JPS62215159A - 可撓駆動素子のための張り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の分野］ 本発明は、駆動チェーン及び駆動ベルトのような可撓駆
動素子を含む駆動システムのための張り装置に関する。

［発明の背景］ 本発明は、駆動チェーンのような可撓駆動素子により駆
動スプロケットと駆動スプロケットとが接続された通常
の駆動システムに用いるのに適合する。この構造におい
て、駆動システムの正確な機能及び駆動チェーンの使用
寿命は、スプロケット間を走る２つの駆動チェーンを、
両走行部において重大な弛みが生じないように張力を維
持するとにより大巾に高められることがよく知られてい
る。この張力を提供する一つの手段は、スプロケットを
互いに離間するように弾性的に付勢することである。然
し、より一般的な及び特に一般的な構造は、スプロケッ
トの中間点で他方の走行部に向かって、１つ若しくは両
駆動チェーンの走行部を内向きに付勢する張り装置を提
供しようとしている。この後者の型式の張り装置の多数
の例は先行技術に開示されている。然し、大多数の先行
張り装置において、張り装置は、例えば所与の構造のス
プロケット及び駆動チェーンに使用するように、特定の
駆動システムにおいて使用するように形成されている。

先行張り装置が特定の適用のために形成されていた事実
の１つの結果は、全ての場合の基本において、先行張り
装置は、スプロケット軸に対して固定されたサポートに
支持若しくは保持されていたということである。この支
持構造の使用において、スプロケット間の張り装置の位
置は、張り装置を最適位置に維持するように制御可能で
ある。固定サポートの使用は、互いに水平に位置するス
プロケットに使用するように形成された張り装置のため
に特に重要であると考えられて来た。この水平構造にお
いて、張り装置の重量はその位置に影響せず、即ち、ス
プロケット間の張り装置の位置はこれに作用する重力に
より何等制御されない。

基本的な全先行技術の張り装置の他の特徴は、これ等装
置において、駆動チェーンの２つの走行部に接触してこ
れ等を内向きに付勢する表面が、互いに位置的に共に固
定され、或いはスプリング等で互いに向けて弾性的に付
勢されていることである。弾性的付勢技術の欠点は、こ
れが張り装置の複雑さを招き、また弾性手段自体が経時
的に摩耗を受けることである。接触表面間の距離が固定
的な張り装置は、チェーンが増大した摩擦を受けるよう
に調整できない。故に少なくともスプロケットが互いに
水平に位置するこれ等構造において、装置により提供さ
れる張力は経時的に減少する。

接触表面間開定距離の他の欠点は、張り装置が異なる寸
法のスプロケットに使用できないことである。

［発明の要約］ 本発明は、先行張り装置の多くの制限を克服する張り装
置を提供する。本発明の張り装置は、スプロケット、ブ
ーり等の間に延在する可撓駆動素子を有する駆動システ
ムに用いるように形成される。張り装置は第１及び第２
張り部材を含み、張り部材は駆動素子に接触する第１及
び第２接触手段を夫々有する。張り装置は更に、第１及
び第２張り部材を互いに保持する位置付は手段を含む。

位置付は手段は第１及び第２張り部材間に延在する少な
くとも１つの接続部材を含み、接続部材は張り部材を互
いに離間関係に保持する。上記離間関係において、接触
手段は互いに面し、駆動素子の第１及び第２走行部が、
夫々第１及び第２接触手段と接触して張り部材間を通過
することを許容するのに充分な距離だけ互いに離間され
る。位置付は手段はまた、接触手段間の間隔が調整でき
るように、複数の位置で接続部材に少なくとも１つの張
り部材が保持されることを許容する調整手段を含む。

上述の構造の結果、位置付は手段は駆動システムの使用
中、張り部材を互いに固定距離に保持する。従って張り
装置が駆動素子のみと接触している時、張り部材は、駆
動素子と張り部材との接触点で、駆動素子と平行な方向
に動くことにより、駆動素子上の荷重の変動に応答する
ことができる。

