JPH08101008A - 車両の位置決め装置 - Google Patents
車両の位置決め装置Info
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- JPH08101008A JPH08101008A JP26152494A JP26152494A JPH08101008A JP H08101008 A JPH08101008 A JP H08101008A JP 26152494 A JP26152494 A JP 26152494A JP 26152494 A JP26152494 A JP 26152494A JP H08101008 A JPH08101008 A JP H08101008A
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- Japan
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- image pickup
- image
- mark
- container
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コンテナCを車両Tに移載する作業を能率的且
つ安全に行うことができる車両の位置決め装置を提供す
る。 【構成】車両Tの荷台の側面に描かれた撮像用のマーク
M1を、ガントリークレーンGに搭載された撮像カメラ
1によって撮像し、この撮像用のマークM1の画像を、
無線送信して、車両Tの運転席に搭載されたモニター受
像機5に表示する。モニター受像機5に表示された撮像
用のマークM1が、モニター受像機5に表示された位置
決め用のマークM2に一致した時点で、車両を停止させ
ると、ガントリークレーンGで吊り上げたコンテナCと
車両Tのコンテナ積載部T1のそれぞれの長手方向中心
位置Q2,Q3が一致する。
つ安全に行うことができる車両の位置決め装置を提供す
る。 【構成】車両Tの荷台の側面に描かれた撮像用のマーク
M1を、ガントリークレーンGに搭載された撮像カメラ
1によって撮像し、この撮像用のマークM1の画像を、
無線送信して、車両Tの運転席に搭載されたモニター受
像機5に表示する。モニター受像機5に表示された撮像
用のマークM1が、モニター受像機5に表示された位置
決め用のマークM2に一致した時点で、車両を停止させ
ると、ガントリークレーンGで吊り上げたコンテナCと
車両Tのコンテナ積載部T1のそれぞれの長手方向中心
位置Q2,Q3が一致する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンテナの荷役作業
に際して、車両をクレーンに対して定位置に停止させる
ために用いる車両の位置決め装置に関する。
に際して、車両をクレーンに対して定位置に停止させる
ために用いる車両の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンテナターミナルにおける
荷役作業においては、図3に示すように、コンテナ船S
に積載されたコンテナCを、自走式のガントリークレー
ンGによって吊り上げて、トレーラ等の車両Tの荷台上
に移載することが行われている。この荷役作業において
は、ガントリークレーンGを軌道に沿って走行移動させ
て、そのスプレッダービームG1の中心位置Q1と、船
積されたコンテナCの長手方向の中心位置Q2とを一致
させた状態で、上記スプレッダービームG1をコンテナ
Cに連結して当該コンテナCを船上から吊り上げ、ガン
トリークレーンGの直下の例えば車両走行レーンL1に
待機している車両Tに移載している。そして、上記車両
Tに移載したコンテナCは、車両Tの荷台上に設けられ
た固定装置によって四隅が固定された状態で、コンテナ
ヤードCY等に搬送されて一時的に保管される。また、
上記コンテナターミナルにおいては、一般に複数台のガ
ントリークレーンG及び複数列の車両走行レーンL1〜
L5が設けられており、各車両走行レーンL1〜L5
は、各ガントリークレーンG毎の専用レーンとして選択
的に使用される。
荷役作業においては、図3に示すように、コンテナ船S
に積載されたコンテナCを、自走式のガントリークレー
ンGによって吊り上げて、トレーラ等の車両Tの荷台上
に移載することが行われている。この荷役作業において
は、ガントリークレーンGを軌道に沿って走行移動させ
て、そのスプレッダービームG1の中心位置Q1と、船
積されたコンテナCの長手方向の中心位置Q2とを一致
させた状態で、上記スプレッダービームG1をコンテナ
Cに連結して当該コンテナCを船上から吊り上げ、ガン
トリークレーンGの直下の例えば車両走行レーンL1に
待機している車両Tに移載している。そして、上記車両
Tに移載したコンテナCは、車両Tの荷台上に設けられ
た固定装置によって四隅が固定された状態で、コンテナ
ヤードCY等に搬送されて一時的に保管される。また、
上記コンテナターミナルにおいては、一般に複数台のガ
ントリークレーンG及び複数列の車両走行レーンL1〜
L5が設けられており、各車両走行レーンL1〜L5
は、各ガントリークレーンG毎の専用レーンとして選択
的に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コンテナCの積卸
し作業に際しては、車両T側に設けられた固定装置に対
してコンテナCを連結する必要があるので、ガントリー
クレーンGによって吊り上げたコンテナCを、車両Tの
荷台上に設定されたコンテナ積載部T1に対して正確に
位置合わせした状態で降下させる必要がある。この際、
コンテナCの長手方向と直交する方向の位置合わせにつ
いては、ガントリークレーンGのスプレッダービームG
1の停止位置を、ガントリークレーンGのオペレータが
微調整すればよく、比較的容易に行うことができる。し
かし、コンテナCの長手方向の位置合わせについては、
車両Tの停止位置に依存するので、車両Tを所定位置に
正確に停止させる必要がある。勿論、上記車両T側に
は、ガントリークレーンGで吊り上げたコンテナCとの
