JPH0793660A - 貸出ソフトの自動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却機 - Google Patents

貸出ソフトの自動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却機

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JPH0793660A
JPH0793660A JP23508593A JP23508593A JPH0793660A JP H0793660 A JPH0793660 A JP H0793660A JP 23508593 A JP23508593 A JP 23508593A JP 23508593 A JP23508593 A JP 23508593A JP H0793660 A JPH0793660 A JP H0793660A
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JP
Japan
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lending
software
automatic
return
machine
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Application number
JP23508593A
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English (en)
Inventor
Yoshifusa Kagami
義房 鏡味
Ichiro Akimoto
一郎 秋元
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AKOMU KK
Original Assignee
AKOMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速な貸出処理および保安性を確保した貸出
ソフトの自動貸出返却システムを得る。 【構成】 オフィスコンピュータ20を備えた店舗2
と、店舗に関連して貸出ソフトCが収納された自動貸出
機3と、店舗に関連した自動返却機5とからなり、自動
貸出機は、貸出ソフトをロックする手段と、オフィスコ
ンピュータと通信して登録会員を識別する貸出用カード
リーダと、会員にメッセージを送る表示装置と、会員操
作により貸出ソフトを選択するスイッチと、選択された
貸出ソフトに対してロック手段を開放する手段とを設
け、自動返却機は、返却口をロックする手段と、オフィ
スコンピュータと通信して登録会員を識別する返却用カ
ードリーダと、会員の識別に応答してロック手段を開放
する手段と、返却口に返却された貸出ソフトに応答して
会員に受付票を発行する手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、迅速な貸出サービス
を可能にするとともに保安性を確保した貸出ソフトの自
動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カセット式ビデオソフトやC
D(コンパクトディスク)等のレンタルは広く行われて
いるが、近年では、これらのソフトの貸出および返却を
時間帯の制限を受けずに終日行うため、自動貸出および
返却システムが開発されつつある。
【0003】この種の自動貸出および返却システムにお
いては、予め登録された会員のみに対してサービス可能
とするため、自動貸出機および自動返却機のと間でアク
セスするための磁気カードまたはバーコードカード等が
用いられている。また、無人状況での保安性等を確保す
るために、種々の工夫が要求されている。以下、従来の
自動貸出および返却システムについて説明する。
【0004】たとえば、従来の自動貸出機の一例として
は、ジュークボックス形式のものがあり、登録会員が磁
気カード等を自動貸出機に差し込み、操作パネル上で希
望ソフトを選択して料金を投入すると、自動選択機構が
動作して貸出口に該等ソフトが供給され、会員が取り出
せるようになっている。
【0005】しかしながら、会員がソフトを選択してか
ら貸出されるまでに長い時間がかかるため、多くの会員
が1台の自動貸出機の前に並んでしまうことになる。ま
た、自動返却機は、たとえば、返却口に返却ソフトを投
入するのみで回収されるようになっているが、会員以外
の人間が使用可能であるため、種々の不都合の事態を受
ける可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の貸出ソフトの自
動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却
機は以上のように構成されているので、自動貸出機につ
いては時間がかかりすぎて実用的でなく、また、自動返
却機については無人状況での対処がなされていないとい
う問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、速やかに貸出を行うことができ
且つ無人状況での保安性を確保できる貸出ソフトの自動
貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却機
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る貸出ソフ
トの自動貸出返却システムは、オフィスコンピュータを
備えた店舗と、オフィスコンピュータに接続されて複数
の貸出ソフトが収納された自動貸出機と、オフィスコン
ピュータに接続された自動返却機とからなり、自動貸出
