JPH0794711A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0794711A
JPH0794711A JP5187600A JP18760093A JPH0794711A JP H0794711 A JPH0794711 A JP H0794711A JP 5187600 A JP5187600 A JP 5187600A JP 18760093 A JP18760093 A JP 18760093A JP H0794711 A JPH0794711 A JP H0794711A
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JP
Japan
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charge
junction
electrode
ccd
reset
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JP5187600A
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Inventor
Akira Honma
明 本間
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶駆動に好適なCCDモジュールを提供す
る。 【構成】 同一画素内の垂直CCDシフトレジスタ3と
出力接合部4とは、フィールド酸化膜7とトランスファ
電極8とによって分離されている。また、同一画素内に
は、トランスファ電極8以外に垂直CCDシフトレジス
タ3に形成される2つの垂直CCD電極10,11とリ
セット電極12とがそれぞれMOSゲート電極として設
けられている。さらに、出力接合部4には、コンタクト
孔5を通じて外部に電圧を印加するための出力電極13
が設けられ、リセット電極12を挟んで出力接合部4の
反対側にはリセット接合部6が形成されている。そし
て、出力接合部4はリセット接合部6から移動された電
荷のうち垂直CCD電極10下の信号電荷に対応した電
荷量を垂直CCDシフトレジスタ3に移動して、残った
電荷に対応する電圧を出力電極13に誘起する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、特
に投射型液晶表示装置などの高精細液晶表示装置の液晶
を駆動するのに好適なCCD(Charge Coupled Device
)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投射型液晶表示装置などの液晶を使用し
て画像を表示する表示装置は、TFT(Thin Film Tran
sistor)を使用したアクティブマトリックス型の液晶パ
ネルを使用して、150万画素や200万画素の表示を
可能にしている。そして、この液晶パネルは、図7
(A),(B)に示すように、TFT41がゲートバス
ライン(ゲートライン)42とソースバスライン(デー
タライン)43の交差部に各画素電極44とは直列に接
続されるように設けられ、液晶層45を挟んで全画素に
対して共通の電極(共通電極)46が全面に形成され、
これらをガラス47,48が挟んでいる。そして、表示
する映像信号を駆動信号に変換してそれぞれゲートドラ
イバ49、ソースドライバ(コムドライバ)50からゲ
ートバスライン42とソースバスライン43に供給し、
画像に対応するTFT41をオンしにて、各画素電極4
4と共通電極46との間に電圧をかけることにより、各
画素ごとに液晶層45の配向方向を変化させて、ガラス
47の下から照射されるバックライトの光を透過させた
り遮断させたりして画像を表示させている。
【0003】このようにTFT41を用いた液晶パネル
とその駆動回路49,50を含めた液晶モジュールは、
以下に記す(a)〜(d)のような欠点があった。
【0004】(a)アモルファスシリコンやポリシリコ
ンを使用したTFTは、電流駆動能力が低いので、個々
のTFTの形状を小さくすると高速で駆動することがで
きなくなる。その結果、200万画素の液晶モジュール
では、画面サイズを4〜5インチ以下に小形化すること
ができなかった。この結果、光学系を小さくすることが
できず、装置全体を小形化することが困難であった。
【0005】(b)また、光を照射した状態でTFTを
長時間駆動すると、ゲート絶縁膜の膜質が変化して、し
きい値電圧が変わり、色むらを生じることがあった。
【0006】(c)さらに、TFTはリーク電流が大き
いので、TFTがオフになって電極の電圧を保持してい
る期間にも電圧変化が生じてコントラストが悪くなると
いう問題点があった。
【0007】(d)そして、液晶モジュールに必要な全
ての周辺回路をTFTと同じチップ内に作り込むことは
難しく、周辺回路を形成したSiLSIチップと配線結
合しなければならない等、組み立て工程が繁雑となって
いた。
【0008】一方、このような問題点を解決するため、
TFTを使用する変わりにシリコン単結晶内にMOSF
ET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Trans
istor )をマトリクス状に配置し、液晶パネルを駆動し
ようとする試みもなされている。シリコン結晶内に形成
されたMOSFETは、電流駆動能力が高く、ゲート絶
縁膜が安定であり、リーク電流も少なく、周辺回路もチ
ップとして作り込めるので、上記したTFTにおいて生
じる各種の欠点は生じない。しかしながら、フォトリソ
グラフィーにおけるステッパの最大露光可能範囲などの
制約により、単結晶シリコンでの実用的なチップサイズ
の上限は、16×16mm2 程度が限界であり、この大
きさ内に200万画素に対応するMOSFETを製造し
ようとすると、MOSFETを駆動するためのシフトレ
ジスタをその中に作ることができず、別のチップとして
構成しなければならなかった。
【0009】そこで、シリコン単結晶にMOSFETの
マトリックスを形成するのではなく、CCDを形成して
液晶を駆動しようとする試みもなされている。CCD
は、それ自体に電荷転送機能を有しているので、CCD
の駆動回路は、MOSFETの駆動回路に比べて簡単に
構成することができ、チップ面積による制約が少なくな
る。また、MOSFETの場合と同様にシリコン単結晶
を使用することにより得られる特徴はそのままCCDを
形成した場合にもあてはまるので、高性能で高精細な液
晶モジュールを作ることができる可能性がある。
【0010】そして、「1991・SPIE予稿集 P
237 1991.2.25」には、図6に示すような
液晶駆動用CCDモジュールが開示されている。なお、
図中の矢印は電荷の流れを示すものである。同図に示す
CCDは、信号入力回路1から入った信号電荷が水平C
CDシフトレジスタ32に順次供給され、この水平CC
Dシフトレジスタ32全体に信号電荷が蓄積されると、
垂直CCDシフトレジスタ33に順次供給されて、2次
元的に電荷を分布させた後、チップ裏面に転送してこの
裏面に形成されている液晶駆動用電極31に出力して電
圧を得るように構成したものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した従来の液
晶駆動用CCDモジュールは、チップの表面から裏面側
へ電荷を転送しているので、その間に電荷が拡散して解
像度が悪くなるという欠点があった。また、チップの両
面に微細加工を施す必要があるので、表面に形成するC
CDと裏面に形成する液晶駆動用電極との位置合わせが
難しく、歩留まりや精度が悪くなり、高精細化が困難で
あった。そこで本発明は、CCDと同じ面に液晶駆動用
電極を形成したCCDを提供することにより、上記課題
を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、信号電荷を転送するCCDと、第1のM
OSゲート領域を介してこのCCDに接続され、このC
CDに電荷を移動する第1の接合部と、この第1の接合
部と第2のMOSゲート領域を介して接続され、この第
1の接合部に前記電荷を移動して前記第1の接合部をリ
セットする第2の接合部と、前記第1の接合部に接続さ
れ、前記第1の接合部に蓄積された前記電荷に対応した
電圧を誘起する出力電極とを有し、前記第1の接合部が
前記第2の接合部から移動された前記電荷のうち前記C
CDに蓄積されている前記信号電荷に対応した電荷量を
前記CCDに移動して、残った前記電荷をリセットされ
るまでの所定時間保持するように構成したことを特徴と
する半導体装置を提供しようとするものである。
【0013】
【作用】本発明の半導体装置の全体構成図を図5に示
し、その動作の概要について説明する。なお、図中の矢
印は電荷の流れを示すものである。
【0014】信号入力回路1から供給された信号電荷
は、水平CCDシフトレジスタ2の図中左側から順次入
力され、右側へ移動していく。そして、垂直CCDシフ
トレジスタ3に隣接している全ての水平CCDシフトレ
ジスタ2に信号電荷が蓄積されると、この隣接した垂直
CCDシフトレジスタ3に信号電荷を移す。この動作を
繰り返して、所定の垂直CCDシフトレジスタ3に信号
電荷が蓄積されると、それぞれの垂直CCDシフトレジ
スタ3に隣接して設けられ、一定の電荷が蓄積されてい
る出力接合部4の電荷をこの垂直CCDシフトレジスタ
3に移す。このとき、出力接合部4から垂直CCDシフ
トレジスタ3に移動される電荷の量は、垂直CCDシフ
トレジスタ3に蓄積されている電荷量に対応した量であ
り、この移動電荷量に応じて出力接合部4に残る電荷量
が決定される。そして、出力接合部4に残った電荷は、
その出力接合部4がリセットされるまでの間、その出力
接合部4に保持される。また、出力接合部4に接続され
る(液晶駆動用)電極(図示せず)には、出力接合部4
に保持される電荷量に対応した電圧が誘起される。
【0015】このように、信号入力回路1からシリアル
に供給された信号電荷により、2次元に配列した電極群
に、異なった電圧のパターンを誘起させることができ
る。これを液晶を使用した表示装置の液晶を挟む液晶駆
動用電極のうち一方の電極として使用することにより、
液晶等に画像を表示させることができる。
【0016】
【実施例】本発明の半導体装置の一実施例を図面と共に
説明する。図1は本発明の半導体装置の一実施例である
CCDの主要部分の構成を示す平面図、図2はそのA−
A断面図、図3(A)〜(F)はその動作を説明するた
めの各部分におけるポテンシャルを示す図、図4は本発
明の他の実施例の主要部分の構成を示す平面図である。
そして、図1は図5に示したCCDモジュールの垂直C
CDシフトレジスタ3と出力接合部4の基本単位ブロッ
クを示すものであり、以下、この基本単位ブロックを1
画素という。
【0017】図1に示すように、同一画素内の垂直CC
Dシフトレジスタ3と出力接合部(第1の接合部)4と
は、フィールド酸化膜7とトランスファ電極(第1のM
OSゲート電極)8とによって分離されており、隣の列
の垂直CCDシフトレジスタ3及び出力接合部4とは、
フィールド酸化膜9によって分離されている。また、同
一画素内には、トランスファ電極8以外に垂直CCDシ
フトレジスタ3に形成される2つの垂直CCD電極1
0,11とリセット電極12とがそれぞれMOSゲート
電極として設けられている。そして、出力接合部4に
は、コンタクト孔5を通じて外部に電圧を印加するため
の出力電極13が設けられ、リセット電極12を挟んで
出力接合部4の反対側にはリセット接合部(第2の接合
部)6が形成されている。
【0018】さらに、図2において、n型基板14上に
p型ウエル15があり、垂直CCD電極10の下には、
ゲート酸化膜16を介して埋め込みチャネル17が形成
されている。そして、本実施例では、トランスファ電極
8と垂直CCD電極10は共にリンをドープしたポリシ
リコンによって形成されており、トランスファ電極8の
表面を酸化することにより、トランスファ電極8と垂直
CCD電極10とを絶縁している。また、垂直CCD電
極10上には、層間絶縁膜18が形成され、さらに出力
電極13が1画素全体を覆うようように形成されてい
る。最後に、必要に応じて出力電極13を保護するため
の絶縁膜19が形成される。なお、本実施例では、埋め
込みチャネル17をnチャネル型としているが、表面チ
ャネル型でもpチャネル型でも良く、注入する不純物を
適宜変えることにより、実施可能である。
【0019】このような構成のCCDの動作を図1、図
2を参照しながら図3(A)〜(F)の各部分における
ポテンシャルを示す図を用いて説明する。なお、同図
(B)〜(F)は、(A)に示したCCDの各部分での
ポテンシャルと信号電荷の変化を時系列的に示したもの
である。
【0020】所定の垂直CCDシフトレジスタ3に電荷
が転送され終った時点を考えると、2次元に配列された
垂直CCDシフトレジスタ3のポテンシャル井戸の何個
かおきかに電荷が保持されている。同図(B)に示すよ
うにトランスファ電極8に接する垂直CCD電極10の
下に信号電荷21が保持されているとき、出力接合部4
に保持されている電荷は、リセット状態に比べて1サイ
クル前の電荷の掃き出し分20が少ない状態となってい
る。そこで、最初にこの出力接合部4の電荷をリセット
して、出力接合部4の電荷量を一定値QO にする必要が
ある。
【0021】そこでこの状態から、リセット電極12に
電圧を加えると、同図(C)に示すように、リセット電
極12のポテンシャルが下がって、リセット電極12下
のチャネルがオンになり、リセット接合部6のポテンシ
ャルと出力接合部4のポテンシャルが同じになるまでリ
セット接合部6から出力接合部4に電荷が流れ込んでリ
セットされる。その後、リセット電極12の電圧を下げ
てリセット電極12下のチャネルをカットオフすると、
同図(D)に示すように、出力接合部4には一定の電荷
量QO が蓄積されることになる。
【0022】次に、同図(E)に示すように、トランス
ファ電極8に電圧を加えてポテンシャルを下げると、出
力接合部4から垂直CCD電極10下の埋め込みチャネ
ル17にポテンシャルが同じになるまで電荷が流れ込む
(この移動する電荷量をQRとする)。
【0023】最後に、同図(F)に示すように、トラン
スファ電極8の電圧を下げてトランスファ電極8下のチ
ャネルをカットオフすると、出力接合部4は垂直CCD
シフトレジスタ3と分離され、次のリセット動作が始ま
るまでの間、リセットされた電荷量QO から掃き出した
電荷量QR を引いた残りの電荷(QO −QR )を保持す
る。そして、出力接合部4が電荷(QO −QR )を保持
している間に、CCDシフトレジスタ2,3は次のフレ
ームの信号を転送しており、上記動作を繰り返すことに
なる。
【0024】このような動作を行うCCDにおいて、最
初に垂直CCD電極10下の埋め込みチャネル17に蓄
積された信号電荷21の電荷量をQS とすると、同図
(E)に示した掃き出し状態における移動電荷量Q
R は、信号電荷量QS が多いときには少なくなり、信号
電荷量QS が少ないときには多くなる。したがって、同
図(F)において、出力接合部4にて保持されている電
荷量(QO −QR )は、信号電荷量QS が多いときには
多くなり、信号電荷量QS に比例した値となる。仮に、
出力接合部4と埋め込みチャネル17の容量が同じであ
れば、出力接合部4に残存する電荷量(QO −QR
は、(QO +QS )/2となり、信号電荷量QS に依存
した値となることが容易に判る。
【0025】そして、出力接合部4には、コンタクト孔
5において出力電極13が接続されているので、この出
力接合部4に保持されている電荷量(QO −QR )に対
応した出力電圧がこの出力電極13に誘起される。この
出力電圧は、トランスファ電極8に電圧が印加されて出
力接合部4から移動電荷量QR が掃き出されてから、次
のリセットが始まるまでの間はほぼ同じ値であるので、
出力電極13を液晶モジュールの駆動電極として使用す
ることができる。
【0026】なお、同図(F)において、埋め込みチャ
ネル17に残っている電荷(QS +QR )は、次のフレ
ームの信号電荷の流入と共に垂直CCDシフトレジスタ
3内を順次転送される。したがって、それぞれの垂直C
CDシフトレジスタ3の水平CCDシフトレジスタ2と
は反対側の終端に、電荷吸収のための接合部を設けてお
くことにより、垂直CCDシフトレジスタ3の信号転送
と同時に掃き出すことになる。そして、この場合は、埋
め込みチャネル17に残っている電荷(QS +QR )を
掃き出すための特別な期間を設ける必要がないので、高
速動作が可能となる。
【0027】以上図1〜図3を用いて説明した実施例で
は、リセット接合部6、リセット電極12及び垂直CC
D電極10,11をそれぞれ分離して別々の電圧を加え
るように構成しているが、高集積化を考えると、なるべ
く配線数を少なくしたい。
【0028】そこで図3のポテンシャル図を見てみる
と、垂直CCD電極10,11のどちらか一方とリセッ
ト電極12とを同一電位とすることもできる。但しこの
場合、図3(B)のCCD電荷転送時の電圧でリセット
電極12下のチャネルがオンしないようにそのチャネル
の不純物濃度を高くしてポテンシャルを高めておく必要
がある。
【0029】さらに、トランスファ電極8とこれに接す
る垂直CCD電極10とを同一電位とすることもでき
る。この場合は、図3(E)の掃き出しモードのとき
に、垂直CCD電極10下の埋め込みチャネル17のポ
テンシャルも同時に下がるので、この場合でも、掃き出
しモード時に出力接合部4の電荷を掃き出して、埋め込
みチャネル17のポテンシャルと同一にすることができ
るように、出力接合部4をリセットしたときに蓄積する
電荷量QO を増やしておく必要がある。このためには、
出力接合部4の面積を広くしたり、リセット接合部6の
電位をそれに合わせて調整しておけば良い。
【0030】このように構成した他の実施例を図4に示
す。なお、上記した実施例とほぼ同じ動作を行うので、
同一構成部分及び動作の説明は省略する。この実施例の
場合、1画素あたりの配線は、垂直CCD電極10,1
1用2本とリセット接合部6用1本の合計3本で済み、
3本の配線B〜Dを図中a〜cで接続すれば良い。
【0031】また、垂直CCD電極10,11、トラン
スファ電極8及びリセット電極12は一般的にはポリシ
リコンで形成しているが、図4に示すように、垂直CC
D電極10,11のどちらか一方(図では垂直CCD電
極11)とリセット電極12とを同一のポリシリコン層
で連続して形成すると共に、トランスファ電極8と垂直
CCD電極10とを連続して別のポリシリコン層を用い
て形成すれば、2層のポリシリコン層でこれらの電極を
形成することができ、製造工程が極めて簡略になるとい
う効果がある。
【0032】そして、電極10(8)と電極11(1
2)とは異なる層で形成されているので、これらの間に
短絡を防ぐための間隔を設ける必要はなく、理論上限り
無く微細化することができ、さらなる高集積化が可能と
なる。
【0033】
【発明の効果】本発明の半導体装置は、信号電荷を転送
するCCDと、第1のMOSゲート領域を介してこのC
CDに接続され、このCCDに電荷を移動する第1の接
合部と、この第1の接合部と第2のMOSゲート領域を
介して接続され、この第1の接合部に前記電荷を移動し
て前記第1の接合部をリセットする第2の接合部と、前
記第1の接合部に接続され、前記第1の接合部に蓄積さ
れた前記電荷に対応した電圧を誘起する出力電極とを有
し、前記第1の接合部が前記第2の接合部から移動され
た前記電荷のうち前記CCDに蓄積されている前記信号
電荷に対応した電荷量を前記CCDに移動して、残った
前記電荷をリセットされるまでの所定時間保持するよう
に構成したので、液晶駆動用として使用した場合、次の
ような利点がある。
【0034】(a)光を照射した状態で長時間駆動して
も、しきい値電圧の変化がなく、色むらを生じることが
ない。 (b)TFTとは異なり、リーク電流が小さいので、出
力電圧を一定の値に保持することができ、コントラスト
を良くすることができる。 (c)TFTと比較してキャリア移動度が高いので、高
速動作をさせることができる。 (d)単結晶MOSFETマトリクス方式と比較して駆
動回路を簡単に構成することができるので、周辺回路を
同一チップ内に作り込んでも十分高画質の得られる画素
数に増やすことができる。 (e)裏面電極型のCCDのように電荷の移動時に拡散
しないので、高解像度の画像を表示させることができ
る。 (f)200万画素に対応するものを16×16mm2
程度の大きさで実現することができるので、液晶プロジ
ェクタ等に使用したときに、光学系を小さくすることが
でき、装置全体を小形化することができる。
【0035】また、第1のMOSゲート領域のゲート電
極とCCDを形成する電極のうちこのゲート電極と接す
る第1のCCD電極を同一電位とし、CCDを形成する
電極のうち前記第1のCCD電極と異なる第2のCCD
電極と第2のMOSゲート領域のゲート電極とを同一電
位とした場合、幾つかの電極を共通化するもしくは同時
に製造することができ、製造工程を簡略化することがで
きる。さらに、この場合、配線を少なくすることがで
き、高集積化が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例であるCCDの
主要部分の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示した本発明の半導体装置の一実施例の
A−A断面図である。
【図3】(A)〜(F)は動作を説明するための各部分
におけるポテンシャルを示す図である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す平面図
である。
【図5】本発明の半導体装置の全体構成を示す平面構成
図である。
【図6】従来の液晶駆動用CCDの例を示す構成図であ
る。
【図7】(A)はTFTアクティブマトリクス液晶を示
す構成図、(B)はその等価回路図である。
【符号の説明】
1 信号入力回路 2 水平CCDシフトレジスタ 3 垂直CCDシフトレジスタ 4 出力接合部(第1の接合部) 5 コンタクト孔 6 リセット接合部(第2の接合部) 7,9 フィールド酸化膜 8 トランスファ電極(第1のMOSゲート電極) 10,11 垂直CCD電極 12 リセット電極(第2のMOSゲート電極) 13 出力電極 14 n型基板 15 p型ウエル 16 ゲート酸化膜 17 埋め込みチャネル 18 層間絶縁膜 19 絶縁膜 20 電荷 21 信号電荷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号電荷を転送するCCDと、 第1のMOSゲート領域を介してこのCCDに接続さ
    れ、このCCDに電荷を移動する第1の接合部と、 この第1の接合部と第2のMOSゲート領域を介して接
    続され、この第1の接合部に前記電荷を移動して前記第
    1の接合部をリセットする第2の接合部と、 前記第1の接合部に接続され、前記第1の接合部に蓄積
    された前記電荷に対応した電圧を誘起する出力電極とを
    有し、 前記第1の接合部が前記第2の接合部から移動された前
    記電荷のうち前記CCDに蓄積されている前記信号電荷
    に対応した電荷量を前記CCDに移動して、残った前記
    電荷をリセットされるまでの所定時間保持するように構
    成したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体装置において、第1
    のMOSゲート領域のゲート電極とCCDを形成する電
    極のうちこのゲート電極と接する第1のCCD電極を同
    一電位とし、 CCDを形成する電極のうち前記第1のCCD電極と異
    なる第2のCCD電極と第2のMOSゲート領域のゲー
    ト電極とを同一電位としたことを特徴とする半導体装
    置。
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