JP4281242B2 - 画像処理装置及びその方法、その画像処理装置を備えたプリンタ装置、並びにコンピュータが読出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像圧縮技術に関する。特に、プリンタ、複写機、スキャナ、ファクシミリ、ディスプレイ等で扱われるデータに対して用いられ、テキストや写真が混在する画像に適した画像圧縮技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に画像データは容量が大きいため、画像データを送信する場合は、送信側において圧縮し、受信側において伸長する構成を取る場合が多い。例えば、ホスト装置とプリンタ装置からなるプリンタシステムでは、ホスト装置において、印刷対象画像を圧縮して圧縮データを生成し、かかる圧縮データをプリンタ装置に送信する。プリンタ装置では、圧縮データを受信し、これを伸長することで印刷対象画像を取得する。
【0003】
このような画像の圧縮を行うアルゴリズムとしては、例えばJPEG方式によるものがある。JPEG方式による画像圧縮方法は、DCT(離散コサイン変換)に基づいて不可逆に符号化を行う方式を基本としている。具体的には、入力画像を8×8画素のブロックに分割し、このブロック単位にDCT演算を行う。そして、得られたDCT係数に対し、直流成分(DC成分)と交流成分(AC成分)を独立して量子化し、直流成分の係数については直前のブロックの直流成分係数を予測値とした差分値による符号化を、交流成分の係数についてはハフマン符号化を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
テキスト(文字)と写真が混在した画像等を送受信する場合、写真とテキストの両方に適した画像圧縮技術が必要とされる。
【0005】
しかし、従来の画像圧縮技術は、写真画像等の圧縮に適したものはテキスト画像等の圧縮には適しておらず、逆にテキスト画像等の圧縮に適したものは写真画像等の圧縮には適していないという問題があった。
【0006】
例えば、JPEG方式では多くの色空間に対応でき、特に画像濃度の変化が少ない場合に高い圧縮率を達成することができるため、写真やスキャナにより入力された画像の圧縮に対しては適した圧縮方法となっている。
【0007】
しかし、輪郭がはっきりしたテキスト画像では、圧縮・伸張の過程で、高周波成分のカット・量子化による情報ロスが生じるために、復号化された画像において輪郭の周り(エッジ部分)の画質が劣化してしまうという問題が発生する。
【0008】
画質劣化の一パターンをRGBの各濃淡値が−128〜127の値を取る場合を例に説明する。入力画像において、(R,G,B)=(127,127,127)を取る白色画素が、高周波成分のカット・量子化による情報ロスによって、復号画像では、(R,G,B)=(127,125,126)のように純粋な白色でない画素となる場合がある。このような症状は、本来、何も印刷されずに白色となるべき箇所に、斑点のような汚れ(字汚れ)を発生させることとなり、画質を劣化させる大きな要因となっていた。
【0009】
JPEG方式では、画像品質パラメータ(量子化の度合い)を高画質側に設定することで、字汚れ等の画質劣化をある程度防止することが可能である。しかし、この場合、圧縮率が大きく低下するという問題が生じ、特に、写真等を含む画像に対しては、可逆圧縮方式(ランレングスなど)よりも圧縮率が低下する場合さえあった。
【0010】
そこで、本発明は、テキストや写真が混在する画像において、エッジ部分の字汚れを抑制し、画質を低下させることなく、高圧縮率を達成することのできる画像圧縮技術を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法は、圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出工程と、前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換工程と、変換工程における変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮工程と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の画像処理方法は、圧縮画像を受け付け、これを伸長する画像処理方法であって、前記圧縮画像は、圧縮対象画像上の所定の条件を満たす特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換し、変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行って得られる圧縮画像であり、 前記画像処理方法は、前記所定の圧縮方式に対応した伸長方式により前記圧縮画像の伸長を行う伸長工程と、伸長工程により伸長された画像の各画素について、濃淡レベルをp倍(p>m)に変換する変換工程と、を備えたことを特徴とする。この場合、p=nであることが望ましい。
【0013】
