JPH0795419A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH0795419A
JPH0795419A JP5237066A JP23706693A JPH0795419A JP H0795419 A JPH0795419 A JP H0795419A JP 5237066 A JP5237066 A JP 5237066A JP 23706693 A JP23706693 A JP 23706693A JP H0795419 A JPH0795419 A JP H0795419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
color
image
image data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5237066A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5237066A priority Critical patent/JPH0795419A/ja
Publication of JPH0795419A publication Critical patent/JPH0795419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の第1の目的は高画質な多値のカラーを
印字する場合でも画像メモリの増大の軽減化と伝送の効
率化をもたらす画像記録装置の提供であり、第2の目的
は画像記録における高画質化を効率良く実行可能な画像
記録装置の提供である。 【構成】高画質な多値のカラーを印字する場合でも画像
メモリの増大化を軽減するのと同時に記録のトータルス
ピードの向上のため伝送の効率化を図るため、画像デー
タを圧縮した状態で記憶する手段と、印字部のスピード
に合わせて伸長する手段を有し、さらに伸長する手段に
おいて高画質化をもたらすための高精細化処理を行う手
段を有する。なお、4色記録の場合でも効率の良い記録
をおこなうための手段として、圧縮手段,伸長手段でそ
れぞれ輝度信号を参照して効率を上げる手段からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はページプリンタ等で画像
を出力する際の画像メモリを有する画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像をページプリンタ等で
出力する場合には印字すべき色分のカラー信号を記憶す
る画像メモリを有していた。すなわち、黒、黄、シア
ン、マゼンタの4色分のページメモリを必要としてい
た。A4サイズで300dpiのプリンタでは各画点を
2値で表現するとして、4.5Mbyte必要となる。
さらに高画質化を図る目的で、各色16値程度の多値と
なると、18Mbyte程度必要となる。このような大
量のメモリの増加はコストアップとなるばかりでなく、
印字スピード低下をもたらす。さらに高精細の画像の出
力、例えば600dpiの画像出力となると72Mby
teとなると、伝送時間が掛かり、実用上問題となる。
とくに、ホストコンピュータでビットマップ展開(ラス
タライズ)し、画像データとして転送するものでは特に
伝送時間も問題となる。
【0003】画像メモリの容量を削減する方法として、
ページ記述言語ファイルを直接展開し、画像データを得
るのではなく、中間的な描画命令に書き換えてファイル
を作成し、そのファイルの一部から順次画像データを作
成し、画像メモリ書き込み印字する方式が知られている
(日経エレクトロニクス1992.8.17号p56−
57)。この装置では画像メモリを1/4程度に削減可
能と言われている。しかし、画面表示と印字結果の一致
を実現するWYSWYGを考慮すると、ウィンドーズな
どのOS等によりホストコンピュータ内でのラスタライ
ズで画像データに展開され、プリンタに転送されて印字
するケースが増えてくる。この場合には画像メモリの削
減も出来ないし、転送に要する時間も無視出来なくなる
などの不都合があった。
【0004】画像データの圧縮としてはJPEG方式で
採用されているDCT変換による圧縮がある。このDC
T変換を用いてカラー画像の検索結果を容易に出力する
例が特開平5−48908号公報に記載されている。こ
の例は複号時にDC成分を抽出し、受信画像の概要を把
握する縮小画像を作成する例である。また、カラー画像
に含まれる色間の相関除去を行い、符号化効率をたかめ
る実施例が特開平5−68175号公報に記載されてい
る。しかし、いずれもカラープリンタでの高画質化にお
ける応用が見られない。すなわち、圧縮処理と伸長処理
はペアであって、圧縮画像の伸長処理は元の画像を再構
築する技術として使用されており、高画質化とは独自の
技術として利用されて来ている。その結果、伸長処理を
高画質化に寄与するための考慮が足りず、独自に高画質
化処理を行うため効率が悪かった。
【0005】4色記録における墨信号は元々、冗長な画
像信号であるが、カラー画像に含まれる色間の相関除去
