JPH0799136A - 複合電子部品およびその製造方法 - Google Patents

複合電子部品およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0799136A
JPH0799136A JP26438593A JP26438593A JPH0799136A JP H0799136 A JPH0799136 A JP H0799136A JP 26438593 A JP26438593 A JP 26438593A JP 26438593 A JP26438593 A JP 26438593A JP H0799136 A JPH0799136 A JP H0799136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
composite electronic
conductor
capacitor
wound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26438593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ikeda
毅 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26438593A priority Critical patent/JPH0799136A/ja
Publication of JPH0799136A publication Critical patent/JPH0799136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類の受動素子を含んで複雑な回路の一
部を構成することができ、製造や組み付けが容易な複合
電子部品およびその製造方法を提供すること。 【構成】 この複合電子部品は、2つのキャパシタ領域
12,14とインダクタ領域16とによって形成された
第1の導電体10と、2つのキャパシタ領域22,24
とインダクタ領域26によって形成された第2の導電体
20と、2つの誘電体シート30,32とを含んで構成
される。これらの導電体および誘電体シートを積層した
後に一方端から巻き回すことにより、キャパシタ領域1
2,22によって第1のコンデンサが、キャパシタ領域
14,24によって第2のコンデンサが、インダクタ領
域16,26によって2つのチョークコイルが形成さ
れ、全体として2つのコンデンサと2つのコイルを含む
4端子の複合電子部品となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル,コンデンサ,
抵抗のうちの1種類または複数種類の受動回路素子を、
複数個まとめて単一の部品に形成した複合電子部品およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一の受動回路素子を複数個
まとめて形成した複合電子部品が知られている。例え
ば、最も一般的には複数の抵抗を含む複合抵抗があり、
それ以外にも複数のコイルを含む複合コイルや複数のコ
ンデンサを含む複合コンデンサが知られている。これら
の複合電子部品は、1つの部品内に複数の受動素子が含
まれているため、プリント基板に対する組み付けが容易
になる等の利点があり、一部の回路において汎用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の複合電子部品は、同一種類の受動素子が含まれてい
るため、複雑な回路の一部をこの複合電子部品によって
構成しようとした場合には、例えば1つの複合抵抗と各
種コイルやコンデンサを組み合わせることになる。すな
わち、従来の複合電子部品を用いただけでは回路の一部
をそっくりこの複合電子部品で置き換えることが不可能
であり、部品の組み付け作業を十分に簡略化することが
できないという問題があった。
【0004】特に、回路の一部をそっくり複合電子部品
に置き換えるためには、この置き換える複合電子部品内
に種類の異なる受動素子、例えばコンデンサとコイルあ
るいはコイルと抵抗等を含む必要があるが、従来は大量
生産に適したこれらの複合電子部品がなく、その製造方
法も確立していなかった。
【0005】そこで、本発明はこのような点に鑑みて創
作されたものであり、複数種類の受動素子を含んで、複
雑な回路の一部を構成することができ、製造や組み付け
が容易な複合電子部品およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、それぞれが所定のパターン
形状を有する1または複数の導電体と、前記各導電体同
士の電気的絶縁を行う1または複数の誘電体シートとを
有し、前記導電体と前記誘電体シートとが交互に重ね合
わされた積層体を巻き込むことにより、種類が異なる複
数の受動素子を形成することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記受動素子として、1あるいは複数の前記導電体
のパターンを同心状に巻き込むことにより形成されたコ
イル、前記複数の導電体のパターン同士を前記誘電体シ
ートを挟んで対向させることにより形成されたコンデン
サ、前記導電体のパターンの幅を狭くすることにより形
成された抵抗のうちの2つ以上を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項3の発明は、複数の誘電体シートの
それぞれと、所定のパターン形状を有する複数の導電体
のそれぞれとを交互に重ね合わせて積層体を形成する第
1の工程と、前記積層体を回転巻き軸の回りに複数回巻
