JPH0797818A - 土木作業機械及び土木作業機械用フォーク - Google Patents

土木作業機械及び土木作業機械用フォーク

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JPH0797818A
JPH0797818A JP26799093A JP26799093A JPH0797818A JP H0797818 A JPH0797818 A JP H0797818A JP 26799093 A JP26799093 A JP 26799093A JP 26799093 A JP26799093 A JP 26799093A JP H0797818 A JPH0797818 A JP H0797818A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業現場等でバケットに把持機能を簡単に追
加することができる土木作業機械及びそのフォークを提
供する。 【構成】 可動アームの先端部にバケットを備えた土木
作業機械において、前記可動アームの先端部には前記バ
ケットと協働して被把持部材を把持する把持爪を設けた
フォークが脱着自在に装着されている構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木作業機械及び土木
作業機械用フォークに係り、より詳細には、アーム先端
部にバケットを備えるとともに、該バケットと協働する
把持爪を有するフォークを備えた土木作業機械及びその
フォークに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ショベルカー、バックホー等の
土木作業機械は、可動アームの先端部に特定の用途を目
的としたバケットを備えて、特定の作業を行えるように
している。しかし、土木作業には、土砂等の運搬、投
入、掘削、ブロックの運搬等の種々の作業内容があるた
め、特定の作業しかできないので、土木作業を行うため
に各種の土木作業機械を用意しなければならなくなる。
【0003】そこで、土木作業機械の可動アームの先端
部に装着されるバケットをアタッチメント化して脱着自
在にすることで、例えば一般的なショベルカーのバケッ
ト、一対の把持爪を有するフォーク等に交換することに
よって、1台の土木作業機械で複数の作業をできるよう
にしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の土木作業機械の場合、次のような問題が
ある。すなわち、バケットはそれ自体100kg以上あ
る重量物であるために、該バケットの交換作業には多く
の人手と手間がかかり、作業現場で簡単にバケットの交
換作業を行うことが困難である。
【0005】本発明は、上述したような点に対処して創
案したものであって、その目的とする処は、作業現場等
でバケットに把持機能を簡単に追加することができる土
木作業機械及びそのフォークを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本発明の土木作業機械は、可動
アームの先端部にバケットと協働して被把持部材を把持
する把持爪を設けたフォークが脱着自在に装着されてい
る構成としている。
【0007】また、本発明の他の土木作業機械用フォー
クは、土木作業機械の可動アームの先端部に脱着自在に
装着され、可動アームの一面に脱着自在に固定される固
定部の先端に、前記可動アームの先端部に備えられるバ
ケットと協働して被把持部材を把持する把持爪が設けら
れ、該爪部の基部付近には前記可動アームの他面に植設
された係合軸に係合可能な切り欠き溝が形成された係合
部が設けられている構成としている。
【0008】
【作用】本発明の土木作業機械は、可動アームの先端部
にバケットと協働して被把持部材を把持する把持爪を設
けたフォークが脱着自在に装着されているので、フォー
クを装着することによって、その把持爪が、バケットと
協働して被把持部材を把持することができ、フォークを
取り外すことで通常のバケットとして機能するようにな
り、バケット全体を交換しないために交換作業が簡単に
なるように作用する。
【0009】また、本発明の土木作業機械用フォーク
は、固定部と把持爪とを有して、土木作業機械の可動ア
ームに設けられた係合軸に係合部の切り欠き溝を係合さ
せて、可動アームに固定部を固定することで装着するこ
とで、可動アームに取付けられて、把持爪がバケットと
協働して被把持部材を把持することができるように作用
する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図7は、
本発明の一実施例を示し、図1はフォークを取付けた可
動アーム先端部の正面図、図2はフォークを取り外した
可動アーム先端部の正面図、図3は図2の側面図、図4
はフォークの正面図、図5は図4の側面図、図6は固定
部材の平面図、図7は被把持部材を把持した状態の可動
アーム先端部の正面図である。
【0011】本実施例の土木作業用機械は、作業現場等
で通常のバケットで作業を行うことができるとともに、
フォークを取付けることで資材等を把持することがで
き、しかもフォークの取付け及び取り外しを容易に行う
ことができるバックホー等の土木作業機械であって、概
略すると、機械本体の可動アームの先端部1に装着され
たバケット2と、該可動アームの先端部1に脱着自在に
装着されたフォーク3とを有する構成としている。
【0012】バケット2は、底部に数本の爪部2aを有
し、その基部が可動アームの先端部1に支軸4(係合軸
23)にて揺動自在に軸支されている。該バケット2の
上部と可動アームの先端部1との間には、リンク5、6
がそれぞれ支軸7、8、9にて揺動可能に軸支されてい
る。また、該リンク5、6を軸支している支軸8には、
油圧シリンダ10のロッド11の先端部が揺動可能に枢
着され、該油圧シリンダ10を作動することでリンク
5、6を介してバケット2を可動アームの先端部1に対
して揺動できる構成とされている。
【0013】フォーク3は、可動アームの先端部1の一
面1a(図3参照)に脱着自在に固定される固定部13
の先端に、バケット2の爪部2aと協働して被把持部材
を把持する把持爪14が設けられている。該フォーク3
の固定部13の両側面には、可動アームの先端部1に係
合する係合片15、16が2箇所に設けられるととも
に、上端部に貫通孔18が形成されている。また、フォ
ーク3の把持爪14の基部(固定部13の下端部付近)
には、切り欠き溝19が形成された係合部20が設けら
れている。ここで、フォーク3は、一般的には、鋼材等
の硬質材で形成されている。
【0014】そして、このフォーク3を可動アームの先
端部1に取付けるために、可動アームの先端部1の一面
1aにナット部材21が固着形成され、フォーク3の固
定部13の貫通孔18に挿通されてナット部材21に螺
合する固定部材22が備えられ、更にバケット2の支軸
4の両側が外方に延設されて形成されたフォーク3の係
合部20の切り欠き溝19が係合する係合軸23が設け