本発明の画像処理方法において、前記所定の条件は、圧縮対象画像における濃淡レベル最大値を与える画素であること、圧縮対象画像における濃淡レベル最小値を与える画素であること、のうち、少なくともいずれかの条件を含んでいることが望ましい。
【0014】
また、前記濃淡レベルは、RGB色空間における濃淡値、又はYUV色空間におけるY(輝度)値であることが望ましく、前記所定の圧縮方式はJPEG圧縮方式であることが望ましい。
【0015】
本発明の画像処理方法は、コンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュータにインストールまたはロードすることができる。
【0016】
本発明の画像処理装置は、圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出手段と、前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換手段と、変換手段による変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の画像処理装置は、圧縮画像を受け付け、これを伸長する画像処理装置であって、前記圧縮画像は、圧縮対象画像上の所定の条件を満たす特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換し、変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行って得られる圧縮画像であり、 前記画像処理装置は、前記所定の圧縮方式に対応した伸長方式により前記圧縮画像の伸長を行う伸長手段と、前記伸長手段により伸長された画像の各画素について、濃淡レベルをp倍(p>m)に変換する変換手段と、を備えたことを特徴とする。この場合、p=nであることが望ましい。
【0018】
本発明の画像処理装置において、前記所定の条件は、圧縮対象画像における濃淡レベル最大値を与える画素であること、圧縮対象画像における濃淡レベル最小値を与える画素であること、のうち、少なくともいずれかの条件を含んでいることが望ましい。
【0019】
また、前記濃淡レベルは、RGB色空間における濃淡値、又はYUV色空間におけるY(輝度)値であることが望ましく、前記所定の圧縮方式はJPEG圧縮方式であることが望ましい。
【0020】
本発明のプリンタ装置は、本発明の画像処理装置を備えたことを特徴とする。
【0021】
本発明のプリンタシステムは、圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出手段と、前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換手段と、変換手段による変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮手段と、を備えるホスト装置と、本発明のプリンタ装置を備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。本発明の第1の実施の形態である画像処理システム1は、検出手段10、第1変換手段11、画像圧縮手段12を備える第1の画像処理装置2と、画像伸長手段13、第2変換手段14を備える第2の画像処理装置3と含んで構成される。
【0023】
本実施形態において、入力画像(圧縮対象となる画像)は、−128〜127の値を取る256階調の濃淡画像であるとして説明を行う。ただし、0〜255の値を取る256階調の濃淡画像や、256階調以外の階調(例えば64階調、512階調など)の濃淡画像であっても同じように適用できる。また、入力画像はRGBカラー画像であっても良く、その場合はRGB等の各プレーンごとに本発明を適用すれば良い。更に、入力画像がYUV等の表色系で表されている場合は、輝度値を示すYプレーンに対して、本発明を適用することができる。
【0024】
検出手段10は、入力画像を走査し、所定の条件を満たす画素を、字汚れが生じ易い特定画素として検出する。なお、入力画像は、スキャナ、デジタルカメラ等により取得され、第1の画像処理装置2内部に記憶されているものとする。
【0025】
字汚れは、最小値−128を取る画素と最大値127を取る画素が隣接する箇所など、高周波成分の空間周波数を与える箇所において、特に発生する可能性が高い。高周波成分の情報が圧縮・伸長の過程で失われることでエッジがなまり、入力画像では127(もしくは−128)を取る画素が、伸長後には127より小さい値(もしくは−128より大きい値)を取る画素として復号されてしまう可能性があるからである。
【0026】
そこで、本実施形態では、字汚れが生じ易い特定画素を検出する条件として、入力画像において濃淡値が最大値(127)となる画素であること、入力画像において濃淡値が最小値(−128)となる画素であること、という条件を用いる。両方の条件をともに用いるか、いずれかの条件のみ用いるかは設計に応じて決定すればよい。
【0027】
第1変換手段11は、検出手段10の検出結果に基づき、入力画像を以下の手順に従い変換して、中間画像を生成する。
【0028】
