JPH08101249A - バーンイン装置 - Google Patents

バーンイン装置

Info

Publication number
JPH08101249A
JPH08101249A JP23667494A JP23667494A JPH08101249A JP H08101249 A JPH08101249 A JP H08101249A JP 23667494 A JP23667494 A JP 23667494A JP 23667494 A JP23667494 A JP 23667494A JP H08101249 A JPH08101249 A JP H08101249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
connector
sets
rotation
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23667494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2887651B2 (ja
Inventor
Isamu Aizawa
勇 相沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP23667494A priority Critical patent/JP2887651B2/ja
Publication of JPH08101249A publication Critical patent/JPH08101249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2887651B2 publication Critical patent/JP2887651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡易にして部品点数およびコストを低減
し、また1つの駆動源でコネクタに対するDUTボード
の挿抜操作を順次行う。また、挿入接続時に異常が発生
しても、挿抜機構、トレイ等の破損を防止する。 【構成】 2組の挿抜機構9を多段配置されたトレイ8
の両側に対称的に配設する。各挿抜機構9の回転軸21
A,21Bは、各トレイ8の側面に設けたスライダ13
に対応して配設された複数個の押圧部材26を有し、モ
ータ24によって正逆回転される。また、回転軸21
A,21Bは、対応する押圧部材26同士がトレイ8を
挟んで対称になるよう配置されている。押圧部材26
は、位相差をもってそれぞれ回転軸21に配設されてお
り、これによりトレイ8を1つまたは複数組ずつ順次前
進もしくは後退移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーンイン装置、すな
わち固有欠陥および潜在的不良要因をもった回路素子を
除去するためのスクリーニング試験を行う装置に関し、
特に回路基板をコネクタに挿脱する機構の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の信頼性を向上させるために、
その機器に使用される回路素子(以下被試験体という)
のスクリーニング試験を行うこの種のバーンイン装置
は、被試験体を実装してなる基板(以下DUTボードと
いう)のコネクタに対する挿抜作業の省力化、能率化お
よび装置自体の稼動率を向上させるため、通常試験装置
本体内に複数個のコネクタを多段配置し、これらコネク
タに対して複数個のDUTボードを挿抜機構によって自
動的に差込み接続したり、抜き出したりしている。この
ような挿抜機構としては、従来から種々提案されている
が、その一例として、以下に列記するものが提案実施さ
れている。 全てのDUTボードを一斉に挿抜するもの(特開昭6
1−265578号公報、特開昭61−265579号
公報等)。 DUTボードをラックに組込み、ラックを動かしてD
UTボードを一斉に挿抜するもの(特開昭63−204
175号公報)。 DUTボードを複数組ずつ順次挿抜するもの(特開平
4−36348号公報)。 DUTボードを1つずつ順次挿抜するもの(特公平2
−251778号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のバーンイン装置における挿抜機構にあっ
ては、いずれも一長一短を有し、未だ改善の余地があっ
た。すなわち、に示した挿抜機構は、DUTボードを
一斉に挿抜するので、ボード枚数が多くなると、大きな
挿抜力を必要とするため、大型の駆動装置が要求される
という問題があった。また、特に特開昭61−2655
78号公報による挿抜機構においては、DUTボードを
移動させるための機構が非常に複雑で部品点数が増加す
るという欠点を有する。の挿抜機構は、ラック自体を
移動させているため、の挿抜機構と同様、大きな駆動
力を必要とする欠点を有する。の挿抜機構は、DUT
