JPH0795871B2 - 分散型制御装置及びその試験方法 - Google Patents

分散型制御装置及びその試験方法

Info

Publication number
JPH0795871B2
JPH0795871B2 JP1171373A JP17137389A JPH0795871B2 JP H0795871 B2 JPH0795871 B2 JP H0795871B2 JP 1171373 A JP1171373 A JP 1171373A JP 17137389 A JP17137389 A JP 17137389A JP H0795871 B2 JPH0795871 B2 JP H0795871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
control
control device
test
tested
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1171373A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0336895A (ja
Inventor
正昭 渋井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1171373A priority Critical patent/JPH0795871B2/ja
Publication of JPH0336895A publication Critical patent/JPH0336895A/ja
Publication of JPH0795871B2 publication Critical patent/JPH0795871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の制御装置を情報伝達装置で接続した分散
形制御装置の試験装置及び試験方法に係り、特にオンラ
イン中に制御装置を試験するに好適な試験装置と試験方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来技術である複数の制御装置を情報伝達装置で接続し
た分散形制御システムの一般的な構成を第8図に示す。
即ち、従来の分散形制御システムは、制御装置I,制御装
置II及び制御装置jの複数の制御装置Iで構成し、個々
の制御装置Iはそれぞれの対象設備4を分担し制御して
いる。
設備I〜設備jは各設備間で有機的に結合され、この為
制御装置間でも、他設備の情報を知り、自制御装置の制
御条件・制御データとして使用すべく、情報伝達装置2
にて制御情報を伝達している。
ここで制御装置間情報の伝達について、第9図に示す一
般的な例を基に説明する。
各設備の内容は、原料供給設備として、複数の原料設備
A,B〜nと、これら原料を計量する計量設備、及びこれ
らの設備を制御する原料供給設備制御装置Iから構成
し、反応設備として、この原料供給設備から供給する原
料を反応させ製品を作る複数の反応釜1,2〜iと、これ
を制御する反応釜設備制御装置IIから構成し、製品倉庫
設備として完成した製品を格納する複数の製品倉庫I,II
〜jと、これを制御する製品倉庫設備制御装置IIIから
構成し、これら製造設備にユーティリティを供給するユ
ーティリティ設備として、空気供給設備とこれを制御す
る制御装置IVと、蒸気供給設備とこれを制御する制御装
置Vと、電気供給設備とこれを制御する制御装置VIと、
これらの全設備を運転する為の監視操作盤とこれを制御
する制御装置VIIである。それぞれの設備はa〜eに示
すとおり接続されている。即ち、原料供給設備から供給
を受けた反応設備はaを介して原料の供給を受け、反応
設備で完成した製品はbを介して製品倉庫設備へ格納さ
れる。一方、空気供給設備は、製造設備へ供給すべくc
を介して供給し、同様に蒸気設備dを介して供給し、電
気供給設備は、他の設備へ供給すべくeを介して供給す
る。又、監視操作盤はオペレータの指示をfを介して行
い、各設備の情報はgにより監視操作盤へ表示される。
制御装置間では次の情報が必要となる。
a1;原料供給設備から反応設備へ計量が完了したことを
告げる情報でこの情報により反応設備は、原料の供給を
受ける制御に係る条件とする。
b1;反応設備から製品倉庫設備へ、どの反応釜の処理が
完了したかを告げる情報でこの情報により製品倉庫設備
は、製品を受ける制御に係る条件とする。
c1;反応供給設備が正常に各設備へ供給していることを
