JPH08100849A - 可撓駆動素子のための浮遊型張り装置 - Google Patents
可撓駆動素子のための浮遊型張り装置Info
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- JPH08100849A JPH08100849A JP7149267A JP14926795A JPH08100849A JP H08100849 A JPH08100849 A JP H08100849A JP 7149267 A JP7149267 A JP 7149267A JP 14926795 A JP14926795 A JP 14926795A JP H08100849 A JPH08100849 A JP H08100849A
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- tension
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0853—Ratchets
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0874—Two or more finally actuated members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性の無端駆動要素に生ずる弛緩状態を、
同要素の動作中にも、他の補助装置を用いることなく簡
便に調節するとともに、駆動要素の循環系に加わる荷重
の変動にも応答させ得る張り装置を提案する。 【構成】 駆動要素に接触する接触面を具備させた一対
の張り部材と、前記互に対面する接触面間の間隔を調整
する調整手段を具えた位置付け部材を具備し、且つこの
位置付け部材が一対の張り部材間に跨って、それらを保
持する接続部材をも具備させてある。これらにより、張
り装置全体を無端駆動要素の循環部材に浮遊的に装着す
る。
同要素の動作中にも、他の補助装置を用いることなく簡
便に調節するとともに、駆動要素の循環系に加わる荷重
の変動にも応答させ得る張り装置を提案する。 【構成】 駆動要素に接触する接触面を具備させた一対
の張り部材と、前記互に対面する接触面間の間隔を調整
する調整手段を具えた位置付け部材を具備し、且つこの
位置付け部材が一対の張り部材間に跨って、それらを保
持する接続部材をも具備させてある。これらにより、張
り装置全体を無端駆動要素の循環部材に浮遊的に装着す
る。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、駆動チェーン及び駆動ベルト
のような可撓駆動要素を含む駆動システムのための浮遊
型張り装置に関する。
のような可撓駆動要素を含む駆動システムのための浮遊
型張り装置に関する。
【0002】
【発明の背景】本発明は、駆動チェーンやプーリのよう
な可撓駆動要素により駆動スプロケットと被駆動スプロ
ケットとが接続された通常の駆動システムに用いるのに
適合する。この構造において、駆動システムの正確な機
能及び駆動チェーンの使用寿命は、スプロケット間を走
る2つの駆動チェーンを、両走行部において重大な弛み
が生じないように張力を維持するとにより大巾に高めら
れることがよく知られている。この張力を提供する一つ
の手段は、スプロケットを互いに離間するように弾性的
に付勢することである。然し、より一般的な構造は、ス
プロケットの中間点で他方の走行部に向かって、1つ若
しくは両駆動チェーンの走行部を内向きに付勢する張り
装置を設けることである。この後者の型式の張り装置の
多数の例は、先行技術に開示されている。然し、大多数
の先行張り装置は、特定の駆動システムにおいて使用す
るように形成されている。例えばスプロケット軸に対し
て固定された支持体に支持若しくは保持されていたとい
うことである。この支持構造の使用において、スプロケ
ット間の張り装置の位置は、張り装置を最適位置に維持
するように制御可能である。固定支持体の使用は、互い
に水平に位置するスプロケットに使用するように形成さ
れた張り装置のために特に重要であると考えられて来
た。この水平構造において、張り装置の重量は、その位
置に影響せず、即ち、スプロケット間の張り装置の位置
は、これに作用する重力により何等制御されない。
な可撓駆動要素により駆動スプロケットと被駆動スプロ
ケットとが接続された通常の駆動システムに用いるのに
適合する。この構造において、駆動システムの正確な機
能及び駆動チェーンの使用寿命は、スプロケット間を走
る2つの駆動チェーンを、両走行部において重大な弛み
が生じないように張力を維持するとにより大巾に高めら
れることがよく知られている。この張力を提供する一つ
の手段は、スプロケットを互いに離間するように弾性的
に付勢することである。然し、より一般的な構造は、ス
プロケットの中間点で他方の走行部に向かって、1つ若
しくは両駆動チェーンの走行部を内向きに付勢する張り
装置を設けることである。この後者の型式の張り装置の
多数の例は、先行技術に開示されている。然し、大多数
の先行張り装置は、特定の駆動システムにおいて使用す
るように形成されている。例えばスプロケット軸に対し
て固定された支持体に支持若しくは保持されていたとい
うことである。この支持構造の使用において、スプロケ
ット間の張り装置の位置は、張り装置を最適位置に維持
するように制御可能である。固定支持体の使用は、互い
に水平に位置するスプロケットに使用するように形成さ
れた張り装置のために特に重要であると考えられて来
た。この水平構造において、張り装置の重量は、その位
置に影響せず、即ち、スプロケット間の張り装置の位置
は、これに作用する重力により何等制御されない。
【0003】要するに、全先行技術の張り装置の他の特
徴は、駆動チェーンの2つの走行部に接触してこれ等を
内向きに付勢する表面が、互いに位置的に共に固定さ
れ、或いはスプリング等で互いに向けて弾性的に付勢さ
れていることである。弾性的付勢技術の欠点は、これが
張り装置の複雑さを招き、また弾性手段自体が経時的に
摩耗を受けることである。接触表面間の距離が固定的な
張り装置は、チェーンが増大した摩擦を受けるように調
整できない。故に少なくともスプロケットが互いに水平
に位置するこれ等構造において、装置により提供される
張力は経時的に減少する。接触表面間固定距離の他の欠
点は、張り装置が異なる寸法のスプロケットに使用でき
ないことである。
徴は、駆動チェーンの2つの走行部に接触してこれ等を
内向きに付勢する表面が、互いに位置的に共に固定さ
れ、或いはスプリング等で互いに向けて弾性的に付勢さ
れていることである。弾性的付勢技術の欠点は、これが
張り装置の複雑さを招き、また弾性手段自体が経時的に
摩耗を受けることである。接触表面間の距離が固定的な
張り装置は、チェーンが増大した摩擦を受けるように調
整できない。故に少なくともスプロケットが互いに水平
に位置するこれ等構造において、装置により提供される
張力は経時的に減少する。接触表面間固定距離の他の欠
点は、張り装置が異なる寸法のスプロケットに使用でき
ないことである。
【0004】
【発明の要約】本発明は、先行張り装置の多くの制限を
克服する浮遊型の張り装置を提供する。本発明の張り装
置は、スプロケット、プーリ等の間に延在する可撓駆動
素子を有する駆動システムに用いるように形成される。
張り装置は、第1及び第2張り部材を含み、張り部材
は、駆動要素に接触する第1及び第2の接触部材を夫々
有する。張り装置は更に、第1及び第2張り部材を互い
に保持する位置付け部材を含む。位置付け部材は、第1
及び第2張り部材間に延在する一対の接続部材を含み、
接続部材は、張り部材を互いに離間関係に保持する。上
記離間関係において、接触部材は互いに面し、駆動要素
の第1及び第2走行部が、夫々第1及び第2接触部材と
接触して張り部材間を通過することを許容するのに充分
な距離だけ互いに離間される。位置付け部材はまた、接
触部材間の間隔が調整できるように、複数の位置で接続
部材に少なくとも1つの張り部材が保持されることを許
容する調整手段を含む。
克服する浮遊型の張り装置を提供する。本発明の張り装
置は、スプロケット、プーリ等の間に延在する可撓駆動
素子を有する駆動システムに用いるように形成される。
張り装置は、第1及び第2張り部材を含み、張り部材
は、駆動要素に接触する第1及び第2の接触部材を夫々
有する。張り装置は更に、第1及び第2張り部材を互い
に保持する位置付け部材を含む。位置付け部材は、第1
及び第2張り部材間に延在する一対の接続部材を含み、
接続部材は、張り部材を互いに離間関係に保持する。上
記離間関係において、接触部材は互いに面し、駆動要素
の第1及び第2走行部が、夫々第1及び第2接触部材と
接触して張り部材間を通過することを許容するのに充分
な距離だけ互いに離間される。位置付け部材はまた、接
触部材間の間隔が調整できるように、複数の位置で接続
部材に少なくとも1つの張り部材が保持されることを許
容する調整手段を含む。
【0005】上述の構造の結果、位置付け部材は駆動シ
ステムの使用中、張り部材を互いに固定距離に保持す
る。従って張り装置が駆動要素のみと接触している時、
張り部材は、駆動要素と張り部材との接触点で、駆動要
素と平行な方向に動くことにより、駆動要素上の荷重の
変動に応答することができる。望ましい構造において、
位置付け部材は第1及び第2接続部材を含み、各接続部
材は第1及び第2張り部材間に延在し且つここに保持さ
れる。接続部材は、接続部材間を駆動要素が通過するこ
とを許容するのに充分な距離だけ離間される。望ましく
は、少なくとも一方の張り部材は接続部材から完全に脱
係合できる。他の望ましい特徴は、接続部材は張り部材
間に延在する軸に沿って長手方向で、上記軸に沿って捩
りに服従し、駆動要素の第1及び第2走行部間の不整一
に応答して、張り部材が上記軸周りで互いに回転できる
ようになっている。
ステムの使用中、張り部材を互いに固定距離に保持す
る。従って張り装置が駆動要素のみと接触している時、
張り部材は、駆動要素と張り部材との接触点で、駆動要
素と平行な方向に動くことにより、駆動要素上の荷重の
変動に応答することができる。望ましい構造において、
位置付け部材は第1及び第2接続部材を含み、各接続部
材は第1及び第2張り部材間に延在し且つここに保持さ
れる。接続部材は、接続部材間を駆動要素が通過するこ
とを許容するのに充分な距離だけ離間される。望ましく
は、少なくとも一方の張り部材は接続部材から完全に脱
係合できる。他の望ましい特徴は、接続部材は張り部材
間に延在する軸に沿って長手方向で、上記軸に沿って捩
りに服従し、駆動要素の第1及び第2走行部間の不整一
に応答して、張り部材が上記軸周りで互いに回転できる
ようになっている。
【0006】或る望ましい実施例において、位置付け部
材は、張り部材を互いに向かって動かすのに必要な力が
張り部材を互いに離すように動かすのに必要な力よりも
小さいように配置されたラチェット状機構を含む。第2
の望ましい実施例において、各接続部材は、その長手方
向に沿って離間された一連の開口を含み、張り部材が互
いに選択的な距離に配置されることを許容する。他の実
施例において、各接続部材は、一連の接近して間隔をお
いた横断方向に延在する鋸歯を含み、各張り部材は、ブ
レード状縁部及び縁部を接続部材に対して圧迫する手段
