JPH0797650A - タンク車両用Ｎｉ基合金 - Google Patents
タンク車両用Ｎｉ基合金Info
- Publication number
- JPH0797650A JPH0797650A JP24573593A JP24573593A JPH0797650A JP H0797650 A JPH0797650 A JP H0797650A JP 24573593 A JP24573593 A JP 24573593A JP 24573593 A JP24573593 A JP 24573593A JP H0797650 A JPH0797650 A JP H0797650A
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性
液体、特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度
の塩酸により腐食される危険性がなく、しかも、加工及
びメンテナンスが容易であるタンク車両用Ｎｉ基合金を
提供する。 【構成】 本発明のタンク車両用Ｎｉ基合金１は、腐食
性液体を運搬するタンク車両のタンク本体の少なくとも
内面に形成され、少なくともＭｏを２６．００〜３０．
００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．００重量％、Ｃｒを
０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを０．０１〜１．００
重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００重量％含有し、残部
がＮｉ及び不可避不純物からなることを特徴とする。
液体、特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度
の塩酸により腐食される危険性がなく、しかも、加工及
びメンテナンスが容易であるタンク車両用Ｎｉ基合金を
提供する。 【構成】 本発明のタンク車両用Ｎｉ基合金１は、腐食
性液体を運搬するタンク車両のタンク本体の少なくとも
内面に形成され、少なくともＭｏを２６．００〜３０．
００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．００重量％、Ｃｒを
０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを０．０１〜１．００
重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００重量％含有し、残部
がＮｉ及び不可避不純物からなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、腐食性液体を運搬する
タンク自動車、タンク鉄道車両等のタンク車両に係り、
特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸
を運搬するタンク車両に用いて好適なタンク車両用Ｎｉ
基合金に関するものである。
タンク自動車、タンク鉄道車両等のタンク車両に係り、
特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸
を運搬するタンク車両に用いて好適なタンク車両用Ｎｉ
基合金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、工場において製造される塩酸は、
通常、タンク自動車、タンク鉄道車両等のタンク車両を
用いて無機化学工場、石油化学工場、薬品メーカー等の
大口消費者に搬入される。このタンク車両においては、
タンク本体がステンレススチール等の金属では、貯留さ
れる塩酸中に必ず金属イオンが溶出し腐食するので、弗
素ゴム、テフロン等を内面にライニングした炭素鋼製の
タンクが用いられている。
通常、タンク自動車、タンク鉄道車両等のタンク車両を
用いて無機化学工場、石油化学工場、薬品メーカー等の
大口消費者に搬入される。このタンク車両においては、
タンク本体がステンレススチール等の金属では、貯留さ
れる塩酸中に必ず金属イオンが溶出し腐食するので、弗
素ゴム、テフロン等を内面にライニングした炭素鋼製の
タンクが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の弗素
ゴム、テフロン等を内面にライニングした炭素鋼製のタ
ンクは、これらのライニングが洗浄後にバキュームを掛
ける際に剥離する虞があり、剥離した場合母材の炭素鋼
が腐食される危険性があり、メンテナンスが困難である
という問題点がある。特に、塩酸より発生する塩化水素
ガスは極めて腐食性が強く、また、毒性も強いために、
万が一液漏れ等が生じた場合人体に対して極めて危険で
ある。
ゴム、テフロン等を内面にライニングした炭素鋼製のタ
ンクは、これらのライニングが洗浄後にバキュームを掛
ける際に剥離する虞があり、剥離した場合母材の炭素鋼
が腐食される危険性があり、メンテナンスが困難である
という問題点がある。特に、塩酸より発生する塩化水素
ガスは極めて腐食性が強く、また、毒性も強いために、
万が一液漏れ等が生じた場合人体に対して極めて危険で
ある。
【０００４】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性
液体、特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度
の塩酸により腐食される危険性がなく、しかも、加工及
びメンテナンスが容易であるタンク車両用Ｎｉ基合金を
提供することにある。
であって、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性
液体、特に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度
の塩酸により腐食される危険性がなく、しかも、加工及
びメンテナンスが容易であるタンク車両用Ｎｉ基合金を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なタンク車両用Ｎｉ基合金を採用し
た。すなわち、腐食性液体を運搬するタンク車両のタン
ク本体の少なくとも内面に形成され、少なくともＭｏを
２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．
００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを
０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００
重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるこ
とを特徴としている。
に、本発明は次の様なタンク車両用Ｎｉ基合金を採用し
