JPH0795125B2 - 多心光ファイバテープ心線の分割用工具 - Google Patents

多心光ファイバテープ心線の分割用工具

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JPH0795125B2
JPH0795125B2 JP1241411A JP24141189A JPH0795125B2 JP H0795125 B2 JPH0795125 B2 JP H0795125B2 JP 1241411 A JP1241411 A JP 1241411A JP 24141189 A JP24141189 A JP 24141189A JP H0795125 B2 JPH0795125 B2 JP H0795125B2
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啓司 大阪
渉 桂島
公 柳
正明 川瀬
三千人 松本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多心光ファイバテープ心線の後分岐作業の際に
おける分割用工具に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 複数の光ファイバを並列に配置し、これらに共通に被覆
層を設けて構成した従来の多心光ファイバテープ心線
は、一括して被覆を除去して接続することを前提として
いた。これにより光ファイバの高密度の実装が可能であ
った。
しかし、光ファイバが広範囲に普及するにつれ、光ファ
イバの柔軟な配線、工事を可能とするために、信号光が
伝達中の状態のケーブル、いわゆる活線を対象として光
ケーブルの中間部分から新たに分岐線を新設する必要が
生じた。これを後分岐と称する。このとき、光ファイバ
は一心づつ独立しており、活線と非活線が隣接した状態
で光ファイバの後分岐を行なう場合、光ファイバに損傷
を与えることなく被覆を切り裂き安全に分離することの
みならず、本作業中に活線の光ファイバの信号光に影響
を及ぼさないことが重要である。
このような後分岐に適した多心光ファイバテープ心線
が、例えば実願昭57−117768号に提案されている。
第9図(イ)〜(ハ)はこの種多心光ファイバテープ心
線の構造例のいずれも横断面図である。
同図(イ)は複数の光ファイバ(11)を並行に配列し、
これらに共通に被覆層(12)を設けたものの複数をさら
に並行に配列し、これらに共通に外部被覆層(13)を設
けてテープ状に構成したものである。
同図(ロ)は複数の光ファイバ(11)を2〜3本毎に間
隔をおいて並行に配列し、これらに共通の外部被覆層
(13)を設け、上記間隔部においてくびれ部(13a)を
形成して構成したものである。
又同図(ハ)は複数の光ファイバ(11)を間隔をおいて
並行に配列し、これらに共通に外部被覆層(13)を設
け、各光ファイバ(11)の間隔部においてくびれ部(13
a)を形成してリボン状に構成したものである。
しかし、このような多心光ファイバテープ心線は、その
端末部あるいは中間部を、たとえ工具なしで分離できた
としても、光ファイバに少なからぬ損傷を与える危険性
が高い上、大変な手間と、細心の注意が必要であった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消し、安全に多心光ファイバ
テープ心線を分離できる分割用工具を提供するものであ
って、その特徴は、多心光ファイバ心線を挾んで相対的
に移動させることによって被覆部の上下2ヶ所から傷を
付与して長手方向に引き裂く2組の円弧板からなる押し
切り部材と、分割の際に多心光ファイバテープ心線が10
mm以下の曲率半径にならないように面取りした溝部を有
するガイド部材と、これに嵌合した状態では多心光ファ
イバテープ心線が上記溝部から飛び出すのを防止するガ
イド部材蓋を具えていることにある。
第1図は本発明の分割用工具の具体例の説明図で、同図
(イ)は前面蓋体を開いた状態の外観図、同図(ロ)は
多心光ファイバテープ心線を位置決めし、前面蓋体を閉
じた状態の押し切り部材の断面図、同図(ハ)は多心光
ファイバテープ心線を挿入し、前面蓋体を閉じ、ガイド
部材蓋体を嵌合した状態の溝付ガイド部材の断面図であ
る。
本発明の分割用工具は工具本体(10)と、これに開閉可
能に設けた前面蓋体(11)より成っている。工具本体
(10)内には対向する面が円弧状をなした円弧板により
形成された上部の押し切り部(13a)と下部の光ファイ
