JPH0797976A - 過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方法 - Google Patents
過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方法Info
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- JPH0797976A JPH0797976A JP24255093A JP24255093A JPH0797976A JP H0797976 A JPH0797976 A JP H0797976A JP 24255093 A JP24255093 A JP 24255093A JP 24255093 A JP24255093 A JP 24255093A JP H0797976 A JPH0797976 A JP H0797976A
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- center
- side electrode
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- electrode
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】冷間始動時に点火栓の側方電極に燃料が付着す
ることによる点火栓の失火を防止し、冷間始動性能を向
上できる過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方
法を提供するものである。 【構成】点火栓15の側方電極17の点火栓15への取
付部を、各吸気ポート5,6の燃焼室14への開口部の
略中心と略中心とを通る直線と略平行な該点火栓15の
中心電極16を通る直線より排気ポート開口部側である
範囲θ1 に規制している。また、別の構成によれば、点
火栓15の側方電極17の曲折方向を、点火栓15の中
心電極16と一方の吸気ポートの燃焼室開口部5aの略
中心とを通る第1の直線L1と、点火栓15の中心電極
16と他方の吸気ポートの燃焼室開口部6aの略中心を
通る第2の直線L2との間の範囲θ2 に規制されてい
る。
ることによる点火栓の失火を防止し、冷間始動性能を向
上できる過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方
法を提供するものである。 【構成】点火栓15の側方電極17の点火栓15への取
付部を、各吸気ポート5,6の燃焼室14への開口部の
略中心と略中心とを通る直線と略平行な該点火栓15の
中心電極16を通る直線より排気ポート開口部側である
範囲θ1 に規制している。また、別の構成によれば、点
火栓15の側方電極17の曲折方向を、点火栓15の中
心電極16と一方の吸気ポートの燃焼室開口部5aの略
中心とを通る第1の直線L1と、点火栓15の中心電極
16と他方の吸気ポートの燃焼室開口部6aの略中心を
通る第2の直線L2との間の範囲θ2 に規制されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、過給機付内燃機関の点
火栓取付構造及び取付方法に関するものである。
火栓取付構造及び取付方法に関するものである。
【0002】従来、自動車用などのエンジンにおいて、
冷間始動性を向上させるために、温間運転時に比べて、
燃料を多く噴射して空燃比を理論空燃比より濃いめにし
て、着火性を向上させている。また、冷間始動時におい
ては、一般的に燃料は全気筒同時噴射としている。
冷間始動性を向上させるために、温間運転時に比べて、
燃料を多く噴射して空燃比を理論空燃比より濃いめにし
て、着火性を向上させている。また、冷間始動時におい
ては、一般的に燃料は全気筒同時噴射としている。
【0003】また、エンジンの圧縮損失(ポンピングロ
ス)を低減させるために、吸気系に過給機を設け、吸気
弁を吸気下死点以降も開弁している吸気弁の遅閉じを行
うものが提案されている。この構成によれば、有効圧縮
比を適度に抑えつつ膨張比を稼げるので、過給量が多い
高負荷高回転領域での耐ノック性が高められるととも
に、断熱圧縮による温度上昇に比べて断熱膨張による温
度低下が大きくなることにより空燃比をリッチにするこ
となく排気温度を引き下げることができ、よって、熱効
率の向上及び燃費の向上が図れる。
ス)を低減させるために、吸気系に過給機を設け、吸気
弁を吸気下死点以降も開弁している吸気弁の遅閉じを行
うものが提案されている。この構成によれば、有効圧縮
比を適度に抑えつつ膨張比を稼げるので、過給量が多い
高負荷高回転領域での耐ノック性が高められるととも
に、断熱圧縮による温度上昇に比べて断熱膨張による温
度低下が大きくなることにより空燃比をリッチにするこ
となく排気温度を引き下げることができ、よって、熱効
率の向上及び燃費の向上が図れる。
【0004】また、このようなエンジンにおいては、始
動時にも過給を行わないと、始動が非常に困難であり、
始動性を向上させるために始動時においても過給機によ
る過給を行うことが考えられる。
動時にも過給を行わないと、始動が非常に困難であり、
始動性を向上させるために始動時においても過給機によ
る過給を行うことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、過給機付
きで、かつ、有効圧縮比が有効膨張比よりも小さいエン
ジンにおいて、冷間始動時に多量の燃料を噴射すると、
冷間時の始動性が悪化するという問題があった。つま
り、過給機付きで、かつ、有効圧縮比が有効膨張比より
も小さいエンジンにおいて、冷間始動時に多量の燃料を
噴射すると、吸気弁が開くと同時に燃焼室内に導入され
