JP2581460Y2 - クラッチシステム - Google Patents

クラッチシステム

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JP2581460Y2
JP2581460Y2 JP9393992U JP9393992U JP2581460Y2 JP 2581460 Y2 JP2581460 Y2 JP 2581460Y2 JP 9393992 U JP9393992 U JP 9393992U JP 9393992 U JP9393992 U JP 9393992U JP 2581460 Y2 JP2581460 Y2 JP 2581460Y2
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disk device
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は車両等に搭載される
エンジンとトランスミッションとの間に配設され、エン
ジンからの動力をトランスミッションに伝達したり、切
断したりするクラッチシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したようなクラッチシステム
に設けられる流体圧作動式のクラッチレリーズ装置は、
例えば実開昭48−49441号公報及び実公昭57−
30506号公報等に開示されている如く公知である。
【0003】これらのクラッチレリーズ装置は、シリン
ダと、該シリンダのピストン室内に摺動自在に嵌装され
たピストンと、該ピストンと一体に移動するレリーズベ
アリングとを備え、前記ピストンを流体圧にて作動させ
ることにより、前記レリーズベアリングを介してクラッ
チシステムを断続制御するものであり、上述した従来の
クラッチレリーズ装置のいずれのものも、トランスミッ
ションに固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、クラッチレ
リーズ装置を点検、修理する際に、トランスミッション
をエンジン(車体)から取り外す必要がある。この場
合、上述したように従来の流体圧作動式のクラッチレリ
ーズ装置はトランスミッションに固定されているため、
トランスミッションと共にクラッチレリーズ装置も車体
から取り外すことになる。
【0005】しかし、クラッチレリーズ装置のピストン
を作動させる流体が流れる流体給排配管は車体に固定さ
れたままである。この流体給排配管はクラッチペダルと
係合しているマスタシリンダに接続されており、このマ
スタシリンダとトランスミッションとは互いに遠く離間
した位置にあるため、前記流体給排配管全体をトランス
ミッションと共に車体から取り外すことが困難である。
従って、クラッチレリーズ装置と流体給排配管との結合
部を切り離す必要がある。
【0006】このようにクラッチレリーズ装置と流体給
排配管との結合部を切り離すと、その切り離した結合部
から流体給排配管内、即ち作動流体内に空気が入り込
む。この入り込んだ空気を作動流体から抜かないと、ク
ラッチシステムの切れが悪くなる。
【0007】このため、クラッチレリーズ装置の点検、
修理後、クラッチレリーズ装置と流体給排配管との結合
部を結合した後に、作動流体中に混入している空気を抜
く作業が必要となる。この空気抜き作業は長時間を要す
るものであり、前記点検、修理の作業コストを大幅にア
ップさせるという問題点がある。
【0008】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的とするところは、点検、修理の際に
おける結合部の切り離し作業を不要にして、点検、修理
後における空気抜き作業を省略し得るクラッチシステム
を提供することにある。
【0009】また、本考案の第2の目的とするところ
は、上記第1の目的に加えて、クラッチディスク装置及
び環状シリンダが一体的に軸方向に抜けて、レリーズベ
アリングの点検がより短時間に行えるクラッチシステム
を提供することにある。
【0010】また、本考案の第3の目的とするところ
は、上記第1の目的に加えて、トラック等の伝達トルク
の大きい車両等に使用した場合に環状シリンダをトラン
スミッションケースに対して回転止めでき、流体給排配