を有する締結部材を含み、張り部材を接続部材に保持す
る。他の構造において、各張り部材は1つ若しくは複数
のローラを含ませることも可能で、これにより接触表面
は前記ローラの外周表面として形成される。
材は、張り部材を互いに向かって動かすのに必要な力が
張り部材を互いに離すように動かすのに必要な力よりも
小さいように配置されたラチェット状機構を含む。第2
の望ましい実施例において、各接続部材は、その長手方
向に沿って離間された一連の開口を含み、張り部材が互
いに選択的な距離に配置されることを許容する。他の実
施例において、各接続部材は、一連の接近して間隔をお
いた横断方向に延在する鋸歯を含み、各張り部材は、ブ
レード状縁部及び縁部を接続部材に対して圧迫する手段
を有する締結部材を含み、張り部材を接続部材に保持す
る。他の構造において、各張り部材は1つ若しくは複数
のローラを含ませることも可能で、これにより接触表面
は前記ローラの外周表面として形成される。
【0007】
【実施例の説明】図1,2は、駆動チェーン16により接
続されたスプロケット12,14を含む通常の駆動システム
に用いられた本発明に係る張り装置10を示す。駆動チェ
ーンの上側走行部20はスプロケット12,14の上側間に延
在し、下側走行部22はスプロケットの下側間に延在す
る。スプロケット12,14のいずれが駆動されるかは、上
記駆動の方向に依存し、上側走行部20、下側走行部22の
いずれかが駆動機構による張力下に置かれる。然し、本
発明の張り装置がないと、他方の走行部は弛み、従って
チェーンの摩擦は増大し、結局チェーンが一方のスプロ
ケットから外れる可能性が生じる。
続されたスプロケット12,14を含む通常の駆動システム
に用いられた本発明に係る張り装置10を示す。駆動チェ
ーンの上側走行部20はスプロケット12,14の上側間に延
在し、下側走行部22はスプロケットの下側間に延在す
る。スプロケット12,14のいずれが駆動されるかは、上
記駆動の方向に依存し、上側走行部20、下側走行部22の
いずれかが駆動機構による張力下に置かれる。然し、本
発明の張り装置がないと、他方の走行部は弛み、従って
チェーンの摩擦は増大し、結局チェーンが一方のスプロ
ケットから外れる可能性が生じる。
【0008】張り装置10は、接続部材34,36により接続
された上側張り部材30及び下側張り部材32を含む。上側
張り部材30は上側走行部20に係合するブロック40を含
み、下側張り部材32は下側走行部22に係合するブロック
140を含む。各ブロック40及び140は、下記のラチェッ
ト状構造により接続部材に接続され、比較的小さな力の
供給でブロック 140が互いに向かって移動でき、比較的
大きな力が供給されるか、分離工具を用いることによっ
てのみ互いから離れることができるようになっている。
従って、張り装置の使用中、駆動チェーン16により付与
される張力が、ブロック40, 140を互いに離間させる傾
向があるにも拘わらず、接続部材34,36は上下張り部材
を相対的に固定位置に保持される。然し、本発明の張り
装置は、駆動チェーンの寿命中、ブロック40, 140間の
間隔を減少させるように容易に調整でき、駆動チェーン
16の摩擦の増大により生ずる弛みを処理することができ
る。更に本発明の張り装置が駆動チェーン16若しくは他
の可撓駆動装置に据付けられる時、ブロック40, 140間
の距離は大きな範囲で変化でき、従って張り装置は、上
下の走行部20,22間の距離及びスプロケット12,14の寸
法の大きさの範囲で使用できる。
された上側張り部材30及び下側張り部材32を含む。上側
張り部材30は上側走行部20に係合するブロック40を含
み、下側張り部材32は下側走行部22に係合するブロック
140を含む。各ブロック40及び140は、下記のラチェッ
ト状構造により接続部材に接続され、比較的小さな力の
供給でブロック 140が互いに向かって移動でき、比較的
大きな力が供給されるか、分離工具を用いることによっ
てのみ互いから離れることができるようになっている。
従って、張り装置の使用中、駆動チェーン16により付与
される張力が、ブロック40, 140を互いに離間させる傾
向があるにも拘わらず、接続部材34,36は上下張り部材
を相対的に固定位置に保持される。然し、本発明の張り
装置は、駆動チェーンの寿命中、ブロック40, 140間の
間隔を減少させるように容易に調整でき、駆動チェーン
16の摩擦の増大により生ずる弛みを処理することができ
る。更に本発明の張り装置が駆動チェーン16若しくは他
の可撓駆動装置に据付けられる時、ブロック40, 140間
の距離は大きな範囲で変化でき、従って張り装置は、上
下の走行部20,22間の距離及びスプロケット12,14の寸
法の大きさの範囲で使用できる。
【0009】本発明の更に重要な特徴は、スプロケット
40, 140間の上下の走行部20,22上に対し、張り装置を
配置するだけで他の如何なる手段を設けなくとも使用で
きることである。これは、図1に示した水平位置を含む
スプロケット12,14の総ての相対位置において事実であ
る。またこのことは、スプロケット12,14の何れが、駆
動スプロケットであるか、またそのスプロケットの回転
方向と関係なく事実である。従って、本発明の張り装置
は、異なる駆動システムに対する応用範囲の広い装置を
提供する。また本発明は、可撓駆動要素がOリング、V
ベルト等の他の駆動ベルト、ロープ、ビード・チェーン
等の他の可撓駆動要素からなる駆動システムにも利用可
能である。
40, 140間の上下の走行部20,22上に対し、張り装置を
配置するだけで他の如何なる手段を設けなくとも使用で
きることである。これは、図1に示した水平位置を含む
スプロケット12,14の総ての相対位置において事実であ
る。またこのことは、スプロケット12,14の何れが、駆
動スプロケットであるか、またそのスプロケットの回転
方向と関係なく事実である。従って、本発明の張り装置
は、異なる駆動システムに対する応用範囲の広い装置を
提供する。また本発明は、可撓駆動要素がOリング、V
ベルト等の他の駆動ベルト、ロープ、ビード・チェーン
等の他の可撓駆動要素からなる駆動システムにも利用可
能である。
【0010】通常の張り構造において、上下の張り部材
30,32若しくはその等価物は、外部構造に弾性的に支持
され、これ等が駆動要素に対して直角な方向に移動で
き、駆動システムの使用中の荷重若しくは張力の不可避
な変動に適合できるようになっている。対照的に、本発
明の張り装置において、張り部材は互いに固定距離に保
持されるが、張り装置自体は、変動に適合するように駆
動要素に沿って移動できる。駆動要素に沿ったこの移動
は、非常に効果的な震動及びショック吸収機構を提供す
る。更に、通常の構造と異なり、ショック及び震動は、
張り装置を通して外部構造に伝達されない。
30,32若しくはその等価物は、外部構造に弾性的に支持
され、これ等が駆動要素に対して直角な方向に移動で
き、駆動システムの使用中の荷重若しくは張力の不可避
な変動に適合できるようになっている。対照的に、本発
明の張り装置において、張り部材は互いに固定距離に保
持されるが、張り装置自体は、変動に適合するように駆
動要素に沿って移動できる。駆動要素に沿ったこの移動
は、非常に効果的な震動及びショック吸収機構を提供す
る。更に、通常の構造と異なり、ショック及び震動は、
張り装置を通して外部構造に伝達されない。
【0011】特に図4に関し、上側張り部材30はブロッ
ク40、ブレード部材42及びクリップ44を含む。同様に、
下側張り部材32は、ブロック 140、ブレード部材 142及
びクリップ 144を含む。図1乃至図4に示した望ましい
実施例において、上下張り部材の要素は互いに同一で、
下側張り部材32の要素が、上側張り部材30に対応する各
素子の符号よりも 100だけ大きい符号を付して示されて
いる。前後の文脈が許容する限り、張り部材30,32の一
方の素子に関する以下の記述中の符号は、他方の張り部
材に対応する素子を引用しているものと理解されたい。
ク40、ブレード部材42及びクリップ44を含む。同様に、
下側張り部材32は、ブロック 140、ブレード部材 142及
びクリップ 144を含む。図1乃至図4に示した望ましい
実施例において、上下張り部材の要素は互いに同一で、
下側張り部材32の要素が、上側張り部材30に対応する各
素子の符号よりも 100だけ大きい符号を付して示されて
いる。前後の文脈が許容する限り、張り部材30,32の一
方の素子に関する以下の記述中の符号は、他方の張り部
材に対応する素子を引用しているものと理解されたい。
【0012】ブロック40は中心部分46を含み、ここから
同一の側壁48,50が延在してU字形チャンネル52を形成
する。中心部分46のチャンネル52へ内向きに面する側
は、レール54,56により側部が隣接する接触表面58から
なる。レール54,56及び接触表面58は、共通の円弧形状
を有し、接触表面58の上方のレールの高さは一定で、従
って、チャンネル52の全長に延在する凸状グローブ60を
形成する。駆動チェーン16の上側走行部20は、図3に示
す如く、グローブ60内に入る。レール54,56は、側壁4
8,50から離れるようにチェーンの側部を保持し、従っ
て駆動チェーン16とブロック40, 140との摩擦が最小と
なる。
同一の側壁48,50が延在してU字形チャンネル52を形成
する。中心部分46のチャンネル52へ内向きに面する側
は、レール54,56により側部が隣接する接触表面58から
なる。レール54,56及び接触表面58は、共通の円弧形状
を有し、接触表面58の上方のレールの高さは一定で、従
って、チャンネル52の全長に延在する凸状グローブ60を
形成する。駆動チェーン16の上側走行部20は、図3に示
す如く、グローブ60内に入る。レール54,56は、側壁4
8,50から離れるようにチェーンの側部を保持し、従っ
て駆動チェーン16とブロック40, 140との摩擦が最小と
なる。
【0013】チャンネル52から離れて面する中心部分46
の表面は、中心部分46の両側長手方向端部の突部62,64
と、突部間の支持表面66とを含む。支持表面66は横方向
縁部68,70を含む。突部62,64の内縁部は支持表面66の
隣接部分に対して、僅かに張出すリップ72,74を含む。
の表面は、中心部分46の両側長手方向端部の突部62,64
と、突部間の支持表面66とを含む。支持表面66は横方向
縁部68,70を含む。突部62,64の内縁部は支持表面66の
隣接部分に対して、僅かに張出すリップ72,74を含む。
【0014】ブレード部材42は、端部分80,82及び中心
部分84を含む。中心部分84は、横方向延在ブレード86,
88を含む。ブレード86,88の外縁部は、支持表面66及び
ブロック40から離れる方向にブレード86,88の平面の僅
かに外に傾斜するチップ90,92を含む。ブレード86,88
の機能を下記すると、クリップ44は、上部片 104, 106
により接続された側部片 100, 102を含む。側部片 100
は、狭い内向きU字形グローブを形成する中心部分 108
を含む。中心部分 108は、端部分 110, 112により側部
が隣接される。同様に、側部片 102は、端部分 116, 1
18により側部が隣接される中心部分 114を含み、中心部
分 114はまた、狭い内向きU字形グローブを形成するよ
うになっている。上部片 104は、端部分 110, 116を接