た。すなわち、腐食性液体を運搬するタンク車両のタン
ク本体の少なくとも内面に形成され、少なくともＭｏを
２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．
００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを
０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００
重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるこ
とを特徴としている。
【０００６】
【作用】本発明のタンク車両用Ｎｉ基合金では、腐食性
液体を運搬するタンク車両のタンク本体の少なくとも内
面に形成される合金を、少なくともＭｏを２６．００〜
３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．００重量％、
Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを０．０１〜
１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００重量％含有
し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるＮｉ・Ｍｏ系
合金とする。
液体を運搬するタンク車両のタンク本体の少なくとも内
面に形成される合金を、少なくともＭｏを２６．００〜
３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．００重量％、
Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを０．０１〜
１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００重量％含有
し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるＮｉ・Ｍｏ系
合金とする。
【０００７】前記Ｎｉ・Ｍｏ系合金は、塩酸、硫酸、リ
ン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性液体に対する耐食性、特
に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に
対する耐食性が優れている。そこで、このＮｉ・Ｍｏ系
合金を腐食性液体を運搬するタンク車両のタンク本体の
少なくとも内面に形成すれば、この内面は塩酸、硫酸、
リン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性液体、特に塩酸に対して
優れた耐食性を有することとなる。したがって、このタ
ンク本体の内面の腐食性液体、特に塩酸及び該塩酸から
発生する腐食性ガスである塩化水素ガスに対する耐食性
を向上させることが可能になる。
ン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性液体に対する耐食性、特
に、すべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に
対する耐食性が優れている。そこで、このＮｉ・Ｍｏ系
合金を腐食性液体を運搬するタンク車両のタンク本体の
少なくとも内面に形成すれば、この内面は塩酸、硫酸、
リン酸、酢酸、ギ酸等の腐食性液体、特に塩酸に対して
優れた耐食性を有することとなる。したがって、このタ
ンク本体の内面の腐食性液体、特に塩酸及び該塩酸から
発生する腐食性ガスである塩化水素ガスに対する耐食性
を向上させることが可能になる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例のタンク車両用Ｎｉ
基合金について図１に基づき説明する。このタンク車両
用Ｎｉ基合金板１は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸
等の腐食性液体を運搬するタンク車両のタンク本体に適
用される厚み４ｍｍのＮｉ・Ｍｏ系合金板であり、少な
くともＭｏを２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを
０．０１〜２．００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００
重量％、Ｃｏを０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．
０１〜１．００重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不
純物からなるものである。このタンク車両用Ｎｉ基合金
板１は、耐食性及び加工性を考慮した場合の有効な厚み
ｔは、１〜２０ｍｍである。
基合金について図１に基づき説明する。このタンク車両
用Ｎｉ基合金板１は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸
等の腐食性液体を運搬するタンク車両のタンク本体に適
用される厚み４ｍｍのＮｉ・Ｍｏ系合金板であり、少な
くともＭｏを２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを
０．０１〜２．００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００
重量％、Ｃｏを０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．
０１〜１．００重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不
純物からなるものである。このタンク車両用Ｎｉ基合金
板１は、耐食性及び加工性を考慮した場合の有効な厚み
ｔは、１〜２０ｍｍである。
【０００９】このタンク車両用Ｎｉ基合金板１をタンク
本体に適用すれば、このタンク本体の内面はすべての濃
度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に対して優れた耐
食性を有することとなる。したがって、このタンク本体
２のすべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に
対する耐食性を向上させることが可能になる。
本体に適用すれば、このタンク本体の内面はすべての濃
度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に対して優れた耐
食性を有することとなる。したがって、このタンク本体
２のすべての濃度及び沸点までのあらゆる温度の塩酸に
対する耐食性を向上させることが可能になる。
【００１０】表１は、本実施例のタンク車両用Ｎｉ基合
金板（Ｎｏ．１〜７）各々の組成と、本発明の組成の範
