JPH07313963A - ペット排尿処理顆粒剤 - Google Patents

ペット排尿処理顆粒剤

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JPH07313963A
JPH07313963A JP10839594A JP10839594A JPH07313963A JP H07313963 A JPH07313963 A JP H07313963A JP 10839594 A JP10839594 A JP 10839594A JP 10839594 A JP10839594 A JP 10839594A JP H07313963 A JPH07313963 A JP H07313963A
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JP
Japan
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water
pet urine
fatty acid
acid ester
surfactant
Prior art date
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Pending
Application number
JP10839594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Hayakawa
和久 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸水性に優れ吸水後の保形性がよく、水で流
して容易に廃棄処理が行なえるペット排尿処理顆粒剤を
提供する。 【構成】 ペット排尿処理顆粒剤は0.1〜3重量部の
界面活性剤、5〜30重量部の水溶性高分子および10
0重量部の吸水性基材を主成分に含む。界面活性剤はポ
リオキシエチレンの高級脂肪酸エステル、ソルビタンの
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンエーテ
ルの脂肪酸エステル、ドデシルベンゼンスルホン酸類か
ら選ばれ、水溶性高分子はセルロースエーテル、セルロ
ースエステル、でんぷん、ポリエチレンオキサイド、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダーから選ば
れる。吸水性基材はベントナイト、ゼオライト、ケイソ
ウ土、カオリンおよびタルクから選ばれ、その直径は
0.2〜20mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、猫や子犬等の愛玩用ペ
ット排尿処理顆粒剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】愛玩用ペットの排尿処理剤にはゼオライ
ト、ベントナイト等の吸水性のある無機鉱物またはパル
プ紙、吸水性ポリマー等の有機吸水物質にバインダーを
水と共に混合し、その後、直径3mm〜20mm程度の
粒子に造粒乾燥したものが使用されている。この造粒品
は愛玩用ペット動物の排尿を吸収して粒塊表面に付着し
たバインダーが溶解し、排尿を吸水した粒塊同士が互い
に付着していくつか寄り集まった固まりとなり、排尿を
吸水していない粒剤と区別して採取できるようになって
いる。また最近ではパルプのように浄化水槽で微生物に
より浄化処理可能な成分を主剤として、排尿後の粒塊の
固まりを水洗トイレに流して処理できるようにしたもの
や、可燃性のごみとして廃棄しても焼却可能なものが開
発されている。
【0003】室内で愛玩ペットとして飼育されている猫
や子犬等は、直ちに排尿が吸水されて見えなくなる場所
でしか排尿しない習性や、排尿箇所周辺が比較的衛生的
になっていないと排尿しない等の習性がある。このため
排尿後、粒剤は排尿を吸水した後、直ちに固まりとなっ
て取り出され廃棄できなければならない。これらの排尿
処理剤の主剤となる無機鉱物や有機材料は、特に排尿の
吸水力が優れた品種や粒径等の特性を有するものである
のが望ましい。しかしながら、これらの無機鉱物や有機
材料を安価な排尿処理剤として製品化することは困難で
あった。安価な排尿処理剤を製造するために、製紙産業
で多量の廃棄物として生じるスラッジ、製紙くずや故紙
パルプ、または農業廃棄物として生じる籾殻粉、おから
等の産業廃棄物を排尿処理剤として使用すればよいが、
産業廃棄物は品質のばらつきが大きい。このばらつきを
補える排尿処理剤への添加物は見出されていない。
