JPH0798024A - 動力伝達装置とブレーキとトルクリミッタ - Google Patents

動力伝達装置とブレーキとトルクリミッタ

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JPH0798024A
JPH0798024A JP24244593A JP24244593A JPH0798024A JP H0798024 A JPH0798024 A JP H0798024A JP 24244593 A JP24244593 A JP 24244593A JP 24244593 A JP24244593 A JP 24244593A JP H0798024 A JPH0798024 A JP H0798024A
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JP
Japan
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hole
slider
fluid supply
shaft
power transmission
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Pending
Application number
JP24244593A
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English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 志水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突き合わせ軸間の動力伝達装置,または軸に
回転可能に嵌合するローラへの動力伝達装置に関し、簡
単な構造と小型化と低コストを目的とする。 【構成】 円筒側面に複数個の貫通穴4を放射状に配設
すると共にこの貫通穴4に連通する流体供給穴17を備
えてなる保持部材2と、前記それぞれの貫通穴4に摺動
可能に嵌合する摺動子3と、この摺動子3を包囲する円
筒カプラ6とからなり、前記流体供給穴17に供給した
流体により前記摺動子3を押圧移動させ前記円筒カプラ
6に当接させる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突き合わせ軸間の動力
伝達装置,または軸に回転可能に嵌合するローラへの動
力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】突き合わせ軸間の動力伝達装置として
は、摩擦板を電磁石で吸着する電磁クラッチや、油圧駆
動の多板クラッチたとえば特開平5−106655号公
報などが用いられている。また、プリンタなどのクラッ
チ機能を備えた動力伝達用ロ−ラ装置としては特開平5
−99246号などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの提案装置も構造が複雑で形状寸法が大きく、こ
れらを組み込んだ生産装置や機器は小型化と低コスト化
が図れない。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、小型
で簡単な構成ならびに安価な装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の動力伝達装置(クラッチ)は、円筒側面に複数
個の貫通穴を放射状に配設すると共にこの貫通穴に連通
する流体供給穴を備えてなる保持部材と、前記それぞれ
の貫通穴に摺動可能に嵌合する摺動子と、この摺動子を
包囲する円筒カプラとからなり、前記流体供給穴に供給
した流体により前記摺動子を押圧移動させ前記円筒カプ
ラに当接させる構成としている。
【0006】また、クラッチ機能を備えた動力伝達用ロ
−ラ装置としては、側面に複数個の貫通穴と連通穴とを
放射状に配設すると共に前記貫通穴に連通する第一の流
体供給穴と,前記連通穴に連通する第二の流体供給穴と
を備えてなる軸部材と、前記貫通穴に摺動可能に嵌合す
る摺動子と、前記軸部材に回転可能に嵌合するローラと
を備え、前記ローラは穴内面側に前記摺動子に対応する
凹部(または穴)を備え,さらに該凹部(または穴)と
前記軸部材の連通穴とに連通する連通穴を複数個配設
し、前記第一の流体供給穴もしくは第二の流体供給穴に
供給した流体により前記摺動子を前記凹部(または穴)