位置関係が多少ずれている場合でも、コンテナCをコン
テナ積載部T1に対して調芯させるためのテーパ状のガ
イド部材が設けられているが、このガイド部材による調
芯作用を考慮したとしても、車両Tのコンテナ積載部T
1の長手方向の中心位置Q3が、コンテナCの長手方向
中心位置Q2、つまりガントリークレーンGのスプレッ
ダービームG1の長手方向中心位置Q1に対して、通常
±5cmの範囲になるように車両Tを停止させる必要が
ある。
し作業に際しては、車両T側に設けられた固定装置に対
してコンテナCを連結する必要があるので、ガントリー
クレーンGによって吊り上げたコンテナCを、車両Tの
荷台上に設定されたコンテナ積載部T1に対して正確に
位置合わせした状態で降下させる必要がある。この際、
コンテナCの長手方向と直交する方向の位置合わせにつ
いては、ガントリークレーンGのスプレッダービームG
1の停止位置を、ガントリークレーンGのオペレータが
微調整すればよく、比較的容易に行うことができる。し
かし、コンテナCの長手方向の位置合わせについては、
車両Tの停止位置に依存するので、車両Tを所定位置に
正確に停止させる必要がある。勿論、上記車両T側に
は、ガントリークレーンGで吊り上げたコンテナCとの
位置関係が多少ずれている場合でも、コンテナCをコン
テナ積載部T1に対して調芯させるためのテーパ状のガ
イド部材が設けられているが、このガイド部材による調
芯作用を考慮したとしても、車両Tのコンテナ積載部T
1の長手方向の中心位置Q3が、コンテナCの長手方向
中心位置Q2、つまりガントリークレーンGのスプレッ
ダービームG1の長手方向中心位置Q1に対して、通常
±5cmの範囲になるように車両Tを停止させる必要が
ある。
【0004】しかしながら、実際には車両Tを上記範囲
に正確に停止させることは困難であるので、ガントリー
クレーンGで吊り上げたコンテナCを、車両Tのコンテ
ナ積載部T1に降ろす際に、コンテナCを車両T側の固
定装置に連結できずに、再度コンテナCを吊り上げて車
両Tを移動させる必要が生じる。このため、荷役作業の
能率が低下するという問題があった。
に正確に停止させることは困難であるので、ガントリー
クレーンGで吊り上げたコンテナCを、車両Tのコンテ
ナ積載部T1に降ろす際に、コンテナCを車両T側の固
定装置に連結できずに、再度コンテナCを吊り上げて車
両Tを移動させる必要が生じる。このため、荷役作業の
能率が低下するという問題があった。
【0005】また、上記車両Tの移動に際しては、運転
手に車両Tの停止位置を指示するための人員が必要であ
るので、人件費コストが嵩むほか、当該人員に落下物が
当たる事故も発生しており、安全性においても問題があ
った。さらに、車両Tを上記範囲に停止させた場合で
も、ガイド部材によってコンテナCをコンテナ積載部T
1に調芯させた時点で、コンテナCが一気に降下するこ
とがあり、その衝撃によっ車両Tが大きく揺動し、運転
手が負傷するおそれがあった。この発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、荷役作業用のクレーンに対
して、車両を定位置に精度よく停止させることができ、
荷役作業を安全且つ能率的に行うことができる車両の位
置決め装置を提供することを目的とする。
手に車両Tの停止位置を指示するための人員が必要であ
るので、人件費コストが嵩むほか、当該人員に落下物が
当たる事故も発生しており、安全性においても問題があ
った。さらに、車両Tを上記範囲に停止させた場合で
も、ガイド部材によってコンテナCをコンテナ積載部T
1に調芯させた時点で、コンテナCが一気に降下するこ
とがあり、その衝撃によっ車両Tが大きく揺動し、運転
手が負傷するおそれがあった。この発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、荷役作業用のクレーンに対
して、車両を定位置に精度よく停止させることができ、
荷役作業を安全且つ能率的に行うことができる車両の位
置決め装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る車両の位置決め装置は、コンテナを吊
り上げて移載する荷役作業用のクレーンに対し、車両を
定位置に停止させるための車両の位置決め装置であっ
て、上記車両のコンテナ積載部の長手方向中心位置に関
連させて車両側に設けられた撮像用のマークと、上記ク
レーン側に設けられ、上記車両側の撮像用のマークを撮
像する撮像カメラと、撮像カメラで撮像した撮像用のマ
ークに対応する画像信号を無線送信する画像信号送信手
段と、車両の運転室に搭載され、画像信号送信手段から
の画像信号を受信して撮像用マークに対応する画像を表
示するモニター受像機と、上記モニター受像機に表示さ
れた撮像用のマークに対応する画像を合致させると、ク
レーンで吊り上げたコンテナと車両のコンテナ積載部の
それぞれの長手方向中心位置が一致するように、上記ク
レーンで吊り上げたコンテナの長手方向中心位置に関連
させてモニター受像機に表示された位置決め用のマーク
とを含むことを特徴とする。
の請求項1に係る車両の位置決め装置は、コンテナを吊
り上げて移載する荷役作業用のクレーンに対し、車両を
定位置に停止させるための車両の位置決め装置であっ
て、上記車両のコンテナ積載部の長手方向中心位置に関
連させて車両側に設けられた撮像用のマークと、上記ク
レーン側に設けられ、上記車両側の撮像用のマークを撮
像する撮像カメラと、撮像カメラで撮像した撮像用のマ
ークに対応する画像信号を無線送信する画像信号送信手
段と、車両の運転室に搭載され、画像信号送信手段から
の画像信号を受信して撮像用マークに対応する画像を表
示するモニター受像機と、上記モニター受像機に表示さ
れた撮像用のマークに対応する画像を合致させると、ク
レーンで吊り上げたコンテナと車両のコンテナ積載部の
それぞれの長手方向中心位置が一致するように、上記ク
レーンで吊り上げたコンテナの長手方向中心位置に関連
させてモニター受像機に表示された位置決め用のマーク
とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る車両の位置決め装置は、請
求項1に係る車両の位置決め装置において、上記撮像カ
メラが、複数列の車両走行レーンに応じて撮像視野を調
整するためのズーム機構備えることを特徴とする。請求
項3に係る車両の位置決め装置は、請求項2に係る車両
の位置決め装置において、複数列の車両走行レーンのう
ちから、所望の車両走行レーンを選択するレーン選択手
段と、レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置
する車両の撮像用のマークに対応させて、上記撮像カメ
ラのピントを自動的に合わせるオートフォーカス機構
と、レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置す
る車両の撮像用のマークを所定のサイズで撮像できるよ
うに、上記撮像カメラの撮像視野を自動的に調整するメ
モリーコントローラとを備えることを特徴とする。
求項1に係る車両の位置決め装置において、上記撮像カ
メラが、複数列の車両走行レーンに応じて撮像視野を調
整するためのズーム機構備えることを特徴とする。請求
項3に係る車両の位置決め装置は、請求項2に係る車両
の位置決め装置において、複数列の車両走行レーンのう
ちから、所望の車両走行レーンを選択するレーン選択手
段と、レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置
する車両の撮像用のマークに対応させて、上記撮像カメ
ラのピントを自動的に合わせるオートフォーカス機構
と、レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置す
る車両の撮像用のマークを所定のサイズで撮像できるよ
うに、上記撮像カメラの撮像視野を自動的に調整するメ
モリーコントローラとを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記請求項1に係る車両の位置決め装置によれ
ば、車両側に設けられた撮像用のマークを、クレーン側
に設けられた撮像カメラによって撮像し、この撮像用マ
ークに対応する画像信号を、画像信号送信手段によって
無線送信して、車両の運転席に搭載されたモニター受像
機に表示させることができる。そして、この撮像用マー
クに対応する画像と、上記モニター受像機に表示された
位置決め用マークとが一致するように、車両の停止位置
を調整することにより、上記クレーンで吊り上げたコン
テナと車両のコンテナ積載部のそれぞれの長手方向中心
位置を一致させることができる。
ば、車両側に設けられた撮像用のマークを、クレーン側
に設けられた撮像カメラによって撮像し、この撮像用マ
ークに対応する画像信号を、画像信号送信手段によって
無線送信して、車両の運転席に搭載されたモニター受像
機に表示させることができる。そして、この撮像用マー
クに対応する画像と、上記モニター受像機に表示された
位置決め用マークとが一致するように、車両の停止位置
を調整することにより、上記クレーンで吊り上げたコン
テナと車両のコンテナ積載部のそれぞれの長手方向中心
位置を一致させることができる。
【0009】請求項2に係る車両の位置決め装置によれ
ば、撮像カメラのズーム機構を操作して、その撮像視野
を調整することにより、各車両走行レーンのうちの所望
の車両走行レーンに位置する車両の撮像用のマークを、
撮像カメラからの距離にかかわらず所定のサイズで撮像
することができる。従って、複数列の車両走行レーンを
使用する場合でも、各車両走行レーン毎に撮像カメラを
設置する必要がない。
ば、撮像カメラのズーム機構を操作して、その撮像視野
を調整することにより、各車両走行レーンのうちの所望
の車両走行レーンに位置する車両の撮像用のマークを、
撮像カメラからの距離にかかわらず所定のサイズで撮像
することができる。従って、複数列の車両走行レーンを
使用する場合でも、各車両走行レーン毎に撮像カメラを
設置する必要がない。
【0010】請求項3に係る車両の位置決め装置によれ
ば、レーン選択手段によって複数列の車両走行レーンの
うちから、所望の車両走行レーンを選択することによ
り、オートフォーカス機構によって、上記選択した車両
走行レーンに位置する車両の撮像用のマークに対応させ
て、撮像カメラのピントを自動的に合わせることができ
るとともに、メモリーコントローラによって、上記選択
した車両走行レーンに応じて、撮像カメラの撮像視野を
自動的に調整することができる。従って、車両が複数列
の車両走行レーンのうちの何れのレーンに位置する場合
でも、当該車両の撮像用のマークを簡単に撮像すること
ができる。
ば、レーン選択手段によって複数列の車両走行レーンの
うちから、所望の車両走行レーンを選択することによ
り、オートフォーカス機構によって、上記選択した車両
走行レーンに位置する車両の撮像用のマークに対応させ
て、撮像カメラのピントを自動的に合わせることができ
るとともに、メモリーコントローラによって、上記選択
した車両走行レーンに応じて、撮像カメラの撮像視野を
自動的に調整することができる。従って、車両が複数列
の車両走行レーンのうちの何れのレーンに位置する場合
でも、当該車両の撮像用のマークを簡単に撮像すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら詳述する。図1はこの発明の車両の位置決め
装置の一実施例を示す概略図である。図3も参照して、
符号Gは荷役作業用のクレーンとしてのガントリークレ
ーンであり、岸壁に沿って複数台設けられている。この
ガントリークレーンGは、岸壁に沿って敷設された軌道
K上を自走可能であり、その吊り上げ中心位置、つまり
フックに吊り下げられて昇降操作されるスプレッダービ
ームG1の長手方向中心位置Q1と、コンテナ船S上の
コンテナCの長手方向中心位置Q2とが一致する位置に
停止させた状態で、当該コンテナCの積卸し作業を行う
ことができる。また、各ガントリークレーンGの直下に
は、複数列の車両走行レーンL1〜L5が設けられてお