望ましい構造において、位置付は手段は第１及び第２接
続部材を含み、各接続部材は第１及び第２張り部材間に
延在し且つここに保持される。接続部材は、接続部材間
を駆動素子が通過することを許容するのに充分な距離だ
け離間される。望ましくは、少なくとも一方の張り部材
は接続部材から完全に脱係合できる。他の望ましい特徴
は、接続部材は張り部材間に延在する軸に沿って長手で
、上記軸に沿って捩りに服従し、駆動素子の第１及び第
２走行部間の不整一に応答して、張り部材が上記軸周り
で互いに回転できるようになっている。

成る望ましい実施例において、位置付は手段は、張り部
材を互いに向かって動かすのに必要な力が張り部材を互
いに離すように動かすのに必要な力よりも小さいように
配置されたラチェット状機構を含む。第２の望ましい実
施例において、各接続８一 部材はその長手方向に沿って離間された一連の開口を含
み、張り部材が互いに選択時な距離に配置されることを
許容する。他の実施例において、各接続部材は、一連の
接近して間隔をおいた横断方向延在のこ歯を含み、各張
り部材は、ブレード状縁部及び縁部を接続部材に対して
強制する手段を有する締結部材を含み、張り部材を接続
部材に保持する。他の構造において、各張り部材は１つ
若しくは複数のローラを含み、接触手段は前記ローラの
外周表面からなる。張り部材はまた、ローラの外周表面
と接触する駆動素子と位置付は手段との間の相対運動に
応答して、位置付は手段に対して回転自在となるように
各ローラを支持する手段を含む。更に別の実施例におい
て、少なくとも１つの張り部材は、接触手段が各ローラ
の外周表面からなるように、１つ若しくは複数の円筒形
ローラが内部にｉｉ！置される１つ若しくは複数の円筒
形開口を有するボディを含む。

［図示実施例の説明コ 第１．２図は、駆動チェーン１６により接続されたスプ
ロケット１２．１４を含む通常の駆動システムに用いら
れた本発明に係る張り装置１０を示す。駆動チェーンの
上側走行部２０はスプロケット１２．１４の上側間に延
在し、下側走行部２２はスプロケットの下側間に延在す
る。スプロケット１２．１４のいずれが駆動されるか、
また上記駆動の方向に依存し、上側走行部２０．下側走
行部２２のいずれかが駆動機構による張力下に置かれる
。然し本発明の張り装置がないと、他方の走行部は弛み
、従ってチェーンの摩擦は増大し、結局チェーンが一方
のスプロケットから外れる可能性が生じる。

張り装置１０はストラップ３４．３６により接続された
上側アセンブリ３０及び下側アセンブリ３２を含む。

上側アセンブリ３０は上側走行部２０に係合するブロッ
ク４０を含み、下側アセンブリ３２は下側走行部２２に
係合するブロック１４０を含む。ブロックは下記のラヂ
エット状構造によりストラップに接続され、比較的小さ
な力の供給でブロックが互いに向かって移動でき、比較
的大きな力が供給されるか、分離工具を用いることによ
ってのみ互いから離れることができるようになっている
。故に張り部材の使用中、駆動チェーン１６により付与
される張力がブロック４０．　１４０を互いに離間させ
る傾向があるにも拘わらず、ストラップ３４．３６は上
下アセンブリを相対的に固定位置に保持する。然し本発
明の張り部材は、駆動チェーンの寿命中、ブロック間の
間隔を減少させるように容易に調整でき、駆動チェーン
の摩擦の増大により生ずる弛みを処理することができる
。更に本発明の張り装置が駆動チェーン若しくは伯の可
撓駆動手段に据付けられる時、ブロック間の距離は大き
な範囲で変化でき、従って張り装置は上下走行部間の距
離及びスプロケットの寸法の大きな範囲で使用できる。

本発明の更に重要な特徴は、スプロケット間の走行部２
０．２２上に張り装置を配置するいがなる手段もなくと
も使用できることである。これは第１図図示の水平位置
を含むスプロケットの全ての相対位置において事実であ
る。またこのことは、スプロケット１２．１４のいずれ
が駆動スプロケットか、またスプロケットの回転方向と
関係なく事実である。従って本発明の張り装置は異なる
駆動システムに対する利用の大きな幅を有する装置を提
供する。また本発明は、可撓駆動素子がＯリング、■ベ
ルト等の伯の駆動ベルト、ロープ、ビード・チェーン等
の他の可撓駆動素子からなる駆動システムにも利用可能
である。

