JPH079483A - 射出成形同時絵付け用シート及びそれを用いた絵付け方法 - Google Patents

射出成形同時絵付け用シート及びそれを用いた絵付け方法

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JPH079483A
JPH079483A JP15088893A JP15088893A JPH079483A JP H079483 A JPH079483 A JP H079483A JP 15088893 A JP15088893 A JP 15088893A JP 15088893 A JP15088893 A JP 15088893A JP H079483 A JPH079483 A JP H079483A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形性の良い射出成形同時絵付け用シートを
得る。 【構成】 射出成形同時絵付け方法に用いられる成形用
絵付けシートであって、降伏点を持つ素材から形成され
ている場合には10mm幅に切断した該シートを50℃
の環境下で30%/秒の速度で引っ張るときの降伏点以
降の応力値が0.6kg以上であること、降伏点を持たな
い素材しである場合には30%/秒の速度で引っ張ると
きの10%伸び以降の応力値が0.6kg以上であ同時絵
付け用シート。好ましくは、さらに10mm幅に切断し
た該シートを7%/秒の速度で200%まで伸ばしたと
きの値(200%モジュラス値)であって100℃〜1
20℃の値が0.3kg以下である条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形同時絵付け用シ
ート及びそれを用いた絵付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形同時絵付け法とは、射出成形の
際に雌雄金型間に挿入した絵付け用シートをキャビティ
内に射出注入する熔融樹脂と一体化させ、成形体表面に
絵付けをする方法であり、用いる絵付け用シートの違い
により、ラミネート印刷法又は転写印刷法と呼ばれてい
る。すなわち、ラミネート印刷法においては、基材フィ
ルム及び絵柄層からなる絵付け用シートの全層が成形体
表面に接着一体化して化粧層となる貼合わせ絵付け用シ
ート(ラミネートシート)が用いられ、転写印刷法にお
いては、成形体表面に一体化した絵付け用シートのうち
基材フィルムのみを剥離し、絵柄層などの転写層を成形
体側に残留させ化粧層とする転写シートが用いられる。
【0003】射出成形同時絵付け方法の一例を転写シー
トを用いる場合について、図2、図3を参照して説明す
る。この装置60は、雌金型70とこの雌金型70の側
方に対向配置された雄金型80とを備えている。雌金型
70は、得るべき成形体の外形に対応するキャビティ7
2が設けられるとともに、その内部に上記キャビティ7
2に開口する吸気孔74が設けられていて、シリンダな
どからなる進退装置75により雄金型80に対して接近
−離隔する方向に進退動せしめられるようになってい
る。また、雄金型80は、上記キャビティ72内に挿入
されるコア部82を有し、その内部に溶融樹脂の注湯孔
(ゲート)84が設けられている。そして、必要に応じ
て、上記雌金型70と雄金型80との間に進退可能に熱
盤90が配される。
【0004】かかる装置60を用いて射出成形と同時に
絵付けを行うには、まず、雌金型70の側方に絵付け用
の転写シート100を対向配置し、この転写シート10
0を必要に応じて上記熱盤90により100℃〜120
℃程度で加熱軟化させ、次いで、転写シート100を雌
金型70と熱盤90との間に挟んでキャビティ72の開
口面を閉じ、雌金型70に設けられた吸気孔74を通じ
て真空引きを行うとともに、熱盤90に設けられた通気
孔を通じて圧空供給を行う。両金型は通常30〜50℃
程度に加熱されている。
【0005】それにより、転写シート100は図2に示
される如くに、キャビティ72の内周面に沿うように延
伸せしめられて密着する。この工程は一般に予備成形と
呼ばれており、通常100〜120℃程度にシートを軟
化させまた最大200%程度まで延伸させる。続いて、
熱盤90を退避させたもとで、図3に示される如くに、
雌金型70を前進させることにより、雄金型80と合体
させて型締めを行った後、雌金型70と雄金型80との
間に形成されるキャビティ空間に雄金型80に設けられ
た注湯孔84を通じて溶融樹脂を注入充填して射出成形
を行う。
【0006】それにより、雌金型80内の転写シート1
00が注入樹脂(成形体P)と一体化して貼り付き、射
出成形完了後に型開きを行うと、型内から外表面に転写
シート100が貼着された成形品が取り出される。後工
程において、成形体S外表面に一体化した転写シート1
00のうちの基材フィルムのみを剥離し、絵柄層などの
転写層を成形体S側に残留させて転写層となすことによ
り絵付けが完了する。
【0007】上記の記載から分かるように、このような
射出成形同時絵付け方法においては転写シート100が
予備成形時にあるいは熔融樹脂の射出時に、キャビティ
72の内周面に沿うように延伸せしめられて密着し得る
こと(成形性)、その際に、転写シートが圧空作用によ
り、あるいは熔融樹脂の圧力、剪断応力による引っ張り
などによって金型形状に沿うために最低必要な量以上に
は伸ばされて変形しないことがよい成形品を得るための
重要な要件となる。このことは、転写シートの代わりに
ラミネートシートを用いる場合も同様であり、特に、奥
行きの深い金型を用いるような成形においては、転写シ
ートあるいはラミネートシートに深い絞りがなされるこ
とから重要な要件となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、好ましい成形性
が得られるように、転写シート及びラミネートシートの
基材フィルムとしては、熱成形性の良い、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、アクリルニトリル・ブタジエン・スレチ
ン共重合体(ABS)などが用いられているが、特に深
い絞りを必要とする場合などにおいて、予備成形時の圧
空成形により、さらには射出成形時の射出熔融樹脂の熱
及び圧力により、絵付け用シートに過度の変形、流動、
破れなどが生じる場合があり、また、樹脂注入ゲートの
まわりのフィルムが射出樹脂によって伸ばされフィルム
が成形品に食い込む場合があった。
【0009】そのような基材フィルムの破損、変形を防
止するために、従来、金型温度を低くすることが行われ
ているが、急冷にともない成形品に内部応力が残留し、
成形後にソリが生じるなど必ずしも満足した結果が得ら
れていない。一方、基材フィルムに対しても、素材とな
るフィルムを種々選択すること、その厚みを適切なもの
とすること、添加する可塑剤の量や種類を調整するこ
と、樹脂の重合度を調整すること、などを通して良好な
成形性を持つ絵付けシートを得るための改善がなされて
きているが、いまだ成形性を十分に満足した絵付けシー
トが得られているとは言いがたい。
【0010】本発明の目的は、従来用いられている任意
の金型を用いて通常の条件下で深い絞りのある射出成形
同時絵付けを行うような場合であっても、その予備成形
時及び射出整形時において、過度の変形、流動、破れな
どが生じることのない絵付け用シートを得ることにあ
り、またその絵付けシートを用いた絵付け方法を得るこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決しかつ
目的を達成するために、本発明者らは射出成形同時絵付
け用シート及びそれを用いた絵付け方法について鋭意実
験と研究を行った。その過程を通じて、良い成形性を有
し予備成形時或いは射出成形時に破損などを生じない絵
付け用シートを得るためには、樹脂が射出される環境下
で引張り速度が一定値となるように荷重を負荷した場合
における絵付け用シートの持つ応力と伸び(歪み)との
関係が特定の関係にあること、及び好ましくは絵付け用
シートを予備成形するときの環境下でかつ引張り速度が
一定の条件下で所定の伸び(200%)を生じさせる場
合の荷重と温度との関係(200%モジュラス)が特定
の関係にあることが必要であることを知覚した。
【0012】本発明は上記の知覚に基づくものであり、
さらに実験と研究を重ねることにより、射出成形同時絵
付け方法に用いられる成形用絵付けシートとして、それ
が降伏点を持つ素材で形成される場合には、10mm幅
に切断した該シートを50℃の環境下で30%/秒の速
度で引っ張るときの降伏点以降の応力値が0.6kg以上
であること、降伏点を持たない素材で形成される場合に
は、10mm幅に切断した該シートを50℃の環境下で
30%/秒の速度で引っ張るときの10%伸び以降の応
力値が0.6kg以上であることが、所期の目的を達成す
るための条件であることを確認した。
【0013】さらに、好ましくは、10mm幅に切断し
た該シートを7%/秒の速度で200%まで伸ばしたと
きの値(200%モジュラス値)であって100℃〜1
20℃の値が0.3kg以下である場合には、特に予備成
形時の成形性に優れていることを確認した。すなわち、
上記応力値と200%モジュラス値の数値範囲と射出成
形時の絵付けシートの過度の伸び、変形の有無及び予備
成形時の絵付けシートの成形性の良否とに相関関係があ
ることを見出し、また、上記のような物性値を持つ同時
絵付け用シートを用いることにより、良好な絵付けをな
す射出成形同時絵付け方法を実施できることも確認し
た。
【0014】本発明において、成形用絵付けシートと