る。この時、過給作用による燃料の流入速度の急激な増
加により点火栓の吸気側に位置する電極に多量の燃料が
付着する。特に、吸気側に側方電極が位置した場合、付
着した燃料が側方電極に沿って中心電極方向に流れて行
き、中心電極と側方電極との間のギャップを埋め、着火
性が損なわれ、冷間始動性が悪化するという問題があっ
た。また、このようなエンジンにおいては、圧縮行程終
期の燃焼室内の混合気の温度は、有効圧縮比が低いため
中心電極と側方電極との間のギャップを埋めた燃料を十
分蒸発させるほどには上がらず、着火性が著しく損なわ
れ、冷間始動性が悪化するという問題が非常に顕著であ
った。
きで、かつ、有効圧縮比が有効膨張比よりも小さいエン
ジンにおいて、冷間始動時に多量の燃料を噴射すると、
冷間時の始動性が悪化するという問題があった。つま
り、過給機付きで、かつ、有効圧縮比が有効膨張比より
も小さいエンジンにおいて、冷間始動時に多量の燃料を
噴射すると、吸気弁が開くと同時に燃焼室内に導入され
る。この時、過給作用による燃料の流入速度の急激な増
加により点火栓の吸気側に位置する電極に多量の燃料が
付着する。特に、吸気側に側方電極が位置した場合、付
着した燃料が側方電極に沿って中心電極方向に流れて行
き、中心電極と側方電極との間のギャップを埋め、着火
性が損なわれ、冷間始動性が悪化するという問題があっ
た。また、このようなエンジンにおいては、圧縮行程終
期の燃焼室内の混合気の温度は、有効圧縮比が低いため
中心電極と側方電極との間のギャップを埋めた燃料を十
分蒸発させるほどには上がらず、着火性が著しく損なわ
れ、冷間始動性が悪化するという問題が非常に顕著であ
った。
【0006】また、燃焼室内の点火栓の側方電極は、点
火栓に設けられた側方電極の位置、点火栓をシリンダヘ
ッドに螺合させるためにシリンダヘッドに設けられたネ
ジの切り初めの位置等が、製品によって差異があったた
め、位置を規制することはできない。また、従来の点火
栓の取り付け構造で点火栓の位置を規制しようとする
と、点火栓自体を回動させなくてはならず、点火栓の締
め付けトルクが不十分或いは過大になるという問題が生
じる。
火栓に設けられた側方電極の位置、点火栓をシリンダヘ
ッドに螺合させるためにシリンダヘッドに設けられたネ
ジの切り初めの位置等が、製品によって差異があったた
め、位置を規制することはできない。また、従来の点火
栓の取り付け構造で点火栓の位置を規制しようとする
と、点火栓自体を回動させなくてはならず、点火栓の締
め付けトルクが不十分或いは過大になるという問題が生
じる。
【0007】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、特に、過給機付きで、
かつ、有効圧縮比が有効膨張比よりも小さいエンジンに
おいて、冷間始動性悪化の主要原因が、点火栓の側方電
極の位置によるものであることを考慮して、点火栓の締
め付けトルクを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の位
置を規制する規制手段を設けたことにより、冷間始動時
における側方電極への燃料の付着を減少できる過給機付
内燃機関の点火栓取付構造及び装置を提供せんとするも
のである。
あり、その目的とするところは、特に、過給機付きで、
かつ、有効圧縮比が有効膨張比よりも小さいエンジンに
おいて、冷間始動性悪化の主要原因が、点火栓の側方電
極の位置によるものであることを考慮して、点火栓の締
め付けトルクを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の位
置を規制する規制手段を設けたことにより、冷間始動時
における側方電極への燃料の付着を減少できる過給機付
内燃機関の点火栓取付構造及び装置を提供せんとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は以下の様になる。
め、本発明は以下の様になる。
【0009】請求項第1項記載の考案は、該側方電極の
点火栓への接続部を中心電極に比して燃焼室内の混合気
の流れ下流側に位置させる規制手段を設けることで前記
目的が達成できる。
点火栓への接続部を中心電極に比して燃焼室内の混合気
の流れ下流側に位置させる規制手段を設けることで前記
目的が達成できる。
【0010】また、請求項第2項記載の考案では、1つ
の燃焼室に吸気ポート及び排気ポートが各々2つ接続さ
れ、該吸気ポート及び該排気ポートの燃焼室開口部に挟
まれた位置に点火栓を設け、該点火栓の側方電極の点火
栓への接続部を各吸気ポートの燃焼室開口部の略中心と
略中心とを通る直線と略平行で、かつ、該点火栓の中心
電極を通る直線より排気ポート開口部側に位置させる規
制手段を設けることで前記目的を達成できる。
の燃焼室に吸気ポート及び排気ポートが各々2つ接続さ
れ、該吸気ポート及び該排気ポートの燃焼室開口部に挟
まれた位置に点火栓を設け、該点火栓の側方電極の点火
栓への接続部を各吸気ポートの燃焼室開口部の略中心と
略中心とを通る直線と略平行で、かつ、該点火栓の中心
電極を通る直線より排気ポート開口部側に位置させる規
制手段を設けることで前記目的を達成できる。
【0011】また、請求項第3項記載の考案では、該点
火栓の側方電極の曲折方向を、点火栓の中心電極と一方
の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心とを通る第1の直
線と、点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心を通る第2の直線との間に指向させる規制
手段を設けることで前記目的を達成できる。
火栓の側方電極の曲折方向を、点火栓の中心電極と一方
の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心とを通る第1の直
