JPH079988Y2 - 回転ドア速度制御装置 - Google Patents

回転ドア速度制御装置

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JPH079988Y2
JPH079988Y2 JP1989030895U JP3089589U JPH079988Y2 JP H079988 Y2 JPH079988 Y2 JP H079988Y2 JP 1989030895 U JP1989030895 U JP 1989030895U JP 3089589 U JP3089589 U JP 3089589U JP H079988 Y2 JPH079988 Y2 JP H079988Y2
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JP
Japan
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speed
brake shoe
revolving door
door
swing arm
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Application number
JP1989030895U
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JPH02121573U (ja
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忠雄 佐藤
康信 宮崎
政晴 林
文二 小尾
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、人力でドアを回転する回転ドアの回転ドア速
度制御装置に関する。
[従来の技術] かかる回転ドアは、その出入りの便利さから、オフィス
ビルなどの出入口に近年多く設けられている。
回転ドアに関し、本出願人は特公昭55−40155号公報、
特公昭56−2188号公報及び実公昭57−29025号公報にお
いて、電動式回転ドアに関する技術が開示している。
[考案が解決しようとする課題] この回転ドアにおいて、出入りする人が急いだりして出
入りすると、ドアの回転速度が大きくなって後続の人に
ドアが当る、子供が回転ドアと共に遊んだりしたとき
に、回転速度が大きくなるなどの危険がある。
また、誤って、逆方向にドアを回転して出入りすると、
正常な出入りをする人にドアが当る危険がある。
したがって、逆方向に回転しないようにした回転ドアに
おいては、人の手足や荷物等が挾まれた場合、救出や引
き出しに手間がかかる危険がある。
本考案は、過度な回転速度や逆転を防止すると共に身体
や物品が挾まれた場合の危険を防止することを目的と
し、更には、様々な外的状況、例えば風等の気象条件
や、長期間の使用に伴う最大回転速度の調整に対向可能
な回転ドア速度制御装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案による回転ドア速度制御装置は、回転ドアの回転
軸を入力軸とする増速機と、該増速機の出力軸に連結さ
れた振子式調速機と、該調速機の振子に付勢されて上昇
するディスクと、前記増速機を取付けたフレームに固設
され前記ディスクに対向するブレーキシューと、該調速
機の回転軸に固設されたドライブプーリと、該ドライブ
プーリにVベルトを介して連結され前記フレームに固設
されたドリブンプーリと、該ドリブンプーリに設けられ
たワンウエイクラッチとからなり、また、上記振子は、
静止時に垂下する揺動腕と、その揺動腕の下端に設けら
れた錘とで構成し、上記揺動腕上部の半径方向外方にゴ
ムや合成樹脂製の当接部材を突設し、該当接部材に前記
ディスクを近接させ、調整機の回転速度が一定速度以上
において前記ディスクが前記ブレーキシューに係止され
るよにすると共に、調整機の前記揺動腕と錘とは、該揺
動腕のねじ部にナット状の錘を螺合し、前記当接部材の
上昇度合を調整可能に構成し、更に、前記フレーム、前
記増速機を取付ける下板と、ドリブンプーリを取付ける
上板とをボルト、ナットで連結し、前記ディスクと前記
ブレーキシューとの間隙を調整可能にするように構成さ
れている。
[作用] 上記のように構成された回転ドア速度制御装置において
は、ドアの回転速度が約5RPMに達すると、揺動腕により
当接部材を介してディスクが上昇し、ブレーキシューに
より係止され、ドアの回転族素は約5RPMに抑えられる。
また、ドアが逆方向に回転しようとすると、増速機、調
速機、ドライブプーリ、Vベルト及びドリブンプーリを
介してワンウエイクラッチにより阻止される。
また、ドアに手足や荷物が挾まれた場合、ドアを逆方向
に強く回転すると、ワンウエイクラッチにより係止され
ているドリブンプーリに対してVベルトがスリップし、
回転ドアは逆方向に回転し、手足や荷物が解放される。
更に、回転ドアの最大回転速度を調整したい場合、シュ
ーとディスクとの間のクリアランスをボルトに上板を取
付けているナットを回して調整できるようになってい
る。また、調速機は、回転により揺動腕が半径方向に拡
開し、当接部材を介してディスクを上昇させるが、回転
速度が例えば約1000RPMのときに、上昇したディスクが
ブレーキシューにより係止されるようになっている。こ
の係止回転数は、錘のボルトへの螺合度合と、前記クリ
アランスの調整により任意に設定する。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、回転ドア1には4個のドア
体2が設けられ、そのドア軸3にはカップリング4、5
を介して増速比が例えば1対200の増速機6が連結され
ている。
その増速機6は全体を符号8で示すフレームの下板9に
取付けられ、この下板9の上方には、上板10が4本のボ
ルト11により設けられている。
前記増速機6の出力軸7には、全体を符号20で示す公知
技術による振子式調速機が連結されている。
この調速機20の回転軸21の上端には、ドライブプーリ12
が固設され、そのプーリ12はVベルト13を介して上板10
に軸16により支持されたドリブンプーリ14に連結されて
いる。そして、プーリ14と軸16との間には、例えば反時
計回りの回転を許すワンウエイクラッチ15が介装されて
いる。
前記調速機20の回転軸21には、相互に直交する4個の腕
22が固設されている。これら腕22の先端には、揺動腕23
がピン24により枢着され、揺動腕23の下端には、ボルト
25により錘26が取付けられている。この揺動腕23の上部
の半径方向外方には、ゴムや合成樹脂製の当接部材27が
プレート28により設けられている。そして、これら当接
部材27には対向してディスク29が設けられ、そのディス
ク29は、対向して設けられたガイド孔30、30によりアー
ム22、22上に立設されたガイドピン31、31にガイドさ
れ、かつ、ガイドピン31、31基部のプレート32、32上に
載置されている。
他方、上板10の下面には、4個のブレーキシュー33が設
けられ、このシュー33とディスク29との間には、クリア
ランスCが形成されている。そして、このクリアランス
Cはボルト11に上板10を取付けているナット19、19を回
して調整できるようになっている。なお、ブレーキシュ
ー33は、4個に限られるものではなく、また環状に形成
することもできる。
上記のように構成された調速機20は、回転により揺動腕
23が半径方向に拡開し、当接部材27を介してディスク29
を上昇させるが、回転速度が例えば約1000RPMのとき
に、上昇したディスク29がブレーキシュー33により係止
されるようになっている。この係止回転数は、錘26のボ
ルト25への螺合度合と、前記クリアランスCの調整によ
り任意に設定することができる。
次に作用について説明する。
回転ドア1を反時計方向に回転して出入りすると、増速
機6を介して調速機20の腕22が回転するが、回転ドア1
の回転速度が約5RPMになると、腕22は約1000RPMで回転
する。したがって、揺動腕23が最大に拡開し、これによ
りディスク29が最大に上昇してブレーキシュー33に係止
される。その結果、回転ドア1の最大回転速度は、約5R
PMに抑えられる。
また、回転ドア1を逆方向すなわち時計回りに回転しよ
うとすると、増速機6、調速機20、ドライブプーリ12、
Vベルト13及びドリブンプーリ14を介してワンウエイク
ラッチ15により係止される。
また、ドアに手足や荷物が挾まれた場合、回転ドア1を
逆方向に強く回転すると、係止されているドリブンプー
リ14に対してVベルト13がスリップして回転ドア1が逆
方向に回転し、手足や荷物が解放される。
[考案の効果] 本校案は、以上説明したように構成されているので、下
記の効果がある。
(1)最大回転速度を約5RPMに抑え、また、逆回転を防
止し、更に、挾まれた手足や荷物を解放できるようにし
て安全性を向上することができる。
(2)ディスクとブレーキシューとの間隙を調整するこ
とにより、簡単に最大回転速度を変更することができ
る。
(3)回転力が相違する(慣性モーメントが相違する)
回転ドアを取り替えても、揺動腕に対する錘の調整に伴
う当接部材の上昇度合の調整により、対応させることが
できるから、本装置を用いることにより回転ドアの汎用
性が向上する。
(4)長期間の使用により、ディスクとブレーキシュー
との間に摩擦力の変化が生じても、上記間隙等の調整に
より対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す側面図、及
び分解斜視図である。 2…ドア軸、6…増速機、12…ドライブプーリ、13…V
ベルト、14…ドリブンプーリ、15…ワンウエイクラッ
チ、20…調速機、21…回転軸、23…揺動腕、26…錘、27
…当接部材、29…ディスク、33…ブレーキシュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小尾 文二 東京都練馬区練馬3―13―10 (56)参考文献 特公 昭56−2188(JP,B2) 特公 昭55−40155(JP,B2) 実公 昭57−29025(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドアの回転軸を入力軸とする増速機
    と、該増速機の出力軸に連結された振子式調速機と、該
    調速機の振子に付勢されて上昇するディスクと、前記増
    速機を取付けたフレームに固設され前記ディスクに対向
    するブレーキシューと、該調速機の回転軸に固設された
    ドライブプーリと、該ドライブプーリにVベルトを介し
    て連結され前記フレームに固設されたドリブンプーリ
    と、該ドリブンプーリに設けられたワンウエイクラッチ
    とからなり、また、上記振子は、静止時に垂下する揺動
    腕と、その揺動腕の下端に設けられた錘とで構成し、上
    記揺動腕上部の半径方向外方にゴムや合成樹脂製の当接
    部材を突設し、該当接部材に前記ディスクを近接させ、
    調整機の回転速度が一定速度以上において前記ディスク
    が前記ブレーキシューに係止されるようにすると共に、
    調整機の前記揺動腕と錘とは、該揺動腕のねじ部にナッ
    ト状の錘を螺合し、前記当接部材の上昇度合を調整可能
    に構成し、更に、前記フレーム、前記増速機を取付ける
    下板と、ドリブンプーリを取付ける上板とをボルト、ナ
    ットで連結し、前記ディスクと前記ブレーキシューとの
    間隙を調整可能にすることを特徴とする回転ドア速度制
    御装置。
JP1989030895U 1989-03-20 1989-03-20 回転ドア速度制御装置 Expired - Lifetime JPH079988Y2 (ja)

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JP1989030895U JPH079988Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 回転ドア速度制御装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02121573U JPH02121573U (ja) 1990-10-03
JPH079988Y2 true JPH079988Y2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=31256348

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989030895U Expired - Lifetime JPH079988Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 回転ドア速度制御装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540155A (en) * 1978-09-13 1980-03-21 Hatsuo Sakurazawa Quantitative supplying equipment with object in stick shape
JPS562188A (en) * 1979-06-19 1981-01-10 Dainippon Printing Co Ltd Heat-sensitive recording paper
JPS5729025U (ja) * 1980-07-25 1982-02-16

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JPH02121573U (ja) 1990-10-03

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