JPH0796073B2 - 車両用シ−ト - Google Patents
車両用シ−トInfo
- Publication number
- JPH0796073B2 JPH0796073B2 JP7946887A JP7946887A JPH0796073B2 JP H0796073 B2 JPH0796073 B2 JP H0796073B2 JP 7946887 A JP7946887 A JP 7946887A JP 7946887 A JP7946887 A JP 7946887A JP H0796073 B2 JPH0796073 B2 JP H0796073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knitted
- cushion body
- shape
- knitting
- flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Knitting Of Fabric (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車用シート（座席）などの車両用シート、
詳しくは、編物を表皮として使用した車両用シートに関
する。
詳しくは、編物を表皮として使用した車両用シートに関
する。
（従来の技術とその問題点） 従来、車両用シートの表皮材としては、一般的に織物
地、合成樹脂材（例えば基布に塩化ビニール等をコーテ
ィングしたもの）などを使用しているが、これは、シー
トの外形形状にモールド加工したクッション体の表面に
密着できるように、所定形状に裁断して袋状に縫製しな
ければならない不都合があった。
地、合成樹脂材（例えば基布に塩化ビニール等をコーテ
ィングしたもの）などを使用しているが、これは、シー
トの外形形状にモールド加工したクッション体の表面に
密着できるように、所定形状に裁断して袋状に縫製しな
ければならない不都合があった。
斯る不都合を除去するものとして、丸編機で編成した表
皮（例えば実開昭58−68200号公報）が開示されている
が、これは、単純な筒状に編成することができるが、上
面側に凹凸形状を有するクッション材の外形形状に整合
するように編成することが困難であるため、シートの外
観が頗る悪い不都合があった。
皮（例えば実開昭58−68200号公報）が開示されている
が、これは、単純な筒状に編成することができるが、上
面側に凹凸形状を有するクッション材の外形形状に整合
するように編成することが困難であるため、シートの外
観が頗る悪い不都合があった。
（目的） そこで、本発明は表皮をクッション体の凹凸形状に整合
し、クッション体の表面に密接するようにすることであ
る。
し、クッション体の表面に密接するようにすることであ
る。
（構成） 以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シート
は、凹窪状の中央部と、その左右に隆起状に形成した土
手部とを有するクッション体、このクッション体の被包
する編物からなる表皮から構成され、前記表皮はその全
体を横編機による平編で編成し、且つ該表皮における前
記クッション体の隆起状土手部を被覆する額縁部は、ク
ッション体の中央部を被覆する身頃部に対して編目を減
らして編成し、クッション体の土手部の隆起形状に合致
する立体状に形成してなることを特徴とするものであ
る。
は、凹窪状の中央部と、その左右に隆起状に形成した土
手部とを有するクッション体、このクッション体の被包
する編物からなる表皮から構成され、前記表皮はその全
体を横編機による平編で編成し、且つ該表皮における前
記クッション体の隆起状土手部を被覆する額縁部は、ク
ッション体の中央部を被覆する身頃部に対して編目を減
らして編成し、クッション体の土手部の隆起形状に合致
する立体状に形成してなることを特徴とするものであ
る。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明に係る車両用（自動車用）シートを示
し、そのシートの表面には編物からなる表皮（ａ）が被
着されている。そして、この表皮（ａ）は第２図に示す
ように、発泡体製クッション体（ｂ）の表面に接着剤に
よって接着される。第２図において、図中（ｃ）はフレ
ーム、（ｄ）は前記クッション体（ｂ）を支持し、フレ
ーム（ｃ）に張架されているばね製の支持部材である。
し、そのシートの表面には編物からなる表皮（ａ）が被
着されている。そして、この表皮（ａ）は第２図に示す
ように、発泡体製クッション体（ｂ）の表面に接着剤に
よって接着される。第２図において、図中（ｃ）はフレ
ーム、（ｄ）は前記クッション体（ｂ）を支持し、フレ
ーム（ｃ）に張架されているばね製の支持部材である。
以上の発泡体製クッション体（ｂ）は、ウレタンフォー