られている。固定部材22は外周にねじを形成したねじ
部22aにハンドル部22bを設けてなる。
【0015】次ぎに、本実施例の土木作業機械及びフォ
ークの作用(使用方法)を説明すると、ブロックの運搬
等の把持作業が必要になったときには、フォーク3の係
合部20の切り欠き溝19を係合軸23に係合させた
後、固定部13を係合片15、16を可動アームの先端
部1の一面1aの両側面に嵌め込みながら一面1aに押
し付け保持し、この状態のまま固定部材22を貫通孔1
8に通してナット部材21に螺着して締め付けること
で、固定部13を可動アームの先端部1に固定するとい
手順で可動アームの先端部1にフォーク3を取付ける。
ここで、既存のバックホー等の土木作業機械に付いてい
る係合軸23は、その長さが短いため、通常、長軸のも
のに交換して用いる。すなわち、ここで用いる係合軸2
3は、支軸4の両側が外方に延設され、交換自在の長軸
であって、通常の軸の1.5〜3倍程度の特別に作製し
た長軸で、支軸4となる部位の延設部位にフォーク3の
係合部20の切り欠き溝19を引っ掛け、係合させる。
【0016】このようにしてフォーク3を可動アームの
先端部1に装着した状態で、油圧シリンダ10を駆動し
てバケット2をフォーク3側に揺動させることにより、
フォーク3は固定されているので、図7に示すようにバ
ケット2の爪部2aとフォーク3の把持爪14とによっ
てブロックBなどの被把持部材を把持することができる
ように作用する。また、土砂等の運搬、投入、掘削等の
バケット2のみで行える作業を行う場合には、上記と逆
の手順で可動アームの先端部1に装着されているフォー
ク3を取り外すことによって、これらの通常の作業を行
うことができるように作用する。
【0017】ここで、フォーク3は、バケット2を交換
することなく、可動アームの先端部1に装着し、あるい
は可動アームの先端部1から取り外すことができ、しか
もフォーク3は把持装置の一方側の把持爪を構成するに
過ぎないので、その重量も比較的軽量化することができ
るため、フォーク3の脱着作業を容易に行うことができ
るように作用する。なお、交換した係合軸23は、その
ままで使用できる。
【0018】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含むものである。因みに、土木作業
機械が備えているバケットの形状は上述した実施例に限
られるものではない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の土木作業機械は、可動アームの先端部にバケットと協
働して被把持部材を把持する把持爪を設けたフォークが
脱着自在に装着されているので、フォークを装着するこ
とによってその把持爪がバケットと協働して被把持部材
を把持することができ、フォークを取り外すことで通常
のバケットとして使用することができるとともに、バケ
ットの交換をすることなく、フォークの脱着で用途を変
えることができ、フォーク自体も軽量化することができ
て、作業現場で簡単に交換作業を行えるという効果を有
する。
【0020】また、本発明の土木作業機械用フォーク
は、固定部と把持爪とを有して、土木作業機械の可動ア
ームに設けられた係合軸に係合部の切り欠き溝を係合さ
せて、可動アームに固定部を固定することで装着するこ
とで、可動アームに取付けられて、把持爪がバケットと
協働して被把持部材を把持することができ、土木作業機
械の用途を作業現場で簡単に変更することができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフォークを取付けた可
動アーム先端部の正面図である。
【図2】フォークを取り外した可動アーム先端部の正面
図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】フォークの正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】固定部材の平面図である。
【図7】被把持部材を把持した状態の可動アーム先端部
の正面図である。
【符号の説明】
1・・・可動アームの先端部、2・・・バケット、2a
・・・バケットの爪部、3・・・フォーク、5、6・・
・リンク、10・・・油圧シリンダ、13・・・固定
部、14・・・把持爪、19・・・切り欠き溝、20・
・・係合部、21・・・ナット部材、22・・・固定部
材、B・・・ブロック(被把持部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動アームの先端部にバケットを備えた
    土木作業機械において、前記可動アームの先端部には前
    記バケットと協働して被把持部材を把持する把持爪を設
    けたフォークが脱着自在に装着されていることを特徴と
    する土木作業機械。
  2. 【請求項2】 土木作業機械の可動アームの先端部に脱
    着自在に装着されるフォークであって、前記可動アーム
    の一面に脱着自在に固定される固定部の先端に、前記可
    動アームの先端部に備えられるバケットと協働して被把
    持部材を把持する把持爪が設けられ、該爪部の基部付近
    には前記可動アームの他面に植設された係合軸に係合可
    能な切り欠き溝が形成された係合部が設けられているこ
    とを特徴とする土木作業機械用フォーク。
JP26799093A 1993-09-29 1993-09-29 土木作業機械及び土木作業機械用フォーク Expired - Lifetime JP2946167B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324182A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Minoru Imanishi パワーショベル、ユンボなどのバケットに多機能を付与するアタッチメント
JP2018115676A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 あすか創建株式会社 転石地帯における地中配管の施工方法
JP2022191876A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 キーエンジニアリング株式会社 作業装置

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JP2018115676A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 あすか創建株式会社 転石地帯における地中配管の施工方法
JP2022191876A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 キーエンジニアリング株式会社 作業装置

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