を行い、単純に符号化効率を高める場合には、元の墨信
号が除去され再現出来なくなる可能性がある。墨信号は
カラー再現では深みのある色再現に関連する。また、記
録方式でのノイズ特性にも関連するため墨信号はむやみ
に変化してしまっては不都合が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術ではカラー化の高画質化(多値ビット化)や高精細
化では画像メモリの増大を招く問題があった。また、高
精細化ではホストコンピュータから画像データとして転
送するものでは特に伝送時間も問題となるなどの不都合
があった。また、高画質化の処理として高精細化の処理
を別途もうけることは処理の複雑さを増すこととなり、
さらに従来の高精細化では局所的な特徴のみで高精細化
を図っていたため、画像によっては高画質化には寄与せ
ず、悪化することさえあった。また、4色記録での効率
的な画像信号の圧縮がなされないなどの問題点もあっ
た。
【0007】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたものであり、本発明の第1の目的は、高画質な多
値のカラーを印字する場合でも画像メモリの増大の軽減
化と、伝送の効率化をもたらす画像記録装置の提供であ
り、第2の目的は画像記録における高画質化を効率良く
実行可能な画像記録装置の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高画質な多値
のカラーを印字する場合でも画像メモリの増大化を軽減
するのと同時に記録のトータルスピードの向上のため伝
送の効率化を図るため、画像データを圧縮した状態で記
憶する手段と、印字部のスピードに合わせて伸長する手
段を有し、さらに伸長する手段において高画質化をもた
らすための高精細化処理を行う手段を有する。さらにメ
モリ削減した場合でも高画質な4色記録を可能とするた
めに、4色記録の場合でも効率の良い記録をおこなうた
めの手段として圧縮、伸長手段でそれぞれ、輝度信号な
どを参照して効率を上げる手段からなる。
【0009】より詳細に述べるならば、本発明は、
(1)高精細画像を印字する装置において、画像データ
を圧縮した状態で記憶し、記録部のタイミングにあわせ
て、圧縮したデータを伸長し、記録部に供給することを
特徴とするものである。
【0010】また、(2)上記(1)の装置において、
圧縮は記録装置の搭載画像メモリに応じて圧縮率を可変
し、また上記伸長処理する際には記録部の解像度に応じ
て低解像度化もしくは高解像度化を行って伸長処理する
ことを特徴とするものであり、さらに、(3)上記
(2)の装置において、圧縮画像情報により画像データ
の性質を識別し、上記伸長処理する際に識別結果に応じ
て高精細処理を可変、および記録部の記録信号処理を変
えることを特徴とするものである。
【0011】この他、(4)上記(1)の装置におい
て、圧縮した状態での記憶信号は輝度および色差の信号
に対応するものであり、さらに、上記(4)の装置にお
いて、墨信号は輝度信号を参照した状態で圧縮および伸
長することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明のように、高画質である多値のカラー画
像を印字する場合、カラー記録装置によってはその記録
装置のスピードに合わせて画像データを供給する必要が
ある。特に、電子写真方式のページカラープリンタでは
その制限が強い。また、その中でも4連ドラムの4ヘッ
ド書き込み方式や1ドラム1ヘッド書き込み方式によっ
ても画像データの供給方式は異なる。しかし、いずれに
しても各色の記録ステージ側からデータ要求があった場
合には速やかに供給する必要がある。そのため、プリン
タ側に大容量の画像メモリが必要であったが、画像デー
タを圧縮した状態で記憶し、記録装置の記録スピードに
あわせて伸長することで大容量の画像メモリを削減す
る。
【0013】また、本発明では、伸長する際に記録特性
を考慮し、高精細化を行うが、この場合、画像の性質と
プリンタの特性を配慮して高精細化を行うことが望まし
い。画像の性質はなるべく広範囲の画像情報から判断す
るのが望ましいが、画像データの圧縮方法によっては圧
縮画像データから判断することで比較的広範囲の情報か
ら画像の性質の判定が可能となり、判定精度が向上し、
高精度の高精細化が可能となる。
【0014】この他、4色記録に必要な画像データのう
ち墨版はもともと3色信号から発生している。この時の
発生ルールや輝度信号を圧縮及び伸長時に参照すること
で圧縮率を高めると同時に正確な再現も可能となる。
【0015】
【実施例】以下図面を用いて本発明の第1の実施例を説
明する。本実施例では輝度、色差1、色差2の画像メモ
リで記憶する例について説明する。図1はこの実施例の
ブロック図を示したものである。この実施例では入力信
号はRGB、やCIEのLab信号を想定している。入
力部101からRGBもしくはLabの信号を入力す
る。色変換及び画像圧縮部102ではRGB信号の場合
はまずCIEのLabに色変換する。Lab信号が入力
