JPH0798621B2 - エレベータの群管理装置 - Google Patents

エレベータの群管理装置

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JPH0798621B2
JPH0798621B2 JP1272108A JP27210889A JPH0798621B2 JP H0798621 B2 JPH0798621 B2 JP H0798621B2 JP 1272108 A JP1272108 A JP 1272108A JP 27210889 A JP27210889 A JP 27210889A JP H0798621 B2 JPH0798621 B2 JP H0798621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複数の階床を昇降する複数台のエレベータ
を効率よく運転するためのエレベータの群管理装置の改
良に関するものである。
[従来の技術] 現今のエレベータの群管理装置には、例えば、特公昭59
−8620号公報等に掲載の技術が使用されている。
すなわち、エレベータの群管理装置には、マイクロコン
ピュータが使用されており、そのマイクロコンピュータ
により、乗り場呼びが発生すると、直ちに、どのエレベ
ータかご(以下、単に『かご』と記す)を対応させると
効率が良いか、複雑なロジックにより演算し、最適なか
ごを1台選び出し、そのかごに割当てを行なうと同時
に、そのかごの乗り場のホールランタンを点灯し、予報
案内を行なっている。そして、最適なかごを選び出す際
の演算には、乗り場呼びが発生した乗り場にかごが到着
するまでの予測待時間、及び、に割当てられている乗り
場に対しては、乗り場呼びの発生後の継続時間と、あと
何秒でかごが到着するかの予測待時間が演算されて用い
られていた。
この種の従来のエレベータの群管理装置についで、第4
図及び第5図に基づいて説明する。
第4図は従来のエレベータの群管理装置と各台制御装置
の組合わせ構成を示すハードウエア構成図、また、第5
図(a)は従来のエレベータの群管理装置の群管理の割
当てに関するフローチャートで、第5図(b)は従来の
ビル内のエレベータの位置及び呼び及び動作に関する群
管理装置の一例を示すハードウエアの構成図である。
図において、(1)は群管理装置で、中央演算装置とし
てのCPU(1a)、メモリとしてのRAM(1b)、ROM(1
c)、伝送バス(1d)、インターフェースI/F(1e)から
構成されている。(2a)〜(2c)はエレベータのA号機
〜C号機の各台制御装置で、伝送ライン(3a)〜(3c)
で群管理装置(1)のインターフェースI/F(1e)と接
続され、情報のやりとりを行なう。ROM(1c)内には、
群管理ロジックのプログラムが格納されており、伝送バ
ス(1d)を通して、CPU(1a)に随時読み出され実行さ
れる。RAM(1b)にはエレベータの各台の情報やCPU(1
a)内での演算の結果を一時的に蓄えておくものであ
る。
次に、この種の従来のエレベータの群管理装置の動作に
つにて説明する。
今、第5図(b)のようなビルで、1階、40〜45階が昇
降(サービス)階とする。A号機が空の状態で44階を降
り走行中であるとき、A号機は41階の乗り乗り場呼びに
対する割当てを持っている。このとき、42階の登り降り
場呼びがステップS50で発生したとすると、群管理装置
(1)は、第5図(a)のフローチャートに従って演算
を開始する。フローチャート中のステップS51の評価値
を求める式は様々であるが、ここでは、評価Ii(i乗り
場に前記かごが昇降すると仮定する)は、割当て乗り場
呼びの予測待時間の累計で求めると仮定して説明する。
第5図(b)の場合、 A号機の評価値I42 =41階降り乗り場呼びの予測待時間 +42階降り乗り場呼びの予測待時間 =(A秒+B秒) +(C秒+D秒+E秒+F秒+G秒+H秒) =(3秒+10秒)+(4秒+10秒 +20秒+10秒+20秒+2秒) =79秒 ここで、 Aは1階床当りの走行時間を1秒として44階から41階ま