通常の張り構造において、上下アセンブリ若しくはその
等何物は外部構造に弾性的に支持され、これ等が駆動素
子に対して直角な方向に移動でき、駆動システムの使用
中の荷重若しくは張力の不可避な変動に適合できるよう
になっている。対照的に本発明の張り装置において、張
り部材は互いに固定距離に保持され、然し張り装置は変
動に適合するように駆動素子に沿って移動できる。駆動
素子に沿ったこの移動は非常に効果的な震動及びショッ
ク吸収機構を提供する。更に、通常の構造と異なり、シ
ョック及び震動は張り装置を通して外部構造に伝達され
ない。

特に第４図に関し、上側アセンブリ３０はブロック４０
、ブレード部材４２及びクリップ４４を含む。同１２一 様に下側アセンブリ３２はブロック１４０、ブレード部
材１４２及びクリップ１４４を含む。第１図乃至第４図
図示の望ましい実施例において、上下アセンブリの素子
は互いに同一で、下側アセンブリの素子が、上側アセン
ブリの対応の素子の符号よりも１（１０大きい符号が付
されて示されている。前後の文脈が許容する限り、アセ
ンブリ３０．３２の一方の素子に関する以下の記述中の
符号は、他方のアセンブリの対応の素子をまた引用して
いるものと理解されたい。

ブロック４０は中心部分４６を含み、ここから同一の側
壁４８．５０が延在してＵ字形チャネル５２を形成する
。中心部分４６のチャネル５２へ内向きに面する側はレ
ール５４．５６により側部が隣接される接触表面５８か
らなる。レール及び接触表面は共通の円弧形状を有し、
接触表面上方のレールの高さは一定で、従ってチャネル
５２の全長に延在する凸状グローブ６０を形成する。駆
動チェーン１６の上側走行部２０は第３図図示の如くグ
ローブ６０内に入る。レール５４．５６は側壁４８．５
０から離れるようにチェーンの側部を保持し、従って駆
動チェーンとブロックとの摩擦が最小となる。

チャネル５２から離れて面する中心部分４６の表面は、
中心部分の両側長手方向端部の突部６２．６４と、突部
間の支持表面６６とを含む。支持表面６６は横方向縁部
６８．７０を含む。突部６２．６４の内縁部は支持表面
６６の隣接部分に対して僅かに張出すリップ７２゜７４
を含む。

ブレード部材４２は端部分８０．８２及び中心部分８４
を含む。中心部分８４は横方向延在ブレード８６．８８
を含む。ブレード８６．８８の外縁部は、支持表面６６
及びブロック４ｏから離れる方向にブレード部材の平面
の僅かに外に傾斜するチップ９０．９２を含む。

ブレード８６．８８の機能は下記する。

クリップ４４は上部片１０４．　１０６により接続され
た側部片１（１０．　１０２を含む。側部片１（１０は
、狭い内向きＵ字形グローブを形成する中心部分１０８
を含む。中心部分１０８は端部分１１０．　１１２によ
り側部が隣接される。同様に側部片１０２は端部分１１
６゜１１８により側部が隣接される中心部分１１４を含
み、中心部分１１４はまた狭い内向きＵ字形グローブを
形成するようになっている。上部片１０４は端部分１１
０、　１１６を接続し、上部片１０６は端部分１１２．
１１８を接続する。

