JPH0810010B2 - 磁気軸受装置 - Google Patents
磁気軸受装置Info
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- JPH0810010B2 JPH0810010B2 JP3001282A JP128291A JPH0810010B2 JP H0810010 B2 JPH0810010 B2 JP H0810010B2 JP 3001282 A JP3001282 A JP 3001282A JP 128291 A JP128291 A JP 128291A JP H0810010 B2 JPH0810010 B2 JP H0810010B2
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- F16C32/041—Passive magnetic bearings with permanent magnets on one part attracting the other part
- F16C32/0417—Passive magnetic bearings with permanent magnets on one part attracting the other part for axial load mainly
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Description
を支持する回転機械用の磁気軸受装置に関する。
する回転体支持機構の代表的なものである。そして、所
謂「2軸制御形」と呼ばれる磁気軸受装置は、ロータ及
び回転軸からなる回転部を、軸方向については受動安定
形磁気軸受で支持し、半径方向についてはその位置制御
を半径方向制御用電磁石で行う様に構成されているのが
一般的である。
8、図9に示されている。
同心に配置された2つのリング状の永久磁石50、52
を含み、該永久磁石の上方及び下方にはリング状の磁性
材料54、56、58、60がそれぞれ取り付けられて
いる。ここで、該リング状の磁性材料はケイ素鋼板の様
な強磁性体であり、磁性材料54、58と磁性材料5
6、60とがそれぞれ同心に配置されている。なお、永
久磁石50、52内に示された矢印は、該永久磁石の極
性を示している。
点鎖線及び符号φで代表して示す様な磁束が発生する。
そして該磁束φにおける磁気的な作用(吸引力)によ
り、永久磁石50、磁性材料54、56から成るユニッ
トU1と、永久磁石52、磁性材料58、60から成る
ユニットU2との相対位置が、軸方向Zへ変位するのを
防止している。
す従来の受動安定形磁気軸受においては、半径方向の剛
性Kruに比較して軸方向の剛性KZ が小さいという問題
があった。より具体的に述べると従来技術においてはK
Z /Kruが通常は0.2前後であり、最大でも0.5
(推定)程度であった。そのため、比較的大きな受動安
定剛性を得るためには、それ以上に大きな不安定剛性を
安定化させる必要があった。これに対して、実願昭48
−4362号(実開昭49−104536号)のマイク
ロフィルムには、リング状の磁性材料をリング状の永久
磁石で挟み込んで構成した磁気軸受において、永久磁石
が軸方向に着磁しており、対向する永久磁石の極性が異
なる旨が開示されている。また、特開昭62−2708
24号公報では、半径方向の空間に相互に間隔を設けて
突出している磁性材料を備えた磁気軸受が開示されてい
る。しかし、特開昭62−270824号公報の磁気軸
受に実願昭48−4362号(実開昭49−10453
6号)のマイクロフィルムの技術を適用したとしても、
磁気軸受で支持されている回転軸が歳差運動を生じる等
により傾いてしまった場合には、何等対処することが出
来ない、という問題が生じる。さらに、永久磁石を用い
た場合には、半径方向に不平衡力が発生するが、特開昭
62−270824号公報の磁気軸受や、実願昭48−
4362号(実開昭49−104536号)のマイクロ
フィルムの技術では、その様な不平衡力に打ち勝つこと
が出来ないので、回転軸が傾斜して回転体が中心位置に
保持出来ないのである。
みて提案されたものであり、KZ /Kruが略々1以上と
なり、且つ、回転軸が傾いてしまった場合にも対処する
ことが出来る様な回転機械用の磁気軸受装置の提供を目
的としている。
の結果、以下の事実を発見した。すなわち、対向する永
久磁石及び磁性材料で構成される磁気回路において磁性
材料間の磁束密度を飽和させれば、半径方向の剛性と軸
方向の剛性との比KZ /Kruが略々1.0以上となるこ
とを見出した。同時に、ロータの重心と、軸受の磁気中
心との位置関係を調節することにより、回転軸が傾いた
場合にも対処することが出来ることを見出だした。
受装置は、ロータ及び回転軸からなる回転部と、該ロー
タ及び軸の間に位置する固定部とを含む回転機械の前記
回転部を軸方向に受動安定形磁気軸受で支持すると共
に、半径方向の位置制御を半径方向制御用電磁石で行う
回転機械の磁気軸受装置において、前記受動安定形磁気
