JPH079873U - 電子部品を装着したテープのリール - Google Patents

電子部品を装着したテープのリール

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JPH079873U
JPH079873U JP4389093U JP4389093U JPH079873U JP H079873 U JPH079873 U JP H079873U JP 4389093 U JP4389093 U JP 4389093U JP 4389093 U JP4389093 U JP 4389093U JP H079873 U JPH079873 U JP H079873U
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幸英 住田
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モリオカ商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品を装着したテープを巻装するリール
本体の組み立てを容易にすると共に組立状態の一体性を
向上させる。 【構成】 一対のリール板の内面側に突設した接合部に
一対の嵌合凸部11、11a…及び嵌合凹部12、12a …を設
け、嵌合凸部11、11a …先端を拡径する押圧部を、嵌合
凹部12、12a …の開口先端部を縮径する圧縮部を夫々膨
出形成し、かかる嵌合凸部11、11a …及び嵌合凹部12、
12a …を相互嵌合することによって、リール本体を一体
化すると共に、嵌合凸部11、11a …及び嵌合凹部12、12
a …の嵌合状態を堅固にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子部品を装着したテープを巻装するリール本体の組み立てを容易 化する様にした電子部品を装着したテープのリールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、かかるリールは一対のリール板及び巻装部を溶着、接着して製造されて いたが、リールを構成する各部品が円形であるため、各部品の中心を合致させな がら溶着、接着せねばならず、組立作業が面倒で手間を要していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、リール板に嵌合凸部と嵌合凹部を設けることにより、嵌合凸部と嵌 合凹部を嵌合させてワンタッチで組み立て出来ると共に、嵌合凸部と嵌合凹部の 嵌合状態を堅固にして組立状態の一体性を向上させる様にした電子部品を装着し たテープのリールを提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来技術に基づく、円形の一対のリール板及び巻装部の中心を 合わせながら溶着、接着していたために組立作業が面倒な課題に鑑み、一対のリ ール板の内面側に突設した接合部に嵌合凸部及び嵌合凹部を設け、嵌合凸部先端 を拡径する押圧部を膨出形成すると共に、嵌合凹部の開口先端部を縮径する圧縮 部を膨出形成し、かかる嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合することによって、リール本 体を一体化する様にし、而も嵌合凸部の押圧部が嵌合凹部内周面を、嵌合凹部の 圧縮部が嵌合凸部外周面を夫々押圧して、嵌合凸部と嵌合凹部を堅固に嵌合する 様にして、上記欠点を解消せんとしたものである。
【０００５】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 １はプラスチック製の巻装部２を中心に有した電子部品を装着したテープのリ ール本体であり、該リール本体１は一対の円形のリール板３、3aにより形成され 、該リール板３、3a中央を環状に陥没させて、リール板３、3a内面側に接合部４ 、4aを突設すると共に、該接合部４、4a内方を回転軸受け部５、5aと成し、又接 合部４、4aの接触面６、6aの夫々に溝を没設する様にして３本の補強部７、7a… を放射状に形成すると共に、回転軸受け部５、5aの外側面に回転軸孔８、8aを貫 設し、該回転軸孔８、8a周縁部に係止部９、9a…を設けている。
【０００６】 又、接合部４、4aの接触面６、6aを上記補強部７、7a…により平面部10、10a …に区割すると共に、平面部10、10a …に一対の嵌合凸部11、11a …及び嵌合凹 部12、12a …を設け、嵌合凸部11、11a …の先端部を若干拡径する押圧部13を膨 出形成すると共に、嵌合凹部12、12a …の開口先端部を若干縮径する圧縮部14を 膨出形成している。
【０００７】 次に、本考案に係る電子部品を装着したテープのリールの作用について説明す ると、 リール板３、3aの接合部４、4aに設けた嵌合凸部11、11a …と嵌合凹部12、12 a …を嵌合してリール本体１を組み立てると、嵌合凸部11、11a …の押圧部13で 嵌合凹部12、12a …内周面を押圧して若干外方変形させると共に、嵌合凹部12、 12a …の圧縮部14で嵌合凸部11、11a …外周面を押圧して若干内方変形させて、 嵌合凸部11、11a …と嵌合凹部12、12a …の嵌合状態を堅固にする。
【０００８】 尚、上記した様に組み立てられたリール本体１における接合部４、4aで電子部 品を装着したテープの巻装部２を形成する。
【０００９】
【考案の効果】
要するに本考案は、一対のリール板３、3aの内面側へ接合部４、4aを突設する と共に、該接合部４、4aに一対の嵌合凸部11、11a …及び嵌合凹部12、12a …を 設け、嵌合凸部11、11a …先端を拡径する押圧部13を膨出形成すると共に、嵌合 凹部12、12a …の開口先端部を縮径する圧縮部14を膨出形成し、嵌合凸部11、11 a …と嵌合凹部12、12a …を嵌合してリール本体１と成したので、リール板３、 3aの接合部４、4aに設けた嵌合凸部11、11a …と嵌合凹部12、12a …を嵌合する だけで、ワンタッチでリール本体１を組み立て出来、且つ巻装部２を形成する接 合部４、4aがリール板３、3aに一体成形されているために、従来の様に一対のリ ール板及び巻装部の中心を合致させる作業が不要に成るため、製造作業を簡略化 出来る。
【００１０】 又、嵌合凸部11、11a …先端を拡径する押圧部13を膨出形成すると共に、嵌合 凹部12、12a …に開口先端部を縮径する圧縮部14を膨出形成したので、嵌合凸部 11、11a …と嵌合凹部12、12a …は嵌合状態において、嵌合凸部11、11a …の押 圧部13が嵌合凹部12、12a …内周面を押圧すると共に、嵌合凹部12、12a …の圧 縮部14が嵌合凸部11、11a …外周面を押圧するため、嵌合凸部11、11a …と嵌合 凹部12、12a …の嵌合状態を堅固化出来、よって何らかの一方向からの外力が作 用してもリール板３、3aが分離せず、組立状態のリール本体１の一体性を向上出 来る。
【００１１】 又、リール板３、3aの接合部４、4aに補強部７、7a…を設けたため、何らかの 捩れの外力が接合部４、4aに作用してもリール本体１が破損せず、リール板３、 3aの強度を向上出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係るリール本体の嵌合前の斜視図であ
る。
【図２】嵌合凸部と嵌合凹部の嵌合状態を示す要部拡大
断面図である。
【符号の説明】
１ リール本体 ３、3a リール板 ４、4a 接合部 11、11a … 嵌合凸部 12、12a … 嵌合凹部 13 押圧部 14 圧縮部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一対のリール板の内面側に接合部を突設
    すると共に、該接合部に一対の嵌合凸部及び嵌合凹部を
    設け、嵌合凸部先端を拡径する押圧部を膨出形成すると
    共に、嵌合凹部の開口先端部を縮径する圧縮部を膨出形
    成し、嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合してリール本体と成し
    たことを特徴とする電子部品を装着したテープのリー
    ル。
JP1993043890U 1993-07-16 1993-07-16 電子部品を装着したテープのリール Expired - Lifetime JP2547696Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0170767U (ja) * 1987-10-30 1989-05-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0170767U (ja) * 1987-10-30 1989-05-11

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