JPH0795155A - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JPH0795155A
JPH0795155A JP5255012A JP25501293A JPH0795155A JP H0795155 A JPH0795155 A JP H0795155A JP 5255012 A JP5255012 A JP 5255012A JP 25501293 A JP25501293 A JP 25501293A JP H0795155 A JPH0795155 A JP H0795155A
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frequency
signal
circuit
channels
intermediate frequency
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JP5255012A
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Masahide Haratake
正英 原竹
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、復調装置において、周波数変換さ
れ、マイクロ波を用いて伝送されるステレオ又は多重チ
ヤンネルの音声情報信号を復調するマイクロ波による相
互干渉を有効に回避する。 【構成】周波数変調された音声情報信号S1を復調する
際、周波数変換による中間周波信号SIF2 をステレオ又
は多重チヤンネルの各チヤンネル間において所定周波数
だけ離調させて設定することにより、各チヤンネル間で
マイクロ波による相互干渉が現れないようし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図7及び図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図6) 作用(図6) 実施例 (1)全体構成(図1) (2)スロツトの接続(図2及び図3) (3)送信基板(図4) (4)受信基板(図5) (5)実施例の復調回路(図6) (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は復調装置に関し、例えば
空間を伝播する光ビームを媒介して所望の情報信号を伝
送対象との間で送受する光空間伝送装置に適用して好適
なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の光空間伝送装置において
は、互いに偏波面が直交するように保持された送信光ビ
ーム及び受信光ビームを送受することにより、この送信
光ビーム及び受信光ビームを媒介して所望の伝送対象と
の間で情報信号を送受し得るようになされたものが提案
されている (特願昭 63-138120号) 。
【0004】すなわちこの種の光空間伝送装置において
は、所定のFM変調されたマイクロ波による情報信号で
レーザダイオードを駆動し、このレーザダイオードから
所定偏波面の送信光ビームを射出する。これにより光空
間伝送装置においては、所定の光学系を介してこの送信
光ビームを伝送対象に送信し、この送信光ビームを介し
て情報信号を伝送する。
【0005】さらに光空間伝送装置においては、伝送対
象から到来する受信光ビームを所定の受光素子で受光
し、この受光素子の出力信号を所定のFM復調装置によ
り復調して信号処理する。これにより光空間伝送装置に
おいては、この受信光ビームを介して伝送対象の情報信
号を受信する。
【0006】従来のマイクロ波のFM復調装置の回路構
成としては、スーパーヘテロダイン方式が一般に用いら
れている。このスーパーヘテロダイン方式においては、
FM復調装置においてFM検波する中間周波数を10.7
〔MHz〕に統一して設定している。すなわち、図7に示
すように、R及びLチヤンネルのオーデイオ信号は、第
1の中間周波信号SIF1 に周波数変換された後、それぞ
れ復調回路1においてミクサ2A及び2Bに入力され
る。
【0007】ミクサ2A及び2Bは、それぞれ局発回路
3A及び3Bから出力される局発信号SO1及びSO2
と、第1の中間周波信号SIF1 とを乗算処理する。これ
によりR及びLチヤンネルの第1の中間周波信号SIF1
が周波数10.7〔MHz〕の第2の中間周波信号SIF2 に周
波数変換され、それぞれバンドパスフイルタ回路(BP
F)4A及び4Bを介して、FM検波器5A及び5Bに
入力される。このFM検波器5A及び5Bにおいては、