線と、点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心を通る第2の直線との間に指向させる規制
手段を設けることで前記目的を達成できる。
【0012】また、請求項第4項記載の考案では、該点
火栓の側方電極の曲折方向を、各吸気ポートの焼室開口
部の略中心と略中心とを通る直線と略直交する方向に規
制させる規制手段を設けることで前記目的を達成でき
る。また、請求項第5項記載の考案では、点火栓の側方
電極の目標規制範囲を設定する目標規制範囲設定ステッ
プと、調整用ワッシャーを入れずに点火栓をシリンダヘ
ッドに仮締めをする第1仮締めステップと、仮締め後の
点火栓の側方電極の位置と点火栓の側方電極の目標規制
範囲とを比較する第1比較ステップと、該第1比較ステ
ップに基づき点火栓の側方電極の位置と目標規制範囲と
の差を把握する把握ステップと、
火栓の側方電極の曲折方向を、各吸気ポートの焼室開口
部の略中心と略中心とを通る直線と略直交する方向に規
制させる規制手段を設けることで前記目的を達成でき
る。また、請求項第5項記載の考案では、点火栓の側方
電極の目標規制範囲を設定する目標規制範囲設定ステッ
プと、調整用ワッシャーを入れずに点火栓をシリンダヘ
ッドに仮締めをする第1仮締めステップと、仮締め後の
点火栓の側方電極の位置と点火栓の側方電極の目標規制
範囲とを比較する第1比較ステップと、該第1比較ステ
ップに基づき点火栓の側方電極の位置と目標規制範囲と
の差を把握する把握ステップと、
【0013】該把握ステップに基づき点火栓の側方電極
が目標規制範囲内であれば点火栓をシリンダヘッドへ本
締めする第1本締めステップと、点火栓の側方電極が目
標規制範囲外であれば点火栓を離脱する離脱ステップ
と、該把握ステップの把握結果に基づき厚さの異なる複
数の調整用ワッシャーの内の1つの調整用ワッシャーを
選択する選択ステップと、
が目標規制範囲内であれば点火栓をシリンダヘッドへ本
締めする第1本締めステップと、点火栓の側方電極が目
標規制範囲外であれば点火栓を離脱する離脱ステップ
と、該把握ステップの把握結果に基づき厚さの異なる複
数の調整用ワッシャーの内の1つの調整用ワッシャーを
選択する選択ステップと、
【0014】該選択ステップに基づき点火栓に調整用ワ
ッシャーを嵌挿する嵌挿ステップと、点火栓に調整用ワ
ッシャーを嵌挿した後、点火栓をシリンダヘッドに仮締
めをする第2仮締めステップと、該第2仮締めステップ
に基づき点火栓をシリンダヘッドへ本締めする第2本締
めステップと、からなるステップにより、該点火栓の側
方電極の曲折方向を、該点火栓の側方電極の目標規制範
囲内に規制でき、前記目的を達成できる。
ッシャーを嵌挿する嵌挿ステップと、点火栓に調整用ワ
ッシャーを嵌挿した後、点火栓をシリンダヘッドに仮締
めをする第2仮締めステップと、該第2仮締めステップ
に基づき点火栓をシリンダヘッドへ本締めする第2本締
めステップと、からなるステップにより、該点火栓の側
方電極の曲折方向を、該点火栓の側方電極の目標規制範
囲内に規制でき、前記目的を達成できる。
【0015】また、請求項第6項記載の考案では、点火
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲は、側方電極の
点火栓への接続部が中心電極に比して燃焼室内の混合気
の流れ下流側にあることで前記目的が達成できる。
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲は、側方電極の
点火栓への接続部が中心電極に比して燃焼室内の混合気
の流れ下流側にあることで前記目的が達成できる。
【0016】また、請求項第7項記載の考案では、点火
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、隣合って配
設された各吸気ポートの燃焼室開口部の略中心と略中心
とを通る直線と略平行な該点火栓の中心電極を通る直線
より排気ポート開口部側であることで前記目的が達成で
きる。
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、隣合って配
設された各吸気ポートの燃焼室開口部の略中心と略中心
とを通る直線と略平行な該点火栓の中心電極を通る直線
より排気ポート開口部側であることで前記目的が達成で
きる。
【0017】また、請求項第8項記載の考案では、点火
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、点火栓の中
心電極と一方の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心とを
通る第1の直線と、点火栓の中心電極と他方の吸気ポー
トの燃焼室開口部の略中心を通る第2の直線との間であ
ることで前記目的が達成できる。
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、点火栓の中
心電極と一方の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心とを
通る第1の直線と、点火栓の中心電極と他方の吸気ポー
トの燃焼室開口部の略中心を通る第2の直線との間であ
ることで前記目的が達成できる。
【0018】また、請求項第8項記載の考案では、点火
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、各吸気ポー
トの焼室開口部の略中心と略中心とを通る直線と略直交
する方向であることで前記目的が達成できる。
栓に設けられた側方電極の目標規制範囲が、各吸気ポー
トの焼室開口部の略中心と略中心とを通る直線と略直交
する方向であることで前記目的が達成できる。
