JPH0795234A - 高速格子型ネットワークシステムのノード - Google Patents

高速格子型ネットワークシステムのノード

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JPH0795234A
JPH0795234A JP23288693A JP23288693A JPH0795234A JP H0795234 A JPH0795234 A JP H0795234A JP 23288693 A JP23288693 A JP 23288693A JP 23288693 A JP23288693 A JP 23288693A JP H0795234 A JPH0795234 A JP H0795234A
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Tetsuya Akaboshi
哲也 赤星
Masaki Yamauchi
雅喜 山内
Yoshihiro Nakahira
佳裕 中平
Masanori Nozaki
正典 野崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速格子型ネットワークシステムにおいて、
各ノードごとにその宛先を書いたパケットを送信するこ
となく、1対Nの通信を行うことが可能なノードを提供
する。 【構成】 送信パケット出力回路11は、宛先の列アド
レス部DARと行アドレス部DACの少なくとも一方
に、所定値0を書き込むことにより、任意の列あるいは
行を宛先とするパケットを出力する。このパケットは、
行側出力線14あるいは列側出力線15を介して、自ノ
ードが属する行あるいは列内の各ノードに送られる。D
ACフィルタ18と列セレクタ20は、列側入力線16
を介して送られてパケットの宛先が自ノードが属する行
か否か、あるいは、自ノードが属する列か否かを判定す
る。行宛ての場合は、受信パケットは、受信バッファ2
2に格納されるとともに、行側出力線14を介して、自
ノードが属する行内の各ノードに送信される。列宛ての
場合は、受信パケットは、バッファ22に格納される。
これは、行側の受信パケットについても同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パケット交換方式の
高速格子型ネットワークシステムを構成するノードに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パケット交換方式のネットワーク
システムにおいては、端末の高速化やスループットの向
上のために、高速交換が可能なシステムが開発されてい
る。
【0003】このようなネットワークシステムにおいて
は、データ量が増えても、データの衝突による交換効率
の低下が生じないようにする必要がある。また、宛先ノ
ードの位置に応じて、パケットの到着時間にばらつきが
生じないようにする必要がある。
【0004】この要求に応えるため、本件特許出願人
は、平成4年9月14日提出の特許願第244626号
において、高速格子型ネットワークシステムを提案し
た。
【0005】このネットワークシステムは、複数のノー
ドを格子状に配置し、各列および各行ごとに、それらに
属する複数のノードを、任意の2つのノード間で直接パ
ケットを送信可能なように接続するようにしたものであ
る。
【0006】このような構成によれば、同じ列あるいは
同じ行に属する任意の2つのノード間では、1ホップで
パケットを送信することができる。また、各ノードに中
継機能を設けることにより、異なる列および異なる行に
属する任意の2つのノード間では、2ホップでパケット
を送信することができる。これにより、宛先ノードの位
置に起因するパケットの到着時間のばらつきを小さくす
ることができる。
【0007】また、パケットを中継する場合、中継ノー
ドが1つで済むため、データ量が増えても、データの衝
突を発生しにくくすることができる。これにより、転送
効率の低下を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高速格子型ネットワークシステムにおいては、1つのパ
ケットで1つのノードしか指定することができないた
め、1対Nの通信(放送)を行う場合は、各ノードごと
にその宛先を書いたパケットを送信しなければならな
い。これにより、従来のシステムにおいては、1対N通
信を行う場合、手間がかかるとともに、中継を必要とす
る場合、パケットが廃棄される確率が高くなり、スルー
プットが低下するという問題があった。
【0009】そこで、この発明は、高速格子型ネットワ
ークシステムにおいて、各ノードごとにその宛先を書い
たパケットを送信することなく、1対Nの通信を行うこ
とができるノードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、高速格子型ネットワークシステムのノー
