JPH079299A - 切削油剤注液方法 - Google Patents

切削油剤注液方法

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Publication number
JPH079299A
JPH079299A JP15856593A JP15856593A JPH079299A JP H079299 A JPH079299 A JP H079299A JP 15856593 A JP15856593 A JP 15856593A JP 15856593 A JP15856593 A JP 15856593A JP H079299 A JPH079299 A JP H079299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting fluid
tool
cutting
flank
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15856593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Egawa
庸夫 江川
Tetsuo Ichikizaki
哲雄 市来崎
Motofumi Kuroda
基文 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH079299A publication Critical patent/JPH079299A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具と工作物との接触部分へ効率良く切削油
剤を注液する。 【構成】 タンク内の切削油剤31をポンプ3で送り出
し、電磁弁4により切削油剤31の流量を所定の間隔で
変動させながら、ノズル1から工作物21の仕上げ面2
1aと工具11の逃げ面11aとの間へ切削油剤31を
噴射すると、仕上げ面21aと逃げ面11aとの距離が
変動し、仕上げ面21aと逃げ面11aとの間に十分に
切削油剤31が送り込まれると共に、すくい面11bと
切りくず21cとの間にも送り込まれ、切削加工部分に
まんべんなく切削油剤が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削加工時の切削加工
部分へ切削油剤を注液する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作物に工具で切削加工を行う際には、
工具と工作物との摩擦や工具の摩耗などを低減するた
め、切削加工部分へ切削油剤を注ぎ込んでいる。
【0003】従来、切削油剤は、切削加工部分へ単に流
し込まれていただけなので、工具と工作物との接触部分
に効率良く送り込まれず、その効果を十分に発揮するこ
とができなかった。このため、最近は、切削油剤を切削
加工部分へ高圧で注ぎ込む方法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た高圧で切削加工部分へ切削油剤を注ぎ込む方法は、多
量の切削油剤を使用してしまい、非常に無駄が多く、し
かも、切削油剤の使用量の割には、満足する効果が得ら
れない。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明による切削油剤注液方法は、工具の逃げ面
と工作物の仕上面との間に注液圧力を変動させながら切
削油剤を注液するのである。
【0006】また、工具の逃げ面と工作物の仕上面との
間に切削油剤を断続的に注液しても良い。
【0007】
【作用】前述した切削油剤注液方法では、工具の逃げ面
と工作物の仕上げ面との間に、注液圧力を変動させなが
ら切削油剤を注液すると、注液圧力に対応して工具の逃
げ面と工作物の仕上げ面との距離が変動するので、工具
と工作物との接触部分全体へ切削油剤がまんべんなく送
り込まれる。
【0008】また、工具の逃げ面と工作物の仕上げ面と
の間に切削油剤を断続的に注液しても、前記の場合と同
様に作用する。
【0009】
【実施例】本発明による切削油剤注液方法を工作機械に
適用した場合の一実施例を図1,2に基づいて説明す
る。なお、図1には、その主要部の概略構成を示し、図
2には、切削加工時の切削加工部分の状態を示す。
【0010】図1に示すように、円柱状をなす工作物2
1は、図示しない工作機械に回転自在に軸支されてい
る。工作機械に設けられた工具11は、工作物21の軸
心に沿って移動するようになっており、工作物21の被
削面21bを切削するようになっている。
【0011】切削油剤31を噴射するノズル1は、工作
物21の仕上げ面21aと工具11の逃げ面11aとの
間の方向へ先端口部分を向けており、ノズル1は、工具
11の移動と同調して移動し、常に先端口部分を仕上げ
面21aと逃げ面11aとの間の方向へ向くようになっ
ている。
【0012】ノズル1の基端側には、切削油剤31をノ
ズル1へ送り込むチューブ2の一端側が連結されてい
る。チューブ2の他端側には、切削油剤31を収容する
図示しないタンクが連結されている。チューブ2のノズ
ル1とタンクとの間には、タンク内の切削油剤31をノ
ズル1へ送り出すポンプ3が連結されている。つまり、
ポンプ3の駆動により、切削油剤31は、ノズル1から
噴射されるのである。