検出手段10において検出した特定画素については、濃淡値を1/m倍(m>1)に変換する。また、特定画素以外の画素については、濃淡値を1/n倍(n>m)に変換する。m=2、n=3とした場合の例を図2に示す。図2(a)は入力画像、(b)は中間画像であり、太い枠線で囲まれた画素は特定画素を示す。
【0029】
画像圧縮手段12は、変換手段11により生成された中間画像に対し、所定の圧縮方法、例えばJPEG方式により圧縮を行い、圧縮データ(JPEGファイル)を生成する。ここで、前記所定の圧縮方法は不可逆圧縮方法であることが前提となる。可逆圧縮方法の場合、情報の欠落が発生せず、そもそも画質の低下が生じないからである。
【0030】
以下に、基本的なJPEG方式による画像圧縮手順を説明するが、JPEG方式にはいくつかのバリエーションが存在しており、本願発明においてはそれらのバリエーションを設計に応じて選択することができる。
【0031】
まず中間画像を8×8画素のブロックに分割し、かかる分割された部分画像ごとにDCTにより周波数分布を求める。図3(a)に部分画像の例を、(b)にDCTにより得られた周波数分布の例を示す。次に、前記周波数分布の各要素を予め定めた量子化行列の各要素で割ることにより量子化を行う。図3(c)は量子化された後の例である。
【0032】
ここで、DC成分(左上の要素)については、その値をそのまま圧縮結果とする。AC成分(左上以外の要素)についてはジグザグ走査をして一列に並べ、ランレングス圧縮を行った後にHuffman符号化を行い、符号化列を圧縮結果とする。なお、ランレングス圧縮及びHuffman符号化は画像圧縮の分野においては周知な技術であり、例えば、「図解デジタル画像処理入門」、産能大学出版部、1996に説明されている。
【0033】
なお、入力画像(中間画像)がRGBカラー画像である場合、YUV表色系に変換してから、JPEG圧縮処理を実行することが望ましい。RGB→YUV変換は、式(1)に基づき計算することができる。ただし、式(1)中の係数は、採用する規格に応じて別の値を用いてもよい。
Y= 0.299×R+0.587×G+0.114×B
V= 0.500×R−0.419×G−0.081×B
U=−0.169×R−0.331×G+0.500×B (1)
画像伸長手段13は、第1の画像処理装置1により圧縮された中間画像の圧縮データを入力とし、画像圧縮手段12において用いた圧縮方法に対応した伸長方法により、画像伸長を行う。例えば、画像圧縮手段12においてJPEG方式が用いられている場合、圧縮する際に分割された部分画像の圧縮データごとに、AC成分についてHuffman符号の復号、ランレングス圧縮の復号を行い、その復号結果に当該部分画像のDC成分を挿入したものについて逆量子化を行って周波数分布を算出し、かかる周波数分布にインバースDCTを行うことにより、中間画像の復号を行う。
【0034】
第2変換手段14は、画像伸長手段13において復号された中間画像を、以下の手順に従い変換し、出力画像を生成する。
【0035】
まず、復号された中間画像の各画素について濃淡値をp倍(p>m)して、仮の出力画像を生成する。次に、仮の出力画像において濃淡値が127を超える(もしくは−128より小さい)画素がある場合は、その画素について濃淡値を127(もしくは−128)に補正し、出力画像を生成する。
【0036】
なお、復号された中間画像がYUV表色系で表されている場合、RGB表色系に変換してから、上記の手順を実行してもよい。この場合、仮の出力画像の濃淡値は、式(2)に基づき計算することができる。式中の係数は、採用する規格に応じて別の値を用いてもよい。なお、−128〜127のようにセンターが0となる階調値を取らない場合は、RGB→YUV変換、YUV→RGB変換の各式において、更に、オフセット値を加算するように構成してもよい。
R=(1.000×Y+0×U+1.4020×V)×p
G=(1.000×Y−0.34414×U−0.71414×V)×p
B=(1.000×Y+1.77200×U+0×V)×p (2)
(字汚れの抑制)
第1の画像処理装置2において圧縮したデータに対し、第2の画像処理装置を用いて出力画像を生成した場合、出力画像において字汚れが生じない理由を以下に説明する。
【0037】
先に説明したように、字汚れの原因は、量子化による情報ロス・高周波成分のカットにより、入力画像において最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)を取る画素が、伸長後には最大濃淡値−復号誤差α(もしくは最小濃淡値+復号誤差α)を取る画素として復号されてしまうことにある。
【0038】
本発明では、色空間上で、圧縮時に最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)を取る特定画素について1/m倍しておき、伸長時に各画素についてp倍(p>m)する構成としている。すなわち、色空間上の処理にのみ着目すると、圧縮率よりも伸長率の方が大きい構成となっている。かかる構成のもとでは、中間画像の特定画素において圧縮・伸長の過程で復号誤差が生じたとしても、復号誤差αが式(3)の関係を満たす限り、仮の出力画像の特定画素は必ず最大濃淡値を超える値(もしくは最小濃淡値より小さい値)、すなわち、出力画像におけるダイナミックレンジを超える値となる。仮の出力画像において最大濃淡値を超える(もしくは最小濃淡値より小さい)画素は、出力画像において最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)に補正されるため、出力画像の特定画素は常に最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)を取ることになる。