での3階床分の走行時間、 Bは乗り場呼びの現在までの継続時間、 Cは44階から40階までの4階床分の走行時間、 Dは41階停止時間、 Eは40階から1階までの降り走行時間、 Fは1階停止時間、 Gは1階から40階までの昇り走行時間、 Hは40階から42階までの2階床分の走行時間である。
そして、ステップS52でエレベータの他のかごについて
も評価値Iiの演算を行ない、夫々の号機(かご)の評価
値Iiを求める。その後、ステップS53で各号機の評価値I
iのうちの最小のものを判定し、この最小の評価値Iiを
有する号機Nに発生乗り場呼びが割当てられる。
この例ではA号機に42階の発生昇り乗り場呼びが割当て
られ、ステップS54で割当て信号が出力される。
[発明が解決しようとする課題] 従来のエレベータの群管理装置は、このように構成され
ており、方向性を持ったかごは、割当て呼びに対し、順
方向から答えるものとして、予測待時間の計算を行なっ
ていた。また、各かごも複数の割当て呼びにはかご走行
の順方向を優先して応答していた。
そのため、昇降かごの背後に新規に発生した乗り場呼び
や、走行方向と逆方向に新規に発生した乗り場呼びに対
して、その乗り場呼びを先に(優先して)昇降した後に
既に割当てられていた乗り場に昇降する方が効率が良い
場合もあるにもかかわらず、このような予測待時間の計
算を行なうことができず、エレベータをより適切に群管
理することができなかった。
一方、この種のエレベータの群管理装置の他の先行技術
には、特開昭51−35943号公報、特公昭55−11989号公報
がある。
特開昭51−35943号公報に記載の技術は、各階床の呼び
待ち時間の検出を行い、各呼びに対してサービスするエ
レベータかごがその階に到着するまでに要する時間の予
測計算を行い、各呼びの待ち時間が長待ち条件を満した
ときには、その階に設けた長待ち防止用エレベータをサ
ービスさせる技術を開示している。しかし、呼びに対し
エレベータかごがその階に到着するまでに要する時間の
予測計算を行って、各呼びの待ち時間が長待ち条件を満
したときに、その階に設けた長待ち防止用エレベータを
サービスさせるものでは、ラッシュ時になり、混雑が確
認されてから長待ち防止用エレベータを運転させるもの
であり、当初から長待ち防止用エレベータを停止させて
おくことなく運転させておれば、正常な運転の継続がで
き、長待ち防止できたとも予測される。必ずしも、長待
ち防止用エレベータを準備しておくことが好ましいとは
いえない。
また、特公昭55−11989号公報に記載の技術は、各階床
の呼びをサービスするまでに要する時間を予め演算する
予測待時間演算装置と、予測待時間が所定値以上かを検
出する検出装置とを有し、呼びが割当てられているエレ
ベータの予測時間が所定以上になったとき、それよりも
予測時間の短い他のエレベータに呼びの割当てを変更す
る技術が開示されている。
しかし、予測待時間が所定値以上かを検出する検出装置
によって、呼びが割当てられているエレベータの予測時
間が所定以上になったとき、それよりも予測時間の短い
他のエレベータに割当てを変更すると、これによって最
初に呼びが割当てられているエレベータの負担は軽減さ
れるが、エレベータ待時間が短くなる場合と逆に他のエ
レベータに割当て変更されたために待時間がより長くな
る場合が発生し、待時間がより長くなる場合を解消しな
ければ、実用的には不向きであった。
そこで、この発明は、昇降かごの昇降後に新規に発生し
た乗り場呼びや、走行方向と逆方向に新規に発生した乗
り場呼びに対して、より適切に応答することが可能なエ
レベータの群管理装置を得ることを課題とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるエレベータの群管理装置は、複数の階
床を昇降する複数台のかごと、前記階床に設けられ上昇
または下降方向に前記かごを呼寄せる乗り場呼び手段と