り、この車両走行レーンL1〜L5は、各ガントリーク
レーンの専用レーンとして選択的に使用される。
照しながら詳述する。図1はこの発明の車両の位置決め
装置の一実施例を示す概略図である。図3も参照して、
符号Gは荷役作業用のクレーンとしてのガントリークレ
ーンであり、岸壁に沿って複数台設けられている。この
ガントリークレーンGは、岸壁に沿って敷設された軌道
K上を自走可能であり、その吊り上げ中心位置、つまり
フックに吊り下げられて昇降操作されるスプレッダービ
ームG1の長手方向中心位置Q1と、コンテナ船S上の
コンテナCの長手方向中心位置Q2とが一致する位置に
停止させた状態で、当該コンテナCの積卸し作業を行う
ことができる。また、各ガントリークレーンGの直下に
は、複数列の車両走行レーンL1〜L5が設けられてお
り、この車両走行レーンL1〜L5は、各ガントリーク
レーンの専用レーンとして選択的に使用される。
【0012】上記車両Tの荷台上には、コンテナCの下
面の四隅を連結して当該コンテナCが遊動するのを防止
する固定装置が設けられており(図示せず)、この固定
装置によって規定されるコンテナ積載部T1の長手方向
中心位置Q3に対応させて、撮像用のマークM1が設け
られている。この撮像用のマークM1は、車両Tの荷台
の側面に設けられており、その形状は上下方向に延びる
直線状のものである。この撮像用のマークM1は、ペイ
ントによって描いたり、荷台の側面に棒材を取付けた
り、直線を描いた表示板を荷台の側面に取付けたりする
ことによって構成される。但し、何れの場合において
も、上記荷台の側面と明確に区別できる色彩を施してお
くのが好ましい。
面の四隅を連結して当該コンテナCが遊動するのを防止
する固定装置が設けられており(図示せず)、この固定
装置によって規定されるコンテナ積載部T1の長手方向
中心位置Q3に対応させて、撮像用のマークM1が設け
られている。この撮像用のマークM1は、車両Tの荷台
の側面に設けられており、その形状は上下方向に延びる
直線状のものである。この撮像用のマークM1は、ペイ
ントによって描いたり、荷台の側面に棒材を取付けた
り、直線を描いた表示板を荷台の側面に取付けたりする
ことによって構成される。但し、何れの場合において
も、上記荷台の側面と明確に区別できる色彩を施してお
くのが好ましい。
【0013】一方、各ガントリークレーンGには、上記
撮像用のマークM1を正面から撮像するための撮像カメ
ラ1が搭載されている。この撮像カメラ1は、その撮像
視野の左右方向の中心を、スプレッダービームG1の長
手方向中心位置Q1に一致させた状態で、且つ上下方向
の中心を、車両Tの撮像用のマークM1の上下方向の中
心位置に対応させた状態で、ガントリークレーンGの横
桁G2に吊り下げられている(図2参照)。この撮像カ
メラ1は、例えばマイクロTVカラーカメラで構成され
ており、撮像視野を調整するためのズーム機構11と、
撮像用のマークM1に自動的にピントを合わせるための
オートフォーカス機構12と、自動的に絞り量を調整す
るオートアイ機構13とを備えている。上記ズーム機構
11は、ズームレンズを進退駆動するためのパルスモー
タを備えるものである。また、オートフォーカス機構1
2は、例えば赤外線照射によって、撮像カメラ1と所定
の車両走行レーンに位置する車両Tとの距離を測定し、
その距離に基づいて、当該各車両Tの撮像用のマークM
1に自動的にピントを合わせる公知の構造のものであ
る。
撮像用のマークM1を正面から撮像するための撮像カメ
ラ1が搭載されている。この撮像カメラ1は、その撮像
視野の左右方向の中心を、スプレッダービームG1の長
手方向中心位置Q1に一致させた状態で、且つ上下方向
の中心を、車両Tの撮像用のマークM1の上下方向の中
心位置に対応させた状態で、ガントリークレーンGの横
桁G2に吊り下げられている(図2参照)。この撮像カ
メラ1は、例えばマイクロTVカラーカメラで構成され
ており、撮像視野を調整するためのズーム機構11と、
撮像用のマークM1に自動的にピントを合わせるための
オートフォーカス機構12と、自動的に絞り量を調整す
るオートアイ機構13とを備えている。上記ズーム機構
11は、ズームレンズを進退駆動するためのパルスモー
タを備えるものである。また、オートフォーカス機構1
2は、例えば赤外線照射によって、撮像カメラ1と所定
の車両走行レーンに位置する車両Tとの距離を測定し、
その距離に基づいて、当該各車両Tの撮像用のマークM
1に自動的にピントを合わせる公知の構造のものであ
る。
【0014】上記ズーム機構11は、車両Tが車両走行
レーンL1〜L5のうちの何れのレーンを走行する場合
でも、当該車両Tの撮像用のマークM1を撮像できるよ
うに、撮像カメラ1の撮像視野の調整を、車両走行レー
ンL1〜L5に応じて自動的に行わせるメモリーコント
ローラ2によってその駆動が制御されている。このメモ
リーコントローラ2は、車両Tの運転席に搭載されたリ
モートコントローラ3からの指示に基づいて、上記撮像
視野の調整を各車両走行レーンL1〜L5に応じて実行
する。
レーンL1〜L5のうちの何れのレーンを走行する場合
でも、当該車両Tの撮像用のマークM1を撮像できるよ
うに、撮像カメラ1の撮像視野の調整を、車両走行レー
ンL1〜L5に応じて自動的に行わせるメモリーコント
ローラ2によってその駆動が制御されている。このメモ
リーコントローラ2は、車両Tの運転席に搭載されたリ
モートコントローラ3からの指示に基づいて、上記撮像
視野の調整を各車両走行レーンL1〜L5に応じて実行
する。
【0015】上記リモートコントローラ3は、ガントリ
ークレーンGに応じて設定された車両走行レーンを選択
(入力)するレーン選択手段31と、このレーン選択手
段31によって選択された車両走行レーンに対応する信
号を、無線送信によって上記メモリーコントローラ2に
送信する送信手段32とを備えている。なお、上記レー
ン選択手段31の操作は、通常、車両Tの運転手によっ
て行われる。また、上記メモリーコントローラ2は、上
記リモートコントローラ3からの信号を受信する受信手
