JPH079392B2 - 流体中の粒子の判別方法およびその装置 - Google Patents

流体中の粒子の判別方法およびその装置

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JPH079392B2
JPH079392B2 JP1292568A JP29256889A JPH079392B2 JP H079392 B2 JPH079392 B2 JP H079392B2 JP 1292568 A JP1292568 A JP 1292568A JP 29256889 A JP29256889 A JP 29256889A JP H079392 B2 JPH079392 B2 JP H079392B2
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晃郎 池田
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二國機械工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体中に含まれる第1の粒子の群と特性の異
なる第2の粒子の群のそれぞれの存在を判別する方法お
よび装置、さらに詳しく言えば,たとえば超純水を精製
する場合などに使用されるイオン交換樹脂の分離,ある
いは再生中における状態を監視するためのイオン交換樹
脂判別方法とその装置として好適に利用することができ
る流体中の粒子の判別方法および装置に関する。
(従来の技術) 一般に、火力発電所,原子力発電所,大規模な半導体製
造工場等において大量に必要とする高純度精製水を得る
ためのイオン交換操作は、交換,還元を反復し、還元は
逆洗,分離,再生,洗浄の順に行われる。
これを脱塩水の純度が高く中性で、溶解けい酸が完全に
除去できるなどの特長を有する混床式脱塩装置で行なう
場合、従来は,強酸性樹脂(陽イオン交換樹脂)と強塩
基性樹脂とを単一の交換槽内に充填し、これを空気によ
って均等に混合すれば、陽イオン樹脂(以下カチオンと
いう)と陰イオン樹脂(以下アニオンという)との組み
合わせが無数になり、高純度の脱塩水が得られる。この
場合ストークスの法則にしたがって動く2種の樹脂粒子
の比重が異なることによる沈降速度の差を利用して、逆
洗によって2種の樹脂を分離して再生を行っている。
第8図は、混床式脱塩装置の例を示す説明図である。イ
オン交換槽10にはアニオンとカチオンが入れられてい
る。溶液15は水酸化ナトリウム(かせいソーダ)でアニ
オンの再生に使用され、溶液16は塩酸または硫酸でカチ
オンの再生に使用される。
第9図は、混床式脱塩水装置の操作法の例を示す説明図
である。
同図(a)は脱塩操作,(b)は逆洗分離,(c)アニ
オンの再生,(b)はカチオンの再生,(e)は洗浄,
(f)は混合,(g)は始動の操作をそれぞれ示し、操
作は同図(a)から(g)への順序で行われ、(g)の
始動の操作の次は、(a)の脱塩操作へと続き繰り返さ
れる。
なお、第9図中,右下がりの斜線を施した部分はアニオ
ンの部分を示し、左下がりの斜線を施した部分はカチオ
ンの部分を示し、右下がり,左下がりの斜線を重ねた部
分は、アニオンとカチオンが混在する部分を示してい
る。
そして以上の操作を行なう場合、槽内に流す水,あるい
は薬品の溶液が通過するバルブを手動で加減し、水,ア
ニオン,カチオンのそれぞれの境界面の位置が適正な位
置になるよう眼で見ながら流速を調節している。
(発明が解決しようとする課題) 従来のイオン交換作業は、交換槽内のイオン交換樹脂の
状態を眼で観察しながら手動でバルブ操作を行っている
ので人手を要するという欠点がある。
これを自動化しようとするとき、流水の速度を決めるバ
ルブ調整の自動化は従来の技術で可能であるが、イオン
交換樹脂の状態の検知は、従来の光センサやビデオカメ
ラではイオン交換樹脂の大きさにバラツキがあること、
水(または溶液)の中における粒子の密度が異なるこ
と、カチオンおよびアニオンが新しい間は判別すること