機は、貸出ソフトの取り出しを禁止する貸出ロック手段
と、オフィスコンピュータと通信して予め登録された会
員を識別するための貸出用カードリーダと、会員にメッ
セージを送るための表示装置と、会員の操作により貸出
ソフトを選択するための選択スイッチと、選択された貸
出ソフトに対して貸出ロック手段を開放するための貸出
ロック開放手段とを備え、自動返却機は、返却口をロッ
クする返却ロック手段と、オフィスコンピュータと通信
して予め登録された会員を識別するための返却用カード
リーダと、会員の識別に応答して返却ロック手段を開放
するための返却ロック開放手段と、返却口に返却された
貸出ソフトに応答して会員に受付票を発行する受付票発
行手段とを備えたものである。
【0009】また、この発明に係る貸出ソフトの自動貸
出機は、複数の貸出ソフトの取り出しを禁止するロック
手段と、予め登録された会員を識別するためのカードリ
ーダと、会員にメッセージを送るための表示装置と、会
員の操作により貸出ソフトを選択するための選択スイッ
チと、選択された貸出ソフトに応じた料金を徴収するた
めの料金徴収手段と、料金の供給に応答して選択された
貸出ソフトに対して貸出ロック手段を所定時間だけ開放
するための貸出ロック開放手段と、選択された貸出ソフ
トの取り出しに応答して伝票を発行するための伝票発行
手段とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る貸出ソフトの自動返
却機は、返却口をロックするロック手段と、外部コンピ
ュータと通信して予め登録された会員を識別するための
カードリーダと、会員の識別に応答してロック手段を所
定時間だけ開放するための返却ロック開放手段と、会員
にメッセージを送る表示装置と、返却口に返却された貸
出ソフトに応答して会員に受付票を発行するための受付
票発行手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】この発明による貸出ソフトの自動貸出返却シス
テムにおいては、オフィスコンピュータとの間で通信可
能な自動貸出機は、予め登録された会員によりアクセス
されたときのみ、会員にメッセージを送るとともに、会
員の操作に応答して、通常はロックされている貸出ソフ
トの取り出しを可能にし、同様にオフィスコンピュータ
との間で通信可能な自動返却機は、予め登録された会員
によりアクセスされたとき、または貸出中データが一致
したときのみ、通常はロックされている返却口を開放す
る。
【0012】また、この発明による貸出ソフトの自動貸
出機においては、予め登録された会員によりアクセスさ
れたときのみ、会員にメッセージを送るとともに、会員
の操作により選択された貸出ソフトに応答して、料金を
徴収し、通常はロックされている貸出ソフトの取り出し
を所定時間だけ可能にし、貸出ソフトの取り出しに応答
して伝票を発行する。
【0013】また、この発明による貸出ソフトの自動返
却機においては、予め登録された会員によりアクセスさ
れたとき、または貸出中データと一致したときのみ、通
常はロックされている返却口を所定時間だけ開放し、会
員にメッセージを送るとともに、返却口に返却された貸
出ソフトに応答して会員に受付票を発行する。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。ここでは、貸出ソフトとして、カセット式ビデオ
ソフトまたはCDソフトの場合を例にとって説明する。
図1はこの発明による貸出ソフトの自動貸出返却システ
ムの実施例1を示すブロック構成図であり、図におい
て、1は貸出ソフトの貸出会社に設置された複数のコン
ピュータシステムからなるホストセンタ、2はホストセ
ンタ1と情報通信関係にある貸出会社の店舗である。
【0015】店舗2は、情報集約センタとして機能する
とともに、店員を介したビデオソフトの貸出返却処理機
能を有し、以下の構成要素20〜24を備えている。2
0はホストセンタ1に接続されたオフィスコンピュータ
20であり、総合情報を集約する中央コンピュータとし
て機能するため、全会員の登録情報および貸出ソフト情
報等が一括して格納されている。
【0016】21はオフィスコンピュータ20に接続さ
れたキーボードおよびCRTからなるコンソール21で
あり、オペレータ操作により新規の会員登録や種々の情
報登録および抹消が行われる。22、23は店舗2内に
おいて会員認識等の情報読込用のバーコードリーダおよ
びIDカードリーダ、24は貸出伝票等の情報出力を行
うためのシリアルプリンタである。同様のコンソール2
1〜シリアルプリンタ24は、店舗2内の店員数に応じ
て任意の複数組だけ設けられ得る。
【0017】3はシリアルインタフェースアダプタ(以
下、SIAという)4を介してオフィスコンピュータ2
0に接続された自動貸出機であり、複数の貸出ソフトC
(たとえば、数100巻のカセット式ビデオソフト)が
収納されているとともに、種々の制御手段となる電気ボ
ックス30を備えている。5はSIA6を介してオフィ
スコンピュータ20に接続された自動返却機である。
【0018】図2は自動貸出機3の具体的構造を示す正
面図である。図2において、30はオフィスコンピュー
タ20と関連して種々の制御を行う制御装置および電源
装置が内蔵された電気ボックスであり、ロック機構(図
示せず)と協動して貸出ソフトCの取り出しを禁止する
ための貸出ロック手段と、会員による料金投入に応答し
て選択された貸出ソフトに対する貸出ロック手段を所定
時間だけ開放するための貸出ロック開放手段とを含んで
いる。
【0019】31はIDカード等が挿入される貸出用カ
ードリーダであり、オフィスコンピュータ20と通信し
て、IDカードから読み取った情報から予め登録された
会員を識別する。32はスピーカ(図示せず)と協動し