は、基材シートと転写層あるいは印刷絵柄層などからな
るいわゆる絵付けシート全体を指しているが、基材シー
トの厚みに対して転写層あるいは印刷絵柄層の厚みはき
わめて薄いものであり、熱的挙動、力学的挙動ともに基
材シートの物性値が同時絵付け用シート全体の挙動を決
定するものであることから、実質的に基材となるシート
のみを指すものと解しても差し支えない。
【0015】本発明が所期の目的を達成するのは、前記
のようにその応力値及び200%モジュラス値が所定の
要件を満足すれば十分である。従って、本発明の実施に
際して同時絵付け用シート(あるいは基材シート)を構
成する素材は直接的には任意であり、通常の射出成形同
時絵付けを行うのに用いられる素材は前記した条件を満
足する態様で用いられることを条件としてすべて適用可
能である。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル樹脂、ポリメタアクリル酸メチ
ルなどのアクリル樹脂、などを単独であるいは積層して
適宜用いることができる。
【0016】これらの樹脂シートに所望の200%モジ
ュラス値、降伏点以降の応力値を賦与せしめるための方
法としては、樹脂の力学的、熱的物性を調整する公知の
方法を適用すればよい。例えは、ポリ塩化ビニル樹脂の
場合を例にとれば、その重合度、可塑剤量(及び種
類)、及び/又は共重合化(酢酸ビニルなどとの)であ
る。一般に、 ・〔可塑剤量;多、重合度;低、塩化ビニル以外の単量体の共重合比;多〕の 場合・・・・・・・上記200%モジュラス値→低下 降伏点以降の応力値 →低下、であり、 ・〔可塑剤量;小、重合度;高、塩化ビニル以外の単量体の共重合比;小〕の 場合・・・・・・・上記200%モジュラス値→増加 降伏点以降の応力値 →増加、となる。
【0017】ただし、可塑性は可塑剤の種類によっても
依存し、一般にフタル酸ジオクチルの方がトリクレジル
フォスフェートよりも、上記値は増加する。また、ポリ
エチレン樹脂の場合は、 ・(低結晶度)高圧ポリエチレンの場合・上記200%モジュラス値→低下 降伏点以降の応力値 →低下 ・(高結晶度)低圧ポリエチレンの場合・上記200%モジュラス値→増加 降伏点以降の応力値 →増加 であり、さらに、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートなどの熱可塑性線型ポリエステル
の場合は、 ・延伸倍率;小・・・・・上記200%モジュラス値→低下 降伏点以降の応力値 →低下 ・延伸倍率;大・・・・・上記200%モジュラス値→増加 降伏点以降の応力値 →増加 などであり、これら手法を用いて、前記の応力値、モジ
ュラス値が所定の範囲内に入るように調整する。射出成
形に用いる金型の態様、熔融樹脂の種類なども通常のも
のをすべて適用可能であり、特に制限はない。
【0018】
〔実施例及び比較例、その1〕
1.表1及び表2に示す物性値を持つ3枚のシートa、
b、cを用意した。すなわち、表1は、10mm幅のシ
ートに対して同一温度環境下(50℃)で引張り速度が
一定値(30%/秒)となるように荷重を負荷した場合
の応力−歪み曲線(S−S曲線)である。また、表2
は、同じシートに対して引張り速度が一定(7%/秒)
の条件下で所定の伸び(200%)を生じさせる場合の
荷重と温度との関係(200%モジュラス)を示すグラ
フである。表1及び表2から、シートa、bは降伏点を
有していて降伏点以降の応力値は0.6kg以上であり、
シートcは降伏点は有しておらず10%伸び以降の応力
値が0.6kg以下であることがわかる。また、100℃
及び120℃での200%モジュラス値は、シートa、
cは0.3kg以下であり、シートbは0.3kg以上であ
ることがわかる。シートa、b、cの素材は、ポリ塩化
ビニルであり、その重合度、可塑剤、厚みはそれぞれ、
表3の通りである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】2.上記各シートに対して以下の構成にグ
ラビア印刷を施して転写フィルムA、B、Cを得た。 印刷インキ 離型層 ・・・・イソシアネートを硬化剤とする2液硬
化型ポリウレタン樹脂にシリカを3重量部添加したもの
を、3μm(乾燥時)塗布した。 剥離層 ・・・・アクリル系(昭和インク ハクリ46
−7) 絵柄層 ・・・・アクリルと塩化ビニル酢酸ビニル共重
合体との混合物(昭和インク BC−72) 接着剤層・・・・アクリル(昭和インク HS−32)
【0023】3.上記の各転写フィルムA、B、Cを4
00mm×125mmに裁断し、図1に示すような波型
状の形状を持つ金型(雌型)に対して、以下の条件下で
予備成形を行った。 成形条件 加熱 熱盤の設定温度 180℃ 熱盤−フィルム間非接触 離間距離 15mm 加熱時間 10秒 フィルム温度 110℃ 真空圧空成形 上記加熱後、金型(雌型)から真空引
き、熱盤より加圧を行い金型内面に予備成形を行った。
【0024】4.予備成形性を判定した。 フィルム 成形性 A ○ B × C ○ フイルムBは、波状部分の形状において一部金型から浮
いている部分があり、形状の追従性が不足していた。
【0025】5.上記成形後に、以下の条件で射出成形
を行った。 射出樹脂 ポリスチレン(住友化学 エスブライ
トM566) 樹脂温度 210℃ 金型温度 50℃ 射出時間 3秒 冷却時間 20秒 ゲート 6箇所 金型解放後、成形品をフィルムからはがし表面に絵柄を
もつ成形品を得た。各成形品の表面性状を目視により観
察した。 転写フィルムAによる成形品・・・良好 転写フィルムBによる成形品・・・予備成形されなかっ
た部分(波状部分の形状において一部金型から浮いてい
た部分)が破れてフィルムが成形品に食い込んでいた。 転写フィルムCによる成形品・・・ゲートの周りのフィ
ルムが射出成形によって伸ばされ、フィルムが成形品に
食い込んでいた。
【0026】6.検討 上記の観察結果から、転写フィルムBは予備成形性が不
足であり、転写フィルムCは予備成形後フィルムが伸び
やすいために、50℃の金型上で射出樹脂の流れにより
伸ばされてしまうことが分かる。 7.次に、図1に示した金型から波状部分をなくした金
型を用いて、同じ成形を行った。
【0027】8.予備成形性を判定した。 フィルム 成形性 A ○ B ○ C ○
【0028】9.各成形品の表面性状を目視により観察
した。 転写フィルムAによる成形品・・・良好 転写フィルムBによる成形品・・・良好 転写フィルムCによる成形品・・・ゲートの周りのフィ
ルムが射出成形によって伸ばされ、フィルムが成形品に
食い込んでいた。
【0029】10.検討 上記の観察結果から、射出成形後ゲート付近のフィルム
のしわをなくすためには、金型温度50℃により50℃
程度に暖められるシートの引張り強度が0.6kg以上
(10mm幅)必要であり、複雑な形状の成形性をだす
ためには100℃〜120℃の200%モジユラスが0.
3kg以下(10mm幅)でなければならないことが分
かる。転写フィルムBは200%モジュラス値が0.3k
g以上であることから形状が複雑な成形品に追従しない
結果をもたらしており、転写フィルムCは降伏点以降の
応力値が0.6kg以下であることから熔融射出樹脂によ
りフィルムが伸ばされる結果をもたらしているものと推
測される。
【0030】
【発明の効果】成形性の良い射出成形同時絵付け用シー
トを得ることができ、また該シートを用いた射出成形同
時絵付け方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形に用いた金型を示す断面図及び一部拡大
図。
【図2】射出成形同時絵付け方法による成形工程を示す
図。
【図3】射出成形同時絵付け方法による成形工程を示す
図。
【符号の説明】
70…雌金型、72…キャビティ、80…雄金型、84
…ゲート、90…熱盤、100…転写フィルム、P…熔
融樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形同時絵付け方法に用いられる成
    形用絵付けシートであって、該シートは降伏点を持つ素
    材から形成されておりかつ10mm幅に切断した該シー
    トを50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張るとき
    の降伏点以降の応力値が0.6kg以上である同時絵付け
    用シート。
  2. 【請求項2】 射出成形同時絵付け方法に用いられる成
    形用絵付けシートであって、該シートは降伏点を持たな
    い素材から形成されておりかつ10mm幅に切断した該
    シートを50℃の環境下で30%/秒の速度で引っ張る
    ときの10%伸び以降の応力値が0.6kg以上である同
    時絵付け用シート。
  3. 【請求項3】 上記成形用絵付けシートであって、さら
    に、10mm幅に切断した該シートを7%/秒の速度で
    200%まで伸ばしたときの値(200%モジュラス
    値)であって100℃〜120℃の値が0.3kg以下で
    ある請求項1又は2記載の同時絵付け用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の同時絵
    付け用シートを用いた射出成形同時絵付け方法。
JP15088893A 1993-06-22 1993-06-22 射出成形同時絵付け用シート及びそれを用いた絵付け方法 Expired - Lifetime JP2690258B2 (ja)

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