軸受は、軸方向に着磁したリング状の永久磁石で磁性材
料を挟持して構成され、該磁性材料を挟んで隣り合う永
久磁石の磁極が互いに反発する様に該永久磁石を軸方向
に配置し、前記回転部側及び固定部側の前記磁性材料は
互いに吸引するように配置され且つ前記回転部側及び固
定部側の前記永久磁石の間の半径方向の空間に相互に間
隔を設けて突出しており、前記受動形磁気軸受の軸方向
磁気中心と半径方向制御用電磁石の軸方向磁気中心とが
一致しており、ロータの重心は該一致している磁気中心
よりも回転軸方向上方に偏寄している。
び固定部分のいずれについても、軸方向に着磁したリン
グ状の永久磁石で磁性材料を挟持して構成され、該磁性
材料を挟んで隣り合う永久磁石の磁極が互いに反発する
様に該永久磁石を軸方向に配置したタイプのものを用い
ても良い。或いは、回転部分または固定部分のいずれか
一方については、強磁性体製のリング状磁性材料で構成
したタイプのものを用いても良い。
ング状をした永久磁石で挟み込んで構成したユニットを
同心にて対向せしめて配置しても良いが、リング状をし
た対向する磁性材料のいずれか一方、すなわち支持側或
いは被支持側のいずれか一方の磁性材料はその横断面が
概略コ字状をしており、該磁性材料は永久磁石に挟み込
まれてはいない様に構成しても良い。
用電磁石の固定部側に設けたコイルの回転軸方向両側に
は、回転部の回転軸との間の間隔を介して回転部の半径
方向及び傾き位置を検出する非接触式の半径方向及び傾
き位置検出器を設けて制御装置に接続し、その制御装置
にコイルを接続し、前記検出器からの検出信号に基づき
制御装置でコイルの励磁電流を制御して回転部の半径方
向及び傾き位置を補正するように制御をするのが好まし
い。
固定部基部側に設けるのが好ましいが、回転部の固定部
基部に対向する側の回転軸心又は回転部の外周側などに
任意に設けることができる。
基部に対向する固定部側に、それぞれ非常用軸受を設け
るのが好ましい。
に詳細に説明すると、ロータ及び回転軸からなる回転部
と、該ロータと回転軸との間に位置する固定部との間に
配置され、該固定部に対して前記回転部を軸方向に支持
する受動安定形磁気軸受において、リング状をした磁性
材料をリング状をした永久磁石で挟み込んで構成し、磁
性材料を介装した状態で隣接する永久磁石は軸方向に着
磁しており、その磁極が相互に反発し合う様に該永久磁
石を配置し、以て磁性材料間の磁束密度を飽和状態とす
る様になっているのが好ましい。
永久磁石としては、それ自体がリング状をしているもの
のみならず、分割したものをリング状に配置した磁性材
料及び永久磁石をも包含する趣旨である。
え、該磁性材料の各々が永久磁石で挟み込まれている様
に構成して、複数層の磁性材料及び永久磁石が積層され
るのが好ましい。
層した積層体の少なくとも被支持側の上方及び下方に、
良導電体から成る部材を設けると好ましい。但、この良
導電体から成る部材を設けないで構成することも可能で
ある。
置によれば、磁気軸受の半径方向作用力の回転軸方向中
心をロータの重心から軸方向に偏寄して配置してあるの
で、歳差運動等により半径方向以外の回転体回転軸の傾
きが発生しても、それに対向して、該回転軸の傾きを減
衰させる様な力を発生させることができる。そして、受
動形磁気軸受の軸方向磁気中心と半径方向制御用電磁石
の軸方向磁気中心とが一致しているので、永久磁石によ
る半径方向の不平衡力に打ち勝つ電磁力を電磁石で発生
させることにより、回転体を中心(中立)位置に保持す
ることが出来る。
引形であるため、回転軸の傾きに対してこれを引き戻そ
うとする力も発生する。この際、傾きに対する剛性を確
保する上で受動安定形磁気軸受の半径方向位置をできる
だけ回転軸中心から離すことが望ましい。したがって、
半径方向制御用電磁石の発生する力を、ロータの傾きの
情報を取り入れるなどして適切に制御することにより、
振れ(すなわち歳差運動)をも好適に制御することがで
きる。
はより倒れる方向に不安定な状態になる。この際、受動
安定形磁気軸受は吸引形であり、かつ、回転体の回転軸
から離れているので、回転体の回転軸の傾きを中立位置
に引き戻す力を発生する。そのため、歳差運動を生じた
としても増幅される事無く、中立位置すなわち歳差運動
が生じていない状態へ容易に復帰出来るのである。
基づき、半径方向制御用電磁石のコイルの励磁電流を制
御し、回転体が傾くことによって回転体と制御磁極が離
れた方の磁気吸引力を増加して、回転軸を中立位置に戻
す様に作用している。
受を、軸方向に着磁したリング状の永久磁石で磁性材料
を挟持して構成され、該磁性材料を挟んで隣り合う永久
磁石の磁極が互いに反発する様に該永久磁石を軸方向に
配置して構成すれば、磁性材料の内部及び対向する磁性
材料間の空間にはそれを挟み込んでいる上下2個の永久
磁石の磁束が通過する。そのため、磁性材料の内部及び
該空間の磁束密度は、従来の受動安定形磁気軸受におけ
る磁性材料間の磁束密度よりも遥かに高くなり、容易に
飽和状態となるのである。
向の剛性と半径方向の剛性との比KZ /Kruが略々1.