【0039】
すなわち、入力画像において最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)を取る画素は、出力画像においても最大濃淡値(もしくは最小濃淡値)を取る画素として復号されるため、白色は白色に、黒色は黒色として復号され、字汚れは発生しない。
α<最大濃淡値(もしくは最小濃淡値の絶対値)×(p−m)/pm (3)
ここで、αを、圧縮時における量子化パラメータ等に基づいて定まる最大復号誤差α*とし、かかる最大復号誤差α*に基づき式(3)を満たすようにm、pを決定することで、字汚れの発生を完全に抑制することができる。
【0040】
JPEG方式において、実用的な範囲で種々のパラメータを設定した場合、最大復号誤差α*は通常2以下となる。そこで、α=2、最大濃淡値=127として、式(3)を満たす実用的なm、pの組合わせを考えると、図4に示すようになる。
【0041】
(圧縮率の向上)
パソコン等の装置では、1画素をRGBの各色について8ビットの情報により表現している場合が多い。すなわち、1画素の情報量は28となっている。これに対し、プリンタ装置では、1画素をCMYKの各色(又は、更にライトシアン、ライトマゼンダを加えて6色)について2ビット程度の情報により、表現している場合が多い。すなわち、1画素の情報量は24(又は26)となっている。このことは、プリンタ装置にとって、RGB各色8ビットで表された画像データは必要以上の情報量を含むものであることを意味し、色空間において24〜22程度の情報を間引いてから(圧縮してから)プリンタ装置に与えたとしても、印刷上の色品質には大きな影響を与えないことを意味する。
【0042】
そこで、本発明は、画像圧縮手段12におけるJPEG方式等の圧縮処理の前に、第1変換手段11において入力画像の濃淡値を1/m倍、又は1/n倍することで、色空間におけるダイナミックレンジを狭めて情報量の圧縮を図るように構成した。かかる構成によって、本発明の圧縮率は、(変換手段11における圧縮率)×(画像圧縮手段12における圧縮率)となり、入力画像に対してJPEG方式等の画像圧縮を直接適用する従来方法に比べて、高圧縮率を達成することが可能となる。なお、理論上は24〜22程度の情報を間引いても色品質に影響を与えないが、ディザ等のドットの集合で画像が表現されることを考慮すると、間引きの程度(圧縮の程度)は21〜22程度とすることが好ましい。
【0043】
ここで、本発明は、特定画素と非特定画素について、色空間における圧縮の程度を異ならせており、非特定画素の圧縮率(1/n)<特定画素の圧縮率(1/m)となるように構成している。これは、仮の出力画像において、少なくとも特定画素については最大濃淡値を超える値を取るように構成し、非特定画素についてはダイナミックレンジ内にできるだけ納まるように構成するためである。仮の出力画像において、非特定画素の濃淡値がダイナミックレンジ内に納まるかどうかはnとpの関係によって定まる。n≧pとした場合、ダイナミックレンジ内に納まることを保証することができる。一方、n<pとした場合、出力画像におけるコントラストを強調することができるが、入力画像において大きい濃淡値の画素については、出力画像において最大濃淡値を超える場合が起こり得る。nとpの関係は設計に応じて定めればよいが、入力画像と出力画像のコントラストの同一性を得たい場合は、n=pとすることが望ましい。
【0044】
なお、特定画素が多い画像、例えばDTP(Desk Top Publishing)画像の場合は、単純に全ての画素について1/n倍する場合に比べると、特定画素について1/m倍する分だけ、圧縮率は低下することになる。
【0045】
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態を説明する。本発明の第2の実施の形態であるプリンタシステム4は、検出手段10、第1変換手段11、画像圧縮手段12、送信手段15を備えるホスト装置5と、受信手段16、画像復号手段14、第2変換手段15、印刷手段17を備えるプリンタ装置6を含んで構成される。
【0046】
ホスト装置5、プリンタ装置6は、物理的にはCPU、メモリなどを備えており、上記の各手段は、メモリに格納されるアプリケーションプログラムをCPUが実行することにより機能的に実現される。
【0047】
検出手段10、第1変換手段11、画像圧縮手段12、画像伸長手段13、第2変換手段15の構成・動作については、第1の実施形態と同様である。
【0048】
送信手段15は、画像圧縮手段12により圧縮されたデータに基づき、所定のプリンタ制御言語に従って印刷データを生成する。そして、ネットワーク等を介して、例えばIEEE1284.D4形式で、印刷データやコマンドをプリンタ装置5に出力する。