【0004】また主剤を粒剤化するときに、バインダー
として澱粉等の種々の水溶性高分子が使用されている。
吸水力の強い主剤とバインダーとを混合した場合、バイ
ンダーが表面に付着して尿の吸水力を低下させたり、必
要以上に吸水部分が広がり1回の尿の吸水で廃棄する粒
塊の固まりの分量が多くなり、粒剤の消費が非常に多く
なる等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題を
解決するためなされたもので、吸水性に優れ吸水後の保
形性がよく、水で流して容易に廃棄処理が行なえるペッ
ト排尿処理顆粒剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明のペット排尿処理顆粒剤は0.1〜
3重量部の界面活性剤、5〜30重量部の水溶性高分子
および100重量部の吸水性基材を成分に含むものであ
る。
【0007】界面活性剤は水中に添加されたときに油粒
子をミセル構造として取り込み乳化分散する能力を有し
ている。界面活性剤の親水性と親油性のつりあいを表わ
すHLB(親水性新油性比)は11〜17程度である。
この性質を満たす界面活性剤はノニオン系活性剤、アニ
オン系活性剤である。ノニオン系活性剤にはポリオキシ
エチレンの高級脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタンエーテルの脂肪
酸エステルがある。具体的にポリオキシエチレンの高級
脂肪酸エステルにはポリオキシエチレンラウレート、ポ
リオキシエチレンステアレートが挙げられ、ソルビタン
の脂肪酸エステルにはソルビタンステアレートが挙げら
れ、ポリオキシエチレンソルビタンエーテルの脂肪酸エ
ステルにはポリオキシエチレンソルビタンラウレートが
挙げられる。
【0008】アニオン系活性剤にはドデシルベンゼンス
ルホン酸類がある。具体的にドデシルベンゼンスルホン
酸類にはドデシルベンゼンスルホンソーダが挙げられ
る。
【0009】界面活性剤の添加量は吸水性基材100重
量部に対して0.1〜3重量部が好ましい。0.1重量
部以下では水に対しての濡れ性が改善されず、3重量部
以上では界面活性剤を多く添加しただけの効果が発揮さ
れない。
【0010】水溶性高分子はセルロースエーテル、セル
ロースエステル、でんぷん、ポリエチレンオキサイド、
ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダである。
セルロースエーテルには、例えばメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロースが挙げられる。高分子の添
加量は5〜30重量部が好ましい。5重量部以下では、
排尿を吸収した吸水性基材がしっかりと固まらない。3
0重量部以上ではトイレに流して処理しようとしたと
き、主剤の分散が遅くなり流出配管を閉塞したりする。
【0011】吸水性基材にはベントナイト、ゼオライ
ト、ケイソウ土、カオリン、タルクや産業廃棄物として
産出されるあらゆる無機材料、有機材料が挙げられる。
吸水性基材に無機材料をそのまま使用した場合には、ペ
ット排尿処理顆粒剤を可燃物のように廃棄できず、水洗
トイレ等に流すと堆積して処理が困難になる。このため
吸水性基材には可燃性のある有機物、もしくは生物分解
性がある有機材料を少なくとも50%以上混合して使用
することが好ましい。有機材料は造粒可能であればパル
プ、籾殻、木粉、穀物粉等あらゆるものが使用できる
が、特に排尿を吸収して固化した材料を可燃物として処
理しやすいもの、あるいはトイレに流した場合、生物分
解性に優れたものを活用することが好ましい。
【0012】形状は造粒が可能な直径0.2〜20mm
程度が好ましい。0.2mm以下では径が小さすぎて均
一な形状の造粒物が得られない。20mm以上では得ら
れた造粒物が大きくなり、廃棄しにくくなる。造粒には
強制造粒、自束造粒がある。強制造粒には、例えば押し
出し造粒、撹拌造粒が挙げられる。自束造粒には、例え
ば転動造粒が挙げられる。
【0013】
【作用】ペット排尿処理顆粒剤に界面活性剤が添加され
ると顆粒剤の水に対する濡れ性が向上する。水に濡れる
部分が増加することによって、顆粒剤は排尿をよく吸収
するようになる。また水溶性高分子を添加すると顆粒剤
の結合力が増加し、排尿を吸収した後、吸水部分が早く
固まる。
【0014】
【発明の効果】本発明のペット排尿処理顆粒剤は界面活
性剤を含んでいるので、主剤がどのような産業廃棄物で
あっても、水に対しての濡れ性が改善され吸水性が向上
