JPH0795030B2 - ホットメルト接着剤の接着強度試験機 - Google Patents
ホットメルト接着剤の接着強度試験機Info
- Publication number
- JPH0795030B2 JPH0795030B2 JP13334090A JP13334090A JPH0795030B2 JP H0795030 B2 JPH0795030 B2 JP H0795030B2 JP 13334090 A JP13334090 A JP 13334090A JP 13334090 A JP13334090 A JP 13334090A JP H0795030 B2 JPH0795030 B2 JP H0795030B2
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- Japan
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- hot melt
- adhesive
- adhesive strength
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、段ボール等の接着に使用されるホットメルト
接着剤の接着強度試験機に関するものである。
接着剤の接着強度試験機に関するものである。
[従来の技術] 一方の試験片に所定量の接着剤を塗布し、所定時間経過
後この試験片に他方の試験片をエアシリンダ等のアクチ
ュエータによって所定圧で押し付けて両試験片を接着
し、さらに所定時間が経過した後両試験片を引き剥がし
て、そのときの引張力からホットメルト接着剤の接着強
度を検出するようにした接着強度試験機がある。
後この試験片に他方の試験片をエアシリンダ等のアクチ
ュエータによって所定圧で押し付けて両試験片を接着
し、さらに所定時間が経過した後両試験片を引き剥がし
て、そのときの引張力からホットメルト接着剤の接着強
度を検出するようにした接着強度試験機がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の接着強度試験機は、接着剤を塗布した第1の
試験片に第2の試験片を接着するに際し、両試験片の接
近と圧着とを同一のエアシリンダによる一回の動作で行
なていたため、接着時の接圧力を正確に制御することが
困難であった。
試験片に第2の試験片を接着するに際し、両試験片の接
近と圧着とを同一のエアシリンダによる一回の動作で行
なていたため、接着時の接圧力を正確に制御することが
困難であった。
また、従来の試験機では、試験片に加えらえる荷重を試
験片昇降用のアクチュエータに取り付けたロードセルで
検出していたので、圧接時の押圧力を正確に測定するの
が難しく、しかも剥離時の荷重はピーク値のみしか求め
られなかった。
験片昇降用のアクチュエータに取り付けたロードセルで
検出していたので、圧接時の押圧力を正確に測定するの
が難しく、しかも剥離時の荷重はピーク値のみしか求め
られなかった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採
用した。
用した。
すなわち、第1の発明にかかる接着強度試験機は、ホッ
トメルト接着剤を塗布した第1の試験片に第2の試験片
を押し付けて両試験片を接着させ、所定時間が経過した
後に両試験片を引き剥がして、そのときの引張力を検出
することにより当該ホットメルト接着剤の接着強度を測
定する接着強度試験機において、前記第2の試験片を待
機位置から移動させて前記第1の試験片に押し付ける手
段として、第2の試験片を一旦第1の試験片の近くまで
比較的高速で移動させる移動アクチュエータと、該移動
アクチュエータに直列に設けられ、移動アクチュエータ
による停止位置から第2の試験片を比較的遅い速度で移
動させて第1の試験片の上に重ね合わせて押圧する押圧
アクチュエータとを備えてなる。
トメルト接着剤を塗布した第1の試験片に第2の試験片
を押し付けて両試験片を接着させ、所定時間が経過した
後に両試験片を引き剥がして、そのときの引張力を検出
することにより当該ホットメルト接着剤の接着強度を測
定する接着強度試験機において、前記第2の試験片を待
機位置から移動させて前記第1の試験片に押し付ける手
段として、第2の試験片を一旦第1の試験片の近くまで
比較的高速で移動させる移動アクチュエータと、該移動
アクチュエータに直列に設けられ、移動アクチュエータ
による停止位置から第2の試験片を比較的遅い速度で移
動させて第1の試験片の上に重ね合わせて押圧する押圧
アクチュエータとを備えてなる。
また、第2の発明にかかる接着強度試験機は、ホットメ
ルト接着剤を塗布した第1の試験片に第2の試験片を押
し付けて両試験片を接着させ、所定時間が経過した後に
両試験片を引き剥がして、そのときの引張力を検出する
ことにより当該ホットメルト接着剤の接着強度を測定す
る接着強度試験機において、第1の試験片を固定するテ
ーブルが機枠から突出させた片持梁式のロードセルによ
って支持され、第1の試験片に加わる力をテーブルを介
して前記ロードセルで検出するように構成されているこ
とを特徴としている。
ルト接着剤を塗布した第1の試験片に第2の試験片を押
し付けて両試験片を接着させ、所定時間が経過した後に
両試験片を引き剥がして、そのときの引張力を検出する
ことにより当該ホットメルト接着剤の接着強度を測定す
る接着強度試験機において、第1の試験片を固定するテ
ーブルが機枠から突出させた片持梁式のロードセルによ
って支持され、第1の試験片に加わる力をテーブルを介
して前記ロードセルで検出するように構成されているこ
とを特徴としている。
[作 用] 第1の発明によれば、第2の試験片を移動アクチューエ
タで一旦圧着位置付近まで迅速に移動させ、引続き押圧
アクチュエータで第1の試験片に押し付けるので、迅速
かつ高精度の圧着を行なうことができる。
タで一旦圧着位置付近まで迅速に移動させ、引続き押圧
アクチュエータで第1の試験片に押し付けるので、迅速
かつ高精度の圧着を行なうことができる。
さらに、第2の発明によれば、試験片が固定されるテー
ブルを介して該テーブルを支持するロードセルで荷重を
検出するので、引剥し時の張力を逐次正確に測定するこ
とができる。
ブルを介して該テーブルを支持するロードセルで荷重を
検出するので、引剥し時の張力を逐次正確に測定するこ
とができる。
[実施例] 第1図乃至第4図は本発明の接着強度試験機の1実施例
をあらわしている。この接着強度試験機1は、2枚の試
験片A,Bをホットメルト接着剤で接着したときの接着強
度を測定する試験機であって、計測用クランプテーブル
2と、第1の試験片であるA試験片を所定の移送経路に
沿って前記クランプテーブル2上に送る移送装置3と、
前記移送経路の途中でA試験片の上面に接着剤を塗布す
る接着剤塗布装置4と、前記クランプテーブル2上に移
送されてきたA試験片に第2の試験片であるB試験片を
上から圧着するとともに、互いに圧着したA,B試験片を
引き剥がす圧着剥離装置5と、これら各装置を制御する
制御装置6とを具えている。なお、第3図および第4図
中の7は、ホットメルト接着材の重量計測用の天秤であ
る。
をあらわしている。この接着強度試験機1は、2枚の試
験片A,Bをホットメルト接着剤で接着したときの接着強
度を測定する試験機であって、計測用クランプテーブル
2と、第1の試験片であるA試験片を所定の移送経路に
沿って前記クランプテーブル2上に送る移送装置3と、
前記移送経路の途中でA試験片の上面に接着剤を塗布す
る接着剤塗布装置4と、前記クランプテーブル2上に移
送されてきたA試験片に第2の試験片であるB試験片を
上から圧着するとともに、互いに圧着したA,B試験片を
引き剥がす圧着剥離装置5と、これら各装置を制御する
制御装置6とを具えている。なお、第3図および第4図
中の7は、ホットメルト接着材の重量計測用の天秤であ
る。
図示例のA,B両試験片は、波状に折り曲げた板紙の両面
に平板状の板紙を貼着した段ボールでできている。第7
図に示すように、A,B両試験片は同幅(Wa=Wb)で、A
試験片の方がB試験片よりも長く(La>Lb)なってい
る。また、A試験片はその細長い中空部8,…が幅方向に
沿うように揃えられているのに対し、B試験片は中空部
8,…が長さ方向に沿うように揃えられている。
に平板状の板紙を貼着した段ボールでできている。第7
図に示すように、A,B両試験片は同幅(Wa=Wb)で、A
試験片の方がB試験片よりも長く(La>Lb)なってい
る。また、A試験片はその細長い中空部8,…が幅方向に
沿うように揃えられているのに対し、B試験片は中空部
8,…が長さ方向に沿うように揃えられている。
クランプテーブル2は、機枠10に片持ち梁式に取り付け
られたロードセル11等によって支持されている。
られたロードセル11等によって支持されている。
移送装置3は、クランプテーブル2の上手側に所定幅で
前後一対のガイドレール15,15が設置され、その間隔部
にタイミングベルト16が設けられている。タイミングベ
ルト16の外周面の適所に突起状のフック17が固着されて
おり、該タイミングベルトが移動することによりレール
上のA試験片がフック17に押されてX方向に移送される
ようになっている。移送経路の始端部に原点位置P1、中
間部に接着剤塗布位置P2、末端であるクランプテーブル
2上に圧着位置P3がそれぞれ設定されている。タイミン
グベルト16およびこれを張架する一対のプーリ18,19に
は同ピッチの歯が形成されており、ベルトとプーリの歯
と歯が咬み合って伝動が行なわれるようになっているの
で、空回りが生じず動作タイミングが正確である。
前後一対のガイドレール15,15が設置され、その間隔部
にタイミングベルト16が設けられている。タイミングベ
ルト16の外周面の適所に突起状のフック17が固着されて
おり、該タイミングベルトが移動することによりレール
上のA試験片がフック17に押されてX方向に移送される
ようになっている。移送経路の始端部に原点位置P1、中
間部に接着剤塗布位置P2、末端であるクランプテーブル
2上に圧着位置P3がそれぞれ設定されている。タイミン
グベルト16およびこれを張架する一対のプーリ18,19に
は同ピッチの歯が形成されており、ベルトとプーリの歯
と歯が咬み合って伝動が行なわれるようになっているの
で、空回りが生じず動作タイミングが正確である。
接着剤塗布装置4は、ホットメルト接着剤を容れておく
タンク21と、前記接着剤塗布位置P2の上方に設けられた
ノズル22と、タンク21内の接着剤をノズル22に送り出す
吐出ポンプ23とを有する。タンク21には図示を省略した
ヒータが内蔵されており、中の接着剤が常に適温の溶融
状態に保たれている。吐出ポンプ23としては高精度のギ
ヤポンプが使用され、溶融接着剤の粘度変化による吐出
量の変動を極力減少させて、常に正確な量の接着剤を試
験片上に供給することができるようになっている。
タンク21と、前記接着剤塗布位置P2の上方に設けられた
ノズル22と、タンク21内の接着剤をノズル22に送り出す
吐出ポンプ23とを有する。タンク21には図示を省略した
ヒータが内蔵されており、中の接着剤が常に適温の溶融
状態に保たれている。吐出ポンプ23としては高精度のギ
ヤポンプが使用され、溶融接着剤の粘度変化による吐出
量の変動を極力減少させて、常に正確な量の接着剤を試
験片上に供給することができるようになっている。
圧着剥離装置5は、前記圧着位置P3の上方にB試験片が
取り付けられるホルダ25が設けられており、該ホルダが
エアシリンダ製の上下移動用の移動アクチュエータ26お
よび圧着用の押圧アクチュエータ27で上下動させられる
ようになっている。機枠に固定して設けられた移動アク
チュエータ26のロッド26aの下端部に押圧アクチュエー
タ27がジョイント28を介して取り付けられ、さらに押圧
アクチュエータ27のロッド27aの下端部にホルダ25が取
り付けられている。ホルダ25はクランプテーブル2を跨
ぐ形状を呈しており、その垂直部25a,25aの下端部に後
記試験片保持具30を装着するための一対の溝29,29が形
成されている。図示の如く移動アクチュエータ26は大ス
トローク、押圧アクチュエータ27は小ストロークで、特
に押圧アクチュエータ27はシール部のメカニカルロスの
少ない高精度のエアシリンダが使用されている。
取り付けられるホルダ25が設けられており、該ホルダが
エアシリンダ製の上下移動用の移動アクチュエータ26お
よび圧着用の押圧アクチュエータ27で上下動させられる
ようになっている。機枠に固定して設けられた移動アク
チュエータ26のロッド26aの下端部に押圧アクチュエー
タ27がジョイント28を介して取り付けられ、さらに押圧
アクチュエータ27のロッド27aの下端部にホルダ25が取
り付けられている。ホルダ25はクランプテーブル2を跨
ぐ形状を呈しており、その垂直部25a,25aの下端部に後
記試験片保持具30を装着するための一対の溝29,29が形
成されている。図示の如く移動アクチュエータ26は大ス
トローク、押圧アクチュエータ27は小ストロークで、特
に押圧アクチュエータ27はシール部のメカニカルロスの
少ない高精度のエアシリンダが使用されている。
B試験片をホルダ25に装着するに際しては、第5図に示
す試験片保持具30が使用される。この試験片保持具30
は、枠材32に3本の針33,…を平行に植設した第1部材3
0aと、前記枠材32と同様の枠材32′に前記針33,…の先
端部33a,…が嵌合する孔34,…を穿設した第2部材30bと
で構成されている。第1部材30の針33,…をB試験片で
ある段ボール片の中空部8,…に一方の側方から挿通する
とともに、その反対側に突出した針33,…の先端部を第
2部材30bの孔34,…に嵌合させて、B試験片と保持具と
を結合する(第6図)。そして、この組合体の枠材32,3
2′をホルダ25の前記溝29,29に嵌合させることにより、
B試験片がホルダ25に装着される。
す試験片保持具30が使用される。この試験片保持具30
は、枠材32に3本の針33,…を平行に植設した第1部材3
0aと、前記枠材32と同様の枠材32′に前記針33,…の先
端部33a,…が嵌合する孔34,…を穿設した第2部材30bと
で構成されている。第1部材30の針33,…をB試験片で
ある段ボール片の中空部8,…に一方の側方から挿通する
とともに、その反対側に突出した針33,…の先端部を第
2部材30bの孔34,…に嵌合させて、B試験片と保持具と
を結合する(第6図)。そして、この組合体の枠材32,3
2′をホルダ25の前記溝29,29に嵌合させることにより、
B試験片がホルダ25に装着される。
なお、試験片が段ボールではなく高強度の厚紙、プラス
チック、金属板等であるときはこのような保持具を必要
とせず、直接試験片をホルダに取り付ければよい。
チック、金属板等であるときはこのような保持具を必要
とせず、直接試験片をホルダに取り付ければよい。
また、圧着位置P3の4隅上方に、昇降自在なロッド36,
…に支持された押え具37,…が設けられている。ロッド3
6,…の下端部は左右一対づつ連結フレーム38で連結さ
れ、クランプテーブル10の下方に設けたエアアクチュエ
ータ39のピストンロッド39aがこの連結フレーム38に取
り付けられている。左右のエアアクチュエータ39,39を
伸縮させることにより、4個の押え具37,…が上下動す
る。
…に支持された押え具37,…が設けられている。ロッド3
6,…の下端部は左右一対づつ連結フレーム38で連結さ
れ、クランプテーブル10の下方に設けたエアアクチュエ
ータ39のピストンロッド39aがこの連結フレーム38に取
り付けられている。左右のエアアクチュエータ39,39を
伸縮させることにより、4個の押え具37,…が上下動す
る。
次に、制御装置6によって制御される上記各装置の動作
を説明する。
を説明する。
B試験片を前述の通りにホルダ25に装着するとともに、
A試験片を移送装置3の原点位置P1にセットして試験を
開始する。タイミングベルト16が作動してA試験片が接
着剤塗布位置P2に送られ、接着剤塗布装置4によってA
試験片の上面に所定量のホットメルト接着剤が塗布され
る。このとき、A試験片を移動させながら接着剤を塗布
する「ビード塗布」と、A試験片を一旦停止させて接着
剤を塗布する「スポット塗布」とを選択することができ
る。接着剤の塗布が完了したA試験片は圧着位置P3に送
られる。
A試験片を移送装置3の原点位置P1にセットして試験を
開始する。タイミングベルト16が作動してA試験片が接
着剤塗布位置P2に送られ、接着剤塗布装置4によってA
試験片の上面に所定量のホットメルト接着剤が塗布され
る。このとき、A試験片を移動させながら接着剤を塗布
する「ビード塗布」と、A試験片を一旦停止させて接着
剤を塗布する「スポット塗布」とを選択することができ
る。接着剤の塗布が完了したA試験片は圧着位置P3に送
られる。
一定時間経過後、まず移動アクチュエータ26が伸びてB
試験片がA試験片に圧接する寸前まで迅速下降させら
れ、しかるのち押圧アクチュエータ27が伸びてB試験片
がA試験片に圧接される。B試験片は中空部8,…に挿通
された3本の針33,…によって平面的に支持されている
ため、圧接を確実に行なうことができる。また、両試験
片はそれぞれの中空部の向きが互いに交差するようにセ
ットされているので、圧接時における両者の変形が少な
い。この圧接時における押圧力はクランプテーブル2を
介してロードセル11で検出される。A試験片にホットメ
ルト接着剤が塗布されてからA,B両試験片を圧接するま
での時間は「オープンタイム」と呼ばれ、これを0.1秒
単位で任意に設定することができる。例えば、「ビード
塗布」の場合は0.4〜100秒程度の範囲、「スポット塗
