JPH079564Y2 - 通信用保安器 - Google Patents

通信用保安器

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JPH079564Y2
JPH079564Y2 JP1990049270U JP4927090U JPH079564Y2 JP H079564 Y2 JPH079564 Y2 JP H079564Y2 JP 1990049270 U JP1990049270 U JP 1990049270U JP 4927090 U JP4927090 U JP 4927090U JP H079564 Y2 JPH079564 Y2 JP H079564Y2
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JP
Japan
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base
metal
cover
conductive resin
peripheral surface
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JP1990049270U
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JPH0410537U (ja
Inventor
忠一 斉藤
実 長久
Original Assignee
目黒電機製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は入,出力コネクタとサージ吸収回路素子を搭載
せるベースにカバーを被嵌して成るCATV等の通信用保安
器に関する。
従来技術 従来CATV保安器は金属製のベースに内,外線を接続する
入,出力コネクタを具備させると共に、サージ吸収回路
素子等を搭載し、該サージ吸収回路素子を該金属製ベー
スを接地手段としつつ、入,出力コネクタ間に接続し、
該金属製ベースをアルミ製カップの開口部に内嵌めし、
突起と溝の嵌着にて両者を係合している。
考案が解決しようとする問題点 上記アルミ製カバーはサージ吸収回路素子等を隠蔽して
保護しつつ、漏洩電波と飛込電波に対するシールド効果
を果している。然しながら、アルミ製カバーは屋外設置
により風雨に晒されて経年使用による腐食が著しく、嵌
脱不能となって保守点検が不能となるばかりか、シール
ド効果を低下する。又金属製ベースとアルミ製カバーと
は互いに緩く嵌合し一方を回動して突起と溝とを係合す
るようにしているため、接触不全を招き上記シールド効
果を低下する一因となっている。
更に金属製ベース外周面とアルミ製カバー内周面の嵌合
部から雨水が浸入し回路素子やその接続を損傷する問題
を有している。
本考案は上記問題を解決し、良好なシールド効果を果し
つつ、耐候性を保有させ、保安器を経年的に健全に維持
できるようにしたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記手段として、上記サージ吸収回路素子等を
搭載せるベースを金属製とし、上記カップ形カバーを導
電樹脂製とし、該導電樹脂をステンレス繊維に代表され
る金属繊維入り樹脂で成形しており、該金属繊維入りの
導電樹脂製カバーの開口部に上記金属製ベースを内嵌め
する構造を採っている。
上記金属製ベースは上記導電樹脂製カバーに圧嵌し、カ
バーのしまりばめにてベースを保持する構成としなが
ら、同圧嵌にてカバー開口部内周面にベース外周面を加
圧接触し導通をとり、シールド効果を確保している。
又上記金属製ベースの外周面に形成した環状突部を導電
樹脂製カバーの開口部内周面に圧嵌し、上記ベース保持
効果と電気的な加圧接触効果を高めている。
又上記金属製ベースを導電樹脂製カバーの開口部に内嵌
めするに際し、同カバー開口部周縁部をベース外周面よ
り張り出させ、金属製ベースを該張り出し周縁部内奥に
隠蔽する構成とし、上記シールド効果と、水切り効果と
を保有させている。
作用 上記保安器は金属繊維入り導電樹脂製カバーによって漏
洩電波、飛込電波に対する良好なシールド効果を果し、
同時に耐候性を保有させて経年使用による雨水等による
上記劣化障害を防止して保安器を健全に維持する。
又上記金属製ベースを内嵌めする導電樹脂製カバーの開
口縁をベース外周面から張り出す手段、更には又金属製
ベースの外周面に環状突部を形成し導電樹脂製カバーに
圧嵌する手段等を採ることによってシールド効果を高
め、上記漏洩、飛込電波に対する性能を向上し、同時に
雨水等に対する気密,水密効果を向上する。
実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第3図に基いて説明す
る。
1はベース、2はカップ形カバーを示す。ベース1は金
属製であり、板材を円形又は角形に据込成形し、周壁3
から取付板4を延設して成り、周壁3の内域に入力コネ
クタ5と出力コネクタ6を取付け、金属製ベース上面に
サージ吸収回路素子7等を搭載し、該サージ吸収回路素
子7等を上記金属製ベース1を接地手段としつつ、入,
出力コネクタ5,6間に接続し保安器本体を構成して成
る。
他方上記カップ形カバー2は導電樹脂製とし、該導電樹
脂を金属繊維入り樹脂で形成する。
該金属繊維13としてはステンレス繊維の短繊維を用い、
溶融樹脂に混入して上記カバーをカップ形に成形する。
上記導電樹脂製カバー2の開口部は広口にし、該広口開
口部8内に上記金属製ベース1を圧嵌し、金属製ベース
1の周壁3外周面を広口開口部8を画成する周壁9内周
面に加圧接触して導電樹脂(カバー)金属繊維13と金属
(ベース)との導通を、樹脂の弾性を利用した両者1,2
の上記圧嵌にて確保し、カバーのシールド効果を確保す
る。同時に該圧嵌による導電樹脂製カバー2のしまりば
ね力にてベース1を保持する。
又上記保持効果とシールド効果を強化する手段として、
上記金属製ベース1の周壁3外周面に環状突部10を形成
し、該環状突部10を以って上記広口開口部8内に圧嵌
し、同環状突部が周壁9内周面に加圧接触するようにす
る。
上記環状突部10は金属製ベース1の広口開口部周壁3の
外周面に一条又は複数条形成し、適例として周壁3が据
込曲げされた環状折曲部基部に環状突部10aを、周壁3
の環状開口縁部に端部環状突部10bを互いに離間し並行
して形成し、上記基部環状突部を開口部周壁9の拡口に
て形成された段部11付近に圧嵌し、端部環状突部10bを
開口部周壁9の開口縁部付近に圧嵌する。導電樹脂製カ
バーと金属製ベースは上記嵌合部における二条の環状突
部10a,10bにてより密着性良く結合し保持力を確実にす
ると同時に、両者の導通並びにシールド効果を確実なも
のとし、漏洩及び飛込電波に対する性能を著しく向上す
る。
更に実施例として上記金属繊維入りの導電樹脂製カバー
2の広口開口部8に開口部周縁、即ち広口開口部8を画
成する周壁開口縁部を上記金属製ベース1の周壁3外周
面より張り出し、該張り出し縁部12内奥へ上記金属製ベ
ース1を隠蔽する。該張り出し縁部は雨水の水切り手段
として機能し嵌合面からの内部への雨水の滲入を確実に
防止すると共に、シールド効果を助長する手段として機
能する。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば上記サージ吸収回
路素子を搭載せるベースを金属製とし、上記カップ形カ
バーを導電樹脂製とし、該導電樹脂をステンレス繊維に
代表される金属繊維入り樹脂で成形し、該金属繊維入り
の導電樹脂製カバーの開口部に上記金属製ベースを内嵌
めする構造を採ることにより、同カバーによる良好なシ
ールド効果を果しつつ、耐候性を保有させ、保安器を経
年的に健全に維持することができる。
上記金属製ベースは上記導電樹脂製カバーに圧嵌し、樹
脂製カバーのしまりばめにてベースを保持する構成とし
ながら、同圧嵌にてカバー開口部内周面にベース外周面
を加圧接触し導通をとり、飛込電波、漏洩電波に対する
上記シールド効果を確保することができ、殊にこの圧嵌
手段として金属製ベースの外周面に形成した環状突部を
導電樹脂製カバーの開口部内周面に圧嵌することによ
り、上記ベース保持効果と電気的な加圧接触効果の一層
の向上が望めるものである。
又上記金属製ベースを導電樹脂製カバーの開口部に内嵌
めするに際し、同カバー開口部周縁部をベース外周面よ
り張り出させ、金属製ベースを該張り出し周縁部内奥に
隠蔽する構成とすることにより、この張り出し縁部を水
切り手段として良好に機能させ雨水の滲入を確実に防止
できると同時に、飛込及び漏洩電波対策としても有効に
機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の通信用保安器のサージ吸収回路素子を
省略して示す金属繊維入り導電樹脂製カップ形カバー及
び金属製ベースの分解斜視図、第2図は上記カバーとベ
ースの嵌合状態を示す断面図、第3図は上記嵌合部の拡
大断面図である。 1……金属製ベース、2……カップ形カバー、3……周
壁、4……取付板、5……入力コネクタ、6……出力コ
ネクタ、7……サージ吸収回路素子、8……広口開口
部、9……周壁、10……環状突部、10a……基部環状突
部、10b……端部環状突部、11……段部、12……張り出
し縁部、13……金属繊維。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/00 M 9266−4E

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入,出力コネクタとサージ吸収回路素子を
    搭載せるベースを、カップ形カバーの開口部に内嵌めし
    てサージ吸収回路素子を覆って成る通信用保安器におい
    て、上記カップ形カバーを金属繊維入りの導電性樹脂で
    形成し、上記ベースを金属にて形成したことを特徴とす
    る通信用保安器。
  2. 【請求項2】上記金属製ベースを金属繊維入りの導電樹
    脂製カップ形カバーに圧嵌し、同カバー開口部内周面に
    同ベース外周面を加圧接触したことを特徴とする請求項
    1記載の通信用保安器。
  3. 【請求項3】上記金属製ベース外周面に環状突部を形成
    し、該環状突部を上記金属繊維入りの導電樹脂製カバー
    の開口部内周面に圧嵌し、同カバー開口部内周面に環状
    突部を加圧接触したことを特徴とする請求項第1項記載
    の通信用保安器。
  4. 【請求項4】金属製ベースを内嵌めした上記金属繊維入
    りの導電樹脂製カップ形カバーの開口部周縁を金属製ベ
    ース外周面より張り出し金属ベースを該張り出し縁部内
    奥へ隠蔽したことを特徴とする請求項1記載の通信用保
    安器。
JP1990049270U 1990-05-10 1990-05-10 通信用保安器 Expired - Fee Related JPH079564Y2 (ja)

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JPH0410537U JPH0410537U (ja) 1992-01-29
JPH079564Y2 true JPH079564Y2 (ja) 1995-03-06

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