囲から外れたタンク車両用Ｎｉ基合金板（比較例）（Ｎ
ｏ．１１〜１７）各々の組成とを、重量百分率で表わし
たものである。
金板（Ｎｏ．１〜７）各々の組成と、本発明の組成の範
囲から外れたタンク車両用Ｎｉ基合金板（比較例）（Ｎ
ｏ．１１〜１７）各々の組成とを、重量百分率で表わし
たものである。
【表１】
【００１１】また、表２及び表３は、上記実施例及び比
較例の各々のタンク車両用Ｎｉ基合金板について、１
％、１０％、２０％の沸騰塩酸、５０％、７０％の沸騰
硫酸、１０％及び８５％の沸騰リン酸、１０及び９９％
の沸騰酢酸、８９％の沸騰ギ酸各々に対する耐食性を調
べた結果を示したものである。
較例の各々のタンク車両用Ｎｉ基合金板について、１
％、１０％、２０％の沸騰塩酸、５０％、７０％の沸騰
硫酸、１０％及び８５％の沸騰リン酸、１０及び９９％
の沸騰酢酸、８９％の沸騰ギ酸各々に対する耐食性を調
べた結果を示したものである。
【表２】
【００１２】
【表３】
【００１３】試験方法は、上記の各タンク車両用Ｎｉ基
合金板を温度４０℃の各試験溶液に浸漬し、１２０時間
放置した後、これらの各合金板の腐食速度／年を測定し
た。
合金板を温度４０℃の各試験溶液に浸漬し、１２０時間
放置した後、これらの各合金板の腐食速度／年を測定し
た。
【００１４】表２及び表３から明かなように、本実施例
のタンク車両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１〜７）は、沸騰
塩酸で０．３８ｍｍ以下、沸騰硫酸で０．２３ｍｍ以
下、沸騰リン酸で０．６３ｍｍ以下、沸騰酢酸及び沸騰
ギ酸では０．０２ｍｍ以下であり、比較例のタンク車両
用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１１〜１７）と比べて、全ての
溶液に対する耐食性が向上していることがわかる。
のタンク車両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１〜７）は、沸騰
塩酸で０．３８ｍｍ以下、沸騰硫酸で０．２３ｍｍ以
下、沸騰リン酸で０．６３ｍｍ以下、沸騰酢酸及び沸騰
ギ酸では０．０２ｍｍ以下であり、比較例のタンク車両
用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１１〜１７）と比べて、全ての
溶液に対する耐食性が向上していることがわかる。
【００１５】また、表４は、本実施例のタンク車両用Ｎ
ｉ基合金板（Ｎｏ．１）及び比較例のタンク車両用Ｎｉ
基合金板（Ｎｏ．１７）の各々について、腐食速度を調
べた結果を示したものである。
ｉ基合金板（Ｎｏ．１）及び比較例のタンク車両用Ｎｉ
基合金板（Ｎｏ．１７）の各々について、腐食速度を調
べた結果を示したものである。
【表４】 ここでは、各々のＮｉ基合金板について、溶体化処理材
と溶接放し材の２種類のサンプルを作成し、これらのサ
ンプルを沸騰２０％塩酸中に３週間浸漬し、各々の腐食
速度（ｍｍ／年）を測定した。
と溶接放し材の２種類のサンプルを作成し、これらのサ
ンプルを沸騰２０％塩酸中に３週間浸漬し、各々の腐食
速度（ｍｍ／年）を測定した。
【００１６】表４から明かなように、本実施例のタンク
車両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１）は、比較例のタンク車
両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１７）と比べて、溶体化処理
材、溶接放し材共に耐食性が向上していることがわか
る。また、本実施例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１）及び比
較例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１７）各々を沸騰２０％塩
酸中に１６日間浸漬し、各々の各断面を金属顕微鏡によ
り観察したところ、本実施例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．
１）は全く腐食しておらず、耐食性が良好であることが
確認されたが、一方、比較例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１
７）は、表面層が溶液により腐食されており耐食性に欠
けることがわかった。
車両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１）は、比較例のタンク車
両用Ｎｉ基合金板（Ｎｏ．１７）と比べて、溶体化処理
材、溶接放し材共に耐食性が向上していることがわか
る。また、本実施例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１）及び比
較例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１７）各々を沸騰２０％塩
酸中に１６日間浸漬し、各々の各断面を金属顕微鏡によ
り観察したところ、本実施例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．
１）は全く腐食しておらず、耐食性が良好であることが
確認されたが、一方、比較例のＮｉ基合金板（Ｎｏ．１
７）は、表面層が溶液により腐食されており耐食性に欠
けることがわかった。
【００１７】以上説明した様に、上記一実施例のタンク
車両用Ｎｉ基合金板１によれば、腐食性液体を運搬する
タンク車両のタンク本体に適用され、少なくともＭｏを
２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．
００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを
０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００
重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるＮ
ｉ・Ｍｏ系合金としたので、塩酸、硫酸、リン酸、酢
酸、ギ酸等の腐食性液体、特にすべての濃度及び沸点ま
でのあらゆる温度の塩酸に対する耐食性を向上させるこ
とができる。したがって、従来の様に洗浄後にバキュー
ムを掛ける際に剥離する等の不具合がなくなる。また、
異材溶接が可能であるから、加工及びメンテナンスが容
易であるという優れた効果を奏することができる。
車両用Ｎｉ基合金板１によれば、腐食性液体を運搬する
タンク車両のタンク本体に適用され、少なくともＭｏを
２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０１〜２．
００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量％、Ｃｏを