ムでシートクッション又はシートバックの外形形状にモ
ールド加工したものであり、例えばシートクッションに
おいては、第２図に示すように、その上面における中央
部（b1）を凹窪状に、その左右の土手部（b2）（b2）を
隆起状に形成している。
ムでシートクッション又はシートバックの外形形状にモ
ールド加工したものであり、例えばシートクッションに
おいては、第２図に示すように、その上面における中央
部（b1）を凹窪状に、その左右の土手部（b2）（b2）を
隆起状に形成している。
斯るクッション体（ｂ）に被着する前記表皮（ａ）は第
３図に示すように袋状に、且つクッション体（ｂ）の外
形形状に合致するように編成されており、この編成方法
を第５図（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）において順に
説明する。
３図に示すように袋状に、且つクッション体（ｂ）の外
形形状に合致するように編成されており、この編成方法
を第５図（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）において順に
説明する。
なお、第２図、第３図において、図中（a1）は表皮
（ａ）の身頃部、（a2）（a2）は額縁部を夫々示し、第
５図（Ａ）−（Ｅ）は第４図に示すように身頃部（a1）
と額縁部（a2）との一部を拡大して説明し、第４図にお
ける点線は、平面状の身頃部（a1）と隆起状の額縁部
（a2）との境界部を示す。
（ａ）の身頃部、（a2）（a2）は額縁部を夫々示し、第
５図（Ａ）−（Ｅ）は第４図に示すように身頃部（a1）
と額縁部（a2）との一部を拡大して説明し、第４図にお
ける点線は、平面状の身頃部（a1）と隆起状の額縁部
（a2）との境界部を示す。
第５図（Ａ）は横編機を使用して、身頃部（a1）など平
面状に平編する部分を示し、図中（10）（11）（12）
（13）・・・は編針を示す。
面状に平編する部分を示し、図中（10）（11）（12）
（13）・・・は編針を示す。
斯様に横編機を使用して平編し乍ら、第４図に示すよう
に、平面状の身頃部（a1）と立体状の額縁部（a2）とを
平編するには、第４図矢印方向に編成する。
に、平面状の身頃部（a1）と立体状の額縁部（a2）とを
平編するには、第４図矢印方向に編成する。
まず、第５図（Ｂ）に示すように、１の編針（13）によ
って編糸（20）が編成できないように、あらかじめ編針
（13）を出しておく。従って、この段を編成する際に
は、この編針（13）には編成できず、その編糸（21）は
編針（13）の隣の編針（12）の下からくぐらせる。つま
り、キャリジの移動方向の中間部の編針（13）が編糸
（21）を編成できないようにして編目を減らす。第５図
（Ｂ）において（a3）の４段を平編した部分は平面状に
編成され、（a4）に示すように編目を１ケ減らすことに
より、図示する右から二つ目の部分より左側の部分が立
体状になり、前記第４図に示す額縁部（a2）の編み初め
になる。
って編糸（20）が編成できないように、あらかじめ編針
（13）を出しておく。従って、この段を編成する際に
は、この編針（13）には編成できず、その編糸（21）は
編針（13）の隣の編針（12）の下からくぐらせる。つま
り、キャリジの移動方向の中間部の編針（13）が編糸
（21）を編成できないようにして編目を減らす。第５図
（Ｂ）において（a3）の４段を平編した部分は平面状に
編成され、（a4）に示すように編目を１ケ減らすことに
より、図示する右から二つ目の部分より左側の部分が立
体状になり、前記第４図に示す額縁部（a2）の編み初め
になる。
次に第５図（Ｃ）に示すように、休止させた編針（13）
を元に戻して編目を減らした状態で次の段を平編する。
を元に戻して編目を減らした状態で次の段を平編する。
これを第５図（Ｄ）（Ｅ）に示すように繰り返すことに
より、第５図（Ｆ）（Ｇ）に示す編目が徐々に減り身頃
部（a1）に対して額縁部（a2）は立上がり、立体状に編
成される。
より、第５図（Ｆ）（Ｇ）に示す編目が徐々に減り身頃
部（a1）に対して額縁部（a2）は立上がり、立体状に編
成される。
そして、前記休止する編針（13）は額縁部の（a2）の立
体形状によって複数本同時にするも任意である。
体形状によって複数本同時にするも任意である。
斯様に本発明は編目を減らし乍ら横編機で平編すると、
減らした部分が編目を減らさない部分に対して立体状に
編成される。
減らした部分が編目を減らさない部分に対して立体状に
編成される。
なお、図示するものは、身頃部（a1）と額縁部（a2）の
一部との編成方法を示したが、額縁部（a2）にまち部も
同時、且つ一体に横編機を使用して平編でき、まち部等
の編成方法は、本願出願人の出願に係る特願昭60−2983
24号の方法による。
一部との編成方法を示したが、額縁部（a2）にまち部も