を備え、前記かごに割当てられた乗り場呼びの階床に前
記かごが到着するまでの予測待時間と、前記既に割当て
られている乗り場呼びの発生後に新たに発生した乗り場
呼びの階床に前記かごが到着するまでの予測待時間とを
含む評価値により最適な前記かごを選択し、前記かごに
割当てるエレベータの群管理装置において、既に割当て
られている乗り場呼びと新たに発生した乗り場呼びとが
存在するとき、前記かごが既に割当てられている乗り場
呼びに対して先に応答する場合の順方向循環昇降評価値
演算手段と、前記かごが新たに発生した乗り場呼びに対
して先に応答する場合の新規発生乗り場呼び最優先評価
値演算手段と、前記両評価値演算手段の評価値の大小を
比較して、小さい方の評価値を代表評価値とする評価値
比較手段と、前記複数台のかごの各々の前記代表評価値
の大小を比較しても、最も小さい前記かごを選択する代
表評価値最小かご選択手段と、前記代表評価値最小かご
選択手段で選択された前記かごに新たに発生した乗り場
呼びを割当てると共に、直行指令信号を供給する割当て
信号・直行指令信号出力手段とを具備するものである。
[作用] この発明においては、順方向循環昇降評価値演算手段と
新規発生乗り場呼び最優先評価値演算手段との2つの評
価値演算手段の出力は、評価値比較手段により比較され
て、小さい方の評価値が代表評価値として選択され、さ
らに、代表評価値最小かご選択手段により代表評価値の
最も小さいかごを選択する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図及び第3図に基づい
て説明する。
第1図(a)はこの発明の一実施例によるエレベータの
群管理装置の群管理の割当てに関するフローチャートで
ある。
なお、本発明の実施例における群管理装置は、上記従来
の技術で説明した第4図に示すものと同じ構成であるの
で、この実施例によるエレベータの群管理装置のハード
ウエアの構成図は、第4図を参照されたい。
ここで、第4図の符号の説明を行なうと、(1)は群管
理装置で、CPU(1a)、RAM(1b)、ROM(1c)、伝送バ
ス(1d)、インターフェースI/F(1e)から構成されて
いる。(2a)〜(2c)はエレベータのA号機〜C号機の
各台制御装置で、伝送ライン(3a)〜(3c)で群管理装
置(1)のインターフェースI/F(1e)と接続され、情
報のやりとりを行なう。ROM(1c)内には、群管理ロジ
ックのプログラムが格納されており、伝送バス(1d)を
通しCPU(1a)に随時読み出され実行される。RAM(1b)
には各台の情報やCPU(1a)内での算の結果を一時的に
蓄えておくものである。
さて、前記ROM(1c)内に格納されている群管理ロジッ
クのプログラムは、第1図(a)のフローチャートの如
くなる。なお、前記第1図(b)は、従来例の第5図と
同様な、ビル内のエレベータの位置及び呼び及び動作に
関する説明図である。
次に、この実施例のエレベータ群管理装置の動作につい
て説明する。
今、第1図(b)のようなビルで、1階、40〜45階が昇
降階のとき、エレベータのA号機が空の状態で44階を降
り走行中であるとする。A号機は41階の降り乗り場呼び
に対する割当てを持っている。このとき、42階の降り乗
り場呼びが発生したとすると、群管理装置は第1図
(a)のフローチャートに従って演算を開始する。
第1図(a)のフローチャートによると、ステップS10
では42階の昇り呼びが新たな呼びであるためYESの方向
へ進み、ステップS11で従来と同様の評価値計算を行な
う(順方向循環昇降評価値演算手段)。この評価値Ii1
は割当て乗り場呼びの予測待時間の累計で求めると仮定
し、従来例の説明と同式とするとIi1=79秒である。
すなわち、 I42=41階降り乗り場呼びの予測待時間 +42階昇り乗り場呼びの予測待時間 =(A秒+B秒) +(C秒+D秒+E秒+F秒+G秒+H秒) =(3秒+10秒)+(3秒+10秒+21秒+10秒+20秒 +2秒) =79秒 ここで、 Aは1階床当りの走行時間を1秒として44階から41階ま