ボードを複数組ずつ挿抜するため、,の挿抜機構と
同様な欠点を有する。これに対しての挿抜機構はDU
Tボードを時間差をもって一枚ずつ順次挿抜する方式を
採っているため、,,の挿抜機構に比べて1回の
押し込みに要する力が小さくて済み、大きな駆動力を必
要としないという利点を有するものの、DUTボードを
コネクタに接続するための挿入機構と、コネクタから抜
き出す抜去機構とを別個独立に設けているので、それだ
け機構が複雑化して部品点数が増加し、組立作業が面倒
で、コストアップの一因となるという欠点を有する。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、構造簡易にして部品点数が少なく、コスト低減を
図ると共に、小さな駆動力にてコネクタに対するDUT
ボードの挿抜操作を1つまたは複数組ずつ順次行うこと
ができ、駆動装置の小型化を可能にしたバーンイン装置
を提供することにある。また、本発明は挿入接続時に異
常が発生してもそれによる過大負荷を吸収することがで
き、挿抜機構系、トレイ等の破損を防止し得るようにし
たバーンイン装置を提供することにある。さらに、本発
明においては1つの駆動装置を2組の挿抜機構に対して
共通使用することによる駆動装置の数を削減し得るよう
にしたバーンイン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、試験装置本体内に多段配
置された複数個のコネクタと、これらのコネクタに対し
て進退移動自在に多段配置され、それぞれ被試験体が実
装された基板が載置される複数個のトレイと、各トレイ
の両側部にそれぞれ配設され付勢手段によりコネクタと
は反対方向に付勢されたスライダと、トレイ群を挟んで
その両側にそれぞれ配設され互いに同期して動作するこ
とにより、基板の挿入接続時には各トレイを1つまたは
複数組ずつ順次前進移動させて各基板を対応するコネク
タに順次挿入接続し、基板の抜去時には各トレイを順次
後退させて各基板をコネクタから1つまたは複数組ずつ
順次抜去する2組の挿抜機構とを備え、これら2組の挿
抜機構は、各トレイのスライダを進退移動させる複数個
の押圧部材が互いにもしくは複数組ずつ位相をずらして
設けられた回転軸と、各挿抜機構の回転軸を互いに同期
して反対方向に回転させる1つの駆動装置と、この駆動
装置の回転を少なくともいずれか一方の挿抜機構の回転
軸に伝達する回転伝達機構とを有し、各挿抜機構の回転
軸は対応する押圧部材同士がトレイを挟んで対称になる
よう配置されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明において、多段配置されたトレイ群の両
側に配設された2組の挿抜機構は、回転軸が互いに反対
方向に回転されることで、各回転軸に互いにもしくは複
数組ずつ位相をずらして設けられた押圧部材が各トレイ
に設けられたスライダーを順次押圧する。これにより各
トレイは1つずつもしくは複数組ずつ順次前進または後
退移動し、基板をコネクタに対して時間差をもって1つ
または複数組ずつ順次差し込んだり、抜き出す。スライ
ダは付勢手段によってコネクタとは反対方向に付勢され
ているので、挿入接続時に異常が発生してトレイが移動
しなくなっても、スライダ自体は付勢手段に抗して移動
し、挿抜機構やトレイに過大な負荷が掛かるのを防止す
る。駆動装置は2組の挿抜機構に対し共用され、これら
両機構の回転軸を同期して互いに反対方向に回転させ
る。回転伝達機構は駆動装置の回転を少なくともいずれ
か一方の挿抜機構の回転軸に伝達する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1〜図4は本発明に係るバーンイン
装置の一実施例を示す図で、図1は同装置の一部破断斜
視図、図2はDUTボードが載置された1つのトレイを
取り出して示す斜視図、図3はDUTボードをコネクタ
に差し込む直前の挿抜機構の状態を示す平面図、図4
(a)、(b)は回転伝達機構の正面図、平面図であ
る。本実施例はコネクタを12個所定の間隔をおいて多
段配置した例を示す。これらの図において、全体を符号
1で示すバーンイン装置は、内部がDUTボード3の試
験室4を形成する箱型の試験装置本体2を備えている。
試験装置本体2の前面にはDUTボード3を挿入した
り、取り出したりするための開口部5が開設されてお
り、この開口部5は開閉自在に配設された不図示の扉体
によって気密に閉鎖されるようになっている。前記試験
室4の内部には高さ方向に所定の間隔をおいて多段配置
された12個のコネクタ6と、これらコネクタ6に対応
してその前方に位置するラック7と、各コネクタ6にそ
れぞれ対応してラック7に多段配置された12個のトレ
イ8と、これらトレイ群の両側に左右対称的に配置され
た同一構成からなる2組の挿抜機構9等が配設されてい
る。
【0008】前記コネクタ6は、その接続口を試験装置
本体2の前方に向けて試験室4の内奥壁にブラケット1
0を介して略水平に配設されている。