き回す第2の工程と、前記回転巻き軸を取り除いて、巻
き回された前記積層体に対して端子付けを行う第3の工
程と、を含むことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記第3の工程における端子付けは、巻き回された
前記誘電体シートに向け所定エネルギのレーザ光を照射
して前記誘電体シートを除去することにより、前記誘電
体の一部を外部に露出させることにより行うことを特徴
とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記第3の工程における端子付けは、巻き回された
前記積層体に対し、外部に露出した前記電導体の一部を
除く領域をマスキング処理した後に、表面全体に導電体
を被覆形成することにより行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の複合電子部品は、1または複数の導電
体と1または複数の誘電体シートとを交互に重ね合わせ
た積層体を巻き込むことにより、種類が異なる複数の受
動素子を形成したものである。複数の受動素子として
は、コイル,コンデンサ,抵抗のうちの2つ以上が設け
られている。
【0012】具体的には、導電体パターンを同心状に巻
き込んでコイルが形成され、導電体パターン同士を誘電
体シートを挟んだ後に巻き込むことによりコンデンサが
形成され、導電体パターンの幅を狭くすることにより抵
抗が形成される。
【0013】このように本発明の複合電子部品において
は、導電体パターンの形状および巻き回す状態を工夫す
ることにより、コイル,コンデンサ,抵抗といった複数
の受動素子を1つの部品内に形成しており、複雑な回路
の一部をこの複合電子部品によってそっくり置き換える
ことが可能となり、部品の組み付け作業等が容易にな
る。
【0014】また、上述した本発明の複合電子部品は、
誘電体と導電体とを重ね合わせて積層体を形成し、この
積層体を複数回巻き回し、最後に端子付けを行うだけで
製造することができる。したがって、製造が大変容易で
あり、大量生産にも適している。
【0015】特に、上述した端子付けをレーザ光により
誘電体シートを除去して行う場合には、予め誘電体シー
トの外部に導電体の一部を露出させる等の作業が不要と
なり、さらに部品製造が簡単になる。また、上述した端
子付けを巻き回した積層体を部分的にマスキングした後
に導電体を被覆形成して行う場合には、端子となるリー
ド線を半田付する等の作業が不要になり、部品製造が簡
単になる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を適用した一実
施例について詳細に説明する。
【0017】第1実施例 本実施例の特徴は、2枚の導電体と2枚の誘電体シート
とを交互に重ねて積層体を形成した後に巻き回すことに
より、2つのコンデンサとチョークコイルとを含む単一
の複合電子部品を形成したことにある。
【0018】図1は、本実施例の複合電子部品を展開し
た状態を示す図である。また、図2は積層体を巻き回し
た後の状態を示す図である。
【0019】図1に示すように、本実施例の複合電子部
品は、2つのキャパシタ領域12,14とインダクタ領
域16によって導体パターンが形成された第1の導電体
10と、2つのキャパシタ領域22,24とインダクタ
領域26とによって導体パターンが形成された第2の導
電体20と、これら各導電体の電気的絶縁を行う誘電体
シート30,32とを含んで構成される。
【0020】上述した第1の導電体10の一方のキャパ
シタ領域12と第2の導電体20の一方のキャパシタ2
2とが第1の誘電体シート30を挟んで対向配置されて
おり、積層体を巻き回したときに第1のコンデンサが形
成される。その際に一方のキャパシタ領域12の一部に
形成された入出力端子用パターン18aおよび他方のキ
ャパシタ領域22一部に形成された入出力端子用パター
ン28aのそれぞれが積層体を巻き回した後に外部に露
出し、端子付けに使用される。
【0021】同様に、上述した第1の導電体10の他方
のキャパシタ領域14と第2の導電体20の他方のキャ
パシタ領域24とが第1の誘電体シート30を挟んで対
向配置されており、積層体を巻き回したときに第2のコ
ンデンサが形成される。その際にキャパシタ領域14の
一部に形成された入出力端子用パターン18bおよびキ
ャパシタ24の一部に形成された入出力端子用パターン
28bのそれぞれが積層体を巻き回した際に外部に露出
し、これらに端子付けに使用される。
【0022】また、第1の導電体10の2つのキャパシ
タ領域12,14のそれぞれに電気的に接続されたイン
ダクタ領域16が形成されており、積層体を巻き回した
ときにこのインダクタ領域16が同心状に巻き回されて
第1のコイルとなる。同様に第2の導電体20の2つの
キャパシタ領域22,24のそれぞれに電気的に接続さ
れたインダクタ領域26が形成されており、巻き回され
た際に第2のコイルとなる。しかも、これら2つのイン
ダクタ領域16,26は第1の誘電体シート30を挟ん
で対向配置されているため、積層体を巻き回した際に形
成される2つのコイルが磁気的に結合されたチョークト
ランスを形成する。
【0023】このような構成を有する本実施例の複合電
子部品を製造する場合には、まず、第1の導電体10,
第1の誘電体シート30,第2の導電体20,第2の誘
電体シート32を順に積層し、これをその一方端を起点
として図示しない回転巻き軸の周りに複数回巻き回し、
図2に示すチューブラ型巻回体100を形成する。そし
て、巻き回し終了後、巻回体100から回転巻き軸を抜
き取る(図2(A))。
【0024】また、上述した2つの導電体10,20の