【0049】
受信手段16は、ホスト装置5より印刷データやコマンドを受信し、記憶する。そして、印刷データより圧縮データを抽出し、画像伸長手段13に出力する。
【0050】
印刷手段17は、プリンタ制御手段と、印刷ヘッドや紙送り機構(キャリッジ、キャリッジ駆動モータなど)等を含む印刷エンジン等から構成される。
【0051】
プリンタ制御手段は、受信手段16を介してホスト装置5から印刷動作を要求するコマンド等を受信した場合、印刷エンジンに給紙命令を出力する。印刷エンジンは、この給紙命令を受けて、紙送り機構等を制御して印刷開始に必要な状態を整える。そして、プリンタ制御手段に対し、データ転送要求を出力する。プリンタ制御手段は、かかるデータ転送要求を受けて、印刷エンジンから送られる同期信号に従って、第2変換手段14において生成された出力画像を印刷エンジンに対し転送し、印刷エンジンを制御しながら印刷を実行する。
【0052】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施形態は、情報処理プログラムを記録した記録媒体を備える。この記録媒体はCD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体であってよく、ネットワークを介して流通する場合も含む。また、ホスト装置用やプリンタ装置用のカードやオプションボードとして流通する場合も含む。
【0053】
情報処理プログラムは記録媒体から情報処理装置に読み込まれ、情報処理装置の動作を制御する。情報処理装置は、情報処理プログラムの制御により、圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出工程と、 前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換工程と、 変換工程における変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮工程と、を実行する。
【0054】
また、情報処理装置は、情報処理プログラムの制御により、所定の圧縮画像を受け付け、これを伸長する処理を実行する。前記所定の圧縮画像は、圧縮対象画像上の所定の条件を満たす特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換し、変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行って得られる圧縮画像である。前記伸長する処理は、前記所定の圧縮方式に対応した伸長方式により前記圧縮画像の伸長を行う伸長工程と、伸長工程により伸長された画像の各画素について、濃淡レベルをp倍(p>m)に変換する変換工程と、から構成される。
【0055】
すなわち、情報処理装置は情報処理プログラムの制御により、図1における、画像処理装置2、又は/及び画像処理装置3による処理と同一の処理を実行する。
【0056】
(その他)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。例えば、第2実施形態ではプリンタシステムに適用した場合について説明したが、送信側で画像を圧縮して転送し、受信側で伸長する構成を備えるシステムであれば、プリンタシステム以外であっても本発明の効果を得ることが可能である。例えば、複写機、スキャナ、ファクシミリ等を含むシステムに対して本発明を適用することが考えられる。
【0057】
また、RGBカラー画像に対して適用する場合、m、n、pの各値をRGBごとに独立して設定するように構成してもよい。例えば、Gプレーンは輝度成分を多く含むことから、Gプレーンにおける復号誤差は字汚れへの影響が大きいといえる。そこで、Gプレーンにおける復号誤差を他のプレーンよりも確実に抑制すべく、(pg/mg)>(pr/mr)、(pb/mb)となるように設定することが考えられる。
【0058】
また、入力画像の濃淡値のダイナミックレンジが0〜MAXとなっている場合は、入力画像の各画素について、例えばX→X−MAX/2のように、最小値が負の値を取るように補正してから、検出手段10において特定画素を検出するように構成すればよい。この場合、第2変換手段14は、出力画像の濃淡値のダイナミックレンジが0〜MAXとなるように、出力画像の各画素について、例えばY→Y+MAX/2のように補正する構成とする。
【0059】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、色空間において情報圧縮を行ってから、JPEG方式等により圧縮を施す構成としているため、高圧縮率を達成することができる。
【0060】
また、字汚れが生じる可能性がある画素について、色空間上での圧縮率よりも、色空間上での伸長率の方が大きくなるように構成しているため、エッジ部分における字汚れの発生を抑制し、画質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における画像処理システムの機能構成図を示すブロック図である。
【図2】 入力画像、中間画像の一例を示す図である。
【図3】 JPEG方式による画像圧縮方法を説明するための模式図である。