ができても、使用開始後時間経過とともに粒子表面にク
ラッドが付着して樹脂粒子表面の反射率が変化し、両者
の区別がつかなくなるなどの理由により判別は一般的に
困難であった。
本発明の目的は、流体中に含まれる第1の粒子の群と特
性の異なる第2の粒子の群のそれぞれの存在を判別する
流体中の粒子の判別方法およびその装置を提供すること
にある。
本発明のより具体的な目的は、このような欠点を解消
し、たとえば,イオン交換操作の自動化に必要な,交換
槽内における水(または溶液)のみの部分と、アニオ
ン,カチオンのそれぞれを区別して、その存在を明確に
検知できるような粒子判別方法およびその装置に適用で
きる流体中の粒子の判別方法およびその装置を提供する
ことにある。
また、本発明のさらに他の目的は、たとえば,イオン交
換操作に必要な交換槽内における水(または溶液)のみ
の部分とイオン交換樹脂群の境界面の位置,およびアニ
オンとカチオンが存在する部分の境界面の位置の確認が
容易にできるような粒子判別装置に適用できる流体中の
粒子の判別装置を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、前記に加えて粒子を
判別する手段の較正を自動的に行うことができるような
粒子判別装置に適用できる流体中の粒子の判別装置を提
供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、前記に加えて装置の
防塵,防水,気密を保つことによって、信頼度を高めた
粒子判別装置に適用できる流体中の粒子の判別装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による液体中の粒子
の判別方法は、 流体中に含まれる第1の粒子の群と特性の異なる第2の
粒子の群のそれぞれの存在を透明な隔壁を隔てて判別す
る方法において、 異なる波長帯からなる複数の光を前記粒子群を含む被測
定物に当て波長帯ごとに受光素子の出力の倍率を補正し
てそれぞれの反射率を測定し、 前記光のうちの一つに対する反射率と前記光のうち他の
一つに対する反射率の比があらかじめ定めた一定値以上
であるとき前記被測定物に前記第1の粒子の群が含まれ
ると判別し、 前記一つの光に対する反射率と前記他の一つの光に対す
る反射率の比があらかじめ定めた一定値以下であるとき
前記被測定物に第2の粒子の群が含まれると判別するよ
うに構成されている。
前記方法によるイオン交換樹脂の判別方法は、 前記第1の粒子は液体中に含まれる陰イオン交換樹脂の
粒子であり前記第2の粒子は陽イオン交換樹脂の粒子で
あって、 異なる波長帯からなる複数の光を前記いずれかの粒子を
含む被測定物に当て、前記光のうちの一つに対する反射
率と前記光のうち他の一つに対する反射率の比があらか
じめ定めた一定値以上であるとき前記被測定物に陰イオ
ン交換樹脂が含まれると判別し、 前記一つの光に対する反射率と前記他の一つの光に対す
る反射率の比があらかじめ定めた一定値以下であるとき
前記被測定物に陽イオン交換樹脂が含まれると判別する
ことができる。
前記方法による流体中に含まれる第1の粒子の群と特性
の異なる第2の粒子の群のそれぞれの存在を判別する装
置は、 異なる波長帯からなる複数の光を前記粒子群を含む被測
定物に当て波長帯ごとに受光素子の出力の倍率から補正
し異なる波長帯からなる複数の光を使用し発光素子から
出た光を透明な隔壁を隔てて前記いずれかの粒子を含む
被測定物に当てその反射光を受光素子で受けそれぞれの
反射率を測定する手段と、 前記反射率測定手段により測定した前記光の一つに対す
る反射率と前記光の他の一つに対する反射率の比があら
かじめ設定した一定値以上であるとき前記被測定物に前
記第1の粒子が含まれると判断し、 前記光の一つに対する反射率と前記光の他の一つに対す
る反射率の比があらかじめ設定した一定値以下であると
き前記被測定物に前記第2の粒子が含まれると判断する
粒子判別手段と、 前記粒子判別手段により判別した結果を表示する表示手
段とから構成されている。