された場合は色変換は行わない。次に画像圧縮を行う。
圧縮処理は圧縮標準であるJPEG準拠のデスクリート
コサイン変換とハフマン符号化を組み合わせたものを用
いる。図2は画像圧縮部分のみを示したものである。L
abに変換された信号、L、a,bそれぞれに対して、
8×8にサンプルし、デスクリートコサイン変換部20
1で変換し、線形量子化部202で量子化し、DC成分
は1次元予測部203で差分予測符号化(DPCM)を
行う。この信号をハフマン符号化部204で高効率に符
号化する。一方、交流分(AC成分)は周波数座標面を
ジグザグ走査部205で走査し、2次元ハフマン符号化
部206で符号化を行う。次に多重部207でDC成分
とACを合成して圧縮出力する。なお、a,b成分はL
成分に比較して量子化数は1/2程度でよい。また、解
像度もa,b成分はL成分に比較して粗くしても良く、
約1/2程度にしてもあまり画質の低下はない。なお、
この色変換および画像圧縮処理は専用LSIを用いても
よいが、ホスト側のCPUでソフトウエアで処理し、圧
縮した画像データをプリンタに伝送してもよい。その場
合にはこの色変換及び画像圧縮部102は不要である。
【0016】このようにして圧縮された画像データはそ
れぞれの画像メモリ、輝度(L)メモリ103,色差1
(a)メモリ104、色差2(b)メモリ105に記録
される。次に記憶された画像データは各印字色信号を再
現する各部106,107,108,109で伸長処理
と色変換がなされる。図3はこの伸長処理と色変換の具
体的処理を示したものである。輝度(L)メモリ10
3,色差1(a)メモリ104、色差2(b)メモリ1
05に記録された画像データは伸長処理回路301に入
力される。伸長処理は最初にハフマン符号化された画像
データをハフマン復号化回路302で処理され、逆量子
化回路303で数値データに戻される。ここでプリンタ
の解像度に合わせて、高精細化処理を行う。例えば、本
実施例では8×8でのDCTにより画像の圧縮データを
得ているが、これを副走査方向に倍の解像度で伸長し、
高精細記録を行って高画質化を行う。加算器305を用
い補間データとして、高域成分に0データを補う。この
データを8×16のDCT変換器306で副走査方向に
倍の解像度で展開する。すなわち、記録系では1画素を
副走査方向に2つにわけて印字することに対応する。1
画素内を複数に分けて印字する手法はサブピクセル制御
記録とここでは呼ぶ。このように記録することで滑らか
な曲線をギザギザノイズなしに記録することが可能とな
る。なお、縮小画像を得たい場合には高域成分を省略
し、4×4のDCT変換することで縮小画像を記録する
ことも可能である。なお、図面には記載されていない
が、プリンタで減衰する高域成分を強調するフィルタを
掛けてからDCT変換を行ってもよい。(図7参照)こ
の場合にはよりシャープな画像が得られる。このように
伸長された画像は次に色変換回路307に入力される。
色変換回路307は色変換テーブル308を持ち、入力
として輝度309と色差1(310)、色差2(31
1)の伸長出力につながれる。すなわち伸長処理は輝
度、色差1、色差2の伸長を同時に処理してもよいし、
場合によっては時系列で処理してもよい。また、解像度
も輝度信号よりも色差1や色差2は低解像度で処理して
もよい。このようにすることでより一層の画像データの
圧縮が可能となる。さて、このように得られた、輝度、
色差1及び色差2から色変換テーブル308より各色の
インク量(各色の記録信号)出力信号312を得る。す
なわち、Y色の伸長色変換部106からはY(イエロ
ー)色が、M色の伸長色変換部107からはM(マゼン
タ)色が、C色の伸長色変換部108からはC(シア
ン)色が再現される。また、K(黒)色の伸長色変換部
109からは他の色と同様に色変換テーブルにより墨版
が再現される。なお、このような4色記録では予め墨率
を決め、下色除去を行った、色変換データをテーブルに
記憶しておく。すなわち、Y,M,CはそれぞれKを印
字されることを前提に色変換テーブルを構成して置く。
【0017】ここで、各色の記録部111,112,1
13,114で必要が画像データが画像メモリ103,
104,105から伸長および色変換処理をへて得られ
ることを説明したが、記録部のメカニズムにより色々な
ものがある。ここでは、電子写真記録方式で4色の独立
した記録部からなる装置、4連ドラム記録タイプについ
て説明する。4連ドラム記録タイプではまず、Y記録部
111でY版の一部が記録され、その記録された用紙が
次の色の記録部であるM記録部112でM版の一部が記
録される。さらにC記録部113、K記録部114と部
分的に記録され、K版の全てが記録されたときに全ての
記録が終了する。処理の途中結果をなるべく少なくし、
記録系に合わせて伸長・色変換を行えば途中結果を記録
する画像メモリが少なくなる。そこで、各記録部11
1,112,113,114から記録用紙(図面には記
載されていない)が通過するのを検知するセンサを配置
しておき、紙の通過をもとに記録制御部110の制御信
号に基づいて各色の伸長・色変換部が動作する。すなわ