０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１〜１．００
重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物からなるＮ
ｉ・Ｍｏ系合金としたので、塩酸、硫酸、リン酸、酢
酸、ギ酸等の腐食性液体、特にすべての濃度及び沸点ま
でのあらゆる温度の塩酸に対する耐食性を向上させるこ
とができる。したがって、従来の様に洗浄後にバキュー
ムを掛ける際に剥離する等の不具合がなくなる。また、
異材溶接が可能であるから、加工及びメンテナンスが容
易であるという優れた効果を奏することができる。
【００１８】また、この実施例では形状を板状とした
が、この形状は板状に限定されることなく例えば、管
状、円筒状等、装置の形状によって適宜変更可能であ
る。また、この実施例のタンク車両用Ｎｉ基合金は、上
記一実施例のタンク車両用Ｎｉ基合金板１に限定される
ことなく様々な形態で使用することが可能である。例え
ば、炭素鋼等を用いたタンク本体の内面に該タンク車両
用Ｎｉ基合金をライニングしたり、クラッド鋼として用
いてもよい。
が、この形状は板状に限定されることなく例えば、管
状、円筒状等、装置の形状によって適宜変更可能であ
る。また、この実施例のタンク車両用Ｎｉ基合金は、上
記一実施例のタンク車両用Ｎｉ基合金板１に限定される
ことなく様々な形態で使用することが可能である。例え
ば、炭素鋼等を用いたタンク本体の内面に該タンク車両
用Ｎｉ基合金をライニングしたり、クラッド鋼として用
いてもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のタンク車両
用Ｎｉ基合金によれば、腐食性液体を運搬するタンク車
両のタンク本体の少なくとも内面に形成され、少なくと
もＭｏを２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０
１〜２．００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量
％、Ｃｏを０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１
〜１．００重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物
からなることとしたので、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、
ギ酸等の腐食性液体、特にすべての濃度及び沸点までの
あらゆる温度の塩酸に対する耐食性を向上させることが
できる。したがって、従来の様に洗浄後にバキュームを
掛ける際に剥離する等の不具合がなくなる。また、異材
溶接が可能であるから、加工及びメンテナンスが容易で
あるという優れた効果を奏することができる。
用Ｎｉ基合金によれば、腐食性液体を運搬するタンク車
両のタンク本体の少なくとも内面に形成され、少なくと
もＭｏを２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅを０．０
１〜２．００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．００重量
％、Ｃｏを０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを０．０１
〜１．００重量％含有し、残部がＮｉ及び不可避不純物
からなることとしたので、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、
ギ酸等の腐食性液体、特にすべての濃度及び沸点までの
あらゆる温度の塩酸に対する耐食性を向上させることが
できる。したがって、従来の様に洗浄後にバキュームを
掛ける際に剥離する等の不具合がなくなる。また、異材
溶接が可能であるから、加工及びメンテナンスが容易で
あるという優れた効果を奏することができる。
【図１】本発明のタンク車両用Ｎｉ基合金板を示す側面
図である。
図である。
１ タンク車両用Ｎｉ基合金板
Claims (1)
- 【請求項１】 腐食性液体を運搬するタンク車両のタン
ク本体の少なくとも内面に形成され、 少なくともＭｏを２６．００〜３０．００重量％、Ｆｅ
を０．０１〜２．００重量％、Ｃｒを０．０１〜１．０
０重量％、Ｃｏを０．０１〜１．００重量％、Ｍｎを
０．０１〜１．００重量％含有し、残部がＮｉ及び不可
避不純物からなることを特徴とするタンク車両用Ｎｉ基
合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24573593A JPH0797650A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | タンク車両用Ｎｉ基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24573593A JPH0797650A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | タンク車両用Ｎｉ基合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797650A true JPH0797650A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17138029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24573593A Withdrawn JPH0797650A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | タンク車両用Ｎｉ基合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797650A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020536177A (ja) * | 2017-09-28 | 2020-12-10 | マクステリアル インコーポレイテッド | 表面コーティングを含む物品およびこれらを生成するための方法 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24573593A patent/JPH0797650A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020536177A (ja) * | 2017-09-28 | 2020-12-10 | マクステリアル インコーポレイテッド | 表面コーティングを含む物品およびこれらを生成するための方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |