JPH0796560B2 - Hivに対する高度免疫グロブリン - Google Patents

Hivに対する高度免疫グロブリン

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JPH0796560B2
JPH0796560B2 JP63507121A JP50712188A JPH0796560B2 JP H0796560 B2 JPH0796560 B2 JP H0796560B2 JP 63507121 A JP63507121 A JP 63507121A JP 50712188 A JP50712188 A JP 50712188A JP H0796560 B2 JPH0796560 B2 JP H0796560B2
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コンディー、リチャード・エム
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リージェンツ・オブ・ザ・ユニバーシティー・オブ・ミネソタ
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 後天性免疫不全症候群またはエイズ(AIDS)は、公衆衛
生上の緊急事態として認識されてきている。1986年12月
現在、27700人を越えるアメリカ人がこの病気に襲わ
れ、約半数が現在既に死亡し、この病気から回復した者
はまだいない。恐らく100万ないし150万のアメリカ人
が、エイズの原因であるヒト免疫不全ウイルス(HIV)
に感染していると思われる。それらの感染者のうち少な
くとも20−50%はエイズを発病すると考えられる。アメ
リカ合衆国公衆衛生省は、1991年の終わりまでに179000
人を越える人々がこの病気で死ぬと予言している。現
在、有効な処理は存在せず、ワクチンの開発には少なく
とも5年は要すると思われる。「ケミカル・アンド・エ
ンジニアリング・ニュース」(1986年12月8日)7−14
頁参照。
HIV感染の影響は様々な形で現れると思われる。エイズ
自体は、日和見感染症(正常な免疫系を有する固体では
病気の原因となるのは稀である微生物が原因となる感染
症)および免疫不全から生じる癌として知られている広
範囲の状態を特徴とする免疫系の重度不全症である。ウ
イルスに感染した大部分の固体は、様々な期間無症状の
ままである。しかしながら、エイズ関連コンプレックス
(ARC)として知られている状態を呈する感染患者の数
はますます増えている。このARCは、発熱、下痢および
リンパ節腫脹を特徴とする。現在ARCは、不可避的にエ
イズに進行すると広く考えられている。
多くの他のヒト・ウイルス感染症とは異なり、HIVに対
する抗体合成は、感染の消滅を予告するものではない。
HIVは、多くの血清陽性者から最初の暴露後長く分離さ
れ続け得る。他の動物に感染するレンチウイルスは、感
染宿主の一生を通して持続する感染症の原因となること
が知られている。不幸なことに、HIVも同じくヒトにお
いて終生持続する感染を確立し得ると思われる。すなわ
ち、血清におけるHIVに対する抗体の存在は、免疫性の
マーカーではなく、むしろ大部分の場合、進行中の感染
の指標である。しかしながら、固体によっては、それら
のHIV感染過程において、インビトロでHIVを中和し得る
抗体が見出される場合もある。これらの中和抗体は、感
染したドナーから得られた血清と細胞不含有ウイルスを
混合し、次いで感受性標的細胞におけるこの混合物の感
染度を評価することを含む検定法を用いて同定されてい
る。
例えばN.ロバート−グロフおよびR.C.ガロ(ヨーロッパ
特許出願第193284号)は、間接免疫蛍光検定法を用いて
HIVコア蛋白質p24の発現をモニターすることにより、HT
セルラインのH9クローンのHIV感染を研究した。p24発現
が示すところでは、感染後3日までに、健康な正常ドナ
ーの血清により前処理したHIVとインキュベーションし
たH9細胞の約80%が感染した。反対に、ARC患者から得
られた血清により前処理したウイルスに暴露した場合、
