JPH07980Y2 - 折りたたみテーブルにおける脚杆保持装置 - Google Patents

折りたたみテーブルにおける脚杆保持装置

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JPH07980Y2
JPH07980Y2 JP5840392U JP5840392U JPH07980Y2 JP H07980 Y2 JPH07980 Y2 JP H07980Y2 JP 5840392 U JP5840392 U JP 5840392U JP 5840392 U JP5840392 U JP 5840392U JP H07980 Y2 JPH07980 Y2 JP H07980Y2
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JP
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rod
piece
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folded
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JPH0613559U (ja
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弘英 西田
一彦 北田
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脚杆の上端を、テーブ
ルの天板の下面に枢着するとともに、脚杆の中間部と天
板の下面を、屈折支杆をもって連結した折りたたみテー
ブルにおいて、脚杆を、垂直とした使用状態および水平
の折りたたみ状態において、自動的に、安全かつ確実に
保持させるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上端を天板に枢着した脚杆の中間部と、
天板の下面を、端部同士を枢着した屈折支杆をもって連
結した折りたたみテーブル自体は、例えば、実公昭57-2
2833号、同59-11634号、同59-38898号、同60-4421号、
同62-44671号の各公報を始め、多くの刊行物に記載され
ており公知である。
【0003】このような折りたたみテーブルにおいて
は、脚杆を、垂直の展開状態、並びに折りたたんだ水平
状態で、安全かつ確実に保持することが必要であり、そ
のために、次のようなさまざまな配慮が払われている。
【0004】(a) 実公昭57-22833号公報 引張りばねを、オーバーセンター式に使用し、屈折支杆
を、伸長状態および屈折状態で、枢支点を超えた状態で
弾性保持する。
【0005】(b) 実公昭59-11634号公報 脚杆の展開時には、屈折支杆の一方に設けたばね杆が、
他方の先端に設けた凹部に係合して、両者を直線状にロ
ックする。
【0006】(c) 実公昭59-38898号公報 屈折支杆を直線状としたとき、その一方に設けた突起
が、他方に設けた凹部と係合し、かつばね杆をもって、
両者を直線状態で突張らせる。
【0007】(d) 実公昭60-4421号公報 屈折支杆を直線状としたとき、その一方に設けたピン
が、他方に設けた切欠部に係合し、かつ前記ピンと他方
の屈折支杆に、オーバーセンター作用する板ばねを掛け
渡し、屈折支杆を、直線状態および折りたたみ状態で弾
性保持する。
【0008】(e) 実公昭62-44671号公報 屈折支杆の一方の先端部における屈折時に内面となる面
に、板ばねを設け、かつ他方の先端部における屈折時に
外面となる面をカム状に形成し、屈折支杆の伸長時およ
び折りたたみ時において、前記カム状の端部が板ばねを
弾圧するようにする。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】前記した折りたたみテ
ーブルの代表的な屈折支杆においては、次のような問題
点を、少くとも1つ以上有している。
【0010】 伸長時、一定以上の力が作用すると、
容易に折れ曲ってしまうため危険である。
【0011】 折りたたみ状態での保持が不確実であ
る。
【0012】 操作が容易ではない上に、力を要し、
時として危険でもある。
【0013】 ばねを利用したものでは、使用が長期
に及ぶと、ばね力が低減し、ロック作用が不完全もしく
は不十分となる。
【0014】 部品点数が多いため、組立に手間を要
し、高価となる。本考案は、従来の同種のものにおける
上記した問題点のすべてを解決したものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案によると、上端を
天板に枢着した脚杆の中間部と天板の下面を連結する屈
折支杆を、断面が下向コ形をなすとともに、その上片の
下面要所に係合突条を設け、かつ上片の下端に上片と直
交して垂下する可撓性の把手片を設けるとともに、この
把手片の付根部の上側面に凹溝を設けた上部杆と、上部
杆の下端部に上端を嵌入して枢着され、かつこの枢着部
を中心とする頭部と先細縁となった下端とを備える紡錘
形断面を有するとともに、前記頭部の外周面要所に複数
の係合溝が設けられている偏心カムを有する下部杆とよ
りなるものとし、前記脚杆の垂直展開、並びに水平折り
たたみに伴って、屈折支杆が直線状並びに2つ折りとな
ったとき、前記上部杆における係合突条が、前記偏心カ
ムにおける異なる係合溝へ嵌合するようにし、さらに屈
折支杆が直線状となったとき、前記偏心カムの先細縁
が、前記把手片の付根の凹溝へ係合するようにしたこと
により、上記課題は解決される。
【0016】
【作用】屈折支杆の伸長時および折り込み時、下部杆に
おける偏心カムの頭部外周における2個の係合溝のいず
れかが、上部杆の上片における係合突条に係合して、屈
折支杆をその状態で保持する。
【0017】屈折支杆の伸長時、偏心カムの先細縁が、
上部杆と一体をなす把手片の付根の凹溝へ自動的に係合
して、屈折支杆を、その状態で確実に保持する。
【0018】
【実施例】折りたたみテーブルの両側(図は右側のみ)前
後における脚杆(1)(1)の中間部同士を連結する横杆
(2)の中央部と、天板(3)の側端よりやや内方における
下面とは、屈折支杆(4)をもって連結されている。脚杆
(1)(1)の上端は、前後方向の枢軸(1a)をもって、天板