段21と、上記ズーム機構11を駆動して、レーン選択
手段31で選択した車両走行レーンに応じて撮像カメラ
1の撮像視野を自動的に調整するズーム駆動制御手段2
2とを備えている。
ークレーンGに応じて設定された車両走行レーンを選択
(入力)するレーン選択手段31と、このレーン選択手
段31によって選択された車両走行レーンに対応する信
号を、無線送信によって上記メモリーコントローラ2に
送信する送信手段32とを備えている。なお、上記レー
ン選択手段31の操作は、通常、車両Tの運転手によっ
て行われる。また、上記メモリーコントローラ2は、上
記リモートコントローラ3からの信号を受信する受信手
段21と、上記ズーム機構11を駆動して、レーン選択
手段31で選択した車両走行レーンに応じて撮像カメラ
1の撮像視野を自動的に調整するズーム駆動制御手段2
2とを備えている。
【0016】さらに、上記メモリーコントローラ2は、
撮像カメラ1と各車両走行レーンL1〜L5との相対位
置に関する情報、例えば両者間の距離に関する情報を記
憶する記憶手段23を備えており、上記ズーム駆動制御
手段22は、記憶手段23に記憶された情報に基づい
て、撮像カメラ1の撮像視野が車両走行レーンL1〜L
5にかかわらずほぼ同一になるように、つまり各車両走
行レーンL1〜L5に位置する車両Tの撮像用のマーク
M1を、ほぼ同じサイズで撮像できるように、ズーム機
構11のパルスモータを駆動制御する。なお、上記リモ
ートコントローラ3は、ガントリークレーンG側に設け
られていてもよい。
撮像カメラ1と各車両走行レーンL1〜L5との相対位
置に関する情報、例えば両者間の距離に関する情報を記
憶する記憶手段23を備えており、上記ズーム駆動制御
手段22は、記憶手段23に記憶された情報に基づい
て、撮像カメラ1の撮像視野が車両走行レーンL1〜L
5にかかわらずほぼ同一になるように、つまり各車両走
行レーンL1〜L5に位置する車両Tの撮像用のマーク
M1を、ほぼ同じサイズで撮像できるように、ズーム機
構11のパルスモータを駆動制御する。なお、上記リモ
ートコントローラ3は、ガントリークレーンG側に設け
られていてもよい。
【0017】上記ガントリークレーンGには、撮像カメ
ラ1で撮像した撮像用のマークM1に対応する画像信号
を無線送信する画像信号送信手段4が搭載されている。
この画像信号送信手段4は、上記撮像カメラ1からの画
像信号を、変換器41によってUHF帯FM信号に変換
して、144〜431MHZ帯のロッドアンテナ42に
よって、車両Tに送信するものである。なお、上記変換
器41は、撮像カメラ1に装備されていてもよい。
ラ1で撮像した撮像用のマークM1に対応する画像信号
を無線送信する画像信号送信手段4が搭載されている。
この画像信号送信手段4は、上記撮像カメラ1からの画
像信号を、変換器41によってUHF帯FM信号に変換
して、144〜431MHZ帯のロッドアンテナ42に
よって、車両Tに送信するものである。なお、上記変換
器41は、撮像カメラ1に装備されていてもよい。
【0018】上記車両Tの運転室には、画像信号送信手
段4からの画像信号を受信して撮像用のマークM1の画
像を表示するモニター受像機5が搭載されている。この
モニター受像機5は、運転席から容易に目視できる位置
に配置されている。また、上記モニター受像機5の画面
の中央には、直線状にて上下方向に延びる位置決め用の
マークM2が、ペイント、粘着テープ等によって物理的
に表示されている。ここに、上記撮像カメラ1の撮像視
野の左右方向の中心は、スプレッダービームG1の長手
方向中心位置Q1に一致させているので、上記位置決め
用のマークM2は、ガントリークレーンGで吊り上げた
コンテナCの長手方向中心位置Q2に対応する位置を表
示していることになる。
段4からの画像信号を受信して撮像用のマークM1の画
像を表示するモニター受像機5が搭載されている。この
モニター受像機5は、運転席から容易に目視できる位置
に配置されている。また、上記モニター受像機5の画面
の中央には、直線状にて上下方向に延びる位置決め用の
マークM2が、ペイント、粘着テープ等によって物理的
に表示されている。ここに、上記撮像カメラ1の撮像視
野の左右方向の中心は、スプレッダービームG1の長手
方向中心位置Q1に一致させているので、上記位置決め
用のマークM2は、ガントリークレーンGで吊り上げた
コンテナCの長手方向中心位置Q2に対応する位置を表
示していることになる。
【0019】以上の構成であれば、所定のガントリーク
レーンGに対応する車両走行レーンを走行する車両Tの
撮像用のマークM1が、当該ガントリークレーンGに搭
載された撮像カメラ1の撮像視野に入ると、車両Tの運
転手は、当該撮像用のマークM1の画像を、運転室に搭
載されたモニター受像機5によって目視することができ
る。そして、このモニター受像機5に表示された撮像用
のマークM1の画像が、モニター受像機5の画面に表示
された位置決め用のマークM2と一致した時点で、車両
Tを停止させれば、ガントリークレーンGで吊り上げた
コンテナCの長手方向中心位置Q2と、車両Tのコンテ
ナ積載部T1の長手方向中心位置Q3とを一致させるこ
とができる。即ち、車両TをガントリークレーンGに対
して適正位置に停止させることができる。
レーンGに対応する車両走行レーンを走行する車両Tの
撮像用のマークM1が、当該ガントリークレーンGに搭
載された撮像カメラ1の撮像視野に入ると、車両Tの運
転手は、当該撮像用のマークM1の画像を、運転室に搭
載されたモニター受像機5によって目視することができ
る。そして、このモニター受像機5に表示された撮像用
のマークM1の画像が、モニター受像機5の画面に表示
された位置決め用のマークM2と一致した時点で、車両
Tを停止させれば、ガントリークレーンGで吊り上げた
コンテナCの長手方向中心位置Q2と、車両Tのコンテ
ナ積載部T1の長手方向中心位置Q3とを一致させるこ
とができる。即ち、車両TをガントリークレーンGに対
して適正位置に停止させることができる。
【0020】このため、上記コンテナ積載部T1とコン