での3階床分の降り走行時間、 Bは41階の乗り場呼びの現在までの継続時間、 Cは44階から41階までの3階床分の降り走行時間、 Dは41階停止時間、 Eは41階から1階までの降り走行時間、 Fは1階停止時間、 Gは1階から40階までの昇り走行時間、 Hは40階から42階までの2階床分の昇り走行時間であ
る。
次に、ステップ12において、新しく設定した評価値Ii2
を求めると、新たに発生した42階の昇りの乗り場呼びを
優先して応答してから、41階の降りの乗り場呼びに応答
するのであるから、41階の降りの乗り場呼びに対して
は、かご42階から45階まで行って来ると計算して、Ii2
=39秒である(新規発生乗り場呼び最優先評価値演算手
段)。
すなわち、 I42a=新発生42階昇り乗り場呼びの優先応答予測待時間 +41階降り乗り場呼びの予測待時間 =AA秒+(BB秒+CC秒+DD秒+EE秒+FF秒) =2秒+10秒+3秒+10秒+4秒+10秒 =39秒 ここで、 AAは1階床当りの走行時間を1秒として44階から42階ま
での2階床分の降り走行時間、 BBは42階の停止時間、 CCは42階から45階までの3階床分の昇り走行時間、 DDは45階の停止時間、 EEは45階から41階までの4階床分の降り走行時間、 FFは41階の乗り場呼びの現在までの継続時間 である。
ステップS13でこの両者の評価値i1とi2とを比較し、小
さい方を代表評価値Iiとする(評価値比較手段)。この
例では、i2<i1であるから、Ii=i2=39秒が、A号機の
代表評価値となる。
同様に、ステップS14でエレベータの他のかごについて
も評価値の演算をし、夫々の号機(かご)の代表評価値
を求める。その後、ステップS15で各号機の代表評価値
のうちの最小のものを判定し、この最小の代表評価値を
有する号機に発生乗り場呼びが割当てられる(代表評価
値最小かご選択手段)。
この例ではA号機に42階の発生昇り乗り場呼びが割当て
られ、ステップS16で割当て信号と直行指令信号が出力
される(割当て信号・直行指令信号出力手段)。
なお、前記の順方向循環昇降評価値演算手段、新規発生
乗り場呼び最優先評価値演算手段、評価値比較手段、代
表評価値最小かご選択手段、及び割当て信号・直行指令
信号出力手段については、第3図のこの発明の一実施例
によるエレベータの群管理装置の機能ブロック図に示さ
れている。
一方、第2図はこの発明の一実施例によるエレベータの
各台制御装置内の制御プログラムに関するフローチャー
トであり、各台制御装置(2a)〜(2c)内の制御プログ
ラムの中で、かごの方向を決定するルーチンの一例を示
したものである。
各台制御装置(2a)〜(2c)の内部構成は、第4図の群
管理装置(1)と同様な構成となっており、ROM(図示
せず)内のプログラムを所定の順序で実行するようにな
っており、第2図のフローチャートはその一部分であ
る。この実施例では、フローチャート中、ステップS21
〜S28の部分が追加されている。
さて、上記のように、第1図のステップS16で割当て信
号と直行指令信号が出力されると、その後は、各台制御
装置(2a)〜(2c)内で、第2図に示すフローチャート
に従って、かごの方向を決定し、割当て呼びに到着した
場合は停止決定を行なう。
すなわち、第2図のステップS21で直行指令信号があり
であるからYESの方向へ進み、第1図(b)において、
A号機が44階から42階昇り呼びのために走行してきた場
合、A号機が44階の近くの間は、ステップS22で直行呼
びはかご位置より下方であるので、NOの方向へ進み、ス
テップS23でYESの方向へ進み、ステップS28で降り方向
をセットし、エレベータが降り続け、フローチャートは
ステップS21に戻る。そして、このステップS21、ステッ
プS22、ステップS23、ステップS28からなるルーチンの
処理をしばらく続けるが、A号機が42階に近づくと、ス
テップS22では、NOの方向へ進み、さらに、ステップS23
ではNOの方向へ進み、ステップS24で割当て呼びが昇り
降り場呼びであるのでYESの方向へ進み、ステップS25で
停止指令を発生し、42階でかごが停止し、ステップS26
で昇り方向をセットし、エレベータは昇り始める。
このように、本発明の実施例のエレベータの群管理装置
は、複数の階床を昇降する複数台のかごと、前記階床に
設けられ上昇または下降方向に前記かごを呼寄せる乗り
場呼び手段とを備え、前記かごに割当てられた乗り場呼
びの階床に前記かごが到着するまでの予測待時間と、前
記既に割当てられている乗り場呼びの発生後に新たに発
生した乗り場呼びの階床に前記かごが到着するまでの予
測待時間とを含む評価値により最適な前記かごを選択
し、前記かごに割当てるエレベータの群管理装置(1)
において、既に割当てられている乗り場呼びと新たに発
生した乗り場呼びとが存在するとき、前記かごが既に割
当てられている乗り場呼びに対して先に応答する場合の
ステップS11からなる順方向循環昇降評価値演算手段(3
1)と、前記かごが新たに発生した乗り場呼びに対して
先に応答する場合のステップS12からなる新規発生乗り
場呼び最優先評価値演算手段(32)と、前記両評価値演
算手段の評価値の大小を比較して、小さい方の評価値を
代表評価値とするステップS13からなる評価値比較手段
(33)と、前記複数台のかごの各々の前記代表評価値の
大小を比較して、最も小さい前記かごを選択するステッ
プS15からなる代表評価値最小かご選択手段(34)と、
前記代表評価値最小かご選択手段で選択された前記かご
に新たに発生した乗り場呼びを割当てると共に、直行指
令信号を供給するステップS16からなる割当て信号・直
行指令信号出力手段(35)とを具備するものである。
したがって、予測待時間の演算を、2通り、即ち、かご
が既に割当てられている乗り場呼びに対して先に応答す
る場合のステップS11からなる順方向循環昇降評価値演
算手段(31)と、前記かごが新たに発生した乗り場呼び
に対して先に応答する場合のステップS12からなる新規
発生乗り場呼び最優先評価値演算手段(32)とで行な
い、効率の良い方を採用するようにしたので、従来の1
通りの評価値演算手段で演算するものに比べ、乗り場で
の待時間の最大値及び平均値が短縮され、効率の良いエ
レベータの群管理装置が得られる。特に、昇降かごの昇
降後に新規に発生した乗り場呼びや、走行方向と逆方向
に新規に発生した乗り場呼びに対して、より適切に応答
することができる。
なお、この実施例では群管理装置(1)内で乗り場呼び
予想待時間を計算し評価値を算出したが、群管理装置
(1)は各台に乗り場呼びを伝送ライン(3a)〜(3c)
を通して伝送し、各台制御装置(2a)〜(2c)内で各々
予想待時間、評価値を演算しても良い。
また、第1図のエレベータのA号機は、空のかごである
としたが、人が乗っていてもかご内にその旨の案内をす
れば、同様に途中で反転し、昇降後の呼びに答えた後、
再度順方向に昇降することができる。
さらに、新規発生乗り場呼び最優先評価値演算手段が評
価値演算を実行することに制限を設け、乗り場呼びの長
時間待ちが予測された場合等のみに実行するようにして
も良い。
[発明の効果] 以上のように、この発明のエレベータの群管理装置によ
れば、既に割当てられている乗り場呼びと新たに発生し
た乗り場呼びとが存在するとき、かごが既に割当てられ
ている乗り場呼びに対して先に応答する場合の順方向循
環昇降評価値演算手段と、かごが新たに発生した乗り場
呼びに対して先に応答する場合の新規発生乗り場呼び最
優先評価値演算手段と、前記両評価値演算手段の評価値
の大小を比較して、小さい方の評価値を代表評価値とす
る評価値比較手段と、全かごについて各々の代表評価値
の大小を比較して、最も小さいかごを選択する代表評価
値最小かご選択手段と、選択されたかごに新たに発生し
た乗り場呼びを割当て、また、直行指令信号を供給する
割当て信号・直行指令信号出力手段とを具備するもので
ある。
したがって、予測待時間の演算を2通りの評価値演算手