本発明による流体中の粒子の判別装置は、 前記第1の粒子は液体中に含まれる陰イオン交換樹脂の
粒子であり前記第2の粒子は陽イオン交換樹脂の粒子で
あって、 異なる波長帯からなる複数の光を使用し固定配置された
発光素子から出た光を前記いずれかのイオン交換樹脂の
粒子を含む被測定物に当てその反射光を固定配置された
受光素子で受けて反射率を測定する手段と、 前記反射率測定手段により測定した前記光の一つに対す
る反射率と前記光の他の一つに対する反射率の比があら
かじめ設定した一定値以上であるとき前記被測定物に前
記陰イオン交換樹脂の粒子が含まれると判断し、 前記光の一つに対する反射率と前記光の他の1つに対す
る反射率の比があらかじめ設定した一定値以下であると
き前記比測定物に前記陽イオン交換樹脂の粒子が含まれ
ると判断するイオン交換樹脂判別手段と、 前記イオン交換樹脂判別手段により判別した結果を表示
する表示部から構成されている。
前記装置で、被測定物を収容する槽の透明で平板状の隔
壁部に沿って上下方向に前記受光素子の複数個を並べて
配置し、 前記反射率測定手段の出力にもとづいて前記被測定物の
流体のみの部分と粒子群の境界面の位置、および前記第
1の粒子群と前記第2の粒子群の境界面の位置を検知す
る手段を設けることができる。
前記粒子判別手段において、使用する光ごとに感度と色
基準を較正する較正手段を設けることができる。
前記反射率測定手段において、前記受光素子に入射する
光の主通過経路が、前記槽の隔壁面に対し、垂直である
姿勢および位置に、前記受光素子を配置するとともに、
前記発光素子から出る主放射方向の光が、前記受光素子
に相対する前記槽の隔壁面に対し、斜めに入射する姿勢
および位置に、前記発光素子の対を複数個の前記受光素
子を挟んでその両側に配置して構成することができる。
前記槽に取り付けた状態において、少なくとも前記反射
率測定手段を収容する構造を気密状態とする密閉手段を
有するように構成することができる。
(実施例) 以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。
まず、本発明において期待される条件について説明す
る。
以下、光による反射率により判別する場合について述べ
る。
ア)槽内の,たとえば水(または他の液体)などの流体
とアニオンやカチオンなどの粒子との見掛け上の分布比
率が絶えず変化し、そのため粒子群に当たる光の反射率
も見掛け上変動する。このような変動の影響を受けない
ことが必要である。
イ)槽に設けられた透明窓の内側に沿って粒子が付着す
るので微少面積で識別すると誤った判断をするおそれが
ある。したがって、ある程度の広さの面積全体の平均的
な値で判断する必要がある。
ウ)槽の内面や、粒子にクラッドなどが吸着して変色し
ても、アニオン,カチオンなどの粒子が識別できるこ
と。
エ)槽の窓から見える部分に1種類の粒子しか見えない
状態でも、その粒子が何であるか判別できないとイオン
交換操作などの操作を制御することができないので、判
別は2種の相対判別でなく各粒子の絶対判別ができるこ
と。
オ)粒子を収容する槽の、窓の内側にセンサを設置する
と乱流を生じ、水,各粒子などの境界が乱れる。したが
って、センサは窓の外部に設置しなければならない。
一方、ガラス,アクリル樹脂等で作られる槽の窓は、内
面を槽の内面と一致させないと乱流が生じるので、一般
に厚い。
したがって、厚い窓を介して中にある粒子の判別を充分
余裕をもってできる必要がある。
なお、これらの要求の技術的解決方法の一つとして特開
昭60−25547号公報に「処理塔内監視装置」の発明が提
案されている。この提案は、処理塔側面に設けられた監
視窓に沿って輝度計測部が上下に移動して測定し、処理
塔内の状態を監視するものである。ところが大きな処理
塔の場合は、上下に長い大きな監視窓を設けることは、
水圧を考慮すると、その実現が極めて難しいという問題
点がある。また移動する輝度計測部の機構の防水構造化
は困難であるので、屋外設置の処理塔に適用できないと
いう問題点がある。
つぎに本発明の原理についてイオン交換樹脂判別方法を
例として説明する。
第5図は、水中におけるアニオン11とカチオン12のそれ
ぞれについて、クラッド吸着の有無の2つの場合につい
て、各波長の光に対する相対反射率を示す曲線図であ
る。
第5図では、アニオン11に波長700nmの光を当てた場合
の反射率を1として示している。
第5図において、実線で示した曲線Ao,Coはそれぞれ新
しいアニオン11とカチオン12の相対の反射率で、点線で
示した曲線Ac,Ccはそれぞれ古くなってクラッドが吸着
したアニオン11とカチオン12の相対反射率を示してい
る。
新,古アニオン11の曲線Ao,Acはいずれも当てる光の波
長700〜800nm付近をピークにして、その前後で反射率が
低くなっている。
一方、新,古カチオン12の曲線Co,Ccはともに当てる光
の波長が大きくなるほど反射率は高くな傾向にある。
こ傾向の違いから、異なる波長帯の光を2つ以上に使用
して相対反射率の比をとることによって、樹脂粒子の新
古にかかわらず、アニオン11であるかカチオン12である
かを個別に判別することができる。
なお、曲線Ao,Ac,Co,Ccはすべて水13との分布比率が変
化すると図の上下方向に平行移動する。
したがって、アニオン11とカチオン12のそれぞれの判別
は、前記の傾向の違いを利用すれば個別に判別ができる
が、一つの光のみでは容易には判別がつかない。
また、ほとんど水13のみの場合は、曲線Ao,Ac,Co,Ccは
いずれも図中下方に移行して相対反射率が極めて小さく
なる。
例えば、異なる2つの波長帯をもつ光として赤外光と可
視光を選び、赤外光による反射率を横軸とし、可視光に
よる反射率を縦軸として、2つの光による反射率の合成
ベクトルを求めると、第6図(a)に示すようにベクト
ルの先端が原点から遠ざかるほど明るさを増し、ベクト
ルの傾斜が小さくなると赤外光の反射率の方が高くな
り、傾斜が大きくなると可視光の反射率の方が高くなる
ことを示す。そこで、概念的に分けて考えると、アニオ
ン11,カチオン12,および水13のみの場合の範囲は第6図
(b)に示すようになる。
アニオン11とカチオン12の判別は、第6図(b)の水の
範囲を除き、異なる2つの光,例えば可視領域における
一つの光の反射率測定値をRK,赤外領域における一つ
の光の反射率測定値をRIとすれば、一定の値を判別境
界設定値Bとすると,(RK/RI)>Bであればアニオン
11と判別することができ、また(RK/RI)<Bであれは
カチオン12と判別することができる。
なお、可視領域での使用波長は500〜700nmの間、赤外領
域での使用波長は800〜1100nmの間の適当な2つ,ある
いはそれ以上の数の光を選択すれば、実験上,若干の測
定誤差を生じても未使用樹脂および使用中のクラッドを
吸着した樹脂共に正しく判別できる。
つぎに、本発明の一実施例の装置について説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す構成系統図である。
第2図は、第1図の実施例のイオン交換樹脂判別装置
(本実施例の装置)20と、これを取り付けるイオン交換
槽10との対応例を示す斜視図である。
本実施例の装置20は第2図に示すように、イオン交換槽
10に対応し、その前面の透明で表面が平な窓14に、ゴム
パッキング32を介して取り付けられる。ただし第2図
は、本実施例の装置20を前方に取り外した状態で示して
いる。
イオン交換槽10の透明窓14を介して見えるイオン交換槽
10の内部には、通常はアニオン11,カチオン12などが水1
3あるいは他の液体の中に含まれる状態で収容されてい
る。
本実施例20のハウジング31の内部には、光源制御部22に
よって制御され、波長の異なる2つの光をそれぞれ単独
に発光することができるよう2つの発光素子を一体化し
た発光器L1,L2,…L16と、可視領域から赤外領域までの
光に感応する受光素子を備えた受光器R1,R2……R32と、
受光器制御部23と、光源制御部22を制御し、受光器制御
部23を介して受光器R1,R2……R32の出力にもとづいて被
測定物(光を当てたアニオン11またはカチオン12または
水などの液体13)の反射率を測定し、被測定物が何であ
るかを判別する演算制御部21と、演算制御部21が、被測
定物を判別する基準値を設定する判別レベル設定部24
と、演算制御部21の判定にもとづき、その結果を表示す
る表示部25から構成されている。
なお27は、図示しない制御盤との間の接続を行なう入出
力インターフェース,28は装置内の各部に電力を供給す
る電源部である。
表示部25は、装置の外部から透明板29を介して見えるよ
う配置され、透明板29とハウジング31の間にはゴムパッ
キング33が挿入されており、ハウジング31と装置が取り
付けられるとイオン交換槽10の窓14の間にゴムパッキン
グ32の挿入し、入出力インターフェース27と図示しない
制御盤との間のケーブルを接続する接栓30が防水形にな
っていることによって、本実施例の装置20が、イオン交
換槽10に取り付けられた状態では耐塵防水気密構造を形
成する。
さらに、内部に図示しない乾燥材を入れるとともに、内
部湿度・結露監視部26によって内部湿度の以上上昇と結
露を監視し、透明窓14の表面が曇るなど、反射率測定に
支障がある場合は、内部湿度・結露監視部26の出力にも
とづき演算制御部21から外部の制御盤へ警報を出力す
る。
第3図は、第2図の実施例のイオン交換槽10側からみ
た、発光器L1,L2,……L16と受光器R1,R2……R32の配置
例を示す背面図である。
受光器R1,R2,……R32は、本実施例の装置20が取り付け
られる交換槽10の上下方向に沿って一列に配置されてい
る。そして受光器R1,R2,……R32は内蔵する各受光素子
の前に適当なスリットを設けるなどして真正面からの光
のみに感応して出力するよう作られている。
発光器L1,L2,……L16は、発光器L1とL2が一対になって
受光器R1,R2,R3,R4に対応して発光し、発光器L3,L4が一
対となって受光器R5,R6,R7,R8に対応して発光するよう
になっている。発光器L5,L6,……L16についても同様で
ある。
そして発光器L1,L2の配置は、受光器R1,R2,R3,R4の正面
の透明窓14に対し、その光の主放射方向が斜めに当たる
ように配置されている。これは、透明窓14の表面からの
反射光が受光器R1,R2,R3,R4に入って、被測定物からの
反射光量の測定結果に誤差を生じないようにしたもので
ある。
また発光器L1,L2が受光器R1,R2,R3,R4を挟んで両側に配
置されているのは、被測定物の樹脂の粒子に陰を作るこ
とによって反射率の測定結果に誤差を生じないようにし
たものである。
発光器L1,L2,……L16の発光は、発光器L1とL2が極めて
短い時間赤外領域の光と可視領域の光とを交互に出して
受光器R1,R2,R3,R4の正面に相対する被測定物を照射
し、その反射光を受光器R1,R2,R3,R4の受光素子に受け
てそれに対応する出力を受光制御部23に入力する。
受光制御部23では、その入力を、発光器L1,L2の駆動に
同期した時間帯のR1,R2,R3,R4の出力に対数圧縮しディ
ジタル信号として演算制御部21に送る。
演算制御部21では、判別レベル設定部24で設定されたレ
ベルを参照し、アニオン,カチオン,水(または他の液
体)の判別を行い,その結果を表示部25に表示するとと
もに入出力インタフェース27および防水型の接栓30を経
て図示しない制御盤に出力する。外部の制御盤ではこれ
を受けてイオン交換操作に必要なバルブ操作などを自動
的に行なう。
第4図は、第2図の実施例の装置の前面から透明板29を
通して見える表示部25上の3色発光レベルメータ(以下
レベルメータという)T1,T2……T32と、動作状態表示発
光ダイオードM1,M2……M6の配置例を示す正面図であ
る。第4図において、レベルメータT1は第3図の受光器
R1に対応し、レベルメータT2は第3図の受光器R2に対応
し、以下同様に対応し、レベルメータT32は第3図の受
光器R32に対応する。
それぞれの受光器の出力による判定結果を、対応するレ
ベルメータに、たとえば水の場合は緑色に、アニオンの
場合は黄に、カチオンの場合は赤に発光させるなどによ
り表示する。
動作状態表示発光ダイオードM1〜M6は、その時点での内
蔵乾燥剤が正常か否か、内部湿度の正常か否かの他、ア
ニオン単独の検知の有無などを表示する。
第7図は、本実施例のイオン交換樹脂判別の較正を自動
的に行なう手段の例を示す説明図である。
較正は本実施例20をイオン交換槽10に取り付ける前、あ
るいは点検のため取り外した際に行なう。
これは、主として発光器L1,L2,……L16と受光器R1,R2,
……R32,それぞれの内蔵素子の特性のバラツキと経時変
化を補正するために行われる。
較正は、第7図(a)に示す系統により、例えば白色上
質紙の前に工具用樹脂タンク窓ガラスを置いた基準反射
面Sを使用して行われる。そして外部から操作すること
ができる図示しない較正用押しボタンを押すことによ
り、演算制御部21に内蔵されるマイコンのプログラムが
較正に切り換えられ、受光器R1,R2,……R32のそれぞれ
に内蔵されている受光素子(カラーセンサ)の感度と色
基準値が自動的に補正される。
その補正の方法は、第7図(b)に示すように、例え
ば、第7図(a)で“可視”にスイッチが接続されたと
きの受光器R1の出力をA1とし、同図(a)で“赤外”に
スイッチが接続されたときの受光器R1の出力をB1とし
て、基準値を100%として縦軸上と横軸上に表す。同図
(b)の縦軸,横軸とも対数目盛で表すと、αは可視
光による受光器R1の出力を補正すべき倍率となる。同様
にして同図(b)のβは赤外光による受光器R1の出力
を補正すべき倍率となる。以下同様に受光器R2,R3,……
R32のカラーセンサのそれぞれについて補正すべき倍率
が得られ、これを第7図(c)に示すようにメモリに記
憶する。そしてこれらの倍率は、本実施例20がイオン交
換槽10に取り付けられて実際に運用する場合の補正値と
して使用される。
なお、このような較正は、使用する光の波長帯が異なっ
ていることに起因する数値の差異を無くし、比較判定を
正確にするために重要である。
たとえば、特開昭52−148183号公報に二つの周波数の異
なる光を用い、投光光路を近似的に等価にして測定する
技術(色相検査装置の投受光方法)が示されているが、
この技術を本実施例のような場合にそのまま適用するこ
とはできない。すなわち、大きいイオン交換槽10では、
水圧のため透明窓14の隔壁となる透明板29の厚さは数十
mm以上のものが多く、波長帯の異なる光が斜めに通ると
きの通過経路の相違は無視できない。この通過経路の相
違の影響を無くするためのハード面での対応は難しい
が、前記較正によれば、投光光路を近似的に等価にしな
ても、容易かつ正確な測定結果が得られるからである。
以上の説明は、すべて被測定物の反射率を測定するため
に異なる波長をもつ2つの光を使用するものとしたが、
第5図の特性曲線からみても分かるように反射率を測定
するための光は、2つ以上あれば何個でも良く、また、
本実施例が使用される条件によっては、必ずしも可視光
と赤外光の組み合わせでなくても良く、例えば可視光
と,可視光を含む赤外光の組み合わせ,あるいは赤外光
の中の2つの光の組み合わせでも良い。
またイオン交換樹脂判別方法および装置の実施例につい
て詳細に説明を行ったが、さらに一般的に、流体中に含
まれる第1の粒子の群と特性の異なる第2の粒子の群の
それぞれの存在の判別に利用できる。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように、本発明による液体中の粒子
の判別方法およびその装置によれば、液体中に含まれる
第1の粒子の群と特性の異なる第2の粒子の群のそれぞ
れの存在を判別することができる。
この方法および装置を,たとえばイオン交換樹脂判別方
法および装置に利用し、異なる波長帯からなる複数の光
を使用し、被測定物の反射率を測定し、アニオンとカチ
オンが異なる波長の光に対する反射率特性の傾向が異な
ることを利用して判別することにより、樹脂粒子が古く
なってクラッドを吸着した場合などでも明確に判別する
ことができ、しかもそれぞれの樹脂粒子群を他との比較
でなく個別に判別することができるという効果がある。
さらに、被測定物の反射率を測定するための受光素子を
イオン交換槽の透明窓の上下方向に沿って、並べて配置
することにより、被測定物の液体のみの部分とイオン交
換樹脂群の境界面の位置、およびアニオンとカチオンの
境界面の位置を検知することができるので、イオン交換
操作の自動化を、正確かつ容易に行なうことができると
いう効果がある。
また、使用する光ごとに感度と色基準を較正する手段を
有することにより、反射率を測定するための素子の特性
のバラツキと経時変化を補正して正確な判定ができると
いう効果がある。
また、反射率の測定のための発光素子の光主放射方向
を、イオン交換槽の透明窓の表面に対し傾斜させること
により、透明窓からの反射が受光素子に入って、測定誤
差を大きくすることを防いでいるので、誤差のない正確
な判別ができるという効果がある。
さらに、本実施例を,たとえばイオン交換槽に取り付け
た状態において、装置の主要部を密閉構造内に収容する
ことにより、イオン交換槽の透明窓が塵,水滴などで汚
され、あるいは結露により曇って測定される反射率に誤
差を生じるおそれがないので、常に正しい判別結果が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す構成系統図である。 第2図は、第1図の実施例をイオン交換槽とともに示す
斜視外観図である。 第3図は、第1図および第2図の実施例のイオン交換槽
側から見た背面図である。 第4図は、第1図および第2図の実施例の装置の前面か
ら見た正面図である。 第5図は、第1図および第2図の実施例の被測定物の反
射率特性を示す曲線図である 第6図は、第1図および第2図の実施例の判別原理の概
念を説明するための説明図である。 第7図は、第1図および第2図の反射率測定手段の較正
方法例を説明するための説明図である。 第8図は、一般の混床式脱塩装置の例を示す説明図であ
る。 第9図は、第8図の混床式脱塩装置の操作法を例を示す
説明図である。 10……イオン交換槽 11……アニオン 12……カチオン 13……水または他の液体 14……イオン交換槽の透明窓 15,16……溶液 20……イオン交換樹脂判別装置 21……演算制御部 22……光源制御部 23……受光器制御部 24……判別レベル設定部 25……表示部 26……内部湿度・結露監視部 27……入出力インタフェース 28……電源部 29……透明板 30……防水型接栓 31……ハウジング 32,33……ゴムパッキング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体中に含まれる第1の粒子の群と特性の
    異なる第2の粒子の群のそれぞれの存在を透明な隔壁を
    隔てて判別する方法において、 異なる波長帯からなる複数の光を前記粒子群を含む被測
    定物に当て波長帯ごとに受光素子の出力の倍率を補正し
    てそれぞれの反射率を測定し、 前記光のうちの一つに対する反射率と前記光のうち他の
    一つに対する反射率の比があらかじめ定めた一定値以上
    であるとき前記被測定物に前記第1の粒子の群が含まれ
    ると判別し、 前記一つの光に対する反射率と前記他の一つの光に対す
    る反射率の比があらかじめ定めた一定値以下であるとき
    前記被測定物に第2の粒子の群が含まれると判別する流
    体中の粒子の判別方法。
  2. 【請求項2】前記第1の粒子は液体中に含まれる陰イオ
    ン交換樹脂の粒子であり前記第2の粒子は陽イオン交換
    樹脂の粒子であって、異なる波長帯からなる複数の光を
    前記いずれかの粒子を含む被測定物に当て、前記光のう
    ちの一つに対する反射率と前記光のうち他の一つに対す
    る反射率の比があらかじめ定めた一定値以上であるとき
    前記被測定物に陰イオン交換樹脂が含まれると判別し、 前記一つの光に対する反射率と前記他の一つの光に対す
    る反射率の比があらかじめ定めた一定値以下であるとき
    前記被測定物に陽イオン交換樹脂が含まれると判別する
    特許請求の範囲第1項に記載の流体中の粒子の判別方
    法。
  3. 【請求項3】流体中に含まれる第1の粒子の群と特性の
    異なる第2の粒子の群のそれぞれの存在を判別する装置
    であって、 異なる波長帯からなる複数の光を前記粒子群を含む被測
    定物に当て波長帯ごとに受光素子の出力の倍率を補正し
    異なる波長帯からなる複数の光を使用し発光素子から出
    た光を透明な隔壁を隔てて前記いずれかの粒子を含む被
    測定物に当てその反射光を受光素子で受けそれぞれの反
    射率を測定する手段と、 前記反射率測定手段により測定した前記光の一つに対す
    る反射率と前記光の他の一つに対する反射率の比があら
    かじめ設定した一定値以上であるとき前記被測定物に前
    記第1の粒子が含まれると判断し、 前記光の一つに対する反射率と前記光の他の一つに対す
    る反射率の比があらかじめ設定した一定値以下であると
    き前記被測定物に前記第2の粒子が含まれると判断する
    粒子判断手段と、 前記粒子判別手段により判別した結果を表示する表示手
    段から構成した流体中の粒子の判別装置。
  4. 【請求項4】前記第1の粒子は液体中に含まれる陰イオ
    ン交換樹脂の粒子であり前記第2の粒子は陽イオン交換
    樹脂の粒子であって、 異なる波長帯からなる複数の光を使用し固定配置された
    発光素子から出た光を前記いずれかのイオン交換樹脂の
    粒子を含む被測定物に当てその反射光を固定配置された
    受光素子で受けて反射率を測定する手段と、 前記反射率測定手段により測定した前記光の一つに対す
    る反射率と前記光の他の一つに対する反射率の比があら
    かじめ設定した一定値以上であるとき前記被測定物に前
    記陰イオン交換樹脂の粒子が含まれると判断し、 前記光の一つに対する反射率と前記光の他の一つに対す
    る反射率の比があらかじめ設定した一定値以下であると
    き前記比測定物に前記陽イオン交換樹脂の粒子が含まれ
    ると判断するイオン交換樹脂判別手段と、 前記イオン交換樹脂判別手段により判別した結果を表示
    する表示部を有する特許請求の範囲第3項に記載の流体
    中の粒子の判別装置。
  5. 【請求項5】被測定物を収容する槽の透明で平板状の隔
    壁部に沿って上下方向に前記受光素子の複数個を並べて
    配置し、 前記反射率測定手段の出力にもとづいて前記被測定物の
    流体のみの部分と粒子群の境界面の位置、および前記第
    1の粒子群と前記第2の粒子群の境界面の位置を検知す
    る手段を有する特許請求の範囲第3項または第4項に記
    載の流体中の粒子の判別装置。
  6. 【請求項6】前記粒子判別手段において、使用する光ご
    とに感度と色基準を較正する較正手段を有する特許請求
    の範囲第4項または第5項に記載の流体中の粒子の判別
    装置。
  7. 【請求項7】前記反射率測定手段において、前記受光素
    子に入射する光の主通過経路が、前記槽の隔壁面に対
    し、垂直である姿勢および位置に、前記受光素子を配置
    するとともに、前記発光素子から出る主放射方向の光
    が、前記受光素子に相対する前記槽の隔壁面に対し、斜
    めに入射する姿勢および位置に、前記発光素子の対を複
    数個の前記受光素子を挟んでその両側に配置した特許請
    求の範囲第4項または第5項に記載の流体中の粒子判別
    装置。
  8. 【請求項8】前記槽に取り付けた状態において、少なく
    とも前記反射率測定手段を収容する構造を気密状態とす
    る密閉手段を有する特許請求の範囲第4項ないし第7項
    のいずれか1項に記載の流体中の粒子の判別装置。
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