【0019】
【作用】上記構成により、請求項1の考案では、該点火
栓の側方電極の位置を、該側方電極の点火栓への接続部
を中心電極に比して燃焼室内の混合気の流れ下流側に位
置させる規制手段を設けることにより、点火栓に燃料が
付着することなく、冷間時の着火性能を向上できる。つ
まり、冷間始動性能が向上できる。
栓の側方電極の位置を、該側方電極の点火栓への接続部
を中心電極に比して燃焼室内の混合気の流れ下流側に位
置させる規制手段を設けることにより、点火栓に燃料が
付着することなく、冷間時の着火性能を向上できる。つ
まり、冷間始動性能が向上できる。
【0020】さらに、請求項2の考案では、該点火栓の
側方電極の点火栓への取付部を各吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心と略中心とを通る直線と略平行で、かつ、
該点火栓の中心電極を通る直線より排気ポート開口部側
に位置させる規制手段を設けることにより、点火栓に燃
料が付着することなく、冷間時の着火性能を向上でき
る。つまり、冷間始動性能が向上できる。
側方電極の点火栓への取付部を各吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心と略中心とを通る直線と略平行で、かつ、
該点火栓の中心電極を通る直線より排気ポート開口部側
に位置させる規制手段を設けることにより、点火栓に燃
料が付着することなく、冷間時の着火性能を向上でき
る。つまり、冷間始動性能が向上できる。
【0021】さらに、請求項3の考案では、該点火栓の
側方電極の曲折方向を、点火栓の中心電極と一方の吸気
ポートの燃焼室開口部の略中心とを通る第1の直線と、
点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開口部の
略中心を通る第2の直線との間に指向させる規制手段を
設けることにより、点火栓に燃料が付着することなく、
冷間時の着火性能を向上できる。つまり、冷間始動性能
が向上できる。
側方電極の曲折方向を、点火栓の中心電極と一方の吸気
ポートの燃焼室開口部の略中心とを通る第1の直線と、
点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開口部の
略中心を通る第2の直線との間に指向させる規制手段を
設けることにより、点火栓に燃料が付着することなく、
冷間時の着火性能を向上できる。つまり、冷間始動性能
が向上できる。
【0022】さらに、請求項4の考案では、該点火栓の
側方電極の取り付け部と中心電極とを結ぶ直線を、各吸
気ポートの焼室開口部の略中心と略中心とを通る直線と
略直交する方向に規制させる規制手段を設けることによ
り、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、冷間始動性能が向上できる。
側方電極の取り付け部と中心電極とを結ぶ直線を、各吸
気ポートの焼室開口部の略中心と略中心とを通る直線と
略直交する方向に規制させる規制手段を設けることによ
り、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、冷間始動性能が向上できる。
【0023】さらに、請求項5の考案では、該点火栓の
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制できる。
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制できる。
【0024】さらに、請求項6の考案では、該点火栓の
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、点火栓
に燃料が付着することなく、冷間時の着火性能を向上で
きる。つまり、冷間始動性能が向上できる。
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、点火栓
に燃料が付着することなく、冷間時の着火性能を向上で
きる。つまり、冷間始動性能が向上できる。
【0025】さらに、請求項7の考案では、該点火栓の
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
【0026】さらに、請求項8の考案では、該点火栓の
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
【0027】さらに、請求項9の考案では、該点火栓の
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
側方電極の位置を規制する規制手段を複数の厚さの異な
る調整用ワッシャーの中から上記ステップにより選択す
ることで、特殊な構造を用いずに点火栓の締め付けトル
クを十分に保ちつつ、点火栓の側方電極の曲折方向を、
点火栓の側方電極の目標規制範囲内に規制でき、さら
に、点火栓に燃料が付着することなく、冷間時の着火性
能を向上できる。つまり、さらに、冷間始動性能が向上
できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に沿って
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0029】図1は本考案の一実施例に係わる過給機付
内燃機関のシリンダに対する吸排気ポートの開口及び点
火栓の配置関係を示し、図2は図1のI−I断面を示
し、図3は点火栓に設けられた側方電極の指向方向の目
標規制範囲の一例を示し、図4は一般的な過給機付きエ
ンジン系統を示す構成図であり、図5は調整用ワッシャ
ーの選択方法を示すフローチャートであり、図6は吸気
弁のリフト特性を示す図であり、図7は吸気弁閉弁時期
のリフト特性を示す図である。1は複数のシリンダ2を