同時、且つ一体に横編機を使用して平編でき、まち部等
の編成方法は、本願出願人の出願に係る特願昭60−2983
24号の方法による。
（効果） 本発明によれば、表皮全体が横編機を使用して平編で
き、しかもクッション材の隆起状土手部に密着するよう
にその額縁部を立体状に編成できる。そのため、凹凸状
の表面形状に沿った表皮が得られるため、シートの外観
が向上する。
き、しかもクッション材の隆起状土手部に密着するよう
にその額縁部を立体状に編成できる。そのため、凹凸状
の表面形状に沿った表皮が得られるため、シートの外観
が向上する。
加えて、表皮の額縁部は身頃部に対して編目を減らして
編成し、その編目を減らす部分より立上がるため、立上
がり部分のみの編糸の密度が高くなり、この部分がクッ
ション体の隆起部に相当するため、該部の摩耗等が防止
できる。
編成し、その編目を減らす部分より立上がるため、立上
がり部分のみの編糸の密度が高くなり、この部分がクッ
ション体の隆起部に相当するため、該部の摩耗等が防止
できる。
第１図は本発明に係る車両用シートの斜視図、第２図は
第１図におけるII−II線断面図、第３図は表皮の断面
図、第４図は額縁部と身頃部との一部を編成する説明
図、第５図（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）は編成方法
を順に示す説明図、第５図（Ｆ）は第５図（Ｄ）の側面
図、第５図（Ｇ）は第５図（Ｅ）の側面図である。 図中、（ａ）は表皮、（a1）は表皮の身頃部、（a2）
（a2）は表皮の額縁部、（ｂ）はクッション体を夫々示
す。
第１図におけるII−II線断面図、第３図は表皮の断面
図、第４図は額縁部と身頃部との一部を編成する説明
図、第５図（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）は編成方法
を順に示す説明図、第５図（Ｆ）は第５図（Ｄ）の側面
図、第５図（Ｇ）は第５図（Ｅ）の側面図である。 図中、（ａ）は表皮、（a1）は表皮の身頃部、（a2）
（a2）は表皮の額縁部、（ｂ）はクッション体を夫々示
す。
Claims (1)
- 【請求項１】凹窪状の中央部と、その左右に隆起状に形
成した土手部とを有するクッション体、このクッション
体を被包する編物からなる表皮から構成され、前記表皮
はその全体を横編機による平編で編成し、且つ該表皮に
おける前記クッション体の隆起状土手部を被覆する額縁
部は、クッション体の中央部を被覆する身頃部に対して
編目を減らして編成し、クッション体の土手部の隆起形
状に合致する立体状に形成してなることを特徴とする車
両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7946887A JPH0796073B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 車両用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7946887A JPH0796073B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 車両用シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63246191A JPS63246191A (ja) | 1988-10-13 |
| JPH0796073B2 true JPH0796073B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=13690718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7946887A Expired - Fee Related JPH0796073B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 車両用シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0796073B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6179458B2 (ja) * | 2014-05-20 | 2017-08-16 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7946887A patent/JPH0796073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63246191A (ja) | 1988-10-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |