JPH0798259B2 - 鋳造型の予熱装置 - Google Patents

鋳造型の予熱装置

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JPH0798259B2
JPH0798259B2 JP31601388A JP31601388A JPH0798259B2 JP H0798259 B2 JPH0798259 B2 JP H0798259B2 JP 31601388 A JP31601388 A JP 31601388A JP 31601388 A JP31601388 A JP 31601388A JP H0798259 B2 JPH0798259 B2 JP H0798259B2
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JP
Japan
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mold
casting
die
preheating
burner
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実三 茂木
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Nissan Motor Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) この発明は、例えばアルミニウム合金鋳物の製造に用い
られる鋳造型において、鋳造前に前記鋳造型を予熱する
のに利用される鋳造型の予熱装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、アルミニウム合金鋳物を製造する手段のひとつと
して、低圧鋳造法(低圧力鋳造法または低圧金型鋳造法
ともいう。)がある。この鋳造法は、鋳造型の底面に設
けたストークスを鋳造型下方のるつぼに浸漬し、るつぼ
内の金属溶湯表面に低い圧力を加えることによって、金
属溶湯をストークスを経て鋳造型内に静かに注入し、こ
の鋳造型内で鋳物を製造する方法である。 このような低圧鋳造法に用いられる鋳造型としては、例
えば、第4図に示す構造をなすものがあった。 第4図に示す低圧鋳造型50は、下型51と、上型52と、前
記下型51と上型52との間に配設される前型53および後型
54ならびに左型55および右型56とを有し、下型51には上
型用ガイドポスト57を四隅のコーナー毎に備えていると
共に、上型52には前記上型用ガイドポスト57と係合して
型合わせする下型用ガイド58を四隅のコーナー毎に備え
た構造を有するものである。そして、このような低圧鋳
造型50を用いてアルミニウム合金鋳物等の鋳造を行うの
に先立って、低圧鋳造型50の予熱を行うが、この予熱に
際しては、平面矩形状にしたガスパイプ61の対向する部
分に複数のバーナーチップ62を備えた鋳造型予熱用ガス
バーナー60を用い、下型51と上型52とをある程度開いた
状態にして、ガスパイプ61の真直状部分の途中に設けた
前後二本ずつの載置ポスト63を前型53および後型54のそ
れぞれ上面に載置し、この状態でバーナーチップ62から
ガス炎を噴出させることにより低圧鋳造型50の予熱を行
うようにしていた。 なお、この種の低圧鋳造法に関しては、例えば、「改訂
4版金属便覧」昭和57年12月20日社団法人日本金属学会
編第1512頁〜第1513頁に記載がある。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、低圧鋳造型50の予熱に際しては、鋳造型
予熱用ガスバーナー60のガスパイプ61の真直状部分の途
中に設けた前後二本ずつの載置ポスト63を前型53および
後型54のそれぞれ上面に載置しただけの状態にして、バ
ーナーチップ62からガス炎を噴出させることにより予熱
を行うようにしていたため、鋳造型予熱用ガスバーナー
60を低圧鋳造型50にセットするときおよびセットしたあ
とで位置ずれを生じやすく、また、下型51と上型52とを
ある程度開いた状態で鋳造型予熱用ガスバーナー60をセ
ットするようにしていたため、予熱時における鋳造型50
の下型51と上型52との間での開き量のばらつきが大きい
ものとなりやすいことから、鋳造型50に必要な予熱を十
分にそして均一にしかも安定した状態で行うことができ
ないことがあり、鋳造開始時の品質が安定しないことが
ありうるという課題があった。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の課題にかんがみてなされた
もので、鋳造型予熱用ガスバーナーを鋳造型にセットす
るときの位置ずれを生じがたく、鋳造型の予熱時におけ
る下型と上型との間の開き量を一定したものにすること
ができ、鋳造型に必要な予熱を十分にそして均一にしか
も安定して行うことが可能である鋳造型の予熱装置を提
供することを目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) この発明は、上型用ガイドポストを備えた下型と、前記
上型用ガイドポストと係合して型合わせする下型用ガイ
ドを備えた上型との間で鋳造空間を形成する鋳造型にお
いて、ガスパイプの途中にバーナーチップを備えた鋳造
型予熱用ガスバーナーに、前記下型に備えた上型用ガイ
ドポストに係合して前記バーナーチップを位置決めする
と共に下型と上型との間での開き量を設定する位置決め
ポストを設けた構成としたことを特徴としており、この
ような鋳造型の予熱装置の構成を上述した従来の課題を
解決するための手段としている。 (発明の作用) この発明に係る鋳造型の予熱装置は、上述した構成を有
しているものであるから、鋳造型予熱用ガスバーナーに
よる鋳造型の予熱時には、ガスバーナーに設けた位置決
めポストが下型に備えた上型用ガイドポストに係合して
いるので、バーナーチップの位置決めが確実なものにな
っていると同時に、位置決めポストが下型に備えた上型
用ガイドポストに係合した状態で上型が接近ないしは当
接しているので、下型と上型との間での開き量が確実に
規制された所定のものになっているという作用がもたら