有するシリンダブロック、3は上記シリンダ2内に摺動
可能に嵌挿されたピストン、4は上記シリンダブロック
1に載置されたシリンダヘッドであって、該シリンダヘ
ッド4には、一つのシリンダ2毎に各々2つずつ吸気ポ
ート5,6及び排気ポート7,8が形成され、該吸気ポ
ート5,6及び排気ポート7,8はシリンダ2に開口し
ている。なお、吸気は、図4に示されるように、従来と
同様に、エアクリーナ、吸気管、スロットルバルブ9、
を通り機械式過給機10により過給されるともに、エア
バイパスバルブ11、吸気管、インタークーラ12、サ
ージタンク13、吸気ポート5,6を通してエンジンシ
リンダ内に吸入される。
内燃機関のシリンダに対する吸排気ポートの開口及び点
火栓の配置関係を示し、図2は図1のI−I断面を示
し、図3は点火栓に設けられた側方電極の指向方向の目
標規制範囲の一例を示し、図4は一般的な過給機付きエ
ンジン系統を示す構成図であり、図5は調整用ワッシャ
ーの選択方法を示すフローチャートであり、図6は吸気
弁のリフト特性を示す図であり、図7は吸気弁閉弁時期
のリフト特性を示す図である。1は複数のシリンダ2を
有するシリンダブロック、3は上記シリンダ2内に摺動
可能に嵌挿されたピストン、4は上記シリンダブロック
1に載置されたシリンダヘッドであって、該シリンダヘ
ッド4には、一つのシリンダ2毎に各々2つずつ吸気ポ
ート5,6及び排気ポート7,8が形成され、該吸気ポ
ート5,6及び排気ポート7,8はシリンダ2に開口し
ている。なお、吸気は、図4に示されるように、従来と
同様に、エアクリーナ、吸気管、スロットルバルブ9、
を通り機械式過給機10により過給されるともに、エア
バイパスバルブ11、吸気管、インタークーラ12、サ
ージタンク13、吸気ポート5,6を通してエンジンシ
リンダ内に吸入される。
【0030】上記の吸気ポート5,6の燃焼室14への
開口5a,6a及び排気ポート7,8の燃焼室14への
開口7a,8aは、シリンダ2のボアセンターPを中心
として各吸気ポート5,6の開口5a,6a及び各排気
ポートの開口7a,8aが隣合うようにその廻りに配置
されている。上記各吸気ポート5,6の開口5a,6a
は、図示しない吸気弁により、有効圧縮比が有効膨張比
よりも小さくなるように下死点以降も吸気ポート5,6
と燃焼室14とを連通するよう開閉される(例えば吸気
弁閉弁時期ICをABCD70゜とする)とともに、こ
れらの吸気弁はカムシャフト等からなる動弁装置(図示
せず)により、駆動されるように構成されている。ここ
でいう吸気弁閉弁時期ICは、図7に示されるように、
実質的に吸気弁が閉じるとみなされる時期であり、例え
ばバルブリフト特性におけるランプ部の高さに相当する
微小リフト量まで閉じた時期とし、本実施例では、0.
4mmリフト時を持って吸気弁閉弁時期ICとしてい
る。また、上記各排気ポート7,8の開口7a,8aは
図示しない排気弁により所定のタイミングで開閉される
とともに、これらの吸排気弁はカムシャフト等からなる
動弁装置(図示せず)により、駆動されるように構成さ
れている。
開口5a,6a及び排気ポート7,8の燃焼室14への
開口7a,8aは、シリンダ2のボアセンターPを中心
として各吸気ポート5,6の開口5a,6a及び各排気
ポートの開口7a,8aが隣合うようにその廻りに配置
されている。上記各吸気ポート5,6の開口5a,6a
は、図示しない吸気弁により、有効圧縮比が有効膨張比
よりも小さくなるように下死点以降も吸気ポート5,6
と燃焼室14とを連通するよう開閉される(例えば吸気
弁閉弁時期ICをABCD70゜とする)とともに、こ
れらの吸気弁はカムシャフト等からなる動弁装置(図示
せず)により、駆動されるように構成されている。ここ
でいう吸気弁閉弁時期ICは、図7に示されるように、
実質的に吸気弁が閉じるとみなされる時期であり、例え
ばバルブリフト特性におけるランプ部の高さに相当する
微小リフト量まで閉じた時期とし、本実施例では、0.
4mmリフト時を持って吸気弁閉弁時期ICとしてい
る。また、上記各排気ポート7,8の開口7a,8aは
図示しない排気弁により所定のタイミングで開閉される
とともに、これらの吸排気弁はカムシャフト等からなる
動弁装置(図示せず)により、駆動されるように構成さ
れている。
【0031】上記シリンダ2の上部内周面、シリンダヘ
ッド4の下面及びピストン3の上面(ピストン上底とも
いう)により燃焼室14が構成されている。上記シリン
ダヘッド4には点火栓15がその中心電極16及び側方
電極17を燃焼室14に臨ませて取り付けられている。
点火栓15は、上記4つの吸排気ポートの開口5〜8間
に挟まれ、かつ、シリンダ2のボアセンターP付近に設
けられている。
ッド4の下面及びピストン3の上面(ピストン上底とも
いう)により燃焼室14が構成されている。上記シリン
ダヘッド4には点火栓15がその中心電極16及び側方
電極17を燃焼室14に臨ませて取り付けられている。
点火栓15は、上記4つの吸排気ポートの開口5〜8間
に挟まれ、かつ、シリンダ2のボアセンターP付近に設
けられている。
【0032】該点火栓15の側方電極17の点火栓15
への取付部は、各吸気ポート5,6の燃焼室14への開
口部の略中心と略中心とを通る直線と略平行で、かつ、
該点火栓15の中心電極16を通る直線より排気ポート
開口部側である範囲θ1 に規制されている。好ましく
は、点火栓15の側方電極17の曲折方向を、点火栓1
5の中心電極16と一方の吸気ポートの燃焼室開口部5
aの略中心とを通る第1の直線L1と、点火栓15の中
心電極16と他方の吸気ポートの燃焼室開口部6aの略
中心を通る第2の直線L2との間の範囲θ2 に規制され
ている。さらに好ましくは、各吸気ポート5,6の焼室
開口部の略中心と略中心とを通る直線と略直交する方向