第2の中間周波信号SIF2 がFM検波された後、それぞ
れローパスフイルタ(LPF)6A及び6B、低周波増
幅器7A及び7Bを通じてオーデイオ信号SAOR
(SAOR 2〜SAOR 4)及びSAOL1(SAOL
2〜SAOL 4)として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の光空
間伝送装置においては、通常のマイクロ回線等に比して
伝送に供する周波数帯域を大きく確保し得る特徴があ
る。このためこの種の光空間伝送装置においては、例え
ば音声信号等を多チヤンネル化して伝送することによ
り、複数チヤンネルの情報信号を効率良く伝送し得ると
考えられる。
【0009】ところが、この種の光空間伝送装置におけ
る音声ステレオ信号、あるいは音声多重信号のFM復調
方式をFM復調装置においてFM検波する中間周波数を
10.7〔MHz〕に統一して設定した場合、受信する左右の
ステレオ信号同士、あるいは多重信号の各チヤンネル間
における信号の結合による相互干渉が発生するという問
題がある。
【0010】この問題を解決する方法として図7に示す
ように、復調回路1の各チヤンネル部1A及び1Bに対
してシールドケースを設けることにより、マイクロ波を
閉じ込める方法が考えられる。さらに図8に示すよう
に、復調回路8の各チヤンネル部8A及び8Bを個別の
基板により構成して、その配置を工夫することにより各
チヤンネル間のアイソレーシヨンを確保することによ
り、相互干渉を抑制させる方法等が考えられる。
【0011】ところがこの方法では、FM検波する中間
周波信号SIF2 の周波数は同じなので、信号線路間や配
置空間における各チヤンネル間の結合による相互干渉は
低減させることはできても、これを完全に無くすことは
できない。またシールドケースを設けたり、各チヤンネ
ル毎に個別の基板を設けることは、その分部品点数が増
加し構成が複雑になることに加えて、復調装置自体を小
型、軽量化し得ないという問題がある。
【0012】さらにこのようにFM検波する中間周波信
号SIF2 の周波数を各チヤンネルで同じにした場合に
は、各チヤンネルのFM検波する10.7〔MHz〕の中間周
波数が各チヤンネルにおいてわずかにずれると、そのF
M検波する10.7〔MHz〕同士のビート成分がオーデイオ
信号帯域の低域側に現れSN比を劣化させてしまうとい
う問題がある。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ステレオ又は多重チヤンネルの音声情報信号を復調
する際のマイクロ波による相互干渉を有効に回避し得る
復調装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、周波数変調されマイクロ波を用い
て伝送されるステレオ又は多重チヤンネルの音声情報信
号S1を復調する復調装置66において、周波数変調さ
れた音声情報信号S1を復調する際、周波数変換による
中間周波信号SIF2 をステレオ又は多重チヤンネルの各
チヤンネル間で所定周波数だけ離調させるようにした。
【0015】
【作用】中間周波信号SIF2 を各チヤンネル間において
所定周波数だけ離調させて設定することにより、各チヤ
ンネル間のマイクロ波による相互干渉が現れないように
することができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)全体構成 図1において、11は全体として光空間伝送装置を示
し、ドライバ12でレーザダイオード13を駆動し、こ
れによりレーザダイオード13から所定偏波面の送信光
ビームを射出する。
【0018】さらに光空間伝送装置11においては、レ
ンズ15Aで送信光ビームL1を平行光線に変換した
後、偏向ビームスプリツタ16を透過してレンズ15B
に導き、これにより所定のビーム形状で送信光ビームL
1を送信する。これにより光空間伝送装置11において
は、この送信光ビームL1を伝送対象に送出し、送信光
ビームL1を介して所望の情報信号S1を送出するよう
になされている。
【0019】さらに光空間伝送装置11においては、伝
送対象から到来する受信光ビームL2をレンズ15Cで
受光した後、レンズ15Bを介して偏向ビームスプリツ
タ16に導く。ここで受信光ビームL2においては、送
信光ビームL1に対して偏波面が直交するように伝送対
象から送出され、これにより光空間伝送装置11におい
ては、偏向ビームスプリツタ16で受信光ビームL2を
反射してレンズ15Dに導く。
【0020】ここでレンズ15Dは、この受信光ビーム
L2を受光素子17に集光し、受光素子17は受光結果