0以上となる。その結果として、受動安定剛性KZ に比
較して、非常に大きな不安定剛性Kruを生じない機構と
なる。
ずれか一方をリング状をした2層の磁性材料をリング状
をした3層の永久磁石で挟み込んで多層体に積層し、支
持側或いは被支持側の他方の磁性材料を断面コ字状に形
成しても発生する。この様に構成すれば、断面コ字状の
磁性材料の側にリング状の永久磁石を設けなくても良く
なる。
え、該磁性材料の各々が永久磁石で挟み込まれる様に構
成すれば、磁束密度が飽和状態となっている磁性材料及
び対向する磁性材料間の空間が増加するので、軸方向の
剛性がさらに向上する。
数積層した永久磁石の上方及び下方に、良導電体から成
る部材を設ければ、軸方向や半径方向軸まわりの運動に
対しての減衰力が得られる。
について説明する。なお、図8、9と同一の部材には同
一の符号が付されている。
受動安定形磁気軸受を示している。全体を符号20で示
す受動安定形磁気軸受は、回転体(図1では図示せず)
側のSm−Co系或いはNd−Fe系の永久磁石1、2
と固定体側の永久磁石4、5は、それぞれリング状に形
成され、回転軸Z方向に着磁されている。
珪素或いは鋼板)製のリング状の磁性材料7を上下から
挟み込み、永久磁石4、5は強磁性体製のリング状の磁
性材料9を上下から挟み込んである。そして、永久磁石
1、2及び4、5は、それぞれ磁性材料7、9を挟んで
互いに反発するように磁極が配置されている。
では図示せず)側の永久磁石4、5とは、互いに吸引す
るように磁極が配置されており、磁性材料7、9は、永
久磁石1、2と永久磁石4、5との間の半径方向Rの空
間に相互に間隔を設けて突出されている。
向Z寸法)は同一であり、符号t1で示されている。一
方、磁性材料7、9の厚さ方向寸法も同一で、符号t2
で示されている。
と永久磁石4、5とは、極性(永久磁石内の矢印により
表示)が異なっている。また、対向する磁性材料7、9
の間隔は、符号g0 で示されている。さらに磁性材料
7、9は永久磁石1、2、4、5に対して、相互に向い
合う様に寸法βだけ突出している。
固定体との半径方向位置が同心状となる様に半径方向の
磁力が釣り合うと共に、回転軸方向には磁性材料7、9
及び8、10とに集中した磁束により吸引力が発生す
る。その結果、回転体の回転軸方向の荷重を支持するこ
とができる。
久磁石1、磁性材料7、磁性材料9、永久磁石4により
構成される第1の磁気回路内を流れる磁束は符号φ1 で
示されており、永久磁石2、磁性材料5、磁性材料9、
永久磁石7により構成される第2の磁気回路内を流れる
磁束は符号φ2 で示されている。そして、磁性材料7、
9及び両者の間に存在する空間には、第1及び第2の磁
気回路を流れる磁束が共に通過しているため磁束密度が
高くなり、容易に飽和状態となる。このことは、図2と
図10とを比較すれば容易に理解される。
和状態になることから、図1、2で示す受動安定形磁気
軸受20の軸方向Zの剛性KZ が向上するのである。
異なるタイプの受動安定形磁気軸受を示している。全体
を符号20Aで示す受動安定形磁気軸受は、複数の磁性
材料7a〜7hが永久磁石1a〜1iと交互に積層さ
れ、磁性材料9a〜9hも永久磁石2a〜2iと交互に
積層されている。そして磁性材料7a〜7hと9a〜9
h、及び永久磁石1a〜1iと2a〜2iは、同心状に
配置されている。
いては、磁性材料7a〜7hと9a〜9h及び対向する
磁性材料間の空間は、図2に関連して説明した理由によ
り磁性密度が高くなり、容易に飽和状態となる。そのた
め、軸方向剛性が非常に高くなるのである。
1a、2aの上方及び最下層の永久磁石1i、2iの下
方には、良導電体から成る部材66、68、70、72
が設けられている。これにより、永久磁石1a、2aの
上方及び最下層の永久磁石1i、2iの下方から漏れ出
る磁束を利用し、軸方向や半径方向軸まわりの運動に対
しての減衰力を得ることが出来る。
部材を設けることなく、複数の磁性材料7a〜7hと永
久磁石1a〜1iとを交互に積層して構成しても良い。
いられる受動安定形磁気軸受の第3のタイプを示してい
る。この第3のタイプに係る受動安定形磁気軸受は、全
体を符号20Bで示しており、(図4では示されていな
い)固定体側の磁性材料9a、9bがそれぞれ永久磁石