て会員にメッセージを送るためのカラーCRTからなる
表示装置であり、たとえば、抵抗膜タッチ式のメニュー
シート等からなる操作パネルとしても機能する。
【0020】33は会員の操作により貸出ソフトを選択
するための選択スイッチであり、貸出ソフトCの収納部
の各棚毎に貸出ソフトCに対応して設けられている。ま
た、各選択スイッチ33に対応して、選択確認用のラン
プ(たとえば、発光ダイオード)が設けられており、選
択された貸出ソフトCを指示するように点灯するように
なっている。選択確認用のランプは、選択スイッチ33
と一体に形成されていてもよい。
【0021】34および35は料金徴収手段を構成する
紙幣投入口およびコイン投入口であり、選択された貸出
ソフトに応じて且つ貸出日数等に応じて料金を徴収する
ようになっている。なお、料金徴収手段として、磁気カ
ードからなる種々のキャッシュカードの挿入口(図示せ
ず)を設け、クレジットにより料金徴収するようにして
もよい。
【0022】36はつり銭切れ表示ランプ、37は紙幣
またはコインの返却レバーである。38はつり銭返却口
としても機能する伝票発行手段の伝票発行口であり、選
択された貸出ソフトの取り出しに応答して、返却期日等
の伝票を会員に発行する。なお、図示しないが、正面操
作パネルには、メッセージ出力用のスピーカや、種々の
異常表示または警報表示のためのランプ等が設けられて
いる。また、貸出ソフトCの収納棚の上部にジャケット
展示棚(図示せず)を設けてもよい。
【0023】図3は自動返却機5の具体的構造を示す
(a)正面図および(b)側面図であり、50は制御装
置および電源装置を含む電気ボックス、51は貸出ソフ
トを投入して返却するための返却口である。自動返却機
5は、盗難等を防止するため、返却口51から貸出ソフ
トが一旦返却投入されると、商品に手が触れることがで
きない構造となっている。
【0024】この場合、返却口51は半円形状で回転に
より開閉され、返却口51には、開閉用の駆動機構また
は閉成方向に付勢するためのバネ(ともに図示せず)等
が設けられていてもよい。また、液体類の投入による商
品の損傷を防止するために、返却口51の内側に受け皿
(図示せず)が配置されていてもよい。
【0025】52はIDカード等が挿入される返却用カ
ードリーダであり、オフィスコンピュータ20と通信し
て、IDカードから読み取った情報から予め登録された
会員を識別する。返却用カードリーダ52は、磁気カー
ドのみならず、バーコードカードD(図5参照)のバー
コード情報をも読取可能としてもよい。53は会員に対
して取り扱い中または休止中等のメッセージを送る表示
装置、54は返却口51のロック機構を構成するソレノ
イド、55は返却口51の閉成状態を検知するためのソ
レノイドである。
【0026】電気ボックス50は、オフィスコンピュー
タ20と協動して返却口51および各機能部品を制御す
る制御手段を含み、ロック機構すなわちソレノイド54
と協動して返却口51をロックする返却ロック手段と、
ソレノイド55と協動して閉成口55の閉成状態を検知
する閉成検知手段と、会員の識別に応答して返却ロック
手段を開放する返却ロック開放手段とを備えている。
【0027】56は返却口51の内側に近接して二点鎖
線で示した間の範囲内で揺動可能な前後振り分け板、5
7は前後振り分け板56を揺動駆動させるモータであ
り、前後振り分け板56は、モータ57によりランダム
な角度に位置される。58は前後振り分け板56の下部
に固定配置された左右振り分け棒、59は返却された貸
出ソフトが載置される受けトレイである。
【0028】60は受けトレイ59上に返却された貸出
ソフトを収納する返却収納ボックスであり、上下に可動
自在の受けトレイ59を上方向に付勢しながら保持して
いる。61は返却収納ボックス60を台車として前後左
右から取り出すための車輪、62は返却収納ボックス6
0の満杯状態を検知する満杯センサ、63は満杯検知時
に点灯する満杯検知ランプ、64は自動返却機5の後部
から返却収納ボックス60を取り出すための開閉扉、6
5は火災発生等による一酸化炭素を検知する一酸化炭素
センサである。66は種々の異常発生時に電気ボックス
50内の制御装置により駆動される警告灯であり、必要
に応じて店舗2内に設けられ得る。
【0029】67は貸出ソフト返却時に受付票をプリン
トアウトするためのプリンタ、68は受付票が送出され
る受付票発行口であり、これらは、返却口51に返却さ
れた貸出ソフトに応答して会員に受付票を発行するため
の受付票発行手段を構成している。69はメインテナン
ス時に開放されるメインテナンス扉、70はメインテナ
ンス扉69に設けられた異常表示装置である。
【0030】図4は貸出ソフトCに貼付されたバーコー
ドBを示す斜視図、図5はバーコードカードDに貼付さ
れたバーコードB′を示す平面図である。貸出ソフトC
に貼付されたバーコードBは、たとえば、オフィスコン
ピュータ20において各貸出ソフトCの総合管理等に用
いられる。また、バーコードカードDのバーコードB′
は、たとえば、自動返却機5における会員情報の読み取
り等に用いられる。
【0031】図6および図7は自動貸出機3の動作シー
ケンスを示すフローチャート、図8および図9は自動返
却機5の動作シーケンスを示すフローチャートであり、
それぞれ、一点鎖線の右側は自動貸出機3または自動返
却機5の動作、一点鎖線の左側はオフィスコンピュータ
20の処理動作を示す。
【0032】次に、図4〜図9を参照しながら、図1〜
図3に示したこの発明の実施例1による貸出ソフトの自
動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却
機の動作について説明する。まず、図1、図2、図4、
図6および図7を参照しながら、自動貸出機3の動作か