ち、行単位で処理のタイミングを制御することが望まし
い。したがって、ハフマン符号化では数行単位で制御可
能となるように制限した、符号化をおこなう。また、本
実施例の如く、サブピクセル制御記録を行う場合には、
このような制御を考慮して記録制御することが望まし
い。また、実際の記録系では各色の送りスピードが異な
る場合がある。この場合には、各記録系に記録スピード
を検知するセンサ、例えば記録ドラムの回転位置を検出
するロータリーエンコーダなどの出力を記録制御部11
0が絶えず監視し、各色記録部のスピードに合わせて、
各色の伸長・色変換部の処理をコントロールする。この
ようにすることで各色ごとのきめ細かい制御が可能とな
る。
【0018】なお、上記実施例では、各記録部111,
112,113,114から記録用紙が通過するのを検
知するセンサ,及び各記録系に記録スピードを検知する
センサ、例えば記録ドラムの回転位置を検出するロータ
リーエンコーダなどの例を示したが、記録部による画像
の記録がどのようなタイミングで行われているかが検出
できればよく、これは記録用紙上に画像が形成されてい
るか否かを検出することにより可能となる。
【0019】さて、ここで色変換・圧縮部102での動
作の変形例について説明する。圧縮部では画像メモリ1
03,104,105の容量によって圧縮率をコントロ
ールする。すなわち、図3の線形量子化での量子化をテ
ーブルを変えて制御する。また、色変換・圧縮部をハー
ドで行わず、ホスト側のCPUで処理する場合には出力
側のプリンタに搭載されている画像メモリを調べ、それ
に応じた圧縮率を選定して送る。また、伸長・色変換部
106,107,108,109は記録部での能力すな
わち、サブピクセル記録可能な解像度まで高解像度化を
行って出力する。 第1の実施例 図4は第2の実施例についてのブロック図である。この
実施例は輝度メモリ103、色差1メモリ104、色差
2メモリ105に対してそれぞれ伸長回路401、40
2、403が接続されている例である。また、色変換回
路404が伸長回路とは独立に存在し、またそれぞれの
色ごとではなく共通した1つの回路となっている例であ
る。この場合、基本的な個々の動作は第1の実施例と同
様であるが、各色の記録部に対しての動作の仕方が異な
る。すなわち、伸長回路401は図3の伸長部301と
同様であり、輝度信号に対して伸長処理するため、高精
細化処理すなわち副走査方向に2倍の解像度となるよう
に処理を行う。また、この伸長回路401は各記録部1
11,112,113,114からの画像データの要求
に応じて、記録制御部110からの制御信号で各色に対
応する位置ずれに相当する輝度メモリ103のアドレス
から読み出し伸長処理を行う。伸長回路402,403
はそれぞれ色差1メモリ104,色差2メモリ105 からの画
像データに対して伸長処理を行う。色差信号に対して伸
長処理を行うため低解像度でも良く、輝度信号に対して
おこなったような高解像度処理は必ずしも行う必要はな
い。また、各記録部111,112,113,114か
らの画像データの要求に応じて、記録制御部110から
の制御信号で各色に対応する位置ずれに相当する遅れ量
を見込んで伸長処理を行うのは輝度信号の伸長処理と同
様である。さてこのように輝度、色差1、色差2に対し
て伸長処理を行った信号は4色共通の色変換404に入
力される。色変換404では第1の実施例と同様に色変
換用のテーブルから成っている。第1の実施例と異なる
点はこの色変換テーブルの内容が4色分含まれている点
である。したがって、伸長回路401,402,403で各
色の位置ズレに対応して異なる画像データに対して伸長
処理され、各色づつ色変換404に入力される。色変換
404では4色同時に出力することが可能であるが、記
録制御部110の制御信号に応じて、必要な色の信号の
みを各色の記録部に出力する。このようにすることで第
1の実施例同様に圧縮した画像データから伸長し、色変
換した信号が得られる。
【0020】本実施例の特徴は伸長回路が圧縮した内容
を記録した画像メモリに対応して存在し、色変換が各色
共通の1個で良いなど回路が簡略されたものである。な
お、伸長回路の処理スピードが早ければ伸長処理回路を
1個のみにして時系列処理で処理しても良い。 第3の実施例 図5は第3の実施例について説明した図である。この実
施例では入力信号としてYMCKの4色が入力された場
合についての例である。この実施例では色変換をせずに
直接、YMCKに対してそれぞれ画像圧縮を行う。圧縮
された画像データはそれぞれY,M,C,K,の画像メ
モリ501,502,503,504 に記憶される。伸長処理はそれぞ
れの画像データにたいして伸長回路505,506,507,508 で
行われる。この伸長処理では図3で示されたような高解
像度処理がなされることが望ましい。この伸長された画
像データはそれぞれの色の記録部111,112,11
3,114に入力され記録される。なお、画像データの
タイミングは先の実施例同様、各色の記録部の要求タイ
ミングを記録制御部が絶えず監視しておき、それぞれの