に挿抜可能に構成してなる。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、動力伝達装置の
構成が極めて簡単となり、小型化もできる。
【0008】また、電気を用いず流体により駆動可能で
ある。作動流体としてはエヤーの他に油やその他の液体
を使用でき、防爆も可能となる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例における動力伝達
装置を図1から図4に従って説明する。
【0010】図1は軸1から軸8に動力伝達する場合の
動力伝達装置の要部断面図、図2は図1を切断線S1〜
S1で切断した断面図、図3は図1の動力伝達装置を構
成する摺動子の正面図、図3は図4の平面図を示す。本
発明の動力伝達装置50は、相互に突き合わせた軸1と
軸8に取り付き動力を伝達するもので、保持部材2と摺
動子3とこの摺動子を包囲する円筒カプラ6とからな
る。保持部材2は軸1に、円筒カプラ6は軸8に取り付
いている。当然のことながら軸1と軸8とは同一軸心上
に軸受16により支承されている。
【0011】軸1は軸心部に作動流体供給用の穴17を
備え、開口端に作動流体を供給または排出するための回
転継手9を付属している。さらに軸1の側面に前記穴1
7に連通するごとく連通穴14を放射状に4箇所,等分
配置している。さらに軸1は歯車10,11を介し駆動
モータ12により所定方向に回転駆動される。円筒カプ
ラ6を取り付けた軸8は、駆動モータ12の動力を動力
伝達装置50と歯車15を介し図示しない他の機構部品
に伝達する。
【0012】保持部材2は軸1への固定用ボス部を端面
両側に付属し、円筒側面に複数個の貫通穴4を放射状に
配設している。本発明の実施例では貫通穴4を90度毎
に4箇所配設すると共に前記連通穴14に連通させてい
る。
【0013】さらに、保持部材2は金属部材を機械加
工、またはFRP(繊維強化プラスティック)などの樹
脂部材を成型加工して所定形状に形成される。
【0014】前記それぞれの貫通穴4には摺動子3が摺
動可能に嵌合している。そして、前記摺動子3を包囲す
る如く同心円状に円筒カプラ6が位置している。
【0015】図2から図4に示すように、摺動子3は支
軸3Aと外周面部3Bと凹溝3Dとからなる。支軸3A
の所定部位にはOリング溝3Cが配設されており、Oリ
ングを装着して摺動部の流体漏れを防止している。
【0016】さらに、摺動子3は金属部材を所定形状に
機械加工またはダイキャストや鋳造法などで加工され
る。勿論、FRPなどの樹脂部材またはセラミックス部
材などに耐磨耗部材を混入し所望の形状に成型加工して
もよい。
【0017】さらに、支軸3Aの一端側にローラ様の外
周面を形成する円弧状の外周面部3Bが凹溝3Dを挟ん
で点対称形に配設されている。前記円弧状部分を点対象
形に所定にズラせて配設することにより、摺動子3を放
射状に90度毎に4箇所配置した場合、円弧状部分の相
互干渉を防止し、かつローラ径が拡大した状態において
も連続するローラ円周面を形成する。
【0018】さらに、摺動子3の凹溝3Dには 輪状引
張コイルバネ5が取りつけられている。この輪状引張コ
イルバネ5は複数の摺動子3(図1の実施例では4個)
を同時に保持部材2の軸心に向かって押圧し原点に復帰
する機能を有する。摺動子3を原点に復帰させる手段に
関しては輪状引張コイルバネ5に代え、前記摺動子3に
負圧を与える手段、またはゴムベルトを環状に張架する
手段など任意である。
【0019】円筒カプラ6は断面形状が略U字状のカッ
プ形を成し、摺動子3との摩擦係数を大きくするため内
面側に摩擦部材7をコーティングまたはリング状に圧入
してなる。動力伝達装置50の連結動作(動力伝達動
作)としては、軸1の前記流体供給穴17に供給した流
体たとえば所定圧力のエヤーにより前記摺動子3を前記
円筒カプラ6に向かって移動・当接させ、摩擦力を発生
させて実施される。
【0020】なお、上記実施例において摺動子3の頭部
形状については、円弧状以外に任意の形状であってよい
ことは言うまでもない。
【0021】また、摺動子3の数と配置間隔についても
4個以外に1,2,3,6個など任意である。軸1の軸
心位置を偏心させずに定常状態に維持するには3箇所に
等分配置することが望ましい。
【0022】さらに、摺動子の前進・後退速度について
はスピードコントローラ(流量制御弁)等により制御す
ればよい。
【0023】なお、上記動力伝達装置は動力伝達機能の
他に、ブレーキまたはトルクリミッタ(伝達トルクの制
御器)としても活用できる。例えば、図10にブレーキ