ドにおいて、パケットの宛先表記部のうち、列側表記部
と行側表記部の少なくとも一方に所定値を書き込むこと
により、任意の列ある行を宛先とするパケットを生成
し、このパケットを自ノードが属する列あるいは行内の
他ノードに送信する手段と、宛先表記部に上記所定値が
書き込まれた受信パケットの宛先に基づいて、このパケ
ットの取込みや中継を適宜実行する手段とを設けるよう
にしたものである。
【0011】
【作用】上記構成において、自ノードが属する行とは異
なる行内のすべてのノードにパケットを送信する場合を
代表として動作を説明する。この場合、パケットの列側
表記部には所定値が書き込まれ、行側表記部には宛先行
の座標が書き込まれる。このパケットは、自ノードが属
す列内の各ノードに送信される。この場合、送信パケッ
トは、宛先行に属するノードでだけ取り込まれるととも
に、このノードにより、宛先行に属する他のすべてのノ
ードに中継される。これにより、あるノードから出力さ
れた1つのパケットが、その宛先行に属するすべてのノ
ードに送信されたことになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明に係るノードの一実施例
の構成を示すブロック図である。ここで、このノードの
構成を説明する前に、このノードが用いられる高速格子
型ネットワークシステムにおけるノードの接続構成を説
明する。
【0014】図2はこのネットワークシステムにおける
ノードの論理的な配列構成を示す図である。
【0015】図示の如く、このシステムにおいては、複
数のノード10がM×N(M,Nは2以上の整数)の格
子状に配置されるとともに、各列(row)および各行
(column)ごとにグループ化されている。図に
は、m(m=1,…,K,…,M)列目のグループGを
GRm、n(n=1,…,L,…,N)行目のグループ
GをGCnとして示す。
【0016】各ノード10には、アドレスが付与されて
いる。各アドレスは、列方向のアドレスと行方向のアド
レスとからなる。列方向のアドレスは列方向の座標mに
より表され、行方向のアドレスは行方向の座標nにより
表される。したがって、m列、n行目に位置するノード
10のアドレスは(m,n)と表される。
【0017】各ノード10は、各グループGごとに、任
意の2つのノード間で直接パケットを送信することがで
きるように接続されている。この場合の物理的な接続形
態としては、バス型、リング型、スター型等、いずれの
形態であってもよい。
【0018】このような構成によれば、同じグループG
に属する2つのノード10間では、1ホップでパケット
を送信することができる。例えば、列グループGR1に
属する(1,1)ノード10と(1,L)ノード10の
間では、1ホップでパケットを送信することができる。
【0019】また、異なるグループGに属する2つのノ
ード10間では、各ノード10に中継機能を設けること
により、2ホップでパケットを送信することができる。
例えば、列グループGR1に属する(1,1)ノード1
0と行グループGCLに属する(K,L)ノード10の
間では、(1,L)ノード10あるいは(K,1)ノー
ド10を介して、2ホップでパケットを送信することが
できる。
【0020】以上が高速格子型ネットワークシステムに
おけるノードの接続構成である。次に、図1を参照しな
がら、ノード10の内部構成を説明する。
【0021】図1において、11は送信パケットを出力
する送信パケット出力回路である。図3は、この送信パ
ケット出力回路11から出力されるパケットの構成を示
す図である。図示の如く、パケットは、宛先アドレスが
書き込まれるデスティネーションアドレス部DAと、送
信元アドレスが書き込まれるソースアドレス部SAと、
ユーザデータが書き込まれるデータ部DATAとからな
る。
【0022】デスティネーションアドレス部DAは、列
アドレス部DARと行アドレス部DACとからなる。列
アドレス部DARには、宛先ノード10の列アドレスあ
るいは所定値、例えば、0が書き込まれる。同様に、列
アドレス部DARには、宛先ノード10の行アドレスあ
るいは所定値0が書き込まれる。
【0023】ソースアドレス部SAも、列アドレス部S
ARと行アドレス部SACからなる。列アドレス部SA
Rには、送信元ノード10の列アドレスが書き込まれ、
行アドレス部SACには、行アドレスが書き込まれる。
【0024】送信パケット出力回路11から出力された
パケットは、コンセントレータ12あるいは13を介し
て、行側出力線14あるいは列側出力線15に供給され
る。行方向の出力線14は、自ノード10が属する行グ
ループGCn内のすべての他ノード10の行側入力線に
接続されている。同様に、列出力線15は、自ノード1
0が属する列グループGRm内のすべての他ノード10
の列側入力線に接続されている。
【0025】16は列側入力線である。この列側入力線