ブレード部月４２．　１４２及びクリップ４４．　１４
４は望ましくは鋼のような金属から形成される。ブロッ
ク４０．　１４０及びストラップ３４．３６は望ましく
は超高分子量ポリエチレン（ＵＨＭＷ）のような低摩擦
材料から形成される。ＮＹＬＯＮＴＲＯＮの商標名でｄ
ｕ　　ｐｏｎｔから販売されている低摩擦材料もまた適
当である。上側アセンブリ３０は、支持表面６６にブレ
ード部材４２を配置し、次にブロック４０の上及び側部
上にクリップ４４を強制し、上部片１０４、　１０６の
長手方向縁部がリップ７２．７４の下側に夫々係留され
るようにすることにより形成される。ブレード部材４２
の長手方向量はリップ７２．７４間の距離よりも僅かに
小さい。同様に、端部分８０゜８２の横方向量はブロッ
クの横方向量よりも僅かに小さい。然しチップ９０．９
２は第３図図示の如く縁部６８．７０を夫々僅かに越え
て延在する。下側アセンブリ３２の形成は上側アセンブ
リのそれと同一である。クリップ４４．　１４４は、ク
リップの中心部分及び対応のブロックの隣接側壁により
形成されるスロット内にストラップ３４．３６が挿入で
きるように形成される。例えばストラップ３４の上端部
は、第２．３図図示の如くクリップ４４の中心部分１０
８及びブロック４０の隣接板表面により形成されるスロ
ットを通して挿入される。ストラップ３４がその様に挿
入されると、第３図図示の如くストラップはチップ９０
と接触する。チップ９０はブロック４０から離れて僅か
に上向きに傾斜するため、ラッチ状の構造がもたらされ
、ここにおいて比較的小さな力の供給でストラップ３４
はスロット内を上方に移動できるが、大きな力が供給さ
れるか、分離工具にブレード８６が作用した時のみ、ス
トラップはスロット内を下方に移動することができる。

ブレード部材４２の中心部分８４と端部分８０．８２と
の間のＵ字形開口はブレードの下側へ捩子回し等が挿入
されることを許容し、ブレードが支持表面６６の上方に
持上げられてチップ９０若しくは９２をブロックから離
れるように上方に移動するようにする。ブレード・チッ
プの上記上向き移動はチップをストラップから脱係合さ
せ、従ってストラップが上側アセンブリに対して下方に
移動させることを許容する。下側アセンブリ３２とスト
ラップ３４．３６との接続は上述の上側アセンブリと同
一である。

本発明の張り装置が先ず駆動チェーン、駆動ベルト若し
くは他の可撓駆動部材に供給されると、ストラップ３４
．３６は最初に一方のアセンブリ中へ、例えば上側アセ
ンブリへ短距離挿入され、上側アセンブリ及びストラッ
プを含む部分的に形成された張り装置が次に駆動チェー
ンの一方の走行部上に配置される。次に他方のアセンブ
リが他方の駆動チェーン走行部の逆側に配置され、スト
ラップがアセンブリ中へ挿入される。上下アセンブリは
次に、張り装置が駆動チェーン走行部上に適当な力を付
与する迄、手動により互いに接近される。

駆動システムの使用時、駆動チェーンはブロック４０、
　１４０のグローブ６０．　１６０を通して夫々走行す
る。ブロックが互いに適当な距離離間されている時、張
り装置は駆動システムの使用中、スプロケット間の固定
平均位置を維持し、この際スプロケットに対して張り装
置を配置するためのいかなる付属手段も用いない。ブロ
ックの最適な離間は、先ずブロックを比較的大きな距離
離してセットし、次に駆動システムを作動させて最適位
置が見出される迄ブロックの間隔を漸進的に減少させる
ことにより容易に決定される。駆動システムが比較的長
い期間に亘って摩耗を受けるにつれて、駆動チェーン１
６は弛み量が増大するようになる。この弛みの調整は、
再度最適位置が見出される迄手動でブロックを互いに動
かすことにより容易に行うことができる。駆動チェーン
からの張り装置の除去は捩子回し等により適当に達成さ
れ、上述の如くストラップからブレード・チップを強制
的に取外す。

本発明の張り装置の第２の望ましい実施例は第５図に示
される。この実施例はストラップ１７４゜１７６で接続
された上側アセンブリ　１７０及び下側アセンブリ　１
７２からなる。ストラップ１７４．　１７６は夫々一連
の等寸法の垂直離間開口１７８を含む。上下アセンブリ
　１７０．　１７２は夫々ブロック１８０．　Ｕ字形ブ
ラケット　１８２及びアセンブリの両側に配置された一
対のプレート　１８４を含む。各ブロック１８０は第１
乃至４図のブロック４０．　１４０のそれと同様な形状
及び構造を有する。ブラケット　１８２は捩子若しくは
リベットのような適当な手段により夫々のブロックに締
結される。捩子付きシャフト　１８６がブラケット　１
８２の両側から横方向に延在する（第５図では２つのシ
ャフト１８６のみが示されている）。シャフト　１８６
はこれ等がストラップ１７４゜１７６の開口１７８を通
過できるように寸法状めされる。各プレート１８４は中
心に位置する開口１８８を含み、ここを通してシャフト
　１８６がまた通過することができる。ワッシャ　１９
０及び蝶ナツト　１９２がブラケット　１８２にプレー
ト及びストラップを保持するために提供される。

