JPH0796180A - ペット排尿処理顆粒剤 - Google Patents
ペット排尿処理顆粒剤Info
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- JPH0796180A JPH0796180A JP24313093A JP24313093A JPH0796180A JP H0796180 A JPH0796180 A JP H0796180A JP 24313093 A JP24313093 A JP 24313093A JP 24313093 A JP24313093 A JP 24313093A JP H0796180 A JPH0796180 A JP H0796180A
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Abstract
ることができ、吸水性に優れていて廃棄しやすく、安価
に製造できるペット排尿処理顆粒剤を提供する。 【構成】ペット排尿処理顆粒剤は、2%水溶液の20℃
での粘度が10000〜50000cPのセルロースエ
ーテルを0.1〜50重量部含有する。該セルロースエ
ーテルは、メトキシ置換度が10〜30%でかつヒドロ
キシエトキシルまたはヒドロキシプロポキシル置換度が
3〜30%のセルロースエーテルと、エトキシ置換度が
5〜20%でかつヒドロキシエトキシルまたはヒドロキ
シプロポキシル置換度が10〜45%のセルロースエー
テルとから選ばれる少なくとも1種類のセルロースエー
テルである。
Description
ット排尿処理顆粒剤に関するものである。
イトやベントナイト等の吸水性のある無機鉱物や、パル
プ紙吸水ポリマー等の有機吸水物質にバインダーを水と
共に混合した後直径3mm〜20mm程度の粒子に造粒
乾燥したものが使用されている。この造粒品は愛玩用ペ
ット動物の排尿を吸収して粒塊表面に付着したバインダ
ーが溶解し、排尿を吸水した粒塊同士が互いに付着して
いくつか寄り集まった固まりとなり、排尿を吸水してい
ない粒剤と区別して採取できるようになっている。また
最近ではパルプのように浄化水槽で微生物により浄化処
理可能な成分を主剤として、排尿後の粒塊の固まりを水
洗トイレに流して処理できるようにしたものや可燃性の
ごみとして廃棄しても焼却可能なものが開発されてい
る。
や子犬等は排尿後直ちに排尿部分が吸水されて排尿が見
えなくなる場所でないと排尿をしない習性や、排尿箇所
周辺が比較的衛生的になっていないと排尿しない等の習
性がある。このため排尿後直ちに排尿が吸水され粒剤が
固まりとなって取り出して廃棄できなければならない。
これらの排尿処理剤の主剤となる無機鉱物や有機材料
は、特に排尿の吸水力に優れた品種や粒径等の特性を有
するものを選定して使用することが望ましいが、安価な
排尿処理剤として製品化することは困難であった。安価
な排尿処理剤を製造するために、製紙産業で多量の廃棄
物として生じるスラッジ、製紙くずや故紙パルプ、また
は農業廃棄物として生じるもみがら粉やおから等の産業
廃棄物を排尿処理剤として使用すればよいが、産業廃棄
物は品質にばらつきが大きく、品質上のばらつきを補う
ことができる添加物がなかった。
として澱粉等の種々の水溶性高分子が使用されている
が、バインダーによっては吸水力の強い主剤を選定して
もバインダーが表面に付着することで必要な尿の吸水力
を低下させてしまう等の問題が生じたり、必要以上に吸
水部分が広がって固まりが大きくなりすぎ一回の尿の吸
水により廃棄する粒塊の固まりの分量が多くなって粒剤
の消費が非常に多くなってしまう等の問題点があった。
解決するためなされたもので、産業廃棄物のようなもの
でも主剤として使用することができ、吸水性に優れてい
て早く固まりかつ吸水した粒塊の固まりを取り出して廃
棄しやすく、しかも安価に製造することができるペット
排尿処理顆粒剤を提供することを目的とする。
み本発明者らは鋭意検討した結果、特定の粘度と置換度
を有するヒドロキシアルキルアルキルセルロースエーテ
ルを各種主剤に対して添加し使用することで、特に主剤
を限定しなくてもペット動物の排尿の吸水性に優れ、排
尿を吸水した顆粒が塊状となって早く固まる排尿処理顆
粒剤ができることを見いだし本発明を完成した。
溶液の20℃での粘度が10000〜50000cPの
セルロースエーテルを0.1〜50重量部含有するペッ
ト排尿処理顆粒剤である。該セルロースエーテルは、メ
トキシ置換度が10〜30%でかつヒドロキシエトキシ
ルまたはヒドロキシプロポキシル置換度が3〜30%の
セルロースエーテルと、エトキシ置換度が5〜20%で
かつヒドロキシエトキシルまたはヒドロキシプロポキシ