【0009】前記ラック7は、試験室4内に前後左右そ
れぞれ2本ずつ立設された合計4本の支柱7Aと、これ
ら支柱7Aにそれぞれ12個ずつ配設され各トレイ8を
水平にかつ前後方向に移動自在に支持するガイドレール
7B等で構成されている。
【0010】前記トレイ8は浅底箱型で下面四隅部が各
支柱7Aのガイドレール7Bによってラック7の前後方
向に対して所定ストローク移動し得るよう支持されてラ
ック7に多段配置されており、前面にはトレイ取出用把
持部11が取り付けられ、上面後方側隅角部には載置さ
れるDUTボード3を位置決めするための位置決めピン
12が突設され、さらに両側面にはスライダ13が各挿
抜機構9に対応してそれぞれ配設されている。
【0011】スライダ13は、トレイ8の側面に配設さ
れた前後方向に長いスライダ取付部材14に両端を支持
されて配設されたガイドバー15にスライド自在に配設
され、かつガイドバー15に弾装された付勢手段として
の圧縮コイルばね16によって前方、すなわちコネクタ
6とは反対側に付勢されている。このため、スライダ1
3は、通常スライダ取付部材14の前端側軸受部14a
に圧接されている。一方、スライダ取付部材14の後端
側軸受部14bには圧縮コイルばね16のばね力を調整
する調整ねじ17が螺合されており、この調整ねじ17
の頭部に前記圧縮コイルばね16の後端が圧接されてい
る。一方、圧縮コイルばね16の前端はスライダ13の
後面に圧接されている。そして、前記スライダ13の外
側面長手方向略中央部には突起部13Aが前記挿抜機構
9に対応して一体に突設されている。
【0012】トレイ群の両側にそれぞれ配設される前記
各挿抜機構9は、全てのトレイ8に対して共通に延在す
る長さを有してトレイ群の側方に垂直に配設され、上端
部および下端が前記ラック7の上下にそれぞれ配設され
た軸受部材20によって回転自在に軸支された回転軸2
1(21A,21B)をそれぞれ備えている。これらの
回転軸21の上端部は、前記試験室4を形成する天井板
22に形成された挿通孔23を貫通して試験装置本体2
の上方にそれぞれ突出し、その一方の突出端が前記天井
板22の上面に配設された正逆回転自在な減速機付モー
タ24の出力軸24aにカップリング25を介して連結
され、他方の突出端が回転伝達機構26を介して前記モ
ータ24に連結されている。前記回転伝達機構26は、
図4に示すようにモータ24の出力軸24aに固定され
たプーリ27と、試験装置本体2の上面に回転自在に配
設されたプーリ28と、プーリ28に一体に設けられた
中間歯車29と、他方の回転軸21Bの上端に配設され
た歯車30と、両プーリ27,28間に張設されたタイ
ミングベルト31とで構成され、これによって出力軸2
4aの回転を他方の回転軸21Bに出力軸24aの回転
が伝達される。この場合、2つの回転軸21Aと21B
の回転方向は互いに逆で、回転数が同じに設定されてい
る。また、各回転軸21には12個の押圧部材33が各
トレイ8のスライダ13に対応して配設されている。押
圧部材33としては、例えば円板状で回転軸21に対し
て偏心して配設されたカム33Aと、カム33Aの上面
に突設され前記スライダ13の突起部13Aに対して当
接係合可能なピン33Bとで構成されている。また、こ
れらの押圧部材33は、前記ピン33Bが対応するスラ
イダ13の突起部13Aに対し時間差をもって順次当接
係合するよう、例えば30°ずつ位相をずらして配設さ
れている。ピン33Bは回転軸21から最も遠くに位置
するようカム33A上に設けられている。さらに、左右
の挿抜機構9の回転軸21は、対応する押圧部材33同
士が左右対称な位置関係になるよう配設されている。こ
れは左右の挿抜機構9の回転軸21を同期して互いに反
対方向に回転させた際、対向する各押圧部材33のピン
33Bを、対応するトレイ8に設けられた左右のスライ
ダ13の突起部13Bに同時に同方向から当接係合させ
るためである。そして、2つの回転軸21は、DUTボ
ード3の挿入接続時に前記モータ24によって同期して
互いに反対方向、すなわち図2矢印A,B方向にそれぞ
れ回転され、DUTボード3の抜去時に同じく互いに同
期して前記差込み方向とは反対方向、すなわち図2矢印
C,D方向にそれぞれ1回転される。
【0013】このような構成からなるバーンイン装置1
において、各DUTボード3を対応するコネクタ6に接
続する際には、モータ24の駆動によって各挿抜機構9
の回転軸21を図矢印A,B方向にそれぞれ回転させ
る。すると、各押圧部材33のピン33Bは、押圧部材
33が30°ずつずれていることで、対応するトレイ8
に設けられているスライダ13の突起部13Aに対して
時間差をもって順次当接し、圧縮コイルばね16に抗し
てスライダ13をコネクタ6方向に押圧移動させる。こ
のため、12個のトレイ8は、例えば上から順にラック
7のガイドレール7Bに沿って所定ストローク前進移動
され、当該トレイ上に載置されているDUTボード3の