3日目にp24を発現したのはH9細胞のうち10%のみであ
った。中和抗体は、成人エイズ患者の60%および成人AR
C患者の80%から検出されたが、健康な異性愛対照から
は検出されなかった。しかしながら、これらの研究者ら
は、抗体の結合特性に関する様々な血清の特性検定をそ
れ以上は行わず、ただ中和抗体がHIVの主要エンベロー
プ蛋白質、例えばgp41およびgp120を標的とし得ること
を推測しただけであった。
しかしながら、それらの感染固体の免疫応答が、別の免
疫学的損傷の発生からそれらを防御し得るか否かは未知
である。感染から発病への進行過程においてHIV蛋白質
成分との血清学的反応性のパターンにおける何らかの変
化は認められるが、これまでに健康の保護または病気の
発生と相関関係を示す特異的パターンは見出されていな
い。
一研究で、J.ゴーズミット等、「ジャーナル・オブ・イ
ンフェクシャス・ディジーズ」、155、558(1987年)
は、組換え体HIVコアおよびエンベロープ抗原を用いる
ことにより、異なる段階のHIV感染を呈するドナーの血
清からこれらの蛋白質に対する抗体を検出した。彼等は
全試験血清からHIVエンベロープ抗原に対する抗体を検
出したが、6エイズ患者のうち5名はコア抗原に対する
検出可能な抗体をもっていなかった。しかしながら、13
名の他の対象のうち11名は、この蛋白質に対する検出可
能な抗体をもっていた。HIV抗原はまた、固相免疫測定
法を用いて検定され、コアに対する抗体が存在しない7
つの血清試料全てに存在することが見出された。抗原
は、コアに対する抗体を含む12の血清試料のどれからも
検出されなかった。ゴーズミット等は、無症状固体にお
けるコアHIV蛋白質に対する抗体の非存在およびHIV抗原
の存在が将来の臨床疾患を予言し得ることを推測した
が、彼らはHIV中和活性に関する血清試料の検定を全く
行わなかった。
ワクチンの開発努力によって重大な免疫応答の一態様
は、ウイルス感染を予防、制限または排除し得るHIVに
対する特異的抗体応答が存在し得ることである。それら
の抗体はインビボ中和抗体として機能するもので、候補
ワクチン免疫原に関する重要な目標は、これらのタイプ
の抗体を誘導することである。
従って、抗体がエイズの処置および/または予防に有効
となる程度までHIV特異的である抗体を同定および入手
する方法が要望されている。
発明の簡単な記載 全感染者からHIVを単離できないのは、既存のTリンパ
球培養方法に技術的限界があり、病気の進行段階におい
て標的細胞が枯渇しているためであると一般に信じられ
ている。しかしながら、我々は、感染者の無症状サブセ
ット(部分集合)が存在し、これらの人々は、HIVが彼
らの血清から培養され得ず、HIVマーカー抗原がいかな
る利用可能な組織培養および免疫検定方法を用いても血
清から検出され得ない程度に、HIVのインビボ中和に有
効なHIVに対する抗体を発現していることを発見した。
この状態が当業界の熟練者に利用可能な方法により測定
され得る場合、これらの固体は、検出可能な複製ウイル
スを含まないと考えられ得る。従って、この発明は、こ
れらの固体の同定およびこれらの抗体を含む血液フラク
ション(以後、HIV−高度免疫グロブリンまたは「HIVI
G」と称す)の単離およびHIVIGの使用によるインビトロ
およびインビボでのHIV感染性の中和に基づくものであ
る。
従って、この発明は、 (a)臨床的に健康であり、その血しょうが、 (i)少なくとも約128の抗HIVp24抗体力価を呈し、 (ii)酵素免疫検定法によりHIVp24陰性であり、 (iii)HIV培養陰性である ひとドナーを同定し、 (b)約5重量%の免疫グロブリン濃度で少なくとも約
8000のHIV中和力価を有する前記ドナーの血液から免疫
グロブリンの試料を単離する ことを含む工程により製造されるHIV特異的免疫グロブ
リンを提供する。
HIVp24コア蛋白質に対する検出可能な抗体を呈するが、
検出可能なHIV抗原を呈しない。HIVに暴露された無症状
固体が同定された。J.ゴーズミット、前出参照。しかし
ながら、これらの固体のうちある者が、HIV中和力価が