ら説明する。
【0033】まず、自動貸出機3を使用するために、予
め、登録会員に対して会員カードすなわちIDカードが
配布される。また、自動貸出機3は、電源が終日投入さ
れている。これにより、会員は、現金またはクレジット
カード等で任意の貸出ソフトCをいつでも無人で借りる
ことができる。
【0034】電気ボックス30内のCPUは、貸出ソフ
トCの収納棚毎の管理およびロック制御、ならびに、各
機能部品の制御を行い、半導体メモリによる音声合成装
置および表示装置32を介して種々のメッセージを会員
に提供する。会員情報および貸出サービス等の情報の授
受は、自動貸出機3内のCPUとオフィスコンピュータ
20との間で、SIA4(たとえば、RS232Cイン
タフェース)を介して、自動貸出機3からの要求に対し
てオフィスコンピュータ20が応答する形態で行われ
る。
【0035】IDカードが挿入される貸出用カードリー
ダ31、会員により操作される表示装置32、選択スイ
ッチ33、紙幣投入口34、コイン投入口35および返
却レバー37ならびに伝票発行口38は、営業時の操作
ボックスとして機能し、貸出条件の選択および音声案
内、ならびに、現金受付および伝票発行を行う。
【0036】また、表示装置32は、営業時以外での貸
出ソフトCの登録および削除、メインテナンス情報およ
び管理情報の表示、ならびに、これらに対する各操作に
も使用される。したがって、貸出ソフトCは、1本毎に
透明の樹脂ケースに収納されており、透明樹脂ケースを
通して、バーコードBがスキャナにより読み取ることが
できるようになっている。
【0037】たとえば、登録モードにおいては、登録し
たい貸出ソフトCのバーコードBを付属のハンド式スキ
ャナで読み取った後、自動貸出機3の任意の空棚に収納
することにより、1本の貸出ソフトCの登録動作が終了
する。このときの登録内容は、確認のために表示装置3
2に表示される。一方、長期間にわたって借手のつかな
い貸出ソフトCを削除する場合は、自動貸出機3の収納
棚から抜き取ることにより、削除動作が終了する。
【0038】図6において、自動貸出機3内の制御装置
(CPU)は、まず、つり銭チェック(ステップS1)
およびレシート残量チェック(ステップS2)を行うと
ともに、営業時のアイドル画面を表示させる(ステップ
S3)。もし、ステップS1において、つり銭切れを検
知した場合は、つり銭切れ表示ランプ36を点灯させ、
無条件で貸出ソフトCの貸出を禁止する。
【0039】会員がIDカードをカードリーダ31に挿
入すると、カードリーダ31は、磁気記録された会員情
報を読み込み(ステップS4)、読取情報をSIA4を
介してオフィスコンピュータ20に転送する。すなわ
ち、自動貸出機3は、オフィスコンピュータ20に対し
て、会員情報の判断結果ならびに判断結果に基づく種々
のメッセージ等の提供を要求する。
【0040】これにより、オフィスコンピュータ20
は、自動貸出機3から転送された会員情報に基づく即時
処理(ステップS5)において、既に登録された会員番
号と照合してカード利用の可否を判断するとともに、カ
ード種別および利用条件等を判断する(ステップS
6)。このとき、IDカードとしては、レンタル会社専
用の会員カードの他に、ローンカード等を使用可能とし
てもよい。
【0041】自動貸出機3内のCPUは、オフィスコン
ピュータ20から提供された判断結果に基づいて、当該
IDカードを利用した会員に対する貸出がOKか否かを
判定する(ステップS7)。もし、判定結果がNOであ
れば、ステップS3に戻り、OK(すなわち、YES)
であれば、貸出ソフト(商品)の選択モード(ステップ
S8)に進む。
【0042】すなわち、会員は、表示装置32の指示に
従い、また、表示された基本レンタル料金を参照しなが
ら、借りたいと思う貸出ソフトCの収納棚の選択スイッ
チ33を押す。
【0043】これにより、選択された貸出ソフトCに対
応するランプが点灯し、該等する貸出ソフトCが貸出待
機状態となる。もし、選択スイッチ33を押し間違えた
場合は、再度、選択スイッチ33を押すことにより、選
択解除されるとともにランプが消灯する。また、選択動
作を終了するときには、表示装置32上での会員操作に
より商品選択終了の入力を行う。
【0044】このときの選択動作は、所望の選択本数だ
け連続的に行うことができるが、既に貸出済のソフト数
に応じて会員毎に制限本数(たとえば、最大14本)が
設定されているので、自動貸出機3内のCPUは、貸出
制限本数と選択本数とを比較し、貸出制限本数>選択本
数か否かを判定する(ステップS9)。
【0045】もし、貸出制限本数>選択本数(すなわ
ち、YES)であれば、商品選択が終了したか否かを判
定し(ステップS10)、選択終了(すなわち、YE
S)であれば、続いて、表示装置32上での会員操作に
より貸出泊数の確認入力を行う(ステップS11)。
【0046】一方、ステップS10において、商品選択
中(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS8に
戻って商品選択を続行する。また、ステップS9におい
て、選択本数が貸出制限本数に達した(すなわち、N
O)と判定された場合は、選択終了判定ステップS10
を実行せず、終了指示の有無にかかわらず、ステップS
11に進む。
【0047】続いて、貸出ソフトCの種類、本数および
貸出泊数に応じて、料金の徴収が行われるが、料金支払
いがクレジットカードによるものか否かの判定を行う
(ステップS12)。すなわち、表示装置32の画面上
に決済方法をメッセージ表示させ、会員に選択させる
か、または、会員によるクレジットカードの挿入動作に
応答して判定する。
【0048】もし、クレジットカード(すなわち、YE
S)の場合は、同一のクレジットカードを再度読み込み