でなる出力信号をAGC回路18を介して分波回路20
に出力する。
【0021】さらにこの実施例において、光空間伝送装
置11は、カード状の基板をそれぞれ収納し得るように
なされた第1から第4のスロツト22A〜22Dを有
し、このスロツト22A〜22Dに収納された送信基板
の出力信号を加算回路構成の合波回路24で加算し、こ
れにより各送信基板で生成した変調信号を周波数多重化
して情報信号S1を生成する。さらに光空間伝送装置1
1においては、この送信基板に加えてインカム回路26
で生成した変調信号を合波回路24で周波数多重化し、
これにより伝送対象に向けて通信用の種々の信号を伝送
し得るようになされている。
【0022】さらに光空間伝送装置11においては、分
波回路20で情報信号S2を帯域分離して第1〜第4の
スロツト22A〜22Dとインカム回路26に出力する
ようになされ、これにより所望のスロツト22A〜22
Dに送信基板に代えて受信基板を挿入することにより、
伝送対象から到来した情報信号を処理し得るようになさ
れ、またインカム回路26を介して伝送対象から送出さ
れた通信用信号を復調し得るようになされている。
【0023】これにより光空間伝送装置11において
は、必要に応じて第1〜第4のスロツト22A〜22D
に送信基板又は受信基板を挿入して所望の送受信チヤン
ネルを確保し得るようになされている。
【0024】(2)スロツトの接続 ここで図2に示すように、各スロツト22A〜22Dに
おいては、所定のコネクタを介してカード状の基板をマ
ザー基板に接続し、光空間伝送装置11においては、こ
のマザー基板上に合波回路24、分波回路20、インカ
ム回路26を形成する。
【0025】すなわちマザー基板においては、各コネク
タと合波回路24及び分波回路20とを接続することに
より、各スロツトに送信基板22A、22Bが収納され
ると、この送信基板22A、22Bから出力される変調
信号SMA〜SMDを合波回路24に出力するのに対
し、この送信基板に代えて受信基板30C、30Dがス
ロツトに挿入されると、分波回路20の出力信号SDA
〜SDDをこの受信基板30C、30Dに供給し得るよ
うになされている。
【0026】このときシステム制御回路34において
は、各スロツト22A〜22Dに割当てられた制御デー
タDA〜DDを各スロツト22A〜22Dのコネクタに
出力するようになされ、これにより各スロツトに挿入さ
れた送信基板及び受信基板の動作周波数を各スロツト2
2A〜22Dに割当てられた周波数に設定するようにな
されている。これにより図3に示すように、光空間伝送
装置11においては、第1及び第2のスロツト22A及
び22Bに送信基板22A及び22Bが収納されたと
き、この送信基板22A及び22Bから出力される変調
信号の中心周波数をそれぞれ第1及び第2チヤンネルC
H1及びCH2の周波数に設定する。
【0027】さらに第3及び第4のスロツト22C及び
22Dに受信基板30C及び30Dが収納されたとき、
この受信基板30C及び30Dで復調する際の中心周波
数をそれぞれ第3及び第4チヤンネルCH3及びCH4
の周波数に設定する。従つて光空間伝送装置11におい
ては、伝送対象の光空間伝送装置11Bについて、この
第1及び第2のスロツト22A及び22Bに対応するよ
うに第1及び第2のスロツト22A及び22Bに受信基
板30A及び30Bを収納して、第1及び第2チヤンネ
ルCH1及びCH2について光空間伝送装置11から伝
送対象11Bに変調信号を伝送することができる。
【0028】さらにこの第3及び第4のスロツト22C
及び22Dに対応するように、伝送対象の光空間伝送装
置11Bについて、第3及び第4のスロツト22C及び
22Dに送信基板28C及び28Dを収納して、第3及
び第4チヤンネルCH3及びCH4について伝送対象1
1Bから送出した変調信号を受信することができる。
【0029】かくして光空間伝送装置11においては、
送信基板及び受信基板を選択的に収納し得るように複数
の基板収納位置を形成し、この基板の動作周波数を各基
板収納位置毎に設定された周波数に設定することによ
り、伝送対象との間で対応するようにこの基板収納位置
に所望の送信基板又は受信基板を選択的に収納するだけ
で、送受信チヤンネルを設定することができ、このとき
各チヤンネルの周波数を簡易に設定することができる。
このとき光空間伝送装置11においては、4つのスロツ
トを送信基板及び受信基板で兼用したことにより、その
分全体形状を小型化して簡易に送受信チヤンネルを設定
することができる。
【0030】さらにシステム制御回路34においては、
所定の入力ポートの各ビツトを各スロツト22A〜22