上側アセンブリ　１７０及び下側アセンブリ　１７２を
相対所定間隔に互いに保持するため、ナツト１９２、ワ
ッシャ　１９０及びプレート１８４が、第５図の右上１
９一 部分に示されるようにアセンブリから外され、シャフト
　１８６が適当な開口１７８内に配置される。プレート
、ワッシャ及びナツトは次に第５図の下部分に示される
ように一緒に固定され、完成した張り装置アセンブリを
形成する。

第１乃至４図の実施例と異なり、第５図の実施例はスト
ラップに上下アセンブリを保持するラチェット状機構を
含まない。然し第５図の張り装置は駆動チェーンの寿命
中ブロック間の間隔を減少若しくは増大させるように容
易に調整でき、例えば駆動チェーンの摩耗の増大により
生ずる弛みを処理できる。第１乃至４図の実施例と同様
、第５図の実施例もまた外部構造に対して張り部材を配
置するためのいかなる手段がなくとも使用可能である。

これはスプロケットの全相対位置について、またいずれ
のスプロケット１２．１４（第１図参照）が駆動スプロ
ケットであるかに関係なく、またスプロケットの回転方
向に関係なく事実である。

本発明の張り部材の第３実施例は第６図に部分的に示さ
れる。第６図はストラップ２０４．　２０６に保持され
た上側アセンブリ　２（１０を示す。各ストラップは一
連の接近して間隔を置いた水平ののこ歯を含む。上側ア
センブリ　２（１０はブロック２１０及びブラケット２
１２を含み、ブラケットはリベットのような適当な手段
（図示せず）によりブロックに固定される。ブロック２
１０の横側はストラップに適合するチャネルを含む。捩
子付きシャフト２２０がブラケット２１２から上方に延
在し、若しくはブラケット　２１２の開口を通してブロ
ック　２１０から上方に延在する。■字形スプリング金
属クリップ２２２がストラップ２０４．　２０６間に配
置され、またシャフト２２０が延在する中心開口を含む
。クリツブシよ虹ナツト２２４及び１つ若しくは複数の
ワッシャにより上側アセンブリに固定される。蝶ナツト
２２４を締めることにより、クリップ２２２は下向きに
強制され、クリップの外側ブレード状エツジをストラッ
プ２０４．　２０６の内側のこ歯表面に対して接触する
ように強制し、従って上側アセンブリをストラップに保
持する。第５図の実施例と対照的に、この構造は上下ア
センブリの相対位置の基本的な連続調整を許容する。

本発明の第４実施例は第７，８図に示される。

この実施例において、一対の概ね丁字形のキャリヤ２３
０．　２３２が、駆動ベルトの上側走行部２３４及び下
側走行部２３６の両側で互いに整一離間関係に配置され
る。各キャリヤの上端部２４０は一対の横方向離間開口
を含み、ここで一対の各上側ローラ２４２、　２４４が
キャリヤの上端部２４０間に保持される。各ローラは、
一対のナツト２４８によりキャリヤ間に保持された中心
シャフト２４６と、適当な軸受アセンブリ　２５２によ
りシャフトに支持された外周接触スリーブ２５０と、を
含む。上側接触スリーブの外表面はＵ字形で、駆動ベル
トに接触するように形成される。第７図図示の如く、ロ
ーラ２４２゜２４４は張り装置を上側走行部２３４上に
支持する。