(ステップS13)、選択された商品コードおよび貸出
泊数とともに、クレジットカードの決済条件等を入力し
てオフィスコンピュータ20に転送する(ステップS1
4)。
【0049】図7において、オフィスコンピュータ20
は、自動貸出機3から転送されたクレジットカード読取
情報の即時処理(ステップS15)により、商品別レン
タル料、各種サービス料、消費税、合計請求額および返
却予定日を演算し(ステップS16)、各種サービスメ
ッセージとともに自動貸出機3に応答する。一方、ステ
ップS12において、クレジットカードでない(すなわ
ち、NO)と判定された場合は、ステップS13および
S14を実行せずに、ステップS15に進む。
【0050】オフィスコンピュータ20からの応答によ
り、自動貸出機3側の表示装置32は、契約内容を表示
する(ステップS17)。続いて、料金支払いが現金決
済か否かを判定し(ステップS18)、もし、現金決済
(すなわち、YES)であれば、会員は、表示装置32
の画面指示に従い、紙幣投入口34またはコイン投入口
35からレンタル料を投入する(ステップS19)。
【0051】また、自動貸出機3のCPUは、投入され
た現金に対するつり銭の有無を判定し(ステップS2
0)、つり銭を要する(すなわち、YES)と判定され
た場合はつり銭を払い出し(ステップS21)、会員は
つり銭を受け取る。一方、現金決済判定ステップS18
においてNOと判定された場合は、ステップS19〜S
21は実行されず、つり銭有無判定ステップS20にお
いてNOと判定された場合は、ステップS21は実行さ
れない。
【0052】こうして、クレジットカードまたは現金に
よりレンタル料が請求額通り支払われたことが確認され
ると、選択された貸出ソフトCの棚のロックを所定時間
(たとえば、15秒〜20秒)だけ解除する(ステップ
S22)。なお、料金支払い後は、選択された貸出ソフ
トCを変更することはできない。
【0053】こうして、会員からの貸出操作指令に応答
して、特定の貸出ソフトCに対する固定ロックが解除さ
れ、人手により取り出すことができる。すなわち、会員
は、選択確認要のランプが点灯された位置に対応するケ
ースを手前に倒し、所望の貸出ソフトCを取り出す。こ
のとき、ロック解除は、選択された貸出ソフトCの個別
毎、グループ毎または棚毎に行うようにしてもよい。
【0054】次に、貸出ソフトCの取り出しが終了した
か否かを判定し(ステップS23)、終了していなけれ
ばステップS22に戻り、終了していれば、解除した固
定ロックを再度ロックする(ステップS24)。
【0055】続いて、オフィスコンピュータ20におい
て、即時処理(ステップS25)により、顧客(会員)
別および商品別の売上処理(ステップS26)を行う。
また、自動貸出機3のCPUは、貸出内容を伝票として
プリントアウトし、伝票発行口38から会員に供給する
(ステップS27)。貸出伝票には、各貸出ソフトCの
1件毎に、会員番号、商品番号、タイトル名、貸出日、
返却予定日、貸出料金および契約処理完了コード等がプ
リントアウトされる。
【0056】このように、IDカード等の情報を読み取
ることにより、登録会員以外のアクセスは不可能となり
保安性が向上する。また、会員が選択した貸出ソフトC
を手で直接取り出すことができるので、貸出ソフトCの
取り出し時間が著しく短縮される。
【0057】なお、ここでは、選択商品の取り出しステ
ップS23の終了後にオフィスコンピュータ20での売
上処理ステップS26を行い、貸出伝票発行ステップS
27を実行するようにしたが、商品取り出しステップS
23を、売上処理ステップS26および貸出伝票発行ス
テップS27と平行して実行してもよい。
【0058】次に、図1、図3、図5、図8および図9
を参照しながら、自動返却機5の動作について説明す
る。自動貸出機3の場合と同様に、SIA6を介したオ
フィスコンピュータ20と自動返却機5との間の通信
は、自動返却機5からの要求に対して、オフィスコンピ
ュータ20が応答する形態で行われる。自動返却機5の
場合、オフィスコンピュータ20の動作状態にかかわら
ず回収機能を維持するため、独自の電源スイッチおよび
チェックデータ保持機能が設けられている。
【0059】まず、返却収納ボックス60内に返却商品
が残っていないことを確認した後、電源をオンして自動
返却機5を起動する(ステップS30)。続いて、オフ
ィスコンピュータ20における一括処理(ステップS3
1)により、貸出中情報として、カードプリチェック情
報および貸出中初期データを一括受信する。
【0060】すなわち、オフィスコンピュータ20は、
電源オンステップS30に応答して、カードプリチェッ
クテーブル作成および初期の会員別貸出中データを作成
し(ステップS32)、自動返却機5に一括して送信す
る。
【0061】自動返却機5側では、カードチェックデー
タが受信されたか否かを判定し(ステップS33)、受
信されている(すなわち、YES)と判定されれば、そ
の受信データに基づきカードチェックデータを設定し
(ステップS34)、オフィスコンピュータ20に対し
て、その後の貸出中情報を得るための一括処理(ステッ
プS35)を要求する。
【0062】すなわち、オフィスコンピュータ20は、
一括処理ステップS35として、会員別に貸出中追加デ
ータ(または、貸出中初期データ)を作成し(ステップ
S36)、自動返却機5に一括して送信する。したがっ
て、自動返却機5側では、一定時間毎に、貸出中追加デ
ータがオフィスコンピュータ20から一括受信される。
【0063】一方、ステップS33において、カードチ
ェックデータが受信されていない(すなわち、NO)と
判定されれば、ステップS34を実行せずにステップS
35に進む。
【0064】次に、自動返却機5のCPUは、貸出中追