Dのコネクタにそれぞれ割当て、これに対応して送信基
板28においてはこのコネクタの接続ラインを電源に接
続するのに対し、受信基板30においてはこのコネクタ
の接続ラインをアースに接地するようになされている。
これによりシステム制御回路34においては、各スロツ
ト22A〜22Dに送信基板28又は受信基板30のい
ずれの基板が収納されているか否か判断し、この判断結
果に基づいてインカム回路26の送信及び受信周波数を
設定する。
【0031】すなわちシステム制御回路34において
は、第1のスロツト22Aに送信基板28が収納されて
いるとき、インカム回路用に割当てられた第1及び第2
のインカムチヤンネルCHA及びCHBのうち、インカ
ム回路26の送信チヤンネル及び受信チヤンネルをそれ
ぞれ第1及び第2のインカムチヤンネルCHA及びCH
Bに設定する。これとは逆にシステム制御回路34にお
いては、第1のスロツト22Aに送信基板28が収納さ
れているとき、インカム回路26の送信チヤンネル及び
受信チヤンネルをそれぞれ第2及び第1のインカムチヤ
ンネルCHA及びCHBに設定する。
【0032】これにより光空間伝送装置11において
は、第1のスロツト22Aに収納された基板の種類に応
じてインカム回路26の周波数を設定するようになさ
れ、これにより互換性を損なうことなく、連絡用の回線
を確保し得るようになされている。
【0033】さらに光空間伝送装置11においては、第
1のスロツト22Aに送信基板28及び受信基板30が
収納されていない場合、続く第2のスロツト22Bに収
納された基板を検出し、ここで第2のスロツト22Bに
送信基板28が収納されているとき、インカム回路26
の送信チヤンネル及び受信チヤンネルをそれぞれ第1及
び第2のインカムチヤンネルCHA及びCHBに設定す
る。これに対して第1のスロツト22Aに送信基板28
及び受信基板30が収納されていない状態で、続く第2
のスロツト22Bに受信基板30が収納されていると
き、インカム回路26の送信チヤンネル及び受信チヤン
ネルをそれぞれ第2及び第1のインカムチヤンネルCH
B及びCHAに設定する。
【0034】さらに光空間伝送装置11においては、第
1及び第2のスロツト22A及び22Bに送信基板28
及び受信基板30が何れも収納されていないとき、続く
第3のスロツト22Cに収納された基板を検出し、ここ
で第3のスロツト22Cにそれぞれ送信基板28又は受
信基板30が収納されているとき、インカム回路26の
送受信チヤンネルをそれぞれ第1及び第2のインカムチ
ヤンネルCHA及びCHB又は第2及び第1のインカム
チヤンネルCHB及びCHAに設定する。
【0035】同様に光空間伝送装置11においては、第
1〜第3のスロツト22A〜22Cに何れの基板も収納
されていないとき、続く第4のスロツト22Dに収納さ
れた基板に応じてインカム回路26の送受信チヤンネル
を設定する。
【0036】(3)送信基板 ここで図4に示すように、送信基板28においては、各
スロツト22A〜22Dに収納されると、筐体に配置さ
れた所定のコネクタから入力される映像信号SVI1
(SVI2〜SVI4)とR及びLチヤンネルのオーデ
イオ信号SAIR1(SAIR 2〜SAIR 4)及びS
AIL 1(SAIL 2〜SAIL 4)とを各スロツト2
2A〜22Dのコネクタを介して入力し、この映像信号
SVI1(SVI2〜SVI4)とR及びLチヤンネル
のオーデイオ信号SAIR 1(SAIR 2〜SAI
R 4)及びSAIL 1(SAIL 2〜SAIL 4)を変
調回路40に入力する。変調回路40は、所定の中心周
波数で映像信号SV1及びオーデイオ信号SAIR 1及
びSAIL 1を周波数変調することにより所定周波数の
変調信号でなる中心周波数SCFを形成し、この中心周波
数SCFをミクサ42に出力する。
【0037】ミクサ42は、リング変調回路構成のダブ
ルバランスドミクサで構成され、局発回路44から出力
される局発信号SOSCと中心周波数SCFを乗算してロ
ーパスフイルタ回路(LPF)46を介して出力する。
このとき光空間伝送装置11は、システム制御回路34
から出力される制御データDA(DB〜DD)に応じて
この局発信号SOSCの周波数を切換える、これにより
各スロツト22A〜22Dに割当てられた中心周波数の
変調信号SMA(SNB〜SMD)を各変調基板28か
ら出力する。
【0038】すなわち局発回路44においては、分配器
50の分配出力を局発信号SOSCとしてミクサ42に
供給し、残りの分配出力をプリスケーラー52で分周し
てPLL回路54に出力する。ここでPLL回路54