各キャリヤは、一連の等寸法垂直離間開口２５６を含む
下向き垂下ステム２５４を含む。下側ローラ２５８は選
択された一対の開口２５６でステム間に支持される。図
示の如く、下側ローラ２５８は駆動ベルトの下側走行部
２３６に接触するように形成される。下側ローラ２５８
と上側ローラ２４２．　２４４間の距離は下側ローラが
間に支持される開口２５６を選択することにより調整さ
れる。通常１つ若しくは複数のローラが張り装置のいず
れかの端部（上側若しくは下側）で用いられる。第７．
８図は一端部に単一のローラが、他端部に複数のローラ
が具備された望ましい構造を示す。

本発明の更に他の実施例は第９，１０図に示される。こ
の実施例はストラップ２６４．　２６６で接続された上
側アセンブリ　２６０と下側アセンブリ　２６２とを含
む。各ストラップは一連の等寸法垂直離間開口２６８を
含む。各上下アセンブリはブラケット２７０、ブロック
２７２及びプレート２７４を含む。上下アセンブリは第
５図図示のそれと同−若しくは類似の技術によりストラ
ップに保持される。第９゜１０図の実施例において、各
ブロックは可撓駆動素子とブロックとの間の摩擦を減少
させるため、埋設された３つのローラを含む。特に第９
図の下側部分に関し、各ブロックは、可撓駆動素子の動
作方向に垂直な水平方向において、ブロックを切欠く３
つの開口を含む。円筒形ローラ２８０〜２８２は開口内
に配置され、ローラとブロックとの密着は、可撓駆動素
子がローラ上を通過するのにつれローラが容易に回転す
るのを許容する程度に遊びがあるようになっている。故
にブロックの接触表面はローラ２０８〜２８２の外周表
面からなる。望ましくは中心ローラ２８１は端部ローラ
２８０．　２８２よりも僅かに高く配置され、可撓駆動
素子がブロック上を通過する際に典型的に有する僅かな
曲り（第１゜２及び７図参照）に適合するようになって
いる。

ブロック２７２及びローラ２８０〜２８２は望ましくは
使用時のブロックの加熱を最小化するように、低摩擦プ
ラスチック材料からなる。

上述の全実施例において、上下アセンブリは望ましくは
ストラップにより接続され、ストラップはアセンブリが
相互に垂直軸周りで所定量回転できるように構成され、
垂直軸はストラップ間で上下アセンブリを通して延在す
る。故に可撓駆動素子の上下走行部の僅かな不整一は上
下アセンブリの不整一により適合され、駆動素子とアセ
ンブリとの間の摩擦若しくは結合の増大を生じさせない
。