【0013】チューブ2のノズル1とポンプ3との間に
は、タンクからノズル1への切削油剤31の流量を調節
する電磁弁4が設けられている。電磁弁4には、電磁弁
4への電気の流れを規定するタイマ5が接続されてい
る。つまり、タイマ5を調節することにより、所定の間
隔及び流量で切削油剤31を送り出すことができるので
ある。
【0014】工作物21を切削する場合には、工作物2
1を回転させ、工具11を被削面21bに押し付ける。
これと同時に、タンク内の切削油剤31をポンプ3で送
り出し、電磁弁4により切削油剤31の流量を所定の間
隔で変動させながら、ノズル1から工作物21の仕上げ
面21aと工具11の逃げ面11aとの間へ切削油剤3
1を噴射する。
【0015】すると、図2に示すように、切削油剤31
の流量の変動、即ち、注液圧力の変動により、工作物2
1の仕上げ面21aと工具11の逃げ面11aとの距離
が変動する。つまり、低圧で切削油剤31が噴射された
場合には、仕上げ面21aと逃げ面11aとの距離は、
小距離L1 であるが、高圧で切削油剤31が噴射された
場合には、切削油剤31が仕上げ面21aと逃げ面11
aとの間を押し広げるので、仕上面21aと逃げ面11
aとの距離は大距離L2 となる。
【0016】これにより、切削油剤31は、工作物21
の仕上げ面21aと工具11の逃げ面11aとの間に十
分に送り込まれると共に、工具11のすくい面11bと
工作物21の切りくず21cとの間にも送り込まれ、切
削加工部分にまんべんなく供給される。
【0017】ここで、本発明の効果を確認するため、以
下の実験を行った。即ち、SUS304を切削速度20
0m/min ,送り量0.2mm/rev で30分間超硬合金工
具を用いて切削する。この時、切削油剤を切削加工部分
へ単に注ぎ込んだ場合には、工具の逃げ面の摩耗幅が0.
32mmであったのに対して、切削油剤を0.5〜5MPa
の間で1秒間当り3回の圧力変動を与えながら最大流量
20リットル/min で送り込んだ場合には、工具の逃げ
面の摩耗幅は0.15mmとなり、50%以上の減少率とな
った。
【0018】なお、本実施例では、注液圧力を変動させ
ながら、切削油剤を注液したが、断続的に切削油剤を注
液しても全く同様な効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】前述したように、本発明による切削油剤
注液方法では、工具の逃げ面と工作物の仕上げ面との間
に注液圧力を変動させながら切削油剤を注液し、工具の
逃げ面と工作物の仕上面との距離を変動させ、工具と工
作物との接触部分全体へ切削油剤をまんべんなく送り込
むので、切削油剤の効果が十分に発揮されると共に、効
率良く切削油剤が供給され、使用する切削油剤が大幅に
減少する。
【0020】また、切削油剤を断続的に注液した場合で
も、同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による切削油剤注液方法を工作機械に適
用した場合の一実施例の主要部の概略構成図である。
【図2】その切削加工時の切削加工部分の状態図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル 2 チューブ 3 ポンプ 4 電磁弁 5 タイマ 11 工具 11a 逃げ面 21 工作物 21a 仕上げ面 31 切削油剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の逃げ面と工作物の仕上面との間に
    注液圧力を変動させながら切削油剤を注液することを特
    徴とする切削油剤注液方法。
  2. 【請求項2】 工具の逃げ面と工作物の仕上面との間に
    切削油剤を断続的に注液することを特徴とする切削油剤
    注液方法。
JP15856593A 1993-06-29 1993-06-29 切削油剤注液方法 Pending JPH079299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15856593A JPH079299A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 切削油剤注液方法

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JP15856593A JPH079299A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 切削油剤注液方法

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JPH079299A true JPH079299A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15674480

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JP15856593A Pending JPH079299A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 切削油剤注液方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991109