非常に高い免疫グロブリンの供給源を提供し得ることは
評価されなかった。後記方法により生理食塩水中5重量
%溶液で測定したところ、HIV中和力価は少なくとも約8
000であり、好ましくは15000−20000程度に高く、最も
好ましくは50000より大きい。
ドナー固体の血しょうおよびドナーから誘導された抗HI
V免疫グロブリン(IgG)は、両方ともHIVコアp24蛋白質
に対する抗体の高い力価を呈する。好ましくは、ドナー
の血しょうの抗p24力価は、少なくとも約128であり、好
ましくは約256、最も好ましくは約512である。ドナーの
血液から誘導されたIgGの5重量%溶液の抗p24力価は、
少なくとも約10000、好ましくは約15000および最も好ま
しくは約30000である。ウイルス・エンベロープ蛋白質
(gp41およびgp120)に関するIgG組成物の抗体力価は、
存在するIgGの有効性にとって重大ではない。それは、
エイズ患者が死ぬまでこれらのHIV蛋白質に対する抗体
の存在および力価を示さないためである。
p24およびgp41の抗体力価は、G.J.ドーソン等により開
発された競争的免疫検定法により測定され[J.P.アライ
ン等、「ランセット」、1233−36、(1986年)]、アボ
ット・ラボラトリーズ、インコーポレイテッド(ノース
・シカゴ、イリノイ)により「アボットHTLV IIIコンフ
ァーメトリーEIA」として商品化されている。「テクニ
カル・ブレタン」:『ヒューマン・T−リンフォトロピ
ック・バイラスIIIアンティゲン(エンベロープ/コ
ア)(リコンビナント・エシェリヒア・コリ)−EIA』
(93−3704/R1、1986年2月)参照(この内容を引用し
て説明の一部とする)。
HIVp24抗原に関する検定手段は、D.A.ポール等、「ジャ
ーナル・オブ・セル・バイオロジー」、10(補償A)、
224(アブストラクトD130)(1986年)により開示され
た方法に従い実施され、テクニカル・ブレタン、「アン
ティボディー・トゥ・ヒューマン・T−リンフォトロピ
ック・バイラス・タイプIII(ヒューマン)」(83−210
0/R2、1986年11月)(この開示を引用して説明の一部と
する)に記載された「アボットHTLV IIIアンティゲンEI
A」としてアボット・ラボラトリーズ、インコーポレイ
テッドにより商品化されている。ドナー血液からのHIV
検出に関して使用されている語「血液培養」は、R.C.ガ
ロ等、「サイエンス」、224、500−502(1984)(この
開示を引用して説明の一部とする)による記載に従い行
なわれる。この明細書で使用されている「臨床的に健康
な」という語は、CDC(センターズ・フォー・ディジー
ズ・コントロール、アトランタ、ジョージア)により確
立された基準(エイズ)またはCDCと共同しているナシ
ョナル・インスティテューツ・オブ・ヘルス・エイズ・
ワーキング・グループにより開発された実用的定義に基
づいて、ARCまたはエイズの症状が存在しないことを意
味する。(エベッセン等、AIDS:ア・ベーシック・カイ
ド・フォー・クリニシャンズ.コペンハーゲン:ムンク
スガード、(1984年)234頁参照)(ARC)。好ましく
は、ドナーのT4リンパ球数は、血液1ml当たり少なくと
も約400細胞、最も好ましくは約600である。
HIVコア・ウイルス蛋白質、p24に対する高い力価の抗体
を含むHIVIGによるHIV感染性のインビトロでの中和能力
は、若干の原型HIVワクチンの有効性検定の基礎を提供
し得、また、例えばウイルス遺伝子発現の産物に対する
突然変異の影響に関して、HIV感染の機構に対する基礎
研究において有用である。
この発明はまた、HIVに暴露された患者にこのHIVIGの医
薬単位用量形態を投与することにより、HIVp24に対する
血しょう抗体力価を上昇させる方法に関するものであ
る。従って、この発明のHIVIGは、病気の臨床的進行を
遅らせることにより感染および/またはり患した患者の
平均余命を延ばす予防薬、または可能性として、ウイル
スのブィルレンス(毒力)の除去作用を有し得る治療薬
として治癒能力を有するものと信じられている。HIVIG
