JPH079371A - 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置 - Google Patents

慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置

Info

Publication number
JPH079371A
JPH079371A JP18213193A JP18213193A JPH079371A JP H079371 A JPH079371 A JP H079371A JP 18213193 A JP18213193 A JP 18213193A JP 18213193 A JP18213193 A JP 18213193A JP H079371 A JPH079371 A JP H079371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
axis
arm mechanism
sensors
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18213193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenro Motoda
田 謙 郎 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motoda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Motoda Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motoda Electronics Co Ltd filed Critical Motoda Electronics Co Ltd
Priority to JP18213193A priority Critical patent/JPH079371A/ja
Publication of JPH079371A publication Critical patent/JPH079371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 荷重の質量、若しくは荷重の移動慣性を作業
者が全く感じることなく、作業者の意思と手の感触的作
用によって、荷重を所望方向へ所望の速さで移動させて
止めることができる補力装置における荷重の取扱制御方
法を提供する。 【構成】 リンクア−ム1〜4の後端部を、ブラケット
状の機筺5に設けた水平,垂直ガイド6,7に沿って駆
動力10によって移動可能に支持させると共に、ア−ム
機構Aの先端側に荷重Wの負荷部Fを形成し、かつ、機
筺5を支柱等の垂直軸回りに駆動力12を介して旋回可
能に支持して成る荷重取扱機構における負荷部Fを水平
移動させるに際し、負荷部Fに人手により加える移動さ
せたい方向に向う力又は変位を圧力センサ等のセンサで
検出し、この検出信号によって負荷部Fの移動乃至は旋
回のための駆動力10,12の出力を制御するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無重力バランサ−など
と称されているクレ−ン状をなす補力装置を、その荷重
の負荷部を動かしたい方向に、動かしたい速さの感覚に
おいて人手で押,引操作することにより、前記負荷部を
自由に移動させることができるようにする技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】無重力バランサ−、或は、単にバランサ
−と呼ばれる無重力タイプの補力装置は、重量のある荷
物(以下、荷重という)を上,下方向に関し擬似無重力
状態で支持することができるため、荷重の昇降並びに水
平移動をきわめて省力的になし得るという利点があり各
方面で活用されている。
【0003】荷重を擬似無重力状態で支持するとは、上
記補力装置によって空中に支持した荷重を、例えばその
位置より上方へ移動させようとするとき当該装置の駆動
力の作用で、人力を要することなく荷重を上昇させるこ
とができ、また、前記支持位置から荷重を降下させよう
とすれば、この補力装置の駆動力の作用で、人力を要す
ることなく荷重を降下させることができることをいう。
【0004】図2に従来の補力装置の一例を示し、擬似
無重力状態の荷重の支持について説明する。図2に示す
従来の補力装置の一例は、第1ア−ム1の先端に第2ア
−ム2の後端を水平な軸P1で枢着し、前記両ア−ム1,
2に平行なリンクア−ム3,4を、その先端側を夫々に
図2に示す軸P1と平行な軸P2,P3によって各ア−ム1,
2に枢着すると共に当該ア−ム3,4の後端同士を軸P1
と平行な軸P4によって枢着してなるア−ム機構Aを、ブ
ラケット状の機筺5に設けた水平ガイド6と垂直ガイド
7とに、前記ア−ム機構Aにおける軸P4と第1ア−ム1
の後端1aとにおいて、一例として、軸P4とア−ム1の後
端に設けたロ−ラ6a,7aを介してそれぞれガイド6,7
の方向にスライド可能に架装したものである。
【0005】そして、上記補力装置は、前記垂直ガイド
7に案内されるロ−ラ7aに、一例としてモ−タ,減速
機,巻胴を主体に形成された巻上機構8(以下、巻上機
構8はモ−タ8ともいう)に巻取り,繰出しされるチェ
−ン等の索体9の先端を連結し、巻上機構8の作動によ
り第1ア−ム1の後端1aを垂直ガイド7において昇降さ
せることにより、第2ア−ム2の先端2aに形成される荷
重Wの負荷部Fを自由に昇降させるように構成されてい
る。なお、9aは掛回される索体9のガイドプ−リであ
る。
【0006】上記補力装置は、ア−ム機構Aにおける第
1ア−ム1の後端1aを索体9を介して下方へ引張る巻上
機構8の出力と、第2ア−ム2の先端に支持した荷重W
による負荷とが、第3,第4ア−ム3,4の枢着点であ
るロ−ラ6a(又は軸P4)を支点として平衡することによ
り、このア−ム機構Aは、第2ア−ム2の先端2a,上記
ロ−ラ6a(又は軸P4),第1ア−ム1の後端1aを通する
仮想線Lを仮想槓杆とするバランサ−として機能する。
【0007】また、上記ア−ム機構Aは、各ア−ム1〜
4が平行四辺形を形成するとともに、前記仮想線Lが上
記の各点(2a,6a,1a)を通ることにより、仮想定比槓
杆を形成するため、ロ−ラ6aが水平ガイド6に沿って移
動し、ア−ム機構Aの姿勢が変形しても、荷重Wの負荷
と巻上機構8の出力との先の平衡状態に変化はない。そ
れゆえに、この種の補助装置は無重力バランサ−と呼ば
れる訳である。
【0008】しかし乍ら、荷重Wがいかに擬似無重力状
態でア−ム機構Aを介して支持されているとはいえ、数
十kg或はそれ以上の荷重Wを装置の使用者が手で押して
水平方向に移動させ所望位置で止めるには、ア−ム機構
Aの姿勢を変形させる際のフリクション、ロ−ラ6aのこ
ろがり抵抗、荷重の移動慣性の作用、特に荷重Wの質量
や移動慣性に対抗或は打勝って、荷重Wを押したり或は
止めるために相当の力を必要とするので、例えば前記補
力装置によって荷重Wを所要高さに擬似無重力状態で支
持しているとき、この荷重Wを水平方向に移動させてか
ら停止させるという作業を繰返し行うと、相当の労力を
必要として、余り省力的とはいえない面があった。
【0009】上記のような従来の補力装置の問題点に対
し、荷重Wの水平方向の移動にもモ−タ等の駆動力を使
用した補力装置が提案されている。即ち、図3に要部を
示すように、上記図2のア−ム機構Aにおいて、ロ−ラ
6aの軸P4に水平ガイド6に沿って掛け回したチェ−ン等
の索体11を連結し、かつ、この索体11をモ−タやスプロ
ケットにより形成される走行機構10(以下、モ−タ10と
もいう)に連結して構成したものがそれである。尚、11
aは索体11を掛回すためのガイドプ−リである。また、1
2は支柱P上に回転自在に載架された機筺5を回転させ
るためのモ−タである。
【0010】上記走行機構10を採用することにより、荷
重Wの負荷部Fの水平移動を省力的になし得るようには
なったが、使い勝手の面で未だ十分といえない面があ
る。即ち、荷重Wを駆動力で水平移動させるといって
も、スイッチ等を操作してア−ム機構Aの姿勢を変形さ
せなければならないため操作が煩しいのがそれである。
また、図2の従来の補力装置では、荷重の水平移動は、
ア−ム機構Aの姿勢変形だけではなく、機筺5を支柱P
の上で旋回させなければならないため、上記操作は一層
非省力的で煩しいものとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な無重力タイプの補力装置において、空中に支持した荷
重をその位置から水平方向又は垂直方向若しくは水平,
垂直両方向に移動させようとするとき、前記荷重の質
量、若しくは荷重の移動慣性を作業者が全く感じること
なく、当該作業者の意思と手の感触的作用によって前記
荷重を所望方向へ所望の速さで移動させて止めることが
できる前記補力装置における荷重の取扱制御方法とその
ための装置を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明方法の構成は、少なくとも
4本のリンクア−ムによって平行四辺形を内包したパン
トグラフ状のア−ム機構を形成し、前記リンクア−ムの
後端部を、ブラケット状の機筺に設けた水平,垂直ガイ
ドにこれらのガイドに沿って駆動力によって移動可能に
支持させると共に、前記ア−ム機構の先端側に荷重の負
荷部を形成し、かつ、前記機筺を支柱等の垂直軸回りに
駆動力を介して旋回可能に支持して成る荷重取扱機構に
おける前記負荷部を水平移動させるに際し、当該負荷部
に人手により加える移動させたい方向に向う力又は変位
を圧力センサ等のセンサで検出し、この検出信号によっ
て前記負荷部の移動乃至は旋回のための駆動源の出力を
制御することを特徴とするものである。
【0013】また、上記方法を実施するための本発明装
置の構成は、少なくとも4本のリンクア−ムを水平な軸
で互に枢着したことによって平行四辺形を内包したパン
トグラフ状のア−ム機構を形成し、前記リンクア−ムの
後端部を、ブラケット状の機筺に設けた水平,垂直ガイ
ドにこれらのガイドに沿って駆動力によって移動可能に
支持させると共に、前記ア−ム機構の先端側に荷重の負
荷部を形成し、かつ、前記機筺を支柱等の垂直軸回りに
駆動力を介して旋回可能に支持して成る荷重取扱機構に
於て、前記ア−ム機構の先端に形成した荷重の負荷部
に、その部を通るZ軸を原点とするX,Y軸平面座標を
設定し、前記原点を挟んでX軸とY軸とに関しそれぞれ
圧力センサ等のセンサを配すると共に、これらのセンサ
に操作杆を関連させて設け、該操作杆を使用者が操作す
ることにより、前記センサのいずれかに検出信号を発生
させ、Y軸上の前記センサの検出信号によって前記ア−
ム機構における負荷部の水平移動の駆動源の出力を制御
すると共に、X軸上の前記センサの検出信号によって前
記ア−ム機構を支持した機筺の旋回駆動源の出力を制御
するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図に拠り説明する。図
1は本発明方法を実施するための補力装置の一例の側断
面図、図2は本発明方法を適用することができる従来の
補力装置の一例の側断面図、図3は図2の補力装置の別
の構造を付加した要部を示す側断面図、図4は本発明を
適用することができる従来の補力装置の別例の側断面
図、図5は本発明方法を適用することが出来る従来の補
力装置の他の例の側断面図、図6は図1の装置における
負荷部の拡大断面図、図7は図6の一部切開平面図、図
8は本発明装置の制御系の一例を示す機能ブロック図、
図9は本発明装置の制御系の別例を示す機能ブロック
図、図10は本発明の操作部の一例を示す概略骨組図であ
る。
【0015】本発明では、図1又は図2,図3に示した
従来の補力装置において、第2ア−ム2の先端に形成し
た荷重Wの負荷部Fを、一例として図6,図7に示すよ
うに形成し移動方向判別のための圧力センサYP1〜XP2を
Z軸を原点とする平面座標上に配設し、このセンサYP1
〜XP2の夫々の出力を、図7の制御系によって検出処理
し、この負荷部Fに支持された荷重Wの水平方向での移
動を自動的に行わせるようにした。以下、詳しく説明す
る。
【0016】図6,図7に示すように、第2ア−ム2の
先端2aには、水平な軸(2aと同じ)を介して、大略筒状を
なす中空の支持ブロック21を、その上部に形成した接続
腕21aにおいて枢着接続すると共に、このブロックの内
部に円板状の連結板22aを上部に形成した連結体22を、
前記連結板22aの下面と前記ブロック21の底壁上面の間
にボ−ル21bを介在させて遊嵌連挿し、かつ、連結体22
の下面に、操作ボックス23を介して荷重Wを支持するフ
ック24が設けられ、以上により負荷部Fの一例を形成し
ている。なお、23aは巻上機構8(モ−タ8)の巻取
り,巻戻し用の操作レバ−である。
【0017】上記連結板22aの上面と支持ブロック21の
上壁の内面との間には、所要間隙が形成されており、従
って、連結体22より下の部材はこの連結体22と一体に上
記支持ブロック21に対し、Z軸上で回転自在である。
【0018】本発明では、上記連結板22aの上面側であ
って、前記支持ブロック21の上壁内面に、Z軸を原点と
するX−Y平面座標を設定し、該座標のX,Y軸上に4
個の圧力センサYP1〜XP2を設けた。これら4個のセンサ
YP1〜XP2は、負荷部Fが荷重Wを吊下して図5の状態に
あるとき、その荷重Wに、X−Y座標上におけるX軸方
向又はY軸方向若しくはX,Y軸の中間方向に向う押し
力を作用させると、その力を受けたフック24、操作部23
を含む連結体22が支持ブロック21に対してZ軸上におい
て傾き、この傾きが上記センサYP1〜XP2のいずれかに検
出される。
【0019】上記センサYP1〜XP2に検出される上記押し
力による傾き、つまり、荷重Wを移動させたい方向と押
した力の大きさに比例した出力信号は、図7の制御系に
よって、一例として次のように処理されて、モ−タ10,
12の出力を制御するので、以下、この点について述べ
る。
【0020】図7において、31Y,31Xは、各軸のセンサ
YP1,YP2とXP1,XP2のいずれかのセンサに出力があるか
を判別のするセンサ出力判別部である。
【0021】センサ出力判別部31Y,31Xにおける判別出
力作動軸判別部32に送られ、いずれの軸(X軸又はY
軸)のモ−タ10又は12の制御系列を作動させるかの指令
信号を形成し、軸コントロ−ル部33に信号を出力する。
【0022】一方、上記軸判別部32では、センサ出力判
別部31Y又は31Xを経由して供給されるいずれかのセンサ
YP1〜XP2の出力を、コントロ−ル部33により起動させら
れたいずれかの軸の制御系列に送り、その軸における移
動方向を、各軸の方向設定部34Y又は34Xにおいて設定さ
せる。
【0023】移動方向設定部34Y又は34Xを経由した前記
いずれかのセンサYP1〜XP2の出力値は、センサ出力演算
部35Y又は35Xにおいて、前記センサの出力に比例した電
流又は電圧等による制御信号に演算変換される。
【0024】センサ出力演算部35Y又は35Xにおいて形成
された各軸モ−タ10又は12に対する制御信号は、各軸の
モ−タ指令信号形成部36Y又は36Xにおいて、モ−タ駆動
信号に変換され、各軸のサ−ボアンプ37Y又は37Xを経由
して、夫々のモ−タ10又は12に供給されるようになって
いる。
【0025】上記制御系の作用によって、ア−ム機構A
の負荷部FをY軸上の正又は負方向に移動させるための
モ−タ10が正転又は逆転起動されると共に、センサ出力
に応じた速度で当該モ−タ10を回転させ、また、前記セ
ンサ出力が小さくなればそのモ−タ10の回転速度を低下
させ、センサ出力が無くなれば、当該モ−タ10の回転を
停止させるというモ−タ10に対する制御を行うのであ
る。
【0026】同様に、X軸方向に関しては、上記Y軸の
モ−タ10に対するのと同じ要領でア−ム機構Aを支持し
た機筺5を正,逆いずれかの向きに旋回させるためのモ
−タ12に対する制御が行われる。上記制御系では、Y,
X軸に関しモ−タ10,12を同時に駆動制御することも可
能である。更に、各センサYP1〜XP2の検出信号の大きさ
は、各モ−タ10,12の出力、つまり制御されるモ−タの
トルク又は速度に比例したものである。
【0027】上記の実施例は、図2,図3の従来の補力
装置において、モ−タ10,12の駆動を、負荷部Fに作用
させる荷重Wを移動させたい方向と移動させたい速さを
作業者の手によって当該負荷部Fに作用させ、作業者の
意思と手の感触(押し力,引き力)を各センサYP1〜XP2
により検出して制御するようにしたものであるが、本発
明は負荷部Fの上下移動も作業者の手の感触と意思によ
って制御するようにできる。
【0028】一例として、図10に示すように、負荷部F
に形成される操作部23'を図10に示すように形成する。
この操作部23'は、本体ボックス23'Bを、図6の先の実
施例と異なり、支持ブロック21と一体に形成し、フック
24を前記ボックス23'Bに対し旋回自在に形成する。
【0029】ここでは一例として、上記ボックス23'B内
に、Z軸と該軸が原点を通るX−Y座標を設定し、Y軸
上に作動杆23cを、その先端にバネ23eを介して前後微動
可能に配し、かつ、Z軸上に配した支持体23dのリング
部23fにより回転可能に遊嵌支持して設ける。
【0030】上記構成により、前記作動杆23cは、Y軸
方向において微小量前後に変位可能であり、X軸及びZ
軸方向において前記リング部23fより手前側がそれぞれ
微小撓み可能にボックス23'B内に配されることとなる。
尚、23gはスタビライザバネである。
【0031】従って、上記作動杆23cに許容された各軸
方向における変位及び撓みを検出するために、図10の実
施例では、Y軸に関しては変位を検出するセンサYP1,Y
P2を、X軸とZ軸に関しては夫々の軸方向での撓みを検
出するセンサXP1,XP2とセンサZP1,ZP2をその作動杆23
c上に配設する。
【0032】これによって、作動杆23cの手前端に設け
たグリップ23bを掴み、X,Y,Zの各軸のいずれかに
関し、正側又は負側に押すか引けば、この操作によって
微小変位したり撓む作動杆23cの挙動が上記各センサYP1
〜ZP2のいずれかによって検出される。この検出信号
は、作動杆23cの変位量又は撓み量に比例した出力にな
る。
【0033】従って、図10に示した操作部23'の各セン
サYP1〜ZP2の検出信号は、一例として図10に示した制御
系において処理演算され、夫々のモ−タ10,12,8の出
力を制御するための制御信号に形成されるのである。こ
の図10に於て、図8と同一符号は同一部材,機能を示
す。
【0034】また、上記図10において、31Zは、Z軸の
センサZP1又はZP2のセンサ出力判別部、34ZはZ軸上の
移動方向の設定部、35Zは同じくセンサ出力演算部、36Z
はモ−タ8の指令信号形成部、37Zはモ−タ8のサ−ボ
アンプ、38Zは出力保持制御部である。
【0035】ここで、出力保持制御部38Zは、モ−タ8
の作動によって荷重Wを空中の所望高さに保持するた
め、モ−タ8の出力が前記荷重Wに平衡させられたと
き、当該モ−タ8に対する制御信号を、前記荷重Wと平
衡するための出力に保持する制御をする。従って、この
制御をされているとき、センサZP1又はZP2に検出される
信号によって、モ−タ8の出力(トルク又は速度)が前
記センサの出力に比例した値で前記平衡出力に加減され
ることとなる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明は従来の
バランサ−タイプの補力装置において空中に吊下等によ
り保持した荷重Wを水平方向に移動させたり、或は、水
平,垂直方向に移動させるとき、当該荷重を移動させよ
うとする方向と移動させたい速さを表わす人の手による
押し力又は引き力を、荷重の負荷部に設けたセンサによ
って検出し、該センサの検出出力に比例したトルク又は
速度でモ−タを制御し、前記荷重の移動を行わせるよう
にしたので、作業者の手の感覚によって荷重を目的とす
る場所へきわめて省力的に移動させ、位置決めすること
ができるという従来のバランサ−型の補力装置にはない
荷重の取扱態様を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための補力装置の一例の
側断面図。
【図2】本発明方法を適用することができる従来の補力
装置の一例の側断面図。
【図3】図2の補力装置に別の構造を付加した要部を示
す側断面図。
【図4】本発明を適用することができる従来の補力装置
の別例の側断面図。
【図5】本発明方法を適用することが出来る従来の補力
装置の他の例の側断面図。
【図6】図1の装置における負荷部の拡大断面図。
【図7】図6の一部切開平面図。
【図8】本発明装置の制御系の一例を示す機能ブロック
図。
【図9】本発明装置の制御系の別例を示す機能ブロック
図。
【図10】本発明装置の操作部の一例を示す概略骨組図。
【符号の説明】
1 第1ア−ム 2 第2ア−ム 21 ブロック 22 連結体 22a 連結板 23 操作ボックス 3,4 リンクア−ム 31Y,31X センサ出力判別部 32 作動判別部 33 軸コントロ−ル部 34Y,34X 移動方向設定部 35Y,35X センサ出力演算部 5 機筺 6 水平ガイド 6a ロ−ラ 7 垂直ガイド 7a ロ−ラ 8 巻上機構 9 索体 10 モ−タ 11 索体 12 モ−タ YP1〜XP2 圧力センサ W 荷重 A ア−ム機構 F 負持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも4本のリンクア−ムによって
    平行四辺形を内包したパントグラフ状のア−ム機構を形
    成し、前記リンクア−ムの後端部を、ブラケット状の機
    筺に設けた水平,垂直ガイドにこれらのガイドに沿って
    駆動力によって移動可能に支持させると共に、前記ア−
    ム機構の先端側に荷重の負荷部を形成し、かつ、前記機
    筺を支柱等の垂直軸回りに駆動力を介して旋回可能に支
    持して成る荷重取扱機構における前記負荷部を水平移動
    させるに際し、当該負荷部に人手により加える移動させ
    たい方向に向う力又は変位を圧力センサ等のセンサで検
    出し、この検出信号によって前記負荷部の移動乃至は旋
    回のための駆動源の出力を制御することを特徴とする慣
    性制御による荷重取扱方法。
  2. 【請求項2】 負荷部の移動方向は、水平又は垂直のい
    ずれかの方向、若しくは、水平,垂直の両方向である請
    求項1の慣性制御による荷重取扱方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも4本のリンクア−ムを水平な
    軸で互に枢着したことによって平行四辺形を内包したパ
    ントグラフ状のア−ム機構を形成し、前記リンクア−ム
    の後端部を、ブラケット状の機筺に設けた水平,垂直ガ
    イドにこれらのガイドに沿って駆動力によって移動可能
    に支持させると共に、前記ア−ム機構の先端側に荷重の
    負荷部を形成し、かつ、前記機筺を支柱等の垂直軸回り
    に駆動力を介して旋回可能に支持して成る荷重取扱機構
    に於て、前記ア−ム機構の先端に形成した荷重の負荷部
    に、その部を通るZ軸を原点とするX,Y軸平面座標を
    設定し、前記原点を挟んでX軸とY軸とに関しそれぞれ
    圧力センサ等のセンサを配すると共に、これらのセンサ
    に操作杆を関連させて設け、該操作杆を使用者が操作す
    ることにより、前記センサのいずれかに検出信号を発生
    させ、Y軸上の前記センサの検出信号によって前記ア−
    ム機構における負荷部の水平移動の駆動源の出力を制御
    すると共に、X軸上の前記センサの検出信号によって前
    記ア−ム機構を支持した機筺の旋回駆動源の出力を制御
    するようにしたことを特徴とする慣性制御による荷重取
    扱装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも4本のリンクア−ムを水平な
    軸で互に枢着したことによって平行四辺形を内包したパ
    ントグラフ状のア−ム機構を形成し、前記リンクア−ム
    の後端部を、ブラケット状の機筺に設けた水平,垂直ガ
    イドにこれらのガイドに沿って駆動力によって移動可能
    に支持させると共に、前記ア−ム機構の先端側に荷重の
    負荷部を形成し、かつ、前記機筺を支柱等の垂直軸回り
    に駆動力を介して旋回可能に支持して成る荷重取扱機構
    に於て、前記ア−ム機構の先端に形成した荷重の負荷部
    に、その部を通るZ軸と該Z軸を原点とするX,Y軸平
    面座標とを設定し、前記原点をZ軸上で挟む上下側に圧
    力センサ等のセンサを配し、前記センサの検出信号によ
    って前記ア−ム機構における負荷部の上下移動の駆動源
    の出力を制御するようにしたことを特徴とする慣性制御
    による荷重取扱装置。
  5. 【請求項5】 センサはZ軸とX軸,Y軸とに関して配
    設し、各センサのそれぞれの検出信号によって前記ア−
    ム機構における負荷部の上下移動と水平移動のための駆
    動源の出力をそれぞれに制御するようにしたことを特徴
    とする慣性制御による荷重取扱装置。
  6. 【請求項6】 4本のリンクア−ムによるア−ム機構に
    おいて、荷重の負荷部が形成されるリンクア−ムは、常
    態にあってほぼ水平な向き、又は、ほぼ垂直な向きにな
    る姿勢で当該ア−ム機構を機筺に支持させた請求項3〜
    5のいずれかの荷重取扱装置。
  7. 【請求項7】 請求項4の荷重取扱装置の負荷部乃至は
    その近傍に、Z軸と該Z軸に交叉したX軸又はY軸の座
    標を設定すると共に、該記座標を内包し、かつ、当該座
    標上の少なくとも前記各軸のいずれかの軸と同軸又は平
    行な操作杆が前記各軸の方向に沿って変位乃至は変形可
    能に設けられた操作部を設ける一方、前記操作杆の変位
    又は変形可能な部位を挟み、かつ、前記の各軸に沿って
    当該操作杆の変位又は変形を検出するためのセンサを設
    けたことを特徴とする荷重取扱装置の操作部。
JP18213193A 1993-06-29 1993-06-29 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置 Pending JPH079371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18213193A JPH079371A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18213193A JPH079371A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH079371A true JPH079371A (ja) 1995-01-13

Family

ID=16112878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18213193A Pending JPH079371A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079371A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002100605A2 (en) * 2001-06-08 2002-12-19 Quin Systems Limited Robotic devices
JP2007245263A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Motoda Giken Kk 無慣性タイプの荷重取扱装置
JP2015044272A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 独立行政法人国立高等専門学校機構 上肢補助装置
CN111203917A (zh) * 2020-02-22 2020-05-29 上海傲鲨智能科技有限公司 一种基于辅助传感器的外骨骼负载检测装置和方法
CN113498369A (zh) * 2020-02-03 2021-10-12 元田技研株式会社 载荷处理装置的操作部单元

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002100605A2 (en) * 2001-06-08 2002-12-19 Quin Systems Limited Robotic devices
GB2378433A (en) * 2001-06-08 2003-02-12 Quin Systems Ltd A robotic device
WO2002100605A3 (en) * 2001-06-08 2003-11-06 Quin Systems Ltd Robotic devices
GB2378433B (en) * 2001-06-08 2004-03-10 Quin Systems Ltd Robotic devices
CN100399219C (zh) * 2001-06-08 2008-07-02 奎恩体系有限公司 机器人装置
US7448294B2 (en) * 2001-06-08 2008-11-11 Quin Systems Limited Robotic devices
JP2007245263A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Motoda Giken Kk 無慣性タイプの荷重取扱装置
JP2015044272A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 独立行政法人国立高等専門学校機構 上肢補助装置
CN113498369A (zh) * 2020-02-03 2021-10-12 元田技研株式会社 载荷处理装置的操作部单元
CN113498369B (zh) * 2020-02-03 2024-06-11 元田技研株式会社 载荷处理装置的操作部单元
CN111203917A (zh) * 2020-02-22 2020-05-29 上海傲鲨智能科技有限公司 一种基于辅助传感器的外骨骼负载检测装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6738691B1 (en) Control handle for intelligent assist devices
JP2709412B2 (ja) 遠隔操作機
US7070061B1 (en) System for controlling movements of a load lifting device
KR20150036381A (ko) 반송 시스템 및 반송 시스템의 반송 방법
JPH079371A (ja) 慣性制御による荷重取扱方法とそのための装置
JPH079372A (ja) 協調作業ロボットとその操作制御方法
JPH09175800A (ja) 力制御方法による荷役物運搬機
EP0839614B1 (en) Manipulator
JP4669801B2 (ja) 無慣性タイプの荷重取扱装置
EP1666400A2 (en) Apparatus for lifting and moving objects
KR20180130028A (ko) 다관절 로봇암의 동작을 조종하기 위한 햅틱형 로봇 조종장치
JP4103125B2 (ja) パワーアシスト型吊搬装置
JPH07165400A (ja) 補力装置における荷重の移動制御方法及び装置
JPH0761800A (ja) 補力装置により空中に支持された荷重を移動させるための操作方法及びそのための操作部
JP2022094940A (ja) 対象物を吸着し、持ち上げ、移動させ、降下させ及び/又は脱離させるための負圧式操作装置
JPH06297360A (ja) 作業ロボットとその操作方法
JP2806402B2 (ja) 昇降装置
JP2528840Y2 (ja) 荷重取扱装置
JP2545709Y2 (ja) クレーンの吊具傾転装置
JPH1111898A (ja) 荷重取扱装置における荷物支持部を無慣性動作させる方法とそのための装置
JP2934519B2 (ja) 重量物対応型平衡荷役装置
JP2521483B2 (ja) 可搬型の荷重取扱装置における移動駆動源の制御方法及びその装置
JP4107128B2 (ja) 昇降装置
JPH0734080Y2 (ja) 荷重取扱装置
JP4772182B2 (ja) ブーム式高所作業装置の制御装置