θ3 に規制されている。
への取付部は、各吸気ポート5,6の燃焼室14への開
口部の略中心と略中心とを通る直線と略平行で、かつ、
該点火栓15の中心電極16を通る直線より排気ポート
開口部側である範囲θ1 に規制されている。好ましく
は、点火栓15の側方電極17の曲折方向を、点火栓1
5の中心電極16と一方の吸気ポートの燃焼室開口部5
aの略中心とを通る第1の直線L1と、点火栓15の中
心電極16と他方の吸気ポートの燃焼室開口部6aの略
中心を通る第2の直線L2との間の範囲θ2 に規制され
ている。さらに好ましくは、各吸気ポート5,6の焼室
開口部の略中心と略中心とを通る直線と略直交する方向
θ3 に規制されている。
【0033】次に、点火栓15の側方電極17を目標規
制範囲θ内に入れるためのステップについて、図5を用
いて説明する。まず、点火栓15の側方電極17の目標
規制範囲θを設定する(ステップ1)。次いで、調整用
ワッシャー19を入れずに点火栓15付属のワッシャー
18のみで点火栓15をシリンダヘッド4に仮締めをす
る(ステップ2)。仮締め後の点火栓15の側方電極1
7の位置と点火栓15の側方電極17の目標規制範囲θ
とを比較・把握する(ステップ3及びステップ4及びス
テップ5)。比較した結果、点火栓15の側方電極17
が目標規制範囲θ内であれば点火栓15をシリンダヘッ
ド4へ本締めをし(ステップ10)、点火栓15の側方
電極17が目標規制範囲θ外であれば点火栓15をシリ
ンダヘッド4より離脱する(ステップ6)。点火栓15
を離脱した場合、前記把握結果に基づき調整用ワッシャ
ー19を選択する(ステップ7)。該選択した調整用ワ
ッシャー19を点火栓15に嵌挿する(ステップ8)。
調整用ワッシャー19を嵌挿した状態で点火栓15をシ
リンダヘッド4に仮締めをする(ステップ9)。仮締め
後、ステップ2からステップ8を点火栓15の側方電極
17の曲折方向が目標規制範囲θに入るまで繰り返し、
点火栓15の側方電極17の曲折方向が目標規制範囲θ
に入ったら点火栓15をシリンダヘッド4へ本締めする
(ステップ10)。なお、ステップ8の仮締め後、ステ
ップ2からステップ8を繰り返えさずに、点火栓15を
シリンダヘッド4へ本締めするステップ9へ行ってもよ
い。
制範囲θ内に入れるためのステップについて、図5を用
いて説明する。まず、点火栓15の側方電極17の目標
規制範囲θを設定する(ステップ1)。次いで、調整用
ワッシャー19を入れずに点火栓15付属のワッシャー
18のみで点火栓15をシリンダヘッド4に仮締めをす
る(ステップ2)。仮締め後の点火栓15の側方電極1
7の位置と点火栓15の側方電極17の目標規制範囲θ
とを比較・把握する(ステップ3及びステップ4及びス
テップ5)。比較した結果、点火栓15の側方電極17
が目標規制範囲θ内であれば点火栓15をシリンダヘッ
ド4へ本締めをし(ステップ10)、点火栓15の側方
電極17が目標規制範囲θ外であれば点火栓15をシリ
ンダヘッド4より離脱する(ステップ6)。点火栓15
を離脱した場合、前記把握結果に基づき調整用ワッシャ
ー19を選択する(ステップ7)。該選択した調整用ワ
ッシャー19を点火栓15に嵌挿する(ステップ8)。
調整用ワッシャー19を嵌挿した状態で点火栓15をシ
リンダヘッド4に仮締めをする(ステップ9)。仮締め
後、ステップ2からステップ8を点火栓15の側方電極
17の曲折方向が目標規制範囲θに入るまで繰り返し、
点火栓15の側方電極17の曲折方向が目標規制範囲θ
に入ったら点火栓15をシリンダヘッド4へ本締めする
(ステップ10)。なお、ステップ8の仮締め後、ステ
ップ2からステップ8を繰り返えさずに、点火栓15を
シリンダヘッド4へ本締めするステップ9へ行ってもよ
い。
【0034】以上のようなステップに基づいて、点火栓
15とシリンダヘッド4とに応じて調整用ワッシャー1
9の厚みを選択して組み付けることで、特殊な構造を用
いずに点火栓15の締め付けトルクを十分に保ちつつ、
点火栓15の側方電極17の位置を規制できる。また、
調整用ワッシャー19の種類であるが、 n×θ≦360<(n+1)×θ という条件を満たすだけのn種類を用意すれば良い。つ
まり、Pをネジピッチとし、360/θ×P=L,と
し、調整用ワッシャー19の厚みをTとすると、 T=0,T=L,T=2L,T=3L,,, ,,T=
n×L
15とシリンダヘッド4とに応じて調整用ワッシャー1
9の厚みを選択して組み付けることで、特殊な構造を用
いずに点火栓15の締め付けトルクを十分に保ちつつ、
点火栓15の側方電極17の位置を規制できる。また、
調整用ワッシャー19の種類であるが、 n×θ≦360<(n+1)×θ という条件を満たすだけのn種類を用意すれば良い。つ
まり、Pをネジピッチとし、360/θ×P=L,と
し、調整用ワッシャー19の厚みをTとすると、 T=0,T=L,T=2L,T=3L,,, ,,T=
n×L
【0035】という様に厚さの異なる調整用ワッシャー
19をn種類用意すれば、点火栓15の側方電極17位
置に応じて調整用ワッシャー19を選択して組み付ける
ことにより、点火栓15の締め付けトルクを十分に保ち
つつ、ある1つの領域に側方電極17位置を調整でき
る。
19をn種類用意すれば、点火栓15の側方電極17位
置に応じて調整用ワッシャー19を選択して組み付ける
ことにより、点火栓15の締め付けトルクを十分に保ち
つつ、ある1つの領域に側方電極17位置を調整でき
る。
【0036】なお、位置規制手段として、シリンダヘッ
ド4と点火栓15との間にバネ部材を挟ませた状態で、
シリンダヘッド4の点火栓15取り付け部近傍に設けた
印と点火栓15自身に設けられた印とを合わせることで
も達成できる。
ド4と点火栓15との間にバネ部材を挟ませた状態で、
シリンダヘッド4の点火栓15取り付け部近傍に設けた