接続部3Aを対応するコネクタ6に挿入接続する。DU
Tボード3の接続部3Aが対応するコネクタ6に所定量
挿入接続されると、ピン33Bが突起部13Aから離脱
してスライダ13の押圧状態を解除するため、トレイ8
はその位置に停止する。また、スライダ13は、ピン3
3Bによる押圧状態から解放されると、圧縮コイルばね
16のばね力によって後退移動されて初期位置に復帰す
る。このようにしてトレイ8は順次前進移動され、回転
軸21が1回転すると、全てのDUTボード3の接続部
3Aが対応するコネクタ6に接続され、しかる後DUT
ボード3上に実装されている被試験体のスクリーニング
試験が行われる。
【0014】次に、試験終了後、DUTボード3をコネ
クタ6から抜去する場合は、モータ24を上記とは反対
方向に駆動して各挿抜機構9の回転軸21を図2矢印
C,D方向にそれぞれ回転させればよい。すると、各回
転軸21に設けられた押圧部材33のピン33Bは、対
応するトレイ8のスライダ13に対し30°の位相差を
もって順次当接し、これを後方(コネクタ6とは反対方
向)に押圧するため、対応するトレイ8が上から1つず
つ順に後退移動され、当該トレイ上に設置されているD
UTボード3をコネクタ6から抜去する。
【0015】かくしてこのような構成からなるバーンイ
ン装置1にあっては、2組の挿抜機構9により多段配置
された12個のDUTボード3を対応するコネクタ6に
対して1つずつ順次挿抜するように構成したので、1回
の押し込みに要する力が小さくて済む。したがって、駆
動力の小さい小型のモータ24を使用することが可能で
あり、また押し込み力が小さければ、挿抜機構9に対す
る負荷が小さく、回転軸21、押圧部材33等の強度を
小さく抑えることができる。また、本発明においては挿
抜機構9によりDUTボード3の挿入接続と抜去を行う
ものであるため、挿入と抜去を別々の機構で行う上記
に示した特公平2−251778号公報に比べて構造が
著しく簡単で部品点数が少なく、安価に製作でき、しか
も組立作業も容易である。また、本発明においてはスラ
イダ13を圧縮コイルばね16によってコネクタ6とは
反対方向に付勢しているので、DUTボード3の挿入接
続時に何等かの原因によりトレイ8に過大な負荷がかか
ってトレイ8が動かなくなっても、スライダ13自体は
圧縮コイルばね16に抗して前進移動するため、トレイ
8や挿抜機構駆動系に過大な負荷がかからず、これらの
破損等を未然に防止することができる。さらに、本発明
は1つのモータ24を2つの挿抜機構9に対して共通使
用しているので、モータの数を削減することができる。
【0016】ここで、上記実施例では、各押圧部材33
の位相を上から順番にずらしたが、全体として互いにず
れていればよい。また、上記実施例では押圧部材33の
位相を30°ずつずらしているが、これに限らずDUT
ボード3の数あるいはモータ24の出力あるいは両者の
関係を考慮し、位相を適当に決定してもよい。例えば同
一位相の押圧部材でもよく、さらに例えば12枚のDU
Tボード3を3枚ずつ4群に分けて各群のボードに対応
する押圧部材の位相を同一にすれば、3枚ずつ同時に挿
入接続または抜去することが可能である。この場合、各
群の押圧部材の位相を90°ずらせばよい。
【0017】図5は回転伝達機構の他の実施例を示す正
面図である。この実施例はモータ24の出力軸24aに
カプリング25を介して一端が接続された伝達軸41
と、この伝達軸41に向きを逆にして配設された2つの
ベベルギヤ42,43と、これらのベベルギヤ42,4
3に歯合するベベルギヤ44,45とで回転伝達機構4
6を構成し、ベベルギヤ44,45を2つの挿抜機構の
回転軸21A,21Bの一端にそれぞれ固定したもので
ある。このような構成においてもモータ24の駆動に伴
い2つの回転軸21A,21Bを同一回転数で互いに逆
方向に回転させることができる。さらにまた、本実施例
においては駆動源を回転軸21の上方に設けたが、下方
に設けてもよい。
【0018】なお、上記実施例は駆動装置としてモータ
24を用いた場合について説明したが、本発明はこれに
何等特定されるものではなく、ソレノイド等を使用する
ことも可能であり、その場合には回転伝達機構としてリ
ンク等を用いればよい。また、上記実施例は押圧部材3
3としてピン33Bを有するカム33Aを用いたが、L
字状のレバーであってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るバーン
イン装置は、試験装置本体内に多段配置された複数個の
コネクタと、これらのコネクタに対して進退移動自在に
多段配置され、それぞれ被試験体が実装された基板が載
置される複数個のトレイと、各トレイの両側部にそれぞ
れ配設され付勢手段によりコネクタとは反対方向に付勢
されたスライダと、トレイ群を挟んでその両側にそれぞ
れ配設され互いに同期して動作することにより、基板の
挿入接続時には各トレイを1つまたは複数組ずつ順次前
進移動させて各基板を対応するコネクタに順次挿入接続
し、基板の抜去時には各トレイを順次後退させて各基板
をコネクタから1つまたは複数組ずつ順次抜去する2組
の挿抜機構とを備え、これら2組の挿抜機構は、各トレ
イのスライダを進退移動させる複数個の押圧部材が互い
にもしくは複数組ずつ位相をずらして設けられた回転軸
と、各挿抜機構の回転軸を互いに同期して反対方向に回
転させる1つの駆動装置と、この駆動装置の回転を少な
くともいずれか一方の挿抜機構の回転軸に伝達する回転
伝達機構とを有し、各挿抜機構の回転軸を対応する押圧
部材同士がトレイを挟んで対称になるよう配置したの
で、各DUTボードをコネクタに対して1つまたは複数
組ずつ順次挿抜することができ、1回の押し込みに要す
る力が小さくて済む。したがって、駆動力の小さい小型
の駆動装置を使用することが可能であり、また挿抜機構
に対する負荷も小さく、回転軸等の強度を小さく抑える
ことができる。
【0020】また、本発明においては挿抜機構の構成が
簡単で、部品点数が少なく、組立作業が容易で、コスト
低減を図ることができる。
【0021】また、本発明においてはスライダを付勢手
段によってコネクタとは反対方向に付勢しているので、
DUTボードの挿入接続時に異常が発生してトレイに過
大な負荷がかかっても、スライダ自体は付勢手段に抗し
て移動し得るため、トレイや挿抜機構に過大な負荷がか
からず、これらの破損等を未然に防止することができ
る。
【0022】また、本発明は1つの駆動装置を2組の挿
抜機構に共通使用しているので、駆動装置の数を削減す
ることができ、消費電力を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバーンイン装置の一実施例を示
す一部破断斜視図である。
【図2】 DUTボードが載置された1つのトレイを取
り出して示す斜視図である。
【図3】 DUTボードをコネクタに接続する直前の挿
抜機構の状態を示す平面図である。
【図4】 (a),(b)は回転伝達機構の正面図およ
び平面図である。
【図5】 回転伝達機構の他の実施例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…バーンイン装置、2…試験装置本体、3…DUTボ
ード、4…試験室、5…開口部、6…コネクタ、7…ラ
ック、8…トレイ、9…挿抜機構、13…スライダ、1
6…圧縮コイルばね、17…調整ねじ、21…回転軸、
24…モータ、26…回転伝達機構、33…押圧部材、
33A…カム、33B…ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験装置本体内に多段配置された複数個
    のコネクタと、これらのコネクタに対して進退移動自在
    に多段配置され、それぞれ被試験体が実装された基板が
    載置される複数個のトレイと、各トレイの両側部にそれ
    ぞれ配設され付勢手段によりコネクタとは反対方向に付
    勢されたスライダと、トレイ群を挟んでその両側にそれ
    ぞれ配設され互いに同期して動作することにより、基板
    の挿入接続時には各トレイを1つまたは複数組ずつ順次
    前進移動させて各基板を対応するコネクタに順次挿入接
    続し、基板の抜去時には各トレイを順次後退させて各基
    板をコネクタから1つまたは複数組ずつ順次抜去する2
    組の挿抜機構とを備え、 これら2組の挿抜機構は、各トレイのスライダを進退移
    動させる複数個の押圧部材が互いにもしくは複数組ずつ
    位相をずらして設けられた回転軸と、各挿抜機構の回転
    軸を互いに同期して反対方向に回転させる1つの駆動装
    置と、この駆動装置の回転を少なくともいずれか一方の
    挿抜機構の回転軸に伝達する回転伝達機構とを有し、各
    挿抜機構の回転軸は対応する押圧部材同士がトレイを挟
    んで対称になるよう配置されていることを特徴とするバ
    ーンイン装置。
JP23667494A 1994-09-30 1994-09-30 バーンイン装置 Expired - Fee Related JP2887651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23667494A JP2887651B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 バーンイン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23667494A JP2887651B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 バーンイン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08101249A true JPH08101249A (ja) 1996-04-16
