JPH079466U - 農産物の選別機 - Google Patents

農産物の選別機

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JPH079466U
JPH079466U JP4428193U JP4428193U JPH079466U JP H079466 U JPH079466 U JP H079466U JP 4428193 U JP4428193 U JP 4428193U JP 4428193 U JP4428193 U JP 4428193U JP H079466 U JPH079466 U JP H079466U
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guide rail
guide rails
length
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agricultural product
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JP4428193U
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Inventor
美喜男 武藤
Original Assignee
有限会社武藤選果機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重さと長さを組み合わせた選別が行え、しか
も長さの選別段階を変更できる農産物の選別機を提供す
ること。 【構成】 上段のガイドレール20Bおよび下段のガイ
ドレール21A〜21Gと、農産物Pの重量を秤量して
上段のガイドレール20Bと下段のガイドレール21A
〜21Gを切替える切替手段30と、下段のガイドレー
ル21A〜21Gの開閉部221A〜226Aと、農産
物Pの長さ検出手段12A〜12Fと、その検出結果に
応じて開閉部221A〜226Aを開閉させる動力手段
26A〜26Fとを設け、上段のガイドレール20Bの
終端部E1の位置を変更することにより重さ別の長さの
選別段階を変更できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、重さと長さを組み合わせた選別が行える農産物の選別機に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
キク、バラ、ユリ、カーネーション、チューリップなどの花卉の選別機として 、実開平4−78974号公報に記載されたものが提案されている。このものは 、キクKの搬送路に長さセンサ42a〜42c(符号は同公報援用、以下同)を 3個設けるとともに、各々の長さセンサ42a〜42cの下流にそれぞれ2個の 重さ秤46を配設して構成されており、キクKを長さセンサ42a〜42cで長 短別に選別した後で、更に重さ秤46で重量別に選別するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来手段は、長短別に選別した後で重量別に選別できるが、これ と反対に重量別に選別した後で長短別に選別することはできないという問題点が あった。 またキクなどの花卉の選別の仕方は市場によって異っており、例えば重量の重 いものと軽いものについて、それぞれ長さ別にさらに3段階に選別することを要 求する市場もあれば、重量の重いものについては長さは4段階に選別し、また重 量の軽いものについては長さは2段階に選別することを要求する市場もあり、選 別の仕方は市場によって異るものである。ところが上記従来手段では、このよう な市場の要求に応じたきめ細かな選別はできないものであった。 そこで本考案は、重量と長さを組み合わせた選別を行うにあたり、長さの選別 段階を自由に変更することができる農産物の選別機を提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】 このために本考案は、段差dが付与された上段のガイドレール20Bおよび下 段のガイドレール21A〜21Gと、これらのガイドレール20B,21A〜2 1Gよりも上流位置に設けられて支持体4に支持された農産物Pの重量を秤量し 、その秤量結果によりスライダ16の案内路を上段のガイドレール20Bまたは 下段のガイドレール21A〜21Fに選択的に切替える切替手段30と、下段の ガイドレール21A〜21Gに設けられてスライダ16を落下させるためにガイ ドレール21A〜21Gを部分的に開閉する複数個の開閉部221A〜226A と、農産物Pの搬送路に設けられて支持体4に支持された農産物Pの長さを検出 する長さ検出手段12A〜12Fと、この長さ検出手段12A〜12Fの検出結 果に応じて開閉部221A〜226Aを開閉させる動力手段26A〜26Fとを 設け、上段のガイドレール20Bの終端部E1の位置を変更自在としたものであ る。
【0005】
【作用】
上記構成において、農産物Pの支持体4を搬送しながら農産物Pの重量を秤量 し、秤量結果に応じて、上段のガイドレール20Bと下段のガイドレール21A 〜21Gを切替え、下段のガイドレール21A〜21Gに沿って支持体4を搬送 しながら、その途中に設けられた長さ検出手段12A〜12Fにより農産物Pの 長さを検出し、長さ別に農産物Pを下方へ落下させて選別する。 この場合、上段のガイドレール20Bの終端部E1の位置を変更することによ り、農産物Pの重さ別に、長さの選別段階を任意に変更することができる。
【0006】
【実施例】
次に、農産物として花卉を例にとり、図面を参照しながら本考案の実施例を説 明する。 図1は農産物の選別機の側面図である。1は無端回動チェンから成る無端回動 帯であって、スプロケット2に調帯されており、モータ3に駆動されて矢印方向 に回動する。無端回動帯1には花卉Pの支持体4がピッチをおいて取り付けらて おり、この無端回動体1は支持体4のコンベアとなっている。この実施例の支持 体4は、鋼線をアーム状に屈曲させて形成されているが、支持体の形状構造は、 選別対象となる農産物に応じて皿形や容器形などに変更される。10は供給テー ブルであり、このテーブル10上の花卉Pを支持体4に1本づつ載荷する。
【0007】 図3は選別機の要部斜視図を示している。5は無端回動帯1に固着された取付 板、6は取付板5に両端部を軸着されてその軸心線を中心に回転する横杆である 。支持体4の端部は止具7により横杆6に取付けられている。
【0008】 図1及び図2において、無端回動帯1による搬送路の上方には、長尺の棒状フ レーム11が配設されている。図2の平面図に示すように、このフレーム11は 搬送路の上流側から下流側へ向って斜設されており、ピッチをおいて複数個(本 実施例では6個)のタッチ式センサ12A,12B,12C,12D,12E, 12Fが装着されている(図1も参照)。各々のセンサ12A〜12Fからレバ ー12a,12b,12c,12d,12e,12fが垂設されており、このレ バー12a〜12fが花卉Pに接触することにより花卉Pを検知する(図3も参 照)。
【0009】 図2に示すように、センサ12A〜12Fを搬送方向に沿って位置をずらし、 かつその位置を調整自在に配置することにより、各レバー12a〜12fは所定 長さの花卉Pを順に検知する。すなわちこのセンサ12A〜12Fは農産物Pの 長さ検出手段となるものである。図1において、搬送路の下方には樋状の回収部 13A,13B,13C,13D,13E,13F,13Gが7個設けられてお り、後述する方法により選別された花卉Pは重さや長さ別にこの回収部13A〜 13G内に落下する。なお最下流位置の回収部13Gは不良品の回収部である。 また回収部としては、ベルトコンベアなども多用される。
【0010】 次に、スライダ16のガイド手段の構造を説明する。図3において、横杆6の 端部にはプレート15が固着されており、このプレート15には細片状のスライ ダ16が固着されている。このスライダ16は無端回動帯1と平行に配設された ガイドレール20A,20B,21A〜21G上を摺動する。スライダ16がガ イドレール20A,20B,21A〜21G上に乗っている状態では、支持体4 が下方(矢印K方向)へ回転して花卉Pが落下するのは阻止されている。17は バランスウェイトである。
【0011】 次に図3および図4を参照しながら、ガイドレール20A,20B,21A〜 21Gの配設構造を説明する。最上流のガイドレール20Aの下流には、これと 同一レベルの上段のガイドレール20Bが配設されている。また上段のガイドレ ール20Bの下方には、下段のガイドレール21A〜21Gが段差dを付与して 配設されている。
【0012】 上段のガイドレール20Aとガイドレール20Bの間には秤量手段30が設け られている。図3に示すように、この秤量手段30は、回転杆31と、この回転 杆31の後端部に載荷された重り32と、この回転杆31を軸支するピン33や フレーム34などから成っており、回転杆31の先端部31aはガイドレール2 0Aとガイドレール20Bの間を補完するように屈曲されている。スライダ16 が先端部31aに移乗した状態で、花卉Pの重量が重り32で設定された重量よ りも重いときは、先端部31aは下降してガイドレール20Aとガイドレール2 0Bの間を開く。すなわちこの秤量手段30は、スライダ16の案内路である上 段のガイドレール20Bと下段のガイドレール21Aの切替手段となっている。 重り32を交換することにより、設定重量を変えることができる。
【0013】 下段のガイドレール21A〜21Gのそれぞれの間には、可動ガイドレール2 21A〜226Aが6個配設されている。図3及び図5に示すように、可動ガイ ドレール221A〜226Aには長板23が固着されている。長板23の後部に は2本のピン24、25が立設されている。26(26A,26B,26C,2 6D,26E,26F)は動力手段としてのソレノイドであって、その回転アー ム27の先端部はピン24、25の間に嵌入している。
【0014】 図7は電気回路のブロック図である。センサ12A〜12Fは制御部19に接 続されており、レバー12a〜12fに花卉Pが当たると、そのセンサ12A〜 12Fから制御部19へ検知信号が送られ、該当のソレノイド26A〜26Fが 駆動する。14はスイッチである。
【0015】 常時は、図5(a)及び図6(a)に示すように、可動ガイドレール221A 〜226Aは下段のガイドレール21A〜21Gの間を補完する位置にあるが、 レバー12a〜12fに花卉Pが当たってソレノイド26A〜26Fが駆動する と、回転アーム27は図5(a)において反時計方向に回転し、可動ガイドレー ル221A〜226Aは側方へ退避する(図5(b)及び図6(b)参照)。こ のようにソレノイド26A〜26Fを駆動して、可動ガイドレール221A〜2 26Aを図5(a)、図6(a)に示されるガイドレール21A〜21Gの間を 補完する位置と、図5(b),図6(b)に示される右方への退避位置に切替え ることにより、スライダ16の摺動を案内するガイドレール21A〜21Gを部 分的に開閉する。
【0016】 すなわち可動ガイドレール221A〜226Aは下段のガイドレール21A〜 21Gの開閉部であり、またソレノイド26A〜26Fは開閉を行うための動力 手段となっている。スライダ16が開放された位置までくると(図6(b)にお いて鎖線参照)、スライダ16は支持を失って下方へ落下し、図1において矢印 Kで示すように支持体4は下方へ回転して、花卉Pは回収部13A〜13Fに落 下する。なお図5,図6は、最上流の可動ガイドレール221Aを例にとって図 示しているが、他の可動ガイドレール222A〜226Aも同様の動作をする。
【0017】 図3および図4において、上段のガイドレール20B中空のパイプであって、 その下流側の端部には、サブガイドレール20B’が抜き差し自在に挿入されて いる。このサブガイドレール20B’の終端部E1は下段の最下流のガイドレー ル21Gの終端部E2よりも上流に位置しているが、この終端部E1の位置は、 サブガイドレール20B’を抜き差しすることにより変更することができる。
【0018】 すなわち、図4において、サブガイドレール20B’をガイドレール20Bの 内部に深く差し込んだ状態では、この終端部E1は下段のガイドレール21Dの 上方にあり、サブガイドレール20B’を含む上段のガイドレール20Bは上流 側の3つの可動ガイドレール221A,222A,223Aの上部に位置するが 、図4において鎖線で示すようにサブガイドレール20B’を右方へ引き出して その終端部E1を下段の可動ガイドレール21E上に位置させると、上流側の4 つの可動ガイドレール221A〜224Aの上部に上段のガイドレール20B, 20B’が位置することになる。
【0019】 この農産物の選別機は上記のような構成より成り、次に農産物の選別方法を説 明する。 図1において、テーブル10上の花卉Pは、無端回転帯1により矢印方法に回 動する支持体4に1本ずつ載せられる。図3において、スライダ16は最上流の ガイドレール20Aを摺動して下流へ搬送されるが、スライダ16が秤量手段3 0の回転杆31の先端部31a上に載ると、支持体4上の花卉Pの重量が秤量さ れる。
【0020】 ここで、重り32で設定された重量よりも花卉Pが重い場合は、図4において 、先端部31aは実線で示す上昇位置から鎖線で示す下降位置へ下降する。する とスライダ16は矢印N11で示すように下段の第1番目のガイドレール21A 上に移乗し、このガイドレール21A上をN12方向へ摺動する。
【0021】 このガイドレール21Aに対応する搬送路には第1番目のセンサ12Aが配設 されており、このセンサ12Aのレバー12aに花卉Pが当ると、第1番目のソ レノイド26Aは作動し、第1番目の可動ガイドレール221Aは図5(a)お よび図6(a)に示す位置から、図5(b)および図6(b)に示す位置へ退避 し、ガイドレール21Aとガイドレール21Bの間は開放される。するとスライ ダ16は支えを失って支持体4は下方へ回転し(図1矢印K)、花卉Pは第1番 目の回収部13A内に落下する(図4矢印N12’参照)。すなわち第1番目の 回収部13Aには、重さが重くまた長さが長い花卉PAが回収される。
【0022】 ガイドレール21A上をスライダ16が摺動する際に、第1のセンサ12Aの レバー12aに花卉Pが当らなかった場合は、スライダ16は矢印N13で示す ように更に下流へ搬送される。このガイドレール21Bに対応する搬送路には第 2番目のセンサ12Bが配設されており、このセンサ12Bのレバー12bに花 卉Pが当たると、第2番目のソレノイド26Bは作動し、第2番目の可動ガイド レール222Aは図5(a)および図6(a)に示す位置から、図5(b)およ び図6(b)に示す位置へ退避し、ガイドレール21Bとガイドレール21Cの 間は開放される。するとスライダ16は支えを失って支持体4は下方へ回転し、 花卉Pは第2番目の回収部13B内に落下する(図4において矢印N13’参照 )。すなわち第2番目の回収部13Bには、重さが重くまた長さが中位の花卉P Bが回収される。
【0023】 図4において、花卉Pが第2のセンサ12Bにも当らなかった場合は、スライ ダ16は矢印N14で示すように更に下流へ搬送され、第3番目のセンサ14C のレバー14cに当ると、同様にして矢印N14’で示すように第3番目の回収 部13Cに落下する。すなわち第3番目の回収部13Cには、重さが重くまた長 さが短い花卉PCが回収される。
【0024】 第3のセンサ12Cのレバーcにも花卉Pが当らなかった場合は、この花卉P は極端に長さが短い不良品であり、したがってこの場合、スライダ16は矢印N 15で示すように下段のガイドレール21D〜21G上を右方へ摺動し、矢印N 15’で示すように不良品の花卉PGとして回収部13Gに回収される。この回 収部13Gは適所に配置してよいものである。なお第3番目のガイドレール22 3Aを図5(b),図6(b)に示すように常時退避させるなどしてガイドレー ル223Aとガイドレール224Aの間を常時開放しておき、ここまで搬送され てきた花卉Pはすべて第3番目の回収部13Cに落下させるようにし、不良品の 回収部13Gは除去してもよい。
【0025】 さて上述のようにスライダ16が回転杆31の先端部31aに移乗した状態で 、花卉Pの荷重が重り32で設定された荷重よりも小さい場合は、先端部31a は図4において実線で示す上昇位置を保持する。そしてこの場合、スライダ16 は先端部31aから上段のガイドレール20Bへ移乗し(矢印N21参照)、そ のまま下流(右方)へ摺動する。そして実線で示すサブガイドレール20B’の 終端部E1までくると、スライダ16は第4番目の下段のガイドレール21D上 に移乗し、更に右方へ摺動する。
【0026】 以下の動作は上述した下段のガイドレール21A〜21Cの場合とまったく同 様であって、第4番目のセンサ12Dのレバー12dに花卉Pが当ると、矢印N 21’で示すように花卉Pは第4番目の回収部13Dに落下する。すなわちこの 回収部13Dには重さが軽くまた長さが長い花卉PDが回収される。以下同様に して、第5番目の回収部13Eには重さが軽くまた長さが中位の花卉PEが回収 され(矢印N22’)、第6番目の回収部13Fには重さが軽くまた長さが短い 花卉PFが回収され(矢印N23’)、不良品の花卉PGは回収部13Gに回収 される(矢印N15’)。
【0027】 上述した選別方法は、秤量手段30で重いものと軽いものの2種類に選別し、 続いて第1のセンサ12A、第2のセンサ12B、第3のセンサ12Cにより重 いものを長・中・短の3種類に選別し、また第4のセンサ12D、第5のセンサ 12E、第6のセンサ12Fにより軽いものを長・中・短の3種類に選別したも のである。
【0028】 そこで次に、重いものを、長・中長・中短・短の4種類に選別し、軽いものを 長・短の2種類に選別する方法を説明する。 この場合、図4において鎖線で示すように、サブガイドレール20B’を右方 へ引き出し、その終端部E1’を下段のガイドレール21Eの上方に位置させる 。また各センサ12A〜12Fのレバー12a〜12fの位置を所望の長さが検 出できる位置に位置調整しておく。
【0029】 この場合も、選別の動作は上述した場合と同様に行われる。すなわち図4にお いて、スライダ16が回転杆31の先端部31aに移乗すると、花卉Pが秤量さ れ、設定重量よりも重い場合は、矢印N11で示すように下段のガイドレール2 1Aに移乗し、右方へ搬送される。そして第1〜第4のセンサ12A〜12Dに より順次花卉Pが計測され、各々の回収部13A〜13Dに回収される。図4に おいて、矢印N12’は長、矢印N13’は中長、矢印N14’は中短、そして 矢印N21’は短の落下を示している。
【0030】 一方、花卉Pが設定重量よりも軽い場合は、スライダ16は先端部31aから 上段のガイドレール20Bへ移乗してそのまま右方へ摺動し、鎖線矢印N21で 示すようにサブガイドレール20B’の終端部E1’から第5番目の下段のガイ ドレール21E上へ移乗する。そしてそのまま右方へ搬送されながら、第5のセ ンサ12Eあるいは第6のセンサ12Fにより検出されると、矢印N22’,矢 印N23’で示すように、それぞれ回収部13E,13Fに落下する。すなわち 第5番目の回収部13Eには重さが軽いもののうち長いものが回収され、第6番 目の回収部13Fには短いものが回収される。
【0031】 図8(a)(b)は、上述した2つの選別方法を理解しやすいように簡略に図 示したものである。図8(a)は先述した重・軽別にそれぞれ長・中・短の3段 階の選別が行われることを示しており、また図8(b)は後述した重を長・中長 ・中短・短の4段階、また軽を長・短の2段階に選別することを示している。
【0032】 重・軽それぞれ何段階の長短別に選別するかは、タッチ式センサ12A〜12 Fの数や配設位置、サブガイドレール20B’の終端部E1の位置の設定の仕様 により自由に決定できることはいうまでもない。
【0033】 またこの選別機は長さだけの選別機として使用することもできるものである。 この場合、図4において回転杆31の先端部31aを、常時、鎖線で示す下降位 置に位置させるなどして、ガイドレール20A上を摺動してきたスライダ16が 、すべて矢印N11で示すように下段のガイドレール21Aに移乗するようにし 、かつすべてのセンサ12A〜12Fのレバー12a〜12fの位置を、所定長 さの花卉Pに当たる位置に設定すればよく、そのようにすれば、各センサ12A 〜12Fで検出された花卉Pは、所定の長さ別に各回収部13A〜13Fに落下 することとなる。勿論この場合、搬送路にタッチ式センサを何個配設して何段階 の長さ選別を行うかも自由に決定できる。
【0034】 また選別機の具体的構成は、上記実施例に限定されないのであって、例えば長 さ検出手段としては、レバー式のタッチセンサに限らず、発光素子や受光素子か ら成る光学センサでもよいものであり、また秤量手段としては重りを使用するも のに限らず荷重センサでもよいものである。また、ソレノイドとしては、実開平 1−148782号公報に符号34で記載された前進後退型のソレノイドでもよ いものである。また可動ガイドレールを移動させる動力手段としては、ソレノイ ド以外にもモータやシリンダなどでもよいものである。
【0035】 また図4において、下段のガイドレール21A〜21Fを除去し、その分可動 ガイドレール221A〜226Aの長さを長くして、可動ガイドレール221A 〜226Aのみにより下段のガイドレールを構成してもよく、このようにすれば 構造をより簡単化できる。勿論、ガイドレールの終端部E1の位置の変更手段も 上記実施例に限定されるものではなく、本考案の目的を達成し、また作用効果を 得るための具体的な構成は種々考えられる。また上記実施例では、花卉を例にと って説明したが、重さと長さを組み合わせた選別を行う他の棒状の農産物(例え ばごぼう、きゅうりなど)の選別機としても適用できるものである。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、重さと長さを組み合わせた農産物の選別 を行うことができ、更には重さ別に長さ選別を任意数の段階で行えるので、市場 の要求に応じたきめ細かい選別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る農産物の選別機の側面
【図2】本考案の一実施例に係る農産物の選別機の平面
【図3】本考案の一実施例に係る農産物の選別機の部分
斜視図
【図4】本考案の一実施例に係る農産物の選別機のガイ
ド手段の正面図
【図5】(a)本考案の一実施例に係る農産物の選別機
のガイド手段の要部側面図 (b)本考案の一実施例に係る農産物の選別機のガイド
手段の要部側面図
【図6】(a)本考案の一実施例に係る農産物の選別機
のガイド手段の要部平面図 (b)本考案の一実施例に係る農産物の選別機のガイド
手段の要部平面図
【図7】本考案の一実施例に係る農産物の選別機の電気
回路のブロック図
【図8】(a)本考案の一実施例に係る農産物の選別機
の選別方法の説明図 (b)本考案の一実施例に係る農産物の選別機の選別方
法の説明図
【符号の説明】
1 無端回動帯 4 支持体 12A〜12F タッチ式センサ(長さ検出手段) 16 スライダ 20B 上段のガイドレール 20B’ 上段のサブガイドレール 21A〜21G 下段のガイドレール 221A〜226A 可動ガイドレール(開閉部) 26A〜26F ソレノイド(動力手段) 30 秤量手段(切替手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物Pを支持する支持体4と、この支
    持体4に設けられたスライダ16と、このスライダ16
    の摺動を案内するガイドレールとを備え、この支持体4
    をガイドレールに沿って搬送しながら、農産物Pを選別
    する農産物Pの選別機において、 段差dが付与された上段のガイドレール20Bおよび下
    段のガイドレール21A〜21Gと、 これらのガイドレール20B,21A〜21Gよりも上
    流位置に設けられて前記支持体4に支持された農産物P
    の重量を秤量し、その秤量結果により前記スライダ16
    の案内路を前記上段のガイドレール20Bまたは下段の
    ガイドレール21A〜21Fに選択的に切替える切替手
    段30と、 前記下段のガイドレール21A〜21Gに設けられて前
    記スライダ16を落下させるために前記ガイドレール2
    1A〜21Gを部分的に開閉する複数個の開閉部221
    A〜226Aと、 農産物Pの搬送路に設けられて前記支持体4に支持され
    た農産物Pの長さを検出する長さ検出手段12A〜12
    Fと、 この長さ検出手段12A〜12Fの検出結果に応じて前
    記開閉部221A〜226Aを開閉させる動力手段26
    A〜26Fとを備え、 前記上段のガイドレール20Bの終端部E1の位置を変
    更自在としたことを特徴とする農産物の選別機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4846928U (ja) * 1971-10-05 1973-06-20

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JPS4846928U (ja) * 1971-10-05 1973-06-20

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