管を損傷することがないクラッチシステムを提供するこ
とにある。
【0011】更に、本考案の第4の目的とするところ
は、上記第1及び第2の目的に加えて、例えばレリーズ
ベアリング等の点検時間を短縮することができるクラッ
チシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本考案の請求項1記載のクラッチシステムは、エ
ンジンの回転動力を出力するクランク軸ユニットと、ト
ランスミッションケースの中で前記クランク軸ユニット
と軸方向に同軸状に対向して延びるクラッチ軸と、前記
クラッチ軸に軸方向に移動可能に係合し且つ軸方向に進
退移動されることにより前記クランク軸ユニットの回転
動力を前記クラッチ軸に選択的に伝達するクラッチディ
スク装置と、前記トランスミッションケースと前記クラ
ッチディスク装置との間で該クラッチディスク装置を前
記クランク軸ユニットの軸方向に進退移動するクラッチ
レリーズ装置とを有するクラッチシステムにおいて、前
記クラッチレリーズ装置は、前記クラッチ軸の回転を遮
断するため一端が前記クラッチ軸上で且つ該クラッチ軸
の軸方向に移動可能とされた転がり軸受に嵌合し且つ軸
方向に延びる内筒と、前記内筒と半径方向外方に同心に
且つ軸方向に延びる外筒と、前記内筒と前記外筒との間
に軸方向に移動可能とされたピストンと、前記内筒と前
記外筒と前記ピストンとにより構成される環状シリンダ
と、前記ピストンを軸方向に移動するため前記環状シリ
ンダに流体を給排する流体給排配管を有する流体供給装
置と、前記ピストンに取り付けられ且つ該ピストンの軸
方向移動を前記クラッチディスク装置に伝達するレリー
ズベアリングと、前記トランスミッションケースに設け
られ且つ該トランスミッションケースを前記環状シリン
ダからその軸方向に所望距離離間するように移動させる
とき前記流体給排配管も前記トランスミッションケース
と相対的に前記軸方向に所望距離移動できるようにする
ためのスリットとを具備したことを特徴とする。
【0013】また、上記第2の目的を達成するため本考
案の請求項2記載のクラッチシステムは、請求項1記載
のクラッチシステムにおいて、前記クラッチディスク装
置は、前記クラッチ軸の前記クランク軸ユニット側端部
に設けたスプラインとボスを介して係合し、前記転がり
軸受は、前記ボスに嵌合することを特徴とする。
【0014】また、上記第3の目的を達成するため本考
案の請求項3記載のクラッチシステムは、請求項1記載
のクラッチシステムにおいて、前記環状シリンダは、少
なくとも前記クラッチ軸の回転方向への回転を防止する
ために前記トランスミッションケースとの間に回転止め
手段を有することを特徴とする。
【0015】また、上記第4の目的を達成するため本考
案の請求項4記載のクラッチシステムは、請求項2記載
のクラッチシステムにおいて、前記クランク軸ユニット
と前記クラッチディスク装置とを軸方向にのみ移動可能
に係合する係合手段を有することを特徴とする。
【0016】
【考案の実施の形態】以下、本考案の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0017】(第1の実施の形態) 図1は本考案の第1の実施の形態に係るクラッチシステ
ムの縦断面図であり、同図中、8はクラッチシステム
で、このクラッチシステム8は、クランク軸ユニットA
と、クラッチ軸4と、クラッチディスク装置9と、クラ
ッチレリーズ装置15とを有している。
【0018】クランク軸ユニットAは、図示しないエン
ジンの回転動力を出力するもので、前記エンジンの駆動
により回転するクランク軸1の一端部に、フライホイー
ル2をボルト3により固定して構成されている。クラン
ク軸1の一端面はクラッチ軸4の一端面と対向してい
る。このクラッチ軸4はトランスミッション5の入力軸
であって、トランスミッション5のケース(以下、トラ
ンスミッションケースと記述する)6の中で、クランク
軸ユニットAと軸方向に対向して延びており、トランス
ミッションケース6の一端面の中央孔内に転がり軸受7
を介して回転自在に支持されている。クランク軸1とク
ラッチ軸4とは、クラッチシステム8により連結または
遮断される。
【0019】クラッチディスク装置9は、クラッチ軸4
に軸方向に移動可能に係合され且つ軸方向に進退移動さ
