JPH0799350A - 画像読み取り素子 - Google Patents

画像読み取り素子

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JPH0799350A
JPH0799350A JP5328447A JP32844793A JPH0799350A JP H0799350 A JPH0799350 A JP H0799350A JP 5328447 A JP5328447 A JP 5328447A JP 32844793 A JP32844793 A JP 32844793A JP H0799350 A JPH0799350 A JP H0799350A
Authority
JP
Japan
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layer
blocking layer
electrode
electrodes
titanium oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP5328447A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishihara
啓 石原
Atsushi Tamaki
淳 玉木
Nobuyoshi Miyazaki
信義 宮崎
Kiyoshi Matsuda
潔 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH0799350A publication Critical patent/JPH0799350A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性が良好なセンサーを提供する。 【構成】 画像情報を電気信号に変換する画素を集積し
てなる画像読み取り素子において、前記画素が、有機光
導電体層及びブロッキング層を介して設けられた電極対
を備え、前記ブロッキング層が酸化チタンを主成分とす
ることを特徴とする画像読み取り素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号を電気信号に変
換し、電気信号として取り出すイメージセンサーに用い
られる画像読み取り素子に関するものであり、有機系の
光導電材料を光電変換材料として使用したセンサーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光センサーは光強度の計測に、またロボ
ット、各種オートメーションシステムにおける位置セン
サーとして、また情報通信、情報処理における画像情報
の読み取りなどに広く用いられている。特に画像情報処
理の技術、能力の進歩した今日、高性能な画像情報の入
力装置としてのイメージセンサーの進歩が強く望まれて
いる。ファクシミリ、ワードプロセッサ、電子ファイル
システムなどは画像入力装置を必要とする代表的な装置
である。
【0003】このような入力装置としては、ビデオカメ
ラのような二次元情報を取り出すものと、ラインセンサ
ーを利用して画像をスキャンして読み出すイメージスキ
ャナーが考えられるが、通常十分な解像力(画素数)を
得るためにラインセンサーを使用したイメージスキャナ
が使用されている。ラインセンサーとしては、結晶シリ
コンを使用した電荷結合素子が代表的であるが、素子の
大きさに限界があって、大きな面積の画像を読み取るに
は縮小光学系を使用するか、素子を多数高精度に並べる
必要がある。それに対して硫化カドミウム、アモルファ
スシリコンを光導電面としたセンサーは比較的大きな面
積が可能であり、ロッドレンズアレイを併用して等倍密
着型のラインセンサーが一部実用化されている。
【0004】しかし、従来のこのような光導電材料は成
膜の方法に制約があって量産性が低く、実質的には大面
積の画像をスキャンする長いラインセンサーを作ること
は困難であった。一方光導電材料として有機系の材料を
使用したセンサーは、成膜が塗布液からの塗布によって
行うことができ容易であり、生産性に優れていること、
大面積化が容易であること、暗導電性が低くシグナル/
ノイズ比を大きく取れるなどいくつかの有利な点を有し
ている。そのため有機材料を光導電面に使用したイメー
ジセンサーの例がいくつか知られている(例えば特開昭
61−285262号公報、特開昭61−291657
号公報、特開平1−184961号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機系
の材料を使用したセンサーには耐久性に問題があり、信
頼性の高いセンサーの実用化は困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは有機光導電
材料を用いたイメージセンサーに関する上記課題につい
て鋭意検討した結果、電極対の間に有機光導電体層と、
特定成分からなるブロッキング層を設けることにより実
用的な耐久性が得られることを見いだし本発明を完成し
た。
【0007】即ち、本発明の要旨は画像情報を電気信号
に変換する画素を集積してなる画像読み取り素子におい
て、前記画素が有機光導電体層及びブロッキング層を介
して設けられた電極対を備え、前記ブロッキング層が酸
化チタンを主成分とすることを特徴とする画像読み取り
素子に存する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】まず、本発明の画像読み取り素子を用いた
センサーの全体構成の一例を図1に示す。この例ではい
わゆる密着型のラインセンサーの例が示されている。原
稿面(4)にLEDアレイ(3)よりなる光源から照
射、反射した光はロッドレンズアレイ(2)によってラ
インセンサーの光導電部(1)に照射され、個々の画素
で光電変換された信号は個別電極につながったスイッチ
ング素子を介して逐次時系列信号として読み出されてい
く。光電変換により各画素に生じた電流は電荷蓄積型で
