JPH079485B2 - 光学的遅延装置 - Google Patents
光学的遅延装置Info
- Publication number
- JPH079485B2 JPH079485B2 JP25740989A JP25740989A JPH079485B2 JP H079485 B2 JPH079485 B2 JP H079485B2 JP 25740989 A JP25740989 A JP 25740989A JP 25740989 A JP25740989 A JP 25740989A JP H079485 B2 JPH079485 B2 JP H079485B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- optical fiber
- integrating sphere
- laser light
- delay device
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレーザ光を目標に向けて発射し,目標からの
反射光を受光し,レーザ光が測距装置と目標の間を往復
するに要する時間から測距装置と目標の距離を求めるレ
ーザ測距装置の測距機能及び性能を検査するための光学
的遅延装置に関するものである。
反射光を受光し,レーザ光が測距装置と目標の間を往復
するに要する時間から測距装置と目標の距離を求めるレ
ーザ測距装置の測距機能及び性能を検査するための光学
的遅延装置に関するものである。
従来,レーザ測距装置の検査に用いられる光学的遅延装
置として第2図に示すものがあった。図において,
(1)は減衰フイルタ,(2)は集光レンズ,(3)は
光ファイバ用コネクタ,(4)は光ファイバ,(5)は
光ファイバ用コネクタ,(6)はコリメータレンズ,
(7)はレーザ測距装置,(8)は制御部,(9)はレ
ーザ送信部,(10)はレーザ受信部,(11)はカウン
タ,(12)はレーザ発射指令信号,(13)はスタート信
号,(14)はストップ信号である。
置として第2図に示すものがあった。図において,
(1)は減衰フイルタ,(2)は集光レンズ,(3)は
光ファイバ用コネクタ,(4)は光ファイバ,(5)は
光ファイバ用コネクタ,(6)はコリメータレンズ,
(7)はレーザ測距装置,(8)は制御部,(9)はレ
ーザ送信部,(10)はレーザ受信部,(11)はカウン
タ,(12)はレーザ発射指令信号,(13)はスタート信
号,(14)はストップ信号である。
次に動作について説明する。レーザ測距装置(7)の制
御部(8)からのレーザ発射指令信号(12)によりレー
ザ送信部(9)からレーザ光が発射される。レーザ光の
発射と同時にレーザ送信部(9)からスタートパルス
(13)が発せられカウンタ(11)がカウントをスタート
する。レーザ送信部(9)から発射されたレーザ光は減
衰フイルタ(1)を通り,集光レンズ(2)により集光
レンズ(2)の焦点位置に置かれた光ファイバ用コネク
タ(3)に集光され光ファイバ(4)に入る。光ファイ
バ(4)を通過したレーザ光はコリメータレンズ(6)
の焦点位置に置かれた光ファイバコネクタ(5)から出
てコリメータレンズ(6)を通り平行光となってレーザ
受信部(10)に入る。レーザ受信部(10)でレーザ光が
受信されるとレーザ受信部(10)からストップパルス
(14)が発せられカウンタ(11)がストップする。カウ
ンタ(11)の値から,レーザ送信部(9)からレーザ光
が出てレーザ受信部(10)でレーザ光が受信されるまで
の時間を求めることができる。
御部(8)からのレーザ発射指令信号(12)によりレー
ザ送信部(9)からレーザ光が発射される。レーザ光の
発射と同時にレーザ送信部(9)からスタートパルス
(13)が発せられカウンタ(11)がカウントをスタート
する。レーザ送信部(9)から発射されたレーザ光は減
衰フイルタ(1)を通り,集光レンズ(2)により集光
レンズ(2)の焦点位置に置かれた光ファイバ用コネク
タ(3)に集光され光ファイバ(4)に入る。光ファイ
バ(4)を通過したレーザ光はコリメータレンズ(6)
の焦点位置に置かれた光ファイバコネクタ(5)から出
てコリメータレンズ(6)を通り平行光となってレーザ
受信部(10)に入る。レーザ受信部(10)でレーザ光が
受信されるとレーザ受信部(10)からストップパルス
(14)が発せられカウンタ(11)がストップする。カウ
ンタ(11)の値から,レーザ送信部(9)からレーザ光
が出てレーザ受信部(10)でレーザ光が受信されるまで
の時間を求めることができる。
光ファイバ(4)をレーザ光が通過するのに要する時間
は,光ファイバ(4)の長さをl,レーザ波長での光ファ
イバ(4)の屈折率をn,光速をcとするとnl/cである。
一方,距離Rの実目標までの距離を測定するときにレー
ザ測遠機から目標までの間をレーザ光が往復するのに要
する時間は2R/cである。従って長さlの光ファイバ
(4)は距離nl/2の実目標に相当する光学的な遅延を生
ずる。また,目標からのレーザ反射光強度は大気透過率
及び目標反射率に依存する。光ファイバ(4)の長さ及
び減衰フイルタ(1)の減衰量を適宜設定することによ
り遠方にある実目標を模擬することができる。
は,光ファイバ(4)の長さをl,レーザ波長での光ファ
イバ(4)の屈折率をn,光速をcとするとnl/cである。
一方,距離Rの実目標までの距離を測定するときにレー
ザ測遠機から目標までの間をレーザ光が往復するのに要
する時間は2R/cである。従って長さlの光ファイバ
(4)は距離nl/2の実目標に相当する光学的な遅延を生
ずる。また,目標からのレーザ反射光強度は大気透過率
及び目標反射率に依存する。光ファイバ(4)の長さ及
び減衰フイルタ(1)の減衰量を適宜設定することによ
り遠方にある実目標を模擬することができる。
従来の光学的遅延装置においては集光レンズ(2)より
直接レーザ光を光ファイバ用コネクタ(3)に入射させ
るため,光ファイバ(4)への入射光の強度は集光レン
ズ(2)と光ファイバ用コネクタ(3)並びにレーザ測
距装置(7)の位置関係に大きく依存した。従って,レ
ーザ受信部(10)よりストップパルス(14)が得られな
い場合にもレーザ測距装置(7)の故障かアライメント
のずれかの区別が困難であった。更に,集光レンズ
(2)により直接レーザ光を光ファイバ用コネクタ
(3)に入射させるため誤って過大入手を入れファイバ
を破損する危険が高かった。
直接レーザ光を光ファイバ用コネクタ(3)に入射させ
るため,光ファイバ(4)への入射光の強度は集光レン
ズ(2)と光ファイバ用コネクタ(3)並びにレーザ測
距装置(7)の位置関係に大きく依存した。従って,レ
ーザ受信部(10)よりストップパルス(14)が得られな
い場合にもレーザ測距装置(7)の故障かアライメント
のずれかの区別が困難であった。更に,集光レンズ
(2)により直接レーザ光を光ファイバ用コネクタ
(3)に入射させるため誤って過大入手を入れファイバ
を破損する危険が高かった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので,アライメントが容易でレーザ測距装置の性能検
査が確実にでき,かつファイバの破損のない光学的遅延
装置を得ることを目的とする。
もので,アライメントが容易でレーザ測距装置の性能検
査が確実にでき,かつファイバの破損のない光学的遅延
装置を得ることを目的とする。
この発明による光学的遅延装置は,積分球を介して光フ
ァイバにレーザ光を入れることにより,アライメントを
容易にし,かつファイバの破損を避けるようにしたもの
である。
ァイバにレーザ光を入れることにより,アライメントを
容易にし,かつファイバの破損を避けるようにしたもの
である。
この発明による光学的遅延装置の光ファイバの入力端は
積分球内に設けてあり,積分球に設けた光ファイバ入力
端取付穴とは別の小穴よりレーザ光を積分球内に入射す
るので,積分球内に入射したレーザ光は積分球の内面で
散乱を繰り返し均一化されて光ファイバに入る。従っ
て,光ファイバへのレーザ光の入射強度は積分球へのレ
ーザ光の入射方向には殆ど依存せず,しかも光ファイバ
コネクタ上に集光することもないので過大なレーザエネ
ルギにより光ファイバを破損することもない。
積分球内に設けてあり,積分球に設けた光ファイバ入力
端取付穴とは別の小穴よりレーザ光を積分球内に入射す
るので,積分球内に入射したレーザ光は積分球の内面で
散乱を繰り返し均一化されて光ファイバに入る。従っ
て,光ファイバへのレーザ光の入射強度は積分球へのレ
ーザ光の入射方向には殆ど依存せず,しかも光ファイバ
コネクタ上に集光することもないので過大なレーザエネ
ルギにより光ファイバを破損することもない。
以下,この発明の一実施例を説明する。第1図におい
て,(2)は集光レンズ,(3)は光ファイバ用コネク
タ,(4)は光ファイバ,(5)は光ファイバ用コネク
タ,(6)はコリメータレンズ,(7)はレーザ測距装
置,(8)は制御部,(9)はレーザ送信部,(10)は
レーザ受信部,(11)はカウンタ,(12)はレーザ発射
指令信号,(13)はスタート信号,(14)はストップ信
号,(15)は積分球である。
て,(2)は集光レンズ,(3)は光ファイバ用コネク
タ,(4)は光ファイバ,(5)は光ファイバ用コネク
タ,(6)はコリメータレンズ,(7)はレーザ測距装
置,(8)は制御部,(9)はレーザ送信部,(10)は
レーザ受信部,(11)はカウンタ,(12)はレーザ発射
指令信号,(13)はスタート信号,(14)はストップ信
号,(15)は積分球である。
ところで積分球(15)には2つの穴H1,H2を有し,片方
の穴H1は集光レンズ(2)の焦点位置に設けられ,他方
の穴H2は積分球(15)内に入射した光が積分球内で反射
を繰り返した後,その光を光ファイバ用コネクタ(3)
に入射させる位置に設けられている。
の穴H1は集光レンズ(2)の焦点位置に設けられ,他方
の穴H2は積分球(15)内に入射した光が積分球内で反射
を繰り返した後,その光を光ファイバ用コネクタ(3)
に入射させる位置に設けられている。
次に動作を説明する。
レーザ送信部(9)から出たレーザ光は集光レンズ
(2)により積分球(15)の上の小穴H1に集光され,小
穴H1を経て積分球(15)内に入り,再び広がってから積
分球(15)の内面に照射される。積分球(15)の内面は
散乱性の高反射率の材料で出来ており,入射したレーザ
光は散乱を繰り返してから光ファイバ用コネクタ(3)
に入る。
(2)により積分球(15)の上の小穴H1に集光され,小
穴H1を経て積分球(15)内に入り,再び広がってから積
分球(15)の内面に照射される。積分球(15)の内面は
散乱性の高反射率の材料で出来ており,入射したレーザ
