JPH08100410A - 橋梁制振装置 - Google Patents

橋梁制振装置

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JPH08100410A
JPH08100410A JP23695894A JP23695894A JPH08100410A JP H08100410 A JPH08100410 A JP H08100410A JP 23695894 A JP23695894 A JP 23695894A JP 23695894 A JP23695894 A JP 23695894A JP H08100410 A JPH08100410 A JP H08100410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
support structure
vibration damping
water
damping device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23695894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Hara
忠彦 原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH08100410A publication Critical patent/JPH08100410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄くて長い橋梁にも設置可能な制振装置を提
供する。 【構成】 水上に架設された橋梁において、上端が橋体
の橋脚間中央部下面に固定され下端が水中に没している
上下方向に長い支持構造物、及び多数の貫通開口を有し
前記支持構造物の下端に固定された開口板からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は橋梁の制振装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の制振装置を備えた橋梁の縦
断面図、図8は同橋梁の横断面図である。図において、
1aは橋体、7aは制振装置、8aは質量、9aはば
ね、10aはダンピング部である。制振装置の質量8a
とばね9aとからなる部分の振動数f1 を橋体の振動数
0 に等しくなるよう設定する。さらにダンピング部1
0aが適当な値となるよう設定することによって、図9
に示すように最大振幅が減少し、動吸振効果が得られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の制振装置7aを
橋体1aに取付ける場合はそれを搭載するためのスペー
スが必要となる。美観を重視する薄くて長い橋梁では、
制振装置を設置するだけの高さの確保が困難である。
【0004】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、薄
くて長い橋梁にも設置することのできる制振装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、次の特徴を有する橋梁制振装置に関
するものである。 (1)水上に架設された橋梁において、上端が橋体の橋
脚間中央部下面に固定され下端が水中に没している上下
方向に長い支持構造物、及び多数の貫通開口を有し前記
支持構造物の下端に固定された開口板からなる。 (2)水上に架設された橋梁において、橋体の橋脚間中
央部側面に設けられた昇降装置、同昇降装置に昇降可能
に保持されている上下方向に長い支持構造物、及び多数
の貫通開口を有し前記支持構造物の下端に固定された開
口板からなり、通常時は昇降装置によって開口板を水面
より上に上昇させて保持し、制振実施時には開口板を水
中に没する位置へ下降させて保持する。
【0006】
【作用】上記(1)項の発明については、機体が風によ
って上下振動するとき水中に没した板は橋体の振動と同
じ加速度αで振動する。このとき板の周囲の流体は板の
角によって渦を生じ速度に比例する減衰を生じる。同様
に板の中に設けた多数の貫通開口でも流体の通渦するこ
とによって減衰が生じる。これによって橋体の振動が減
衰する。
【0007】上記(2)項の発明においては、制振作用
については(1)項の場合と同じであるが、通常は昇降
装置にて制振装置を上方に揚げ、水上交通の妨げとなら
ぬようにする。設定値以上の風速となった時これを降し
て制振効果を発揮させる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る制振装置を
備えた橋梁の側面図である。図において、1は橋体、2
は橋脚、3は水面、4は上端が橋体1の橋脚間の中央部
の下面に取付けられ、下方に延伸し、その下端が水中に
没している支持構造物、5は上記支持構造物の下端に取
付けられている開口板であり、多数の小さい貫通開口を
有している。支持構造物と開口板とによって制振装置が
構成されている。
【0009】図2は上記実施例の制振装置の主要部の斜
視図である。図において6は開口板5に多数設けられて
いる貫通開口である。支持構造物4は平板状のものであ
り、開口板は長方形の形状を有している。
【0010】図3は上記実施例の制振装置の他の形状例
の斜視図である。本例の支持構造物4bは円柱状のもの
であり、開口板5bは円板形のものである。これらの構
成部材の形状は、この他にもいろいろな形が考えられ
る。
【0011】橋体1は車の通行や風によって上下方向に
振動する。水中に没している開口板5は橋体1の振動と