れることにより、クランク軸ユニットAの回転動力をク
ラッチ軸1に選択的に伝達するものである。
【0020】クラッチディスク装置9は、ハブ10と離
接部12と圧力板13とダイアフラムスプリング14と
クラッチカバー47とからなる。そして、クラッチディ
スク装置9は、その中央部のハブ10がクラッチ軸4の
一端外周面のスプライン11に軸方向に移動可能に嵌合
され且つ外周部の接離部12がフライホイール2の一端
面に接離する。
【0021】クラッチディスク装置9は、圧力板13に
よりフライホイール2に押圧される。圧力板13はダイ
アフラムスプリング14の外周部に取り付けられてい
る。圧力板13はダイアフラムスプリング14の付勢力
によりクラッチディスク装置9を押圧しない方向(図1
中、右方向)に付勢されている。ダイアフラムスプリン
グ14の中央部は、図2に示す如くクラッチレリーズ装
置15のレリーズベアリング16のインナレース17の
一端面に当接している。
【0022】クラッチレリーズ装置15は前記エンジン
側に固定されているもので、トランスミッションケース
6とクラッチディスク装置9との間で該クラッチディス
ク装置9をクランク軸ユニットAの軸方向に進退移動さ
せるものである。
【0023】クラッチレリーズ装置15は、図2及び図
3に示す如くレリーズベアリング16と環状シリンダ1
8とスライド筒21とフランジ29とOリング33,3
4と止めリング35とベアリングケース36とスペーサ
リング36aとスプリング49とから構成されている。
【0023】環状シリンダ18は、内筒19と外筒20
とピストン32とからなる。内筒19は、一端面外周部
にフランジ22を有し、このフランジ22の一端面には
同心円状の嵌合突部23が突設されている。外筒20は
図2〜図4に示す如く一端面外周部に環状突部24を有
し、この環状突部24の一端面内周部に環状凹部25が
設けられている。また、環状突部24の他端面内周部に
環状溝よりなるバネ座26が突設されている。更に、環
状突部24の外周面一部には突出壁部27が突設されて
いる。スライド筒21は、一端部に外周側に向かって突
出するフランジ28と、他端部に内周側に向かって突出
するフランジ29とをそれぞれ有している。
【0024】内筒19のフランジ22は、外筒20の環
状突部24の環状凹部25内にOリング30を介して嵌
合固定されている。そして、内筒19の外周面と外筒2
0の内周面との間がピストン室31となっており、この
ピストン室31の内部にピストン32が軸線方向に摺動
自在に嵌装されている。このピストン32の一端側内外
周面にはOリング33,34がそれぞれ装着されてい
る。
【0025】スライド筒21は外筒19の外周部に摺動
自在に嵌合され、他端部のフランジ29がピストン32
の他端側外周部に止めリング35によって固定されてい
る。スライド筒21の外周部にレリーズベアリング16
がベアリングケース36を介して装着されている。レリ
ーズベアリング16のアウタレース17aの一端とベア
リングケース36の一端との間にスペーサリング36a
が介装されている。
【0026】環状シリンダ18の内筒19の他端は、ク
ラッチディスク装置9のハブ10の一端外周に転がり軸
受37を介して嵌合支持されている。また、内筒19の
嵌合突部23は、図5に示す如くトランスミッションケ
ース6の一端面に設けられた環状の嵌合凹部38の内部
に着脱自在に径嵌合されている。
【0027】外筒20の突出壁部27には、ピストン室
31内に連通する作動流体流通孔39及び空気抜き孔4
0がそれぞれ設けられている。作動流体流通孔39と空
気抜き孔40には、流体供給装置Bの作動流体給排配管
41と空気抜きホース42の一端が接続金具43,44
を介してそれぞれ接続されている。作動流体給排配管4
1は、環状シリンダ18のピストン32を軸方向に移動
するため環状シリンダ18に流体を給排するための管で
ある。また、空気抜きホース42は、ピストン室31内
から空気を抜くためのホースである。
【0028】作動流体給排配管41と空気抜きホース4
2の他端側は、トランスミッションケース6の一端外周
に突設されたカバー45に、その突出端側から基端側に
向かって軸方向に沿って設けたスリット46内を挿脱自
在に挿通させてカバー45の外方に延出されている。
