JPH0411532Y2 - - Google Patents

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JPH0411532Y2
JPH0411532Y2 JP19490486U JP19490486U JPH0411532Y2 JP H0411532 Y2 JPH0411532 Y2 JP H0411532Y2 JP 19490486 U JP19490486 U JP 19490486U JP 19490486 U JP19490486 U JP 19490486U JP H0411532 Y2 JPH0411532 Y2 JP H0411532Y2
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JP
Japan
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elastic piece
storage chamber
piece
pressing elastic
male member
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JP19490486U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、被服、カバン、靴、水筒等に用いる
バンドのバツクルに関するものである。
従来の技術 本考案のバツクルは、同一出願人にかかる実願
昭61−155803号のバツクルを改良したもので、こ
のバツクルは、第7図ないし第9図に示されるよ
うに、ケース状の雌部材Aの表壁に後端縁まで延
びる切溝B,B(第7図参照)を穿設して押圧弾
力片を形成し、収納室Dの後部に該押圧弾力片C
の操作最低位置よりも低くなるようベルト通し部
Eを連設して、押圧弾力片Cを下方に押圧するこ
とで、収納室D内に係止した雄部材Fを解除する
ようにしたものであつた。
考案が解決しようとする問題点 ところでこのバツクルは、ケース状の雌部材の
表壁に後端縁まで延びる切溝を穿設して押圧弾力
片を形成しているので、押圧弾力片の自由端部が
収納室の後壁上に位置し、従つて押圧弾力片と後
壁との間から収納室内にほつれ糸等の異物が侵入
したりあるいは雄部材の係止を解除するときに爪
が押圧弾力片に引掛つたりして押圧弾力片を上方
に持ち上げ破損させてしまうという問題点があつ
た。
本考案は、上記問題点に着目して成されたもの
であつて、ほつれ糸等の異物が収納室内に侵入し
たりあるいは爪が押圧弾力片に引掛る恐れのない
バツクルを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点は本考案によれば、雌部材の押圧弾
力片を収納室の後壁よりも手前に位置するよう短
く形成するとともに、該収納室内に突出する突片
を押圧弾力片の裏面後端縁に突出形成し、前期収
納室の後壁を少なくとも該突片と同一高さとなる
よう表壁側に突出形成することで解決される。
作 用 収納室の後壁よりも手前に位置するよう短く形
成した押圧弾力片の裏面後端縁に突片を形成し、
前記後壁を少なくとも該突片と同一高さとなるよ
う形成することにより、ほつれ糸等の異物あるい
は爪が侵入する押圧弾力片と後壁との間の隙間を
無くすることができる。
実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
バツクルは、雌部材1と雄部材2とからなり、
ポリアセタール、ナイロン、ポリプロピレン等の
合成樹脂によつて成形されて作られるものであ
る。
第1図及び第2図は、バツクルの雌部材1の正
面図と断面図であつて、ケース状に構成されてい
て、その内部は雄部材2の係合弾力片16を収納
係止する収納室3となつている。収納室3を構成
する雌部材1の表壁5には、第1図に示されるよ
うに、一対の切溝8,8が穿設されて押圧弾力片
9が形成されている。
この押圧弾力片9は、第2図に示されるよう
に、収納室3の後壁6よりも手前に位置するよう
短く形成され、自由端となつている後端部側が収
納室3内に押圧されて、押圧弾力片9の裏面に設
けた押圧部10が雄部材2の係止部17を押圧し
て係止を解除するようになつている。また押圧弾
力片9は、肉厚に形成されて表壁5の面より突出
しており、これにより押圧弾力片9に隣接する周
囲の表壁5に邪魔されることなく押圧弾力片9を
操作することができる。そして、押圧弾力片9の
表面の押圧箇所には指が滑らぬように滑り止めの
突条11が複数条設けられている。さらに、押圧
弾力片9の裏面後端縁には、収納室3内に突出す
る突片12が形成されている。この突片12は、
押圧弾力片9の幅方向に延びて押圧部10と略同
一高さに形成され、押圧弾力片9により雄部材2
との係止を解除する際、その先端が雄部材2に当
たらないようになつている。この突片12より後
方側にある収納室3の後壁6は、表壁5側に突出
して突片12と略同一高さとなるよう形成され、
好ましくは突片12と重なり合うように形成され
ることが肝要である。これにより押圧弾力片9を
操作するときの指の爪あるいはほつれ糸等の異物
が押圧弾力片9と後壁6との間から侵入しないよ
うになつている。
また収納室3内には、押圧弾力片9の基部寄り
に、挿入した雄部材2の係合弾力片16の係止部
17を係止するところの係止片13が架設されて
いる。この係止片13は、表壁5に形成した押圧
弾力片9より内方に一定の距離をおいて左右の側
壁に架設されていて、押し下げられる押圧弾力片
9を、係止を解除した後必要以上に下がらないよ
うに押圧弾力片9の中間部を係止片13の上面に
当接するように配置されている。これによつて引
抜く雄部材2が、押圧弾力片9の押圧部10によ
り雌部材1の裏壁7に押付けられないようにして
雄部材2の引抜きを容易に行えるようにしてあ
る。そして係止片13は先端が斜面となつてい
て、雄部材2の係合弾力片16の係止部17の後
部斜面と係合して外れにくくすると共に係止片1
3の厚さを挿入口14に向つて徐々に薄くして雄
部材2の係合弾力片16の挿入、引抜きを容易に
するようにしてある。また、雌部材1の収納室3
の後方にはベルト通し部4が連設されている。こ
のベルト通し部4は、第2図に示されるように、
押圧弾力片9の通常の面より一段低い位置に設置
され、押圧弾力片9を押し下げたとき、係止片1
3によつて下降が阻止される位置より低い裏壁7
寄りの位置に設けられている。
第3図及び第4図は、バツクルの雄部材2を示
したもので、後部にはベルト通し部18が設けら
れ、前半部は雌部材1の収納室3に挿入するよう
に板状となつており、これに前半部略中央まで穿
設したU字状の切溝19と表面側にのみ形成した
溝20とで係合弾力片16が形成されている。従
つてこの係合弾力片16は、溝20を形成した幅
方向両端部が肉薄となつて係合弾力片16自体の
弾力性が向上する。またこの係合弾力片16は、
切溝19,19により囲まれた先端部分のみが弾
性変形するため切溝19と切欠孔21との間で破
損する恐れがあり、これを防止するためその部分
の裏面にのみ補強リブ22,22が形成されてい
る。係合弾力片16の先端には、雌部材1の係止
片13に係止するところの係止部17が設けてあ
り、この係止部17は第3図に示されるように、
係合弾力片16の幅方向両端部まで延びている。
これにより雌部材1の係止片13と係止状態にあ
る雄部材2が雌部材1の側壁方向で傾くことが無
く、従つて雄部材2が雌部材1から抜け出ること
がない。またこの係止部17は、後端面と先端面
が共に斜面となつており、先端面の斜面は、第6
図に示されるように、雌部材1の押圧弾力片9の
押圧部10が係止部17を押圧して係止を外した
後に、押圧部10が更にこの斜面を押圧して後方
への力を与えることにより雄部材2を後方に飛出
させて雌部材1からの引抜きを容易にするように
したものである。さらにこの係止部17は、裏面
が補強リブ12側に傾斜する斜面となつている。
この斜面は、雌部材1の押圧弾力片9の押圧部1
0が係止部17を押圧した際、係合弾力片16の
弾性変形量を増加させて先端面の斜面と相俟つて
雄部材2に後方への力をさらに与えることにより
雌部材1からの引抜き時の操作性をより向上させ
るようにしたものである。そして係合弾力片16
は第3図に示されるように、その周囲に配設した
枠23によつて保護されると共に、係合弾力片1
6の基部の弾性を強めて係止力を強固にするよう
に構成されている。また枠23の基部には左右の
ヒレ24が設けられていて、雄部材2の雌部材1
に挿入係止したときに、雌部材1の挿入口14の
左右の側壁に設けた溝に嵌合して、雄部材2の上
下方向の屈曲強度を高めるようになつている。
第5図及び第6図は、雌部材1のベルト通し部
4にベルト26を取付け、雄部材2のベルト通し
部18にベルト27を取付けて、雌部材1の雄部
材2を挿入係止した状態を示したもので、収納室
3内に雄部材2の係合弾力片16を挿入すると、
係合弾力片16は雌部材1の係止片13により弾
性変形し、これを越えて元の状態に戻つて係止片
13の斜面に係合弾力片16の係止部17の後端
面の斜面が係合して雄部材2を係止する。雄部材
2の雌部材1より引抜くときは、雌部材1の押圧
弾力片9の先端を指で押圧すると押圧部10が係
合弾力片16の係止部17を押下げて係止片13
より外し係合を解除し、係合弾力片16は、係止
片13により下降を阻止された押圧弾力片9によ
つて裏壁7に押付けられることなく容易に引抜か
れて、雌部材1から雄部材2が離されてバツクル
が外されることになる。このとき押圧弾力片は収
納室3に突出する突片12を有し、また後壁6が
突片12と少なくとも重なり合うように高く形成
されているため、操作する指の爪が該押圧弾力片
9に引掛けるということがなく、さらにはほつれ
糸等の異物が収納室3内に侵入するということが
ない。
考案の効果 本考案は以上のような構成であつて、特に雌部
材の押圧弾力片を収納室の後壁よりも手前に位置
するよう短く形成するとともに、該収納室内に突
出する突片を押圧弾力片の裏面後端縁に突出形成
し、前記収納室の後壁を少なくとも該突片と同一
高さとなるよう表壁側に突出形成したため、雄部
材の係止を解除するために押圧弾力片を指で押圧
しようとしたとき爪を押圧弾力片に引掛けること
がなく、またほつれ糸等の異物が収納室内に侵入
することがなく、従つて従来のように押圧弾力片
が持ち上げられて破損されるということが皆無と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るバツクルの雌部材を示
す正面図、第2図は、第1図の−線断面図、
第3図は、本考案に係るバツクルの雄部材を示す
正面図、第4図は、第3図の−線断面図、第
5図は、本考案に係るバツクルの係止状態を示す
正面図、第6図は、第5図の−線断面図、第
7図は、従来のバツクルの雌部材を示す正面図、
第8図は、第7図の−線断面図、第9図は、
従来のバツクルの係止状態を示す縦断面図であ
る。 1……雌部材、2……雄部材、3……収納室、
4……ベルト通し部、5……表壁、6……後壁、
9……押圧弾力片、12……突片、13……係止
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 雄部材2を挿入係止する収納室3内に係止片1
    3を設けるとともに、収納室3の表壁5に雄部材
    2の係止を解除する押圧弾力片9を形成し、収納
    室3の後方に設けたベルト通し部4が前記押圧弾
    力片9の操作最低位置よりも低い位置にあるケー
    ス状のバツクル雌部材1において、 前記押圧弾力片9を収納室3の後壁6よりも手
    前に位置するよう短く形成するとともに、該収納
    室3内に突出する突片12を押圧弾力片9の裏面
    後端縁に突出形成し、前記収納室3の後壁6を少
    なくとも該突片12と同一高さとなるよう表壁5
    側に突出形成したことを特徴とするバツクル。
JP19490486U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0411532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19490486U JPH0411532Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JP19490486U JPH0411532Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JPS6399509U JPS6399509U (ja) 1988-06-28
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JP19490486U Expired JPH0411532Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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TWM325763U (en) * 2007-08-30 2008-01-21 Nifco Taiwan Corp Front-open buckle tool
JP5851109B2 (ja) * 2011-03-31 2016-02-03 株式会社ニフコ バックル

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JPS6399509U (ja) 1988-06-28

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