加データまたは貸出中初期データがオフィスコンピュー
タ20から受信されたか否かを判定し(ステップS3
7)、もし、貸出中データが受信されている(すなわ
ち、YES)と判定されれば、その受信データに基づき
貸出中データを設定する(ステップS38)。
【0065】なお、受信判定ステップS33およびS3
7において、オフィスコンピュータ20と自動返却機5
との間で何らかの支障により通信不能となった場合は、
自動返却機5内にデータが存在しないことになるが、ス
イッチ(図示せず)の切り替えにより、強制的にデータ
を受付けることができる。
【0066】すなわち、カードチェックデータが正常に
受信されなかった場合は前回の受信データを使用し、カ
ードチェックデータおよび貸出中データが正常に受信さ
れなかった場合は、スイッチ切り替え操作により強制受
付を可能にする。この場合、ノーチェック処理とし、I
DカードまたはバーコードカードDが読み取れればデー
タを受付けるものとする。
【0067】続いて、運転スイッチ(図示せず)がオン
されているか否かをチェックし(ステップS39)、運
転スイッチがオン(すなわち、YES)と判定されれ
ば、表示装置53の案内板に「お取り扱い中」の表示を
行う(ステップS40)。このとき、営業開始を示すラ
ンプ(図示せず)を点灯させてもよい。また、レシート
用紙の残量をチェックし(ステップS41)、もし残量
不足であれば、レシート用紙不足を示すランプ(図示せ
ず)を点滅させる。
【0068】以上のチェックステップを通過して異常が
ないことを確認し、会員はIDカードを返却用カードリ
ーダ52に挿入する。これにより、自動返却機5はカー
ド情報を読み取り(ステップS42)、図9内のステッ
プS43に進む。
【0069】このとき、自動貸出機3の場合と同様に、
IDカード以外にローンカード等を使用することもで
き、また、バーコードカードD(図5参照)を使用する
こともできる。バーコードカードDは、図5のように、
バーコードB′のラベルを所定位置に貼付されたもので
ある。
【0070】図9においては、IDカード等から読み取
られたカード情報と、予め登録された会員番号とを照合
し、カードチェックデータが正常か否かを判定し(ステ
ップS43)、カード挿入者による自動返却機5の利用
可否を判断する。もし、カードチェックデータが正常
(すなわち、YES)と判定されれば、カードデータを
プリチェックし(ステップS44)、続いて、貸出中デ
ータが正常か否かを判定する(ステップS45)。
【0071】一方、ステップS43において、カードチ
ェックデータが正常でない(すなわち、NO)と判定さ
れれば、ステップS44を実行せずにステップS45に
進む。つまり、通常は、レンタル中の会員の場合に限り
返却サービスを提供するが、貸出ソフトを借りた会員以
外の人が代理返却する場合を想定し、カードチェックデ
ータが異常であったとしても、返却受付を可能な状態に
する。また、IDカードまたはバーコードカードDの情
報が読み込めない場合は、赤ランプ点灯等により警報表
示を行う。
【0072】ステップS45において、貸出中データが
正常(すなわち、YES)と判定された場合は、実際の
貸出ソフトの登録状況から貸出中有無の照合を行い(ス
テップS46)、返却可能か否かを判定する(ステップ
S47)。
【0073】もし、返却不可(すなわち、NO)であれ
ば図8内のステップS41に戻り、返却可能(すなわ
ち、YES)であれば、ソレノイド54による返却口5
1のロックを必要最小限の所定時間(5秒〜10秒)だ
け解除する(ステップS48)。このとき、たとえば、
音声合成により「いらっしゃいませ、扉をあけて商品を
入れてください。」というメッセージが出力される。な
お、返却口51の開放機構に異常が発生して開放不能に
なった場合は、ロック解除スイッチ(図示せず)により
返却口51のロックを強制的に解除する。
【0074】続いて、会員または返却者は、返却口51
を手で開き(ステップS49)、返却商品すなわち貸出
ソフトを返却口51内に投入し(ステップS50)、返
却口51の手を離す(ステップS51)。これにより、
返却口51は、付勢バネにより閉成されて再度ロックさ
れる(ステップS52)。
【0075】返却口51のロック解除から一定時間以上
継続しても開放状態であって、ソレノイド54により返
却口51の閉成状態が検知されない場合は、異常と判定
して返却口51を自動ロックするとともに、自動返却機
5を休止してランプ点灯により返却口51の開放警報を
行う。このとき、表示装置53には、通常時の「お取扱
い中」から「休止中」の案内表示に切り替えられる。な
お、返却口51は、ロック解除時に自動的に開放され、
所定時間経過後に自動的に閉成されるようにしてもよ
い。
【0076】一方、返却口51から投入された商品は、
前後振り分け板56の角度に応じて前後方向に均等に分
散され、また、左右振り分け棒58により左右に振り分
けられ、受けトレイ59上に収納される。受けトレイ5
9上の返却商品が増えると、受けトレイ59は、返却収
納ボックス60内で徐々に下降する。
【0077】このように、予め配布された会員カードの
情報をカードリーダ52で読み取って識別し、レンタル
中の会員に対してのみ、または貸出中データが正常なと
きのみ、返却口51のロックが解除されて返却口51が
開放されて、たとえば、人手で返却口51を開けること
ができ、店舗2または自動貸出機3から借りた貸出ソフ
トを返却することができる。また、貸出ソフトの返却
後、たとえば返却口51から手を離せば、閉成51は自
動的に閉成されてロックされる。
【0078】また、商品投入ステップS50に応答し
て、受付票の出力ステップS53およびS54が行われ
る。すなわち、レシート用紙の有無を判定し(ステップ