16は、自ノード10が属する列グループGRm内の他
のすべてのノード10に接続されるため、(Nー1)本
設けられる。17は行側入力線である。この行側入力線
22は、自ノード10が属する行グループGCn内の他
のすべてのノード10に接続されるため、(Mー1)本
設けられる。
【0026】18は、各列側入力線16ごとに設けられ
たDACフィルタである。このDACフィルタ18は、
受信パケットからDACの内容を読み取り、それが自ノ
ード10の列アドレスと一致するか否か、あるいは、所
定値0か否かを判定し、一致する場合、あるいは、所定
値0である場合は、受信パケットを取り込み、そのほか
の場合は廃棄する。
【0027】19は、各行側入力線17ごとに設けられ
たDARフィルタである。このDACフィルタ19は、
受信パケットからDARの内容を読み取り、それが自ノ
ード10の列アドレスと一致するか否か、あるいは、所
定値0か否かを判定し、一致する場合、あるいは、所定
値0である場合は、受信パケットを対応する行側セレク
タ21に供給し、そのほかの場合は廃棄する。
【0028】20は、各DACフィルタ18ごとに設け
られた列側セレクタである。この列側フィルタ20は、
受信パケットからDARの内容を読み取り、それが自ノ
ード10の列アドレスと一致するか否か、あるいは、所
定値0か否かを判定し、その判定結果と対応するDAC
フィルタ18の判定結果とに基づいて、次の5つの処理
,,,,を選択的に実行する。
【0029】 DACの内容が自ノード10の行アド
レスnに一致し、DARの内容が自ノード10の列アド
レスmに一致する場合 この場合は、1対1通信において、自ノード10が宛先
ノード10である場合に相当する。したがって、この場
合は、受信パケットの取込み処理だけがなされる。すな
わち、この場合、受信パケットは、列セレクタ20から
受信バッファ22に供給される。これにより、受信パケ
ットは、このバッファ22に格納される。
【0030】 DACの内容が自ノード10の行アド
レスnに一致し、DARの内容が自ノード10の列アド
レスmあるいは処理値0のいずれにも一致しない場合 この場合は、1対1通信において、自ノード10が中継
ノード10である場合に相当する。したがって、この場
合は、受信パケットの中継処理だけがなされる。
【0031】すなわち、この場合、受信パケットは、列
セレクタ20からコンセントレータ12に供給される。
これにより、このパケットは、行側出力線14を介して
自ノード10が属する行グループGCn内の各ノード1
0に送信される。
【0032】また、この場合、ACK回路23が列セレ
クタ20によって起動される。これにより、このACK
回路23からACK(肯定応答)信号が出力される。こ
のACK信号は、コンセントレータ13を介して列側出
力線15に供給される。これにより、パケットの中継が
無事に行われたことが送信元ノード10に通知される。
【0033】 DACの内容が自ノード10の行アド
レスnに一致し、DARの内容が所定値0である場合 この場合は、1対N通信において、自ノード10が属す
る列グループGRm内の他ノード10から、自ノード1
0が属する行グループGCnを宛先とするパケットが送
られてきた場合に相当する。この場合、自ノード10は
宛先ノードと中継ノードとして動作する。したがって、
この場合は、上述したような取込み処理と中継処理が行
われる。
【0034】 DACの内容が所定値0であり、DA
Rの内容が自ノード10の列アドレスmに一致する場合 この場合は、1対N通信において、自ノード10が属す
る列グループGRm内の他ノード10から、この列グル
ープGCmを宛先とするパケットが送られてきた場合に
相当する。この場合、自ノード10は宛先ノードとして
動作する。したがって、この場合は、上述したような取
込み処理だけが行われる。
【0035】 DACの内容とDARの内容のいずれ
もが所定値0に一致する場合 この場合は、1対N通信において、自ノード10が属す
る列グループGRm内の他ノード10から、この他ノー
ド10が属する行グループGCn以外のすべての行グル
ープGCnを宛先とするパケットが送られてきた場合に
相当する。この場合、自ノード10は宛先ノードと中継
ノードとして動作する。したがって、この場合、自ノー
ド10においては、上述したような取込み処理と中継処
理が行われる。但し、この場合、中継処理においては、
パケットの宛先を自ノード10が属する行グループGC
nに書き替える処理がなされる。これは、パケットの中
継が永遠に行われるのを防止するためである。
【0036】21は、各DARフィルタ19ごとに設け
られた行側セレクタである。この行側フィルタ21も、
詳細な説明は省略するが、受信パケットからDARの内
容を読み取り、それが自ノード11の行アドレスnと一
致するか否か、あるいは、所定値0か否かを判定し、そ
の判定結果と対応するDARフィルタ19の判定結果に
基づいて、上述したような5つの処理,,,,
を選択的に実行する。
【0037】24は、自ノード10が属する行グループ
GCn内の他ノード10に、ACK信号を返送するため
のACK回路である。
【0038】なお、パケットの競合が発生した場合は、
例えば、1対1通信のパケットより1対N通信のパケッ
トが優先される。また、1対N通信においても、1つの
グループGに対するパケットより、複数のグループGに
対するパケットが優先される。すなわち、(DAR,D
AC)が(0,n)あるいは(m,0)で表されるパケ
ットより(0,0)で表されるパケットが優先される。
【0039】この競合調停処理は、例えば、コンセント
レータ12,13の入力段に設けられた図示しない競合
調停回路によりなされる。
【0040】上記構成において、動作を説明する。ま
ず、図4を参照しながら、1対1通信を行う場合の動作
を説明する。
【0041】図4は、(1,1)ノード10から(1,
L)ノード10を介して(K,L)ノード10にパケッ
トを送信する場合を示すものである。
【0042】この場合、(1,1)ノード10の送信パ
ケット出力回路11からは、DARに(K,L)ノード
10の列アドレスKが書き込まれ、DACに行アドレス
Lが書き込まれたパケットが出力される。このパケット
は、コンセントレータ13と列側出力線15を介して、
自ノード10が属する列グループGR1内の各ノード1
0に供給される。
【0043】列グループGR1内の各ノード10に供給
されたパケットは、DACの内容が(1,L)ノード1
0の行アドレスLと一致するため、このノード10のD
ACフィルタ18だけ通り、そのほかのノード10では
廃棄される。
【0044】(1,L)ノード10のDACフィルタ1
8を通ったパケットは、DARの内容がこのノード10
の行アドレスLと一致しないため、列セレクタ20から
コンセントレータ12に供給される(処理)。これに
より、このパケットは、(1,L)ノード10が属する
行グループGCL内の各ノード10に送信される。
【0045】これと同時に、列セレクタ20により、A
CK回路23が起動される(処理)。これにより、こ
のACK回路23からACK信号が出力される。このA
CK信号は、コンセントレータ13と列側出力線15を
介して、送信元ノード10に返送される。これにより、
このノード10は、パケットの中継が正常に行われたこ
とを確認することができる。
【0046】行グループGCL内の各ノード10に供給
されたパケットは、DARの内容が(K,L)ノード1
0の列アドレスKと一致するため、このノード10のD
ARフィルタ19だけ通り、そのほかのノード10では
廃棄される。
【0047】(K,L)ノード10のDARフィルタ1
9を通ったパケットは、DACの内容がこのノード10
の行アドレスLと一致するため、行セレクタ21から受
信バッファ22に供給され、このバッファ22に格納さ
れる(処理)。これにより、(1,1)ノード10か
ら(K,L)ノード10にパケットが送信されたことに
なる。
【0048】なお、以上の説明では、(1,L)ノード
10を中継ノードとする場合を説明したが、(K,1)
ノード10を中継ノードとする場合も、同じような動作
がなされる。
【0049】また、以上の説明では、送信元ノード10
と宛先ノード10が異なるグループGに属する場合を説
明したが、同じグループGに属する場合もパケットを送
信することができる。この場合、パケットの中継処理
はなされず、取込み処理のみがなされる。例えば、
(1,1)ノード10から同じ列グループGR1内の
(1,L)ノード10にパケットを送信する場合は、
(1,L)ノード10で取込み処理がなされる。
【0050】次に、1対N通信を行う場合を説明する。
まず、図5と図6を参照しながら、1つのグループGを
宛先とする1対N通信を行う場合を説明する。
【0051】図5は、(1,1)ノード10から行グル
ープGCLを宛先とする1対N通信を行う場合を示すも
のである。
【0052】この場合、送信元ノード10の送信パケッ
ト出力回路11からは、DARに所定値0が書き込ま
れ、DACに行アドレスLが書き込まれたパケットが出
力される。このパケットは、コンセントレータ13と列
側出力線15を介して、自ノード10が属する列グルー
プGR1内の各ノード10に供給される。
【0053】列グループGR1内の各ノード10に供給
されたパケットは、DACの内容が(1,L)ノード1
0の行アドレスLと一致するため、このノード10のD
ACフィルタ18だけ通り、そのほかのノード10では
廃棄される。
【0054】(1,L)ノード10のDACフィルタ1
8を通ったパケットは、DARの内容が所定値0である
ため、列セレクタ20から受信バッファ22に供給さ
れ、この受信バッファ22に格納される(処理)。
【0055】また、このパケットは、列セレクタ20か
らコンセントレータ12に供給される(処理)。これ