【0029】作動流体給排配管41の他端は、車体に取
り付けられたクラッチマスタシリンダ(図示省略)に接
続されている。また、空気抜きホース42の他端はバル
ブ(図示省略)を介して大気に開放される。
【0030】なお、図1中、47はフライホイール2と
圧力板13とに結合されたクラッチカバーで、該クラッ
チカバー47にはダイアフラムスプリング14が係合さ
れている。また、48はダンパバネ、49はスライド筒
21の一端部のフランジ28と外筒20のバネ座26と
の間に介装した予圧バネである。また、トランスミッシ
ョンケース6のカバー45の突出端部は、図示しないエ
ンジンの一端部に接続される。
【0031】クラッチレリーズ装置15によるクラッチ
システム8の断続制御動作は従来と同一であるから、そ
の説明を省略する。
【0032】クラッチレリーズ装置15を点検、修理す
るに際して、図1の実線で示す状態にあるトランスミッ
ション5をエンジンから取り外して、このトランスミッ
ション5を図1中、右方に移動させると、クラッチ軸4
のスプライン11が、クラッチディスク装置9のハブ1
0から抜け外れると共に、トランスミッションケース6
の嵌合凹部38から環状シリンダ18の内筒19の嵌合
突部23が抜け外れ、且つ作動流体給排配管41と空気
抜きホース42が、カバー45のスリット46から抜け
外れて、図1中、2点鎖線で示す如くトランスミッショ
ン5が取り外せる。
【0033】従って、作動流体給排配管41と空気抜き
ホース42の一端と、環状シリンダ18との結合部を切
り離す必要がないので、作動流体内に空気が混入せず、
クラッチレリーズ装置15の点検、修理後における空気
抜き作業を行なう必要がない。
【0034】(第2の実施の形態) 上述した第1の実施の形態の場合は、乗用車用であっ
て、伝達トルクが比較的小さいために、内筒19の嵌合
突部23をトランスミッションケース6の嵌合凹部38
内に只単に径嵌合させても不都合はない。
【0035】しかし、トラック用の場合は、伝達トルク
が大きいために、図6に示す如く内筒19の嵌合突部2
3の周側面一部に平坦面よりなる切欠部(回転止め手
段)50を設け、これに対応して図7に示す如くトラン
スミッションケース6の嵌合凹部38の内周面一部に平
坦面よりなる切欠部(回転止め手段)51を設けること
により、環状シリンダ18をトランスミッションケース
6に対して回転止めする必要がある。
【0036】なお、図6及び図7におけるその他の構成
は、上述した第1の実施の形態と同一であるから、図面
に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0037】
【考案の効果】以上の如く本考案の請求項1記載のクラ
ッチシステムによれば、クラッチレリーズ装置全体をエ
ンジン側に固定し、環状シリンダに一端を結合した作動
流体給排管の他端側を、トランスミッションケースのカ
バーに設けたスリット内を挿脱自在に挿通させて該カバ
ーの外方に延出させたので、内部機構の点検、修理の際
に環状シリンダと作動流体給排管との結合部を切り離す
ことなく、即ち環状シリンダ内の流体が抜けることな
く、該環状シリンダとそれより一側方のクランク軸ユニ
ット側にあるクラッチディスク装置を一側方に抜くこと
により、トランスミッションをエンジンから取り外すこ
とができる。従って、作動流体内に空気が混入しないの
で、前記点検、修理後において空気抜き作業を行なう必
要がなく、該点検、修理の作業コストを低減し得るとい
う効果を奏する。
【0038】また、本考案の請求項2記載のクラッチシ
ステムによれば、上記請求項1記載のクラッチシステム
の効果に加えて、クラッチディスク装置及び環状シリン
ダが一体的に軸方向に抜けるので、レリーズベアリング
等の点検を短時間に行えるという効果を奏する。
【0039】また、本考案の請求項3記載のクラッチシ
ステムによれば、上記請求項1記載のクラッチシステム
の効果に加えて、トラック等の伝達トルクの大きい車両
等に使用した場合に環状シリンダをトランスミッション
ケースに対して回転止めでき、流体給排配管を損傷する
ことがないという効果を奏する。
【0040】更に、本考案の請求項4記載のクラッチシ
ステムによれば、上記請求項1及び2記載のクラッチシ
