JPH079491B2 - 光合分波器 - Google Patents
光合分波器Info
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- JPH079491B2 JPH079491B2 JP60072686A JP7268685A JPH079491B2 JP H079491 B2 JPH079491 B2 JP H079491B2 JP 60072686 A JP60072686 A JP 60072686A JP 7268685 A JP7268685 A JP 7268685A JP H079491 B2 JPH079491 B2 JP H079491B2
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- demultiplexer
- light
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/12004—Combinations of two or more optical elements
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Optics & Photonics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、波長分割多重伝送システムにおける光波の多
重化回路に好適な光合分波器に関するものである。
重化回路に好適な光合分波器に関するものである。
従来の方向性結合器型光導波路構造による光合分波器
は、佐々木、他:昭和53年度電子通信学会総合全国大会
予稿集S6−2に記載されているように、2つの光導波路
を伝わる光波の結合係数の波長依存性を利用して構成さ
れていた。上記構成の光合分波器は、上記文献に記載さ
れているように、波長分波特性が1台では最小阻止帯域
レベルと通過帯域幅とを共に大きくとることができない
ので、複数個の光合分波器を接続して光合分波特性を向
上させていた。
は、佐々木、他:昭和53年度電子通信学会総合全国大会
予稿集S6−2に記載されているように、2つの光導波路
を伝わる光波の結合係数の波長依存性を利用して構成さ
れていた。上記構成の光合分波器は、上記文献に記載さ
れているように、波長分波特性が1台では最小阻止帯域
レベルと通過帯域幅とを共に大きくとることができない
ので、複数個の光合分波器を接続して光合分波特性を向
上させていた。
[発明が解決しようとする課題] このような構成の光合分波器を用いると、光合波特性は
向上するが、素子の大型化、複雑化、要求加工精度の増
大等が生じ、また挿入損失が増加するという問題が生じ
ることになる。
向上するが、素子の大型化、複雑化、要求加工精度の増
大等が生じ、また挿入損失が増加するという問題が生じ
ることになる。
本発明は、小形で信頼性よく、良好な波長合分波特性を
有する高性能な光合分波器を得ることを目的とする。
有する高性能な光合分波器を得ることを目的とする。
[課題を解決しようとする手段] 本発明は、2つの光導波路を近接してほぼ平行に配置し
た光合分波器において、平行に配置した光導波路間に、
屈折率あるいは構造の異なる媒質からなる層が光導波路
に平行かつ周期的に設けられているものである。
た光合分波器において、平行に配置した光導波路間に、
屈折率あるいは構造の異なる媒質からなる層が光導波路
に平行かつ周期的に設けられているものである。
本発明は、上記構成に加え、媒質は、等価的に屈折率が
変化するように凹凸境界面を繰返した基板または光導波
層であってもよい。
変化するように凹凸境界面を繰返した基板または光導波
層であってもよい。
本発明は、上記構成に加え、媒質は、光波の偏光依存性
を有するものであってもよい。
を有するものであってもよい。
本発明は、上記構成に加え、媒質は、光波の偏光依存性
を制限したものであってもよい。
を制限したものであってもよい。
一般に光学的薄膜を層状に積層し、上記薄膜の屈折率が
ほぼ周期的に変化するようにした多層膜は光学フィルタ
として広く用いられている。上記多層膜に一定の光強度
の光波を入射光として入射したとき、透過光の光強度の
大きさは上記入射光の波長に依存し、横軸に入射光の波
長をとり、縦軸に出射光の強度をとった第3図に示すよ
うに、出射光強度は入射光の波長に強く依存し、上記多
層膜の構造および屈折率を適当に選び層数を大きくする
と、ある波長範囲の入射光をほぼ完全に反射する反射膜
として機能する。このような多層膜の特徴は、久保田広
著「波動光学」(岩波書店刊)にも詳しく述べられてい
る。上記多層膜を用いて第4図に示すような光導波路を
作製すると、光導波路1を導波する光の電場分布は、上
記多層膜が反射膜として働く波長範囲の光波に対して
は、第5図に示す電場分布12のように強く光導波路1内
に閉じ込められる。また多層膜の反射率が小さくなるよ
うな波長範囲の光波に対しては、第6図の電場分布13で
示すように導波光の電場分布が多層膜中に大きく浸み出
し、光導波路1への閉じ込めが弱くなる。上記の光導波
路は、多層膜および光導波路1の屈折率よりも小さな屈
折率をもつ材質4および5によって構成されている。
ほぼ周期的に変化するようにした多層膜は光学フィルタ
として広く用いられている。上記多層膜に一定の光強度
の光波を入射光として入射したとき、透過光の光強度の
大きさは上記入射光の波長に依存し、横軸に入射光の波
長をとり、縦軸に出射光の強度をとった第3図に示すよ
うに、出射光強度は入射光の波長に強く依存し、上記多
層膜の構造および屈折率を適当に選び層数を大きくする
と、ある波長範囲の入射光をほぼ完全に反射する反射膜
として機能する。このような多層膜の特徴は、久保田広
著「波動光学」(岩波書店刊)にも詳しく述べられてい
る。上記多層膜を用いて第4図に示すような光導波路を
作製すると、光導波路1を導波する光の電場分布は、上
記多層膜が反射膜として働く波長範囲の光波に対して
は、第5図に示す電場分布12のように強く光導波路1内
に閉じ込められる。また多層膜の反射率が小さくなるよ
うな波長範囲の光波に対しては、第6図の電場分布13で
示すように導波光の電場分布が多層膜中に大きく浸み出
し、光導波路1への閉じ込めが弱くなる。上記の光導波
路は、多層膜および光導波路1の屈折率よりも小さな屈
折率をもつ材質4および5によって構成されている。
上記のような多層膜の特徴を利用して第7図に示すよう
な方向性結合型光導波路構造を検討した。図において光
導波路1および2は多層膜3を挟んで配置され、上記光
導波路1および2より小さな屈折率をもつ材質4および
5によって構成されている。光導波路1の光入射端6に
光波が入射すると、上記入射光の波長に対して多層膜3
が反射膜として機能し、導波光は光導波路1に強く閉じ
込められて多層膜3に電場がほとんど浸み出さないため
光導波路2へ結合せず、入射光はそのまま出射端7から
出射する。多層膜3の反射率が小さくなる波長をもつ光
波が入射すると、導波光の電場分布は多層膜3中に大き
く浸み出すため、光導波路2に導波光が結合する。その
結果、方向性結合器の長さを適当な大きさとし、入射光
に対して完全結合長となるように設定すれば、入射した
光波を光出射端8より出射させることができる。すなわ
ち上記第7図に示した構造のように、2つの光導波路間
に多層膜構造をもつ方向性結合器は波長依存性が極めて
大きな光分波器として機能する。また出射端7および8
から波長が異なる光波を逆に入射させ、入射端6から合
波した光波を取出す合波器としての機能ももっている。
上記第7図は2次元平面光導波路構造を示したが、第8
図に示すように3次元光導波路を用いて方向性結合器型
光合分波器を構成することもできる。第8図における3
次元光導波路1′および2′は、基板上に形成された光
導波層15上に設けられているが、3次元光導波路の構造
は上記第8図に示したものに限らない。
な方向性結合型光導波路構造を検討した。図において光
導波路1および2は多層膜3を挟んで配置され、上記光
導波路1および2より小さな屈折率をもつ材質4および
5によって構成されている。光導波路1の光入射端6に
光波が入射すると、上記入射光の波長に対して多層膜3
が反射膜として機能し、導波光は光導波路1に強く閉じ
込められて多層膜3に電場がほとんど浸み出さないため
光導波路2へ結合せず、入射光はそのまま出射端7から
出射する。多層膜3の反射率が小さくなる波長をもつ光
波が入射すると、導波光の電場分布は多層膜3中に大き
く浸み出すため、光導波路2に導波光が結合する。その
結果、方向性結合器の長さを適当な大きさとし、入射光
に対して完全結合長となるように設定すれば、入射した
光波を光出射端8より出射させることができる。すなわ
ち上記第7図に示した構造のように、2つの光導波路間
に多層膜構造をもつ方向性結合器は波長依存性が極めて
大きな光分波器として機能する。また出射端7および8
から波長が異なる光波を逆に入射させ、入射端6から合
波した光波を取出す合波器としての機能ももっている。
上記第7図は2次元平面光導波路構造を示したが、第8
図に示すように3次元光導波路を用いて方向性結合器型
光合分波器を構成することもできる。第8図における3
次元光導波路1′および2′は、基板上に形成された光
導波層15上に設けられているが、3次元光導波路の構造
は上記第8図に示したものに限らない。
また多層膜構造部分は第9図に示したように、基板14の
光導波路1′、2′間に凹凸を繰返して設け、等価的に
屈折率を変化させて構成しても同様の光合分波機能を得
ることができる。上記等価的な屈折率の変化は、光導波
層15に凹凸を繰返し設けてもよく、さらに第10図に示す
ように屈折率が異なる材料を上に装荷もしくは埋込んで
も得られることはいうまでもない。屈折率の変化または
等価的な屈折率の変化は、断続的な変化でなく、連続的
に滑らかな変化であっても同様な効果を得ることができ
る。完全結合長の調整は先導波路の寸法を正確に実現す
ることによって可能であるが、光結合の状態を制御する
ためには、方向性結合器型光スイッチに使用されている
ように、電極を設けて、印加電界による屈折率変化、注
入電流による屈折率の変化等の効果を用いることもでき
る。
光導波路1′、2′間に凹凸を繰返して設け、等価的に
屈折率を変化させて構成しても同様の光合分波機能を得
ることができる。上記等価的な屈折率の変化は、光導波
層15に凹凸を繰返し設けてもよく、さらに第10図に示す
ように屈折率が異なる材料を上に装荷もしくは埋込んで
も得られることはいうまでもない。屈折率の変化または
等価的な屈折率の変化は、断続的な変化でなく、連続的
に滑らかな変化であっても同様な効果を得ることができ
る。完全結合長の調整は先導波路の寸法を正確に実現す
ることによって可能であるが、光結合の状態を制御する
ためには、方向性結合器型光スイッチに使用されている
ように、電極を設けて、印加電界による屈折率変化、注
入電流による屈折率の変化等の効果を用いることもでき
る。
さらに多層膜構造の光透過特性は一般に光の偏光状態に
依存し、偏光フィルタの特性を持たせることができる。
上記多層膜境界面を透過する光波は偏光によって透過率
が変化するから、多層膜構造に偏光依存性を強く持たせ
ることによって、上記方向性結合器型光合分波器は偏光
方向の違いに応じて合分波する偏光分波器を構成するこ
とができる。逆に偏光依存性を弱める構造を多層膜に採
用することによって、偏光依存性がない合分波器を構成
することも可能である。本発明は上記のように、2つの
光導波路を近接してほぼ平行に配置した光合分波器にお
いて、屈折率がほぼ周期的に変化する媒質を上記光導波
路間に設けることによって、光合分波器を形成したもの
である。
依存し、偏光フィルタの特性を持たせることができる。
上記多層膜境界面を透過する光波は偏光によって透過率
が変化するから、多層膜構造に偏光依存性を強く持たせ
ることによって、上記方向性結合器型光合分波器は偏光
方向の違いに応じて合分波する偏光分波器を構成するこ
とができる。逆に偏光依存性を弱める構造を多層膜に採
用することによって、偏光依存性がない合分波器を構成
することも可能である。本発明は上記のように、2つの
光導波路を近接してほぼ平行に配置した光合分波器にお
いて、屈折率がほぼ周期的に変化する媒質を上記光導波
路間に設けることによって、光合分波器を形成したもの
である。
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。第1図
は本発明による光合分波器の一実施例を示す斜視図、第
2図は上記実施例の側面図である。第1図に示す光合分
波器は、n+−GaAs基板18上にMOCVD法(有機金属の熱分
解による気相成長法)によりn-−Ga0.7Al0.3As層22を2
μm、n-−GaAs光導波層17を2μm成長させ、その上に
n-−Ga0.95Al0.05As層20(0.6μm)およびn-−GaAs層2
1(1.7μm)を交互に15層積層し、n-−GaAs光導波層16
を2μm、およびn-−Ga0.7Al0.3As層19を2μm積層し
て作製したものである。光導波層16、17を2つの光導波
路とし、その間に屈折率がそれぞれ異なる2層20および
21を交互に積層した多層膜を設けて、2次元の平面光導
波路型方向性結合器を構成している。第2図は上記実施
例の側面図を示すが、光の進行方向への素子長は10mm
で、入射端25に波長1.55μmの光波が入射すると出射端
24から出射するように完全結合長になっている。光導波
路16、17の間の多層膜層は波長1.3μmの光波が入射端2
5から入射すると、光導波層16を導波する光波に対して
反射層として働くように設定されているため、光導波路
17と結合せず、出射端23から出射するように作製されて
いる。上記方向性結合器の光入射端25に、波長1.3μm
および1.55μmの光波を同時に入射させ、その出射端23
および24から出射する光波のスペクトル強度を測定し
た。その結果、波長1.3μmの光波の出射端24および23
からの出射光強度比は16dB、波長1.55μmの光波の出射
端23および24からの出射光強度比は20dBであった。波長
1.3μmの光波の光強度比があまり大きくないのは、素
子長の完全結合長からのずれが原因である。素子長の調
整は電界印加、電流注入等により屈折率を変化させるこ
とによって可能である。波長1.55μmの光波に対しては
光強度20dBが得られているが、この値をさらに大きくす
るためには、光導波路16、17間の多層膜の層数を増せば
よい。層数を増すことにより多層膜の反射率が大きくな
るので、光導波路16を伝わる光波の多層膜中への電場の
浸み出しが一層小さくなり、光導波路17への結合を小さ
くするからである。
は本発明による光合分波器の一実施例を示す斜視図、第
2図は上記実施例の側面図である。第1図に示す光合分
波器は、n+−GaAs基板18上にMOCVD法(有機金属の熱分
解による気相成長法)によりn-−Ga0.7Al0.3As層22を2
μm、n-−GaAs光導波層17を2μm成長させ、その上に
n-−Ga0.95Al0.05As層20(0.6μm)およびn-−GaAs層2
1(1.7μm)を交互に15層積層し、n-−GaAs光導波層16
を2μm、およびn-−Ga0.7Al0.3As層19を2μm積層し
て作製したものである。光導波層16、17を2つの光導波
路とし、その間に屈折率がそれぞれ異なる2層20および
21を交互に積層した多層膜を設けて、2次元の平面光導
波路型方向性結合器を構成している。第2図は上記実施
例の側面図を示すが、光の進行方向への素子長は10mm
で、入射端25に波長1.55μmの光波が入射すると出射端
24から出射するように完全結合長になっている。光導波
路16、17の間の多層膜層は波長1.3μmの光波が入射端2
5から入射すると、光導波層16を導波する光波に対して
反射層として働くように設定されているため、光導波路
17と結合せず、出射端23から出射するように作製されて
いる。上記方向性結合器の光入射端25に、波長1.3μm
および1.55μmの光波を同時に入射させ、その出射端23
および24から出射する光波のスペクトル強度を測定し
た。その結果、波長1.3μmの光波の出射端24および23
からの出射光強度比は16dB、波長1.55μmの光波の出射
端23および24からの出射光強度比は20dBであった。波長
1.3μmの光波の光強度比があまり大きくないのは、素
子長の完全結合長からのずれが原因である。素子長の調
整は電界印加、電流注入等により屈折率を変化させるこ
とによって可能である。波長1.55μmの光波に対しては
光強度20dBが得られているが、この値をさらに大きくす
るためには、光導波路16、17間の多層膜の層数を増せば
よい。層数を増すことにより多層膜の反射率が大きくな
るので、光導波路16を伝わる光波の多層膜中への電場の
浸み出しが一層小さくなり、光導波路17への結合を小さ
くするからである。
上記のように多層膜構造を用いて方向性結合器型光合分
波器を構成すると、極めて波長特性がよい合分波器を得
ることができる。
波器を構成すると、極めて波長特性がよい合分波器を得
ることができる。
つぎに本発明による光合分波器の偏光依存性に関する他
の実施例を説明する。本構造の光合分波器の偏光依存性
を確認するために、第7図に示す構成を持つ光合分波器
を作製した。BK−7ガラス基板4上に真空蒸着法を用い
てTiO2層2を3μm、その上にSiO2層1.28μmとTiO2層
0.18μmよりなる5層構造交互多層膜3を積層し、TiO2
層1をさらに3μm成長させた。本素子の光の進行方向
への素子長は5mmである。入射端6から波長1.3μmで、
紙面に対して垂直方向に偏光した光波を入射し、TE偏光
した導波光を励起したときと、紙面に平行方向に偏光し
た光波を入射し、TM偏光した導波光を励起したときにお
ける出射端7、8から出射する光波の強度比を測定した
ところ、分波特性に偏光依存性があることが確認でき
た。このような特性は、屈折率が異なる媒質間の境界面
へ光波が入射するとき、その反射率は入斜面に平行に偏
光した光波(p波、ここではTM導波光に対応)とそれに
垂直な面内に偏光した光波(s波、TE導波光に対応)で
は異なる効果に基づいている。時にブリュースター角と
呼ばれる角度で境界面に光波が入射すると、p波の反射
率が完全に0となり、s波だけ反射されることは良く知
られている。
の実施例を説明する。本構造の光合分波器の偏光依存性
を確認するために、第7図に示す構成を持つ光合分波器
を作製した。BK−7ガラス基板4上に真空蒸着法を用い
てTiO2層2を3μm、その上にSiO2層1.28μmとTiO2層
0.18μmよりなる5層構造交互多層膜3を積層し、TiO2
層1をさらに3μm成長させた。本素子の光の進行方向
への素子長は5mmである。入射端6から波長1.3μmで、
紙面に対して垂直方向に偏光した光波を入射し、TE偏光
した導波光を励起したときと、紙面に平行方向に偏光し
た光波を入射し、TM偏光した導波光を励起したときにお
ける出射端7、8から出射する光波の強度比を測定した
ところ、分波特性に偏光依存性があることが確認でき
た。このような特性は、屈折率が異なる媒質間の境界面
へ光波が入射するとき、その反射率は入斜面に平行に偏
光した光波(p波、ここではTM導波光に対応)とそれに
垂直な面内に偏光した光波(s波、TE導波光に対応)で
は異なる効果に基づいている。時にブリュースター角と
呼ばれる角度で境界面に光波が入射すると、p波の反射
率が完全に0となり、s波だけ反射されることは良く知
られている。
上記の境界面における反射率の偏光依存性は、媒質の屈
折率にも依存しているので、媒質に非等方性材料を用い
ることにより偏光依存性を制限することが可能である。
すなわち一軸性または二軸性の結晶薄膜を用いて、p波
およびs波に対する媒質の屈折率が異なるように設定す
ることができる。この偏光方向による屈折率の違いによ
って生じる反射率の相違を、偏光方向による反射率の相
違を打消すように設定することで、偏光依存性を制限し
た光合分波器が構成できる。この効果を確認するため、
上記実施例においてTiO2層の代りにZnS層を、結晶軸が
層に平行で、光の進行方向になるように成長させて設定
した。ZnSは一軸性の結晶で、常光線に対する屈折率よ
りも異常光線に対する屈折率の方が大きいため、本構成
においてp波に対する反射率が増加し、上記実施例で見
られたように顕著には、分波特性に偏光依存性が生じ
ず、偏光依存性に制限が加えられたのを確認できた。上
記のように偏光依存性を制限するためには、ZnSだけで
なく、ZnO、KDP、ADP等軸性をもつ結晶薄膜を用いれば
可能であり、また、基板に軸性結晶を用いても同様の効
果を得ることができる。
折率にも依存しているので、媒質に非等方性材料を用い
ることにより偏光依存性を制限することが可能である。
すなわち一軸性または二軸性の結晶薄膜を用いて、p波
およびs波に対する媒質の屈折率が異なるように設定す
ることができる。この偏光方向による屈折率の違いによ
って生じる反射率の相違を、偏光方向による反射率の相
違を打消すように設定することで、偏光依存性を制限し
た光合分波器が構成できる。この効果を確認するため、
上記実施例においてTiO2層の代りにZnS層を、結晶軸が
層に平行で、光の進行方向になるように成長させて設定
した。ZnSは一軸性の結晶で、常光線に対する屈折率よ
りも異常光線に対する屈折率の方が大きいため、本構成
においてp波に対する反射率が増加し、上記実施例で見
られたように顕著には、分波特性に偏光依存性が生じ
ず、偏光依存性に制限が加えられたのを確認できた。上
記のように偏光依存性を制限するためには、ZnSだけで
なく、ZnO、KDP、ADP等軸性をもつ結晶薄膜を用いれば
可能であり、また、基板に軸性結晶を用いても同様の効
果を得ることができる。
上記のように本発明による光合分波器は、2つの光導波
路を近接してほぼ平行に配置した光合分波器において、
屈折率がほぼ周期的に変化する媒質を上記光導波路間に
設けることによって、小形で波長合分波特性にすぐれた
光合分波器を構成でき、光波長分割多重伝送システムに
おける合分波回路の小型化、高信頼化を達成することが
できる。
路を近接してほぼ平行に配置した光合分波器において、
屈折率がほぼ周期的に変化する媒質を上記光導波路間に
設けることによって、小形で波長合分波特性にすぐれた
光合分波器を構成でき、光波長分割多重伝送システムに
おける合分波回路の小型化、高信頼化を達成することが
できる。
第1図は本発明による光合分波器の一実施例を示す斜視
図、第2図は上記実施例の側面図、第3図は多層膜の入
射光波長に対する出射光強度の変化の一例を示す図、第
4図は多層膜構造を有する光導波路の概略図、第5図は
上記光導波路を導波する光波の電場分布を示す図、第6
図は上記同様の電場分布を示す図、第7図は2次元構造
方向性結合器型光合分波器の概略を示す図、第8図、第
9図、第10図はそれぞれ3次元構造光導波路による方向
性結合器型光合分波器の概略を示す図である。 1、1′、2、2′、16、17……光導波路 3、3′、3″……媒質 20および21……多層膜媒質 14、18……基板
図、第2図は上記実施例の側面図、第3図は多層膜の入
射光波長に対する出射光強度の変化の一例を示す図、第
4図は多層膜構造を有する光導波路の概略図、第5図は
上記光導波路を導波する光波の電場分布を示す図、第6
図は上記同様の電場分布を示す図、第7図は2次元構造
方向性結合器型光合分波器の概略を示す図、第8図、第