はまた、抗ウイルス剤、AZT(アジドチミジン)、DDC
(ジデオキシシチジン)または他の潜在的有効薬剤に対
する貴重な補助剤を代表し得る。上記で検討した通り、
これまで、HIVをインビトロで中和し得る抗体がエイズ
の進行の阻止に有効であるということを信ずべき理由は
無かった。しかしながら、HIVIGドナーにARCまたはエイ
ズの臨床的徴候が存在しないということは、かれらの血
清中にウイルス感染性およびp24抗原が両方共存在しな
いということと結びつくもので、HIVIGがインビボで有
効であるという強力な追加的経験的証拠を提供する。
HIVIGのこの供給源は必然的に予めHIVに暴露されたドナ
ーであるものとする。しかしながら、免疫原ウイルス蛋
白質またはそのフラグメントから誘導、好ましくは組換
えウイルスDNAにより誘導されたワクチンを接種後の健
康な対象における本質的に似た抗体プロフィールの発生
により、さらに制御されたHIVIG供給源の提供が予想さ
れる。
発明の詳細な記載 この発明のIgGは、顕著な活性ウイルス複製を示さない
選択されたHIV暴露ドナーから血しょう交換法により得
られた貯蔵血しょうから単離される。続いて後記抗HIV
抗体プロフィールを呈する無症状血清変換対象のプール
からドナーを選択し、HIV抗原について陰性であること
を試験した。またドナーの血しょうは、HIV感受性細胞
を感染させ得ない。
貯蔵血しょう中の汚染ウイルスは全て、アルコール分画
により不活化され得る。「モービディティー・アンド・
モータリティー・ウィークリー・リポート」、35、231
(1986年4月11日)。IgGは、中性pH(6.8−7.3)で冷
エタノール(−10℃−0℃)の存在下遠心分画法により
血しょうから誘導された。[E.J.コーン、アメリカ合衆
国特許第2390074号および同第2770616号参照]。所望の
IgGはまた、アメリカ合衆国特許出願第36031号(1979年
5月4日付)においてG.U.ベーゼルおよびR.M.コンディ
により記載された蛋白質分画制御法により入手され得
る。生成したIgG含有ペーストを過剰の蒸留水に懸濁
し、0℃未満で凍結乾燥することにより、残留エタノー
ルを除去した。
好ましくは、生物活性に関して検定またはインビボで単
位用量形態として投与する前に、IgG生成物を医薬的に
許容し得る液状担体、例えば水性IV流体により希釈す
る。レミントンの「ファーマシューティカル・サイエン
シーズ」、A.オソール編、マック・パブリック・カンパ
ニー、イーストン、ペンシルベニア(第16版、1980年)
1488−1496頁参照(この開示内容を引用して説明の一部
とする)。生成した溶液を例えばろ過により滅菌する。
さらにIgG製剤において常用される保存剤、例えばマル
トース、グリシンまたはチメロサールを医薬的に許容し
得る量で加え得る。
生成した溶液は、好ましくは例えば静脈内注入または注
射により非経口投与される。投与されるIgGの量は広範
に変化し、HIV感染患者の体格および健康状態に左右さ
れる。それらの因子は必然的に経験的なものであり、前
述のARCまたはエイズ段階決定基準を用いて臨床医によ
り測定され得る。臨床状況によっては、ウイルス粒子が
感染した標的細胞から放出されるのでウイルス粒子の感
染性を中和するために、複数用量のIgG組成物の投与が
必要であり得る。
以下、詳細な実施例によりこの発明の説明を行う。
実施例−高力価抗p24免疫グロブリン(HIVIG)の単離。
A.免疫検定方法 1.HIV抗原の検出。J.ゴーズミット等、「ランセッ
ト」、177(1986)により総括的に記載された固相免疫
検定手段(アボット・ラボラトリーズ、ノース・シカ
ゴ、イリノイ)で、血清試料をHIV抗原について測定し
た。200マイクロリットルの試料を、室温(約22℃)で
一夜HIVに対するヒト抗体で被覆したビーズとインキュ
ベーションした。ビーズを蒸留水で洗浄した。HIVに対
するウサギIgG抗体を加え、45℃で4時間インキュベー
ションした。前と同様にビーズを洗浄し、次いで2時間
45℃でウサギIgGに対する西洋わさびペルオキシダーゼ
接合ヤギ抗体とインキュベーションした。最終洗浄後、