布」の場合は0.6〜100秒程度の範囲で設定可能となって
いる。両試験片を圧接してから所定時間経過後、押圧ア
クチュエータ27が収縮して押圧力が除去される。この接
圧力付与時間も任意に設定することができる。このよう
に、2本のアクチュエータ26,27で昇降と圧接とを2段
階に分けて行なうことにより、迅速な昇降動作の確保と
押圧力の微調整が可能となったのである。しかも、押圧
力がロードセル11によって検出されるので、押圧力の制
御を高精度に行なうことができる。
試験片がA試験片に圧接する寸前まで迅速下降させら
れ、しかるのち押圧アクチュエータ27が伸びてB試験片
がA試験片に圧接される。B試験片は中空部8,…に挿通
された3本の針33,…によって平面的に支持されている
ため、圧接を確実に行なうことができる。また、両試験
片はそれぞれの中空部の向きが互いに交差するようにセ
ットされているので、圧接時における両者の変形が少な
い。この圧接時における押圧力はクランプテーブル2を
介してロードセル11で検出される。A試験片にホットメ
ルト接着剤が塗布されてからA,B両試験片を圧接するま
での時間は「オープンタイム」と呼ばれ、これを0.1秒
単位で任意に設定することができる。例えば、「ビード
塗布」の場合は0.4〜100秒程度の範囲、「スポット塗
布」の場合は0.6〜100秒程度の範囲で設定可能となって
いる。両試験片を圧接してから所定時間経過後、押圧ア
クチュエータ27が収縮して押圧力が除去される。この接
圧力付与時間も任意に設定することができる。このよう
に、2本のアクチュエータ26,27で昇降と圧接とを2段
階に分けて行なうことにより、迅速な昇降動作の確保と
押圧力の微調整が可能となったのである。しかも、押圧
力がロードセル11によって検出されるので、押圧力の制
御を高精度に行なうことができる。
A,B両試験片を圧着してから一定時間が経過した後、押
え具37,…が下動してA試験片の4隅に当接し、A試験
片をクランプテーブル面に押圧固定するとともに、移動
アクチュエータ26が収縮してB試験片が上に持ち上げら
れ、両試験片の接着部が引き剥がされる。このときクラ
ンプテーブル2に加わる引張力が、ロードセル11によっ
て検出される。B試験片には針33,…が挿通されている
ので、撓み等が生じない。両試験片を圧着してから引き
剥がすまでの時間は「セットタイム」と呼ばれ、これも
0.1秒単位で任意に設定することができる。このセット
タイムは0.1〜100秒程度である。また、移動アクチュエ
ータ26によるB試験片の引上げ速度も段階的に設定でき
る。
え具37,…が下動してA試験片の4隅に当接し、A試験
片をクランプテーブル面に押圧固定するとともに、移動
アクチュエータ26が収縮してB試験片が上に持ち上げら
れ、両試験片の接着部が引き剥がされる。このときクラ
ンプテーブル2に加わる引張力が、ロードセル11によっ
て検出される。B試験片には針33,…が挿通されている
ので、撓み等が生じない。両試験片を圧着してから引き
剥がすまでの時間は「セットタイム」と呼ばれ、これも
0.1秒単位で任意に設定することができる。このセット
タイムは0.1〜100秒程度である。また、移動アクチュエ
ータ26によるB試験片の引上げ速度も段階的に設定でき
る。
[発明の効果] 以上に説明したように、第1の発明にかかる接着強度試
験機は、移動アクチュエータと押圧アクチュエータで2
枚の試験片の接近および圧着をそれぞれ別々に行なわせ
るようになっているので、迅速な接近動作の確保と押圧
力の微調整が可能となり、高精度の試験を能率的に行な
うことが可能となった。
験機は、移動アクチュエータと押圧アクチュエータで2
枚の試験片の接近および圧着をそれぞれ別々に行なわせ
るようになっているので、迅速な接近動作の確保と押圧
力の微調整が可能となり、高精度の試験を能率的に行な
うことが可能となった。
また、第2の発明によれば、試験片固定用のテーブル自
体が片持梁状のロードセルによって支持され、試験片に
かかる荷重をテーブルを介してこのロードセルで検出す
るので、構造的に簡単で、押圧力および引張力を高精度
に測定することが可能となった。
体が片持梁状のロードセルによって支持され、試験片に
かかる荷重をテーブルを介してこのロードセルで検出す
るので、構造的に簡単で、押圧力および引張力を高精度
に測定することが可能となった。
第1図は本発明にかかる接着強度試験機の1実施例の正
面図、第2図はその側面図、第3図は要部の正面図、第