読み込まれる。このように光導電体層と電極対からなる
画素は一次元に並べられラインセンサーとして、また二
次元上に並べられ撮像素子として使用される。
【0009】センサー中の画像読み取り素子のうちいわ
ゆるサンドイッチ型素子の構成例を図2の上面説明図
a)、断面説明図b)によって示す。この場合、個別電
極(5)を設けた支持体(8)上にブロッキング層
(6)と光導電体層(7)が形成され、さらにその上に
共通電極(9)が設けられる。この場合、ブロッキング
層(6)は正電極となる電極(5)に直接接して設けら
れる。ブロッキング層は、有機光導電体層と正電極が整
流性のないオーミック性接触を形成して、暗電流が増加
し、シグナル/ノイズ比が低下するのを防ぐために形成
される。個別電極(5)の一つ及びこれに対向する共通
電極(9)の部分から構成される電極対、並びに電極対
の間に介在する光導電体層とブロッキング層とで一つの
画素が構成され、個別の画素の光に応じた信号を取り出
せる。
【0010】画像読み取り素子の構成は図2のものに限
られないが、電極対の一方及び光導電体層並びにブロッ
キング層は各画素共通でよい。少なくとも一方の電極は
光の入射通路になり十分光を透過する透明電極であるこ
とが必要である。透明電極としては酸化インジウム、酸
化スズ、インジウム・スズ酸化物膜などの金属酸化物、
また金、アルミニウムなどの金属の薄い膜が挙げられ
る。もう一方の対向する電極には種々の金属が使用で
き、例えばアルミニウム、チタン、金、銀、銅、ニッケ
ル、クロム、モリブデン、タンタル、タングステンなど
が挙げられる。支持体側から露光を行う場合、支持体も
十分光を透過することが必要である。有機光導電体層と
してはアゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環キノン顔
料、ペリレン顔料、メロシアニン顔料、スクウェアリウ
ム顔料等の電荷発生物質をバインダー中に分散させた層
構成が挙げられる。また、該電荷発生物質および電荷移
動物質を有効成分として含有し、両物質をバインダー樹
脂に分散した層構成、また電荷発生層、電荷移動層を積
層した層構成が挙げられる。光導電体層の膜厚は0.1
〜20μmが好ましく、0.5〜5μmがより好ましい
範囲である。
【0011】本発明の画像読み取り素子の少なくとも1
つの電極と光導電体層はブロッキング性の接合でなけれ
ばならない。そのために電極と光導電体層のあいだに酸
化チタンからなるブロッキング層が設けられる。酸化チ
タン膜の作製はスパッター法、真空蒸着法、CVD法の
いずれの方法で作製されてもよい。ブロッキング層の膜
厚は0.005〜5μmが好ましく、0.01〜1μm
がより好ましい範囲である。また、ブロッキング層の体
積固有抵抗値は106 〜1011Ω・cmが好ましく、1
7 〜1010Ω・cmがより好ましい範囲である。
【0012】
【発明の効果】以上の本発明の構成によって、有機系の
イメージセンサーにおいて、従来になかった優れた耐久
性をもつ実用的なイメージセンサーを提供することが可
能となる。
【0013】
【実施例】以下に本発明をより詳細に説明するため、実
施例、比較例により説明するが、本発明はこれらの例に
限定されるものではない。 実施例1 インジウム・スズ酸化物(ITO)の透明電極(5)を
設けたガラス板(8)上に、膜厚0.1μmの酸化チタ
ン膜をスパッタ法で作製しブロッキング層(6)を形成
した。次に電荷発生物質としてX線回折において、ブラ
ッグ角(2θ±0.2°)が9.7°,24.1°,2
7.3°などにピークを有し、特に27.3°に主たる
明瞭なピークを示すことを特徴とする結晶型を有するオ
キシチタニウムフタロシアニン10gをジメトキシエタ
ンでサンドグラインダーによって分散処理し、ポリビニ
ルブチラール樹脂(積水化学(株)製、商品名エスレッ
クBH−3)5gをジメトキシエタンに溶解した液と混
合し塗布液を得た。この液を浸漬法によって上記ブロッ
キング層上に塗布乾燥し、0.4μmの電荷発生層を設
けた。次にポリカーボネート(商品名ノバレックス70
25A,三菱化成(株)製)100g、式(1)に示さ
れる化合物160g、及び式(2)で表される化合物4
0gをジオキサン中に溶解し、上記電荷発生層上に浸漬
塗布し、乾燥後0.5μmの電荷移動層を設けた。さら
にこの上にアルミニウムを真空蒸着し対向電極(9)を
設け、図2のサンドイッチ型素子を作成した。この素子
をサンプルとしイメージセンサの一画素としての評価を
行なった。
【0014】この素子に20V/μmの電界強度を印加
し、透明電極側より570nmをピーク波長とする黄色
発光ダイオードを光源として15μW/cm2 の強度で
露光し、出力電流の時間変化を観察した。初期の光電流
値は2.2×10-6A/cm 2 、暗電流値は2.5×1
-7A/cm2 であった。1000時間経過後の光電流
値は1.5×10-6A/cm2 、暗電流値は3.0×1
-7A/cm2 であり、光電流値は約30%の低下にと
どまっており、実用的な耐久性が得られていることが分
かる。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】実施例2 酸化チタン膜の膜厚を0.05μmにした他は実施例1と同
様にして素子を作製した。この素子に20V/μmの電
界強度を印加し、透明電極側より570nmをピーク波
長とする黄色発光ダイオードを光源として400μW/
cm2の強度で露光し、出力電流の時間変化を観察し
た。初期の光電流値は6.7×10-5A/cm2、暗電
流値は3.0×10-9A/cm2であった。500時間
経過後の光電流値は5.4×10-5A/cm2、暗電流
値は3.0×10-7A/cm2であり、光電流値は約2
0%の低下にとどまっており、実用的な耐久性が得られ
ていることが分かる。
【0018】実施例3 有機光導電体層をスピンコート法によって成膜した他は
実施例11と同様にして素子を作製した。この素子に2
0V/μmの電界強度を印加し、透明電極側より570