S53)、レシート用紙有(すなわち、YES)と判定
されれば、返却伝票(受付票)を印字して受付票発行口
68から送出する(ステップS54)。このとき、音声
合成により「レシートをお取りください。ご返却ありが
とうございました。」というメッセージが出力される。
これにより、返却者は、受付票を受け取り、貸出ソフト
の返却動作を終了する。
【0079】受付票の内容は、取り扱い会社名、店舗
名、電話番号、受付票番号、自動返却機5の機械番号、
受付時間および会員番号等である。また、レンタル中の
延長利用商品がある場合は、「延長利用あり」の印字が
行われる。このとき、各会員に対する個々の受付票発行
とともに、自動返却機5内のジャーナル用印刷も同時に
行い、内部で全経歴として巻取りを行う。
【0080】また、プリンタ67の用紙のニアエンドが
検知された場合は、たとえば、ランプ点滅によりニアエ
ンド警報を行う。なお、受付票プリントステップS54
は、返却口51の開放動作と平行して実行されてもよ
い。
【0081】返却口51がロック(ステップS52)さ
れた後、満杯センサ62の出力信号に基づいて、収納ボ
ックス60が満杯か否かを判定し(ステップS55)、
もし、上限レベルに達して満杯(すなわち、YES)と
判定されたときには、表示装置53の案内表示を「休止
中」とし(ステップS56)、返却の受付を停止させる
とともに、満杯検知ランプ63を点灯させる。
【0082】このような各種の異常警報ランプの点灯と
ともに、自動返却機5の運転サービス中または休止中を
示すランプ(図示せず)を設け、運転中には点灯、休止
中には消灯、係員招請時には点滅させてもよい。
【0083】満杯検知ランプ63の点灯を認識すると、
レンタル会社の作業員は、返却収納ボックス60内の商
品を回収し、自動返却機5を再起動させる。その後、貸
出ソフトの投入により返却受付が1回でも行われると、
ランプ点滅により投入警報を行う。なぜなら、深夜時間
帯では返却収納ボックス60に商品をためこむことにな
るが、通常時間帯において返却が行われた場合には、で
きるだけ速やかに回収処理を行うことが望ましいからで
ある。
【0084】最後に、貸出中追加データ要求時間か否か
を判定し(ステップS57)、データ要求時間である
(すなわち、YES)と判定された場合は、貸出中追加
データ要求を行い(ステップS58)、図8内の一括処
理ステップS35に戻る。また、データ要求時間でない
(すなわち、NO)と判定されれば、図8内のレシート
用紙残量チェックステップS41に戻る。
【0085】この発明の実施例1による自動返却機5
は、異常警報機能の他に、種々の安全性確保機能を有
し、たとえば、温度上昇等を監視し、異常時には直ちに
自動返却機5を停止させて電源をオフさせることもでき
る。また、火災防止のために、一酸化炭素センサ65の
検知信号に応答して警報出力を生成させてもよく、電源
関係の異常発生により動作継続不可能となった場合に
は、直ちに自動返却機5を停止させ電源をオフさせても
よい。
【0086】実施例2.なお、上記実施例1では、貸出
ソフトCに貼付したバーコードBを登録管理用に用いた
が、返却時の商品判別用に用いてもよい。また、貸出ソ
フトCがビデオソフトの場合を例にとって説明したが、
ビデオソフト以外に、CD等の任意の貸出ソフトに対し
ても適用することができる。さらに、自動貸出機3およ
び自動返却機5を個別に設置したが、両者を一体化する
こともできる。
【0087】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、オフィスコンピュータを備えた店舗と、オフィスコ
ンピュータに接続されて複数の貸出ソフトが収納された
自動貸出機と、オフィスコンピュータに接続された自動
返却機とからなり、自動貸出機は、貸出ソフトの取り出
しを禁止する貸出ロック手段と、オフィスコンピュータ
と通信して予め登録された会員を識別するための貸出用
カードリーダと、会員にメッセージを送るための表示装
置と、会員の操作により貸出ソフトを選択するための選
択スイッチと、選択された貸出ソフトに対して貸出ロッ
ク手段を開放するための貸出ロック開放手段とを備え、
自動返却機は、返却口をロックする返却ロック手段と、
オフィスコンピュータと通信して予め登録された会員を
識別するための返却用カードリーダと、会員の識別に応
答して返却ロック手段を開放するための返却ロック開放
手段と、返却口に返却された貸出ソフトに応答して会員
に受付票を発行する受付票発行手段とを備え、自動貸出
機は、登録会員によりアクセスされたときのみ、会員に
メッセージを送るとともに会員操作により選択された貸
出ソフトの取り出しを可能にし、また、自動返却機は、
貸出中データに応答して返却口のロックを解除するよう
にしたので、速やかに貸出を行うことができ且つ無人状
況での保安性を確保できる貸出ソフトの自動貸出返却シ
ステムが得られる効果がある。
【0088】また、この発明の請求項2によれば、複数
の貸出ソフトの取り出しを禁止するロック手段と、予め
登録された会員を識別するためのカードリーダと、会員
にメッセージを送るための表示装置と、会員の操作によ
り貸出ソフトを選択するための選択スイッチと、選択さ
れた貸出ソフトに応じた料金を徴収するための料金徴収
手段と、料金の供給に応答して選択された貸出ソフトに
対して貸出ロック手段を所定時間だけ開放するための貸
出ロック開放手段と、選択された貸出ソフトの取り出し
に応答して伝票を発行するための伝票発行手段とを備
え、登録会員によりアクセスされたときのみ、会員にメ
ッセージを送るとともに会員操作により選択された貸出
ソフトの取り出しを所定時間だけ可能にし、貸出ソフト
の取り出しに応答して伝票を発行するようにしたので、
速やかに貸出を行うことができ且つ無人状況での保安性