により、このパケットは、(1,L)ノード10が属す
る行グループGCL内の各ノード10に送信される。こ
れと同時に、列セレクタ20により、ACK回路23が
起動される(処理)。これにより、パケットの中継が
正常に行われたことが、送信元ノード10に通知され
る。
【0056】行グループGCL内の各ノード10に供給
されたパケットは、DARの内容が特定値0であるた
め、すべてのノード10のDARフィルタ19で取り込
まれる。この後、このパケットは、DACの内容が対応
するノード10の行アドレスLと一致するため、行セレ
クタ21から受信バッファ22に供給され、このバッフ
ァ22に格納される(処理)。これにより、1つのパ
ケットで、(1,1)ノード10から行グループGCL
内のすべてのノード10に1対N通信がなされたことに
なる。
【0057】図6は、(1,1)ノード10から列グル
ープGRKを宛先とする1対N通信を行う場合を示すも
のである。
【0058】この場合も、詳細な説明は省略するが、
(1,1)ノード10から出力されたパケットは、
(K,1)ノード10で取り込まれるとともに、このノ
ード10を介して、列グループGRK内の他のすべての
ノード10に送信され、このノード10で取り込まれ
る。
【0059】なお、以上の説明では、自ノード10が属
するグループGとは異なるグループGを宛先とする場合
を説明したが、この実施例では、同じグループGを宛先
とすることもできる。
【0060】例えば、(1,1)ノード10からこのノ
ード10が属する列グループGR1を宛先とする1対N
通信を行う場合は、DARに列アドレス1が書き込ま
れ、DACに所定値0が書き込まれたパケットを列側出
力線15に出力すればよい。この場合、列グループGR
1内の他のすべてのノード10では、に従って、パケ
ットの取り込みがなされる。
【0061】次に、図7を参照しながら、すべての行グ
ループGC1〜GCNを宛先とする1対N通信を行う場
合を説明する。
【0062】図7は、(1,1)ノード10からすべて
の行グループGC1〜GCNを宛先とする1対N通信を
行う場合を示すものである。
【0063】この場合、(1,1)ノード10の送信パ
ケット出力回路11からは、DARとDACに所定値0
が書き込まれた第1のパケットと、例えば、DARに所
定値0が書き込まれ、DACに自ノード10の行アドレ
ス1が書き込まれた第2のパケットが出力される。
【0064】第1のパケットは、コンセントレータ13
と列側出力線15を介して、自ノード10が属する列グ
ループGR1内の各ノード10に供給される。これに対
し、第2のパケットは、コンセントレータ12と行側出
力線14を介して、自ノード10が属する行グループG
C1内の各ノード10に供給される。
【0065】列グループGR1内の各ノード10に供給
された第1のパケットは、DACの内容が所定値0なの
で、すべてのノード10のDACフィルタ18で取り込
まれる。この後、この第1のパケットは、DARの内容
が所定値0なので、列セレクタ20から受信バッファ2
2に供給され、このバッファ22に格納される(処理
)。
【0066】また、この第1のパケットは、列セレクタ
20によって、DACの内容を特定値0から自ノードの
行アドレスに書き替えられる(処理)。例えば、
(1,N)ノード10においては、DACの内容が特定
値0から自ノード10の行アドレスNに書き替えられ
る。
【0067】この書替えが終了したパケットは、コンセ
ントレータ12に供給される(処理)。これにより、
この第1のパケットは、自ノード10が属する行グルー
プGCn内の各ノード10に供給される。これと同時
に、列セレクタ20により、ACK回路23が起動され
る(処理)。これにより、パケットの中継が正常に終
了したことが、(1,1)ノード10に通知される。
【0068】行グループGCn(GC1は除く)内の各
ノード10に供給された第1のパケットは、各ノード1
0の受信バッファ22に格納される(処理)。
【0069】一方、行グループGC1内の各ノード10
に供給された第2のパケットは、処理に従って、各ノ
ード10の受信バッファ22に格納される。
【0070】以上から、2つのパケットを送信すること
により、(1,1)ノード10から他のすべてのノード
10に、1対N通信がなされたことになる。
【0071】なお、以上の説明では、第1のパケットを
自ノード10が属する列グループGRm内の各ノード1
0に送信し、第2のパケットを自ノードが属する行グル
ープGCn内の各ノード10に送信する場合を説明した
が、この逆の送信を行うようにしてもよい。
【0072】また、以上の説明では、すべての行グルー
プGC1〜GCNにパケットを送信する場合を説明した
が、第2のパケットを送信しないようにすれば、パケッ
トの宛先を自ノード10が属する行グループGC1以外
の行グループGC2〜GCNに制限することができる。