は、水晶振動子56から生成される基準信号を循環的に
カウントし、このカウント結果と分周出力との位相比較
結果を出力するようになされ、このカウント値をシステ
ム制御回路34から出力される制御データDA(DB〜
DD)に応じて切換えるようになされている。
【0039】局発回路44は、この位相比較結果をルー
プフイルタ回路58を介して電圧制御型発振回路60に
出力し、この電圧制御型発振回路60の出力信号を分配
回路50に出力する。これにより局発回路44において
は、制御データDA(DB〜DD)を切換えて変調信号
SMA(SNB〜SMD)の中心周波数を切換え得るよ
うになされ、光空間伝送装置11においては、各スロツ
ト22A〜22D毎に制御データDA(DB〜DD)を
出力することにより、共通の送信基板を使用して、変調
信号SMA(SNB〜SMD)の周波数を各スロツト2
2A〜22Dに対応した周波数に設定し得るようになさ
れている。
【0040】(4)受信基板 これに対して図5に示すように受信基板30において
は、分配回路20の出力信号SDA(SDB〜SDD)
をローパスフイルタ回路(LPF)62を介してミクサ
64に受け、ここで局発回路44の局発信号SOSCと
の間で乗算処理する。ここでミクサ64及び局発回路4
4においては、送信基板28のミクサ42及び局発回路
44と同一構成で、これにより送信基板28の場合と同
様に各スロツト22A〜22Dに対応した周波数の局発
信号SOSCを生成する。
【0041】復調回路66は、ミクサ64の出力信号で
なる第1の中間周波信号SIF1 を帯域制限して入力し、
この出力信号を復調してR及びLチヤンネルのオーデイ
オ信号SAOR 1(SAOR 2〜SAOR 4)及びSA
L 1(SAOL 2〜SAO L 4)と映像信号SVO1
(SVO2〜SVO4)を出力する。これにより光空間
伝送装置11においては、送信基板28に代えて受信基
板30を収納した場合でも、各スロツト22A〜22D
に割当てられたチヤンネルについてオーデイオ信号及び
映像信号を復調し得るようになされている。
【0042】(5)実施例の復調回路 ここで図6に示すように復調回路66においては、第1
の中間周波信号SIF1に周波数変換された、オーデイオ
信号SAI1(SAI2〜SAI4)をR及びLチヤン
ネルに二分して、それぞれミクサ2A及び2Bに入力す
る。
【0043】第1の中間周波信号SIF1 に周波数変換さ
れたR及びLチヤンネルのオーデイオ信号SAIR
(SAIR 2〜SAIR 4)及びSAIL 1(SAIL
2〜SAIL 4)は、それぞれミクサ2A及び2Bにお
いて第2の中間周波信号SIF2A及びSIF2Bへと変換され
る。すなわち、Rチヤンネルの第1の中間周波信号SIF
1 は、ミクサ2Aにおいて局発回路3Aから出力される
局発信号SO1と乗算処理されることにより、第2の中
間周波信号SIF2Aに周波数変換される。同様に、Lチヤ
ンネルの第1の中間周波信号SIF1 は、ミクサ2Bにお
いて局発回路3Bから出力される局発信号SO2と乗算
処理されることによりRチヤンネルの第2の中間周波信
号SIF2Aから所定周波数だけ離調された第2の中間周波
信号SIF2Bに周波数変換される。
【0044】ここでこの実施例の場合、局発回路3Aの
局発信号SO1は、オーデイオ信号SAIR 1(SAI
R 2〜SAIR 4)に対して設定される第2の中間周波
信号SIF2Aの周波数が 10.72〔MHz〕となる周波数に選
定されている。局発回路3Bの局発信号SO2は、オー
デイオ信号SAIL 1(SAIL 2〜SAIL 4)に対
して設定される第2の中間周波信号SIF2Bの周波数が 1
0.68〔MHz〕となる周波数に選定されている。これによ
りR及びLチヤンネルの第2の中間周波信号SIF2A及び
SIF2Bは、FM検波器67A及び67Bにおいて互いに
40〔KHz〕離調された状態でFM検波される。
【0045】中間周波信号SIF2Aは、バンドパスフイル
タ回路(BPF)4Aを介して、FM検波器67Aによ
りFM検波された後、ローパスフイルタ回路(LPF)
6Aを介して、低周波増幅器7AからRチヤンネルのオ
ーデイオ信号SAOR 1(SAOR 2〜SAOR 4)と
して出力される。同様に、中間周波信号SIF2Bは、バン
ドパスフイルタ回路(BPF)4Bを介して、FM検波
器67BによりFM検波された後、ローパスフイルタ回
路(LPF)6Bを介して、低周波増幅器7BからLチ
ヤンネルのオーデイオ信号SAOL 1(SAOL 2〜S
AOL 4)として出力される。
【0046】このようにこの実施例の復調回路66にお
いては、R及びLチヤンネルの中間周波信号SIF2A及び