JP2887651B2 JP2887651B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=17004107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23667494A Expired - Fee Related JP2887651B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 バーンイン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2887651B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7656180B2 (en) 2006-12-06 2010-02-02 Samsung Electronics Co., Inc. Burn-in board connection device and method
CN105067923A (zh) * 2015-08-06 2015-11-18 广东产品质量监督检验研究院 一种连接器测试装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7656180B2 (en) 2006-12-06 2010-02-02 Samsung Electronics Co., Inc. Burn-in board connection device and method
CN105067923A (zh) * 2015-08-06 2015-11-18 广东产品质量监督检验研究院 一种连接器测试装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2887651B2 (ja) 1999-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7551457B2 (en) Apparatus for inserting and ejecting an electronic enclosure within a cabinet
US4914552A (en) Printed circuit board installation and retaining apparatus
EP2346117B1 (en) Linearly actuated connector mating interface
US6685489B1 (en) Circuit board leverage mechanism
US8351218B2 (en) Multi-tier mass interconnect device
CN112462112B (zh) 一种探针卡楔块调幅方法
US6265678B1 (en) Circuit breaker movement system with over-travel protection
JPH08101249A (ja) バーンイン装置
US5446394A (en) Test fixture with permanent circuit board extractor thereon
JPH08101248A (ja) バーンイン装置
CN113447753B (zh) 一种无源器件的检测装置
JPH09219246A (ja) 低挿入力コネクタ
US4939452A (en) Arrangement for testing printed-circuit boards
CN112526179B (zh) 一种楔块调幅探针卡及其主体
DE3622355A1 (de) Vorrichtung zum gegenseitigen elektrischen kontaktieren von elektrischen und/oder elektromechanischen baugruppen sowie verfahren zum elektrischen kontaktieren derartiger baugruppen und ein geraet, das nach dem verfahren gefertigt ist
JPS622176A (ja) バ−イン装置
CN217360004U (zh) 一种集成电路测试用载板
CN112462111A (zh) 一种楔块调幅探针卡调幅结构及其对接结构
CN207895533U (zh) 隔板组件及自动售货机
CN218675072U (zh) 一种锁紧装置及测试机
JPH0516534Y2 (ja)
KR102317774B1 (ko) 기어부재를 갖는 기판 이송 장치
JPH0682145B2 (ja) バーイン装置
CN219285251U (zh) 一种子母式对接夹具
JPH0727674Y2 (ja) プリント板挿抜機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees