JPH0793886B2 - バツクル - Google Patents

バツクル

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JPH0793886B2
JPH0793886B2 JP61180963A JP18096386A JPH0793886B2 JP H0793886 B2 JPH0793886 B2 JP H0793886B2 JP 61180963 A JP61180963 A JP 61180963A JP 18096386 A JP18096386 A JP 18096386A JP H0793886 B2 JPH0793886 B2 JP H0793886B2
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JP
Japan
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buckle
belt
plate portion
elastic plate
hook
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JP61180963A
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JPS6338405A (ja
Inventor
高橋  宏
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/20Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts engaging holes or the like in strap
    • A44B11/22Buckle with fixed prong

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  • Buckles (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Adornments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は係止用の溝を有するベルトの係止に供される
バックルでの改良に関し、より詳しくはバックルに挿通
されているベルトの抜差しがバックルでの側部方よりの
押圧操作によってなされるようになすと共に、このバッ
クルの解除機構の動作を円滑なものとし、しかもベルト
の引張りに対するバックルの係止能力の向上を期したも
のである。
(従来技術) 一般にベルトの締付けに使用されてきたバックル類はベ
ルトのバックルとの接触抵抗を利用してきたものであ
り、いかにして効果的な接触抵抗を得るかに工夫が凝ら
されていた。
しかしながら、かゝるバックルの締付け手法では、その
係止力に自ずと限界があり、且つ定められた締付け位置
に正確にベルトを停止することができない不都合を有し
ていた。
そこで近時ベルト自体に係合用の溝を設け、この溝にバ
ックルのフックを弾性的に係合し、随時、この係止状態
の解放をなすようにしたバックルが開発されており、こ
の種バックルとして概ね次の二通りのものがあった。
その一つは第10図で示されるようにバックル本体101を
底板の両側に立上り側板部を設けた断面略状のものと
し、このバックル本体101の夫々の側板部間に軸102を横
架し、この軸102に蓋片103を軸装してコイルバネ104で
蓋片103の一方の端103aをバックル本体101の底板の方向
に弾発付勢し、他方の端103bを押動操作部としたもので
あり、適宜ビス穴等を設けて鞄本体あるいは靴、バンド
等に取付け使用するものである。
そして、このバックル本体101と、蓋片103との間にベル
トDの挿通される間隙が形成されており、このベルトD
はベルトの長手方向、より詳しくはベルトの抜差方向に
亘ってこの抜差方向に直交する多数の係合溝d…dが列
設されている。尚、この係合溝d…dの形状は種々の態
様のものが改良使用されているがベルトDの挿通自由端
方向に向けて漸次深くなるテーパ面d′と、この最深位
置より立上る垂壁面d″とよりなる所謂鋸刃状とされる
ことが多かった。
かゝるバックル構造においてはバックル本体101と蓋片1
03との間に蓋片端103bの側よりベルトDの溝d…dの面
を蓋片103の側に向けて差込むことにより、ベルトDは
蓋片103をコイルバネ104の弾発付勢に抗して押し上げな
がら挿通される。そして、任意の締込み位置でベルトD
の差込みを中止すると蓋片103の端103aはベルトDの溝
dの面d″に弾発係合して引抜き方向に向けた抜け出し
が抑止される。又、ベルトDの抜取りは蓋片103の端103
bをバックル本体101の側に押して端103aをベルトDの溝
dより浮き上らせることによってなしていた。
その第二の方法は、かゝる回動自在の蓋片の動作による
ことなくバックル本体105を偏平な筒条とし、このバッ
クル本体105内にベルトDを挿通するようにしたもので
あり、第11図及び第12図で示したバックルでは、バック
ル本体105の底壁から該バックル本体105の筒内に起立し
た弾発フック105aを、該バックル本体105の一方のベル
ト挿通口105b′側より他方の口105b″側に緩かに傾斜し
て設け、しかも該フック105aの自由端部の口105b″側に
向けて爪105a′を設け、この爪105a′の口105b″側に受
段部105a″を設けて構成し、次いで、このフック105aの
受段部105a″に支承された略状をなすロック解除パー
ツ106の夫々の自由端の摘子106aをバックル本体105の両
側に開設された窓107より露出させている。
かゝるバックル構造ではバックル本体105の口105b′の
側よりベルトDを、該ベルトDの溝dをフック105aの側
に向けて差込むと、ベルトDはフック105aを該フック10
5aの弾発力に抗して下方に押込みながらバックル内に挿
通され、その締込み停止位置でフック105aの爪105a′が
溝dの面d″に係止されて引抜きが抑止される。又ベル
トDの抜取りはパーツ106の摘子106aをバックル本体105
の底壁方向に押し込むことによりフック105aの爪105a′
を溝cより解除することにより行なっていた。
(本発明が解決しようとする問題点) 前記の従前例においてはベルトDの抜出し操作に際して
は蓋片103の端103aあるいはパーツ106の摘子106aを夫々
バックル本体の側に押しつけることを要し、バックル本
体が取付けられた鞄あるいは靴等が柔かい素材であった
り、袋等のようにバックル本体が袋生地に浮いた状態で
取付けられている場合、あるいは各種のバンド等のよう
に使用されるバックル本体が置かれている位置で限定で
きないような場合に、これら蓋片103あるいはパーツ106
の押込みが的確になされず往々にして解除不良の問題を
生じていた。
又、このようにバックル本体の上面の側より底面側に向
けた押圧力により蓋片103あるいはパーツ106が動作して
ベルトDとの係合が解除される機構においては、人混み
中での使用あるいは他の物品との接触により該蓋片103
あるいはパーツ106に押圧外力が付加される危険があ
り、往々にして予期せぬベルトの解除を生じることゝさ
れた。
又、蓋片103は夫々の端103a、103bの揺動遊び幅を必要
としていることから実際に挿通使用されるベルトの厚幅
より高い位置で軸102を設ける必要があり端103bは、更
にこの軸102よりも高い位置を占めることが多く、嵩高
となる傾向を有していた。又他の従来例においてもフッ
ク105aが弾性復帰するに充分な突出し幅を有し、しかも
このフック105aを押込むためのパーツ106の肉厚相当分
の幅を必要としていることより、これ又嵩高となる不都
合を有していた。
(問題点を解決するための具体的手段) 本出願人は、かゝる従前バックルの不都合に鑑み、バッ
クルに挿通されたベルトの解放をバックルの側部方より
の押圧操作によることゝするバックルの改良を続け、し
かもバックルが嵩高とならないようにベルトとのフック
部に改良を施し、実願昭60−172181号その他の出願をな
してきた。
本発明は、かゝる実願昭60−172181号で開示されたバッ
クルのさらなる改良に関するものであり、より詳細には
ベルトの係止に供されるバックルの弾性板部にある鉤部
の向きを変更することによって、ベルトの抜出し方向に
向けた外力の付加に際し弾性板部が伸び方向に位置づけ
られるようになすと共に、この弾性板部を天壁部より上
方に押上げる押動子を弾性帯条片をもって両持状として
該押動子の円滑な押動起伏を促するようにしている。
即ち、本発明に係るバックルにおいては対向している底
壁部Aと天壁部Bと、夫々の両側壁部C、Cとから構成
され、天壁部Bには略コ字状のスリット1がバックルの
一方の側と両側壁部に沿って設けられ、このスリット1
により区分された天壁部Bを弾性板部2としている。そ
して、この弾性板部2の先端の内側には、該先端より該
板部2の基部方に向けて下方に傾斜するテーパ面2a′を
有する鉤部2a設け、該鉤部2aの基部方側を垂壁2a″とし
ている。