SIF2Bを所定周波数分だけ離調させるようにしたことに
より、相互干渉を未然に防止し得る。さらにR及びLチ
ヤンネル間の周波数差によるビート成分が発生しても、
そのビート成分は40〔KHz〕となり、次段に例えば20
〔KHz〕にカツトオフ周波数を有するローパスフイルタ
回路(LPF)6A及び6Bを介すことにより、そのビ
ート成分を抑制し得る。これによりR及びLのチヤンネ
ル間の妨害により生じるSN比の劣化を有効に防止し得
る。以上の構成によれば、FM変調されたステレオ音声
信号を復調回路66において復調する際に、R及びLチ
ヤンネルの中間周波信号SIF2A及びSIF2Bの周波数を互
いに40〔KHz〕離調させてFM検波器67A及び67B
においてFM検波することにより、ステレオ音声信号の
R及びLのチヤンネル間の相互干渉がFM検波するオー
デイオ周波数帯域内に現れるのを未然に防止し得る。
【0047】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、音声ステレオ信号を復調
する際のR及びLチヤンネル間の中間周波信号を離調さ
せる場合について述べたが、本発明は、これに限らず、
音声多重信号や多重チヤンネルの復調の際の各信号間の
中間周波信号を離調させる場合にも広く適用することが
できる。
【0048】また上述の実施例においては、離調させる
チヤンネル間の中間周波数を40〔KHz〕としたが、本発
明は、これに限らず、離調させるチヤンネル間の中間周
波数が互いに最大オーデイオ周波数(約15〔MHz〕) 以
上離調されていれば良い。さらに上述の実施例において
は、光空間伝送装置の復調装置にこれを適用する場合に
ついて述べたが、本発明は、これに限らず、マイクロ波
を使用した復調装置に広く適用することができる。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、周波数変
換されマイクロ波を用いて伝送されるステレオ又は多重
チヤンネルの音声情報信号を復調する復調装置において
復調する際、中間周波数をステレオ又は多重チヤンネル
の各チヤンネル間で音声周波数以上離調させることによ
つて、チヤンネル間のマイクロ波による相互干渉が検波
する音声周波数帯域内に現れない復調装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光空間伝送装置の全体構成を示す略線図であ
る。
【図2】そのスロツトの接続を示すブロツク図である。
【図3】チヤンネルの割当ての説明に供する略線図であ
る。
【図4】送信基板を示すブロツク図である。
【図5】受信基板を示すブロツク図である。
【図6】本発明の一実施例による復調回路を示すブロツ
ク図である。
【図7】従来の復調回路の説明に供するブロツク図であ
る。
【図8】従来の復調回路の説明に供するブロツク図であ
る。
【符号の説明】
1、8、66……復調回路、2A、2B……ミクサ、3
A、3B……局発回路、4A、4B……バンドパスフイ
ルタ回路、5A、5B、67A、67B……FM検波
器、6A、6B……ローパスフイルタ回路、7A、7B
……低周波増幅器、11……光空間伝送装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/142 10/04 10/06 10/105 10/10 10/22 H04H 5/00 S 8732−5K 9372−5K H04B 9/00 R

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数変調されマイクロ波を用いて伝送さ
    れるステレオ又は多重チヤンネルの音声情報信号を復調
    する復調装置において、 上記周波数変調された音声情報信号を復調する際、周波
    数変換による中間周波信号を上記ステレオ又は多重チヤ
    ンネルの各チヤンネル間で所定周波数だけ離調させるよ
    うにしたことを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】上記中間周波信号を上記ステレオ又は多重
    チヤンネルの各チヤンネル間においでそれぞれ音声周波
    数以上離調させるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の復調装置。
JP5255012A 1993-09-17 1993-09-17 復調装置 Pending JPH0795155A (ja)

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