nmをピーク波長とする黄色発光ダイオードを光源とし
て400μW/cm2の強度で露光し、出力電流の時間
変化を観察した。初期の光電流値は6.1×10-5A/
cm2、暗電流値は1.5×10-8A/cm2であった。
80時間経過後の光電流値は6.1×10-5A/c
2、暗電流値は1.5×10-8A/cm2であり、実用
的な耐久性が得られていることが分かる。
【0019】比較例1 ブロッキング層として酸化チタン膜の代わりに、膜厚
0.1μmの酸化珪素膜を真空蒸着法で作製した他は実
施例と同様にして素子を作製した。この素子に20V/
μmの電界強度を印加し、透明電極側より570nmを
ピーク波長とする黄色発光ダイオードを光源として15
μW/cm2 の強度で露光し、出力電流の時間変化を観
察した。初期の光電流値は3.0×10-6A/cm 2
暗電流値は1.5×10-8A/cm2 であった。100
0時間経過後の光電流値は5.0×10-8A/cm2
暗電流値は2.5×10-8A/cm2 であり、光電流値
は約80%低下しており、実施例に比べて耐久性が劣る
ことが分かる。
【0020】比較例2 ブロッキング層として酸化チタン膜の代わりに、膜厚
0.1μmの酸化アルミ膜を真空蒸着法で作製した他は
実施例と同様にして素子を作製した。この素子に20V
/μmの電界強度を印加し、透明電極側より570nm
をピーク波長とする黄色発光ダイオードを光源として1
5μW/cm2 の強度で露光し、出力電流の時間変化を
観察した。初期の光電流値は1.8×10-6A/c
2 、暗電流値は1.5×10-8A/cm2 であった。
1000時間経過後の光電流値は4.0×10-8A/c
2 、暗電流値は2.5×10-8A/cm2 であり、光
電流値は約80%低下しており、実施例に比べて耐久性
が劣ることが分かる。
【0021】比較例3 ブロッキング層として酸化チタン膜の代わりに、膜厚
0.1μmの炭化珪素膜を真空蒸着法で作製した他は実
施例と同様にして素子を作製した。この素子に20V/
μmの電界強度を印加し、透明電極側より570nmを
ピーク波長とする黄色発光ダイオードを光源として15
μW/cm2 の強度で露光し、出力電流の時間変化を観
察した。初期の光電流値は2.8×10-6A/cm 2
暗電流値は1.5×10-8A/cm2 であった。100
0時間経過後の光電流値は8.0×10-8A/cm2
暗電流値は2.5×10-8A/cm2 であり、光電流値
は約70%低下しており、実施例に比べて耐久性が劣る
ことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明画像読み取り素子を用いるイメージセン
サーの全体構成の説明図。
【図2】サンドイッチ型の画像読み取り素子の一例を説
明する図面。図2a)は上面説明図、図2b)は図2
a)中のA−A′線に沿った断面説明図。
【符号の説明】
1 センサー 2 ロッドレンズアレイ 3 LEDアレイ 4 原稿 5 個別電極 6 ブロッキング層 7 光導電体層 8 支持体 9 共通電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 潔 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を電気信号に変換する画素を集
    積してなる画像読み取り素子において、 前記画素が、有機光導電体層及びブロッキング層を介し
    て設けられた電極対を備え、前記ブロッキング層が、酸
    化チタンを主成分とすることを特徴とする画像読み取り
    素子。
JP5328447A 1993-06-23 1993-12-24 画像読み取り素子 Pending JPH0799350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5328447A JPH0799350A (ja) 1993-06-23 1993-12-24 画像読み取り素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-152355 1993-06-23
JP15235593 1993-06-23
JP5328447A JPH0799350A (ja) 1993-06-23 1993-12-24 画像読み取り素子

Publications (1)

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JPH0799350A true JPH0799350A (ja) 1995-04-11

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ID=26481299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5328447A Pending JPH0799350A (ja) 1993-06-23 1993-12-24 画像読み取り素子

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JP (1) JPH0799350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166539A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujifilm Corp 光電変換素子の製造方法、光電変換素子、固体撮像素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166539A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujifilm Corp 光電変換素子の製造方法、光電変換素子、固体撮像素子

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