【図4】 m、pの組合わせの例を説明するための図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるプリンタシステムの機能構成図を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像処理システム
2、3 画像処理装置
4 ホスト装置
5 プリンタ装置
10 検出手段
11 第1変換手段
12 画像圧縮手段
13 画像伸長手段
14 第2変換手段
15 出力手段
16 受信手段
17 印刷手段
Claims (15)
- 圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出手段と、
前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換手段と、
変換手段による変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 圧縮画像を受け付け、これを伸長する画像処理装置であって、
前記圧縮画像は、圧縮対象画像上の所定の条件を満たす特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換し、変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行って得られる圧縮画像であり、
前記画像処理装置は、前記所定の圧縮方式に対応した伸長方式により前記圧縮画像の伸長を行う伸長手段と、
前記伸長手段により伸長された画像の各画素について、濃淡レベルをp倍(p>m)に変換する変換手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - p=nであることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記所定の条件は、圧縮対象画像における濃淡レベル最大値を与える画素であること、圧縮対象画像における濃淡レベル最小値を与える画素であること、のうち、少なくともいずれかの条件を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記濃淡レベルは、RGB色空間における濃淡値、又はYUV色空間におけるY(輝度)値であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記所定の圧縮方式はJPEG圧縮方式であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えたことを特徴とするプリンタ装置。
- 請求項1記載の画像処理装置を備えたホスト装置と、請求項2又は3記載の画像処理装置を備えたプリンタ装置とを備えたことを特徴とするプリンタシステム。
- 圧縮対象画像を走査して所定の条件を満たす画素を特定画素として検出する検出工程と、
前記特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換する変換工程と、
変換工程における変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行う圧縮工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 圧縮画像を受け付け、これを伸長する画像処理方法であって、
前記圧縮画像は、圧縮対象画像上の所定の条件を満たす特定画素については濃淡レベルを1/m倍(m>1)に変換し、前記特定画素以外の画素については濃淡レベルを1/n倍(n>m)に変換し、変換後の各画素の濃淡レベルを用いて所定の圧縮方式により画像圧縮を行って得られる圧縮画像であり、
前記画像処理方法は、前記所定の圧縮方式に対応した伸長方式により前記圧縮画像の伸長を行う伸長工程と、
伸長工程により伸長された画像の各画素について、濃淡レベルをp倍(p>m)に変換する変換工程と、を備えたことを特徴とする画像処理方法。 - p=nであることを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
- 前記所定の条件は、圧縮対象画像における濃淡レベル最大値を与える画素であること、圧縮対象画像における濃淡レベル最小値を与える画素であること、のうち、少なくともいずれかの条件を含んでいることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
- 前記濃淡レベルは、RGB色空間における濃淡値、又はYUV色空間におけるY(輝度)値であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
- 前記所定の圧縮方式はJPEG圧縮方式であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
- 請求項9乃至14のいずれか一項に記載の画像処理方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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