続し、上部片 106は、端部分 112, 118を接続する。
部分84を含む。中心部分84は、横方向延在ブレード86,
88を含む。ブレード86,88の外縁部は、支持表面66及び
ブロック40から離れる方向にブレード86,88の平面の僅
かに外に傾斜するチップ90,92を含む。ブレード86,88
の機能を下記すると、クリップ44は、上部片 104, 106
により接続された側部片 100, 102を含む。側部片 100
は、狭い内向きU字形グローブを形成する中心部分 108
を含む。中心部分 108は、端部分 110, 112により側部
が隣接される。同様に、側部片 102は、端部分 116, 1
18により側部が隣接される中心部分 114を含み、中心部
分 114はまた、狭い内向きU字形グローブを形成するよ
うになっている。上部片 104は、端部分 110, 116を接
続し、上部片 106は、端部分 112, 118を接続する。
【0015】ブレード部材42, 142及びクリップ44, 1
44は、望ましくは鋼のような金属から形成される。ブロ
ック40, 140及び接続部材34,36は、望ましくは超高分
子量ポリエチレンのような低摩擦材料から形成される。
「NYLONTRON」(商品名)のような低摩擦材料
もまた適当である。上側張り部材30は、支持表面66にブ
レード部材42を配置し、次に、ブロック40の上及び側部
上にクリップ44を圧着し、これは、上部片 104, 106の
長手方向縁部がリップ72,74の下側に夫々係留されるよ
うにすることにより形成される。ブレード部材42の長手
方向の量は、リップ72,74間の距離よりも僅かに小さ
い。同様に、端部分80,82の横方向の量は、ブロック40
の横方向の量よりも僅かに小さい。然しチップ90,92
は、図3に示す如く、縁部68,70を夫々僅かに越えて延
在する。下側張り部材32の形成は、上側張り部材30のそ
れと同一である。クリップ44, 144は、クリップ44の中
心部分108, 114及び対応するブロック 140の隣接側壁
により形成されるスロット内に、接続部材34,36が挿入
できるように形成される。例えば、接続部材34の上端部
は、図2,3に示す如く、クリップ44の中心部分 108及
びブロック40の隣接横表面により形成されるスロットを
通して挿入される。接続部材34がその様に挿入される
と、図3に示す如く、接続部材34は、チップ90と接触す
る。チップ90は、ブロック40から離れて僅かに上向きに
傾斜するため、ラッチ状の構造が齎らされ、ここにおい
て、比較的小さな力の供給により、接続部材34はスロッ
ト内を上方に移動できるが、大きな力が加わるか、分離
工具にブレード86が作用した時のみ、接続部材34,36は
スロット内を下方に移動することができる。ブレード部
材42の中心部分84と端部分80,82との間のU字形チャン
ネルは、ブレード86,88の下側へ、捩子回し等の先端が
挿入されることを許容し、ブレード86,88が支持表面66
の上方に持上げられて、チップ90若しくは92をブロック
40から離れるように上方に移動するようにする。ブレー
ド及びチップの上記上向き移動は、チップ90,92を接続
部材34,36から脱係合させ、従って、接続部材34,36が
上側張り部材30に対して下方に移動させることを許容す
る。下側張り部材32と接続部材34,36との接続は、上述
の上側張り部材30と同一である。
44は、望ましくは鋼のような金属から形成される。ブロ
ック40, 140及び接続部材34,36は、望ましくは超高分
子量ポリエチレンのような低摩擦材料から形成される。
「NYLONTRON」(商品名)のような低摩擦材料
もまた適当である。上側張り部材30は、支持表面66にブ
レード部材42を配置し、次に、ブロック40の上及び側部
上にクリップ44を圧着し、これは、上部片 104, 106の
長手方向縁部がリップ72,74の下側に夫々係留されるよ
うにすることにより形成される。ブレード部材42の長手
方向の量は、リップ72,74間の距離よりも僅かに小さ
い。同様に、端部分80,82の横方向の量は、ブロック40
の横方向の量よりも僅かに小さい。然しチップ90,92
は、図3に示す如く、縁部68,70を夫々僅かに越えて延
在する。下側張り部材32の形成は、上側張り部材30のそ
れと同一である。クリップ44, 144は、クリップ44の中
心部分108, 114及び対応するブロック 140の隣接側壁
により形成されるスロット内に、接続部材34,36が挿入
できるように形成される。例えば、接続部材34の上端部
は、図2,3に示す如く、クリップ44の中心部分 108及
びブロック40の隣接横表面により形成されるスロットを
通して挿入される。接続部材34がその様に挿入される
と、図3に示す如く、接続部材34は、チップ90と接触す
る。チップ90は、ブロック40から離れて僅かに上向きに
傾斜するため、ラッチ状の構造が齎らされ、ここにおい
て、比較的小さな力の供給により、接続部材34はスロッ
ト内を上方に移動できるが、大きな力が加わるか、分離
工具にブレード86が作用した時のみ、接続部材34,36は
スロット内を下方に移動することができる。ブレード部
材42の中心部分84と端部分80,82との間のU字形チャン
ネルは、ブレード86,88の下側へ、捩子回し等の先端が
挿入されることを許容し、ブレード86,88が支持表面66
の上方に持上げられて、チップ90若しくは92をブロック
40から離れるように上方に移動するようにする。ブレー
ド及びチップの上記上向き移動は、チップ90,92を接続
部材34,36から脱係合させ、従って、接続部材34,36が
上側張り部材30に対して下方に移動させることを許容す
る。下側張り部材32と接続部材34,36との接続は、上述
の上側張り部材30と同一である。
【0016】本発明の張り装置が、先ず駆動チェーン
(例えば16)、駆動ベルト若しくは他の可撓駆動部材に
供給されると、接続部材34,36は、最初に一方の張り部
材中へ、例えば上側張り部材30へ挿入され、上側張り部
材30及び接続部材34,36を含む部分的に形成された張り
装置が次に駆動チェーン16の一方の走行部上に配置され
る。次に、他方の張り部材32が他方の駆動チェーン走行
部の逆側に配置され、接続部材32が張り部材中へ挿入さ
れる。上下張り部材30,32は、次に、張り装置10が駆動
チェーン走行部上に適当な力を付与する迄、手動により
互いに接近される。駆動システムの使用時、駆動チェー
ン16はブロック40, 140のグローブ60, 160を通して夫
々走行する。ブロック40, 140が互いに適当な距離離間
されている時、張り装置は駆動システムの使用中、スプ
ロケット12,14間の固定平均位置を維持し、この際スプ
ロケット12,14に対して張り装置を配置するための如何
なる付属手段も用いない。ブロック40, 140の最適な離
間距離は、先ずブロック40,140を比較的大きな距離を
離してセットし、次に駆動システムを作動させて最適位
置が見出される迄ブロック相互の間隔を漸進的に減少さ
せることにより容易に決定される。駆動システムが比較
的長い期間に亘って摩耗を受けるにつれて、駆動チェー
ン16は弛み量が増大するようになる。この弛みの調整
は、再度最適位置が見出される迄手動でブロック40, 1
40を互いに動かすことにより容易に行なうことができ
る。駆動チェーン16からの張り装置を除去するには、捩
子回し等の工具により適当に達成され、上述の如く接続
部材34,36からブレード42のチップ90,92を強制的に取
外す。
(例えば16)、駆動ベルト若しくは他の可撓駆動部材に
供給されると、接続部材34,36は、最初に一方の張り部
材中へ、例えば上側張り部材30へ挿入され、上側張り部
材30及び接続部材34,36を含む部分的に形成された張り
装置が次に駆動チェーン16の一方の走行部上に配置され
る。次に、他方の張り部材32が他方の駆動チェーン走行
部の逆側に配置され、接続部材32が張り部材中へ挿入さ
れる。上下張り部材30,32は、次に、張り装置10が駆動
チェーン走行部上に適当な力を付与する迄、手動により
互いに接近される。駆動システムの使用時、駆動チェー
ン16はブロック40, 140のグローブ60, 160を通して夫
々走行する。ブロック40, 140が互いに適当な距離離間
されている時、張り装置は駆動システムの使用中、スプ
ロケット12,14間の固定平均位置を維持し、この際スプ
ロケット12,14に対して張り装置を配置するための如何
なる付属手段も用いない。ブロック40, 140の最適な離
間距離は、先ずブロック40,140を比較的大きな距離を
離してセットし、次に駆動システムを作動させて最適位
置が見出される迄ブロック相互の間隔を漸進的に減少さ
せることにより容易に決定される。駆動システムが比較
的長い期間に亘って摩耗を受けるにつれて、駆動チェー
ン16は弛み量が増大するようになる。この弛みの調整
は、再度最適位置が見出される迄手動でブロック40, 1
40を互いに動かすことにより容易に行なうことができ
る。駆動チェーン16からの張り装置を除去するには、捩
子回し等の工具により適当に達成され、上述の如く接続
部材34,36からブレード42のチップ90,92を強制的に取
外す。
【0017】本発明の張り装置の第2の望ましい実施例
は、図5に示される。この実施例は、接続部材 174, 1
76で接続された上側張り部材 170及び下側張り部材 172
からなる。接続部材 174, 176は、夫々一連の等寸法の
垂直離間チャンネル 178を含む。上下張り部材 170, 1
72は、夫々ブロック 180,U字形ブラケット 182及び張
り部材の両側に配置された一対のプレート 184を含む。
各ブロック 180は、図1〜4のブロック40, 140のそれ
と同様な形状及び構造を有する。ブラケット 182は、捩
子若しくはリベットのような適当な手段により夫々のブ
ロック 180に締結される。捩子付きシャフト 186がブラ
ケット 182の両側から横方向に延在する(図5では、2
つのシャフト 186のみが示されている)。シャフト 186
は、これ等が接続部材 174, 176のチャンネル 178を通
過できるように寸法決めされる。各プレート 184は、中
心に位置するチャンネル 188を含み、ここを通してシャ
フト 186がまた通過することができる。ワッシャ 190及
び蝶ナット 192がブラケット 182にプレート及び接続部
材を保持するために提供される。
は、図5に示される。この実施例は、接続部材 174, 1
76で接続された上側張り部材 170及び下側張り部材 172
からなる。接続部材 174, 176は、夫々一連の等寸法の
垂直離間チャンネル 178を含む。上下張り部材 170, 1
72は、夫々ブロック 180,U字形ブラケット 182及び張
り部材の両側に配置された一対のプレート 184を含む。
各ブロック 180は、図1〜4のブロック40, 140のそれ
と同様な形状及び構造を有する。ブラケット 182は、捩
子若しくはリベットのような適当な手段により夫々のブ
ロック 180に締結される。捩子付きシャフト 186がブラ
ケット 182の両側から横方向に延在する(図5では、2
つのシャフト 186のみが示されている)。シャフト 186
は、これ等が接続部材 174, 176のチャンネル 178を通
過できるように寸法決めされる。各プレート 184は、中
心に位置するチャンネル 188を含み、ここを通してシャ
フト 186がまた通過することができる。ワッシャ 190及
び蝶ナット 192がブラケット 182にプレート及び接続部
材を保持するために提供される。
【0018】上側張り部材 170及び下側張り部材 172を
相対所定間隔に互いに保持するため、ナット 192、ワッ
シャ 190及びプレート 184が、図5の右上部分に示され
るように張り部材から外され、シャフト 186が適当なチ
ャンネル 178内に配置される。プレート 184、ワッシャ
190及びナット 192は、次に図5の下部分に示されるよ
うに一緒に固定され、完成した張り装置を構成する。
相対所定間隔に互いに保持するため、ナット 192、ワッ
シャ 190及びプレート 184が、図5の右上部分に示され
るように張り部材から外され、シャフト 186が適当なチ
ャンネル 178内に配置される。プレート 184、ワッシャ
190及びナット 192は、次に図5の下部分に示されるよ
うに一緒に固定され、完成した張り装置を構成する。
【0019】図1乃至4の実施例と異なり、図5の実施
例では、接続部材 174, 176に上下張り部材を保持する
ラチェット状機構を含まない。然し、図5の張り装置で
は、駆動チェーン16の寿命中、ブロック間の間隔を減少
若しくは増大させるように容易に調整でき、例えば、駆
動チェーン16の摩耗の増大により生ずる弛みを処理でき
る。図1〜4の実施例と同様、図5の実施例もまた、外
部構造に対して張り装置を配置するための如何なる手段
がなくとも使用可能である。これは、スプロケット12,
14の相対位置について、また何れのスプロケット12,14
(図1参照)が駆動側のスプロケットであるかに関係な
く、またスプロケット12,14の回転方向に関係なく事実
である。
例では、接続部材 174, 176に上下張り部材を保持する
ラチェット状機構を含まない。然し、図5の張り装置で
は、駆動チェーン16の寿命中、ブロック間の間隔を減少
若しくは増大させるように容易に調整でき、例えば、駆
動チェーン16の摩耗の増大により生ずる弛みを処理でき
る。図1〜4の実施例と同様、図5の実施例もまた、外
部構造に対して張り装置を配置するための如何なる手段
がなくとも使用可能である。これは、スプロケット12,
14の相対位置について、また何れのスプロケット12,14
(図1参照)が駆動側のスプロケットであるかに関係な
く、またスプロケット12,14の回転方向に関係なく事実
である。
【0020】本発明の張り装置の第3実施例は、図6に
部分的に示される。図6は、接続部材 204, 206に保持
された上側張り部材 200を示す。各接続部材 204, 206
は一連の接近して間隔を置いた水平の鋸歯を含む。上側
張り部材 200は、ブロック 210及びブラケット 212を含
み、ブラケット 212はリベットのような適当な手段(図
示せず)によりブロックに固定される。ブロック 210の
横側は接続部材に適合するチャンネルを含む。捩子付き
シャフト 220がブラケット 212から上方に延在し、若し
くは、ブラケット 212のチャンネルを通してブロック 2
10から上方に延在する。V字形スプリング金属クリップ
222が接続部材 204, 206間に配置され、またシャフト
220が延在する中心チャンネルを含む。前記クリップ
は、蝶ナット 224及び1つ若しくは複数のワッシャによ
り上側張り部材に固定される。蝶ナット 224を締めるこ
とにより、クリップ 222は下向きに圧迫され、クリップ
の外側ブレード状エッジを接続部材 204, 206の内側鋸
歯表面に対して接触するように圧着し、従って、上側張
り部材を接続部材 204, 206に保持する。図5の実施例
と対照的に、この構造は、上下の張り部材30,32の相対
位置の基本的な連続調整を許容する。
部分的に示される。図6は、接続部材 204, 206に保持
された上側張り部材 200を示す。各接続部材 204, 206
は一連の接近して間隔を置いた水平の鋸歯を含む。上側
張り部材 200は、ブロック 210及びブラケット 212を含
み、ブラケット 212はリベットのような適当な手段(図
示せず)によりブロックに固定される。ブロック 210の
横側は接続部材に適合するチャンネルを含む。捩子付き
シャフト 220がブラケット 212から上方に延在し、若し
くは、ブラケット 212のチャンネルを通してブロック 2
10から上方に延在する。V字形スプリング金属クリップ
222が接続部材 204, 206間に配置され、またシャフト
220が延在する中心チャンネルを含む。前記クリップ
は、蝶ナット 224及び1つ若しくは複数のワッシャによ
り上側張り部材に固定される。蝶ナット 224を締めるこ
とにより、クリップ 222は下向きに圧迫され、クリップ
の外側ブレード状エッジを接続部材 204, 206の内側鋸
歯表面に対して接触するように圧着し、従って、上側張
り部材を接続部材 204, 206に保持する。図5の実施例
と対照的に、この構造は、上下の張り部材30,32の相対
位置の基本的な連続調整を許容する。
【0021】上述の全実施例において、上下張り部材
は、接続部材により接続され、接続部材は、張り部材が
相互に垂直軸周りで所定量回転できるように構成され、
垂直軸は、接続部材間で上下張り部材を通して延在す
る。故に、可撓駆動要素の上下走行部の僅かな不整一
は、上下張り部材の不整一に対し適合され、駆動要素と
張り部材との間の摩擦若しくは結合の増大を生じさせな
い。
は、接続部材により接続され、接続部材は、張り部材が
相互に垂直軸周りで所定量回転できるように構成され、
垂直軸は、接続部材間で上下張り部材を通して延在す
る。故に、可撓駆動要素の上下走行部の僅かな不整一
は、上下張り部材の不整一に対し適合され、駆動要素と
張り部材との間の摩擦若しくは結合の増大を生じさせな
い。
【0022】以上本発明の望ましい実施例に関し図示及
び説明したが、当業者であればこれ等に種々の変更が可
能であることを理解すべきである。従って本発明は図示
及び説明した特定の実施例に制限されるものではなく、
本発明の真の範囲及び思想は特許請求の範囲を以て決定
されるべきものである。
び説明したが、当業者であればこれ等に種々の変更が可
能であることを理解すべきである。従って本発明は図示
及び説明した特定の実施例に制限されるものではなく、
本発明の真の範囲及び思想は特許請求の範囲を以て決定
されるべきものである。
【図1】駆動チェーンについて用いられた本発明の張り
装置の第1実施例を示す側面図である。
装置の第1実施例を示す側面図である。
【図2】図1の張り装置の斜視図である。
【図3】図1の3ー3線に沿った断面図である。
【図4】図1の張り装置の展開斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
12 スプロケット 14 スプロケット 16 駆動チェーン 30 上側張り部材 32 下側張り部材 34 接続部材 36 接続部材 40 ブロック 42 ブレード部材 44 クリップ 140 ブロック 142 ブレード部材 144 クリップ 170 上側張り部材 172 下側張り部材 174 接続部材 176 接続部材 200 上側張り部材 204 接続部材 206 接続部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 可撓駆動素子のための浮遊型張り装
置
置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、駆動チェーン及び駆動ベルト
のような可撓駆動要素を含む駆動システムのための浮遊
型張り装置に関する。
のような可撓駆動要素を含む駆動システムのための浮遊
型張り装置に関する。
【0002】
【発明の背景】本発明は、駆動チェーンや駆動プーリの
ような可撓駆動要素により、駆動スプロケットと被駆動
スプロケットとが接続された通常の駆動システムに用い
るのに適合する。この構造において、駆動システムの正
確な機能及び駆動チェーンの使用寿命は、スプロケット
間を走る2つの駆動チェーンを、両走行部において重大
な弛みが生じないように張力を維持するとにより大巾に
高められることがよく知られている。必要とされるこの
張力を提供する一つの手段は、スプロケットを互いに離
間するように弾性的に付勢することである。然し、より
一般的な構造は、スプロケットの中間点で上下の夫々の
走行部に向かって、1つ若しくは両駆動チェーンの走行
部を内向きに付勢する張り装置を設けることである。こ
の後者の型式の張り装置の多数の例は、多くの先行技術
に開示されている。然し、大多数の先行する張り装置
は、特定の駆動システムにおいて使用するように形成さ
れている。例えばスプロケット軸に対して固定された支
持体に支持若しくは保持されていたということである。
この支持構造の使用において、スプロケット間の張り装
置の位置は、張り装置を最適位置に維持するように制御
可能である。固定支持体の使用は、互いに水平状態で位
置するスプロケットに使用するように形成された張り装
置のために特に重要であると考えられて来た。この水平
構造において、張り装置の重量は、その位置に影響せ
ず、即ち、スプロケット間の張り装置の位置は、これに
作用する重力により何等制限されない。
ような可撓駆動要素により、駆動スプロケットと被駆動
スプロケットとが接続された通常の駆動システムに用い
るのに適合する。この構造において、駆動システムの正
確な機能及び駆動チェーンの使用寿命は、スプロケット
間を走る2つの駆動チェーンを、両走行部において重大
な弛みが生じないように張力を維持するとにより大巾に
高められることがよく知られている。必要とされるこの
張力を提供する一つの手段は、スプロケットを互いに離
間するように弾性的に付勢することである。然し、より
一般的な構造は、スプロケットの中間点で上下の夫々の
走行部に向かって、1つ若しくは両駆動チェーンの走行
部を内向きに付勢する張り装置を設けることである。こ
の後者の型式の張り装置の多数の例は、多くの先行技術
に開示されている。然し、大多数の先行する張り装置
は、特定の駆動システムにおいて使用するように形成さ
れている。例えばスプロケット軸に対して固定された支
持体に支持若しくは保持されていたということである。
この支持構造の使用において、スプロケット間の張り装
置の位置は、張り装置を最適位置に維持するように制御
可能である。固定支持体の使用は、互いに水平状態で位
置するスプロケットに使用するように形成された張り装
置のために特に重要であると考えられて来た。この水平
構造において、張り装置の重量は、その位置に影響せ
ず、即ち、スプロケット間の張り装置の位置は、これに
作用する重力により何等制限されない。
【0003】要するに、先行する各技術の張り装置にお
ける他の特徴は、駆動チェーンの2つの走行部に接触し
てこれ等を内向きに付勢する表面が、互いに位置的に固
定され、或いはスプリング等で互いに近づける方向に向
けて弾性的に付勢されているということである。弾性的
付勢技術の欠点は、これが張り装置の複雑さを招き、ま
た弾性手段自体が経時的に摩耗を受けることである。接
触表面間の距離が固定的な張り装置は、チェーンが増大
した摩擦を受容し得るように調整できない。故に、少な
くともスプロケットが互いに水平に位置するこれ等構造
体において、装置により提供される張力が経時的に減少
するにも拘らず、それに対する対応策が構ぜられていな
かった。接触表面間を固定距離とする方式の他の欠点
は、張り装置が異なる寸法のスプロケットには使用でき
ないということである。
ける他の特徴は、駆動チェーンの2つの走行部に接触し
てこれ等を内向きに付勢する表面が、互いに位置的に固
定され、或いはスプリング等で互いに近づける方向に向
けて弾性的に付勢されているということである。弾性的
付勢技術の欠点は、これが張り装置の複雑さを招き、ま
た弾性手段自体が経時的に摩耗を受けることである。接
触表面間の距離が固定的な張り装置は、チェーンが増大
した摩擦を受容し得るように調整できない。故に、少な
くともスプロケットが互いに水平に位置するこれ等構造
体において、装置により提供される張力が経時的に減少
するにも拘らず、それに対する対応策が構ぜられていな
かった。接触表面間を固定距離とする方式の他の欠点
は、張り装置が異なる寸法のスプロケットには使用でき
ないということである。
【0004】
【発明の要約】本発明は、先行張り装置の多くの制限を
克服する浮遊型の張り装置を提供する。本発明の張り装
置は、スプロケット、プーリ等の間に架設される可撓駆
動素子を具えた駆動システムに活用されるように形成さ
れている。張り装置は、第1及び第2張り部材を含み、
更に、これら張り部材は、駆動要素に接触する第1及び
第2の接触部材を夫々有する。本発明の張り装置は、更
に、第1及び第2張り部材を互いに保持する位置付け部
材を含む。位置付け部材は、第1及び第2張り部材間に
延在する一対の接続部材から成り、これら接続部材は、
張り部材を互いに所定の離間関係を保持する。上記離間
関係において、接触部材は互いに一対をなして対面し、
駆動要素の第1及び第2走行部が、夫々第1及び第2接
触部材と接触して張り部材間を通過することを許容する
のに充分な距離だけ互いに離間される。位置付け部材は
また、接触部材間の間隔が調整できるように、複数の位
置で接続部材に少なくとも1つの張り部材が保持される
ことを許容する調整手段を含む。
克服する浮遊型の張り装置を提供する。本発明の張り装
置は、スプロケット、プーリ等の間に架設される可撓駆
動素子を具えた駆動システムに活用されるように形成さ
れている。張り装置は、第1及び第2張り部材を含み、
更に、これら張り部材は、駆動要素に接触する第1及び
第2の接触部材を夫々有する。本発明の張り装置は、更
に、第1及び第2張り部材を互いに保持する位置付け部
材を含む。位置付け部材は、第1及び第2張り部材間に
延在する一対の接続部材から成り、これら接続部材は、
張り部材を互いに所定の離間関係を保持する。上記離間
関係において、接触部材は互いに一対をなして対面し、
駆動要素の第1及び第2走行部が、夫々第1及び第2接
触部材と接触して張り部材間を通過することを許容する
のに充分な距離だけ互いに離間される。位置付け部材は
また、接触部材間の間隔が調整できるように、複数の位
置で接続部材に少なくとも1つの張り部材が保持される
ことを許容する調整手段を含む。
【0005】上述の構造の結果、位置付け部材は、駆動
システムの使用中、張り部材を互いに固定距離に保持す
る。従って張り装置が駆動要素とのみ接触していると
き、張り部材は、駆動要素と張り部材との接触点で、駆
動要素と平行な方向に動くことにより、駆動要素上の荷
重の変動に応答することができる。望ましい構造におい
て、位置付け部材は、第1及び第2接続部材を含み、各
接続部材は、第1及び第2張り部材間に延在し且つここ
に保持される。各接続部材は、接続部材間を駆動要素が
通過することを許容するのに充分な距離だけ離間され
る。望ましくは、少なくとも一方の張り部材は接続部材
から完全に脱係合できる。他の望ましい特徴は、各接続
部材が張り部材間に延在する軸に沿って長手方向に、上
記軸に沿って捩りに服従し、駆動要素の第1及び第2走
行部間の不整一に応答して、張り部材が上記軸周りで互
いに回転できるようになっている。
システムの使用中、張り部材を互いに固定距離に保持す
る。従って張り装置が駆動要素とのみ接触していると
き、張り部材は、駆動要素と張り部材との接触点で、駆
動要素と平行な方向に動くことにより、駆動要素上の荷
重の変動に応答することができる。望ましい構造におい
て、位置付け部材は、第1及び第2接続部材を含み、各
接続部材は、第1及び第2張り部材間に延在し且つここ
に保持される。各接続部材は、接続部材間を駆動要素が
通過することを許容するのに充分な距離だけ離間され
る。望ましくは、少なくとも一方の張り部材は接続部材
から完全に脱係合できる。他の望ましい特徴は、各接続
部材が張り部材間に延在する軸に沿って長手方向に、上
記軸に沿って捩りに服従し、駆動要素の第1及び第2走
行部間の不整一に応答して、張り部材が上記軸周りで互
いに回転できるようになっている。
【0006】或る望ましい実施例において、位置付け部
材は、張り部材を相互に動かすのに必要な力が、張り部
材を互いに離すように動かすのに必要な力よりも小さく
なるように配置されたラチェット状機構を含む。他の望
ましい実施例においては、各接続部材は、その長手方向
に沿って離間された一連の開口を含み、張り部材が互い
に選択的な間隔をもって配置されることを許容する。更
に他の実施例においては、各接続部材は、一連の接近し
て間隔を隔てた横断方向に延在する鋸歯を含み、各張り
部材は、ブレード状縁部及び縁部を接続部材に対して圧
迫する手段を有する締結部材を含み、これにより張り部
材を接続部材に保持する。他の構造においては、各張り
部材は1つ若しくは複数のローラを含ませることも可能
で、これにより、駆動要素との接触表面は前記ローラの
外周表面として形成される。
材は、張り部材を相互に動かすのに必要な力が、張り部
材を互いに離すように動かすのに必要な力よりも小さく
なるように配置されたラチェット状機構を含む。他の望
ましい実施例においては、各接続部材は、その長手方向
に沿って離間された一連の開口を含み、張り部材が互い
に選択的な間隔をもって配置されることを許容する。更
に他の実施例においては、各接続部材は、一連の接近し
て間隔を隔てた横断方向に延在する鋸歯を含み、各張り
部材は、ブレード状縁部及び縁部を接続部材に対して圧
迫する手段を有する締結部材を含み、これにより張り部
材を接続部材に保持する。他の構造においては、各張り
部材は1つ若しくは複数のローラを含ませることも可能
で、これにより、駆動要素との接触表面は前記ローラの
外周表面として形成される。
【0007】
【実施例の説明】図1,2は、駆動チェーン16により接
続されたスプロケット12,14を含む通常の駆動システム
に用いられた本発明に係る張り装置10を示す。駆動チェ
ーン16の第1走行部としての上側走行部20は、スプロケ
ット12,14の上側間に延在し、第2走行部としての下側
走行部22は、スプロケット12,14の下側間に延在する。
スプロケット12,14の何れが駆動されるかは、上記駆動
の方向に依存し、上側走行部20、下側走行部22の何れか
が駆動機構による張力下に置かれる。然し、本発明の張
り装置がないと、他方の走行部は弛み、従ってチェーン
の摩擦は増大し、結局チェーンが一方のスプロケットか
ら外れる可能性が生じる。
続されたスプロケット12,14を含む通常の駆動システム
に用いられた本発明に係る張り装置10を示す。駆動チェ
ーン16の第1走行部としての上側走行部20は、スプロケ
ット12,14の上側間に延在し、第2走行部としての下側
走行部22は、スプロケット12,14の下側間に延在する。
スプロケット12,14の何れが駆動されるかは、上記駆動
の方向に依存し、上側走行部20、下側走行部22の何れか
が駆動機構による張力下に置かれる。然し、本発明の張
り装置がないと、他方の走行部は弛み、従ってチェーン
の摩擦は増大し、結局チェーンが一方のスプロケットか
ら外れる可能性が生じる。
【0008】張り装置10は、接続部材34,36により接続
された第1張り部材としての上側張り部材30及び第2張
り部材としての下側張り部材32を含む。上側張り部材30
は、上側走行部20に係合するブロック40を含み、下側張
り部材32は、下側走行部22に係合するブロック 140を含
む。各ブロック40及び 140は、下記のラチェット状構造
により接続部材34,36に接続され、比較的小さな力の供
給でブロック40及び 140が互いに近づくように移動で
き、比較的大きな力が供給されるか、分離工具を用いる
ことによってのみ互いに離れる方向に移動できるように
なっている。従って、本発明の張り装置では、その使用
中、駆動チェーン16により付与される張力が、ブロック
40, 140を互いに離間させる傾向があるにも拘わらず、
接続部材34,36は、上下張り部材30,32を相対的に固定
した位置に保持している。然し、本発明の張り装置は、
駆動チェーン16の寿命中、ブロック40, 140間の間隔を
減少させるように容易に調整でき、駆動チェーン16の摩
擦の増大により生ずる弛みを処理することができる。更
に本発明の張り装置では、駆動チェーン16若しくは他の
可撓駆動装置に装着されるとき、ブロック40, 140間の
距離は大きな寸法範囲で変化を与えることができ、従っ
て、張り装置は上下の走行部20,22間の距離及びスプロ
ケット12,14の寸法の大きさの範囲で使用できる。
された第1張り部材としての上側張り部材30及び第2張
り部材としての下側張り部材32を含む。上側張り部材30
は、上側走行部20に係合するブロック40を含み、下側張
り部材32は、下側走行部22に係合するブロック 140を含
む。各ブロック40及び 140は、下記のラチェット状構造
により接続部材34,36に接続され、比較的小さな力の供
給でブロック40及び 140が互いに近づくように移動で
き、比較的大きな力が供給されるか、分離工具を用いる
ことによってのみ互いに離れる方向に移動できるように
なっている。従って、本発明の張り装置では、その使用
中、駆動チェーン16により付与される張力が、ブロック
40, 140を互いに離間させる傾向があるにも拘わらず、
接続部材34,36は、上下張り部材30,32を相対的に固定
した位置に保持している。然し、本発明の張り装置は、
駆動チェーン16の寿命中、ブロック40, 140間の間隔を
減少させるように容易に調整でき、駆動チェーン16の摩
擦の増大により生ずる弛みを処理することができる。更
に本発明の張り装置では、駆動チェーン16若しくは他の
可撓駆動装置に装着されるとき、ブロック40, 140間の
距離は大きな寸法範囲で変化を与えることができ、従っ
て、張り装置は上下の走行部20,22間の距離及びスプロ
ケット12,14の寸法の大きさの範囲で使用できる。
【0009】本発明の更に重要な特徴は、スプロケット
40, 140間の上下の走行部20,22上に張り装置を配置す
るだけで、他の如何なる手段を設けなくとも使用できる
ことである。この点は、図1に示した水平な位置を占め
るスプロケット12,14の総ての相対位置において事実で
ある。またこのことは、スプロケット12,14の何れが駆
動スプロケットであるか、またスプロケットの回転方向
とは関係なく事実である。従って、本発明の張り装置
は、異なる駆動システムに対する応用範囲の広い装置を
提供することになる。また本発明は、可撓駆動要素が、
Oリング、Vベルト等の他の駆動ベルト、ロープ、ビー