告げる情報で、各設備はこの情報が正常信号であること
をもって運転条件とし、異常信号時は設備を安全に停止
する条件とする。
d1,e1;c1と同様で、d1は蒸気供給設備、e1は電気供給設
備の正常/異常情報であり、各設備はc1と同様の条件と
して用いる。
c2〜c4;各設備の運転状態を空気供給設備へ示す情報
で、この情報によって負荷側の状態を知り空気供給設備
を効率的に運転する為の判断条件とする。
d2〜d4;各設備の運転状態を蒸気供給設備へ示す情報
で、c2〜c4の情報と同様に、効率的な運転を行う為の判
断条件とする。
e2〜e6;各設備の運転状態を電気供給設備へ示す情報
で、c2〜c4の情報と同様に、効率的な運転を行う為の判
断条件とする。
f1;監視操作盤の操作指示を各設備へ送る情報で、各設
備へ、制御開始・終了・一時停止等を知らせる。
g1;各制御装置の稼動状態、運転状態を知らせる情報
で、監視操作盤へ表示し、オペレータへ知らせる情報と
する。
以上説明した通り、各情報は設備と設備が結合されれば
必ず存在するもので、制御条件等のインターロック情報
などに使用される。又、情報は制御が高度になればなる
程複雑となり増えるものとなる。従って制御装置間の情
報5は、個々の制御装置が有機的に結合し、プラント全
体を分散形制御システムとして稼動させる為の重要な情
報となっている。
又、上記説明で効率的な運転とは、複数の装置(例えば
空気供給設備ではコンプレッサ)を負荷側の状況によ
り、稼動台数を決定する台数制御や、負荷バランス、環
境条件等から最適運転状態を判断し設備を制御する、最
適化制御等を用いた運転を言う。
この制御装置間情報5は、第8図に示す、制御装置Iで
発生するG I 1〜G I 3はメモリ転写機能又は通信機能を
有する情報伝達装置2により、他制御装置へ送られる。
同様に制御装置IIで発生する制御装置間情報5(G II 1
〜G II 3)は情報伝達装置2により他制御装置へ送ら
れ、制御装置jで発生する制御装置間情報5(Gj1〜Gj
3)は情報伝達装置2により他制御装置へ送られる。
ここで、設備4の一部に運用の変更や、設備の変更が発
生し、たとえば、制御装置Iの制御ロジックの改造が必
要となる。改造後の制御ロジックの確認時には制御装置
間情報5も試験することが必要となる。
即ち、改造対象となる該制御装置Iと、改造対象以外の
他制御装置(II〜VII)との関係で、制御装置間情報5
が影響を受けることとなり、該制御装置Iから発生し他
制御装置へ送る制御装置間情報5は、改造時の不具合
や、改造試験時の試験情報が他制御装置へ送られ誤判断
される危険性があった。又、逆に他制御装置から該制御
装置Iへ送られる情報はオンライン稼動している情報で
あるが改造試験の為、情報を操作する必要があり、該制
御装置Iの改造部分を条件を変えて試験する必要があっ
た。又、試験した結果で発生する該制御装置Iから他制
御装置Iへ送られる制御装置間情報5は、試験結果とし
て見る必要があった。
このように、分散形制御システムに於て試験装置の必要
機能は、 (1) 制御装置間情報5を如何に自由に操作できる
か、 (2) 制御装置間情報5の動きを如何に具体的に見れ
るかにある。
従来の分散形制御システムでは、上記の機能を備えたも
のは無く、設備全体を停止して制御装置間情報5を操作
するか、第10図の手段11に示すとおり、改造対象となる
制御装置Iを情報伝達装置2から切離して試験してい
た。又、制御装置間情報5に対しては手段12に示す通り
情報伝達装置2に回線トレーサを接続し試験していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来技術では、改造した制御ロジックの確認試験
が必要となるが、改造時のロジックミスや確認テスト時
のテスト情報が正常稼動し設備を制御している他制御装
置(増設改造の対象となっていない全制御装置)へ悪影
響を与えることが無い様に、また該制御装置Iの確認試
験を、制御装置間情報5を任意に変更し制御ロジックの
条件・データを変えて実施するのに、設備全体を停止し
て実施していた。しかしながら任意に設備全体を停止で
きるプラントは少なく、特に本発明の対象となる、複数
の制御装置を有した大規模なプラントでは、電気・水・
蒸気・空気等プラントの共通的な設備であるユーティリ
ティ設備等も制御対象としており、設備全体を停止する
ことは事実上不可能であった。この為、従来第10図に示
す手段11の通り、正常稼動中の他制御装置から増設改造
が発生した該制御装置Iを情報伝達装置2から切離し、