要求タイミングに合わせて、伸長処理および画像メモリ
のアクセスコントロールを行うことで途中経過の1時記
録用のメモリを極力低減することが可能となる。
【0021】第4の実施例 図6は第4の実施例を示す。この実施例では入力として
RGB信号、Lab信号、さらにYMCK信号のいずれ
の信号も受け付ける例で、圧縮した信号形態がLabに
対応した信号である場合である。RGB信号、Lab信
号に対しては第1および第2の実施例と同様である。こ
こでは、YMCK入力の時の説明を行う。YMCK入力
が入力された場合、色変換および圧縮部102 ではまず色
変換は4色の信号からLabの信号を予測する信号を良
く知られたノイゲバウワーの式などからけいさいする。
しかし、黒信号(K)すなわち墨版信号は復号するとき
に自由度が生じ、元の正確な信号再現ができなくなる。
そこで、黒信号と輝度信号の相関係数を求めて置き、輝
度信号から黒信号を予測する予測式をもとめる。この予
測式からの差分値を圧縮符号化し、輝度メモリ103に
合成して記憶する。他のL,a,bの信号はそれぞれ輝
度メモリ103、色差1メモリ104、色差2メモリ1
05に記憶する。次に伸長回路401,402,403
によりそれぞれ伸長する。特に輝度信号に対しては高解
像度処理を行って伸長処理を行うのが望ましい。また、
輝度信号Lの伸長と同時に黒信号差分値の伸長も行う。
ただし、記録部の各色により記録タイミングが異なるた
め、それぞれの色のタイミングでの信号に対して伸長処
理を行う必要がある。このタイミングに関しては先の実
施例同様、各色の記録部からの要求タイミングを記録制
御部110で監視し、伸長回路および伸長回路を通じて
各メモリのアドレス制御を行う。さて、記録部111,
112,113,114の要求タイミングに合わせて、
伸長処理された画像データがまずYMC色変換回路601
に入力されY,M、C信号に変換される。YMC色変換
回路601は先の色変換と同様テーブルで構成する。次
に輝度信号と黒信号の差分値からの信号により黒信号K
を発生させ、YMCから黒成分を削除すなわち下色除去
処理をK発生・YMC下色除去処理回路602で行い、
印字に必要なYMCK信号を得る。他は先の実施例と同
様である。
【0022】この実施例の特徴はYMCKの4色信号が
入力されても、画像メモリとしてはほぼ3色分のメモリ
で良く、それにも関わらず黒信号の正確な再現が可能と
なる。 第5の実施例 次に、第5の実施例について説明する。この実施例では
圧縮した信号を使用し、圧縮した信号の情報から画像の
特性からくる領域の識別を行い、適切な高域強調と補間
処理を行うものである。さらにここで検出した領域識別
信号を記録制御での階調記録特性の制御に使用するもの
である。この実施例は先のいずれの実施例でも使用可能
な実施例である。図7は図3の伸長回路301に対応し
ている。図7で圧縮した画像データを各画像メモリから
呼出、ハフマン復号化回路302で複合し、逆量子化回
路303で数値化する。数値化したデータのDC成分7
01、およびAC成分702をそれぞれ領域識別回路7
03に入力する。領域識別回路703ではDC成分とA
C成分の比率を調べ、DC成分が比較的多い場合に中間
調領域と識別する。AC成分が多く、縦及び横成分が多
いときには文字領域と識別する。特定周期成分が多いと
きには網点化処理画像と識別する。このように識別され
た信号に基づいて、AC成分に補間処理でのデータ加算
704を行う。また, 高域成分を強調するフィルタ処理
をAC成分に行ってDCT変換器306でDCT変換を
行って高精細処理(補間処理や高域強調処理)を行った
信号を得る。一般に中間調画像や網点処理画像と識別さ
れた場合にはあまり高精細処理を行っても効果がなく、
むしろザラツキが目立つなど逆効果となるためあまり高
精細処理は行わない方が得策である。文字画像の場合に
は高精細処理を行った方がより鮮明な画像が得られる。
このような識別信号を伸長処理回路301より出力し、
記載されていないが、記録部に送り記録部での階調制御
に使用する。例えば、記録部で階調画像には多値誤差拡
散処理で印字し、文字画像などでは誤差拡散なしの数レ
ベルの多値で記録するなど、記録信号処理方式の切り替
えに使用することにより高画質化が図れる。なお、この
ような記録処理方式の切り替えは、ホストコンピュータ
から直接行ってももちろんよい。ただし、画像データと
文字画像データが混在している場合には本方式のように
識別して記録した方がより好ましい。
【0023】なお、上記いずれの実施例でも圧縮処理は
必ずしもDCTを使用しなくてもよい。例えば、文字画
像とCG画像が多いOA用のカラープリンタでは圧縮処
理として図2に示されている直流成分(DC成分)の符
号化に用いた手法、すなわち1次元予測符号化(DPC
M)とハフマン符号化を組み合わせた符号化でも十分な
圧縮率が得られる。この場合にはロスレスな圧縮伸長が
容易となるのでその意味でも好ましい。また、処理その
ものも単純となり、回路規模も簡略化される。
【0024】また、色調整に関しては第1、第2、第
4、のいずれの実施例も圧縮画像がLabで記憶され、