それぞれが、その幅が第1の誘電体シート30の幅とほ
ぼ同じに形成されている。したがって、チューブラ型巻
回体100を形成した場合には、第2の導電体20の2
つのキャパシタ領域22,24のそれぞれに形成された
入出力端子用パターン28a,28bがその幅方向端面
に露出することになる。また、第1の導電体10の2つ
のキャパシタ領域12,14の一部に形成された入出力
端子用パターン18a,18bがチューブラ型巻回体1
00の巻き終わり端部として外部に露出するようになる
(図2(B))。
【0025】このように形成されたチューブラ型巻回体
100を、熱を加えながらプレスする。この状態で、後
述するマスキング工程、半田コーティング工程,マスキ
ングテープ取り外し工程を順次行う。これにより、巻回
体100の中央部には、第1の導電体10の2つのキャ
パシタ領域の端部と電気的に接続された2つの入出力端
子34b,34dが形成される。また、巻回体100の
両端には、第2の導電体20の2つのキャパシタ領域2
2,24の一部として形成された入出力端子用パターン
28a,28bと電気的に接続された一対の入出力端子
34a,34cが被覆成形されることになる(図2
(C))。
【0026】図3は、このようにして製造される本実施
例の複合電子部品の等価回路を示す図である。上述した
ように、第1の誘電体シート30を挟んで対向配置され
た一方のキャパシタ領域12および22によって第1の
コンデンサ36が形成され、その両端は2つの入出力端
子34a,34bに接続されている。同様に、第1の誘
電体シート30を挟んで対向配置された他方のキャパシ
タ領域14,24によって第2のコンデンサ38が形成
され、その両端は他の入出力端子34c,34dに接続
されている。また、インダクタ領域16,26のそれぞ
れによって第1および第2のコイル40,42が形成さ
れており、それぞれのコイルが2つのコンデンサ36,
38の各電極間に接続されている。このようにして、図
3に示す2つのコンデンサ36,38と2つのコイル4
0,42からなる複合電子部品が形成される。
【0027】図4は、製造時における積層体の断面構造
を示す図であり、図2(A)のA−A線断面が示されて
いる。同図(A)は、積層体を巻き回した状態が示され
ており、この状態のチューブラ型巻回体100を熱を加
えながらプレスすることにより、入出力端子用パターン
28a,28bが存在しない誘電体シート30,32の
隙間が熱で閉じるように変形し、逆に入出力端子用パタ
ーン28a,28bが存在する誘電体シート30,32
の隙間が熱で開くように変形する。また、同図(B)に
は端子付けを行った後のチューブラ型巻回体100が示
されており、巻回体100の両端に位置する2つの入出
力端子用パターン28a,28bのそれぞれに入出力端
子34a,34cが電気的に接続された状態で形成され
る。また、それ以外の入出力端子用パターン18a,1
8bのそれぞれを覆うように2つの入出力34b,34
dが電気的に接続された状態で形成される。
【0028】このように、本実施例の複合電部品は、2
つのコンデンサ36,38と2つのコイル40,42と
を併せもって形成されており、これらの各素子が使用さ
れる回路において1つ1つ部品を組み付けて配線を行う
手間を省くことができ、組み付け作業等の簡略化が可能
となる。なお、これらのコンデンサ36,38とコイル
40,42の配線状態は、図1に示した導電体パターン
を変えることにより変更できるため、この複合電子部品
が使用される回路の内容に応じて任意に変更することが
できる。
【0029】図5は、上述した本実施例の複合電子部品
を3個同時に製造する場合の展開状態を示す図である。
【0030】同図に示す第1の誘電体シート30a、3
2aは、図1に示す第1の誘電体シート30,32を長
手方向に対して垂直方向(横方向)に3枚分連ねた幅広
形状を有している。また、第2の導電体20aは、図1
に示す第2の導電体20を横方向に3枚分接続した形を
有している。なお、図1に示す第1の導電体10のみは
第1の誘電体シート30よりも狭い幅に形成されている
ため、横方向に図1に示す第1の導電体10を3個並べ
た場合にもそれぞれが離れて配置され、図5に示す第1
の導電体10aが形成されている。
【0031】このような形状を有する第1および第2の
導電体10a,20aと第1および第2の誘電体シート
30a,32aとを交互に重ねて積層し、3個分同時に
巻き回すことにより、横方向に連なった3個の巻回体が
形成される。その後、これらを分離して端子付け等の作
業を行うことにより3個同時に本実施例の複合電子部品
を完成させることができる。したがって、多数個取りす
ることにより大量生産が可能となる。
【0032】次に、実際に本実施例の複合電子部品を製
造する一連の工程について説明する。
【0033】図6は、実際に製造に用いられる多面取シ
ート200の一例を示す図である。この多面取シート2
00には、幅広の第1の誘電体シートの両面に第1の導
電体10と第2の導電体20とが相対向するように形成
されたパターンユニット220が連続して複数個形成さ
れている。具体的には、横方向にn個のパターン列21
0−1,210−2,……210−nが連続して形成さ
れている。
【0034】各パターン列210−1,210−2,…
…210−nには、縦方向に複数のパターンユニット2
20−1,220−2,……が連続して形成されてい
る。
【0035】また、この多面取シート200は、その両
側にシート送りピッチ孔202が一定間隔で形成されて
いる。
【0036】なお、第2の誘電体シートは、多面取シー
ト200の表面に形成されているが、ここでは説明を簡
単にするために図示せずに以下の説明を行うものとす
る。
【0037】以上の構成とすることにより、例えばこの
多面取シート200を、横方向カット位置230および
縦方向カット位置232で切断することにより、図1と
同じ1個のユニットパターン220を得ることができ
る。
【0038】図7および図8は、上述した多面取シート
200を用いて本実施例の複合電子部品を製造する一連
の工程を示す図である。
【0039】以下、その工程を順を追って説明する。
【0040】ラミネート工程 図6に示すように、幅広の誘電体シートの両面に第1お
よび第2の導電体パターンを一体的に被覆成形し、多面
取シート200を形成する。さらに、この多面取シート
200の一方の面に図示しない第2の誘電体シートをラ
ミネートする。そして、このように形成された多面取シ
ート200を図7(A)に示すようにローラ80として
巻きとっておく。
【0041】巻き回し工程 ローラ80に巻き取られた多面取シート200を送りロ
ーラガイド82を用いて引き出す。この引き出し動作
は、ガイドピン82aを多面取シート200のシート送
りピッチ孔202に係合させ、図中矢印に示す方向にロ
ーラガイド82を回転させることにより行う。引き出さ
れた多面取シート200は、モータ84より回転駆動さ
れる平板状の巻芯86上に複数回巻き回される。このと
き、巻芯86の多面取シート200の巻き回しは、第1
の導電体10aが外側にくるようにして行われる。
【0042】そして、カッタ88は、多面取シート20
0が一定量引き出される毎に横方向カット位置230で
これを切断する。
【0043】次に、この多連巻回体110の巻き終わり
を熱溶着や接着材などで固定した後、巻芯86から多連
巻回体110を抜き取る。
【0044】図7(B)は、このように形成された多連
巻回体110の外観を示しており、多面巻回体110に
は複数個のチューブラ型巻回体100が横方向に連続し
て形成されている。
【0045】しかも、この巻回体110の巻き終わり端
部には、第1の導電体10の2つの入出力端子用パター
ン18a,18bが外部に露出した状態となっている。
【0046】プレス工程 次に、図7(C)に示すように、プレス装置90を用い
て多連巻回体110を加熱しながらプレスする。これに
より、多連巻回体110内に存在する空気を除去し、安
定したインダクタンスおよびキャパシタンスを得ること
ができる。
【0047】さらに、巻き回された多面取シート200
が相互に融着し、多連巻回体110の形状が安定したも
のとなる。
【0048】これに加えて、熱を加えながらプレスする
ことにより、図4(A)に示すように入出力端子用パタ
ーン28a,28bの存在しない誘電体シート30,3
2の間の隙間は小さくなり、逆に入出力端子用パターン
28a,28bの存在する誘電体シート30,32の間
の隙間は広がり、後述する半田コーティング工程で形成
される入出力端子34a,34cと入出力端子用パター
ン28a,28bとの電気的接続を良好に行うことが可
能となる。
【0049】カッティング工程 次に、プレス装置90から多連巻回体110を取り出
し、図7(D)に示すように、カッタ92を用いて多連
巻回体110を縦方向カット位置232−1,232−
2,……232−nで順次切断していく。
【0050】このようにして、1個の多連巻回体110
から複数個のチューブラ型巻回体100が形成されるこ
とになる。
【0051】マスキング工程 次に、切り出された各チューブラ型巻回体100に対
し、図8(A)に示すようにマスキングテープ94を巻
き付ける。このマスキングテープ94の巻き付けは、各
入出力端子用パターン18a,18b,28a,28b
の形成領域を除く領域に対して行われる。なお、このマ
スキングテープ94以外に例えばマスキング塗装等を施
してもよい。
【0052】半田コーティング工程 次に、図8(B)に示すようにチューブラ型巻回体10
0に対し、メタライズコンデンサにおける端子形成技術
を利用して、半田放電による電極付けを行うメタライズ
処理をする。実施例では、コーティング装置96を用い
て巻回体100の全面に半田をメタライズしている。
【0053】マスキングテープ取り外し工程 次に、図8(C)に示すように巻回体100からマスキ
ングテープ94を取り外すことにより、巻回体100の
両端には入出力端子34a,34cが形成され、その中
間には入出力端子34b,34dが形成されることにな
る。
【0054】ここにおいて、上述した両端に位置する2
つの入出力端子34a,34cのそれぞれは、図4
(B)に示すように半田が巻回体100の両端側から誘
電体シート30,32の間に入り込み、端面が外部に露
出した入出力端子用パターン28a,28bと良好に電
気的に接続されることになる。
【0055】さらに、入出力端子34b,34dのそれ
ぞれは、巻き終わり端部が外部に露出した入出力端子用
パターン18a,18b上に被覆形成されるため、両者
は良好に電気的に接続されることになる。
【0056】図8(D)には、このようにして形成され
た本実施例の複合電子部品の外観が概略的に示されてい
る。同図に示すように、本実施例の複合電子部品は、S
MD(サーフェス・マウント・デバイス)タイプのもの
として形成されることになる。
【0057】なお、リードピンを備えた4端子部品とし
て形成する場合には、図8(D)に示す各入出力端子3
4a,34b,34c,34dのそれぞれにリードピン
を接続固定すればよい。
【0058】図9は、本実施例の複合電子部品の変形例
を示す展開図であり、上述した図1に対応するものであ
る。
【0059】同図に示す複合電子部品は、図1に示すも
のに対して、第1の導電体10に含まれるインダクタ領
域16と、第2の導電体20に含まれるインダクタ領域
