JPH0794139A - フィードバック制限マイクロチャネルプレート - Google Patents

フィードバック制限マイクロチャネルプレート

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JPH0794139A
JPH0794139A JP4195885A JP19588592A JPH0794139A JP H0794139 A JPH0794139 A JP H0794139A JP 4195885 A JP4195885 A JP 4195885A JP 19588592 A JP19588592 A JP 19588592A JP H0794139 A JPH0794139 A JP H0794139A
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    • H01J43/18Electrode arrangements using essentially more than one dynode
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 マイクロチャネルプレート出力面のオープン
領域の少なくとも10%を孤立させる出力電極層によ
り、そのプレートの外側からのフォトン、イオン或は中
性粒子のフィードバックを制限するものである。 【構成】 マイクロチャネルプレート116であって、
フォトカソードと相対する入力面と、蛍光スクリーンと
相対する出力面を有し、マイクロチャネル入力面と出力
面との間に伸びるたすうのチャネルを有し、マイクロチ
ャネルプレートの出力面上に出力電極126を有し、マ
イクロチャネルプレート出力面のオープン領域128の
少なくとも10%を孤立させる出力電極層を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良されたマイクロチャ
ネルプレート(MCP)に関するものであって、より低
い雑音指数の近接合焦イメージ増倍管を製造可能にする
ものである。
【従来の技術】シンチレーションノイズは実質的に従来
技術の増倍管から除去されている。これは、MCPの出
力側のチューブ構成要素からフォトカソード即ちMCP
チャネル壁へのイオンフィードバック、X線及び光学的
な大きさを制限した結果である。 マイクロチャネルプ
レートは、例えば、ウエファチューブ・イメージ増倍管
の製造には不可欠な構成要素である。図1乃至4は従来
の標準的装置とその作用を示したものである。図1に示
されるように近接合焦ウエファチューブ・イメージ増倍
管10は、ガラス又はファイバーオプティック・フェイ
スプレートの窓を有し、その後ろにはフォトカソード1
4が設けられている。マイクロチャネルプレート16は
フォトカソード14から離してそれと平行に設けられて
おり、マイクロチャネルプレート16の下流で出力窓1
8上に別の形のファイバーオプティック・フェイスプレ
ート又はガラスの蛍光面20が設けられている。入力窓
12と出力窓18とは真空ハウジング22の対向端部に
設けられており、真空ハウジング中のそれらの間にマイ
クロチャネルプレート16が設けられている。増倍管に
はフォトカソード14に所望の電圧を供給するための導
線、マイクロチャネルプレート16の前方にある入力電
極24(図2を参照。)及び後方にある出力電極26
(図2を参照。)並びに蛍光面20が設けられている。
【0002】ウエファチューブ10の3つの主要構成要
素はフォトカソード14、マイクロチャネルプレート1
6及び出力蛍光面20である。フォトカソード14は入
射フォトンを光電子に変換する。第二世代ウエファチュ
ーブはアルカリアンチモナイド、ポジティブアフィニテ
ィー(positive affinity)、フォトカソードを使用す
る。第三世代ウエファチューブはGaAs、ネガティブエ
レクトロンアフィニティー(negative electron affini
ty)、フォトカソードを使用する。マイクロチャネルプ
レート16は光電子イメージを増幅する高解像度電子増
倍管として機能する。イメージ増倍管として使用される
ときはMCPは概して100〜1000の電子利得を得
る。増幅された信号は、電子エネルギーを出力光に変換
しして像の視認を可能にする蛍光面20へ6kvバイア
スで加速される。図2に拡大して示したマイクロチャネ
ルプレート16は、中空グラスファイバーの小型チャネ
ルマルチプライアー28を有し、それは周りを取り巻く
固体のガラスボーダーリング30と融合している。図3
に示されるように各チャネルマルチプライアー28は電
子やイオンのような入射放射や粒子を検知し、増幅す
る。チャネルマルチプライアーの概念はP.T.Far
nsworthの米国特許1,969,399号で最初
に示唆された連続ダイノード電子マルチプライアーに基
礎を置いている。チャネルマルチプライアー28は第2
の電子放射半導体層32によって内側をコーティングさ
れた中空管から成る。この層32は電磁放射或は電子の
ような粒子の衝撃に応答して第2の電子を放射する。入
力及び出力金属電極24及び26が管28の各端部に設
けられ、チャネルにわたってバイアス電圧を供給するこ
とを可能にしている。このバイアス電圧は軸線方向の電
場を作り出し、該電場は放射された第2の電子をチャネ
ル28の下流方向へ加速する。第2の電子は引続き第2
の電子を放出している壁に再度衝突する。このプロセス
は電子がチャネルの下流に加速されるまで繰り返され
る。これは入力フォトン又は入力粒子の増幅をもたら
す。入力フォトン又は入力粒子に応答して電子の大きな
パルスがチャネル28の出力端部から放射される。
【0003】典型的なマイクロチャネルプレート16に
おいて、チャネルの直径は数ミクロンでよい。イメージ
増倍装置のためにはチャネル直径は10乃至12ミクロ
ンである。チャネルは典型的には直径の40倍の長さを
有する。チャネルの軸線は典型的にはMCP表面の法線
に対して小さな角度(5°)傾けられる。その傾斜角度
は、チューブアノードで発生したイオンがチャネル下流
に加速されるが、MCPの後方付近のチャネル壁に衝突
することを確実にする。これはMCP内のイオンフィー
ドバックノイズを減少させ、蛍光スクリーンからフォト
カソードへのイオンフィードバックを除去する。
【0004】典型的なプレートは直径18mmの活性領
域を有し、100万以上のチャネルを有してもよい。そ
のプレートはグラスファイバーから作られる。ウエファ
はグラスファイバーとの融合により形成されたブール
(boule)から切断される。グラスファイバーは異
なる成分の被覆ガラスによって取り巻かれたコアグラス
によって構成される。グラスウエファがブールからスラ
イスされた後、コアグラスが選択的なエッチングプロセ
スによって除去され、中空チャネルが形成される。プレ
ートは露出したガラス表面を減少させて水素中で火にか
けられ、それによってチャネル壁面上に半導体層を形成
する。薄いシリカ層32が第2の電子放出面を形成する
半導体層上に存在する。
【0005】伝統的に、入力及び出力電極24及び26
は薄いメタライゼーション層の蒸着によってプレートの
各表面上に形成される。その層の厚さは入力電極につい
ては800Åのオーダーであり、出力電極については1
100Åのオーダーである。図4は出力電極の領域にお
けるMCPの断面の電子顕微鏡写真である。メタライゼ
ーション層の厚さ(1100Å)はチャネル直径(10
ミクロン)に対して非常に薄いので、写真には見えてい
ない。電極材には通常ニクロム又はインコネルが使用さ
れる。これらの物質はMCPのガラス表面に対する良好
な粘着力のために使用される。
【0006】入力電極24は金属原子の平行ビームによ
る真空蒸着によって蒸着される。金属のMCPチャネル
への浸透を最少にするために、ビームは急角度でMCP
表面に入射する。メタライゼーション処理の間、MCP
は回転させられプレート表面の有効範囲及びチャネルの
浸透を均一なものにする。実際的な限界は金属のチャネ
ル直径浸透の半分である。チャネル浸透を非常に低い第
2の電子放出係数を有する一般的に使用される金属、即
ちインコネル又はニクロムに限定することが好ましい。
もし一次粒子即ちフォトンが金属チャネル壁衝突する
と、第2の電子は発生しないかもしれない。このように
MCPのゲインは低められる。より重要なことは、それ
らが金属チャネル壁に衝突するといくらかの一次粒子と
して不利益を与えるMCPのノイズパフォーマンスが検
知されないということである。MCPのノイズパフォー
マンスは又、一次粒子が入力メタライゼーション24に
衝突するか第2の電子放出層32に衝突するかに依存す
るゲイン中の変化から起こる広い単一粒子ゲイン分布に
よっても発生する。
【0007】出力電極26も金属原子の平行ビームによ
る真空蒸着によって蒸着される。この場合、入射角度は
金属によるチャネルのより深い浸透を可能にするように
MCPに従って調整される。典型的には金属は1.5乃
至3.0チャネル直径ほど浸透する。これはMCP製造
の当業者にはエンドスポイリング(endspoili
ng)として知られている。MCPのゲインはこの方法
によって減少させられる。しかし、このゲイン減少はイ
メージ増倍管に使用されているMCPに関するこの方法
に起因する他の所望の特性を補う以上のものである。
N.Kosidaの“Effect of Electrode Structure on Out
put Electron Energy Distribution of Microchannel P
lates”(Rev.Sci.Instrum.,57(3),354(1986))に記載
されて射るように、とりわけエンドスポイルされたMC
Pの出力電子エネルギー分布は、エンドスポイリングの
無いプレートよりもずっと均一である。これは、エンド
スポイルされたMCPによって、より高解像度のイメー
ジ増倍管が作られることを可能にするが、それは、均一
な出力電子分布による電子光学による。
【0008】エンドスポイルに起因する改良された放出
電子エネルギー分布は、大多数の放出電子はエンドスポ
イルされた領域を形成する金属チャネル壁からの二次的
なものであるという事実による。これらの二次的なもの
は、チャネルの上流から放出された電子が軸線方向の電
場によってチャネルの下流へと加速され、チャネルの出
力で金属領域に当たるときに放出される。エンドスポイ
ルされた領域内の軸線方向の電場は、金属の高い伝導性
によりゼロである。それ故、放出された電子はより均一
の放出電子エネルギー分布となった後は加速されない。
【0009】イメージ増倍管のノイズパフォーマンスは
低光度レベルのイメージャーとしてのその有益性に決定
的な影響を及ぼす。ノイズパフォーマンスは典型的には
イメージ増倍管のノイズ係数Kによって特徴付られ
る。イメージ増倍管のノイズ係数の大部分は従来、MC
Pのノイズパフォーマンスによって決定されると思われ
てきた。ノイズ係数は次の方程式で決定することができ
る。
【0010】K=SNRin/SNRout SNRは信号対雑音出力比である。SNRinはMCPへ
の入力電子束のSNRである。イメージ増倍管において
は、これは光電陰極からの光電子束のSNRでもある。
SNRoutはイメージ増倍管蛍光スクリーンからの出力
フォトン束のSNRである。いずれの比も同じノイズバ
ンド幅にわたって測定される。ノイズ係数はSNRout
がMCPからの出力電子束のSNRである場合にも決定
される。この場合にはノイズ係数はMCPもののみであ
る。この記載において示されたノイズ係数結果は、光電
陰極からの光電子束に対してはSNRin、増倍管蛍光ス
クリーンからのフォトン束に関してはSNRoutである
場合のイメージ増倍管の観点から与えられる。
【0011】イメージ増倍管を基礎にしたMCPのノイ
ズパフォーマンスは、様々なフィードバック機構により
減少させることができる。従来考えられていたノイズを
発生するフィードバック機構は、蛍光スクリーンからの
光学的フォトンフィードバック又はMCPにおいて初期
発生されるイオンフィードバックであり、例えばR.L.Be
llの“Noise Figure of the MCP Image Intensifier Tu
be”(IEEE Trans.Elec.Dev.ED-22,No.10,pages821-82
9,October(1975))に記載されている。これらのイオン
は、イオンがチャネル壁に当たると第2の電子が発生す
る場合に、MCPに向かって後方へ加速されるときノイ
ズパルスを発生し得る。Gen−IIイメージ増倍管の場
合は、イオンは第2の電子を発生させている光電陰極へ
加速されてもよい。Gen−III技術においては、MC
Pから光電陰極へのイオンフィードバックは、MCP全
体にわたり薄い(50−100Å)フィルムを付けるこ
とにより除去されるが、それは例えばH.K.Pollehnの“I
mage Intensifiers”(Applied Optics and Optical En
gineering,Vol.VI,399,Academic Press,(1980))に記載
されている。このフィルムは光電子に対しては半透過性
であるが、光電陰極へのイオンの衝突を止める。
【0012】光学的フォトンフィードバックは従来技術
のイメージ増倍管においては、管のアノードを形成し、
蛍光をコートするアルミニューム・メタライゼーション
層を蛍光スクリーンによって発生した光の透過を完全に
止めるのに十分な厚さにすることによって防がれる。こ
の技術は効果的であり、概してMCP又はフォトカソー
ドに対する光学的フォトンによるいかなる重大なフィー
ドバックも消去する。光学的フォトンはまたその低いエ
ネルギー(2−3eV)の為にMCP入力又はフォトカ
ソードとの衝撃で僅か1個の光電子を発生可能で、この
ようにイメージ増倍管内に見られる大きなシンチレーシ
ョンを引き起こすことはできない。MCP壁に対する蛍
光スクリーンは、従来技術においては従来技術のMCP
に5°のバイアス角度を用いることで幾分制限されてい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
イメージ増倍管のノイズ係数が概して与えられた管プロ
セスに対するフォトカソード感度の増加に従って増加す
ることが知られていた。ノイズ係数のこの増加はカソー
ドフォトレスポンスにおける増加によって期待されるS
NRの改良の度合を下げ、また、Gen−IIIイメージ
増倍管技術に使用されるより高感度のGaAsフォトカ
ソードでとりわけ明白である。典型的なGen−IIIイ
メージ増倍管で測定されるフォトレスポンスの増加をと
もなうノイズ係数における増加が図5に図示されてい
る。この増加の一因は今日イメージ増倍管における蛍光
スクリーンからのフィードバック機構によるものと理解
されている。とりわけX線フィードバックはGen−II
Iイメージ増倍管における重大なフィードバック機構で
あり、Gen−IIIイメージ増倍管のノイズ係数に対し
て重要なコントリビュータ(contributor)であると説
明されている。
【0014】従来技術のイメージ増倍管はまた像を低下
させる傾向があり、管のノイズ係数に大きく影響するす
る大きなシンチレーション光パルスの害を受ける。これ
らのシンチレーションはMCP中のイオンフィードバッ
ク及び従来のフォトカソードによると考えられていた。
アノードからMCPチャネル壁又はフォトカソードへの
X線フィードバックの新しい機構がこれらのシンチレー
ションの主要源であるこの発明によって発見された。
【0015】MCPから放射した電子は、アノードに当
たり、蛍光を励起する前に典型的には6keVのエネル
ギーに加速される。電子エネルギーの大部分は光りに変
換され、又はアルミニウム及び蛍光ターゲットの熱振動
となって失われる。エネルギーの僅かな部分がX線に変
換される。この微小部分は入力電子エネルギーの0.0
1パーセントのオーダーである。
【0016】X線エネルギーの約半分はK.F.Gallowayそ
の他により“Radiation Dose at the Silicon-Sapphire
Interface due to Electron-Beam Aluminization”
(J.Appl.Phys.,49(4),2586(1978))にレポートされて
いるようにターゲット材の特徴的K−アルファ線で放射
され、特にアルミめっきされた蛍光スクリーンについて
はアルミニウムのK−アルファ線(1.487keV)
となる。ナイトヴィジョンアプリケーション(night vi
sion applications)に使用されるイメージ増倍管には
一般的であるP−20蛍光物質に使用されるZnCdS
は、増倍管に用いられている典型的な6keV電子エネ
ルギーが当たるときはより高次の特徴的X線を有するで
あろう。イオウは2.3keVで特徴的なKアルファ線
を有するであろう。亜鉛は1.1keV以下で多くのよ
り高次の特徴的線を有するであろう。一方、カドミウム
は3.5keV付近で多くのより高次の特徴的線を有す
るであろう。X線の残部は電子の衝撃エネルギー(例え
ばこの場合6keV)に達するエネルギーの連続スペク
トル或は制動放射スペクトルを有する。
【0017】D.Bardasその他による“Detection of Sof
t X-ray with NEA III-V Photocathodes”Rev.Sci.Inst
rum.,49(9),1273(1978)に記載されているように、Ga
Asフォトカソードは有能なX線検知器である。アルミ
ニウムK−アルファX線は蛍光スクリーン上の明るいシ
ンチレーション及びより高いノイズ係数をもたらす60
或はそれ以上の光電子の放出を引き起こすであろう。吸
収されたX線によって作られた多数の光電子は、X線フ
ィードバックによりノイズ係数へ大きな寄与をする。放
出された光電子の数はX線エネルギーとフォトカソード
から真空中への電子の脱出確率の関数である。
【0018】MCPを通ってフォトカソードへ至るX線
透過は、イメージ増倍管において十分であるためにはフ
ォトカソードに対する上記フィードバックプロセスが重
要である。MCPを通る十分なX線透過はP.I.Bjorkhol
mその他による“X-ray Quantum Efficiency of Microch
annel Plates”SPIE Vol.106,189(1977)に記載されてい
る。Bjorkholmは照射角で投射X線の重要なな部分がM
CPを通して透過されることを示している。透過X線は
2〜10°以下の角度でMCPに投射する。Bjorkholm
によって議論されているように、X線エネルギーの増加
に従い、透過に必要な入射角が減少する。2°或はそれ
以下の入射角についての透過は、MCPを通る入射X線
の0.0025の透過となる。このレベルのX線透過
は、カソードからの光電子放出により発生したX線の数
を増加させる500〜1000の範囲にMCPゲインが
収まるのに十分なものである。
【0019】Gen−IIIウエファ管を含むMCPのア
ノードでのX線発生によるノイズ係数に関して一つのモ
デルが発展してきた。そのモデルはフォトカソードへの
X線フィードバックから期待される一般的な傾向を明ら
かにするものである。要求されたシステムのパラメータ
の総てがこのモデルの特徴から外れるような正確なモデ
ルであるとするものではない。
【0020】そのモデルは電子衝撃エネルギーの関数と
してのアルミニウムアノードに関するX線発生、X線エ
ネルギーとGaAsの厚さの関数としてのGaAsフォ
トカソードにおける電子発生及びフォトカソード表面か
らの電子脱出確率を含む。MCPX線透過及びMCPゲ
インはもまたモデルに含まれる。0.0025のMCP
X線透過係数及び750のMCPゲインがここに開示さ
れるモデルに使用される。フィルム状のMCPのベース
ラインノイズファクターは、X線フィードバックからの
寄与を含まず、3であると仮定される。この係数は主と
してMCPの62%解放領域による。チャネル間の電極
領域に当たる電子は典型的にはフィルム状MCPによっ
ては検知されない。モデルに用いられているGaAsカ
ソード厚は1.5ミクロンである。これらのパラメータ
はイメージ増倍管におけるX線フィードバックによるノ
イズ係数寄与を計算するのに用いられる。
【0021】モデルはフォトカソード感度によるノイズ
係数における増加を予言している(図6)。これは図5
に示された実験的データと一致する。厚さ1.5ミクロ
ンのGaAs層の計算された電子発生率がX線衝突エネ
ルギーの関数として図7に示されている。発生された電
子の数がほぼ2.4keVのX線衝撃エネルギーでピー
クになる。より高いX線衝撃エネルギーは、X線の大部
分がGaAs層を透過してしまい、その層における電子
の発生はより少なくなる。このようにGaAsカソード
は、6keVの電子によるアルミめっきされた蛍光スク
リーンの電子衝撃によって発生する特有の線に近いX線
に対するピークに近い感度を有する。
【0022】モデルはまた供給されたバイアス電圧とフ
ォトカソード感度の関数としてGen−IIIイメージ増
倍管のノイズパフォーマンスの関数的依存性をも正確に
予想する。MCP対蛍光スクリーンバイアス電圧を増加
するノイズ係数の効果がパラメータとしてのフォトカソ
ード感度とともに図8に示されている。MCPバイアス
電圧の関数としてのノイズ係数がパラメータとしてのフ
ォトカソード感度とともに図9に示されている。図10
はパラメータのフォトカソード・フォトレスポンスとG
en−IIIイメージ増倍管についてのノイズ係数対スク
リーンバイアス電圧のデータである。図11はMCPバ
イアス電圧として同じイメージ増倍管から取ったデータ
である。ここでもフォトカソード・フォトレスポンスは
パラメータである。図10及び11のデータは図8及び
9に示されたモデルと同じ関数的依存性を示す。
【0023】上記実験的結果は、X線フィードバックが
イメージ増倍管を含むMCPのノイズ係数に対して重要
なコントリビュータであるという仮定を強く指示してい
ることを示している。データはまたこの効果がX線増加
に対するフォトカソード感度として重要性を増すという
ことを示している。このようにこの効果はより感度のよ
いGaAsフォトカソードを用いるGen−III技術に
おいて、より重要になるであろう。このフォトカソード
は前記のフォトカソードに比べてより大きな電子脱出確
率のためにX線に対してより感度が高い。GaAsフォ
トカソードは典型的には正の親和性フォトカソードより
も10〜50倍厚く、比例して大きくなるX線を吸収
し、従って、放出され得る電子を発生し、より高いノイ
ズ係数となる。
【0024】上記フィードバック機構は入力光レベルか
ら独立していることを知っておくべきである。X線フィ
ードバックによる増加したノイズ係数はMCPに対する
いかなる入力信号レベルに対しても示されるであろう。
【0025】更に、従来技術の欠点は入力及び出力電極
メタライゼーション物質にインコネル又はニクロムを使
用することである。これらの物質は非常に低い第2の電
子放出率を有する。これはインコネル又はニクロムに当
たる電子が典型的に少しも第2の電子を生じさせないと
きはプレートのゲインを減少させる。これはMCPのゲ
インを低下させる。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の目的はマイクロ
チャネルプレート装置及び方法であって、そのプレート
の外側からのフォトン、イオン或は中性粒子のフィード
バックを制限するものを提供することである。
【0027】本発明の別の目的はマイクロチャネルプレ
ートであって、該プレートの外側かのフォトン、イオン
或は中性粒子がノイズパルスを発生してフォトカソード
に衝突し得る透過を制限するマイクロチャネルプレート
を提供することである。
【0028】本発明の一つの見地に従うと、MCPのチ
ャネルの出力端部のオープン領域が従来技術のエンドス
ポイルされたMCPに関して減少させられる。スクリー
ンからMCPへのフィードバック効果によるノイズの付
加はMCPの出力オープン領域における減少に比例して
減少するであろう。10%以下の出力オープン領域の減
少はノイズ係数における十分な減少をもたらすことには
無力である。出力オープン領域における最大減少は10
0%以下でなければならず、それは完全にチャネルを孤
立させ、電子がMCPを脱出することが可能なような状
態におかれていなければならない。約10%乃至85%
の範囲における減少は前記2つの両極端間で有効な妥協
となる。
【0029】概して、この範囲の高い方の限界付近での
減少は、本発明を実施するのに最も効果的である。
【0030】本発明の別の見地に従うと、チャネルの出
力端部でのオープン領域は、少なくともチャネルの出力
端部のオープン領域の少なくとも10%、好適には75
〜85%のアルミニウム層の蒸着により減じられる。
【0031】本発明の別の見地に従うと、マイクロチャ
ネルプレート電極及びチャネル壁は反射によるX線透過
を減少させるために織物状表面としてもよい。
【0032】更に本発明の目的は、通常使用されるイン
コネル物質よりも高い第2放射係数を有する電極として
働くプレート上に入力及び出力メタライゼーション物質
をもたらすことである。
【0033】本発明の別の見地に従うと、アルミニウム
の蒸着層がマイクロチャネルプレートのチャネルの入力
及び出力の両端部にもたらされる。
【0034】
【実施例】図12及び13に示されたような本願発明の
好適実施例に従って、チャネル壁130によって形成さ
れる128で示したチャネルのオープン領域が実質的に
孤立するように、好適にはアルミニウムである出力電極
126がマイクロチャネルプレート116の出力表面上
に蒸着される。
【0035】MCPの出力側の領域からチャネルに入る
ことができる中性粒子又は荷電粒子及びフォトン(X線
を含む)の数が、チャネル128の出力のノーマルオー
プン端部とチャネルの出力端部上に蒸着された出力電極
による減少された開口との間の領域比減少と少なくとも
同じ割合で減少し得ることが発見された。プレート中に
入ることができる粒子或はフォトンの数の減少により、
これらのフォトン或は粒子のMCP入力領域又は該領域
中でMCP入力の前に存在してもよいフォトカソード1
4へのフィードバックにより発生したノイズを減少させ
ることが発見されている。低光レベルで蛍光スクリーン
上に見られる明るいフラッシュ又はシンチレーションの
数は、本発明の改良されたMCPを使用するイメージ増
倍管において減少される。
【0036】本発明に従って、MCPの出力チャネル領
域は少なくとも10%減じられており、好適にはマイク
ロチャネルプレートの出力電極のメタライゼーション層
を通常よりもずっと厚くすることにより実質的に75乃
至85%減じられる。出力電極のメタライゼーション厚
さは好適には1100Å(即ち、0.11ミクロン)で
ある。本発明に従って直径10ミクロンのチャネル及び
12.5ミクロンの中心−中心間チャネル距離を有する
MCPに関して、7ミクロンの厚さのアルミニウム層が
当業者にはよく知られた一般的な薄いフィルム蒸着部分
を介してMCP表面に供給される。例えば、MCPの回
転の間、電極物質がMCPに対して60°乃至70°の
入射角度で供給され得る。この例では、チャネルの出力
オープン領域が通常作られるオープン領域よりも約25
%減じられる。フォトンや荷電又は中性粒子がプレート
を透過する割合は同様のパーセンテージで減少される。
【0037】図14は本発明の改良されたMCPを含む
多くのGen−IIIイメージ増倍管のノイズ係数を、図
5に明示された従来技術のパフォーマンスと比較したも
のである。改良されたMCPには75乃至85%の出力
オープン領域の減少がある。改良されたMCPを含む増
倍管のノイズ形状はもはや、従来技術のMCPを含む増
倍管の場合ようにフトカソード感度の関数ではない。M
CP対スクリーンバイアス電圧に対するノイズ係数のプ
ロットが図15に示されている。ノイズ係数はMCP対
スクリーンバイアス電圧とともに減少し、従来技術の増
倍管(図10)とは全く異なる。図16は本発明の改良
されたMCPに関するMCP電圧対ノイズ係数のプロッ
トである。ここでもノイズ係数は同様のバイアス電圧で
同様のフォトレスポンスと動作を有する従来技術の増倍
管(図11)とは全く異なる。この開示で明示したモデ
ルのこれらの結果は、開示した改良されたMCPはMC
Pの出力側のフォトン或は粒子がMCPを透過するとき
に十分にノイズを減少させることを示している。
【0038】図17は典型的な従来技術のMCPを含む
イメージ増倍管の蛍光スクリーン上に見られるシンチレ
ーションの数と、ここに記載された75%減の出力チャ
ネルオープン領域を持つMCPを含むイメージ増倍管に
おけるものとを比較したものである。明るいシンチレー
ションの数は従来技術のMCPを持つ管と比較した改良
されたMCPを含む管についての大きさのオーダーによ
って減少される。
【0039】ゲイン及びノイズ係数における出力オープ
ン領域交換の修正は、装置のMCPの最適化を可能にす
るように設計され得る。出力チャネルオープニングの完
全な閉鎖の上限が近付くと、与えられた電圧でのMCP
ゲインの減少は、増幅された電子がそれ以上チャネルを
脱出できなくなって明らかになるであろう。プレートの
コンダクタンスも通常のプロセスに対する能力の減少が
制限され、MCPからガスを放出するであろう。MCP
出力チャネルオープン領域におけるごく僅かに有るか無
いかの減少の別の制限で、粒子あるいはフォトンのプレ
ートへのフィードバックは制限されないであろう。出力
チャネルオープン領域の10%或はそれ以上の減少が粒
子或はフォトンのフィードバックの十分な減少に要求さ
れる。装置の最適領域減少は、プレート中へのフォトン
或は粒子のフィードバックにおいて要求される減少に対
してバランスの取られる装置に要求されるMCPゲイン
によって決定される。
【0040】図13の電子顕微鏡写真はマイクロチャネ
ルプレートの出力表面上に蒸着された電極を示してい
る。その写真には蒸着された電極表面のテクスチャーが
示されている。アルミニウム電極の薄いフィルム蒸着に
よって表面にもたらされたテクスチャーは、マイクロチ
ャネルプレートのX線透過をさらに減少させると信じら
れている。これは、テクスチャーされた電極表面に当た
るX線の正反射における減少の結果である。
【0041】本発明のべつの実施例にはチャネル表面の
テクスチャーが含まれている。このテクスチャーはMC
PのX線透過を大きく減少させる。MCPによる大部分
の軟X線透過が、X線エネルギーに依存してMCP表面
に対して垂直から10°の角度に至るまでの角度でのチ
ャネル壁によるX線の正反射となると信じられている。
チャネル壁表面を粗くすることにより、X線の大部分は
チャネル壁内に吸収されるので、チャネル壁を通ってノ
イズパルスが発生するフォトカソードへと到達すること
はない。
【0042】出力電極は比較的鍛えることのできる金属
により造られることが好ましい。そのような金属は金又
はアルミニウムを含むものである。鍛えることのできる
金属は剥離の問題を生ずることなく非常に厚い層に刷る
ことができる。MCP電極金属としてよく用いられてい
るインコネルやニクロムのような標準的な金属は、蒸着
されるときにこれらの金属の厚いフィルム内に現れる強
い応力によって剥離するので、このような応用には適さ
ない。
【0043】アルミニウムはより好適な金属である。典
型的には、空気にさらされた後に非常に薄い層(60Å
のオーダー)のAl23をその形成する。この酸化物
は、インコネル又はニクロム上に形成された従来技術の
表面に比して比較的良好な第2の電子放出体となる。本
発明のAl23表面に当たる電子は1個以上の第2の電
子を発生させ、ニクロム又はインコネルで形成された同
様の電極を持つMCPに比べて改良されたMCPのゲイ
ンを増加させる。インコネル又はニクロムの従来技術の
の表面は、典型的には入射の第1電子について発生する
第2の電子は一個以下である。
【0044】本発明の好適実施例の別の見地に従って、
アルミニウムを入力電極メタライゼーション124に使
用することにより、利点としてアルミニウムメタライゼ
ーションの高いゲインが得られる。アルミニウムの使用
は、入力MCP電極メタライゼーションにニクロム又は
インコネルを使用した場合に比べて、そのAl23のよ
り高い第2の電子放出係数により都合よくMCPゲイン
及びノイズ係数に影響を与える。MCPの前方及び後方
電極の双方に同一金属を使用することは、同じ蒸着装置
内で両表面をコートできるのでプレートの製造を単純化
する。
【0045】本発明に従ったマイクロチャネルプレート
及びその製造方法は、一般的なフィルム状MCPを含む
Gen−III管よりも約25%ノイズ係数の低いGen
−III増倍管の製造を可能にする。これらの増倍管はま
た一般的なものよりも十分に低いシンチレーションノイ
ズをもたらす。更に、これらの増倍管は従来よりも高い
ゲインで従来技術のMCPを含む増倍管によるよりも信
号対ノイズ比における低下が少ないように操作可能であ
る。
【0046】本発明は様々なナイトヴィジョン管(nigh
t vision tubes)に使用されるMCPに関して記載され
ているが、本発明は同様の条件及び問題を抱えるMCP
のための別の応用に利点をもたらすものとして応用し得
ることは言うまでもない。
【0047】ここで示された様々な
【実施例】の変形例が本発明の実施において用いられて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のウエファチューブ・イメージ増倍管
の略示正面断面図である。
【図2】従来技術のマイクロチャネルプレートの拡大短
縮図である。
【図3】従来技術のマイクロチャネルプレートから取り
出した単一チャネルマルチプライヤーの拡大略示図あ
る。
【図4】従来技術のマイクロチャネルプレートの出力部
分の電子顕微鏡による部分斜視拡大断面図である。
【図5】従来技術のMCPを含むGen−IIIイメージ
増倍管に関する、ノイズ係数に対するフォトレスポンス
の典型的なプロットである。
【図6】従来技術のMCPを含む典型的なGen−III
イメージ増倍管に関する、モデルのノイズ係数に対する
相対的フォトレスポンスのプロットである。
【図7】1.5ミクロン厚のGaAs層における入射X
線フォトン対X線エネルギーによる電子発生率のプロッ
トである。
【図8】カソードフォトレスポンスをパラメータとして
持つ従来技術のMCPを含む典型的なGen−IIIイメ
ージ増倍管に関する、MCP対スクリーンバイアス電圧
に対するモデルのノイズ係数のプロットである。
【図9】カソードフォトレスポンスをパラメータとして
持つ従来技術のMCPを含む典型的なGen−IIIイメ
ージ増倍管に関する、MCPバイアス電圧に対するモデ
ルのノイズ係数のプロットである。
【図10】カソードフォトレスポンスをパラメータとし
て持つ従来技術のMCPを含む典型的なGen−IIIイ
メージ増倍管に関する、MCP対スクリーンバイアス電
圧に対するノイズ係数のプロットである。
【図11】カソードフォトレスポンスをパラメータとし
て持つ従来技術のMCPを含む典型的なGen−IIIイ
メージ増倍管に関する、MCPバイアス電圧に対するノ
イズ係数のプロットである。
【図12】本願発明に従ったマイクロチャネルプレート
の拡大短縮図である。
【図13】本願発明に従って作られたマイクロチャネル
プレートの電子顕微鏡による部分斜視拡大断面図であ
る。
【図14】改良されたMCPを含むGen−III増倍管
と従来技術のMCPを含む増倍管とを比較した、フォト
レスポンスに対するノイズ係数のプロットである。
【図15】1221ミクロン/ルーメンのカソードフォ
トレスポンスを持つ本願発明の改良されたMCPを含む
Gen−IIIイメージ増倍管に関する、MCP対スクリ
ーンバイアス電圧に対するノイズ係数のプロットであ
る。
【図16】1652ミクロン/ルーメンのカソードフォ
トレスポンスを持つ本願発明の改良されたMCPを含む
Gen−IIIイメージ増倍管に関する、MCPバイアス
電圧に対するノイズ係数のプロットである。
【図17】従来技術のMCPを含むGen−IIIイメー
ジ増倍管と本願発明の改良されたMCPを含むGen−
III増倍管に関する、シンチレーション輝度に対する観
測されるシンチレーション数のプロットである。
【符号の説明】
116・・・マイクロチャネルプレート 124・・・入力電極メタライゼーション 126・・・出力電極 128・・・オープン領域 130・・・チャネル壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】従来技術のマイクロチャネルプレートの出力部
分の拡大した電子顕微鏡写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】本願発明に従って作られたマイクロチャネル
プレートの拡大した電子顕微鏡写真

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロチャネルプレートであって、多
    数のチャネルと該チャネルの出力端部のオープン領域の
    少なくとも10%を孤立させる導電層から成る出力電極
    とから成るマイクロチャネルプレート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロチャネルプレー
    トであって、前記導電層が前記チャネルの出力端部に対
    しおよそ10乃至85%の範囲で出力領域を孤立させ
    る、マイクロチャネルプレート。
  3. 【請求項3】 前記出力電極が鍛えることのできる金属
    から成るところの請求項1記載のマイクロチャネルプレ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記鍛えることのできる金属がアルミニ
    ウムから成るところの請求項3記載のマイクロチャネル
    プレート。
  5. 【請求項5】 前記導電層がテクスチャーされた面であ
    るところの請求項1記載のマイクロチャネルプレート。
  6. 【請求項6】 前記チャネルの内面がテクスチャーされ
    た面を有するところの請求項1記載のマイクロチャネル
    プレート。
  7. 【請求項7】 前記出力電極が前記チャネルのオープン
    領域のほぼ75%を孤立させるところの請求項1記載の
    マイクロチャネルプレート。
  8. 【請求項8】 前記出力電極が鍛えることのできる金属
    からなるところの請求項7記載のマイクロチャネルプレ
    ート。
  9. 【請求項9】 前記出力電極がアルミニウムからなると
    ころの請求項8記載のマイクロチャネルプレート。
  10. 【請求項10】 前記チャネルの入力端部でアルミニウ
    ムの導電層からなる入力電極を有するところの請求項7
    記載のマイクロチャネルプレート。
  11. 【請求項11】 前記導電層がテクスチャーされた面を
    有するところの請求項7記載のマイクロチャネルプレー
    ト。
  12. 【請求項12】 前記チャネルがテクスチャーされた面
    を有するところの請求項7記載のマイクロチャネルプレ
    ート。
  13. 【請求項13】 真空ハウジングを持つウエファチュー
    ブイメージ増倍管において、前記ハウジングが入力窓が
    設けられる第1端部と出力窓が設けられる第2端部とを
    有し、入力窓が密閉可能に前記ハウジングの前記第1端
    部に設けられており、該入力窓はその内面上に配設され
    たフォトカソードを有し、出力窓が密閉可能に前記ハウ
    ジングの前記第2端部に設けられており、該出力窓はそ
    の内面上に配設された蛍光スクリーンを有し、 マイクロチャネルプレートであって、前記ハウジング内
    に設けられ、前記フォトカソードと相対する入力面と前
    記蛍光スクリーンと相対する出力面とを持つものを有
    し、 マイクロチャネル入力面と出力面との間に伸びる多数の
    チャネルを有し、 前記マイクロチャネルプレートの前記出力面上に出力電
    極を有し、 更に、前記マイクロチャネルプレート出力面のオープン
    領域の少なくとも10%を孤立させる出力電極導電層を
    有することを特徴とするところのウエファチューブイメ
    ージ増倍管。
  14. 【請求項14】 前記導電層が10から約85%の範囲
    内で前記チャネルの出力端部のオープン領域を孤立させ
    るところの請求項13記載のイメージ増倍管。
  15. 【請求項15】 前記出力電極導電層が鍛えることので
    きる金属から成るところの請求項13記載のイメージ増
    倍管。
  16. 【請求項16】 前記出力電極がアルミニウムから成る
    ところの請求項15記載のイメージ増倍管。
  17. 【請求項17】 前記チャネルの入力窓端部にアルミニ
    ウムの導電層から成る入力電極を有する請求項13記載
    のイメージ増倍管。
  18. 【請求項18】 前記導電層がテクスチャーされた面を
    有するところの請求項13記載のイメージ増倍管。
  19. 【請求項19】 前記チャネルの内面にテクスチャーさ
    れた面を有するところの請求項13記載のマイクロチャ
    ネルプレート。
  20. 【請求項20】 前記出力電極導電層が、前記チャネル
    のオープン領域のおよそ75%を孤立させるところの請
    求項13記載のイメージ増倍管。
  21. 【請求項21】 前記出力電極がアルミニウムから成る
    請求項20記載のイメージ増倍管。
  22. 【請求項22】 前記チャネルの入力端部でアルミニウ
    ムの導電層から成る入力電極を有するところの請求項2
    0記載のイメージ増倍管。
  23. 【請求項23】 前記導電層がテクスチャーされた面を
    有する請求項20記載のイメージ増倍管。
  24. 【請求項24】 チャネル内面がテクスチャーされてい
    る請求項20記載のイメージ増倍管。
  25. 【請求項25】 ウエファチューブイメージ増倍管であ
    って、 入力窓及び出力窓を有する真空ハウジング、 前記入力窓設けられたガリウムヒ素陰電子親和力フォト
    カソード、 前記出力窓に設けられた蛍光スクリーン、 前記ハウジング内に設けられ、前記フォトカソードと前
    記蛍光スクリーンとの間に配設された多数のチャネルを
    有するマイクロチャネルプレート、並びに前記マイクロ
    チャネルプレート出力面のオープン領域の少なくとも1
    0%を孤立させる導電層を有する出力電極、とから成る
    ウエファチューブイメージ増倍管。
  26. 【請求項26】 前記導電層が10乃至85%の範囲で
    前記チャネルの出力端部のオープン領域を孤立させると
    ころの請求項25記載のイメージ増倍管。
  27. 【請求項27】 前記出力電極導電層が鍛えることの可
    能な金属から成る請求項25記載のイメージ増倍管。
  28. 【請求項28】 前記出力電極がアルミニウムから成る
    請求項27記載のイメージ増倍管。
  29. 【請求項29】 前記チャネルの入力端部にアルミニウ
    ムの導電層から成る入力電極を有する請求項25記載の
    イメージ増倍管。
  30. 【請求項30】 前記導電層がテクスチャーされた面を
    有する請求項25記載のイメージ増倍管。
  31. 【請求項31】 前記チャネルの内面がテクスチャーさ
    れた面を有する請求項25記載のマイクロチャネルプレ
    ート。
  32. 【請求項32】 前記出力電極導電層が、前記チャネル
    のオープン領域のほぼ75%を孤立させるところの請求
    項25記載のイメージ増倍管。
  33. 【請求項33】 前記出力電極がアルミニウムから成る
    請求項32記載のイメージ増倍管。
  34. 【請求項34】 前記チャネルの入力端部にアルミニウ
    ムの導電層から成る入力電極を有する請求項32記載の
    イメージ増倍管。
  35. 【請求項35】 前記導電層がテクスチャーされた面を
    有する請求項32記載のイメージ増倍管。
  36. 【請求項36】 チャネルの内面ががテクスチャーされ
    ている請求項32記載のイメージ増倍管。
  37. 【請求項37】 フォトカソードを持つ入力窓と、蛍光
    スクリーンを持つ出力窓と、前記入力窓と前記出力窓と
    の間に配設されたマイクロチャネルプレートを有するウ
    エファイメージ増倍管におけるフィードバックを制限す
    るための方法であって、 前記入力窓上のイメージ入射に応答して前記フォトカソ
    ードで電子を発生させるステップ、 前記フォトカソードから前記マイクロチャネルプレート
    を通る電子イメージを前記蛍光スクリーンに向けるステ
    ップ、並びに前記蛍光スクリーンから前記フォトカソー
    ドに向かって戻る放射粒子を前記マイクロチャネルプレ
    ートのチャネルの出力端部のオープン領域の少なくとも
    10%にわたって妨げるステップ、とから成る方法。
  38. 【請求項38】 前記妨げるステップが、前記マイクロ
    チャネルプレートのチャネルの出力端部のオープン領域
    のおよそ75%にわたって放射を妨げるところの請求項
    37記載の方法。
  39. 【請求項39】 マルチチャネルプレートを作るための
    方法であって、 クラディングガラスによってコアガラスが覆われた多数
    のブールの光学繊維を形成するステップ、 プレート部材を形成するためにブールを切断するステッ
    プ、、 溶着した多数のチャネル部材で、入力端部と出力端部を
    有するものを残すためにプレート部材からコアガラスを
    除くステップ、 チャネル壁面上に半導体層を形成するためのステップ、
    並びに前記チャネル出力端部のオープン領域の少なくと
    も10%をカバーする出力電極をチャネルプレートの出
    力面に設けるステップ、とから成る方法。
  40. 【請求項40】 前記出力電極を設けるためのステップ
    が、チャネルプレートの出力面上にアルミニウムの層を
    設けるステップを含むところの請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記出力電極を設けるためのステップ
    が、電極面をテクスチャーするステップを含むところの
    請求項39記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記半導体層をテクスチャーするステ
    ップを含むところの請求項39記載の方法。
  43. 【請求項43】 アルミニウム供給するステップがアル
    ミニウム源からのアルミニウムを60°乃至70°の入
    射角度でマルチチャネルプレートの出力面に向けるステ
    ップを有する請求項40記載の方法。
  44. 【請求項44】 入力電極を形成するために前記マルチ
    チャネルプレートの入力面にアルミニウムの層を蒸着す
    るステップを含む請求項40記載の方法。
  45. 【請求項45】 チャネルのオープン領域をカバーする
    ステップが、チャネルの出力端部のオープン領域のおよ
    そ75%をカバーするステップを含む請求項39記載の
    方法。
  46. 【請求項46】 出力電極を設けるためのステップが、
    電極面をテクスチャーするステップを含む請求項45記
    載の方法。
  47. 【請求項47】 前記半導体層をテクスチャーするステ
    ップを含む請求項45記載の方法。
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