伸長後に色変換し、印字色信号を得ている。そこで、こ
の場合の実施例では明るさ、彩度の調整は伸長時のゲイ
ン特性を変えることで可能となる。色相の可変は、色差
1と色差2での回転変換で可能となる。また、各部分色
やインク色での調整は色変換部でのテーブルの内容を可
変することで可能となる。このような、色変換テーブル
での色野調整はホストCPUからの信号により書き換え
るのが適切である。
【0025】
【発明の効果】本発明では、画像データを圧縮した状態
で記憶する手段と、印字部のスピードに合わせて伸長す
る手段を有するため、高画質な多値のカラー画像を印字
する場合でも画像メモリの増大化を防止するのと同時に
記録のトータルスピードの向上のため伝送の効率化が図
かられる。さらに圧縮した画像データを伸長する手段に
おいて高精細化処理を行う手段を有するため高画質化を
もたらす効果がある。すなわち、伸長する際に記録特性
を考慮し、画像の性質とプリンタの特性を配慮して高精
細化を行うことが望ましい。画像の性質はなるべく広範
囲の画像情報から判断するのが望ましいく、圧縮画像デ
ータから判断することで比較的広範囲の情報から画像の
性質の判定が可能となり、判定精度が向上し、高精度の
高精細化が可能となるなどの効果がある。
【0026】この他、4色記録に必要な画像データのう
ち墨版はもともと3色信号から発生している。この時の
黒信号は輝度信号などを圧縮及び伸長時に参照すること
で圧縮率を高めると同時に正確な再現も可能となる。
【0027】また、圧縮画像をCIEのLabの色空間
で記憶することで色調整を容易にし、例えばディスプレ
イの色と印字された色を合わせる場合なども有利となる
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】 第1の実施例での画像圧縮部を示す図。
【図3】 第1の実施例での画像伸長部を示す図。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す図。
【図5】 本発明の第3の実施例を示す図。
【図6】 本発明の第4の実施例を示す図。
【図7】 本発明の第5の実施例で画像の伸長処理部を
説明する図。
【符号の説明】
102 色変換および画像圧縮処理部 103,104,105 画像メモリ 106,107,108,109 画像伸長処理および
色変換処理部 110 記録制御部 111,112,113,114, 画像記録部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを圧縮する圧縮手段と、 この圧縮した画像データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の圧縮された画像データを伸長する伸長手
    段と、 この伸長した画像データにより記録体に画像を記録する
    記録手段と、 この記録手段による記録体への画像の記録が行われたか
    否かを検出する検出手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段を、前記検出手段からの検出結果に応じ
    て、前記伸長手段による画像データの伸長及びこの伸長
    した画像データの記録手段への供給を制御するように構
    成したことを特徴する画像記録装置。
  2. 【請求項2】画像データを圧縮する圧縮手段と、 この圧縮した画像データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の圧縮された画像データを伸長する伸長手
    段と、 この伸長した画像データにより記録体に記録する記録手
    段と、 上記各手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段を、前記記憶手段の記憶容量の応じて前記
    圧縮手段での画像データの圧縮率を制御し、かつ、前記
    記録手段での解像度に応じて前記伸長手段での画像デー
    タの伸長を行うように構成したことを特徴する画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段の圧縮された画像データか
    ら、該画像データの性質を識別する識別手段を備え、 前記制御手段を、前記識別手段の識別結果に応じて、前
    記伸長手段での画像データの伸長の度合を変化させるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2記載の画像記録
    装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段での画像データは、輝度信号
    び色差信号に対応するものであることを特徴とする請求
    項2記載の画像記録装置。