以上本発明の望ましい実施例に関し図示及び記述されて
来たが、当業者であればこれ等に種々の変更が可能であ
ることを理解すべきである。従って本発明は図示及び記
述された特定の実施例に制限されるものではなく、本発
明の真の範囲及び思想は付属の特許請求の範囲を以て決
定されるべきものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、駆動チェーンについて用いられた本発明の張
り装置の第１実施例を示す側面図、第２図は、第１図の
張り装置の斜視図、第３図は、第１図の３−３線に沿っ
た断面図、第４図は、第１図の張り装置の展開斜視図、
第５図は、本発明の第２実施例の斜視図、第６図は、本
発明の第３実施例の斜視図、第７図は、本発明の第４実
施例の側面図、第８図は、第７図の実施例の部分断面正
面図、第９図は、本発明の第５実施例の部分断面側面図
、 第１０図は、第９図の実施例の正面図。 １２．１４・・・スプロケット　１６・・・駆動チェー
ン　３０゜１７０、　２（１０．　２６０・・・上側ア
センブリ　３２．　１７２゜２６２・・・下側アセンブ
リ　３４．３６．　１７４．　１７６、　２０４、　２
０６．　２６４．　２６６、・・・ストラップ　４０．
　１４０゜・・・ブロック　４２．　１４２・・・ブレ
ード部１　４４．　１４４・・・クリップ　２３０．　
２３２・・・キャリヤ　　２４２．　２４４・・・上側
ローラ　２５８・・・下側ローラ特許出願人　　モキシ
ー　イノベイションズｌノーす外！− ににｔ−ノａ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）可撓無端駆動素子を有する駆動システムのための
   張り装置であって、 駆動素子に接触する第１接触手段を有する第１張り部材
   と、 駆動素子に接触する第２接触手段を有する第２張り部材
   と、 第１及び第２張り部材を互いに保持する位置付け手段と
   、位置付け手段が第１及び第２張り部材間に延在する少
   なくとも１つの接続部材を含むことと、接続部材は、第
   １及び第２接触手段が互いに面し、駆動素子の第１及び
   第２走行部が夫々第１及び第２接触手段に接触して張り
   部材間を通過することを許容するのに充分な距離離間さ
   れるように、張り部材を互いに離間関係に保持すること
   と、少なくとも１つの張り部材が複数位置で接続部材に
   保持可能で、接触手段間の間隔を調整できるようにする
   調整手段と、 従って位置付け手段が駆動システムの使用中、張り部材
   を相対的に固定距離に保持し、張り装置が駆動素子のみ
   に接触する時、張り装置が、駆動素子と張り部材との接
   触点で駆動素子と平行な方向において移動することによ
   り、駆動素子上の荷重の変動に応答できることと、 を特徴とする張り装置。
2. （２）前記位置付け手段が第１及び第２接続部材を含み
   、各接続部材は第１及び第２張り部材間に延在すると共
   にここに保持され、接続部材は、駆動素子が接続部材間
   を通過することを許容するのに充分な距離だけ離間され
   ている特許請求の範囲第（１）項に記載の装置。
3. （３）少なくとも一方の前記張り部材が接続部材から完
   全に脱係合可能である特許請求の範囲第（２）項に記載
   の装置。
4. （４）前記接続部材が張り部材間に延在する軸に沿って
   長手で且つ上記軸に沿って捩りに服従し、従って張り部
   材が、駆動素子の第１及び第２走行部間の不整一に応答
   して前記軸の周りで相対的に回転できる特許請求の範囲
   第（１）項に記載の装置。
5. （５）前記装置付け手段が、張り部材を互いに向かって
   移動させるのに必要な力が張り部材を互いに離すように
   移動させるのに必要な力よりも小さくするように配設さ
   れたラチェット状機構を含む特許請求の範囲第（２）項
   に記載の装置。
6. （６）前記各接続部材が張り部材間で接続部材の長手に
   沿って離間する複数の開口を含み、各張り部材が、張り
   部材を接続部材に接続するため接続部材の前記開口の１
   つを通過するように形成された突部を含む特許請求の範
   囲第（２）項に記載の装置。
7. （７）前記各接続部材が接続部材の長手に直角な方向に
   延在する一連の接近して間隔を置いたのこ歯を含み、各
   張り部材が、ブレード状縁部を有する締結部材と、ブレ
   ード状縁部を接続部材に対して強制し、張り部材を接続
   部材に保持する手段と、を含む特許請求の範囲第（２）
   項に記載の装置。
8. （８）前記各張り部材が、１つ若しくは複数のローラと
   、接触手段が前記ローラの外周表面からなることと、ロ
   ーラの外周表面に接触する駆動素子と位置付け手段との
   間の相対運動に応答して、位置付け手段に対してローラ
   が回転自在であるように、各ローラを位置付け手段に支
   持する手段と、を含む特許請求の範囲第（２）項に記載
   の装置。
9. （９）一方の前記張り部材が複数のローラを含み、他方
   の張り部材が１つのローラのみを含む特許請求の範囲第
   （８）項に記載の装置。
10. （１０）少なくとも一方の前記張り部材が、駆動素子及
    び接続部材に対して直角な方向においてボディを通過す
    る１つ若しくは複数の円筒形開口を有するボディを含み
    、円筒形ローラが各円筒形開口内に配置され、且つ開口
    内でローラが回転自在であるように寸法決めされ、張り
    部材の接触手段が各ローラの外周表面を含む特許請求の
    範囲第（２）項に記載の装置。
11. （１１）前記各張り部材がその一表面でチャネルを形成
    するような形状を有し、チャネルはその両側の接触表面
    から外方に延在する一対のレールにより側部が隣接され
    た、各接触表面を含む長手の中心部分を含み、接触表面
    及びレールは可撓駆動素子が入るグローブを限定し、接
    触表面上方のレールの高さは可撓駆動素子の厚さよりも
    小さい特許請求の範囲第（１）項に記載の装置。