2a、2b、2cにより挟まれている。一方、(図4で
は示されていない)回転体側には永久磁石は設けられて
おらず、断面がコ字状をした磁性材料29のみが設けら
れている。
しており、磁性材料9a、突出部76、及びその間の空
間は符号φ31、φ32で示される磁束が通過し、磁性
材料9b、突出部78、及びその間の空間は符号φ3
2、φ33で示される磁束が通過する。従って上述の第
1及び第2のタイプの受動安定形磁気軸受(図1〜3で
示すもの)と同様に、これ等の空間の磁束密度が飽和し
て、軸方向剛性が向上するのである。
例を示しており、図1〜4に関連して説明した受動安定
形磁気軸受をターボ分子ポンプに適用した状態を示すも
のである。換言すれば、図6、7においては、本発明の
磁気軸受装置を適用するべき回転機械としてターボ分子
ポンプが用いられている。
まれる受動安定形磁気軸受20Cを示している。この軸
受20Cでは回転体側も固定体側もリング状をした2層
の磁性材料をリング状をした3層の永久磁石で挟み込ん
で多層体に積層してある。その作用については上述した
のと同様である。
してターボ分子ポンプを用いているもの)の他の実施例
を示している。図6で示すターボ分子ポンプにおいて
は、ロータすなわち羽根車22の回転軸部23は、固定
部25の筒部26に同心に収められ、筒部26の上部と
下部とには、それぞれ非常用軸受28a、28bが常時
は対向する側に非接触に設けられ、筒部26と回転軸部
23との間には、モータ24が設けられている。
タ24の上方には、受動安定形磁気軸受20が設けら
れ、筒部26と回転軸部23との間のモータ24の上方
には、半径方向制御用電磁石21が設けられている。そ
して、受動安定形磁気軸受20の回転軸方向磁気中心す
なわち回転軸方向積層厚さの中心と、半径方向制御用電
磁石21の回転軸方向磁気中心すなわち磁性材料の回転
軸方向厚さの中心とは、中心Cにおいて一致されている
と共に、羽根車22の重心Gは、中心Cより回転軸方向
上方に偏倚量Eだけ偏倚されている。
非常用軸受28bの上方との筒部26には、それぞれ非
接触センサで構成された半径方向及び傾き位置検出器2
7a、27bが設けられ、それぞれ制御装置40に接続
されている。そして、制御装置40には半径方向制御用
電磁石21に円周等配に配置された複数のコイル21a
が接続されている。
歳差運動が発生すると、羽根車22の重心は中心Cより
回転軸方向上方に偏倚量Eだけ偏倚しているので、回転
軸部23はより倒れる方向に不安定な状態になる。
形磁気軸受20は吸引形であり、且つ、回転軸部23の
中心から図示のように離れた位置に配置されているの
で、回転軸部23の傾きを中立位置に引き戻そうとする
力を発生する。
部23の傾きを検出すると、制御装置40はこれら位置
検出器27a、27bからの信号に基づき、傾きに対向
する側のコイル21aの励磁電流を制御し、磁気吸引力
を増加して回転軸部23を中立位置に戻す。
いる。図7で示す回転機械(ターボ分子ポンプ)では、
図5で示す受動安定形磁気軸受20Cに代えて、図4で
示す受動安定形磁気軸受20Bを用いている。この例で
は、羽根車22側の永久磁石1〜3(図5)が遠心力に
より破壊することを防止することができる。この実施例
で用いられる磁気軸受は、図1の実施例に比べて磁束密
度が減少するため、回転軸方向剛性は若干低下するが、
羽根車22の応力を低減することができる。
分子ポンプを用いた場合について説明したが、例えばフ
ライホイール、ジャイロ等を用いても良い。
気軸受の半径方向作用力の回転軸方向中心をロータの重
心から軸方向に偏寄して配置することにより、歳差運動
等による回転軸の傾きに対して、抑制力を発生させるこ
とができる。それと共に、永久磁石による半径方向の不
平衡力に打ち勝ち、回転体を中心位置に保持することが
出来る。
形磁気軸受を、リング状をした磁性材料をリング状をし
た永久磁石で挟み込んで構成すれば、受動安定形磁気軸
受を構成する永久磁石からの磁束密度を飽和状態とし
て、該軸受の軸方向剛性を高めることが出来る。具体的
には、軸方向の剛性と半径方向の剛性との比KZ /Kru
が略々1.0以上となる。
状をした永久磁石で挟み込んで受動安定形磁気軸受を構
成すれば、所定の軸方向剛性を有する受動安定形磁気軸