光は散乱を繰り返してから光ファイバ用コネクタ(3)
に入る。
積分球(15)内で反射を繰り返すことにより,積分球
(15)に入射した光はいずれは一定の比率で光ファイバ
用コネクタ(3)に入射する条件となり,この比率は積
分球(15)へのレーザ光の入射方向に殆ど依存しない。
(15)に入射した光はいずれは一定の比率で光ファイバ
用コネクタ(3)に入射する条件となり,この比率は積
分球(15)へのレーザ光の入射方向に殆ど依存しない。
光ファイバ用コネクタ(3)にレーザ光が入射した後の
動作は従来の技術と同様である。
動作は従来の技術と同様である。
以上のようにこの発明によれば,アライメントに関係な
く一定の比率でレーザ光を光ファイバに入射することが
でき,しかもレーザ光集中による光ファイバの破損も発
生しない。
く一定の比率でレーザ光を光ファイバに入射することが
でき,しかもレーザ光集中による光ファイバの破損も発
生しない。
第1図はこの発明の一実施例による光学的遅延装置を示
す図,第2図は従来の光学的遅延装置を示す図である。 (1)は減衰フイルタ,(2)は集光レンズ,(3)は
光ファイバコネクタ,(4)は光ファイバ,(5)は光
ファイバコネクタ,(6)はコリメータレンズ,(7)
はレーザ測距装置,(8)は制御部,(9)はレーザ送
信部,(10)はレーザ受信部,(11)はカウンタ,(1
2)はレーザ発射指令信号,(13)はスタート信号,(1
4)はストップ信号,(15)は積分球,Hは小穴である。 なお,図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
す図,第2図は従来の光学的遅延装置を示す図である。 (1)は減衰フイルタ,(2)は集光レンズ,(3)は
光ファイバコネクタ,(4)は光ファイバ,(5)は光
ファイバコネクタ,(6)はコリメータレンズ,(7)
はレーザ測距装置,(8)は制御部,(9)はレーザ送
信部,(10)はレーザ受信部,(11)はカウンタ,(1
2)はレーザ発射指令信号,(13)はスタート信号,(1
4)はストップ信号,(15)は積分球,Hは小穴である。 なお,図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】二つの穴を有する積分球と,上記積分球の
一方の穴が焦点位置となるように配置された集光レンズ
と,上記積分球の他方の穴に一端が結合され,光を上記
集光レンズ及び積分球を介して入れる光ファイバとを具
備した光学的遅延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740989A JPH079485B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光学的遅延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740989A JPH079485B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光学的遅延装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119302A JPH03119302A (ja) | 1991-05-21 |
JPH079485B2 true JPH079485B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=17305977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25740989A Expired - Lifetime JPH079485B2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光学的遅延装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079485B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6369883B1 (en) * | 2000-04-13 | 2002-04-09 | Amherst Holding Co. | System and method for enhanced mass splice measurement |
JP6051469B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2016-12-27 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 光ファイバ型光機能素子カートリッジモジュール |
JP6741803B2 (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-19 | 株式会社ジェイメック | 測距検出器検査装置 |
-
1989
- 1989-10-02 JP JP25740989A patent/JPH079485B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119302A (ja) | 1991-05-21 |
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