26とが互いに対向しない位置に形成されている点が異
なる。すなわち、図1に示す場合には2つのインダクタ
領域16,26が第1の誘電体シート30を挟んで対向
配置されていたため2つのコイル40,42が形成され
ていた。これに対し、図9に示す場合には、2つのイン
ダクタ領域16,26が互いに対向していないため、別
個の2つのコイルを形成している。
【0060】図10は、図9に示す複合電子部品の等価
回路を示す図である。2つのコイル40,42が独立し
て形成されているため、図3に示す等価回路を有する複
合電子部品とは電気特性が異なるものである。
【0061】図11および図12は、上述した本実施例
の複合電子部品の他の変形例を示す図である。図11に
は複合電子部品を展開した状態が示されており、図12
にはレーザ光を利用して端子付けを行う状態が示されて
いる。
【0062】図11に示した複合電子部品は、基本的に
は図1に示したものと同じ構成を有しており、4つの入
出力端子用パターン18a,18b,28a,28bの
形状のみが異なっている。すなわち、2つの入出力端子
用パターン18a,18bが第1の導電体10の2つの
キャパシタ領域12,14の一部として形成されている
点は同じであるが、そのほう高が長手方向ではなく側方
に向かって部分的に伸びている。
【0063】同様に、第2の導電体20の2つのキャパ
シタ領域22,24の一部に形成された2つの入出力端
子用パターン28a,28bも側方に向かって部分的に
のびた形状を有している。
【0064】このような形状を有する第1の導電体1
0,第1の誘電体シート30,第2の導電体20,第2
の誘電体シート32を順に重ね合わせることにより積層
体を形成し、これを巻き回すことによりチューブラ型巻
回体100が形成される。
【0065】その後、図12(A)に示すように、この
巻き回されたチューブラ型巻回体100に対し、同図
(B)に示すように、その幅方向両側に位置する除去領
域112へ向けレーザ光120を照射する。同図に示す
場合には、除去領域112へ向けてその上下両側から所
定の鋭角θで交差するようレーザ光120a,120b
を照射する。このとき使用するレーザ光120として
は、必要に応じて炭酸ガスレーザ,エキシマレーザ等の
各種レーザを用いることができるが、ここにおいて重要
なことは、誘電体シート30,32のみを選択的に除去
し、金属からなる第1および第2の導電体10,20を
除去しないエネルギのレーザ光を用いることである。例
えば、Yagレーザを用いる場合には、1.06波長の
ものを使用する。これにより、図12(C)に示すよう
に第1および第2の誘電体シート30,32からなる絶
縁性樹脂部分のみが選択的に除去され、金属製の入出力
端子用パターン18a,18b,28a,28bは除去
されずに残ることになる。そして、同図(D)に示すよ
うに、上述した各端子用パターン18a,18b,28
a,28bを巻回体100本体の側面に沿って折り曲げ
て接合することにより、SMDタイプの複合電子部品を
得ることができる。
【0066】このようにして形成される複合電子部品
は、上述したメタライズ処理によって端子付けを行った
場合と同様に、リードピンを第1および第2の導電体1
0,20に接続するという繁雑な工程が不要となり、し
かも入出力端子の位置決めが正確に行われることから、
安定した特性の複合電子部品を量産することが可能とな
る。
【0067】第2実施例 次に、本発明を適用した第2実施例について説明する。
【0068】本実施例の特徴は、第1実施例と同様に2
枚の導電体と2枚の誘電体シートとを交互に重ねて積層
体を形成した後に巻き回すことにより、2つのコンデン
サと1つのコイルとを含む単一の複合電子部品を形成し
たことにある。第1実施例との違いには、複合電子部品
を構成する素子の個数とその接続形態の違いにある。
【0069】図13は、本実施例の複合電子部品を展開
した状態を示す図である。
【0070】同図に示すように、本実施例の複合電子部
品は、2つのキャパシタ領域52,54と1つのインダ
クタ領域56によって導体パターンが形成された第1の
導電体50と、2つのキャパシタ領域62,64によっ
て導体パターンが形成された第2の導電体60と、これ
ら各導電体の電気的絶縁を行う誘電体シート30,32
とを含んで構成される。
【0071】上述した第1の導電体50の一方のキャパ
シタ領域52と第2の導電体60の一方のキャパシタ領
域62とが第1の誘電体シート30を挟んで対向配置さ
れており、積層体を巻き回したときに第1のコンデンサ
が形成される。同様に、第1の導電体50の他方のキャ
パシタ領域54と第2の導電体60の他方のキャパシタ
領域64とが誘電体シート32を挟んで対向配置されて
おり、積層体を巻き回したときに第2のコンデンサが形
成される。
【0072】また、第1の導電体50には、その一方端
が2つのキャパシタ領域52,54のそれぞれと電気的
に接続されたインダクタ領域56が形成されており、積
層体を巻き回したときにこのインダクタ領域56によっ
てコイルが形成される。
【0073】なお、上述した第2の導電体60の2つの
キャパシタ領域62,64の一部として入出力端子用パ
ターン68a,68bが形成されており、インダクタ領
域56の一部として入出力端子用パターン58が形成さ
れている。
【0074】図14は、本実施例の積層体を巻き回した
後の状態を示す図である。同図(A)には、本実施例の
巻回体100から回転巻き軸を抜き取った状態が示され
ており、同図(B)には各入出力端子用パターン58,
68a,68bのそれぞれが巻回体100の外部に露出
した状態が示されている。また、同図(C)には、巻回