装置90の要部断面図を示す。この場合は図1の動力伝
達装置構成部品に加え円筒カプラ106の回転を防止す
る円筒カプラ固定部材108を備えている。固定部材1
08は例えばL形状を成し,円筒カプラ106を一体的
に固定し、軸受16を取り付けるベース(図示せず。)
上などに取り付け固定される。
【0024】トルクリミッタの場合は図1の動力伝達装
置構成部品に加え、作動流体の流体圧力制御弁(図示せ
ず。)を付属してなる。すなわち流体圧力制御弁によ
り、摺動子3の円筒カプラ6に対する押圧力を所定に制
御することにより摩擦力による伝達トルクを制御でき
る。
【0025】(実施例2)以下、本発明の一実施例にお
ける動力伝達装置60を図5を用いて説明する。図5は
軸1から軸8に動力伝達する場合の動力伝達装置の要部
断面図を示す。実施例2における動力伝達装置60は、
実施例1で述べた動力伝達装置50と基本構成は同一で
ある。構成上の相違は、摺動子53の外周面に外歯車5
9を、円筒カプラ56の内面に内歯車58を配設した点
で、次に動力伝達動作を述べる。
【0026】すなわち、側面に複数個の貫通穴4を放射
状に配設すると共にこの貫通穴4に連通する流体供給穴
17を備えてなる保持部材2と、前記それぞれの貫通穴
4に摺動可能に嵌合する摺動子53と、この摺動子53
を包囲する円筒カプラ56とからなり、前記流体供給穴
17に供給した流体により前記摺動子53を押圧移動さ
せ前記円筒カプラ56の内面側に配設した内歯車58と
前記摺動子53の外周面に配設した外歯車59とを噛み
合わせ、動力を伝達する。
【0027】上記の様に本実施例では動力伝達を歯車噛
み合い手段により実施しているので、伝達負荷が大きく
ても摺動子と円筒カプラとが相互にスリップすることが
無い。また、歯車の配設位置を所定に設定すれば(図示
せず。)、摺動子と円筒カプラとの噛み合い位置を常に
一定とできる。
【0028】(実施例3)以下、本発明の一実施例にお
ける動力伝達装置を図6、図7に従って説明する。図6
は軸1から軸28に動力伝達する場合の動力伝達装置の
要部断面図、図7は図6を切断線S2〜S2で切断した
断面図を示す。本発明の動力伝達装置70の構成部品
は、保持部材22と摺動子23とこの摺動子に対応して
配置したカプラ21とからなる。保持部材22は軸1
に、カプラ21は軸28に取り付いている。当然のこと
ながら軸1と軸28とは同一軸心上に軸受16により支
承されている。軸1は実施例1に用いた軸と同様の構成
である。すなわち、軸心部に流体供給穴17を備え、開
口端に作動流体を供給または排出するための回転継手9
を付属している。さらに軸1の側面に前記穴17に連通
するごとく連通穴14を放射状に4箇所配設している。
(駆動モータについては図示せず。)軸28についても
軸1と同様、軸心部に流体供給穴29を備え、開口端に
作動流体を供給または排出するための回転継手9を付属
している。さらに軸28の側面に前記穴17に連通する
ごとく連通穴31を放射状に4箇所配設している。
【0029】保持部材22は円筒体の端面に段付貫通穴
25を90度毎に4箇所等分配設すると共に、この段付
貫通穴25に連通する流体供給用の連通穴30を備えて
なる。それぞれの段付貫通穴25には摺動子23が摺動
可能に嵌合している。段付貫通穴25の一方の開口はス
トツパ24により気密状態に詰栓すると共に前記摺動子
23の後退位置を規制している。保持部材22に対抗し
て配置したカプラ21は、端面に前記摺動子23に対応
する位置に凹部26(または穴)を4箇所等分配設して
なる。また、カプラ21は凹部26に連通する流体供給
用の連通穴27を備えている。そして凹部26に係合し
た摺動子23の頭部側へ軸28に設けた流体供給穴29
と連通穴31とを介して流体をに供給し、凹部26(ま
たは穴)に係合した摺動子23を抜く方向に後退させ動
力伝達を解除する構成としている。
【0030】動力伝達装置70の連結動作(動力伝達動
作)としては、軸1の前記流体供給穴17に供給した流
体たとえば所定圧力のエヤーにより前記摺動子23を前
記カプラ21の凹部26内に移動し係合させて実施され
る。動力の伝達解除は、前述のごとく、カプラ21の凹
部26に連通する流体供給用の連通穴27と,軸28に
設けた流体供給穴29と,連通穴31とを介して流体を
摺動子23の頭部側に供給し、凹部26(または穴)に
係合した摺動子23を抜く方向に後退させ動力伝達を解
除する。
【0031】なお、上記実施例において摺動子3の頭部