(3)の下面に枢着されている。
【0019】屈折支杆(4)は、断面が下向コ形をなす上
部杆(5)と、その下端部内側に上端が嵌合され、かつ前
後方向を向くピン(6)をもって上部杆(5)に枢着された
下部杆(7)とからなっている。
【0020】上部杆(5)の上端は、天板(3)の下面要所
に固着した軸受金具(8)に、また下部杆(7)の下端は、
横杆(2)の内面中央部に固着した軸受金具(9)に、それ
ぞれ前後方向の軸杆(10)(11)をもって枢着されている。
【0021】上部杆(5)の上片(12)は、前記ピン(6)に
よる枢着部を超えて若干下方へ延び、その下端の下面に
は、上片(12)と直交して垂下する可撓性の把手片(13)が
突設されている。
【0022】把手片(13)の付根部の内面、すなわち上部
杆(5)の上部に向く面には、前後方向の凹溝(14)が形成
されている。
【0023】上部杆(5)の上片(12)の下面要所には、前
後方向の係合突条(15)が設けられている。この係合突条
(15)の位置は、後述する係合作用を発揮しうるように定
められる。
【0024】把手片(13)のやや上方において、前記上片
(12)の上面には、好ましい可撓性を付与するための前後
方向の切欠溝(16)が設けられている。
【0025】下部杆(7)は、側片(17)(17)の上端同士
を、下端が先細縁(18)となった紡錘形断面の偏心カム(1
9)で一体的に連結してなり、ピン(6)を中心とする偏心
カム(19)の頭部(19a)の上面および下面要所には、それ
ぞれ係合溝(20)(21)が設けられている。
【0026】偏心カム(19)の上端外周面は、上部杆(5)
と下部杆(7)の屈折角度のいかんに拘わりなく、常に上
部杆(5)の上片(12)の下面に摺接するようにしてある。
各係合溝(20)(21)の位置並びに形状寸法は、後述する作
用を行ないうるように定められている。
【0027】なお、把手片(13)の動きを良くするため
に、上部杆(5)の上面要所に、切込み(22)を設けること
もある。上部杆(5)と下部杆(7)は、合成樹脂等の硬質
で変形が比較的容易な材料をもって製作するのが望まし
い。
【0028】図1、図2に示すように、脚杆(1)(1)を
直立状態に展開すると、屈折支杆(4)は引張られて直線
状となり、上部杆(5)における係合突条(15)は、偏心カ
ム(18)の上端上面における係合溝(20)へ嵌入し、上部杆
(5)と下部杆(7)は、その状態で保持される。またこの
際、偏心カム(19)の先細縁(18)に、把手片(13)の付根の
凹溝(14)が嵌合し、偏心カム(19)の回転は阻止される。
【0029】脚杆(1)(1)を折りたたむには、まず把手
片(13)を、手で外方へ傾けて、凹溝(14)を偏心カム(19)
の先細縁(18)から外してから、図4に示すように、屈折
支杆(4)を上向きに折る。すると、偏心カム(19)の上部
の係合溝(20)は、上部杆(5)の係合突条(15)から外れる
とともに、脚杆(1)(1)は折りたたまれる。
【0030】図に示すように、屈折支杆(4)の上部杆
(5)および下部杆(7)を、天板(3)の下面において、完
全に水平となるように折りたたんで重合したとき、元は
下面にあった偏心カム(19)の係合溝(21)は、上面となっ
て、上部杆(5)の係合突条(15)へ、容易に抜けないよう
な抵抗力をもって嵌合し、両杆(5)(7)は、妄りに開く
ことのないように、折りたたまれた状態で、仮止め保持
される。
【0031】
【考案の効果】天板と脚杆とを支持する屈折支杆を直線
状に伸長させたとき、またそれを水平に折り込んだと
き、ともに、下部杆における偏心カムのいずれかの係合
溝が、上部杆における係合突条に自動的に係合して、上
下両杆は確実に保持される。
【0032】しかも、脚杆を垂直とした使用状態におい
ては、偏心カムの下端の先細縁が、上部杆における把手
片の付根部に設けた凹溝に自動的に係合するので、把手
片を操作しない限り、屈折支杆が折られることはなく、
安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置の一実施例を備える折りたたみテ
ーブルの使用状態において、その要部を示す下方斜視図
である。
【図2】図1の中央部における縦断面図である。
【図3】屈折支杆とその関連部品の斜視図である。
【図4】脚杆の折りたたみ中における図2と同様の図で
ある。
【図5】脚杆を完全に折りたたんだ状態における縦断面
図である。
【符号の説明】
(1)脚杆 (1a)枢軸 (2)横杆 (3)天板 (4)屈折支杆 (5)上部杆 (6)ピン (7)下部杆 (8)(9)軸受金具 (10)(11)軸杆 (12)上片 (13)把手片 (14)凹溝 (15)係合突条 (16)切欠溝 (17)側片 (18)先細縁 (19)偏心カム (19a)頭部 (20)(21)係合溝 (22)切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端を天板に枢着した脚杆の中間部と天
    板の下面を連結する屈折支杆を、断面が下向コ形をなす
    とともに、その上片の下面要所に係合突条を設け、かつ
    上片の下端に上片と直交して垂下する可撓性の把手片を
    設けるとともに、この把手片の付根部の上側面に凹溝を
    設けた上部杆と、上部杆の下端部に上端を嵌入して枢着
    され、かつこの枢着部を中心とする頭部と先細縁となっ
    た下端とを備える紡錘形断面を有するとともに、前記頭
    部の外周面要所に複数の係合溝が設けられている偏心カ
    ムを有する下部杆とよりなるものとし、前記脚杆の垂直
    展開、並びに水平折りたたみに伴って、屈折支杆が直線
    状並びに2つ折りとなったとき、前記上部杆における係
    合突条が、前記偏心カムにおける異なる係合溝へ嵌合す
    るようにし、さらに屈折支杆が直線状となったとき、前
    記偏心カムの先細縁が、前記把手片の付根の凹溝へ係合
    するようにしてなる折りたたみテーブルにおける脚杆保
    持装置。
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JPH0613559U JPH0613559U (ja) 1994-02-22
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