ド・チェーン等の他の可撓駆動要素からなる駆動システ
ムにも利用可能である。
40, 140間の上下の走行部20,22上に張り装置を配置す
るだけで、他の如何なる手段を設けなくとも使用できる
ことである。この点は、図1に示した水平な位置を占め
るスプロケット12,14の総ての相対位置において事実で
ある。またこのことは、スプロケット12,14の何れが駆
動スプロケットであるか、またスプロケットの回転方向
とは関係なく事実である。従って、本発明の張り装置
は、異なる駆動システムに対する応用範囲の広い装置を
提供することになる。また本発明は、可撓駆動要素が、
Oリング、Vベルト等の他の駆動ベルト、ロープ、ビー
ド・チェーン等の他の可撓駆動要素からなる駆動システ
ムにも利用可能である。
【0010】通常の張り構造において、第1、第2の張
り部材をなす上下の張り部材30,32若しくはその等価物
は、外部構造に対して弾性的に支持され、これ等が駆動
要素に対しては直角な方向に移動でき、駆動システムの
使用中の荷重若しくは張力の不可避な変動に適合できる
ようになっている。本発明の張り装置においては、各張
り部材は互いに固定された距離を保って、保持される
が、個々の張り装置自体は、変動に適合するように駆動
要素に沿って移動できる。駆動要素に沿ったこの移動
は、震動及びショックに対する効果的な吸収機能を発揮
する。更に、通常の構造とは異なり、ショック及び震動
は、張り装置を介して外部構造に伝達されるようなこと
がない。
り部材をなす上下の張り部材30,32若しくはその等価物
は、外部構造に対して弾性的に支持され、これ等が駆動
要素に対しては直角な方向に移動でき、駆動システムの
使用中の荷重若しくは張力の不可避な変動に適合できる
ようになっている。本発明の張り装置においては、各張
り部材は互いに固定された距離を保って、保持される
が、個々の張り装置自体は、変動に適合するように駆動
要素に沿って移動できる。駆動要素に沿ったこの移動
は、震動及びショックに対する効果的な吸収機能を発揮
する。更に、通常の構造とは異なり、ショック及び震動
は、張り装置を介して外部構造に伝達されるようなこと
がない。
【0011】図4では、本発明の実施例としての張り装
置の分解図を示してあるが、この場合、第3張り部材と
しての上側張り部材30は、ブロック40に関し、ブレード
部材42及びクリップ44を備えている。同様に、第2張り
部材としての下側張り部材32は、ブロック 140に関し
て、ブレード部材 142及びクリップ 144を具えている。
図1乃至図4に示した望ましい実施例において、上下の
各張り部材30,32を構成する各要素は互いに同一で、下
側張り部材32の各要素は、上側張り部材30に対応する各
要素の符号よりも 100だけ大きい符号を付して示してあ
る。前後の文脈が許容する限り、張り部材30,32の一方
の各要素に関する以下の記述中の符号は、他方の張り部
材に対応する各要素を引用しているものと理解すべきで
ある。
置の分解図を示してあるが、この場合、第3張り部材と
しての上側張り部材30は、ブロック40に関し、ブレード
部材42及びクリップ44を備えている。同様に、第2張り
部材としての下側張り部材32は、ブロック 140に関し
て、ブレード部材 142及びクリップ 144を具えている。
図1乃至図4に示した望ましい実施例において、上下の
各張り部材30,32を構成する各要素は互いに同一で、下
側張り部材32の各要素は、上側張り部材30に対応する各
要素の符号よりも 100だけ大きい符号を付して示してあ
る。前後の文脈が許容する限り、張り部材30,32の一方
の各要素に関する以下の記述中の符号は、他方の張り部
材に対応する各要素を引用しているものと理解すべきで
ある。
【0012】ブロック40は中央部分46を含み、その両側
に夫々同一の側壁48,50を延在させてU字形チャンネル
52を形成してある。中央部分46の内側がチャンネル52と
面する側の両側には、レール54,56を設けてあって、こ
れらレール54,56の間に、第1接触部材となる第1接触
表面58を形成してある。レール54,56及び第1接触表面
58は、共通の円弧状断面形状を有し、ブロック140 に関
して斜上方から示してある図示の態様と同様に、第1接
触表面58の両側のレールの高さは一定で、従って、チャ
ンネル52の全長に凸状のグローブ60を形成している。駆
動チェーン16の上側走行部20は、図3に示すように、こ
のグローブ60内に入る。レール54,56は、駆動チェーン
16が側壁48,50から離れるように、チェーンの側部と摺
動してこれを保持し、従って駆動チェーン16とブロック
40, 140との摩擦を最小になるようにしてある。
に夫々同一の側壁48,50を延在させてU字形チャンネル
52を形成してある。中央部分46の内側がチャンネル52と
面する側の両側には、レール54,56を設けてあって、こ
れらレール54,56の間に、第1接触部材となる第1接触
表面58を形成してある。レール54,56及び第1接触表面
58は、共通の円弧状断面形状を有し、ブロック140 に関
して斜上方から示してある図示の態様と同様に、第1接
触表面58の両側のレールの高さは一定で、従って、チャ
ンネル52の全長に凸状のグローブ60を形成している。駆
動チェーン16の上側走行部20は、図3に示すように、こ
のグローブ60内に入る。レール54,56は、駆動チェーン
16が側壁48,50から離れるように、チェーンの側部と摺
動してこれを保持し、従って駆動チェーン16とブロック
40, 140との摩擦を最小になるようにしてある。
【0013】チャンネル52と反対側の中央部分46の表面
は、中央部分46の長手方向の各端部に突部62,64を形成
してあり、これらの突部62,64間には、支持表面66を具
えている。この支持表面66はまた、横方向に縁部68,70
を有する。突部62,64の内縁部は、支持表面66の隣接部
分に対して僅かに張出すリップ72,74を具えている。
は、中央部分46の長手方向の各端部に突部62,64を形成
してあり、これらの突部62,64間には、支持表面66を具
えている。この支持表面66はまた、横方向に縁部68,70
を有する。突部62,64の内縁部は、支持表面66の隣接部
分に対して僅かに張出すリップ72,74を具えている。
【0014】ブレード部材42は、端部分80,82及び中心
部分84を含む。中心部分84は、横方向に延在するブレー
ド86,88を具え。ブレード86,88の外縁部は、ブロック
40の前記支持表面66及びブロック40から離れる方向に向
けて反曲したブレード86,88に連続して傾斜するチップ
90,92を形成してある。これらブレード86,88の構造を
述べると、クリップ44は、上部片 104, 106を橋片とし
て接続された側部片 100, 102を具えており、側部片 1
00は、狭い内向きU字形グローブを形成する中央部分 1
08を含み、中央部分 108はまた、端部分 110, 112に連
続している。同様に、側部片 102は、中央部分114 の両
側に端部分 116, 118を連続させており、反対側の中央
部分 114もまた、同様に狭い内向きU字形グローブを形
成するようになっている。従って、橋片としての上部片
104は、端部分 110, 116と連接し、上部片 106は、端
部分 112, 118を連接している。上下の方向を逆に配置
した第2張り装置としての各部についても、前記構造的
態様は同じであり、その場合、第2接触表面158 を具え
るブロック140 は、この接触表面158 が第2接触部材と
なる。
部分84を含む。中心部分84は、横方向に延在するブレー
ド86,88を具え。ブレード86,88の外縁部は、ブロック
40の前記支持表面66及びブロック40から離れる方向に向
けて反曲したブレード86,88に連続して傾斜するチップ
90,92を形成してある。これらブレード86,88の構造を
述べると、クリップ44は、上部片 104, 106を橋片とし
て接続された側部片 100, 102を具えており、側部片 1
00は、狭い内向きU字形グローブを形成する中央部分 1
08を含み、中央部分 108はまた、端部分 110, 112に連
続している。同様に、側部片 102は、中央部分114 の両
側に端部分 116, 118を連続させており、反対側の中央
部分 114もまた、同様に狭い内向きU字形グローブを形
成するようになっている。従って、橋片としての上部片
104は、端部分 110, 116と連接し、上部片 106は、端
部分 112, 118を連接している。上下の方向を逆に配置
した第2張り装置としての各部についても、前記構造的
態様は同じであり、その場合、第2接触表面158 を具え
るブロック140 は、この接触表面158 が第2接触部材と
なる。
【0015】ブレード部材42, 142及びクリップ44, 1
44は、望ましくは鋼のような金属から形成される。ブロ
ック40, 140及び接続部材34,36は、望ましくは超高分
子量ポリエチレンのような低摩擦材料から形成される。
「NYLONTRON」(商品名)のような低摩擦材料
もまた適当である。上側張り部材30は、支持表面66にブ
レード部材42を配置し、次に、ブロック40の上及び側部
にクリップ44を圧着し、上部片 104, 106の長手方向縁
部がブロック40の前記リップ72,74の下側に夫々係留さ
れるようにすることにより形成される。ブレード部材42
の長手方向の長さは、リップ72,74間の距離よりも僅か
に小さい。同様に、端部分80,82の横方向の長さは、ブ
ロック40の横方向の幅よりも僅かに小さい。然しチップ
90,92は、図3に示すように、縁部68,70を夫々僅かに
越えて延在する。下側張り部材32の形成は、上側張り部
材30のそれと同一である。即ち、クリップ 144は、クリ
ップ44における中央部分 108, 114と同様に、対応する
ブロック 140の隣接側壁により形成されるスロット(前
記U字形グローブ)内に、接続部材34,36が挿入できる
ように形成される。例えば、接続部材34の上端部は、図
2,3に示されるように、クリップ44の中央部分 108及
びブロック40の隣接横表面により形成されるスロット
(前記U字形グローブ)を通して挿入される。接続部材
34がそのように挿入されると、図3に示すように、接続
部材34は、チップ90と接触する。チップ90は、ブロック
40から離れて僅かに上向きに傾斜するため、ラッチ状の
構造が齎らされ、ここにおいて、比較的小さな力を加え
ることにより、接続部材34はこのスロット内を上方に移
動できるが、大きな力が加わるか、分離工具にブレード
86が作用したときのみ、接続部材34,36は同スロット内
を下方に移動させることができる。ブレード部材42の中
心部分84と端部分80,82との間のU字形チャンネルは、
ブレード86,88の下側へ捩子回し等の先端が挿入される
ことを許容し、これにより、ブレード86,88が支持表面
66の上方に持上げられて、チップ90若しくは92をブロッ
ク40から離れるように上方に移動させることができる。
ブレード及びチップ90,92の上記上向き移動の操作は、
チップ90,92を接続部材34,36から脱外させ、従って、
接続部材34,36を上側張り部材30に対して下方に移動さ
せることを許容する。下側張り部材32と接続部材34,36
との係合及び脱外は、上述の上側張り部材30と同一であ
る。
44は、望ましくは鋼のような金属から形成される。ブロ
ック40, 140及び接続部材34,36は、望ましくは超高分
子量ポリエチレンのような低摩擦材料から形成される。
「NYLONTRON」(商品名)のような低摩擦材料
もまた適当である。上側張り部材30は、支持表面66にブ
レード部材42を配置し、次に、ブロック40の上及び側部
にクリップ44を圧着し、上部片 104, 106の長手方向縁
部がブロック40の前記リップ72,74の下側に夫々係留さ
れるようにすることにより形成される。ブレード部材42
の長手方向の長さは、リップ72,74間の距離よりも僅か
に小さい。同様に、端部分80,82の横方向の長さは、ブ
ロック40の横方向の幅よりも僅かに小さい。然しチップ
90,92は、図3に示すように、縁部68,70を夫々僅かに
越えて延在する。下側張り部材32の形成は、上側張り部
材30のそれと同一である。即ち、クリップ 144は、クリ
ップ44における中央部分 108, 114と同様に、対応する
ブロック 140の隣接側壁により形成されるスロット(前
記U字形グローブ)内に、接続部材34,36が挿入できる
ように形成される。例えば、接続部材34の上端部は、図
2,3に示されるように、クリップ44の中央部分 108及
びブロック40の隣接横表面により形成されるスロット
(前記U字形グローブ)を通して挿入される。接続部材
34がそのように挿入されると、図3に示すように、接続
部材34は、チップ90と接触する。チップ90は、ブロック
40から離れて僅かに上向きに傾斜するため、ラッチ状の
構造が齎らされ、ここにおいて、比較的小さな力を加え
ることにより、接続部材34はこのスロット内を上方に移
動できるが、大きな力が加わるか、分離工具にブレード
86が作用したときのみ、接続部材34,36は同スロット内
を下方に移動させることができる。ブレード部材42の中
心部分84と端部分80,82との間のU字形チャンネルは、
ブレード86,88の下側へ捩子回し等の先端が挿入される
ことを許容し、これにより、ブレード86,88が支持表面
66の上方に持上げられて、チップ90若しくは92をブロッ
ク40から離れるように上方に移動させることができる。
ブレード及びチップ90,92の上記上向き移動の操作は、
チップ90,92を接続部材34,36から脱外させ、従って、
接続部材34,36を上側張り部材30に対して下方に移動さ
せることを許容する。下側張り部材32と接続部材34,36
との係合及び脱外は、上述の上側張り部材30と同一であ
る。
【0016】本発明の張り装置10が、先ず駆動チェーン
(例えば16)、駆動ベルト若しくは他の可撓駆動部材に
装着される態様は、次の通りである。接続部材34,36
は、最初に一方の張り部材中へ、例えば上側張り部材30
へ挿入され、上側張り部材30及び接続部材34,36を含む
部分的に形成された本発明の張り装置が、次に駆動チェ
ーン16の一方の走行部上に配置される。次に、他方の張
り部材32が駆動チェーン16の走行部の逆側に配置され、
接続部材32が張り部材中へ挿入される。上下張り部材3
0,32は、次に、張り装置10を駆動チェーン16の走行部
上に適当な力を付与する迄、手動により互いに接近させ
る。駆動システムの使用時、駆動チェーン16は、ブロッ
ク40, 140のグローブ60, 160を通して夫々走行する。
ブロック40,140が互いに適当な距離を隔てて配置され
ている時、張り装置は、駆動システムの使用中、スプロ
ケット12,14間の固定平均位置を維持し、この際、スプ
ロケット12,14に対して張り装置を配置するための如何
なる付属手段も必要としない。ブロック40, 140の最適
な離間距離は、先ずブロック40, 140を比較的大きな距
離を離してセットし、次に駆動システムを作動させて最
適位置が見出される迄ブロック相互の間隔を漸進的に減
少させることにより容易に決定される。駆動システムが
比較的長い期間に亘って使用されたことによって、摩耗
を受けるにつれて、駆動チェーン16は弛み量が増大する
ようになる。この弛みの調整は、再度最適位置が見出さ
れる迄手動でブロック40, 140を動かし、互いに近接さ
せることにより容易に行なうことができる。駆動チェー
ン16から張り装置10を除去するには、捩子回し等の工具
を用い、上述の如く接続部材34,36からブレード42のチ
ップ90,92を強制的に取外すことによって、簡単に達成
される。
(例えば16)、駆動ベルト若しくは他の可撓駆動部材に
装着される態様は、次の通りである。接続部材34,36
は、最初に一方の張り部材中へ、例えば上側張り部材30
へ挿入され、上側張り部材30及び接続部材34,36を含む
部分的に形成された本発明の張り装置が、次に駆動チェ
ーン16の一方の走行部上に配置される。次に、他方の張
り部材32が駆動チェーン16の走行部の逆側に配置され、
接続部材32が張り部材中へ挿入される。上下張り部材3
0,32は、次に、張り装置10を駆動チェーン16の走行部
上に適当な力を付与する迄、手動により互いに接近させ
る。駆動システムの使用時、駆動チェーン16は、ブロッ
ク40, 140のグローブ60, 160を通して夫々走行する。
ブロック40,140が互いに適当な距離を隔てて配置され
ている時、張り装置は、駆動システムの使用中、スプロ
ケット12,14間の固定平均位置を維持し、この際、スプ
ロケット12,14に対して張り装置を配置するための如何
なる付属手段も必要としない。ブロック40, 140の最適
な離間距離は、先ずブロック40, 140を比較的大きな距
離を離してセットし、次に駆動システムを作動させて最
適位置が見出される迄ブロック相互の間隔を漸進的に減
少させることにより容易に決定される。駆動システムが
比較的長い期間に亘って使用されたことによって、摩耗
を受けるにつれて、駆動チェーン16は弛み量が増大する
ようになる。この弛みの調整は、再度最適位置が見出さ
れる迄手動でブロック40, 140を動かし、互いに近接さ
せることにより容易に行なうことができる。駆動チェー
ン16から張り装置10を除去するには、捩子回し等の工具
を用い、上述の如く接続部材34,36からブレード42のチ
ップ90,92を強制的に取外すことによって、簡単に達成
される。
【0017】本発明の張り装置の第2の望ましい実施例
は、図5に示される。この実施例では、接続部材 174,
176で接続された第1の張り部材としての上側張り部材
170及び第2の張り部材としての下側張り部材 172から
成る。接続部材 174, 176は、夫々一連の等寸法の垂直
離間チャンネル用の孔 178を含む。上下張り部材 170,
172は、夫々のブロック 180,U字形ブラケット 182及
び上下の張り部材170,172 の両側に配置された一対の
プレート 184,184 を含む。各ブロック 180は、図1〜
4のブロック40, 140のそれと同様の形状及び構造を有
する。ブラケット 182は、捩子若しくはリベットのよう
な適当な手段を孔178 に挿通し、夫々のブロック 180に
締結される。この場合、捩子付きシャフト 186をブラケ
ット 182の両側から横方向に貫通させる(図5では、2
つのシャフト 186のみが示されている)。シャフト 186
は、これ等が接続部材 174, 176の孔 178を通過できる
ように寸法決めされている。各プレート 184は、中心に
位置する孔 188を有し、ここを通してシャフト 186を通
過させるようにしてある。ワッシャ 190及び蝶ナット 1
92は、ブロック180 、ブラケット 182、プレート184 及
び接続部材174 ,176 を締めつけて保持するために提供
される。
は、図5に示される。この実施例では、接続部材 174,
176で接続された第1の張り部材としての上側張り部材
170及び第2の張り部材としての下側張り部材 172から
成る。接続部材 174, 176は、夫々一連の等寸法の垂直
離間チャンネル用の孔 178を含む。上下張り部材 170,
172は、夫々のブロック 180,U字形ブラケット 182及
び上下の張り部材170,172 の両側に配置された一対の
プレート 184,184 を含む。各ブロック 180は、図1〜
4のブロック40, 140のそれと同様の形状及び構造を有
する。ブラケット 182は、捩子若しくはリベットのよう
な適当な手段を孔178 に挿通し、夫々のブロック 180に
締結される。この場合、捩子付きシャフト 186をブラケ
ット 182の両側から横方向に貫通させる(図5では、2
つのシャフト 186のみが示されている)。シャフト 186
は、これ等が接続部材 174, 176の孔 178を通過できる
ように寸法決めされている。各プレート 184は、中心に
位置する孔 188を有し、ここを通してシャフト 186を通
過させるようにしてある。ワッシャ 190及び蝶ナット 1
92は、ブロック180 、ブラケット 182、プレート184 及
び接続部材174 ,176 を締めつけて保持するために提供
される。
【0018】所定間隔を隔てて上側張り部材 170及び下
側張り部材 172を互いに保持するようにした、蝶ナット
192、ワッシャ 190及びプレート 184は、図5の右上部
分に示されるように、簡単に張り部材から外され、シャ
フト 186を適当な孔 178内に配置することで、接続部材
174 ,176 に対する装着位置を変更できる。この変更装
着の結果は、プレート 184、ワッシャ 190及び蝶ナット
192を含めて図5の下部分に示されている。
側張り部材 172を互いに保持するようにした、蝶ナット
192、ワッシャ 190及びプレート 184は、図5の右上部
分に示されるように、簡単に張り部材から外され、シャ
フト 186を適当な孔 178内に配置することで、接続部材
174 ,176 に対する装着位置を変更できる。この変更装
着の結果は、プレート 184、ワッシャ 190及び蝶ナット
192を含めて図5の下部分に示されている。
【0019】図1乃至4の実施例と異なり、図5の実施
例では、接続部材 174, 176に上下張り部材を保持する
ラチェット状機構を含んでいない。然し、図5の張り装
置では、駆動チェーン16の寿命中、ブロック間の間隔を
減少若しくは増大させるように容易に調整でき、例え
ば、駆動チェーン16の摩耗の増大により生ずる弛みを処
理できる。図1〜4の実施例と同様、図5の実施例もま
た、外部構造に対して張り装置を配置するための如何な
る別の手段がなくても使用可能である。これは、スプロ
ケット12,14の相対位置について、また何れのスプロケ
ット12,14(図1参照)が駆動側のスプロケットである
かに関係なく、またスプロケット12,14の回転方向にも
関係のない事実である。
例では、接続部材 174, 176に上下張り部材を保持する
ラチェット状機構を含んでいない。然し、図5の張り装
置では、駆動チェーン16の寿命中、ブロック間の間隔を
減少若しくは増大させるように容易に調整でき、例え
ば、駆動チェーン16の摩耗の増大により生ずる弛みを処
理できる。図1〜4の実施例と同様、図5の実施例もま
た、外部構造に対して張り装置を配置するための如何な
る別の手段がなくても使用可能である。これは、スプロ
ケット12,14の相対位置について、また何れのスプロケ
ット12,14(図1参照)が駆動側のスプロケットである
かに関係なく、またスプロケット12,14の回転方向にも
関係のない事実である。
【0020】本発明の張り装置の第3実施例を、図6に
部分図としてに示してある。即ち、図6は、接続部材 2
04, 206に保持された上側張り部材 200を示す。各接続
部材204, 206は一連の接近して間隔を置いた水平の鋸
歯を含む。上側張り部材 200は、ブロック 210及びブラ
ケット 212を含み、ブラケット 212は、リベットのよう
な適当な手段(図示せず)によりブロック210 に固定さ
れる。ブロック 210の横側は、接続部材204 ,206 に適
合するチャンネルを形成してある。捩子付きシャフト 2
20がコ字形断面のブラケット 212から上方に向けて延設
され、若しくは、ブラケット 212のチャンネルを通して
ブロック 210の位置から上方に向けて延在させてある。
V字形スプリング金属クリップ 222が接続部材 204, 2
06間に配置され、またシャフト 220が延在する中心チャ
ンネルを含む。前記クリップ222は、蝶ナット 224と、
1つ若しくは複数のワッシャを介して上側張り部材200
に固定される。蝶ナット 224を締めることにより、クリ
ップ 222は下向きに圧迫され、クリップ222 の外側ブレ
ード状エッジを接続部材 204, 206の内側に施した鋸歯
表面に対して接触するように圧着し、これによって上側
張り部材200 を移動しないように接続部材 204, 206に
保持する。図5の実施例と対照的に、この構造では、上
下の張り部材30,32の相対位置について、連続的な調整
を許容するものである。
部分図としてに示してある。即ち、図6は、接続部材 2
04, 206に保持された上側張り部材 200を示す。各接続
部材204, 206は一連の接近して間隔を置いた水平の鋸
歯を含む。上側張り部材 200は、ブロック 210及びブラ
ケット 212を含み、ブラケット 212は、リベットのよう
な適当な手段(図示せず)によりブロック210 に固定さ
れる。ブロック 210の横側は、接続部材204 ,206 に適
合するチャンネルを形成してある。捩子付きシャフト 2
20がコ字形断面のブラケット 212から上方に向けて延設
され、若しくは、ブラケット 212のチャンネルを通して
ブロック 210の位置から上方に向けて延在させてある。
V字形スプリング金属クリップ 222が接続部材 204, 2
06間に配置され、またシャフト 220が延在する中心チャ
ンネルを含む。前記クリップ222は、蝶ナット 224と、
1つ若しくは複数のワッシャを介して上側張り部材200
に固定される。蝶ナット 224を締めることにより、クリ
ップ 222は下向きに圧迫され、クリップ222 の外側ブレ
ード状エッジを接続部材 204, 206の内側に施した鋸歯
表面に対して接触するように圧着し、これによって上側
張り部材200 を移動しないように接続部材 204, 206に
保持する。図5の実施例と対照的に、この構造では、上
下の張り部材30,32の相対位置について、連続的な調整
を許容するものである。
【0021】上述の全実施例において、上下張り部材
は、接続部材により接続され、接続部材は、張り部材が
相互に垂直軸周りで所定量回転できるように構成され、
垂直軸は、接続部材間で上下張り部材を通して位置す
る。従って、可撓駆動要素の上下走行部の僅かな不整一
は、上下張り部材の整一性により是正され、駆動要素と
張り部材との間の摩擦若しくは結合による摩擦の増大を
生じさせない。
は、接続部材により接続され、接続部材は、張り部材が
相互に垂直軸周りで所定量回転できるように構成され、
垂直軸は、接続部材間で上下張り部材を通して位置す
る。従って、可撓駆動要素の上下走行部の僅かな不整一
は、上下張り部材の整一性により是正され、駆動要素と
張り部材との間の摩擦若しくは結合による摩擦の増大を
生じさせない。
【0022】以上本発明の望ましい実施例に関し図示及
び説明したが、当業者であればこれ等に種々の変更が可
能であることを理解すべきである。従って、本発明は、
図示及び説明した特定の実施例に制限されるものではな
く、本発明の真の範囲及び思想は特許請求の範囲に記載
された発明の要旨によって決定されるべきものである。
び説明したが、当業者であればこれ等に種々の変更が可
能であることを理解すべきである。従って、本発明は、
図示及び説明した特定の実施例に制限されるものではな
く、本発明の真の範囲及び思想は特許請求の範囲に記載
された発明の要旨によって決定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動チェーンに適用された本発明の張り装置の
第1実施例を示す側面図である。
第1実施例を示す側面図である。
【図2】図1の張り装置の装着態様を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図1の3ー3線に沿った断面図である。
【図4】図1の張り装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を一部を分解して示す斜視
図である。
図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】 12 スプロケット 14 スプロケット 16 駆動チェーン 30 上側張り部材 32 下側張り部材 34 接続部材 36 接続部材 40 ブロック 42 ブレード部材 44 クリップ 140 ブロック 142 ブレード部材 144 クリップ 170 上側張り部材 172 下側張り部材 174 接続部材 176 接続部材 200 上側張り部材 204 接続部材 206 接続部材
Claims (8)
- 【請求項1】 駆動要素に接触する第1接触表面を有す
る第1張り部材と、 上記駆動要素に接触する第2接触表面を有する第2張り
部材と、 第1及び第2張り部材を互いに保持する位置付け部材で
あって、該位置付け部材が、第1及び第2張り部材間に
延在する少なくとも1つの接続部材と、少なくとも1つ
の張り部材を複数位置で上記接続部材に保持可能で上記
接触表面間の間隔を調整できる調整手段とを含み、 上記接続部材が、第1及び第2接触表面が互いに面し、
かつ上記駆動素子の第1及び第2走行部が夫々第1及び
第2接触表面に接触して上記張り部材間を通過すること
を許容するのに充分な距離を隔てて、上記張り部材を互
いに離間関係に保持するようになした位置付け部材とを
含み、 これらにより、位置付け部材が駆動システムの使用中、
張り部材を相対的に固定距離に保持し、張り装置が駆動
要素のみに接触する時、張り装置が、駆動要素と張り部
材との接触点で駆動要素と平行な方向において移動する
ことにより、駆動要素上の荷重の変動に応答できるよう
になしたことを特徴とする可撓駆動素子のための浮遊型
張り装置。 - 【請求項2】 前記位置付け部材が、第1及び第2接続
部材を含み、各接続部材は、第1及び第2張り部材間に
延在すると共にここに保持され、各接続部材が、駆動要
素が接続部材間を通過することを許容するのに充分な距
離だけ離間されている請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記接続部材が、張り部材間に延在する
軸に沿って長手方向に且つ上記軸に沿って捩りに服従
し、これにより、張り部材が、駆動要素の第1及び第2
走行部間の不整一に応答して前記軸の周りで相対的に回
転できる請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 前記各張り部材がその一表面でチャンネ
ルを形成するような形状を有し、チャンネルはその両側
の接触表面から外方に延在する一対のレ―ルにより側部
が隣接された、各接触表面を含む長手の中心部分を含
み、接触表面及びレ―ルは可撓駆動要素が入るグロ―ブ
を限定し、接触表面上方のレ―ルの高さは可撓駆動要素
の厚さよりも小さい請求項1記載の装置。 - 【請求項5】 少なくとも一方の前記張り部材が、接続
部材から完全に脱係合可能である請求項2記載の装置。 - 【請求項6】 前記位置付け部材が、張り部材を互いに
向かって移動させるのに必要な力が張り部材を互いに離
すように移動させるのに必要な力よりも小さくするよう
に配設されたラチェット状機構を含む請求項2記載の装
置。 - 【請求項7】 前記各接続部材が、張り部材間で接続部
材の長手に沿って離間する複数のチャンネルを含み、各
張り部材が、張り部材を接続部材に接続するため接続部
材の前記チャンネルの1つを通過するように形成された
突部を含む請求項2記載の装置。 - 【請求項8】 前記各接続部材が、接続部材の長手に直
角な方向に延在する一連の接近して間隔を置いた鋸歯を
含み、各張り部材が、ブレ―ド状縁部を有する締結部材
と、ブレ―ド状縁部を接続部材に対して強制し、張り部
材を接続部材に保持する手段と、を含む請求項2記載の
装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/821,295 US4662862A (en) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | Tensioning device for flexible drive element |
US821,295 | 1986-01-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62013303A Division JP2739937B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-22 | 可撓性の循環駆動素子のための浮遊型張り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100849A true JPH08100849A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=25233028
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62013303A Expired - Lifetime JP2739937B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-22 | 可撓性の循環駆動素子のための浮遊型張り装置 |
JP7149267A Pending JPH08100849A (ja) | 1986-01-22 | 1995-06-15 | 可撓駆動素子のための浮遊型張り装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62013303A Expired - Lifetime JP2739937B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-22 | 可撓性の循環駆動素子のための浮遊型張り装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4662862A (ja) |
JP (2) | JP2739937B2 (ja) |
AU (2) | AU605130B2 (ja) |
CA (1) | CA1270380A (ja) |
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