又、側壁部C、Cの相対向する一部を割欠部として、こ
の割欠部間に亘って弾性帯状片3を設け、しかも、この
弾性帯条片3に押動子4を一体に起立させており、該押
動子4の上部を摘子部4aとして前記弾性板部2の下面に
該摘子部4aが、押動子4の弾性変形による倒れ込みによ
って滑込むように構成されている。
(作用、効果) 本発明に係るバックルは、ベルトDを弾性板部2の自由
端側より該バックル内に押込むことによりベルトDの溝
d〜dの面d′が鉤部2aの面2a′上を滑って、該板部2
を上方に押上げながら、フリーの状態で任意の位置まで
押入れることができる。
この状態でベルトの差込みを中止すると鉤部2aの面2a″
にベルトDの面d″が係止し、ベルトDの抜け出しが抑
止された。次いで、押動子4の摘子部4aを弾性板部2の
方向に押込むことにより押動子4は条片3の捻れ力に抗
して摘子部4aを板部2の下面に押込むように倒れ込み、
板部2を上方に持上げるように動作する。
この結果、ベルトDの溝dと鉤部2aとの係合が解かれて
ベルトDは抜差しいずれの方向にもフリーの状態とされ
た。
本発明に係るバックルでは叙上の操作でも明らかなとお
りバックル内に挿通したベルトDを単に押込むことのみ
によりベルトDは任意の位置まで締込まれ、しかも、そ
の締込み位置で確実に係止される特長を有しており、そ
の締込み幅もベルトDの溝d、d間の幅であることより
微妙な締込み量の調整が可能とされた。
又、ベルトの解放操作が従前例におけるようにバックル
上部方向からの押圧力の付加を必要とせず、バックルの
両側方より、このバックルの内側方に向けた、即ち、バ
ックルをつまむような態様での摘子部4aの押圧動作とし
たことにより、バックルが取付けられている面が柔かっ
たり、あるいは固定されていないような場合でも確実に
解放操作が可能とされた。特に、かゝる特長はバックル
が袋物に取付けられていたり、あるいはバックル部分が
空間に位置づけられていたりする場合のようにバックル
の背部に、このバックルを支持する物の存在しない場合
にも適応できる利点を有している。
又、このようなバックルをつまみ込むような動作は、通
例意識的になされる場合以外無く、人混みでの接触ある
いは他のパッケージ類との接触等によりバックルが解放
されることが無いことよりベルトの予期しないずり出
し、抜出しが防止される特長を有している。
更に、挿入されたベルトDは、その引張りに際し、弾性
板部2を水平に引張るように動作することからベルトD
の引張りによっても弾性板部2の変形がなく、ベルトD
と鉤部2aとの係合が外れる危険が少ない利点を有してい
る。即ち、実願昭60−172181号のバックルでは、この弾
性板部2の自由端側でベルトの引張り力が押支えられる
ようにされていたゝめ、ベルトの引張りが所定値以上と
された場合に該弾性板部2が押し曲げられ、上方ないし
は下方に湾曲変形される不都合が認められたが、本発明
においては弾性板部2がベルトの抜け出し方向に引張ら
れるように構成し、かゝる押圧変形の危惧を無くしてい
る。
又、実願昭60−172181号の考案では、かゝる弾性板部の
押圧変形を避ける意図より板部を極力肉厚とする必要が
あり、考案の意図に拘らず嵩高感は否めないものであっ
たが、本発明では、かゝるベルトの抜出し方向に向けた
引張りによる弾性板部2の押圧変形の危惧は一切無く、
端に鉤部2aの引張り強度を充分とすることで足り、結果
的に嵩張りのない偏平なバルブの提供を可能とした。
更に、実願昭60−172181号の考案では弾性板部の持上げ
操作をバックルを構成する側壁部から伸びる片持ち状の
摘子をもってなしていたことより、力の付加される方向
によって弾性板部が容易に、従って予期せずに持上げら
れたり、又弾性板部の持上げが予期に反して困難とされ
る等の不都合があったが、本発明では、かゝる押動子4
を弾性帯条片3により担持した両持ちの状態とし、いず
れの向きからする押動操作でも的確に弾性板部の持上げ
と、この持上げに伴う係止ベルトの解放をなす特長を有
している。
(実施例) 以下本発明に係るバックルの典型的な一実施例を添付の
図面について説明する。
先ずバックルはプラスチック成形により製作供給される
相対向した底壁部A、天壁部Bと相対向する両側壁部
C、Cとよりなる偏平筒状をなし、ベルトDの挿通間隙
を構成する。
又、天壁部Bは底壁部Aより短かくし、底壁部Aの一部
が天壁部Bにより覆われないように構成し、かしめピン
5の頭部5aが納まる凹段部6aを有する取付穴6の成形を
可能とし、又バックルの取付け底面積を大きくセッティ
ングするようにした。
この結果、側壁部Cの両側はテーパ状とされ、この側壁
部Cの側部と底壁部Aとで比較的幅広い傾斜状の空間が
構成されることゝなり、この空間を利用したベルトDの
挿通を容易としている。
次いで天壁部Bに略コ字状のスリット1を設け、このス
リット1により弾性板部2を区分構成した。しかして、
この弾性板部2は、該弾性板部2の先端としての自由端
側11の内面に、該自由端より基部方に向けて傾斜するテ
ーパ面2a′と基部方側で垂壁2a″となる鉤部2aを有し、
しかも基部側のスリット1を天壁Bの中心方向に偏らせ
て該弾性板部2を縮幅とし、その弾性変形をより良好と
している。
次いで側壁部Cの相対向する一部をスリット1に連通す
る割欠部とし、この割欠部に押動子4を設けるようにし
たものであり、該割欠部の底壁部Aに窓7を設け、この
窓7と底壁部Aの側縁とが構成する部分を弾性帯条片3
とし、該弾性帯条片3が前記割欠部間に亘って構成され
るようにしている。
かゝる帯条片3に押動子4が担持されるように一体に立
設されており、該押動子4は、その上部を摘子部4aと
し、両側に拡がる操作部4a′と、弾性板部2の面に向け
て膨出する係当部4a″としている。
かゝる押動子4の係当部4a″が係当される前記弾性板部
2の側縁下面が内方に向けたテーパ面2bとされ係合部4
a″が弾性板部2の下面に潜り込み易いようにされてい
る。
尚、かゝるテーパ面2bを弾性板部2の側に設けることな
く押動子4の係当部4a″に設けても良く、金型スチック
の抜き易い方法で検討されることゝした。
又、前記の窓7は、単に帯条片3の構成のみを意図した
ものでなく押動子4の係当部4a″及び、弾性板部2のテ
ーパ面2bの成形に特に必要とされている。
尚、叙上バックルに使用されるベルトDは溝d′、d″
が隆起された状態、即ち隆起凸条の太陽とすることによ
り、この溝d…dの両側に平坦な面e、eを形成し、し
かも溝d…dの背面に案内条溝fを設けることゝした。
かゝるベルトDにおいては第8図で示されるようにかし
めピン5をもってバックルを鞄等の生地Eに取付ける際
に生ずるピン5の当部5aの突出しがバックルの底壁部A
の凹段部6aで吸収しきれない場合でもベルトDが、この
頭部5aに接触しない利点を有している。
又、ベルトDは、バックルの底壁部Aに一方の面を摺接
し、面eを天壁部Bの下面に接触するようにバックルが
構成されている場合、バックル内での抜差動作が正確且
つ円滑になされる利点を有している。
尚、前記押動子4は帯条片3の捻り応力によって常に原
姿勢への復帰が弾発的に付勢されており、又弾性板部2
も、その縮径部により原姿勢保持が強制されており、ベ
ルトの反復した抜差操作によっても、これら部材のヘタ
リ現象を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るバックルの斜視図、第2図は同一
部破断斜視図、第3図は同平面図、第4図は同一部破断
底面図、第5図は使用状態を示す平面図、第6図は同断
面図、第7図は弾性板部2の押動部を示す要部拡大断面
図、第8図はバックルの取付部を示す要部拡大断面図、
第9図はベルトの斜視図、第10図は従来例の斜視図、第
11図は他の実施例の斜視図、第12図は同断面図である。 尚、図中1……、2……弾性板部、3……弾性帯条片、
4……押動子、5……かしめピン、6……取付穴、7…
…窓、A……底壁部、B……天壁部、C……側壁部、D
……ベルト、E……生地。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する底壁部及び天壁部と対向する両側
    壁部とをもってベルトの挿通間隙が構成されているバッ
    クルであって、 該バックルの前記天壁部には前記側壁部に沿ってスリッ
    トが対設され且つ該スリットが前記バックルの一方の側
    で略コ字状に連通されて略四角形の弾性板部を構成し、
    該弾性板部の先端内側には該板部の先端より該板部の基
    部方に向けて下方に傾斜するテーパ面を有する鉤部が設
    けられていると共に、前記側壁部の相対向する壁部が前
    記スリットに連通する割欠部とされ、且つ該割欠部間に
    亘って設けられる弾性帯条片が押動子を一体に有し、該
    押動子の上部が前記弾性板部下面に向けて押動自在とさ
    れることを特徴とするバックル。
JP61180963A 1986-07-31 1986-07-31 バツクル Expired - Lifetime JPH0793886B2 (ja)

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