4図はその側面図、第5図は試験片保持具の斜視図、第
6図はその使用状態の斜視図、第7図(a),(b)は
第1の試験片および第2の試験片の平面図である。 1……接着強度試験機、2……クランプテーブル、3…
…移送装置、4……接着剤塗布装置、5……圧着剥離装
置、7……制御装置、11……ロードセル、25……ホル
ダ、26……移動アクチュエータ、27……押圧アクチュエ
ータ、30……試験片保持枠、A……第1の試験片、B…
…第2の試験片。
面図、第2図はその側面図、第3図は要部の正面図、第
4図はその側面図、第5図は試験片保持具の斜視図、第
6図はその使用状態の斜視図、第7図(a),(b)は
第1の試験片および第2の試験片の平面図である。 1……接着強度試験機、2……クランプテーブル、3…
…移送装置、4……接着剤塗布装置、5……圧着剥離装
置、7……制御装置、11……ロードセル、25……ホル
ダ、26……移動アクチュエータ、27……押圧アクチュエ
ータ、30……試験片保持枠、A……第1の試験片、B…
…第2の試験片。
Claims (2)
- 【請求項1】ホットメルト接着剤を塗布した第1の試験
片に第2の試験片を押し付けて両試験片を接着させ、所
定時間が経過した後に両試験片を引き剥がして、そのと
きの引張力を検出することにより当該ホットメルト接着
剤の接着強度を測定する接着強度試験機において、前記
第2の試験片を待機位置から移動させて前記第1の試験
片に押し付ける手段として、第2の試験片を一旦第1の
試験片の近くまで比較的高速で移動させる移動アクチュ
エータと、該移動アクチュエータに直列に設けられ、移
動アクチュエータによる停止位置から第2の試験片を比
較的遅い速度で移動させて第1の試験片の上に重ね合わ
せて押圧する押圧アクチュエータとを備えてなる接着強
度試験機。 - 【請求項2】ホットメルト接着剤を塗布した第1の試験
片に第2の試験片を押し付けて両試験片を接着させ、所
定時間が経過した後に両試験片を引き剥がして、そのと
きの引張力を検出することにより当該ホットメルト接着
剤の接着強度を測定する接着強度試験機において、第1
の試験片を固定するテーブルが機枠から突出させた片持
梁式のロードセルによって支持され、第1の試験片に加
わる力をテーブルを介して前記ロードセルで検出するよ
うに構成されていることを特徴とする接着強度試験機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13334090A JPH0795030B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ホットメルト接着剤の接着強度試験機 |
US07/703,954 US5201230A (en) | 1990-05-23 | 1991-05-22 | Apparatus for testing hot-melt adhesion strength |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13334090A JPH0795030B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ホットメルト接着剤の接着強度試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427842A JPH0427842A (ja) | 1992-01-30 |
JPH0795030B2 true JPH0795030B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=15102436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13334090A Expired - Fee Related JPH0795030B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ホットメルト接着剤の接着強度試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795030B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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