段で行ない、効率の良い方を採用するようにしたので、
従来の1通りの評価値演算手段で演算するものに比べ、
乗り場での待時間の最大値及び平均値が短縮され、効率
の良いエレベータの群管理装置が得られ、昇降かごの昇
降後に新規に発生した乗り場呼びや、走行方向と逆方向
に新規に発生した乗り場呼びに対して、より適切に応答
できる確率が高くなり、乗客に対するサービス向上の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の一実施例によるエレベータの
群管理装置の群管理の割当てに関するフローチャート、
第1図(b)はビル内のエレベータの位置及び呼び及び
動作に関する説明図、第2図はこの発明の一実施例によ
るエレベータの各台制御装置内の制御プログラムに関す
るフローチャート、第3図はこの発明の一実施例による
エレベータの群管理装置の機能ブロック図、第4図は従
来及び本発明の実施例のエレベータの群管理装置と各台
制御装置の組合わせ構成を示すハードウエアの構成図、
第5図(a)は従来のエレベータの群管理装置の群管理
の割当てに関するフローチャート、第5図(b)は従来
のビル内のエレベータの位置及び呼び及び動作に関する
説明図である。 図において、 1……群管理装置、31……順方向循環昇降評価値演算手
段、32……新規発生乗り場呼び最優先評価値演算手段、
33……評価値比較手段、34……代表評価値最小かご選択
手段、35……割当て信号・直行指令信号出力手段 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の階床を昇降する複数台のエレベータ
    かごと、前記階床に設けられ上昇または下降方向に前記
    エレベータかごを呼寄せる乗り場呼び手段とを備え、前
    記エレベータかごに割当てられた乗り場呼びの階床に前
    記エレベータかごが到着するまでの予測待時間と、前記
    既に割当てられている乗り場呼びの発生後に新たに発生
    した乗り場呼びの階床に前記エレベータかごが到着する
    までの予測待時間とを含む評価値により最適な前記エレ
    ベータかごを選択し、前記エレベータかごに割当てるエ
    レベータの群管理装置において、 既に割当てられている乗り場呼びと新たに発生した乗り
    場呼びとが存在するとき、前記エレベータかごが既に割
    当てられている乗り場呼びに対して先に応答する場合の
    順方向循環昇降評価値演算手段と、 前記エレベータかごが新たに発生した乗り場呼びに対し
    て先に応答する場合の新規発生乗り場呼び最優先評価値
    演算手段と、 前記両評価値演算手段の評価値の大小を比較して、小さ
    い方の評価値を代表評価値とする評価値比較手段と、 前記複数台のエレベータかごの各々の前記代表評価値の
    大小を比較して、最も小さい前記エレベータかごを選択
    する代表評価値最小かご選択手段と、 前記代表評価値最小かご選択手段で選択された前記エレ
    ベータかごに新たに発生した乗り場呼びを割当てると共
    に、直行指令信号を供給する割当て信号・直行指令信号
    出力手段と を具備することを特徴とするエレベータの群管理装置。
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CN110775742A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 株式会社日立制作所 多轿厢电梯以及轿厢移动控制方法
CN110775742B (zh) * 2018-07-31 2022-03-15 株式会社日立制作所 多轿厢电梯以及轿厢移动控制方法

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JPH03133884A (ja) 1991-06-07

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