印と点火栓15自身に設けられた印とを合わせることで
も達成できる。
【0037】
【発明の効果】以上のごとく、請求項第1項における過
給機付内燃機関の点火栓取付構造によれば、冷間始動時
において、点火栓に付着する燃料の量を減少でき、着火
性能を向上でき、始動性能を向上させることができる。
給機付内燃機関の点火栓取付構造によれば、冷間始動時
において、点火栓に付着する燃料の量を減少でき、着火
性能を向上でき、始動性能を向上させることができる。
【0038】また、請求項第2項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、吸気2弁、排気2弁の
エンジンにおいて、冷間始動時において、点火栓に付着
する燃料の量を減少でき、着火性能を向上でき、始動性
能を向上させることができる。
機関の点火栓取付構造によれば、吸気2弁、排気2弁の
エンジンにおいて、冷間始動時において、点火栓に付着
する燃料の量を減少でき、着火性能を向上でき、始動性
能を向上させることができる。
【0039】また、請求項第3項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、請求項2に比べ、さら
に、冷間始動時において、点火栓に付着する燃料の量を
減少させ、着火性能を向上させ、始動性能を向上させる
ことができる。
機関の点火栓取付構造によれば、請求項2に比べ、さら
に、冷間始動時において、点火栓に付着する燃料の量を
減少させ、着火性能を向上させ、始動性能を向上させる
ことができる。
【0040】また、請求項第4項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、請求項3に比べ、さら
に、冷間始動時において、点火栓に付着する燃料の量を
減少させ、着火性能を向上させ、始動性能を向上させる
ことができる。
機関の点火栓取付構造によれば、請求項3に比べ、さら
に、冷間始動時において、点火栓に付着する燃料の量を
減少させ、着火性能を向上させ、始動性能を向上させる
ことができる。
【0041】また、請求項第5項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、側方電極の
位置を点火栓の側方電極の曲折方向を、点火栓の側方電
極の目標規制範囲内に規制できる。
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、側方電極の
位置を点火栓の側方電極の曲折方向を、点火栓の側方電
極の目標規制範囲内に規制できる。
【0042】また、請求項第6項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
【0043】また、請求項第7項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
【0044】また、請求項第8項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
【0045】また、請求項第9項における過給機付内燃
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
機関の点火栓取付構造によれば、特殊な構造を用いずに
点火栓の締め付けトルクを十分に保ちつつ、冷間始動時
における、点火栓に付着する燃料の量をさらに減少さ
せ、着火性能を向上させ、さらに冷間始動性能を向上さ
せることができる。
【図1】本考案の一実施例に係わる過給機付内燃機関の
吸排気ポートの開口及び点火栓の配置関係を示す図であ
る。
吸排気ポートの開口及び点火栓の配置関係を示す図であ
る。
【図2】図2は図1のI−I断面を示す図である。
【図3】点火栓に設けられた側方電極の指向方向の目標
規制範囲θの一例を示す図である。
規制範囲θの一例を示す図である。
【図4】一般的な過給機付きエンジン系統を示す構成図
である。
である。
【図5】調整用ワッシャーの選択方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】吸気弁のリフト特性を示す図である。
【図7】吸気弁閉弁時期のリフト特性を示す図である。
5,6 吸気ポート 5a,6a 吸気ポートの燃焼室への開口 7,8 排気ポート 7a,8a 排気ポートの燃焼室への開口 10 機械式過給機 14 燃焼室 15 点火栓 16 点火栓の中心電極 17 点火栓の側方電極 18 点火栓付属のワッシャー 19 調整用ワッシャー L1 点火栓の中心電極と一方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心とを通る第1の直線 L2 点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心とを通る第2の直線 θ 点火栓の側方電極の目標規制範囲
口部の略中心とを通る第1の直線 L2 点火栓の中心電極と他方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心とを通る第2の直線 θ 点火栓の側方電極の目標規制範囲
Claims (9)
- 【請求項1】吸気系に過給機を設けるとともに、吸気ポ
ート及び排気ポートを燃焼室に開閉する吸気弁及び排気
弁を設け、該吸気弁の開閉時期を有効膨張比より有効圧
縮比が小さくなるように設定する一方、燃焼室内に点火
栓を突設し、該点火栓は略中心に接続した中心電極と、
一端を該点火栓の略中心から偏心した位置に接続し他端
を該燃焼室内に突設した後に該中心電極方向に曲折する
側方電極とから構成された過給機付内燃機関において、
該側方電極の点火栓への接続部を中心電極に比して燃焼
室内の混合気の流れ下流側に位置させる規制手段を設け
ることを特徴とする過給機付内燃機関の点火栓取付構