バの押え部(14a)より成る押し切り部材(12a)が位置
している。この押し切り部材(12a)はスイッチ(18)
の操作により、工具本体(10)に垂直方向に設けられた
ガイドピン(17)がガイドとして上下方向に移動する。
又工具本体(10)の左右には多心光ファイバテープ心線
(1)導入及びセットを容易にするための溝部を有する
ガイド部材(15)が設けられている。該ガイド部材(1
5)の溝部には分割の際に多心光ファイバテープ心線
(1)が10mm以下の曲率半径にならないように面取りし
てあり、又同図(ハ)のようにガイド部材蓋(16)を嵌
合したとき、その内部の多心光ファイバテープ心線
(1)が飛び出さないようになっている。
前面蓋部(11)には対向する面が円弧状をなし円弧状に
より形成された押し切り部(13b)と光ファイバの押え
部(14a)より成る押し切り部材(12b)と、前記ガイド
部材(15)に嵌合するガイド部材蓋(16)より成ってい
る。
しかして、前記工具本体(10)内の押し切り部材(12
a)と、前面蓋体(11)の押し切り部材(12b)は、同図
(ロ)のように前面蓋体(11)を閉じたとき対向位置に
あり、円弧板によって形成された空間に多心光ファイバ
テープ心線(1)を位置決めし、一方の押し切り部材
(12a)を矢印の方向に押し下げることによって多心光
ファイバテープ心線(1)の被覆部の上下方向から傷を
与えることになる。
なお、前記押し切り部材(12a)(12b)の多心光ファイ
バテープ心線(1)に接触する円弧状部は10mm以上の曲
率半径を有しており、多心光ファイバテープ心線(1)
の曲げによる損傷を防止している。
(作用) 第2図(イ)〜(ハ)は本発明の分割用工具による被覆
部の引き裂きの原理の説明図である。
前述したように対向する2ヶの押し切り部(13a)(13
b)を多心光ファイバテープ心線(1)の任意の切断面
と同一の面に設置し、(同図イ)、一方の押し切り部
(13a)を少なくとも多心光ファイバテープ心線(1)
の被覆の厚み分だけ下方に押し下げる(同図ロ)と、剪
断作用によって被覆の上下の2ヶ所に傷が与えられて切
り裂かれる。その後、同図(ハ)のように多心光ファイ
バテープ心線(1)をガイド部材(15)に沿ってすべら
せながら移動することによって被覆は引き裂かれ、中の
光ファイバを分離することが出来る。
第3図(イ)〜(ニ)は本発明の分割用工具による被覆
部の引き裂き時の詳細な説明図である。
同図(イ)は押し切り部材(12a)における多心光ファ
イバテープ心線(1)の把持状態、同図(ロ)は押し切
り部材(12b)による把持状態である。この状態におい
て、同図(ハ)のように一方の押し切り部材(12a)を
下方に押し下げると同時に同図(ニ)のように他方の押
し切り部材(12b)上にテープ心線がおしつけられるこ
とによって、被覆部は引き裂かれ、多心光ファイバテー
プ心線(1)は(1a)と(1b)に分離される。この際、
ガイド部材(15)に補助ガイドを設けることにより光フ
ァイバの分離を容易にし、後分岐の進行を容易にする。
(実施例) 第4図は多心光ファイバテープ心線(1)のガイド部材
(15)を簡略化し、接触面をピン(15′)で構成したも
のである。
第5図は本発明の分割用工具の押し切り部材の他の例で
ある。即ち、移動する側の押し切り部材(12a)に異常
負荷防止部品としてのコイルバネ(19)を設けることに
より、押し切り部材(12a)が一定値以上の力で多心光
ファイバテープ心線(1)に負荷をかけることがないよ
うにしたものである。この処置により、多心光ファイバ
テープ心線(1)が正常な位置に挿入されていなかった
り、多心光ファイバテープ心線(1)の被覆部の引き裂
き作業に失敗した場合に、中の光ファイバに異常な負荷
のかかることを防止し、損傷を防ぐことができる。
第6図は本発明の分割用工具の他の具体例である。同図
(イ)のように押し切り部材(12a)(12b)は共通の軸
(20)の周りに回転可能に構成されている。そして上記
押し切り部(22a)(22b)の回転動作によって、同図
(ロ)のように被覆部の引き裂き作用を行なう。
第7図は移動側押し切り部材(12a)に位置決め部材(2
1)を設けることにより、押し切り部材(12a)、(12
b)の押圧を解いた時、対向する円弧板をコイルバネ(2
5)により確実に所定位置に戻し、多心光ファイバテー
プ心線(1)を本工具に容易にセットすることができる
ようにしたものである。
第8図は本発明の分割用工具の別の実施例で、第1図で