ステムの効果に加えて、例えばレリーズベアリング等の
点検時間をより一層短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態に係るクラッチシス
テムの縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】図2の矢印A方向から見た環状シリンダの端面
図である。
【図5】本考案の第1実施の形態に係るクラッチシステ
ムにおけるトランスミッションケースの要部拡大斜視図
である。
【図6】本考案の第2の実施の形態に係るクラッチシス
テムにおける環状シリンダの図4と同状図である。
【図7】本考案の第2の実施の形態に係るクラッチシス
テムにおけるトランスミッションケースの図5と同状図
である。
【符号の説明】 A クランク軸ユニット B 流体供給装置 5 トランスミッション 6 トランスミッションケース 8 クラッチシステム 9 クラッチディスク装置 10 ハブ 15 クラッチレリーズ装置 16 レリーズベアリング 18 環状シリンダ 23 嵌合突部 31 ピストン室 32 ピストン 37 転がり軸受 38 嵌合凹部 41 作動流体給排管 45 カバー 46 スリット 50 切欠部(回転止め手段) 51 切欠部(回転止め手段)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転動力を出力するクランク
    軸ユニットと、トランスミッションケースの中で前記ク
    ランク軸ユニットと軸方向に同軸状に対向して延びるク
    ラッチ軸と、前記クラッチ軸に軸方向に移動可能に係合
    し且つ軸方向に進退移動されることにより前記クランク
    軸ユニットの回転動力を前記クラッチ軸に選択的に伝達
    するクラッチディスク装置と、前記トランスミッション
    ケースと前記クラッチディスク装置との間で該クラッチ
    ディスク装置を前記クランク軸ユニットの軸方向に進退
    移動するクラッチレリーズ装置とを有するクラッチシス
    テムにおいて、前記クラッチレリーズ装置は、前記クラ
    ッチ軸の回転を遮断するため一端が前記クラッチ軸上で
    且つ該クラッチ軸の軸方向に移動可能とされた転がり軸
    受に嵌合し且つ軸方向に延びる内筒と、前記内筒と半径
    方向外方に同心に且つ軸方向に延びる外筒と、前記内筒
    と前記外筒との間に軸方向に移動可能とされたピストン
    と、前記内筒と前記外筒と前記ピストンとにより構成さ
    れる環状シリンダと、前記ピストンを軸方向に移動する
    ため前記環状シリンダに流体を給排する流体給排配管を
    有する流体供給装置と、前記ピストンに取り付けられ且
    つ該ピストンの軸方向移動を前記クラッチディスク装置
    に伝達するレリーズベアリングと、前記トランスミッシ
    ョンケースに設けられ且つ該トランスミッションケース
    を前記環状シリンダからその軸方向に所望距離離間する
    ように移動させるとき前記流体給排配管も前記トランス
    ミッションケースと相対的に前記軸方向に所望距離移動
    できるようにするためのスリットとを具備したことを特
    徴とするクラッチシステム。
  2. 【請求項2】 前記クラッチディスク装置は、前記クラ
    ッチ軸の前記クランク軸ユニット側端部に設けたスプラ
    インとハブを介して係合し、前記転がり軸受は、前記ハ
    ブに嵌合することを特徴とする請求項1記載のクラッチ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記環状シリンダは、少なくとも前記ク
    ラッチ軸の回転方向への回転を防止するために前記トラ
    ンスミッションケースとの間に回転止め手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のクラッチシステム。
  4. 【請求項4】 前記クランク軸ユニットと前記クラッチ
    ディスク装置とを軸方向にのみ移動可能に係合する係合
    手段を有することを特徴とする請求項2記載のクラッチ
    システム。
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