ビーズを管に移し、o−フェニレンジアミンを加えた。
暗所で中室温下30分後、1mlのH2SO4を各管に加えた。カ
ンタム・デュアル・ウェーブレングス分光光度計(アボ
ット・ラボラトリーズ)を用いてA492を読み取った。光
学密度が≧0.050+5デュプリケイトの正常ヒト血しょ
うの平均である場合、試料を陽性と見なした。この検定
手段は、HIVのコア抗原p24に関して最も高感度であり、
103細胞/mlのHIV−感染HT−9細胞の培養上清から抗原
を検出する(非感染HT−9細胞上清は陰性である)。こ
の検定手段の特異性は、精製HIV溶解物のウエスタン・
ブロットまたはRIPA方法において使用された場合、p55/
24(コア)を強く検出し、gp120/41(エンベロープ)を
僅かしか検出しないウサギ抗体により部分的に測定され
る。精製された組換えコア抗原は、血清または血しょう
中にスパイクされた場合、50pg/mlで検出可能である
が、精製された組換えエンベロープ抗原は約500ng/mlで
検出可能である。試料の光学密度を既知量の精製HIV溶
解物の光学密度と比較することにより、HIV抗原の定量
を行った。この抗原を基準として用いると、この検定の
検出限界は約0.05ng/mlである。
2.HIVコアおよびエンベロープ蛋白質に対する抗体の検
出。J.P.アライン等、「ランセット」、1233−36頁(19
86)により総括的に記載された、市販されている競争的
酵素免疫検定手段(アボット・ラボラトリーズ、ノース
・シカゴ、イリノイ)を用いて抗原を測定した。簡単に
述べると、第一システムで、全p24gag遺伝子産物並びに
p15−およびp18−gag遺伝子産物の一部分を含む組換えH
IVコア抗原により被覆したビーズを、血清試料の系列2
倍希釈液(正常ヒト血しょう中で希釈)50μおよびHI
Vコア抗原に対する西洋わさびペルオキシダーゼ接合ヒ
ト抗体200μと16−22時間室温でインキュベーション
した。ビーズを蒸留水で洗浄し、抗原試験に関して前述
した通り、色を展開させた。これは競争的酵素免疫検定
であるため、形成された色の強度は、試料中のHIVコア
抗原に対する抗体の量と逆比例する。陰性対照平均(n
=3)および陽性対照平均(n=2)の合計を2で除し
た値としてカットオフ点を決定した。抗体力価を試料の
A492がカットオフ未満である最高希釈率としてみなし
た。同じ方法をエンベロープ抗原に対する抗体の検定に
適用した。しかしながら、ビーズを組換えHIVエンベロ
ープ抗原(全p41env遺伝子産物、およびgp120evn遺伝子
産物からの45アミノ酸を含む)により被覆し、コアに対
する抗体の代わりに、HIVエンベロープに対する西洋わ
さびペルオキシダーゼ接合ヒト抗体を使用した。ウエス
タン・ブロットにおいてコアまたはエンベロープに対し
て各々高い力価を有する患者の血清から、コアに対する
抗体およびエンベロープに対する抗体に関する検定での
標識抗体を製造した。
B.ドナーの選択。
HIV抗体に関して陽性であることを予め試験した25個体
から血清試料を得た。上記A(2)項記載のアボット・
ラボラトリーズ競争的酵素免疫検定手段により、抗p24
および抗gp41抗体のレベルを測定した。ウエスタン・ブ
ロットによりgp120抗体を検出したが、定量はしなかっ
た。J.P.アライン等、前出参照。培養および上記A
(1)項記載の免疫検定手段の両方によりHIV抗原につ
いて試験した。25個体のうち、11個体は無症状および血
しょう抗原陰性であり、比較的高いHIV抗体力価を呈し
た。これらのドナーのうち3名を、全て血液HIV培養陰
性およびHIV抗原陰性である血しょうドナーとして選択
した。彼らは臨床的に健康であり、T4リンパ球数は≧40
0/mlであった。これらのドナーは、原血しょうに関する
連邦規則法(コード・オブ・フェデラル・レギュレーシ
ョンズ)[21C.F.R.§640.60−640.63(1986年4月1
日)]の必要条件を満たしたが、例外として彼らはHIV
抗体陽性であった。CFR必要条件に従って、ドナーに対
して血しょう搬出法を行い、血しょうを瞬間凍結させ、
