JPH079479U - 家畜糞尿汚水簡易処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】家畜糞尿による悪臭や、水質汚濁等の環境汚染
は大きな問題となっているが、糞尿の固体部分は堆肥と
して処理できるが、液体である汚水は沈殿槽を設けた
り、薬剤による処理等大規模多岐にわたるため、簡単に
処理するために水分を除いて乾燥させ汚水のカスだけを
取り出す。 【構成】低速回転する平板９を熱源を用いて高熱に熱
し、その平板の上面に、家畜の糞尿処理の過程で発生し
た汚水８と高圧空気とを混ぜ合わせ、噴射ノズル１から
霧状に噴射して、平板の熱で水分だけを蒸発させて汚水
のカスだけにする。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案上の利用分野】

【０００１】 本考案は、家畜糞尿から発生する汚水処理に関するものである。

【従来の技術】

【０００２】 家畜の糞尿処理については、堆肥舎などの施設を建築し、中に糞尿を堆積して 発酵剤やワラを混ぜこんで、完熟堆肥となるまで攪拌したり水をかけたりして処 理しているが、汚水は垂れ流しであり悪臭や水質汚染等環境汚染をうながしてい る。 また、家畜糞尿をプレスして汚水だけを搾りとる機械はあるが、汚水に関する 処理は、沈殿槽を設けたり消臭薬剤による処理等大規模多岐にわたり、簡単には 処理できないのが現状である。

【考案の目的】

【０００３】 本考案は、悪臭や水質汚濁をうながす家畜糞尿から発生する汚水を、構造が簡 単でしかも処理工程が少なく処理できる汚水処理装置。

【考案の要点】

【０００４】 本考案は、高熱を発生し低速で回転する平面円盤上に、高圧空気と汚水を混合 して噴射ノズルから霧状にして噴射することによって、水分を瞬時に蒸発させ、 乾燥したカスとして取り出す。

【実施例】

【０００５】 次に、本考案に係る汚水処理装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以 下詳細に説明する。 第１図において、Ａに示す点線枠内が本考案に係る汚水処理部分であり、ポン プ７から吸い上げた汚水と、コンプレッサー５で圧縮した空気を高圧空気用配管 ３と汚水用配管４を結ぶ噴射ノズル１で、空気の圧力を利用して霧状に噴射する 。付加舎ノズル周辺は、飛散防止用囲い２で霧状になった汚水の飛散を防止する 。 霧状の汚水は、ボイラー１５で熱しられ、蒸気配管１２を通った蒸気で高温に 熱しられた超低速回転テーブル９（１分間に１回転程度）の上面にあたり、瞬時 に水分が蒸発し汚水のカスだけが回転テーブル上に残る。 このカスだけを、カス取り板１８でそぎ落として回収する。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、全体の構成図。点線枠内Ａは、考案の主要
部分。

【符号の説明】

１……噴射ノズル ２……飛散防止
用囲い ３……高圧空気用配管 ４……汚水用配
管 ５……コンプレッサー ６……汚水ポン
プ ７……汚水タンク ８……汚水 ９……回転テーブルおよび蒸気室 １０……回転軸 １１……駆動用モーター １２……蒸気送
り用配管 １３……蒸気戻り用配管 １４……蒸気抜
き（トラップ） １５……ボイラー １６……水 １７……灯油 １８……カス取
り板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】家畜の糞・尿を処理するうえで発生する汚
   水を、高熱を発し、低速回転する平板上に高圧空気と混
   ぜ合わせて、霧上に噴射することにより、水分を蒸発さ
   せて汚水のカスだけにする装置。