する。さらに水溶性高分子が含まれているので、尿を吸
収した部分が早く固まり顆粒剤の形状が保たれ、吸水し
た粒の固まりが取り出しやすくなる。適度な量の水溶性
高分子は排尿処理顆粒剤を水に流した場合、水への分散
を妨げることはないので廃棄処理を容易にする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0016】実施例1〜7および比較例1〜3 (造粒品の製造)表1に示される重量部の各種水溶性高
分子をパルプ、籾殻粉またはベントナイトと共に5リッ
ターモルタルミキサー中で混合した。その後、表1に示
される重量部の界面活性剤および水を共に加え混合し造
粒した。得られた造粒物を0℃で3時間、熱風乾燥機で
乾燥させ、目開き約2mmの金網を通過する造粒品を得
た。
【0017】(造粒品の性能試験)得られた造粒品の人
工尿吸水時間、固化状態、固化物分散体のホース通過
性、燃焼性を測定し、その結果を表1に示した。
【0018】人工尿吸水時間とは、造粒品を500cc
の金属容器に入れ、人工ペット排尿として1重量%の食
塩水10ccを造粒品に添加した直後の吸水時間であ
る。添加直後の吸水時間が1秒以下のものを良好、2秒
以上のものを不良とした。
【0019】固化状態については、吸水後、固化物を手
で取り出すことができ放置できるものを良好、手で取り
出した固化物が搬送中に壊れてしまうものを不良とし
た。
【0020】固化物分散体のホース通過性は、固化した
造粒品を500ccビーカーに入れて1秒後に直径5m
m、長さ50cmのホースを取り付けたロートの上から
流し、固化物がホース中で閉塞することなく、排出部ま
で分散して流れるかどうかで評価される。閉塞なく分散
して流れたものを良好、閉塞するものを不良とした。
【0021】燃焼性は人工排尿20ccで固化した造粒
品を700℃で加熱して電気炉内に入れ、700℃で8
時間処理し、処理後に燃え残りの造粒品がないかどうか
によって評価される。燃え残りがないものを良好、燃え
残りがあるものを不良とした。
【0022】
【表1】
【0023】(ペット排尿処理顆粒剤の性能評価)実施
例1〜7で調製されたペット排尿処理顆粒剤は吸水時
間、固化状態、ホース通過性および燃焼性が優れてい
る。これは本発明の組成比である0.1〜3重量部の界
面活性剤、5〜30重量部の水溶性高分子、100重量
部の吸水性基剤を成分に含んでいるためである。
【0024】比較例1〜3で調製されたペット排尿処理
顆粒剤は吸水時間、固化状態が悪い。これはペット排尿
処理顆粒剤が界面活性剤を全く含まないため、水に対し
ての濡れ性が改善されないからである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1〜3重量部の界面活性剤、5〜3
    0重量部の水溶性高分子、100重量部の吸水性基剤を
    成分に含むことを特徴とするペット排尿処理顆粒剤。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤がポリオキシエチレンの
    高級脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル、ポ
    リオキシエチレンソルビタンエーテルの脂肪酸エステル
    およびドデシルベンゼンスルホン酸類から選ばれる少な
    くとも1種類の化合物であることを特徴とする請求項1
    に記載のペット排尿処理顆粒剤。
  3. 【請求項3】 前記水溶性高分子がセルロースエーテ
    ル、セルロースエステル、でんぷん、ポリエチレンオキ
    サイド、ポリビニルアルコールおよびポリアクリル酸ソ
    ーダーから選ばれる少なくとも1種類の化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のペット排尿処
    理顆粒剤。
  4. 【請求項4】 前記吸水性基材がベントナイト、ゼオラ
    イト、ケイソウ土、カオリンおよびタルクから選ばれる
    少なくとも1種類の材料であり、その直径が0.2〜2
    0mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のペット排尿処理顆粒剤。
JP10839594A 1994-05-23 1994-05-23 ペット排尿処理顆粒剤 Pending JPH07313963A (ja)

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