形状については、半球状以外に任意の形状であってよい
ことは言うまでもない。また、摺動子の配設数と配置間
隔についても4個以外に1,2,3,6個など任意であ
る。
【0032】さらに、動力の伝達解除手段としては摺動
子に逆方向から流体を供給する他に、バネ力により後退
させる様にしてもよい。
【0033】(実施例4)以下、本発明の一実施例にお
ける動力伝達装置を図8、図9に従って説明する。図8
は軸31から軸34に動力伝達する場合の動力伝達装置
の要部断面図、図9は図8を切断線S3〜S3で切断し
た断面図を示す。
【0034】本発明の動力伝達装置80の構成部品は、
第一の軸31と,摺動子23と,この摺動子に対応した
凹部38を備えかつ前記軸31と軸34とを同一軸心上
に突き合わせて保持するごとく嵌合するカプラ32とか
らなる。当然のことながら軸31と軸34とは同一軸心
上に軸受16により支承されている。第一の軸31は、
円筒側面に4個の段付貫通穴39を放射状に等分配置す
ると共に、この段付貫通穴39に連通する流体供給穴3
5を備え、該穴35の開口端に作動流体を供給または排
出するための回転継手(図示せず。)を付属している。
前記第一の軸31の段付貫通穴39には摺動子33が摺
動可能に嵌合している。
【0035】第二の軸34は、円筒側面に4個の連通穴
41を放射状に等分配置すると共に、この連通穴41に
連通する流体供給穴37を備え、該穴37の開口端に作
動流体を供給または排出するための回転継手(図示せ
ず。)を付属している。カプラ32は第二の軸34に一
体的に固定され、前記第一,第二の軸31,34を同一
軸心上に突き合わせて保持するごとく嵌合する。
【0036】さらに、カプラ32は円筒の内周面に前記
摺動子33と対応する位置に凹部38(または穴)を4
箇所等分配置すると共に、該凹部38と前記第二の軸3
4の連通穴41とに連通する連通穴36を4箇所等分配
置している。動力伝達装置80の連結動作(動力伝達動
作)としては、軸31の前記流体供給穴35に供給した
流体たとえば所定圧力のエヤーにより前記摺動子33を
前記カプラ32の凹部38内に移動し係合させて実施さ
れる。動力伝達の解除は、カプラ32の凹部38に連通
する流体供給用の連通穴36と,連通穴41と,軸34
に設けた流体供給穴37とを介して流体を摺動子33の
頭部側に供給し、凹部38に係合した摺動子33を抜く
方向に後退させ動力伝達を解除する。
【0037】(実施例5)以下、本発明の一実施例にお
ける動力伝達装置を図11、図12に従って説明する。
図11は動力伝達装置の要部断面図、図12は図11を
切断線S4〜S4で切断した断面図を示す。
【0038】本発明の動力伝達装置200は、軸111
と,摺動子113と,この摺動子に対応した凹部114
(または穴)と連通穴とを備えかつ前記軸111に回転
可能に嵌合するカプラ112とからなる。軸111は軸
受16によって両端支持されている。そして円筒側面に
段付貫通穴121と連通穴123とを4箇所づつ放射状
に等分配設すると共に、前記段付貫通穴121に連通す
る第一の流体供給穴120と,前記連通穴123に連通
する第二の流体供給穴122とを備えてなる。前記穴1
20と穴122の開口端には作動流体を供給または排出
するための回転継手(図示せず。)をそれぞれ付属して
いる。
【0039】それぞれの前記段付貫通穴121には摺動
子113が摺動可能に嵌合している。ローラ112は軸
111に回転可能に嵌合し、穴内面側に前記摺動子11
3に対応する凹部114(または穴)を4箇所等分配設
してなる。さらに、ローラ112は前記凹部114と前
記軸111の連通穴123とに連通する連通穴115を
4箇所等分配設してなる。さらに、ローラ112は回転
を円滑にかつ心振れなく実施するため、両端にラジアル
ボールベアリング118を所定に配設している。止め輪
119はローラ112が軸111の長手方向への移動を
防止し位置規制する。
【0040】また、ローラ112の端部に設けた凹部ま
たはラチェット(図示せず。)にはローラの回転を規制
する係止爪124が係合するよう構成している。係止爪
124はガイド125により所定に支承され、一方向に
付勢するバネ(図示せず。)と電磁石126より前後に
移動する。ローラ112が停止した通常状態すなわち、
摺動子113が凹部114から外れ、軸111の回転力
がローラ112に伝達されない状態においては、図11
に示す状態に係止爪124は前進しローラ112の端部
に設けた凹部またはラチェットに係合している。
【0041】軸111の回転力をローラ112に伝達す