JP5237066A 1993-09-24 1993-09-24 画像記録装置 Pending JPH0795419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237066A JPH0795419A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5237066A JPH0795419A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0795419A true JPH0795419A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17009919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5237066A Pending JPH0795419A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0795419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155572A (ja) * 2004-11-04 2006-06-15 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
CN102034645A (zh) * 2009-10-02 2011-04-27 内桥艾斯泰克股份有限公司 合金型温度熔断器及低熔点合金片的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155572A (ja) * 2004-11-04 2006-06-15 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP4570534B2 (ja) * 2004-11-04 2010-10-27 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
CN102034645A (zh) * 2009-10-02 2011-04-27 内桥艾斯泰克股份有限公司 合金型温度熔断器及低熔点合金片的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0785669B1 (en) Image processing method and apparatus
CN102577345B (zh) 图像处理设备及其处理方法
US20060256123A1 (en) Generation of attribute pattern image by patterning attribute information
JPH11165435A (ja) 併合データ要素を生成するための方法
JPH04328960A (ja) 画像データ伝送装置および画像データ伝送方法
US8780414B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable medium for image data compression
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
US20060103861A1 (en) Systems and methods of embedding gamut mapping information into printed images
JP3720432B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JPH0795419A (ja) 画像記録装置
US20040179741A1 (en) Image processing apparatus
US6879417B1 (en) Color image processing apparatus that performs color conversion processing
JP2000316174A (ja) カラー画像圧縮方法およびカラー画像圧縮装置
JP2877448B2 (ja) 画像符号化装置
JP2832073B2 (ja) 画像符号化装置
JP3093290B2 (ja) 画像処理装置
JP4281242B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、その画像処理装置を備えたプリンタ装置、並びにコンピュータが読出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
CN101237518B (zh) 图像处理方法和设备
JPH07147638A (ja) 画像処理装置
WO1996031974A1 (fr) Processeur de signaux
JP2015122618A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JPH1169166A (ja) カラー画像の圧縮伸長装置
JP2001069345A (ja) 画像処理装置
JP2001016457A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH04139960A (ja) 画像符号化装置