テナCとの位置合わせのために、一旦降ろしたコンテナ
Cを再び吊り上げて、車両Tを移動させるという手間が
不要となり、荷役作業を能率的に行うことができる。ま
た、上記位置合わせを精度よく行うことができるので、
コンテナCをコンテナ積載部T1に降ろした際に、車両
Tに大きな衝撃が作用するのを防止することができる。
しかも、上記位置合わせ用の人員が不要になるので、そ
の分、人件費コストを削減することができるとともに、
落下物による人身事故が発生するのを防止することがで
きる。
テナCとの位置合わせのために、一旦降ろしたコンテナ
Cを再び吊り上げて、車両Tを移動させるという手間が
不要となり、荷役作業を能率的に行うことができる。ま
た、上記位置合わせを精度よく行うことができるので、
コンテナCをコンテナ積載部T1に降ろした際に、車両
Tに大きな衝撃が作用するのを防止することができる。
しかも、上記位置合わせ用の人員が不要になるので、そ
の分、人件費コストを削減することができるとともに、
落下物による人身事故が発生するのを防止することがで
きる。
【0021】また、リモートコントローラ3によって車
両走行レーンを選択指示することにより、オートフォー
カス機構12及びメモリーコントローラ2によって、当
該車両走行レーンに位置する撮影対象車両Tに付された
撮像用のマークM1を撮像することができるので、車両
Tが複数列のL車両走行レーンL1〜L5のうちの何れ
のレーンに位置する場合でも、当該車両Tの撮像用のマ
ークM1を簡単に撮像することができる。また、荷役作
業の都合から、所定のガントリークレーンGに設定され
た車両走行レーンを変更する必要が生じた場合でも、容
易に対応することができる。しかも、各車両走行レーン
L1〜L5毎に撮像カメラ1を設置する必要がないの
で、構成を簡素にすることができる。
両走行レーンを選択指示することにより、オートフォー
カス機構12及びメモリーコントローラ2によって、当
該車両走行レーンに位置する撮影対象車両Tに付された
撮像用のマークM1を撮像することができるので、車両
Tが複数列のL車両走行レーンL1〜L5のうちの何れ
のレーンに位置する場合でも、当該車両Tの撮像用のマ
ークM1を簡単に撮像することができる。また、荷役作
業の都合から、所定のガントリークレーンGに設定され
た車両走行レーンを変更する必要が生じた場合でも、容
易に対応することができる。しかも、各車両走行レーン
L1〜L5毎に撮像カメラ1を設置する必要がないの
で、構成を簡素にすることができる。
【0022】なお、上記撮像用のマークM1は、車両T
のコンテナ積載部T1の構成数に応じて設けられる。例
えば車両Tの前後に短寸のコンテナCを2個の積載する
場合には、図4に示すように、当該各コンテナ積載部T
1の長手方向中心位置Q3に応じて2箇所設けられる。
上記車両Tの撮像用のマークM1は、必ずしもそのコン
テナ積載部T1の長手方向中心位置Q3に一致させて設
ける必要はなく、当該中心位置Q3に関連させて設けて
あればよい。例えば、図5に示すように、撮像カメラ1
を、スプレッダービームG1の長手方向中心位置Q1に
対して、所定距離Xだけずれた位置に設置する場合に
は、撮像用のマークM1は、この撮像カメラ1の設置位
置に対応させて、車両Tのコンテナ積載部T1の長手方
向中心位置Q3から上記距離Xだけずれた位置に設けれ
ばよい。
のコンテナ積載部T1の構成数に応じて設けられる。例
えば車両Tの前後に短寸のコンテナCを2個の積載する
場合には、図4に示すように、当該各コンテナ積載部T
1の長手方向中心位置Q3に応じて2箇所設けられる。
上記車両Tの撮像用のマークM1は、必ずしもそのコン
テナ積載部T1の長手方向中心位置Q3に一致させて設
ける必要はなく、当該中心位置Q3に関連させて設けて
あればよい。例えば、図5に示すように、撮像カメラ1
を、スプレッダービームG1の長手方向中心位置Q1に
対して、所定距離Xだけずれた位置に設置する場合に
は、撮像用のマークM1は、この撮像カメラ1の設置位
置に対応させて、車両Tのコンテナ積載部T1の長手方
向中心位置Q3から上記距離Xだけずれた位置に設けれ
ばよい。
【0023】また、モニター受像機5に表示された位置
決め用のマークM2についても、ガントリークレーンG
で吊り上げたコンテナCの長手方向中心位置Q2に対応
する位置を表示する限り、モニター受像機5の画面の中
央より偏った位置に表示してもよい。さらに、この位置
決め用のマークM2は、モニター受像機5に対してテー
プ等によって物理的に表示するだけでなく、画面に映像
表示するようにしてもよい。
決め用のマークM2についても、ガントリークレーンG
で吊り上げたコンテナCの長手方向中心位置Q2に対応
する位置を表示する限り、モニター受像機5の画面の中
央より偏った位置に表示してもよい。さらに、この位置
決め用のマークM2は、モニター受像機5に対してテー
プ等によって物理的に表示するだけでなく、画面に映像
表示するようにしてもよい。
【0024】さらに、上記撮像用のマークM1について
は、撮像カメラ1で撮影した画像に処理を施して、例え
ば上下に延びる1本の線としてモニター受像機5に映像
表示するようにしてもよく、要するにモニター受像機5
には、撮像用のマークM1自体の画像だけでなく、この
撮像用のマークM1に対応する画像を映像表示するよう
にしてもよい。この発明の車両の位置決め装置は、車両
Tに積載されたコンテナCをガントリークレーンGによ
って船積みする際にも勿論使用することができる。ま
た、コンテナヤードCYにおいて使用されるトランスフ
ァークレーン等、ガントリークレーンG以外の種々の荷
役作業用のクレーンにも適用して実施することができ
る。
は、撮像カメラ1で撮影した画像に処理を施して、例え
ば上下に延びる1本の線としてモニター受像機5に映像
表示するようにしてもよく、要するにモニター受像機5
には、撮像用のマークM1自体の画像だけでなく、この
撮像用のマークM1に対応する画像を映像表示するよう
にしてもよい。この発明の車両の位置決め装置は、車両