分画するまで0℃未満で貯蔵した[21C.F.R.§§640.65
(1986年4月1日)]。これら3ドナー選択基準は次の
通りであった。ドナーJDは、低い力価の抗gp120、p24に
対する非検出可能抗体およびgp41に対する中程度の力価
を呈し、ドナーMGは、gp41およびgp120に対する高い力
価並びに抗p24の非検出可能力価を呈し、ドナーDEは、p
24およびgp120に対する高い力価並びにgp41に対する低
い力価を呈した。これらのHIV抗体プロフィールを下記
第1表に要約する。
各ドナーから2単位の血しょうをプールすることによ
り、約1200mlの出発プールを得た。3つの別々のプール
を、コーン等により「ジャーナル・オブ・クリニカル・
インベスティゲーション」、23、417(1944)(この開
示を引用して説明の一部とする)で報告された方法によ
り分画した。生成した「フラクションII」IgGペースト
から凍結乾燥により残留エタノールを除去し、粉末から
それらを0.9%食塩水に溶かすことにより5.0%w/wIgG溶
液を調製した。この溶液を0.2ミクロン滅菌フィルター
によりろ過し、それらの中和活性を試験する前に無菌条
件下で貯蔵した。保存剤または安定剤は加えなかった。
HIVに関して非反応性であることが試験されたドナーか
ら単離されたIgGから対照ロット(5%IgG)を調製し
た。
C.中和活性の測定。
5%IgG溶液を30分間56℃で加熱不活化し、0.45ミクロ
ンのフィルターによりろ過し、組織培養培地において系
列希釈を行った。[RPMI−1640、10%胎児牛血清(FC
S)含有、ペニシリンおよびストレプトマイシンを補
充]。0.5mlの希釈試料を0.5mlのHIV(100感染単位/m
l)と混合し、37℃で2時間5%CO2とインキュベーショ
ンした。0.5mlを廃棄し、4.0mlのH9細胞(5×105細胞/
ml)を加え、培養物を5%CO2と37℃でインキュベーシ
ョンした。5〜7日後、0.45mlの培養を除き、0.05mlの
5%トリトンX−100を加えることにより細胞を溶かし
た。細胞溶解物を、HIV抗原について5〜7日間隔で3
週間モニターした。固相免疫検定手段(アボット・ラボ
ラトリーズ、ノース・シカゴ、イリノイ)によりHIV抗
原濃度を測定した。検定対照(正常なヒト血清はHIV抗
体に関して陰性)よりも低い光学密度値は、HIV複製の
阻止(中和)を示す。
検定対照よりも低い光学密度読み取り値を与える最高希
釈率として、HIV中和力価を記録する。5%IgG溶液に関
する中和力価を下記第2表に示す。
D.検討 第2表に要約されたデータは、ドナーDE−2から誘導さ
れたIgG溶液のみが適量の抗p24抗体を含むこと、および
この溶液のみがインビトロでHIVを中和し得ることを示
す。また、抗p24を含まず、高い抗gp41および抗gp120抗
体を含む溶液は、殆どまたは全く中和活性をもたないこ
とが明らかである。抗p24抗体の存在下、血液中におけ
る抗原の存在(antigenemia)を全く示さない血清学的
プロフィール・データを伴うこのデータは、抗エンベロ
ープ抗体ではなく抗コア抗体が、中和抗体を提供し得る
ドナーの同定に関して優れた血清学的マーカーであるこ
とを示唆している。抗p24抗体における力価が高い無症
状ドナーから誘導されたHIVIGは、HIV感染の進行の阻止
またはARCもしくはエイズ患者の処置にインビボで有用
であり得るものと考えられる。
様々な具体的で好ましい実施態様および技術を挙げて、
この発明の記載を行った。しかしながら、この発明の精
神および範囲内で多くの変形および修飾が行なわれ得る