を確保できる貸出ソフトの自動貸出機が得られる効果が
ある。
【0089】また、この発明の請求項3によれば、返却
口をロックするロック手段と、外部コンピュータと通信
して予め登録された会員を識別するためのカードリーダ
と、会員の識別に応答してロック手段を所定時間だけ開
放するための返却ロック開放手段と、会員にメッセージ
を送る表示装置と、返却口に返却された貸出ソフトに応
答して会員に受付票を発行するための受付票発行手段と
を備え、登録会員によりアクセスされたとき、または、
貸出中データと一致したときのみ、返却口のロックを所
定時間だけ解除し、会員にメッセージを送るとともに、
返却口に返却された貸出ソフトに応答して会員に受付票
を発行するようにしたので、無人状況での保安性を確保
できる貸出ソフトの自動返却機が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動貸
出返却システムを示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動貸
出機を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動返
却機を示す正面図および側面図である。
【図4】この発明の実施例1において用いられ得る貸出
ソフトを示す斜視図である。
【図5】この発明の実施例1において用いられ得るバー
コードカードからなる会員カードを示す平面図である。
【図6】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動貸
出機の処理動作をオフィスコンピュータ動作とともに示
すフローチャートである。
【図7】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動貸
出機の処理動作をオフィスコンピュータ動作とともに示
すフローチャートである。
【図8】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動返
却機の処理動作をオフィスコンピュータ動作とともに示
すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例1による貸出ソフトの自動返
却機の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 店舗 20 オフィスコンピュータ 3 自動貸出機 30 電気ボックス 31 貸出用カードリーダ 32 表示装置 33 選択スイッチ 34 紙幣投入口 35 コイン投入口 38 伝票発行口 5 自動返却機 50 電気ボックス 51 返却口 52 返却用カードリーダ 53 表示装置 54 ソレノイド(返却用ロック手段) 68 受付票発行口 C 貸出ソフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフィスコンピュータを備えた店舗と、 前記オフィスコンピュータに接続されて複数の貸出ソフ
    トが収納された自動貸出機と、 前記オフィスコンピュータに接続された自動返却機とか
    らなり、 前記自動貸出機は、 前記貸出ソフトの取り出しを禁止する貸出ロック手段
    と、 前記オフィスコンピュータと通信して予め登録された会
    員を識別するための貸出用カードリーダと、 前記会員にメッセージを送るための表示装置と、 前記会員の操作により前記貸出ソフトを選択するための
    選択スイッチと、 選択された貸出ソフトに対して前記貸出ロック手段を開
    放するための貸出ロック開放手段とを備え、 前記自動返却機は、 返却口をロックする返却ロック手段と、 前記オフィスコンピュータと通信して予め登録された会
    員を識別するための返却用カードリーダと、 前記会員の識別に応答して前記返却ロック手段を開放す
    るための返却ロック開放手段と、 前記返却口に返却された貸出ソフトに応答して前記会員
    に受付票を発行するための受付票発行手段とを備えたこ
    とを特徴とする貸出ソフトの自動貸出返却システム。
  2. 【請求項2】 複数の貸出ソフトが収納された貸出ソフ
    トの自動貸出機において、 前記貸出ソフトの取り出しを禁止するロック手段と、 予め登録された会員を識別するためのカードリーダと、 前記会員にメッセージを送るための表示装置と、 前記会員の操作により前記貸出ソフトを選択するための
    選択スイッチと、 選択された貸出ソフトに応じた料金を徴収するための料
    金徴収手段と、 前記料金の供給に応答して前記選択された貸出ソフトに
    対して前記ロック手段を所定時間だけ開放するためのロ
    ック開放手段と、 前記選択された貸出ソフトの取り出しに応答して伝票を
    発行するための伝票発行手段とを備えた貸出ソフトの自
    動貸出機。
  3. 【請求項3】 返却口をロックするロック手段と、 外部コンピュータと通信して予め登録された会員を識別
    するためのカードリーダと、 前記会員の識別に応答して前記ロック手段を所定時間だ
    け開放するためのロック開放手段と、 前記会員にメッセージを送る表示装置と、 前記返却口に返却された貸出ソフトに応答して前記会員
    に受付票を発行するための受付票発行手段とを備えた貸
    出ソフトの自動返却機。
JP23508593A 1993-09-21 1993-09-21 貸出ソフトの自動貸出返却システムならびに自動貸出機および自動返却機 Pending JPH0793660A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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