される。 (実施例) 第1図はこの発明が適用される鋳造型の一実施例を示
し、第2図は前記鋳造型の予熱に使用される鋳造型予熱
用ガスバーナーの一実施例を示している。 第1図に示す鋳造型1は、下型2と、上型3と、前記下
型2と上型3との間に配設される前型4および後型5な
らびに左型6および右型7とを有し、下型2には上型用
ガイドポスト8を四隅のコーナー毎に備えていると共
に、上型3には前記上型用ガイドポスト8と係合して型
合わせする下型用ガイド9を四隅のコーナー毎に備え、
下型2と上型3との間で鋳造空間10が形成される構造を
有するものである。 また、第2図に示す鋳造型予熱用ガスバーナー11は、ガ
スパイプ12のコーナー部分の4個所に、下端側で前記下
型2に備えた上型用ガイドポスト8に係合すると共に上
端側で前記上型3に備えた下型用ガイド9が前記上型3
の位置決め時に接近ないしは当接するパイプ状の位置決
めポスト13を備え、対向するガスパイプ12には各々3つ
ずつのバーナーチップ14を設けていると共に、他のガス
パイプ11にはガス供給パイプ15を設け、このガス供給パ
イプ15にはカップリング16を介してガスホース17を接続
する構成を有するものである。 そこで、第1図に示した鋳造型1を第2図に示した鋳造
型予熱用ガスバーナー11で予熱するに際しては、第3図
(a)に示すように、鋳造型1の前型4および後型5な
らびに左型6および右型7をそれぞれ後退させておくと
共に、下型2と上型3とをある程度大きく開いた状態に
して鋳造型予熱用ガスバーナー11を鋳造型1内に持ち込
み、第3図(b)に示すように、鋳造型1の下型2に備
えた上型用ガイドポスト8に、鋳造型予熱用ガスバーナ
ー11に備えた位置決めガイドポスト13をその下端側から
押し込んで、鋳造型予熱用ガスバーナー11を鋳造型1の
下型2にセットする。これにより、バーナーチップ14の
位置決めが正確になされる。 次いで、上型3を降下させ、第3図(c)に示すよう
に、上型3の下型用ガイド9が前記位置決めガイドポス
ト13の上端に接触する直前まで降下させて固定し、前型
4および後型5ならびに左型6および右型7を前進させ
て所定の位置で閉じる。したがって、下型2と上型3と
の間での開き量は前記位置決めポスト13の介在によって
一定したものに規制される。 このあと、ガスホース16よりガスを供給してバーナーチ
ップ14からガス炎を噴射させることにより、鋳造型1の
予熱を開始する。
【発明の効果】
この発明は、上型用ガイドポストを備えた下型と、前記
上型用ガイドポストと係合して型合わせする下型用ガイ
ドを備えた上型との間で鋳造空間を形成する鋳造型にお
いて、ガスパイプの途中にバーナーチップを備えた鋳造
型予熱用ガスバーナーに、前記下型に備えた上型用ガイ
ドポストに係合して前記バーナーチップを位置決めする
と共に下型と上型との間での開き量を設定する位置決め
ポストを設けた構成としたから、鋳造型予熱用ガスバー
ナーに設けた位置決めポストを下型に備えた上型用ガイ
ドポストに係合させるだけの至極簡単な操作によって、
鋳造型予熱用ガスバーナーを鋳造型にセットするときお
よびセットしたあとの位置ずれを生じないものとするこ
とができるので、鋳造型予熱用ガスバーナーの設置位置
を正確なものにすることが可能であり、また、上型に備
えた下型用ガイドが鋳造型予熱用ガスバーナーに設けた
位置決めポストの上端に接触するか接触する直前の位置
で上型を固定することによって、予熱時における下型と
上型との間での開き量を一定したものにすることが可能
であるので、鋳造型に必要な予熱を十分にそして均一に
しかも安定して行うことが可能であり、鋳造開始時の品
質が大幅に向上するという著しく優れた効果がもたらさ
れ、あわせて、鋳造型予熱用ガスバーナーの位置決め
は、その位置決めポストを下型に備えた上型用ガイドポ
ストに係合させるだけのきわめて単純な操作でなされる
ため、鋳造型予熱用ガスバーナーのセット作業を著しく
容易にそして短時間のうちに行うことができ、鋳造の際
の準備作業時間の大幅な短縮をはかることができるよう
になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明に係る鋳造型の予熱装置
の一実施例を示すそれぞれ鋳造型の斜面説明図および鋳
造型予熱用ガスバーナーの斜面説明図、第3図(a)〜
第3図(c)は第1図に示した鋳造型に第2図に示した
鋳造型予熱用ガスバーナーをセットする要領を順次示す
各々斜面説明図、第4図は従来の鋳造型の予熱装置を示
す斜面説明図である。 1…鋳造型、2…下型、3…上型、8…上型用ガイドポ
スト、9…下型用ガイド、10…鋳造空間、11…鋳造型予
熱用ガスバーナー、12…ガスパイプ、13…位置決めポス
ト、14…バーナーチップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型用ガイドポストを備えた下型と、前記
    上型用ガイドポストと係合して型合わせする下型用ガイ
    ドを備えた上型との間で鋳造空間を形成する鋳造型にお
    いて、ガスパイプの途中にバーナーチップを備えた鋳造
    型予熱用ガスバーナーに、前記下型に備えた上型用ガイ
    ドポストに係合して前記バーナーチップを位置決めする
    と共に下型と上型との間での開き量を設定する位置決め
    ポストを設けたことを特徴とする鋳造型の予熱装置。
JP31601388A 1988-12-14 1988-12-14 鋳造型の予熱装置 Expired - Lifetime JPH0798259B2 (ja)

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JPH02160159A JPH02160159A (ja) 1990-06-20
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CN104550842A (zh) * 2013-10-11 2015-04-29 特殊电极株式会社 铸造机模具的预热装置及预热方法

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