9図、第10図はそれぞれ3次元構造光導波路による方向
性結合器型光合分波器の概略を示す図である。 1、1′、2、2′、16、17……光導波路 3、3′、3″……媒質 20および21……多層膜媒質 14、18……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 稔 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−92504(JP,A) 特開 昭55−161201(JP,A) 特開 昭60−61729(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】2つの光導波路を近接してほぼ平行に配置
した光合分波器において、該平行に配置した光導波路間
に、屈折率あるいは構造の異なる媒質からなる層が該光
導波路に平行かつ周期的に設けられていることを特徴と
する光合分波器。 - 【請求項2】上記媒質は、等価的に屈折率が変化するよ
うに凹凸境界面を繰返した基板板または光導波層である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載した光合
分波器。 - 【請求項3】上記媒質は、光波の偏光依存性を有するも
のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項に記載した光合分波器。 - 【請求項4】上記媒質は、光波の偏光依存性を制限した
ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
は第2項に記載した光合分波器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60072686A JPH079491B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 光合分波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60072686A JPH079491B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 光合分波器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61231511A JPS61231511A (ja) | 1986-10-15 |
| JPH079491B2 true JPH079491B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=13496499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60072686A Expired - Lifetime JPH079491B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 光合分波器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079491B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61284708A (ja) * | 1985-06-12 | 1986-12-15 | Hitachi Ltd | 光合分波装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55161201A (en) * | 1979-06-01 | 1980-12-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Light delay equalizer |
| JPS5692504A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-27 | Fujitsu Ltd | Optical filter |
| JPS6061729A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | Nec Corp | 光双安定素子 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP60072686A patent/JPH079491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61231511A (ja) | 1986-10-15 |
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