Tに積載されたコンテナCをガントリークレーンGによ
って船積みする際にも勿論使用することができる。ま
た、コンテナヤードCYにおいて使用されるトランスフ
ァークレーン等、ガントリークレーンG以外の種々の荷
役作業用のクレーンにも適用して実施することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の車両の位置決
め装置によれば、車両の運転室に搭載されたモニター受
像機に表示された撮像用のマークと位置決め用マークと
が一致するように車両を停止させることにより、クレー
ンで吊り上げたコンテナと車両のコンテナ積載部のそれ
ぞれの長手方向中心位置を合致させるとことができる。
このため、クレーンの操作中に車両とコンテナとの位置
合わせを行う必要がなく、コンテナの荷役作業を能率的
に行うことができる。また、上記コンテナと車両のコン
テナ積載部との相対位置を、高精度に一致させることが
できるので、コンテナを車両に移載した際に当該車両に
大きな衝撃が作用するのを防止することができる。この
ため、運転手に対する安全性を確保することができる。
しかも、上記コンテナと車両のコンテナ積載部との位置
合わせを指示する人員が不要となるので、人件費コスト
を削減することができるとともに、落下物による人身事
故が発生するのを防止することができる。
め装置によれば、車両の運転室に搭載されたモニター受
像機に表示された撮像用のマークと位置決め用マークと
が一致するように車両を停止させることにより、クレー
ンで吊り上げたコンテナと車両のコンテナ積載部のそれ
ぞれの長手方向中心位置を合致させるとことができる。
このため、クレーンの操作中に車両とコンテナとの位置
合わせを行う必要がなく、コンテナの荷役作業を能率的
に行うことができる。また、上記コンテナと車両のコン
テナ積載部との相対位置を、高精度に一致させることが
できるので、コンテナを車両に移載した際に当該車両に
大きな衝撃が作用するのを防止することができる。この
ため、運転手に対する安全性を確保することができる。
しかも、上記コンテナと車両のコンテナ積載部との位置
合わせを指示する人員が不要となるので、人件費コスト
を削減することができるとともに、落下物による人身事
故が発生するのを防止することができる。
【0026】請求項2に係る車両の位置決め装置によれ
ば、撮像カメラのズーム機構を操作することにより、複
数列の車両走行レーンのうちの所望の車両走行レーンに
位置する車両の撮像用のマークを撮像することができ
る。このため、複数列の車両走行レーンを使用する場合
でも、各車両走行レーン毎に撮像カメラを設置する必要
がなく、その構成を簡素にすることができる。
ば、撮像カメラのズーム機構を操作することにより、複
数列の車両走行レーンのうちの所望の車両走行レーンに
位置する車両の撮像用のマークを撮像することができ
る。このため、複数列の車両走行レーンを使用する場合
でも、各車両走行レーン毎に撮像カメラを設置する必要
がなく、その構成を簡素にすることができる。
【0027】請求項3に係る車両の位置決め装置によれ
ば、レーン選択手段によって撮像対象車両が位置する車
両走行レーンを選択するだけで、当該車両の撮像用のマ
ークを撮像することができるので、車両が複数列の車両
走行レーンのうちの何れのレーンに位置する場合でも、
当該車両の撮像用のマークを簡単に撮像することができ
る。また、荷役作業の都合から、車両走行レーンを変更
する必要が生じた場合でも、容易に対応することができ
る。
ば、レーン選択手段によって撮像対象車両が位置する車
両走行レーンを選択するだけで、当該車両の撮像用のマ
ークを撮像することができるので、車両が複数列の車両
走行レーンのうちの何れのレーンに位置する場合でも、
当該車両の撮像用のマークを簡単に撮像することができ
る。また、荷役作業の都合から、車両走行レーンを変更
する必要が生じた場合でも、容易に対応することができ
る。
【図1】この発明の車両の位置決め装置の一実施例を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】要部側面図である。
【図3】コンテナターミナルの概略平面図である。
【図4】他の実施例を示す概略図である。
【図5】さらに他の実施例を示す概略図である。
1 撮像カメラ 2 メモリーコントローラ 5 モニター受像機 11 ズーム機構 12 オートフォーカス機構 31 レーン選択手段 M1 撮像用のマーク M2 位置決め用のマーク C コンテナ T 車両 T1 コンテナ積載部 G ガントリークレーン Q2 コンテナの長手方向中心位置 Q3 コンテナ積載部の長手方向中心位置 L1 車両走行レーン L2 車両走行レーン L3 車両走行レーン L4 車両走行レーン L5 車両走行レーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永見 和彦 三木市志染町東自由ヶ丘1−458 (72)発明者 馬場 勝 川崎市高津区久未336−1−1008
Claims (3)
- 【請求項1】コンテナを吊り上げて移載する荷役作業用
のクレーンに対し、車両を定位置に停止させるための車
両の位置決め装置であって、 上記車両のコンテナ積載部の長手方向中心位置に関連さ
せて車両側に設けられた撮像用のマークと、 上記クレーン側に設けられ、上記車両側の撮像用のマー
クを撮像する撮像カメラと、 撮像カメラで撮像した撮像用のマークに対応する画像信
号を無線送信する画像信号送信手段と、 車両の運転室に搭載され、画像信号送信手段からの画像
信号を受信して撮像用マークに対応する画像を表示する
モニター受像機と、 上記モニター受像機に表示された撮像用のマークに対応
する画像を合致させると、クレーンで吊り上げたコンテ
ナと車両のコンテナ積載部のそれぞれの長手方向中心位
置が一致するように、上記クレーンで吊り上げたコンテ
ナの長手方向中心位置に関連させてモニター受像機に表
示された位置決め用のマークとを含むことを特徴とする
車両の位置決め装置。 - 【請求項2】上記撮像カメラが、複数列の車両走行レー
