JPH079438A - 成形品の製造方法 - Google Patents
成形品の製造方法Info
- Publication number
- JPH079438A JPH079438A JP15380793A JP15380793A JPH079438A JP H079438 A JPH079438 A JP H079438A JP 15380793 A JP15380793 A JP 15380793A JP 15380793 A JP15380793 A JP 15380793A JP H079438 A JPH079438 A JP H079438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- chloride resin
- molded product
- wood powder
- containing wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、成形品の表面状態が均一で滑らか
であり外観が良い木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部と
木粉1〜100重量部よりなる塩化ビニル系樹脂組成物
を、樹脂温度が105〜130℃、剪断応力(τ)
が0.2×108 〜5.0×108 (dyne/cm
2 )、混練時間(t)が1〜20(min)、の〜
の条件下で機械的に剪断破壊を行うことにより、木粉
入り塩化ビニル樹脂を微粉末とした後、又はその微粉末
をペレットとした後、成形する。
であり外観が良い木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部と
木粉1〜100重量部よりなる塩化ビニル系樹脂組成物
を、樹脂温度が105〜130℃、剪断応力(τ)
が0.2×108 〜5.0×108 (dyne/cm
2 )、混練時間(t)が1〜20(min)、の〜
の条件下で機械的に剪断破壊を行うことにより、木粉
入り塩化ビニル樹脂を微粉末とした後、又はその微粉末
をペレットとした後、成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木粉入り塩化ビニル系
樹脂成形品の製造方法に関する。
樹脂成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塩化ビニル系樹脂に木粉を混合し
た後に成形することにより木質状の外観を有する成形品
を得て、雨樋、デッキ材等に適用するのに適切な建材と
して用いられることが多くなってきた。
た後に成形することにより木質状の外観を有する成形品
を得て、雨樋、デッキ材等に適用するのに適切な建材と
して用いられることが多くなってきた。
【0003】これまでの技術では、木粉と塩化ビニル系
樹脂との粒径を充分に小さくすることができないために
成形品の表面状態が不均一となり滑らかな表面が得られ
ずに極めて外観が悪いという問題点があった。
樹脂との粒径を充分に小さくすることができないために
成形品の表面状態が不均一となり滑らかな表面が得られ
ずに極めて外観が悪いという問題点があった。
【0004】この問題点を解決する目的で、特開昭60
−188444号公報に記載されているように、木粉と
塩化ビニル系樹脂とを主材とする混合物を混練機を用い
て混練した後に粉砕片とするか又はペレット化した後に
成形する方法が提案されている。
−188444号公報に記載されているように、木粉と
塩化ビニル系樹脂とを主材とする混合物を混練機を用い
て混練した後に粉砕片とするか又はペレット化した後に
成形する方法が提案されている。
【0005】しかしながら、この方法では、混練温度が
高いために、木粉と塩化ビニル系樹脂の粒径が充分に小
さくならず、成形品の表面状態が不均一で滑らかとなら
ず外観が悪い欠点を解決することができなかった。
高いために、木粉と塩化ビニル系樹脂の粒径が充分に小
さくならず、成形品の表面状態が不均一で滑らかとなら
ず外観が悪い欠点を解決することができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解決するためになされたもので、成形品の表面状態が
均一で滑らかであり外観が良い木粉入り塩化ビニル系樹
脂成形品の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
を解決するためになされたもので、成形品の表面状態が
均一で滑らかであり外観が良い木粉入り塩化ビニル系樹
脂成形品の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部と木粉1〜100重量部よりな
る塩化ビニル系樹脂組成物を、樹脂温度が105〜1
30℃、剪断応力(τ)が0.2×108 〜5.0×
108 (dyne/cm2 )、混練時間(t)が1〜
20(min)、の〜の条件下で機械的に剪断破壊
を行うことにより、木粉入り塩化ビニル樹脂を微粉末と
した後、又はその微粉末をペレットとした後、成形する
ことを特徴とする成形品の製造方法にある。
ニル系樹脂100重量部と木粉1〜100重量部よりな
る塩化ビニル系樹脂組成物を、樹脂温度が105〜1
30℃、剪断応力(τ)が0.2×108 〜5.0×
108 (dyne/cm2 )、混練時間(t)が1〜
20(min)、の〜の条件下で機械的に剪断破壊
を行うことにより、木粉入り塩化ビニル樹脂を微粉末と
した後、又はその微粉末をペレットとした後、成形する
ことを特徴とする成形品の製造方法にある。
【0008】本発明における機械的剪断破壊において
は、樹脂温度が130℃以上では塩化ビニル系樹脂自体
が熱により柔らかくなって剪断がかかりにくくなり、目
的とする微粒子を得ることができない。また、105℃
以下の温度では、剪断による摩擦熱により130℃以上
になって発熱し融着するため、目的とする微粒子を得る
ことができない。従って、樹脂温度は105℃〜130
℃に限定される。