【0073】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果がある。
【0074】(1)まず、1つあるいは複数のグループ
G単位で、パケットの宛先を指定することができるの
で、各ノード10ごとにその宛先を書いたパケットを送
信することなく、1対Nの通信を行うことができる。こ
れにより、1対N通信を行う場合の手間を小さくするこ
とができるとともに、中継を必要とする場合のスループ
ットが低下を抑えることができる。
【0075】(2)また、DAに所定値0を書き込むこ
とによって、1対N通信を行うことができるので、1対
1通信と1対N通信とで、同じ構造のパケットを使用す
ることができる。これにより、送信パケットを生成する
ための構成を簡単にすることができる。
【0076】なお、以上の説明では、ノードに1対1通
信機能と1対N通信機能を持たせる場合を説明したが、
この発明では、1対N通信機能だけを持たせるようにし
てもよい。このほかにも、この発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で、種々様々変形可能なことは勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高速格子型ネットワークシステムにおいて、各ノードご
とにその宛先を書いたパケットを送信することなく、1
対Nの通信を行うことが可能なノードを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】 高速格子型ネットワークシステムにおけるノ
ードの論理的な配置構成を示す図である。
【図3】 パケットの構成を示す図である。
【図4】 1対1通信の一例を説明するための図であ
る。
【図5】 1グループに対する1対N通信の一例を説明
するための図である。
【図6】 1グループに対する1対N通信の他の例を説
明するための図である。
【図7】 すべてのグループに対する1対N通信の一例
を説明するための図である。
【符号の説明】
10…ノード、11…送信パケット出力回路、12,1
3…コンセントレータ、14…行側出力線、15…列側
出力線、16…列側入力線、17…行側入力線、18…
DACフィルタ、19…DARフィルタ、20…列セレ
クタ、21…行セレクタ、22…受信バッファ、23,
24…ACK出力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 正典 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配置された複数のノードと、各
    列および各行ごとに、それらに属する複数のノードを、
    任意の2つのノード間で直接パケットを送信可能なよう
    に接続するノード接続手段とを具備するように構成さ
    れ、かつ、パケットの宛先が宛先ノードの列方向の座標
    と行方向の座標とにより表されるように構成された高速
    格子型ネットワークシステムにおけるノードにおいて、 パケットの宛先表記部のうち、前記列方向の座標が書き
    込まれる列側表記部と前記行方向の座標が書き込まれる
    行側表記部の少なくとも一方に所定値を書き込むことに
    より、任意の列、あるいは行を宛先とするパケットを生
    成し、このパケットを自ノードが属する列あるいは行内
    の他ノードに送信するパケット送信手段と、 自ノードが属する列、あるいは行内の他ノードから自ノ
    ードが属する行、あるいは列を宛先とするパケットを受
    信すると、このパケットを自ノード内に取り込むととも
    に、自ノードが属する行、あるいは列内の他ノードに送
    信するパケット取込み・中継手段と、 自ノードが属する列、あるいは行内の他ノードから自ノ
    ードが属する列、あるいは行を宛先とするパケットを受
    信すると、このパケットを自ノード内に取り込むパケッ
    ト取込み手段とを具備したことを特徴とする高速格子型
    ネットワークシステムのノード。
  2. 【請求項2】 前記パケット取込み・中継手段は、前記
    列側表記部と前記行側表記部の両方に前記所定値が書き
    込まれたパケットを受信すると、このパケットをその宛
    先を自ノードが属する行、あるいは列に書き替えて送信
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の高速格子型ネットワークシステムのノード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007189560A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Ntt Data Corp 1対多型メッセージ伝送システム

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