体100の両端に位置する入出力端子用パターン68
a,68bと、その中間に位置する入出力端子用パター
ン58のそれぞれに対してメタライズ処理による端子付
けを行った結果が示されている。
【0075】なお、端子付けは上述したメタライズ処理
の他、図12に示すようにレーザ光により第1および第
2の誘電体シート30,32の一部を除去することによ
り行ってもよい。
【0076】図15は、本実施例の複合電子部品の等価
回路を示す図である。
【0077】上述したように、第1の導電体50の一方
のキャパシタ領域52と第2の導電体60の一方のキャ
パシタ領域62とが誘電体シート30を挟んで対向配置
されており、これらによって第1のコンデンサ70が形
成される。同様に、他の2つのキャパシタ領域54,6
4が第1の誘電体シート30を挟んで対向配置されてお
り、これらによって第2のコンデンサ72が形成され
る。そして、これら2つのコンデンサ70,72は、第
1の導電体50を形成する2つのキャパシタ領域52,
54同士のみが電気的に接続されているため、第1およ
び第2のコンデンサ70,72は直列接続される。また
この接続箇所においてインダクタ領域56も接続されて
いるため、このインダクタ領域56によって形成される
コイル74と、他の2つのコンデンサ70,72とが全
体としてT型回路を形成する。
【0078】このように、本実施例の複合電子部品によ
れば、2つのコンデンサ70,72と1つのコイル74
からなるT型回路を1つの部品として形成することがで
き、複雑な回路の一部としこのT型回路が用いられてい
る場合には、この部分をそっくり1つの複合電子部品で
置き換えることができる。このため、それぞれ別個に用
意されたコンデンサやコイルを用いて回路を形成する場
合に比べ組み付けが容易になる。また、本実施例の複合
電子部品は、第1の誘電体シート30の両面に配置する
2つの導電体50,60の形状を決定した後は、これら
を含む積層体を形成し、ただ単に巻き回すことにより簡
単に複合電子部品を製造することができる。このため、
それぞれの部品を単独に製造する場合に比べ、製造も容
易となる。
【0079】さらに、本実施例の複合電子部品は、各キ
ャパシタ領域を長手方向に大きく取ることにより、キャ
パシタ成分のみならずインダクタ成分も持たせることが
できる。これにより、分布定数的にコンデンサとコイル
とを配置することも可能になり、例えばフィルタの一部
として使用する場合には良好な周波数特性が得られると
いう利点もある。この点は上述した第1実施例の複合電
子部品も同様である。
【0080】なお、実際に本実施例の複合電子部品を製
造する場合には、多数個取りとすることによりさらに大
量生産に有利になる点は上述した第1実施例と同様であ
り、この場合には上述した図7および図8に示す製造工
程をそのまま適用することができる。
【0081】その他の実施例 次に、上述した第1および第2実施例とは異なる回路構
成を有する他の実施例について説明する。
【0082】図16は、上述した第1実施例の複合電子
部品の一部に抵抗を含ませる場合の導体パターンを示す
図である。同図に示すように、図1に示す第2の導電体
20のキャパシタ領域22の先端部分に、細い線幅を蛇
行させることにより全体として所定の抵抗値Rを有する
抵抗領域44が形成されている。したがって、キャパシ
タ領域22を一方の電極とするコンデンサはこの抵抗領
域44を介して入出力端子用パターン28aに接続され
ており、上述した第1実施例に比べると、この抵抗領域
44によって形成される抵抗が挿入された形となってい
る。
【0083】図17は図16に示す第2の導電体20を
用いた場合の複合電子部品の等価回路を示す図である。
図17の回路は、図3に示した回路に対して抵抗が挿入
されている。
【0084】図18は、図16に示した抵抗領域44を
他の部分に形成した場合の構成を示す図である。図18
に示すように、第2の導電体20の一方のキャパシタ領
域22とインダクタ領域26との中間に抵抗領域46を
形成する。図19はこの場合の等価回路を示す図であ
り、図17に比べて抵抗が挿入される位置のみが異なっ
ている。
【0085】このように、図16および図18に示した
ような任意の位置に抵抗領域44,46を形成すること
により、抵抗を任意の位置に含む複合電子部品を容易に
実現することができる。これにより、上述した第1およ
び第2実施例の複合電子部品に抵抗を接続する必要が生
じた場合にも、この抵抗を取り込むことができるため、
部品の組み付け作業等をさらに容易にすることが可能と
なる。
【0086】図20は、図1に示した第1の導電体10
の一方のキャパシタ領域12を拡大するとともに、第2
の導電体20に第3のキャパシタ領域48を追加した他
の変形例を示す図である。また、図21はこの場合の等
価回路を示す図である。
【0087】このように、第3のキャパシタ領域48を
追加することにより、図3に示した等価回路に第3のコ
ンデンサを追加することも可能となる。したがって、コ
ンデンサが必要な場合にはその分だけキャパシタ領域を
追加すればよく、任意の構成を有する複合電子部品を形
成することが可能となる。また、コイルを追加したい場
合も同様であり、その分だけインダクタ領域を追加すれ
ばよい。
【0088】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。
【0089】例えば、上述した各実施例では2つの導電
体10,20あるいは50,60を2層構造に形成する
場合を例にとり説明したが、本発明は2層に限定され
ず、1層あるいは3層以上の複数層であってもよい。た
だし、1層の導電体を用いた場合には、コンデンサを形
成することは出来ないため、コイルと抵抗のみによって
構成される複合電子部品となる。
【0090】また、図12に示した符号電子部品は、除
去領域112の全体をレーザ光120により除去する場
合を説明したが、誘電体シートの一部に窓を開けること
により裏側にある入力端子用パターンを露出させて端子
付けを行うようにしてもよい。
【0091】図22は、レーザ光による窓開けを行う場
合の一例を示す図であり、図2に対応している。図22
(A)に示すように、第1実施例の積層体を反対方向に
巻き回して巻回体100を形成すると、入力端子用パタ
ーン18a,18bが誘電体シート30に隠れて表面に
露出しないようになる。同図(B)に示すように、この
状態において誘電体シートのみを除去するためにレーザ
光を照射し、巻回体100の表面に部分的な窓明けを行
う。その後、同図(C)に示すように端子付けを行っ
て、最終的に第1実施例と同じ外観形状を有する複合電
子部品とすることができる。
【0092】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、パタ
ーン形状を工夫した導電体と誘電体シートとを交互に重
ね合わせた積層体を巻き回すことにより、コイル,コン
デンサ,抵抗といった複数の受動素子を1つの部品内に
形成しており、この複合電子部品を用いることにより部
品の組み付け作業等が容易になる。
【0093】また、この複合電子部品は、積層体を巻き
回すことにより形成されるため製造が容易となる。
【0094】特に、巻き回された積層体に対する端子付
けを、レーザ光により誘電体シートを除去することによ
り、あるいは積層体の端部をメタライズ処理によって行
うことにより、リード付け等の作業が不要となり、製造
工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の複合電子部品を展開した状態を示
す図である。
【図2】図1に示した複合電子部品を巻き回した状態を
示した図である。
【図3】本実施例の等価回路を示す図である。
【図4】巻き回した後の積層体の断面構造を示す図であ
る。
【図5】本実施例の複合電子部品を複数個取りする場合
の展開状態を示す図である。
【図6】実際に製造に用いられる多面取シートの一例を
示す図である。
【図7】図6に示した多面取シートを用いて複合電子部
品を製造する一連の工程を示す図である。
【図8】図6に示した多面取シートを用いて複合電子部
品を製造する一連の工程を示す図である。
【図9】第1実施例の複合電子部品の変形例を示す図で
ある。
【図10】図9に示す複合電子部品の等価回路を示す図
である。
【図11】第1実施例の複合電子部品の変形例を示す図
である。
【図12】第1実施例の複合電子部品の変形例を示す図
である。
【図13】第2実施例の複合電子部品を展開した状態を
示す図である。
【図14】第2実施例の積層体を巻き回した後の状態を
示す図である。
【図15】第2実施例の複合電子部品の等価回路図を示
す図である。
【図16】複合電子部品に抵抗を含ませる場合の導体パ
ターンを示す図である。
【図17】図16に示す複合電子部品の等価回路図を示
す図である。
【図18】図16に示した抵抗領域を他の部分に形成し
た場合の構成を示す図である。
【図19】図18に示す複合電子部品の等価回路を示す
図である。
【図20】他の変形例を示す図である。
【図21】図19に示す複合電子部品の等価回路図を示
す図である。
【図22】レーザ光による窓開けにより端子付けを行う
変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の導電体 12,14,22,24 キャパシタ領域 16,26 インダクタ領域 18a,18b,28a,28b 入出力端子用パター
ン 20 第2の導電体 34a,34b,34c,34d 入出力端子 36 第1のコンデンサ 38 第2のコンデンサ 40 第1のコイル 42 第2のコイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが所定のパターン形状を有する
    1または複数の導電体と、前記各導電体同士の電気的絶
    縁を行う1または複数の誘電体シートとを有し、前記導
    電体と前記誘電体シートとが交互に重ね合わされた積層
    体を巻き込むことにより、種類が異なる複数の受動素子
    を形成することを特徴とする複合電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記受動素子として、1あるいは複数の前記導電体のパ
    ターンを同心状に巻き込むことにより形成されたコイ
    ル、前記複数の導電体のパターン同士を前記誘電体シー
    トを挟んで対向させることにより形成されたコンデン
    サ、前記導電体のパターンの幅を狭くすることにより形
    成された抵抗のうちの2つ以上を設けたことを特徴とす
    る複合電子部品。
  3. 【請求項3】 1または複数の誘電体シートのそれぞれ
    と、所定のパターン形状を有する1または複数の導電体
    のそれぞれとを交互に重ね合わせて積層体を形成する第
    1の工程と、 前記積層体を回転巻き軸の回りに複数回巻き回す第2の
    工程と、 前記回転巻き軸を取り除いて、巻き回された前記積層体
    に対して端子付けを行う第3の工程と、 を含むことを特徴とする複合電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第3の工程における端子付けは、巻き回された前記
    誘電体シートに向け所定エネルギのレーザ光を照射して
    前記誘電体シートを除去することにより、前記誘電体の