はガイド部材(15)は工具本体(1)に設けられていた
のに対し、本実施例ではガイド部材(15)を押し切り部
材(12a)に設けたものである。作用は第1図の場合と
同様である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の多心光ファイバテープ心線
の分割用工具によれば、光ファイバに損傷を与えること
なく、機械的に被覆部を引き裂き内部の光ファイバを容
易に分離することが可能となる。従って、光ファイバの
分離に要する時間が著しく短縮され、多心光ファイバテ
ープ心線の後分岐作業に利用するとき、極めて効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分割用工具の具体例の説明図で、同図
(イ)は前面蓋体を開いた状態の外観図、同図(ロ)は
多心光ファイバテープ心線を位置決めし前面蓋体を閉じ
た状態の押し切り部材の断面図、同図(ハ)は多心光フ
ァイバテープ心線を挿入し前面蓋体を閉じガイド部材蓋
を嵌合した状態のガイド部材の断面図である。 第2図(イ)〜(ハ)は本発明の分割用工具による被覆
部引き裂きの原理の説明図である。 第3図(イ)〜(ニ)は本発明の分割用工具による被覆
部引き裂きの他の例の説明図である。 第4図、第5図、第6図(イ)、(ロ)、第7図及び第
8図はいずれも本発明の分割用工具の他の具体例の説明
図である。 第9図(イ)〜(ハ)はいずれも後分岐に適した多心光
ファイバテープ心線の構造例の横断面図である。 1……多心光ファイバテープ心線、10……工具本体、11
……前面蓋体、12a、12b……押し切り部材、13a、13b…
…押し切り部、14a、14b……光ファイバの押え部、15…
…ガイド部材、16……ガイド部材蓋、17……ガイドピ
ン、18……スイッチ、19……コイルバネ、20……回転
軸、22a、22b……押し切り部、21……位置決め部材、25
……コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 公 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 川瀬 正明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松本 三千人 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多心光ファイバテープ心線の被覆部側面を
    長手方向に切り裂き端末部あるいは中間部の所定長を単
    心光ファイバあるいは複数の多心光ファイバに分離する
    工具であって、多心光ファイバ心線を挾んで相対的に移
    動させることによって被覆部の上下2ヶ所から傷を付与
    して長手方向に引き裂く2組の円弧板からなる押し切り
    部材と、分割の際に多心光ファイバテープ心線が10mm以
    下の曲率半径にならないように面取りした溝部を有する
    ガイド部材と、これに嵌合した状態では多心光ファイバ
    テープ心線が上記溝部から飛び出すのを防止するガイド
    部材蓋を具えていることを特徴とする多心光ファイバテ
    ープ心線の分割用工具。
  2. 【請求項2】押し切り部材が共通の軸の周りに回転可能
    に構成されており、回転動作により切り裂きが行われる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の多心光ファイバテ
    ープ心線の分割用工具。
  3. 【請求項3】押し切り部材の多心光ファイバテープ心線
    に接触する円弧状部が10mm以上の曲率半径を有すること
    を特徴とする請求項(1)記載の多心光ファイバテープ
    心線の分割用工具。
  4. 【請求項4】ガイドピンによって移動する押し切り部材
    がコイルバネにより移動方向とは逆に押し戻されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項(1)記載の多心光
    ファイバテープ心線の分割用工具。
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CN109637755B (zh) * 2019-01-18 2020-01-10 皖缆集团股份有限公司 一种用于电缆的剥皮装置

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