ンに応じて撮像視野を調整するためのズーム機構を備え
る請求項1記載の車両の位置決め装置。 - 【請求項3】複数列の車両走行レーンのうちから、所望
の車両走行レーンを選択するレーン選択手段と、 レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置する車
両の撮像用のマークに対応させて、上記撮像カメラのピ
ントを自動的に合わせるオートフォーカス機構と、 レーン選択手段で選択した車両走行レーンに位置する車
両の撮像用のマークを所定のサイズで撮像できるよう
に、上記撮像カメラの撮像視野を自動的に調整するメモ
リーコントローラとを備える請求項2記載の車両の位置
決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26152494A JPH08101008A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 車両の位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26152494A JPH08101008A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 車両の位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101008A true JPH08101008A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17363106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26152494A Pending JPH08101008A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 車両の位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08101008A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11171487A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Nippon Yusoki Co Ltd | フォ−クリフトの運転方法 |
GB2425520A (en) * | 2005-04-27 | 2006-11-01 | Internat Terminal Solutions Lt | Vehicle positioning apparatus |
WO2012141987A1 (en) * | 2011-04-13 | 2012-10-18 | Tmeic Corporation | Container handler alignment system and method |
CN103601077A (zh) * | 2013-09-14 | 2014-02-26 | 韦文新 | 厢式车尾门自动装框系统 |
CN108190754A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-06-22 | 苏州诚满信息技术有限公司 | 一种基于增强现实测量技术的起重机工作方法及系统 |
CN109384150A (zh) * | 2017-08-03 | 2019-02-26 | 南通通镭软件有限公司 | 自动化装卸的集装箱锁头图像定位和防吊起方法 |
JP2020071699A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社豊田自動織機 | コンテナ無人搬送車 |
US11873195B2 (en) | 2017-11-24 | 2024-01-16 | Tmeic Corporation | Methods and systems for generating landing solutions for containers on landing surfaces |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP26152494A patent/JPH08101008A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11171487A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Nippon Yusoki Co Ltd | フォ−クリフトの運転方法 |
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CN102917971A (zh) * | 2011-04-13 | 2013-02-06 | 东芝三菱电机工业系统有限公司 | 集装箱装卸车对准系统及方法 |
US8686868B2 (en) | 2011-04-13 | 2014-04-01 | Tmeic Corporation | Container handler alignment system and method |
KR101430858B1 (ko) * | 2011-04-13 | 2014-08-18 | 티마익 코포레이션 | 컨테이너 취급기 정렬 시스템 및 방법 |
US9260276B2 (en) | 2011-04-13 | 2016-02-16 | Tmeic Corporation | Container handler alignment system and method |
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JP2020071699A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社豊田自動織機 | コンテナ無人搬送車 |
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