ものと理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン、ジャン・ピエール フランス国エフ‐75001 パリ、プラス・ ドーフィーヌ 24番 (72)発明者 フォーク、ローレンス・エイ、ジュニア アメリカ合衆国60085 イリノイ、ウォー クガン、ノース・カウンティー 448番 (72)発明者 コンディー、リチャード・エム アメリカ合衆国55405 ミネソタ、ミネア ポリス、ハンボルト・アベニュー・サウス 2100番 (72)発明者 バルフォア、ヘンリー・エイチ、ジュニア アメリカ合衆国55427 ミネソタ、ミネア ポリス、ハロルド・アベニュー・ノース 6820番 (72)発明者 ラーム、フランク・エス アメリカ合衆国55414 ミネソタ、ミネア ポリス、バートン・アベニュー・サウス 29番 審査官 今村 玲英子 (56)参考文献 The Lancet vol.1 n o.8525(1987−1−17)P.119−121 The Journal of Imm unology vol.138 no.4 (1987−2−15)P.1064−1067

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臨床的健康人について、その血漿が(i)
    少なくとも約128の抗HIVp24抗体力価を示し、(ii)酵
    素免疫検定法においてHIVp24陰性であり、(iii)HIV培
    養陰性であり、(iv)少なくとも約400/血液mlのT4リン
    パ球数を有することを同定し、このドナーの血液からHI
    V感染性を中和するのに有効なHIV中和力価を有する免疫
    グロブリン試料を単離する方法によって生産される免疫
    グロブリン(IgG)。
  2. 【請求項2】一定量のHIVをHIVの感染の中和に有効な量
    の請求項1記載のIgGで処理することを特徴とする、HIV
    のインビトロ中和方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のIgGの有効量を含むことを
    特徴とする、HIVに暴露された患者におけるHIVp24に対
    する血漿抗体力価を上昇させるための医薬組成物。
  4. 【請求項4】HIVの感染性を実質的に低減化させる、請
    求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】非経口的に投与される、請求項3記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】静脈内注射または注入により投与される、
    請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】複数の用量形態で投与される、請求項3記
    載の組成物。
  8. 【請求項8】IgGが少なくとも約128の抗HIVp24抗体力価
    を示し、少なくとも約400/血液mlのT4リンパ球数を有す
    る血漿から得られるものである、HIVの感染性を中和す
    るのに有効な量のIgGを含む、HIVの感染性を中和するた
    めの組成物。
JP63507121A 1987-08-11 1988-08-10 Hivに対する高度免疫グロブリン Expired - Lifetime JPH0796560B2 (ja)

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NO900674L (no) 1990-02-12
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KR970003056B1 (ko) 1997-03-14
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AU2322588A (en) 1989-03-09
NZ225796A (en) 1991-08-27
JPH02504514A (ja) 1990-12-20
AU618555B2 (en) 1992-01-02
FI900670A0 (fi) 1990-02-09
DE3884811T2 (de) 1994-02-24
DK35290D0 (da) 1990-02-09
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WO1989001339A1 (en) 1989-02-23

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