ル置換度が10〜45%のセルロースエーテルとから選
ばれる少なくとも1種類のセルロースエーテルである。
粘度はブロックフィールド型の回転粘度計により測定さ
れたものであり、置換度はJ.G.Gobler,E.P.Samsel, and
G.H.Beaber, Talanta, 9,473 (1962) に記載されてい
るZeisel-GC 手法による化学分析に準じて測定されたも
のである。
ーテルだと付着力が不十分であり、50000cPを越
えるものだと高分子量になりすぎて粒剤の溶解速度が遅
く、固化速度が遅くなる。前記の置換度範囲から外れる
と親水性と疎水性のバランスが崩れ必要な泡を巻き込む
界面活性能が不足して多孔性の顆粒剤を製造できず、排
尿吸水速度が不十分となる。またセルロースエーテルの
添加量が粒剤に対して0.1重量部未満だと付着力が不
足し、50重量部を越えるとトイレに流して処理しよう
としたとき主剤の分散が遅くなり流出配管を閉塞したり
する。
定されないが、精製されたリンターまたはウッドパルプ
にNaOHを含浸させたアルカリセルロースをオートク
レーブに仕込んだ後、内部の空気を抜いた後メチルクロ
ライド、エチルクロライド、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド等のエーテル化剤を必要量添加し、撹
拌しながら90℃に至るまで昇温してエーテル化反応さ
せ、熱水あるいは水を少量含んだアセトン等の有機溶剤
中で洗浄した後乾燥し粉砕して製造される。
イソウ土、カオリン、タルク他産業廃棄物として産出さ
れる無機材料等のあらゆる無機材料が使用でき、0.2
〜20mm程度の造粒可能な径と形状のものならいずれ
も使用可能である。また有機材料についても同様に造粒
可能なものであれば、パルプ、もみがら、木粉、穀物殻
等あらゆるものが使用できる。有機材料は固化した排尿
処理剤を可燃物として処理する場合には好都合である。
得られればいずれでもよく、押出造粒や撹拌造粒等の強
制造粒または転動造粒等の自束造粒等がある。
した本発明のペット排尿処理顆粒剤は、特定の置換度と
粘性を持つヒドロキシアルキルアルキルセルロースエー
テルが分子内にヒドロキシアルキル基という親水性の基
とアルキル基という疎水性の基を有しているため極めて
高い界面活性能を有しており、造粒粒子製造中に多数の
泡を巻き込み、造粒粒子は極めて多穴性の粒子となる。
そのため乾燥した粒子は吸水能が高い粒子となる。ヒド
ロキシアルキルアルキルセルロースエーテルは非イオン
性でありカルボキシメチルセルロースやポリアクリル酸
塩類のような高分子電解質ではないので、排尿中に含ま
れるCa等の多価金属イオン等の影響で溶解が不十分に
なることもなく、付着性能を発揮して粒子同士は付着し
やすい。また特定の置換度と粘度を持つヒドロキシアル
キルアルキルセルロースエーテルは高濃度の水溶液とな
ると高い粘弾性を示し、排尿を吸収して粘着した部分は
互いに付着して固化した粒塊に強度を与える。
廃棄物のようなものでも主剤として使用することがで
き、吸水性に優れていて早く固まりかつ吸水した粒塊の
固まりを取り出して廃棄しやすく、しかも安価に製造す
ることができる。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースエーテルを表1
に示す重量部でパルプ粉末と共に20リッターヘンシェ
ルミキサー中で混合した後、表1に示す重量部の水を添
加し混合した。混合物をバケットスクリーン押出造粒装
置の3mmスクリーンにより造粒した後、70℃で3時
間熱風乾燥装置で乾燥して顆粒剤を作成した。パルプ粉
末は故紙パルプシートを1mm角に切断したものを、細
川ミクロン社製のビクトリーミルVP−1の1mmスク
リーンにより粉砕した平均粒子径100μのものを用い
た。
度、添加重量部および作成した顆粒剤の性能評価を表1
に示した。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースエーテルを表2
に示す重量部でもみがら粉末と共に20リッターヘンシ
ェルミキサー中で混合した後、表2に示す重量部の水を
添加し混合した。混合物をバケットスクリーン押出造粒
装置の3mmスクリーンにより造粒した後、70℃で3
時間熱風乾燥装置で乾燥して顆粒剤を作成した。もみが
ら粉末は住友物産製のスミセルコBを用いた。
度、添加重量部および作成した顆粒剤の性能評価を表2
に示した。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースエーテルを表3
に示す重量部でベントナイト粉と共に20リッターヘン
シェルミキサー中で混合した後、表3に示す重量部の水