る動作(動力伝達装置動作)としては、軸111に配設
した前記第一の流体供給穴120に供給した流体たとえ
ば所定圧力のエヤーにより前記摺動子113を前記カプ
ラ112の凹部114内に移動し係合させて実施され
る。動力伝達の解除は、軸111に配設した前記第二の
流体供給穴122より、連通穴123と,ローラの凹部
114に連通する流体供給用の連通穴115とを介し摺
動子113の頭部側にエヤーを供給し、凹部114に係
合した摺動子113を抜く方向に後退させ動力伝達を解
除する。第一の流体供給用穴122と第二の穴122へ
の流体供給切換えは例えば電磁弁により所定のタイミン
グで実施すればよい。この実施例の場合も、摺動子11
3の頭部形状については、半球状以外に任意の形状であ
ってよく、摺動子の配設数と配置間隔についても4個以
外に1,2,3,6個など任意である。
【0042】なお、実施例1,2,3の動力伝達装置に
おいて、カプラ6,21,56をそれぞれ円筒ローラに
置き換えた場合、動力伝達機能を有する動力伝達用ロー
ラ装置として使用できる。この場合、ローラの嵌合する
軸が動力を伝達する軸と別物であってもよいし,一体物
であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の動力伝達装置によ
れば、これらを組み込んだ生産装置や機器の小型化と低
コスト化を図れる。例えばプリンタの紙送り機構等を構
成するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における動力伝達装置の要部
断面図
【図2】図1を切断線S1〜S1方向から見た側面方向
の断面図
【図3】図1を構成する摺動子の正面図
【図4】図1を構成する摺動子の平面図
【図5】本発明の一実施例における動力伝達装置の要部
断面図
【図6】本発明の一実施例における動力伝達装置の要部
断面図
【図7】図6を切断線S2〜S2方向から見た側面方向
の断面図
【図8】本発明の一実施例における動力伝達装置の要部
断面図
【図9】図8を切断線S3〜S3方向から見た側面方向
の断面図
【図10】本発明の一実施例におけるブレーキの要部断
面図
【図11】本発明の一実施例における動力伝達装置の要
部断面図
【図12】図11を切断線S4〜S4方向から見た側面
方向の断面図
【符号の説明】
1,8,28,31,34,101,111 軸 2,22, 保持部材 3,23,33,53,113 摺動子 3A 支軸 3B 外周面部 3C Oリング溝 3D 凹溝 4 貫通穴 5 輪状引張コイルバネ 6,21,32,56,106 カプラ 7,107 摩擦部材 9 回転継手 10,11,15,117 歯車 12 駆動モータ 13 モータ取付板 14,27,31,36,41,115,123 連通
穴 16,28,116 軸受 17,29,35,37,120,122 穴 18 Oリング 24 ストッパ 25,39,121 段付貫通穴 26,38,114 凹部 50,60,70,80,200 動力伝達装置 58 内歯車 59 外歯車 90 ブレーキ装置 108 固定部材 112 ローラ 118 ラジアルボールベアリング 119 止め輪 124 係止爪 125 ガイド 126 電磁石

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に貫通穴を放射状に配設すると共に
    この貫通穴に連通する流体供給穴を備えてなる保持部材
    と、前記貫通穴に摺動可能に嵌合する摺動子と、この摺
    動子を包囲する円筒カプラとからなり、前記流体供給穴
    に供給した流体により前記摺動子を押圧移動させ前記円
    筒カプラに当接させるようにしたことを特徴とする動力
    伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動子が所定角度のロ−ラ外周面を
    形成する円弧部分と、前記貫通穴に嵌合する支軸とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記円筒カプラの内面側に摩擦部材を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 側面に貫通穴を放射状に配設すると共に
    この貫通穴に連通する流体供給穴を備えてなる保持部材
    と、前記貫通穴に摺動可能に嵌合する摺動子と、この摺
    動子を包囲する円筒カプラとからなり、前記流体供給穴
    に供給した流体により前記摺動子を押圧移動させ前記円