受を小形化することが出来る。この場合、永久磁石及び
磁性材料を複数層積層することにより、軸方向剛性をさ
らに向上させることが出来る。
状をした永久磁石で挟み込んで受動安定形磁気軸受を構
成すると共に、最上層の永久磁石の上方と最下層の永久
磁石の下方とに、銅或いはアルミウム等の良導電体から
成る部材を設ければ、永久磁石の上方及び下方から漏れ
出る磁束を利用し、軸方向や半径方向軸まわりの運動に
対して、減衰力を発生することができる。
御すると同時に、磁気軸受を1個にして磁気軸受装置を
小型軽量化し、価格を低減することができる。
を示す断面正面図。
面正面図。
タイプの例を示す断面正面図。
に別の例を示す断面正面図。
ボ分子ポンプに組み込む状態を示す正面図。
断面正面図。
の他の例を示す断面正面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ロータ及び回転軸からなる回転部と、該
ロータ及び軸の間に位置する固定部とを含む回転機械の
前記回転部を軸方向に受動安定形磁気軸受で支持すると
共に、半径方向の位置制御を半径方向制御用電磁石で行
う回転機械の磁気軸受装置において、前記受動安定形磁
気軸受は、軸方向に着磁したリング状の永久磁石で磁性
材料を挟持して構成され、該磁性材料を挟んで隣り合う
永久磁石の磁極が互いに反発する様に該永久磁石を軸方
向に配置し、前記回転部側及び固定部側の前記磁性材料
は互いに吸引するように配置され且つ前記回転部側及び
固定部側の前記永久磁石の間の半径方向の空間に相互に
間隔を設けて突出しており、前記受動形磁気軸受の軸方
向磁気中心と半径方向制御用電磁石の軸方向磁気中心と
が一致しており、ロータの重心は該一致している磁気中
心よりも回転軸方向上方に偏寄していることを特徴とす
る磁気軸受装置。 - 【請求項2】 前記受動形磁気軸受は回転部分または固
定部分のいずれか一方を強磁性体製のリング状磁性材料
で構成した請求項1、2のいずれかに記載の磁気軸受装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3001282A JPH0810010B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-01-10 | 磁気軸受装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2-168485 | 1990-06-28 | ||
JP3001282A JPH0810010B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-01-10 | 磁気軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06185526A JPH06185526A (ja) | 1994-07-05 |
JPH0810010B2 true JPH0810010B2 (ja) | 1996-01-31 |
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ID=26334479
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---|---|---|---|
JP3001282A Expired - Fee Related JPH0810010B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-01-10 | 磁気軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810010B2 (ja) |
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-
1991
- 1991-01-10 JP JP3001282A patent/JPH0810010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06185526A (ja) | 1994-07-05 |
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