    一部を外部に露出させることにより行うことを特徴とす
    る複合電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第3の工程における端子付けは、巻き回された前記
    積層体に対し、外部に露出した前記電導体の一部を除く
    領域をマスキング処理した後に、表面全体に導電体を被
    覆形成することにより行うことを特徴とする複合電子部
    品の製造方法。
JP26438593A 1993-09-27 1993-09-27 複合電子部品およびその製造方法 Pending JPH0799136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26438593A JPH0799136A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 複合電子部品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26438593A JPH0799136A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 複合電子部品およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0799136A true JPH0799136A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17402426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26438593A Pending JPH0799136A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 複合電子部品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0799136A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160052109A (ko) * 2014-11-04 2016-05-12 삼성전기주식회사 적층 칩 전자부품 및 그 실장 기판
JP6447789B1 (ja) * 2018-05-18 2019-01-09 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160052109A (ko) * 2014-11-04 2016-05-12 삼성전기주식회사 적층 칩 전자부품 및 그 실장 기판
JP6447789B1 (ja) * 2018-05-18 2019-01-09 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ
WO2019220626A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ
US11211912B2 (en) 2018-05-18 2021-12-28 Mitsubishi Electric Corporation Noise filter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2999374B2 (ja) 積層チップインダクタ
US5225969A (en) Multilayer hybrid circuit
KR960015427B1 (ko) 적층형 코일 및 그 제조 방법
JP3164000B2 (ja) 積層型インダクタ
US20040178489A1 (en) Multilayer circuit and method of manufacturing
JPH08203737A (ja) コイル部品
US20040141297A1 (en) Method of manufacturing laminated ceramic electronic component and laminated ceramic electronic component
JP2002252117A (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
KR100304792B1 (ko) 다층코일및그제조방법
JPS58220513A (ja) 電子部品
JPWO2018030134A1 (ja) Lcフィルタおよびlcフィルタの製造方法
JPS5924535B2 (ja) 積層複合部品
JPH0799136A (ja) 複合電子部品およびその製造方法
JPH04242911A (ja) 電子部品の製造方法
JP2005086676A (ja) 積層型lc部品およびその製造方法
JP3221735B2 (ja) 電子部品の製造方法
JPH11214235A (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JPH0441620Y2 (ja)
JPH10189355A (ja) 積層トランスおよび電源ユニット用プリント基板
JPH07201575A (ja) 板状巻き線およびその製造方法
JP3422000B2 (ja) 線輪及び線輪の製造方法並びに変成器の製造方法
JP3307710B2 (ja) Lcフィルタ
JPH10215134A (ja) 積層emiフィルタ
JPH07240320A (ja) 複合部品
JPH10214722A (ja) チップ部品

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020205