は、樹脂温度が130℃以上では塩化ビニル系樹脂自体
が熱により柔らかくなって剪断がかかりにくくなり、目
的とする微粒子を得ることができない。また、105℃
以下の温度では、剪断による摩擦熱により130℃以上
になって発熱し融着するため、目的とする微粒子を得る
ことができない。従って、樹脂温度は105℃〜130
℃に限定される。
【0009】本発明においては、剪断応力(τ)は、木
粉と塩化ビニル系樹脂とを互いに異なる速度を有するス
リット間を通過させることにより機械的に与えられるも
のであり、その速度差をv(cm2 /sec)、スリッ
ト両面間の距離をh(cm)とすると、その剪断応力τ
(dyne/cm2 )は、式〔τ=η×v/h〕により
求められる。式中ηは樹脂の粘性係数(poise)を
示す。
粉と塩化ビニル系樹脂とを互いに異なる速度を有するス
リット間を通過させることにより機械的に与えられるも
のであり、その速度差をv(cm2 /sec)、スリッ
ト両面間の距離をh(cm)とすると、その剪断応力τ
(dyne/cm2 )は、式〔τ=η×v/h〕により
求められる。式中ηは樹脂の粘性係数(poise)を
示す。
【0010】本発明において、木粉入り塩化ビニル系樹
脂に加えられる剪断応力(τ)は、0.2×108 dy
ne/cm2 より小さくなると、樹脂を破壊しにくくな
り、5.0×108 dyne/cm2 より大きな剪断応
力が加えられると、樹脂が発熱し溶融して破壊しにくく
なるので、剪断応力は上記範囲に限定される。
脂に加えられる剪断応力(τ)は、0.2×108 dy
ne/cm2 より小さくなると、樹脂を破壊しにくくな
り、5.0×108 dyne/cm2 より大きな剪断応
力が加えられると、樹脂が発熱し溶融して破壊しにくく
なるので、剪断応力は上記範囲に限定される。
【0011】本発明において、この剪断応力が加えられ
る混練時間(t)が1分未満であるときには充分な破壊
が行われないために、粒径0.1〜2μmの塩化ビニル
系樹脂及び粒径0.1〜20μmの木粉を得ることがで
きない。逆に20分を超えると粉砕はそれ以上に進ま
ず、熱劣化する。従って、混練時間は上記範囲に限定さ
れる。
る混練時間(t)が1分未満であるときには充分な破壊
が行われないために、粒径0.1〜2μmの塩化ビニル
系樹脂及び粒径0.1〜20μmの木粉を得ることがで
きない。逆に20分を超えると粉砕はそれ以上に進ま
ず、熱劣化する。従って、混練時間は上記範囲に限定さ
れる。
【0012】本発明において用いられる塩化ビニル系樹
脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルモノマー
及び塩化ビニルモノマーと共重合することができるモノ
マーとの共重合体、塩化ビニルモノマーがグラフト可
能な樹脂とのグラフト共重合体、ポリ塩化ビニルを後
塩素化した塩素化塩化ビニル、上記〜の混合物等
を挙げることができる。
脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルモノマー
及び塩化ビニルモノマーと共重合することができるモノ
マーとの共重合体、塩化ビニルモノマーがグラフト可
能な樹脂とのグラフト共重合体、ポリ塩化ビニルを後
塩素化した塩素化塩化ビニル、上記〜の混合物等
を挙げることができる。
【0013】上記塩化ビニルモノマーと共重合すること
ができるモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピ
レン、ブチレン等のオレフィン類、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等のビニルエステル類、イソブチルビニル
エーテル、セチルビニルエーテル、フェニルエーテル等
のビニルエーテル類、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エス
テル類、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲン化
ビニル類等を挙げることができる。これらのモノマー
は、目的とする用途により、2種類以上を組み合わせて
用いることができる。
ができるモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピ
レン、ブチレン等のオレフィン類、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等のビニルエステル類、イソブチルビニル
エーテル、セチルビニルエーテル、フェニルエーテル等
のビニルエーテル類、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エス
テル類、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲン化
ビニル類等を挙げることができる。これらのモノマー
は、目的とする用途により、2種類以上を組み合わせて
用いることができる。
【0014】上記塩化ビニルモノマーをグラフト共重合
することができる樹脂としては、例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチ
レン、ポリウレタン等を挙げることができる。
することができる樹脂としては、例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチ
レン、ポリウレタン等を挙げることができる。
【0015】本発明において用いられる塩素化塩化ビニ
ルの塩素化度は57重量%(塩化ビニルの塩素化度)以
上72重量%以下が好ましく、より好ましくは57重量
%以上68重量%以下である。72重量%を超える場合
には、成型性(流動性)が著しく低下するため、好まし
くない。
ルの塩素化度は57重量%(塩化ビニルの塩素化度)以
上72重量%以下が好ましく、より好ましくは57重量
%以上68重量%以下である。72重量%を超える場合
には、成型性(流動性)が著しく低下するため、好まし
くない。
【0016】本発明において用いられる塩化ビニル系樹
脂の重合度は特に限定されるものではないが、例えば、
400〜1400程度が好ましい。
脂の重合度は特に限定されるものではないが、例えば、
400〜1400程度が好ましい。
【0017】本発明において用いられる塩化ビニル系樹
脂の粒径は特に限定されるものではないが、例えば、3
0〜300μmのものが好ましい。本発明において用い
られる木粉の粒径は特に限定されるものではないが、例
えば、50〜500μm程度のものが好ましい。
脂の粒径は特に限定されるものではないが、例えば、3
0〜300μmのものが好ましい。本発明において用い
られる木粉の粒径は特に限定されるものではないが、例
えば、50〜500μm程度のものが好ましい。
【0018】本発明において用いられる機械的剪断を加
える手段としては、例えば、ロールによる混練法、スク
リューによる混練法、ミキサーによる混練法等を挙げる
ことができる。
える手段としては、例えば、ロールによる混練法、スク
リューによる混練法、ミキサーによる混練法等を挙げる
ことができる。
【0019】本発明において木粉入り塩化ビニル系樹脂
に剪断応力を加えるにあたり、必要に応じて、ステアリ
ン酸鉛、ジブチル錫マレート、金属石鹸等の熱安定剤、
ステアリン酸、ステアリルアルコール、ポリエチレンワ
ックス等の滑剤、発泡剤、充填剤、可塑剤、難燃剤、着
色剤、酸化防止剤等を適宜併用することができる。本発
明によって得られる木粉入り塩化ビニル系樹脂粉末は、
混練機で木粉入り塩化ビニル系樹脂粉末を製造した後、
混練機内でそのまま熱を加えてペレット化することがで
きるし、ペレット製造用の押出機でペレット化すること
もできる。
に剪断応力を加えるにあたり、必要に応じて、ステアリ
ン酸鉛、ジブチル錫マレート、金属石鹸等の熱安定剤、
ステアリン酸、ステアリルアルコール、ポリエチレンワ
ックス等の滑剤、発泡剤、充填剤、可塑剤、難燃剤、着
色剤、酸化防止剤等を適宜併用することができる。本発
明によって得られる木粉入り塩化ビニル系樹脂粉末は、
混練機で木粉入り塩化ビニル系樹脂粉末を製造した後、
混練機内でそのまま熱を加えてペレット化することがで
きるし、ペレット製造用の押出機でペレット化すること
もできる。
【0020】この場合の木粉入り塩化ビニル系樹脂粉末
のペレット化の樹脂温度は、130℃以下ではペレット
化せず、250℃以上では塩化ビニル系樹脂の分解反応
が生ずるため、130〜250℃の範囲が好ましく、よ
り好ましくは180〜190℃である。
のペレット化の樹脂温度は、130℃以下ではペレット
化せず、250℃以上では塩化ビニル系樹脂の分解反応
が生ずるため、130〜250℃の範囲が好ましく、よ
り好ましくは180〜190℃である。
【0021】本発明によって得られる木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂粉末又はそのペレットから成形品を成形する方
法としては、任意の方法を採用することができ、例え
ば、押出成形法、射出成形法、カレンダー成形等が好適
である。
ル系樹脂粉末又はそのペレットから成形品を成形する方
法としては、任意の方法を採用することができ、例え
ば、押出成形法、射出成形法、カレンダー成形等が好適
である。
【0022】上記押出成形に使用する押出機としては、
任意のものを用いることができ、例えば、単軸押出機、
二軸押出機等が好適である。上記の押出機による成形時
の成形温度は、例えば、バレル温度が100〜190
℃、金型温度が120〜190℃程度が好ましい。
任意のものを用いることができ、例えば、単軸押出機、
二軸押出機等が好適である。上記の押出機による成形時
の成形温度は、例えば、バレル温度が100〜190
℃、金型温度が120〜190℃程度が好ましい。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を掲げて、本発明を更
に詳しく説明する。 実施例1 表1に示した所定量の塩化ビニル樹脂(信越化学工業社
製:TK−800)、鉛系熱安定剤(品川加工社製:N
S−2)、発泡剤(大塚化学薬品社製:ユニフォームA
Z)、充填剤(白石工業社製:ホワイトンP10)、加
工助剤(クレハ化学社製:パラロイドK−130P)、
木粉(大洋樹脂工業社製:タイヨーライト)(平均粒径
50μm)をヘンシェルミキサーに供給して均一に混合
し、木粉入り塩化ビニル系樹脂組成物を得た。
に詳しく説明する。 実施例1 表1に示した所定量の塩化ビニル樹脂(信越化学工業社
製:TK−800)、鉛系熱安定剤(品川加工社製:N
S−2)、発泡剤(大塚化学薬品社製:ユニフォームA
Z)、充填剤(白石工業社製:ホワイトンP10)、加
工助剤(クレハ化学社製:パラロイドK−130P)、
木粉(大洋樹脂工業社製:タイヨーライト)(平均粒径
50μm)をヘンシェルミキサーに供給して均一に混合
し、木粉入り塩化ビニル系樹脂組成物を得た。
【0024】得られた木粉入り塩化ビニル系樹脂組成物
をラボプラストミキサー(R−90、Haake社製)
に供給し、表1に示した温度、剪断応力、時間で混練
し、微粉末の木粉入り塩化ビニル系樹脂組成物を得た。
こうして得られた組成物を、60℃で24時間乾燥させ
た後、下記仕様の二軸押出機(東洋精機製作所製:30
C150)に供給し、下記成形条件で発泡成形を行い、
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。その成形品に
関する各物性を下記評価方法で評価し、結果を表1に示
した。
をラボプラストミキサー(R−90、Haake社製)
に供給し、表1に示した温度、剪断応力、時間で混練
し、微粉末の木粉入り塩化ビニル系樹脂組成物を得た。
こうして得られた組成物を、60℃で24時間乾燥させ
た後、下記仕様の二軸押出機(東洋精機製作所製:30
C150)に供給し、下記成形条件で発泡成形を行い、
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。その成形品に
関する各物性を下記評価方法で評価し、結果を表1に示
した。
【0025】(押出機仕様) 1.シリンダー:直径 2.スクリュー 1)長さ:400mm 2) L/D:20 3.金型 1)幅:12mm 2)高さ:3mm 3)長さ:20mm
【0026】(成形条件) 1.成形温度 1)バレル温度 供給側:160℃ 中央部:170℃ 排出側:180℃ 2)金型温度:180℃ 2.スクリュー回転速度:50rpm
【0027】(評価方法) 1.表面性 得られた木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品の表面状態
を、肉眼観察により、下記の判定基準で評価した。 5:均一で凸凹なし 4:ほぼ均一で凸凹あり 3:やや不均一で凸凹あり 2:不均一で凸凹あり 1:著しく不均一で凸凹著しくあり 2.発泡性 得られた木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品の発泡性を、
その密度より評価した。
を、肉眼観察により、下記の判定基準で評価した。 5:均一で凸凹なし 4:ほぼ均一で凸凹あり 3:やや不均一で凸凹あり 2:不均一で凸凹あり 1:著しく不均一で凸凹著しくあり 2.発泡性 得られた木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品の発泡性を、
その密度より評価した。
【0028】実施例2 木粉の添加量を90重量部とし、その他は実施例1と同
様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価
結果を表1に示した。 実施例3 剪断応力(τ)を4.0×108 (dyne/cm2 )
とし、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価
結果を表1に示した。 実施例3 剪断応力(τ)を4.0×108 (dyne/cm2 )
とし、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
【0029】実施例4 混練時間を15分とし、その他は実施例1と同様にして
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表
1に示した。 実施例5 樹脂温度を110℃とし、その他は実施例1と同様にし
て木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を
表1に示した。
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表
1に示した。 実施例5 樹脂温度を110℃とし、その他は実施例1と同様にし
て木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を
表1に示した。
【0030】実施例6 実施例1と同様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂を得、
その後ペレット製造用の押出機にてペレット化して成形
品を得た。使用した押出機は、SLM−50(長田製作
所製)、ペレット化条件は、バレル先端温度が155℃
でコールドカットペレタイザー(UC−152:ユニオ
ン・プラスチック社製)でカッティングした。評価結果
を表1に示した。 実施例7 木粉の添加量を90重量部とし、その他は実施例6と同
様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価
結果を表1に示した。
その後ペレット製造用の押出機にてペレット化して成形
品を得た。使用した押出機は、SLM−50(長田製作
所製)、ペレット化条件は、バレル先端温度が155℃
でコールドカットペレタイザー(UC−152:ユニオ
ン・プラスチック社製)でカッティングした。評価結果
を表1に示した。 実施例7 木粉の添加量を90重量部とし、その他は実施例6と同
様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価
結果を表1に示した。
【0031】実施例8 剪断応力(τ)を4.0×108 (dyne/cm2 )
とし、その他は実施例6と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
とし、その他は実施例6と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
【0032】比較例1 実施例1におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。 比較例2 実施例2におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例2と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
をせずに、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。 比較例2 実施例2におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例2と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
【0033】比較例3 実施例6におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例6と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。 比較例4 実施例7におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例7と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
をせずに、その他は実施例6と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。 比較例4 実施例7におけるラボプラストミキサーによる剪断破壊
をせずに、その他は実施例7と同様にして木粉入り塩化
ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
【0034】比較例5 樹脂温度を80℃とし、その他は実施例1と同様にして
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表
2に示した。 比較例6 剪断応力(τ)を0.1×108 (dyne/cm2 )
とし、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を表
2に示した。 比較例6 剪断応力(τ)を0.1×108 (dyne/cm2 )
とし、その他は実施例1と同様にして木粉入り塩化ビニ
ル系樹脂成形品を得た。評価結果を表1に示した。
【0035】比較例7 混練時間を0.2分とし、その他は実施例1と同様にし
て木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を
表2に示した。 比較例8 比較例5と同様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂を得、
その後ペレット製造用の押出機にてペレット化して成形
品を得た。評価結果を表2に示した。
て木粉入り塩化ビニル系樹脂成形品を得た。評価結果を
表2に示した。 比較例8 比較例5と同様にして木粉入り塩化ビニル系樹脂を得、
その後ペレット製造用の押出機にてペレット化して成形
品を得た。評価結果を表2に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の成形品の製造方法は上述の通り
であり、表面状態が均一で滑らかであり、外観が良い木
粉入り塩化ビニル樹脂成形品を得ることができる。従っ
て、得られた成形品は、雨樋、デッキ材等に極めて好適
に使用することができる。
であり、表面状態が均一で滑らかであり、外観が良い木
粉入り塩化ビニル樹脂成形品を得ることができる。従っ
て、得られた成形品は、雨樋、デッキ材等に極めて好適
に使用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部と木粉1
〜100重量部よりなる塩化ビニル系樹脂組成物を、
樹脂温度が105〜130℃、剪断応力(τ)が0.
2×108 〜5.0×108 (dyne/cm2 )、
混練時間(t)が1〜20(min)、の〜の条件
下で機械的に剪断破壊を行うことにより、木粉入り塩化
ビニル樹脂を微粉末とした後、又はその微粉末をペレッ
トとした後、成形することを特徴とする成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15380793A JPH079438A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP15380793A JPH079438A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 成形品の製造方法 |
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JPH079438A true JPH079438A (ja) | 1995-01-13 |
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ID=15570549
Family Applications (1)
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JP15380793A Pending JPH079438A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 成形品の製造方法 |
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JP (1) | JPH079438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487785B1 (ko) * | 1996-04-02 | 2005-06-16 | 제온 가세이 가부시키가이샤 | 목분함유염화비닐계수지조성물및그제조방법 |
JP2009221378A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Adeka Corp | 難燃性塩素含有樹脂組成物 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP15380793A patent/JPH079438A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487785B1 (ko) * | 1996-04-02 | 2005-06-16 | 제온 가세이 가부시키가이샤 | 목분함유염화비닐계수지조성물및그제조방법 |
JP2009221378A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Adeka Corp | 難燃性塩素含有樹脂組成物 |
US8513336B2 (en) | 2008-03-17 | 2013-08-20 | Adeka Corporation | Flame-retardant chlorine-containing resin composition |
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