    筒カプラの内面側に配設した内歯車と前記摺動子の外周
    面に配設した外歯車とを噛み合わせるようにしたことを
    特徴とする動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 端面に貫通穴を配設すると共にこの貫通
    穴に連通する流体供給穴を備えてなる保持部材と、前記
    貫通穴に摺動可能に嵌合する摺動子と、端面に前記摺動
    子に対応する位置に凹部または穴を配設してなるカプラ
    とからなり、前記流体供給穴に供給した流体により前記
    摺動子を前記カプラの凹部または穴内に押圧移動し係合
    させるようにしたことを特徴とする動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記カプラに、前記凹部または穴に連通
    する流体供給穴を備え、この凹部または穴に対し前記摺
    動子を挿抜可能に構成したことを特徴とする請求項5記
    載の動力伝達装置。
  7. 【請求項7】 側面に貫通穴を放射状に配設すると共に
    この貫通穴に連通する流体供給穴を備えてなる第一の軸
    部材と、前記第一の軸部材の貫通穴に摺動可能に嵌合す
    る摺動子と、側面に連通穴を放射状に配設すると共にこ
    の連通穴に連通する流体供給穴を備えてなる第二の軸部
    材と、内面に前記摺動子に対応する凹部または穴を備
    え,かつ前記凹部または穴と前記第二の軸部材の連通穴
    とに連通する連通穴とを配設してなるカプラとからな
    り、該カプラは前記第一,第二の軸部材を同一軸心上に
    突き合わせて保持するごとく嵌合し、前記第一の軸もし
    くは第二の軸部材に供給した流体により前記摺動子を前
    記凹部または穴に挿抜可能に構成したことを特徴とする
    動力伝達装置。
  8. 【請求項8】 側面に複数個の貫通穴を放射状に配設す
    ると共にこの貫通穴に連通する流体供給穴を備えてなる
    保持部材と、前記それぞれの貫通穴に摺動可能に嵌合す
    る摺動子と、この摺動子を包囲する円筒カプラと、流体
    圧力制御弁とからなり、前記流体供給穴に供給した流体
    により前記摺動子を押圧移動させ前記円筒カプラに当接
    させるようにしたことを特徴とするトルクリミッタ。
  9. 【請求項9】 側面に複数個の貫通穴を放射状に配設す
    ると共にこの貫通穴に連通する流体供給穴を備えてなる
    保持部材と、前記それぞれの貫通穴に摺動可能に嵌合す
    る摺動子と、この摺動子を包囲する円筒カプラと、前記
    円筒カプラの回転を防止する円筒カプラ固定部材をとか
    らなり、前記流体供給穴に供給した流体により前記摺動
    子を押圧移動させ前記円筒カプラに当接させるようにし
    たことを特徴とするブレーキ。
  10. 【請求項10】 側面に貫通穴と連通穴とを配設すると
    共に前記貫通穴に連通する第一の流体供給穴と,前記連
    通穴に連通する第二の流体供給穴とを備えてなる軸部材
    と、前記貫通穴に摺動可能に嵌合する摺動子と、前記軸
    部材に回転可能に嵌合するローラとを備え、前記ローラ
    は穴内面側に前記摺動子に対応する凹部または穴を備
    え,さらに該凹部または穴と前記軸部材の連通穴とに連
    通する連通穴を配設し、前記第一の流体供給穴もしくは
    第二の流体供給穴に供給した流体により前記摺動子を前
    記凹部または穴に挿抜可能に構成したことを特徴とする
    動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185061A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Toyota Boshoku Corp クラッチ装置
JP2010112337A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Nissan Motor Co Ltd バキュームポンプ構造
CN113048171A (zh) * 2020-12-30 2021-06-29 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 一种新型双向自锁传动装置

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