同じ加速度で振動する。この時、開口板5の周囲の流体
は、開口板の角によって渦を生じ、速度に比例した減衰
を生じる。開口板に設けた多数の開口6においても、流
体が通過することによって減衰が生じる。
【0012】本実施例においては、橋体内に制振装置設
置スペースを取ることなく、容易に橋体の振動を減衰さ
せることが可能となっている。また、この制振装置には
可動部品が無いので、保守点検が不要である。実験によ
れば、本実施例のような制振装置を付すことによって共
振時の振幅が1/2〜1/5になることが示されてい
る。
【0013】図4は上記実施例の一つの応用例を示す橋
梁の横断面図である。これは、上下振動と水平振動が同
時に作用する場合に、両方に効果がでるよう、水中の開
口板5を角度をもたせて支持構造物4に取付けた例であ
る。
【0014】図5は本発明の第2実施例に係る制振装置
を備えた橋梁の橋脚間中央部の横断面図である。図にお
いて1 は橋体、3は水面、5は開口板である。以上の各
部は第1実施例のものと対応している。7は橋体1の側
面に取付けられている昇降装置、8は同昇降装置によっ
て昇降可能に保持されている支持構造物である。この支
持構造部は左右一対からなり、開口板5の両側部を支持
している。この図5は制振装置を使用していない時の各
部の位置を示した図である。
【0015】図6は上記実施例における制振装置を使用
している時の橋梁の横断面図である。図において、開口
板5と支持構造物8は昇降装置7によって下方へ移動さ
せられ、開口板5は水中に没している。
【0016】本実施例は、通常時は、海上交通の妨げに
ならないよう、制振装置を図5に示したように上昇させ
ておく。所定の設定値以上の風速の風が生じた時、開口
板5を海中にまで下降させて、橋体1の振動の防止を図
るものである。本実施例の制振装置は常時海中に浸され
ていないので、腐食が少く、耐久性が向上し、保守費用
が低減する。また美観を損ねることもないという効果が
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明の橋梁制振装置は、水上に架設さ
れた橋梁において、上端が橋体の橋脚間中央部下面に固
定され下端が水中に没している上下方向に長い支持構造
物、及び多数の貫通開口を有し前記支持構造物の下端に
固定された開口板からなるので、薄くて長い橋梁にも設
置することができる。
【0018】また、昇降装置を備えて制振装置を昇降さ
せるものにおいては、通常時においては船舶の航行を妨
げることなく、強風時において効果的に制振を実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る制振装置を備えた橋
梁の側面図。
【図2】同実施例の制振装置の主要部の斜視図。
【図3】同実施例の制振装置の他の形状例の斜視図。
【図4】上記実施例の一つの応用例を示す橋梁の横断面
図。
【図5】本発明の第2実施例に係る制振装置を備えた橋
梁の横断面図。
【図6】同実施例の制振装置の使用時における橋梁の横
断面図。
【図7】従来の制振装置を備えた橋梁の縦断面図。
【図8】同橋梁の横断面図。
【図9】制振装置の効果説明図。
【符号の説明】
1 橋体 2 橋脚 3 水面 4 支持構造物 5 開口板 6 開口 7 昇降装置 8 支持構造物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水上に架設された橋梁において、上端が
    橋体の橋脚間中央部下面に固定され下端が水中に没して
    いる上下方向に長い支持構造物、及び多数の貫通開口を
    有し前記支持構造物の下端に固定された開口板からなる
    ことを特徴とする橋梁制振装置。
  2. 【請求項2】 水上に架設された橋梁において、橋体の
    橋脚間中央部側面に設けられた昇降装置、同昇降装置に
    昇降可能に保持されている上下方向に長い支持構造物、
    及び多数の貫通開口を有し前記支持構造物の下端に固定
    された開口板からなり、通常時は昇降装置によって開口
    板を水面より上に上昇させて保持し、制振実施時には開
    口板を水中に没する位置へ下降させて保持することを特
    徴とする橋梁制振装置。
JP23695894A 1994-09-30 1994-09-30 橋梁制振装置 Withdrawn JPH08100410A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23695894A JPH08100410A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 橋梁制振装置

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JPH08100410A true JPH08100410A (ja) 1996-04-16

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ID=17008292

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JP23695894A Withdrawn JPH08100410A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 橋梁制振装置

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JP (1) JPH08100410A (ja)

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