点もある。
【0016】なお、前記実施例においては、位置決め素
子6にスケール目盛11を、原稿台3の表面5aにター
ゲットマーク10を刻印した例を説明したが、位置決め
素子6にターゲットマーク10を、原稿台3の表面5a
にスケール目盛11を刻印してもよいのは明らかであ
る。
子6にスケール目盛11を、原稿台3の表面5aにター
ゲットマーク10を刻印した例を説明したが、位置決め
素子6にターゲットマーク10を、原稿台3の表面5a
にスケール目盛11を刻印してもよいのは明らかであ
る。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、作業孔を形成されたテンプレートを原稿と圧
板との間に用いないので、原稿の原稿面の一部が原稿台
ガラスの表面から浮上がって画像の一部が不鮮明になる
のを阻止でき、一旦セットするだけで簡単に同一サイズ
の原稿の厳密な位置決め状態が得られる実用性に富んだ
製版機等の原稿台装置を提供できる。
によれば、作業孔を形成されたテンプレートを原稿と圧
板との間に用いないので、原稿の原稿面の一部が原稿台
ガラスの表面から浮上がって画像の一部が不鮮明になる
のを阻止でき、一旦セットするだけで簡単に同一サイズ
の原稿の厳密な位置決め状態が得られる実用性に富んだ
製版機等の原稿台装置を提供できる。
【図1】本発明による製版機等の原稿台装置を組み付け
た製版機の斜視図である。
た製版機の斜視図である。
【図2】同製版機の原稿位置決め部の拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】原稿を位置決めした状態の同原稿位置決め部の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図4】原稿撮影中の同原稿位置決め部の図3と同様の
図である。
図である。
【図5】従来の製版機の原稿位置決め部の斜視図であ
る。
る。
【図6】原稿撮影中の同原稿位置決め部の要部拡大断面
図である。
図である。
D 原稿 3 原稿台 4 圧板 5 原稿台ガラス 5a 表面 6 位置決め素子 7 矢型可撓板 7a 舌片 7b 先端 7c,7d 突当て片 11 スケール目盛 12 ロックナット
Claims (2)
- 【請求項1】 圧板によって原稿台ガラスの表面に原稿
を密着させる製版機等の原稿台装置において、前記原稿
台ガラスの表面内でのX方向及びY方向の位置を調節で
きるように原稿台ガラスの周辺に位置された剛性のある
複数の位置決め素子と、これらの位置決め素子の先端部
に固定されかつ前記圧板による原稿の密着時に同圧板に
より原稿台ガラスの表面に圧接できる薄い矢型可撓板と
を備え、前記各矢型可撓板は、先端が前記原稿台ガラス
の表面に圧接されかつ原稿と同表面との間に割込むこと
ができる舌片と、前記原稿台ガラスから離間する方向に
傾けられかつ前縁に原稿のエッジを突当てることができ
る突当て片とを有することを特徴とする製版機等の原稿
台装置。 - 【請求項2】 装置固定部及び前記位置決め素子の何れ
か一方に設けられたターゲットマークと、このターゲッ
トマークに対応して前記装置固定部及び位置決め素子の
他方に設けられたスケール目盛と、各位置決め素子を調
節された任意の調節位置に固定できるロック手段とを備
えることを特徴とする請求項1記載の製版機等の原稿台
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261236A JPH08101465A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 製版機等の原稿台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261236A JPH08101465A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 製版機等の原稿台装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101465A true JPH08101465A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17359034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261236A Pending JPH08101465A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 製版機等の原稿台装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08101465A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261236A patent/JPH08101465A/ja active Pending
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