該制御装置Iを独立させ確認試験を実施していた。しか
し、制御装置間情報5の情報単位(G I 1,G I 2……)
の考慮が無く一括して情報伝達装置2から切離していた
為、1)該制御装置Iで、増設改造とは無関係な制御装
置間情報は他制御装置へ送れない。2)複数の制御装置
で増設改造が発生した場合(現実にはこのケースが制御
装置単独で増設改造が発生する場合より多い)、複数の
制御装置間の制御装置間情報5を用いた連動試験ができ
ない問題があった。
即ち、複数の関連した制御装置で増設改造を行った場
合、増設改造時の確認試験は一般的に、制御装置単独で
試験する単独試験モード、複数の関連した制御装置を連
動して試験する連動試験モード、全ての制御装置を動作
させ総合的に試験する総合試験モードを経て試験を完了
する。しかし、従来技術では、連動試験モードと総合試
験モードが実施できず、単独試験モードから直接オンラ
インへ組込まれる為、オンライン稼動中に連動上の不具
合が発生し、設備を停止させる等の重大なトラブルを生
じる要因となっていた。
上記従来技術はまた、試験対象となる制御装置間情報5
を選択しトーレスする考慮がされておらず、トーレス結
果からの判断で試験対象となる制御装置間情報5を選択
し、解析しなければならない問題があった。
本発明の目的は上記問題を解決し、複数の設備を有しオ
ンライン中に増設改造の対象になっている設備の制御装
置を試験出来る装置と試験方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、設備を制御する複数の制御装置と該制御装
置間で制御情報の授受を行う情報伝達装置とを有する分
散型制御装置において、前記各々の制御装置と前記情報
伝達装置との間に前記各々の制御装置をオンラインで試
験を行う試験装置を設けることによって達成される。そ
の試験装置は制御装置間情報に時間情報を付加して保持
するバッファと、制御素装置間及び制御装置と試験装置
間の情報の授受を選択する情報選択手段、すなわち、制
御装置で発生した制御装置間情報を該バッファへ送るか
否かの選択をする出力トレーススイッチと、一方の制御
装置で発生した制御装置間情報を他方の制御装置へ送る
か模擬制御情報として前記試験装置内に保持するかの選
択をする出力選択スイッチと、他方の制御装置で発生し
た制御装置間情報と前記試験装置内に保持されている模
擬制御情報との何れかを選択して一方の制御装置に入力
する入力選択スイッチと、その入力選択スイッチの選択
した情報をトレースバッファで保持するか否かの選択を
する入力トレーススイッチと、を有する情報選択手段
と、バッファの参照や、各々の制御装置に模擬情報の設
定と参照を行う入出力装置と、を設けている。上記目的
はまた、試験対象となる設備の制御装置を単独で試験す
る単独試験モード時は、オンラインで稼動中の制御装置
間のみ情報の授受を可能とし、オンラインで稼動中の制
御装置と試験対象となる制御装置間の情報の授受を禁止
するように、試験装置の情報選択手段を操作し、試験対
象となる設備の制御装置間で情報を授受して試験をする
連動試験モード時は、試験対象となる制御装置間同士と
オンラインで稼動中の制御装置間同士の情報の授受を可
能とし、試験対象となる制御装置とオンラインで稼動中
の制御装置間の情報の授受を禁止するように試験装置の
情報選択手段を操作し、オンラインで稼動中の制御装置
から試験対象となる設備の制御装置へ情報を受け入れて
試験をする総合試験モード時は、試験対象となる制御装
置間同士とオンラインで稼動中の制御装置間同士の情報
の授受及びオンラインで稼動中の制御装置から試験対象
となる制御装置への情報の供給を可能とし、試験対象と
なる制御装置からオンラインで稼動中の制御装置への情
報の供給を禁止するように試験装置の情報選択手段を操
作する分散型制御装置の試験方法を提供することにより
達成される。
〔作用〕
本発明の分散型制御装置によれば、各々の制御装置と情
報伝達装置との間に前記各々の制御装置をオンラインで
試験を行う試験装置を設けている。試験装置では、バッ
ファは時間情報を付加して制御情報を保持し、情報選択
手段は出力トレーススイッチが一方の制御装置で発生し
た制御情報を前記バッファへ送るか否かの選択をし、出
力選択スイッチが一方の制御装置で選択した制御情報を
他方の制御装置へ送るか模擬制御情報として一方の試験
装置内に保持するかの選択をし、入力選択スイッチが他
方の制御装置で発生した制御情報と前記試験装置内に保
持されている模擬制御情報とから何れかを選択して一方
の制御装置に入力し、入力トレーススイッチが入力選択
スイッチの選択した情報を前記バッファで保持するか否
かの選択をし、入出力装置は前記バッファの参照と模擬
情報の参照と設定を行う。
そして上記の試験装置を用いて試験対象となる設備の制
御装置を単独で試験する単独試験モード時は、オンライ
ンで稼動中の制御装置間のみ情報の授受を可能とし、オ
ンラインで稼動中の制御装置と試験対象となる制御装置
間の情報の授受を禁止するように試験対象となる制御装
置の試験装置とオンラインで稼動中の制御装置の試験装
置の情報選択手段を操作する。試験対象となる設備の制
御装置間で情報を授受して試験をする連動試験モード時
は、試験対象となる制御装置間同士とオンラインで稼動
中の制御装置間同士の情報の授受を可能とし、試験対象
となる制御装置とオンラインで稼動中の制御装置の情報
の授受を禁止するように試験対象となる制御装置の試験
装置とオンラインで稼動中の制御装置の試験装置の情報
選択手段を操作する。オンラインで稼動中の制御装置か
ら試験対象となる設備の制御装置へ情報を受け入れて試
験をする総合試験モード時は、試験対象となる制御装置
間同士とオンラインで稼動中の制御装置間同士の情報の
授受及びオンラインで稼動中の制御装置から試験対象と
なる制御装置への情報の供給を可能とし、試験対象とな
る制御装置からオンラインで稼動中の制御装置への情報
の供給を禁止するように試験対象となる制御装置の試験
装置とオンラインで稼動中の制御装置の試験装置の情報
選択手段を操作する。これにより、どの設備の制御装置
が増設又は改造を行った後もオンラインで稼動中にその
制御装置の作動確認試験を行うことができるのでプラン
トの操業度低下を防止する効果が得られる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。
第1図は本発明の実施例の全体構成図で、複数台の制御
装置Iと、複数の制御装置間情報5を、送信元から送信
元以外の制御装置Iへ送る手段を有した情報伝達装置2
から構成された分散形制御システムにおいて、制御装置
I毎に対応した分散形制御システム試験装置3を介して
制御装置Iと情報伝達装置2を接続する。
ここで、試験装置3の詳細を説明する為に、仮に制御装
置Iの試験装置I3を例とし、第2図により以下説明す
る。
制御装置Iの制御装置間情報5(G I 1〜G I i)とし
て、制御装置I以外の制御装置へ送るため、制御装置I
からの情報は試験装置I3で一旦記憶手段11に格納してお
く。ここで、出力側制御装置間情報トレース手段100に
示すように、記憶手段11の情報11′(i)に対応した出
力トレーススイッチ12及び記憶手段19の前回情報19′
(i)を持ち、出力トレーススイッチ12のONとなってい
る情報11′と前回情報19′を比較し、不一致ならば情報
11′に日付・時刻を付加し、トレースバッファ7に格納
する。第3a図に、手段100を実現する為の処理をフロー
チャートによって示す。次に制御装置間情報出力選択手
段200に示すように、情報11′と対応した出力選択スイ
ッチ13及び送信情報記憶手段15、試験情報記憶手段14を
持ち、出力選択スイッチ13の各スイッチがON側となって
いる情報11′は、対応する記憶手段15に送信情報15″と
して格納し、出力選択スイッチ13がOFF側となっている
情報11′は、対応する記憶手段14に試験情報14′として
格納し、送信情報15′は情報伝達装置2を経由して制御
装置I(自動制御装置)以外の全制御装置へ、制御装置
Iの制御装置間情報5として送る。すなわち、試験対象
の制御装置Iの制御装置間情報5のうち、改造と無関係
で、試験によって影響を受けない情報は他の制御装置へ
送られる。第3b図に手段200を実現する為の処理をフロ
ーチャートによって示す。一方制御装置I以外の他の制
御装置からの複数の制御装置間情報5は、情報伝達装置
2を経由して常に受信情報記憶手段25に情報25′として
受信されている。ここで、制御装置間情報入力選択手段
300に示すように、受信情報25′の制御装置毎の情報数
(i)と、他制御装置台数(j)と同数で、受信情報2
5′と対応した、入力選択スイッチ23及び模擬情報記憶
手段24を持ち、入力選択スイッチ23の各スイッチがON側
となっている場合は受信情報25′を対応する記憶手段21
に情報21′として格納し、スイッチ23がOFF側となって
いる場合はあらかじめ記憶されている模擬情報24′を対
応する記憶手段21に情報21′として格納する。第3c図に
手段300を実現する為の処理をフローチャートによって
示す。次に入力側制御装置間情報トーレス手段400に示
すように、受信情報25′の制御装置毎の情報数(i)
と、他制御装置台数(j)と同数で、受信情報25′と対
応した入力トレーススイッチ22を持ち、ONとなっている
入力トレーススイッチ22と対応した情報21′(即ち手段
300により受信情報25′か模擬情報24′の選択された結
果の情報)の情報を、前回情報29′と比較し、不一致な
らば情報221に日付・時刻を付加しトレースバッファ7
に格納する。第3d図に手段400を実現するための処理を
フローチャートによって示す。情報14′と24′の参照や
変更あるいは、トレースバッファ7の参照および試験モ
ードの設定などは、第4図に示す分散形システム試験装
置3は入出力装置8と試験モード選択回路9を具える手
段500によって実施する。
又、制御装置間情報5のトレース指示の変更は出力トレ
ーススイッチ12及び22の操作、送受信情報と模擬情報の
選択変更は出力選択スイッチ13及び入力選択スイッチ23
の操作によって可能となる。
以上制御装置Iを例として説明したが、同様に、制御装
置IIと対応した試験装置II、制御装置jと対応した試験
装置jについても、自制御装置と他制御装置との関係を
変えるのみで同様に実施できる。
次に、以上の手段100〜500を持つ試験装置を、各制御装
置毎に持つ分散形制御システムにおいて、複数の制御装
置に増設改造が発生した場合の試験方法について説明す
る。
制御装置の試験は、増設改造が発生した対象制御装置を
1台づつ個別に、単独で試験する単独試験モード、該制
御装置と関連する他の制御装置との連動で試験する連動
試験モード、増設改造とは関係が無かった制御装置の制
御装置間情報も組込んで総合的に試験する総合試験モー
ドを経てオンラインへ組込む。
各試験モードに応じた一実施例を、単独試験モードは第
5図、連動試験モードは第6図、システム試験モードは
第7図によって説明する。
本図では説明の都合によって試験装置3の内、試験モー
ドに関連する手段のみを取り上げ説明する。又、説明を
わかりやすくすため、各制御装置1から発生する制御装
置間情報15は1種類として説明する。
ます単独試験モード時の試験は、第5図に示す通り、改
造の対象となり試験を必要とする制御装置I,IIは、オン
ライン稼動中の制御装置III,IVから切離し、それぞれ独
立して試験する為、制御装置I及びIIの入力選択スイッ
チ23と出力選択スイッチ13を全てOFFとすることによっ
て、オンライン稼動中の制御装置III,IVへ影響を与える
こと無く独立して試験できる。
次に、改造の対象となる制御装置I,IIを連動してオンラ
イン稼動中の制御装置III,IVに影響を与えず試験する。
連動試験モードの試験方法について述べる。
第6図において改造の対象となる制御装置は、制御装置
Iと制御装置IIである。制御装置IIIと制御装置IVは対
象となる設備を制御して稼動状態にある。この状況下
で、制御装置IとIIを連動した試験を、稼動状態の制御
装置III,IVから切離して実施する場合、改造対象の制御
装置Iにおいて、制御装置Iからの制御装置間情報G I
は対応した出力選択スイッチ13をONにし他制御装置II,I
II,IVへ情報を送る。制御装置IIは自身も改造し連動試
験が必要であり制御装置間情報G Iをそのまま使用すべ
く試験装置IIのG Iと対応した入力選択スイッチ23をON
とする。制御装置III,IVは制御装置間情報G Iは改造中
の情報であり影響を無くす為、対応する入力選択スイッ
チ23をそれぞれOFFしておき、模擬情報を使用して運転
する。同様に制御装置IIから発生する制御装置間情報G
IIも、試験装置Iの対応する入力選択スイッチ23をONと
し、試験装置IIの対応する出力選択スイッチ13をONと
し、試験装置III,IVの対応するスイッチ入力選択23をOF
Fとする。
一方稼動状態にある制御装置III,IVで発生する制御装置
間情報G III,G IVは、試験装置III,IVの対応する入力選
択及び出力選択のスイッチはONとし、改造対象となる制
御装置I,IIと対応した試験装置I,IIの制御装置間情報G
III,G IVと対応した入力選択スイッチをOFFとし、模擬
情報を使用して確認試験を実施する。
以上の試験方法によって、オンライン稼動中の制御装置
間情報G III,G IVは、連動試験中制御装置I,IIへ影響を
与えず、又連動試験中の制御装置間情報G I,G IIは、オ
ンライン稼動中の制御装置III,IVへ影響を与えず、オン
ライン稼動中に連動試験が可能となる。
次に総合試験モードでは、第7図に示す通り、改造対象
の制御装置I,IIの制御装置間情報G I,G IIのみ、オンラ
イン稼動中の制御装置III,IVへ影響を与えない様、制御
装置III,IVの対応する入力選択スイッチ23をOFFとし、
試験対象の制御装置I,IIの入力選択スイッチ23と出力選
択スイッチ13の全てをONとして試験することによって、
全制御装置の制御装置間情報を試験する制御装置I,IIは
使用でき、又試験する制御装置I,IIの制御装置間情報
は、オンライン稼動中の制御装置III,IVへ影響を与えず
にシステムの総合試験が、オンライン稼動中に可能とな
る。
本発明の実施例によれば、分散形制御システムの増設改
造時において、制御装置間情報5では、試験装置3の手
段100及び手段500により、試験対象制御装置で発生した
複数の制御装置間情報5を、必要情報のみ選択して情報
の動きを確認できる効果があり、又手段400及び手段500
により、該制御装置で使用した他制御装置の複数の制御
装置間情報5を、必要情報のみ選択して情報の動きを確
認できる効果がある。又手段200及び手段500にて該制御
装置で発生した複数の制御装置間情報5を、必要情報の
み選択して該制御装置の制御装置間情報として送れる効
果があり、他制御装置への悪影響がある該制御装置の制
御装置間情報は、情報として送らず、テスト用のデータ
として監視できる効果がある。又手段300及び手段500に
て、他制御装置で発生した複数の制御装置間情報は、手
段500により与えられた任意の模擬データを制御装置間
情報とするか、又は、直接他の制御装置から送られた情
報とするか、個別情報毎に選択でき、任意の試験を可能
とする効果がある。また、この分散形制御システム試験
装置を、試験モードに応じて用いることにより、増設改
造対象外制御装置への悪影響が無く、オンライン稼動状
態で、単独試験モード、連動試験モード、総合試験モー
ドの試験が可能となる効果がある。
又、第4図に示す様に、上記試験モードに応じた選択ス
イッチの状態を、試験装置内に記憶しておき、試験装置
3に接続された入出力装置から試験モードを入力するこ
とにより、自動的に試験モードに対応した選択スイッチ
の状態をセットする手段を設けることによりスイッの操
作を不要とする効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、各々の制御装置と情報伝達装置との間
に制御情報の授受を選択する試験装置を設け、その情報
選択手段を操作して、他の設備の制御装置がオンライン
稼動中に制御装置の増設又は改造及びその後の作動確認
試験を行うことができるのでプラントの操業度低下を防
止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る全体構成図、第2図は第
1図に示した試験装置のブロック図、第3a図〜第3d図は
本発明の実施例の動作を示すフローチャート、第4図は
第1図に示した試験装置の入出力装置のブロック図、第
5図は本発明の実施例における単独試験モード時の結線
図、第6図は本発明の実施例における連動試験モード時
の結線図、第7図は本発明の実施例における総合試験モ
ード時の結線図、第8図は従来例の全体構成図、第9図
は従来の全設備及び制御装置の構成図、第10図は従来の
試験を行う時の全体構成図である。 1……制御装置、2……情報伝達装置、3……試験装
置、4……設備、5……制御装置間情報。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設備を制御する複数の制御装置と、該制御
    装置間で制御情報の授受を行う情報伝達装置とを有する
    分散型制御装置において、 前記各々の制御装置と前記情報伝達装置との間に前記各
    々の制御装置をオンラインで試験を行う試験装置を設け
    たことを特徴とする分散型制御装置。
  2. 【請求項2】設備を制御する複数の制御装置と、該制御
    装置間で制御情報の授受を行う情報伝達装置とを有する
    分散型制御装置において、 該制御装置で発生した制御情報から必要とするものを選
    択しその内容に変化があった場合に時間情報を付加して
    出力する第1の出力制御情報トレース手段と、前記制御
    装置で発生した制御情報を前記情報伝達装置を介して他
    の制御装置へ出力するか模擬情報として保持するかを選
    択する出力制御情報選択手段と、前記情報伝達装置を介
    して他の制御装置が出力する制御情報を前記制御装置へ
    入力するか前記模擬情報を入力するか選択する入力制御
    情報選択手段と、該入力制御情報選択手段が選択した情
    報をから必要とするものを選択しその内容に変化があっ
    た場合に時間情報を付加して出力する第2の出力制御情
    報トレース手段と、前記第1の出力制御情報トレース手
    段と該第2の出力制御情報トレース手段からの時間情報
    が付加された制御情報を入力して保持する記憶手段と前
    記模擬情報の参照及び設定と前記各々の選択を行う試験
    装置入力出力手段とを設けたことを特徴とする分散型制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記試験装置が、制御情報に時間情報を付
    加して保持するトレースバッファと、一方の制御装置で
    発生した制御情報を該トレースバッファへ送るか否かの
    選択をする出力トレーススイッチと、前記一方の制御装
    置で発生した制御情報を他方の制御装置へ送るか模擬制
    御情報として前記試験装置内に保持するかの選択をする
    出力選択スイッチと、他方の制御装置で発生した制御情
    報と前記試験装置内に保持されている模擬制御情報との
    何れかを選択して一方の制御装置に入力する入力選択ス
    イッチと、該入力選択スイッチの選択した制御情報を前
    記トレースバッファで保持するか否かの選択をする入力
    トレーススイッチとを有することを特徴とする請求項1
    に記載の分散型制御装置。
  4. 【請求項4】前記トレースバッファの参照と、前記模擬
    情報の参照と設定を行う入出力装置を前記各々の制御装
    置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の分散型制
    御装置。
  5. 【請求項5】試験対象となる設備の制御装置を単独で試
    験する単独試験モード時に、オンラインで稼動中の制御
    装置間の情報の授受を可能とし、オンラインで稼動中の
    制御装置と試験対象となる制御装置間の制御情報の授受
    を禁止するように試験対象となる制御装置の試験装置と
    オンラインで稼動中の制御装置の試験装置の情報選択手
    段を操作することを特徴とする分散型制御装置の試験方
    法。
  6. 【請求項6】試験対象となる設備の制御装置間で情報を
    授受して試験をする連動試験モード時に、試験対象とな
    る制御装置間同士の情報の授受とオンラインで稼動中の
    制御装置間同士の情報の授受を可能とし、試験対象とな
    る制御装置とオンラインで稼動中の制御装置間の情報の
    授受を禁止するように試験対象となる制御装置の試験装
    置とオンラインで稼動中の制御装置の試験装置の情報選
    択手段を操作することを特徴とする分散型制御装置の試
    験方法。
  7. 【請求項7】オンラインで稼動中の制御装置から試験対
    象となる設備の制御装置へ情報を受け入れて試験をする
    総合試験モード時に、試験対象となる制御装置間同士と
    オンラインで稼動中の制御装置間同士の情報の授受及び
    オンラインで稼動中の制御装置から試験対象となる制御
    装置への情報の供給を可能とし、試験対象となる制御装
    置からオンラインで稼動中の制御装置への試験対象情報
    の供給を禁止するように試験対象となる制御装置の試験
    装置とオンラインで稼動中の制御装置の試験装置の選択
    情報手段を操作することを特徴とする分散型制御装置の
    試験方法。
JP1171373A 1989-07-03 1989-07-03 分散型制御装置及びその試験方法 Expired - Lifetime JPH0795871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1171373A JPH0795871B2 (ja) 1989-07-03 1989-07-03 分散型制御装置及びその試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1171373A JPH0795871B2 (ja) 1989-07-03 1989-07-03 分散型制御装置及びその試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0336895A JPH0336895A (ja) 1991-02-18
JPH0795871B2 true JPH0795871B2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=15921980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1171373A Expired - Lifetime JPH0795871B2 (ja) 1989-07-03 1989-07-03 分散型制御装置及びその試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0795871B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200037679A (ko) * 2018-10-01 2020-04-09 주식회사 파워이십일 타 제어기의 동작을 고려한 제어기 테스트 시스템 및 제어기 테스트 방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8088506B2 (en) 2003-11-26 2012-01-03 Eveready Battery Company, Inc. Fluid consuming battery with fluid regulating system
WO2006098718A1 (en) * 2005-03-10 2006-09-21 Eveready Battery Company, Inc. Air cell with improved leakage resistance
FI122914B (fi) 2005-04-01 2012-08-31 Biohit Oyj Elintarvikekoostumus asetaldehydin sitomiseksi suussa ja ruoansulatuskanavassa ja menetelmä koostumuksen valmistamiseksi

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200037679A (ko) * 2018-10-01 2020-04-09 주식회사 파워이십일 타 제어기의 동작을 고려한 제어기 테스트 시스템 및 제어기 테스트 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0336895A (ja) 1991-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101393430B (zh) 在过程设备中升级及提供控制冗余的方法及设备
EP3416014B1 (en) Process data synchronization between redundant process controllers
JPS63124733A (ja) 家庭電化機器の集中制御装置
JPH10154991A (ja) Plcを用いた制御システム
JPH0795871B2 (ja) 分散型制御装置及びその試験方法
KR101455351B1 (ko) 전동기 자동전환 운전장치의 제어 및 통합감시가 가능한 통합감시 시스템
JPH1139002A (ja) コントローラのバックアップシステム
JPS61150005A (ja) ロ−ダ装置
JPH0865331A (ja) 監視制御装置
JP3360385B2 (ja) プラント制御装置
JP2001008366A (ja) 監視制御システム
JPH08106301A (ja) プラントプロセス制御システム
JP2724780B2 (ja) アイソレーション装置
JPH07108385A (ja) 抵抗溶接機の通信ネットワ−クシステム
JPH06214601A (ja) 設備制御装置のバックアップ装置
JPH01311788A (ja) 電力線搬送ホームコントロール装置
JPS5928743A (ja) 遠方監視制御装置
JP2914773B2 (ja) 運転訓練シミュレータ装置
JPS5927310A (ja) 作業セル制御装置
JPH06274499A (ja) 生産システム
JPS63108407A (ja) 集中制御システム
JP2003280701A (ja) 3重化構成制御装置
JPH02207643A (ja) 通信制御装置
JPH09155695A (ja) 設備生産状況管理装置
JP3277000B2 (ja) 分散型プロセス入出力装置