JPH0792350A - スペーシング量測定装置 - Google Patents

スペーシング量測定装置

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JPH0792350A
JPH0792350A JP23763393A JP23763393A JPH0792350A JP H0792350 A JPH0792350 A JP H0792350A JP 23763393 A JP23763393 A JP 23763393A JP 23763393 A JP23763393 A JP 23763393A JP H0792350 A JPH0792350 A JP H0792350A
Authority
JP
Japan
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light
waveguide
amount
spacing
prism
Prior art date
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Pending
Application number
JP23763393A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugawara
弘之 菅原
Sadao Mori
貞雄 森
Kazuto Kinoshita
和人 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】導波路上に低屈折率の材質でバッファ層および
ギャップ層を形成して、ギャップ層上にプリズム等の結
合器を設置する。このとき結合器の結合長を調整するこ
とで、光導波路を伝搬する導波光のうち導波路外に取り
出した第一の光量と結合器で取り出せなかった第二の光
量との比を求める。 【効果】スペーシング量測定装置を構成する導波路を、
分岐することなしに光量変化がモニタできるので、装置
の小形化と光の利用効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導波路によって構成した
スペーシング量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】導波路を利用したスペーシング測定装置
または各種センサにおいて、入射光量が変化する場合の
補償手段として、文献「光集積回路オーム社P369(1
985)」に記載のように光路を複数に分岐すること
で、入射光量の変化を確認する光路を設けて、その光量
変化分を除去する補償回路により補償する方法が紹介さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術は光導
波路へ入射する光量変化を補償するために光路を複数に
分岐して、そのうち一つの光路の入射光量をモニタして
補償していた。しかし、入射光量をモニタするために光
路を新たに設けなければならないので、光集積回路の特
徴である小形化が阻害されると共に、文献「光集積回路
オーム社P41(1985)」に記載のように分岐角が
大きなるにしたがって散乱損失が増大して光の利用効率
が著しく低下する問題を有していた。
【0004】本発明の目的は、光路を分岐することなく
入射光量をモニタする方法を備えることにより、入射光
量が変化した場合でも測定誤差が生じないスペーシング
量測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光導波路内
を全反射を繰り返して伝搬している導波光が境界でしみ
出しているエバネッセント波を導波路外に取り出すこと
によって達成される。
【0006】
【作用】本発明によれば、スペーシング量測定装置を構
成する導波路を、分岐することなしに光量変化をモニタ
できるので、装置の小形化と光の利用効率が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。本発明は光干渉など光の光量変化によってスペ
ーシング量を測定する装置全般にわたり有効であるが、
ここでは全反射を用いた測定装置について述べる。図1
はスペーシング量測定装置の原理の説明図であり、図2
は図1における導波光14が伝搬する第一の導波路2と
測定面3および測定面3と第二の導波路4の断面を示し
ている。図1および図2において、1はスペーシングセ
ンサ、2は第一の導波路、3はスペーシングセンサ1の
測定面、4は第二の導波路、5は光源8から出射する入
射光11を第一の導波路2に導く第一のプリズム、6は
第二の導波路4から測定光12を光検出器9に導く第二
のプリズム、7は第一の導波路2からモニタ光13を光
検出器10に導くための第三のプリズム、14は導波路
を伝搬する導波光、15は測定対象物、16は補償回路
である。
【0008】つぎに、スペーシングセンサ1の動作を図
1および図2を用いて説明する。スペーシングセンサ1
に光源8からの光をスペーシングセンサ1上のA部に設
置した第一のプリズム5により入射させる。入射した光
は導波光14として第一の導波路2を伝搬し、入射角θ
で測定面3に入射する。ここで、スペーシングセンサ1
の屈折率をn1 ,空気の屈折率をn2 とすると、式
(1)が成り立つような入射角θ以上では全反射が成り
立つ。
【0009】
【数1】 sinθ=n2/n1 式(1) このとき、測定面3に着目すると導波光14は一波長程
度空気中にエバネッセント波としてしみ出している。こ
の状態で測定対象物15が測定面3に近づいてきてエバ
ネッセント波がしみ出している領域まで達すると、エバ
ネッセント波が測定対象物15に吸収されるので導波光
14がスペーシング量dに応じて図3のように変化して
くる。したがって、逆に導波光14の光量変化をスペー
シングセンサ1上のB部に設置した第二のプリズム6に
より測定光12として、光検出器9に導き検出すること
でスペーシング量の測定ができる。
【0010】しかし、スペーシングセンサ1は光量の変
化を検知しているので、スペーシングセンサ1への入射
効率が変化すると測定誤差が発生する。この測定誤差を
補正するには、第三のプリズム7をスペーシングセンサ
1のC部に設置してモニタ光13を出射させて光検出器
10に導き、測定光12の光量P1 とモニタ光13の光
量P2 との比P1/P2を補償回路16で求めればよい
が、スペーシングセンサ1は導波路で構成されているの
で、導波路から任意の光量を取り出す手段が必要とな
る。つぎに、導波路から任意の光量を出射させる手段を
述べる。
【0011】図4に図2におけるC部の拡大図を示す。
図4において7は図2における第三のプリズム、23は
図2におけるスペーシングセンサ1を構成する基板、2
4は図2におけるスペーシングセンサ1で実際に光が伝
搬する導波層、14は導波層24を伝搬する導波光、2
0は導波光14が第三のプリズム7の影響により漏洩す
るのを防ぐためのバッファ層、21は導波光14を第三
のプリズム7により出射させるためのギャップ層、22
は図2におけるスペーシングセンサ1上に第三のプリズ
ム7を固定する紫外線硬化樹脂である。基板23と導波
層24で構成された導波路上にS2 の厚みでバッファ層
20をスパッタリング等により、例えば、SiO2 など
の低屈折率の材質で形成する。このバッファ層20には
エッチング等により窓が開けられており、その窓にS1
の厚みでギャップ層21を形成する。さらに、ギャップ
層21上に導波層24の屈折率nf より高い屈折率np
の第三のプリズム7をそれと同じ屈折率の紫外線硬化樹
脂22により固定する。この構造で第三のプリズム7の
下部では導波光14が第三のプリズム7の影響を受けて
全反射を繰り返すたびに透過率τの割合で導波路から出
射する窓の長さ(以下、結合長Lと称す)を調整するこ
とにより導波光14のうち任意の光量を導波路外に取り
出せる。その数値例を図5に示す。図5は基板23に石
英ガラス(n=1.46),導波層24に屈折率が1.5
44の光学ガラスを用いたガラス導波路でギャップ層2
1としてSiO2(n=1.46)を用い、厚みを0.2
μm としたときの結合長Lに対する導波光14の光量
変化を示す。導波光14は結合長Lに対して指数関数的
に減少していくので、結合長Lを適度に設定することに
よりある一定の割合で導波光14を導波層24外に図2
におけるモニタ光13として出射させることができる。
【0012】以上のように、導波路を分岐することなく
図2におけるモニタ光13の光量P2 を取り出すことが
できるので、測定光12の光量P1 との比P1/P2を補
償回路16で求めることによって、入射光量の変化が補
償できる。
【0013】また、図6は図2における第一から第三の
プリズムの代わりに、それぞれ第一のグレーティング1
7,第二のグレーティング18,第三のグレーティング
19を用いた場合の実施例である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、スペーシング量測定装
置を構成する導波路を、分岐することなしに光量変化が
モニタできるので、装置の小形化と光の利用効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するスペーシングセン
サの説明図。
【図2】図1における光路の断面図。
【図3】スペーシング量と反射率の関係を表す説明図。
【図4】導波路から任意の光量を取り出す構成を示す断
面図。
【図5】結合長と導波光の関係を表す説明図。
【図6】結合器としてグレーティングを用いた場合の断
面図。
【符号の説明】
1…スペーシングセンサ、2…第一の導波路、3…測定
面、4…第二の導波路、15…測定対象物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を導波路へ入射するための第一の結合器
    と測定面に導波光を導く第一の導波路と、測定面から測
    定光を導く第二の導波路と、導波路から測定光を出射さ
    せる第二の結合器からなる測定光の光量変化からスペー
    シング量を測定するスペーシング量測定装置において、
    前記導波路へ入射する光量変化によって発生する測定誤
    差を補正する手段として、前記第一の結合器と測定面と
    の間に設置した第三の結合器より出射するモニタ光と測
    定光との比から光量変化を補償する補償回路を備えたこ
    とを特徴とするスペーシング量測定装置。
JP23763393A 1993-09-24 1993-09-24 スペーシング量測定装置 Pending JPH0792350A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23763393A JPH0792350A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スペーシング量測定装置

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JP23763393A JPH0792350A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スペーシング量測定装置

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JPH0792350A true JPH0792350A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17018222

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JP23763393A Pending JPH0792350A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スペーシング量測定装置

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JP (1) JPH0792350A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539616A (ja) * 1999-03-08 2002-11-19 オプティゲイン インコーポレイテッド 側面ポンプ・ファイバ・レーザ
JP2007271850A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 光デバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002539616A (ja) * 1999-03-08 2002-11-19 オプティゲイン インコーポレイテッド 側面ポンプ・ファイバ・レーザ
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