を添加し混合した。混合物をバケットスクリーン押出造
粒装置の3mmスクリーンにより造粒した後、70℃で
3時間熱風乾燥装置で乾燥して顆粒剤を作成した。ベン
トナイト粉はクニミネ工業(株)製のクニゲルを用い
た。
度、添加重量部および作成した顆粒剤の性能評価を表3
に示した。
部の食塩水20ccを人工ペット排尿として添加し、添
加直後の吸水時間を測定し、吸水した顆粒剤を固まりと
して取り出せた場合、顆粒剤の固化時間を測定し、これ
らの測定結果を1秒以内のものを1>というように記述
した。また3秒以上のものを×と記述した。
取り出した固化物が自立して放置可能なものを○、手で
取り出した直後は自立しているが時間がたつとくずれる
ものを△、搬送中に壊れてしまうものを×と記述した。
に、固化物を水の入った500ccビーカーに入れ、1
秒後に直径5mm、長さ50cmのホースを取りつけた
ロートの上から流し、ホース中で閉塞することなく排出
部まで固化物が分散して流れるかどうかを観察し、閉塞
なく分散して流れたものを○、閉塞するものを×と記述
した。
固化物を加熱した電気炉内に入れ8時間、700℃で焼
却し、焼却後に燃え残りがあるかどうかを観察し、燃え
残りのないものを○と記述した。焼却性試験は実施例1
〜12および比較例1〜11で作成した顆粒剤について
のみ行なった。
液の20℃での粘度が10000〜50000cPのセ
ルロースエーテルを0.1〜50重量部含有し、このセ
ルロースエーテルが、メトキシ置換度が10〜30%で
かつヒドロキシエトキシルまたはヒドロキシプロポキシ
ル置換度が3〜30%のセルロースエーテルと、エトキ
シ置換度が5〜20%でかつヒドロキシエトキシルまた
はヒドロキシプロポキシル置換度が10〜45%のセル
ロースエーテルとから選ばれる少なくとも1種類のセル
ロースエーテルであると、吸水時間および固化時間が1
秒以内と短く、自立性、水中分解性および焼却性も優れ
ている。
粒剤のように、セルロースエーテルの粘度や置換度が本
発明の範囲外であると、吸水時間や固化時間が長く、自
立性も劣ることがある。また比較例10、11のように
セルロースエーテルの添加量が少なすぎると自立性が悪
く、多すぎると吸水時間が長くなり水中分解性も悪い。
Claims (1)
- 【請求項1】 メトキシ置換度が10〜30%でかつヒ
ドロキシエトキシルまたはヒドロキシプロポキシル置換
度が3〜30%のセルロースエーテルと、エトキシ置換
度が5〜20%でかつヒドロキシエトキシルまたはヒド
ロキシプロポキシル置換度が10〜45%のセルロース
エーテルとから選ばれる少なくとも1種類のセルロース
エーテルであって、2%水溶液の20℃での粘度が10
000〜50000cPのセルロースエーテルを0.1
〜50重量部含有するペット排尿処理顆粒剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24313093A JP2967160B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ペット排尿処理顆粒剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24313093A JP2967160B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ペット排尿処理顆粒剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796180A true JPH0796180A (ja) | 1995-04-11 |
JP2967160B2 JP2967160B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24313093A Expired - Fee Related JP2967160B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ペット排尿処理顆粒剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967160B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24313093A patent/JP2967160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2967160B2 (ja) | 1999-10-25 |
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