造。 - 【請求項2】1つの燃焼室に吸気ポート及び排気ポート
が各々2つ接続され、該吸気ポート及び該排気ポートの
燃焼室開口部に挟まれた位置に点火栓を設け、該点火栓
の側方電極の点火栓への接続部を、隣合って配設された
各吸気ポートの燃焼室開口部の略中心と略中心とを通る
直線と略平行な該点火栓の中心電極を通る直線より排気
ポート開口部側に位置させる規制手段を設けることを特
徴とする請求項第1項記載の過給機付内燃機関の点火栓
取付構造。 - 【請求項3】該点火栓の側方電極の曲折方向を、点火栓
の中心電極と一方の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心
とを通る第1の直線と、点火栓の中心電極と他方の吸気
ポートの燃焼室開口部の略中心を通る第2の直線との間
に指向させる規制手段を設けることを特徴とする請求項
第2項記載の過給機付内燃機関の点火栓取付構造。 - 【請求項4】該点火栓の側方電極の曲折方向を、各吸気
ポートの焼室開口部の略中心と略中心とを通る直線と略
直交する方向に規制させる規制手段を設けることを特徴
とする請求項第2項記載の過給機付内燃機関の点火栓取
付構造。 - 【請求項5】点火栓の側方電極の目標規制範囲を設定す
る目標規制範囲設定ステップと、調整用ワッシャーを入
れずに点火栓をシリンダヘッドに仮締めをする第1仮締
めステップと、仮締め後の点火栓の側方電極の位置と上
記目標規制範囲とを比較する第1比較ステップと、該第
1比較ステップに基づき点火栓の側方電極の位置と目標
規制範囲との差を把握する把握ステップと、該把握ステ
ップに基づき点火栓の側方電極が目標規制範囲内であれ
ば点火栓をシリンダヘッドへ本締めする第1本締めステ
ップと、点火栓の側方電極が目標規制範囲外であれば点
火栓を離脱する離脱ステップと、該把握ステップの把握
結果に基づき厚さの異なる複数の調整用ワッシャーの内
の1つの調整用ワッシャーを選択する選択ステップと、
該選択ステップに基づき点火栓に調整用ワッシャーを嵌
挿する嵌挿ステップと、点火栓に調整用ワッシャーを嵌
挿した後、点火栓をシリンダヘッドに仮締めをする第2
仮締めステップと、該第2仮締めステップに基づき点火
栓をシリンダヘッドへ本締めする第2本締めステップ
と、からなることを特徴とする過給機付内燃機関の点火
栓取付方法。 - 【請求項6】点火栓に設けられた側方電極の目標規制範
囲は、側方電極の点火栓への接続部が中心電極に比して
燃焼室内の混合気の流れ下流側にあることを特徴とする
請求項第5項記載の過給機付内燃機関の点火栓取付方
法。 - 【請求項7】点火栓に設けられた側方電極の目標規制範
囲が、隣合って配設された各吸気ポートの燃焼室開口部
の略中心と略中心とを通る直線と略平行な該点火栓の中
心電極を通る直線より排気ポート開口部側であることを
特徴とする請求項第5項記載の過給機付内燃機関の点火
栓取付方法。 - 【請求項8】点火栓に設けられた側方電極の目標規制範
囲が、点火栓の中心電極と一方の吸気ポートの燃焼室開
口部の略中心とを通る第1の直線と、点火栓の中心電極
と他方の吸気ポートの燃焼室開口部の略中心を通る第2
の直線との間であることを特徴とする請求項第5項記載
の過給機付内燃機関の点火栓取付方法。 - 【請求項9】点火栓に設けられた側方電極の目標規制範
囲が、各吸気ポートの焼室開口部の略中心と略中心とを
通る直線と略直交する方向であることを特徴とする請求
項第5項記載の過給機付内燃機関の点火栓取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24255093A JPH0797976A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24255093A JPH0797976A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0797976A true JPH0797976A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17090776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24255093A Pending JPH0797976A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 過給機付内燃機関の点火栓取付構造及び取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0797976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134861A3 (en) * | 2000-03-07 | 2003-10-01 | Daihatsu Motor Company, Ltd. | Arrangement for mounting a sparkplug of an internal combustion engine |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24255093A patent/JPH0797976A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134861A3 (en) * | 2000-03-07 | 2003-10-01 | Daihatsu Motor Company, Ltd. | Arrangement for mounting a sparkplug of an internal combustion engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |