JPH0792331A - 光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構 - Google Patents

光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構

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JPH0792331A
JPH0792331A JP5236483A JP23648393A JPH0792331A JP H0792331 A JPH0792331 A JP H0792331A JP 5236483 A JP5236483 A JP 5236483A JP 23648393 A JP23648393 A JP 23648393A JP H0792331 A JPH0792331 A JP H0792331A
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JP
Japan
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optical fiber
window hole
optical
case
curved surface
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Application number
JP5236483A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Ishida
英敏 石田
Toru Yamanishi
徹 山西
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
Michito Matsumoto
三千人 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光ケーブルと一緒に余長処理機構を管路内を
通過させた後、光ファイバ心線の接続作業を行なうに際
し、小径の管路を通過できる程度にコンパクトであり、
しかも、十分な長さの光ファイバ心線の余長処理を行な
うことができる余長処理機構を提供する。 【構成】 収納ケースは所定の厚みを有し、長手方向の
断面外形が長方形状の板状体で構成される。収納ケース
の長手方向の両端に形成される導入口17と導出口18
を介して光ファイバユニット2が収納ケースに導入,導
出される。光ファイバユニット2は、収納ケース内の第
1,第2のガイド曲面19,20にガイドされ、かつそ
の余長部20aが山形に屈曲されて収納ケースの上部の
窓孔21からケース外方に可変的に突出して収納され、
収納ケースに押し込む光ファイバユニット2の量を調整
して余長部が処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ケーブルに収納され、
端末部に光コネクタが接続された光ファイバ心線の余長
処理機構に関する。
【0002】
【従来の技術】対向する2本の光ケーブルに収納された
複数の光ファイバ心線を、光コネクタで接続する場合、
各光ケーブル端末から導かれた光ファイバ心線の端部ま
での長さが極端に短いと、光ファイバ心線を互いに接続
することができなくなり好ましくない。
【0003】このような事態を回避するため、従来は図
9に示すような構造とされていた。同図において両光ケ
ーブル1の端末から光ファイバユニット(光ファイバ心
線)2が余分に導出されており、両光ファイバユニット
2の端末に設けられた光コネクタ6同志を結合した後、
その余長部2aは複数本の光ファイバユニット2毎に分
けて複数回巻かれていて、各巻回部12が支持板13に
支持された状態でクロージャ14内に収納されている。
【0004】しかし、上記の構造では、光ファイバユニ
ット2の余長部2aを巻回し、支持板13に支持させて
クロージャ14に収納するという現場作業が必要である
ため、作業性が悪いという欠点があった。
【0005】そこで、本出願人は特願平4−20916
1号(未公開)によって図10a,bに示すごときき光
ファイバ心線の余長処理機構を提案した。この余長処理
機構は、同図に示すように光ケーブル1の端部から引出
された光ファイバユニット(光ファイバ心線)2の余長
部2aを収納する収納ケース3と、光ファイバユニット
2に固定された曲率規定手段としてのストッパ4,5を
含んで構成されている。また、光ファイバユニット2は
例えば複数のテープ状光ファイバ心線が積層された集合
状態で構成される。
【0006】上記の構成において、光ファイバユニット
2は収納ケース3の導入口3aから導入され、その内部
で巻回されて引出し口3bから引出される。また、光フ
ァイバユニット2の先端には光コネクタ6が取付けられ
ている。上記ストッパ4,5は引出し口3bを挾んでそ
の前方と後方に伸びる光ファイバユニット2に取付けら
れている。そして、光ファイバユニット2を余長処理の
ため収納ケース3から引出すときおよび、収納ケース3
に繰込むとき、各ストッパ4,5が引出し口3bに係合
することにより、収納ケース3内における光ファイバ心
線2の余長部2aのループの最大曲げ半径と最小曲げ半
径が規定されるようなっている。
【0007】上記の収納ケース3は、光ケーブル1の接
続前においては、図10aに示すようにケーブル端末部
に接続具7を介して取付けられたフレキシブルな保護チ
ューブ8の中に収納されており、この保護チューブ8の
他端にプーリングアイ9が取付けられている。そして、
収納ケース3から導出された光ファイバユニット2の先
端の光コネクタ6はプーリングアイ9の内側でコネクタ
固定ケース10に支持されている。
【0008】上記保護チューブ8を含む光ケーブル端末
部は、例えば地下に埋設された管路を通し、マイホール
のところで反対側から通したケーブル端末部と対向させ
て接続作業を行う。この接続作業に際しては、まず対向
する各光ケーブル1の保護チューブ8からプーリングア
イ9を除去し、コネクタ固定ケース10から光コネクタ
6を取出してこれを移動自由な状態とする。つぎに、光
コネクタ6をこれと同一状態となっている相手側の光コ
ネクタ6と結合するものである。
【0009】上記収納ケース3を使用することにより、
光ファイバ心線2の余長部2aの作業現場での処理作業
が容易となると共に、余長部2aの最小曲率半径が予め
規定できるので、光ファイバの伝送特性及び強度に悪影
響を与えないという利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
心線の巻き回しによる余長処理部は、光ケーブル接続後
も半永久的に線路内に残ることから、光ファイバの伝送
特性及び、強度に悪影響を与えないように、その巻回部
の最小曲げ半径を十分に大きく確保しておく必要があ
る。しかし、上記の収納ケースを使用する場合、最小曲
げ半径を大きくすると収納ケース3が大形となり地中管
路を通すことができないという不具合が生じる。
【0011】すなわち、光ケーブルは多くの場合、図1
0bに示すように地下管路11中に布設されることから
この管路11中を索引するが、管路11の内径との関係
で、このケーブル端末部の外形であるチューブ8の外形
1 は通常φ70mmに制限される。さらに、保護チュ
ーブ8はそれ自体の肉厚を有しているので、その内径L
2 は約φ60mmの空間である。しかも、多数心の光フ
ァイバ心線2の余長処理を行うためには、余長処理ユニ
ットである収納ケース3をチューブ8内に複数収納せね
ばならず、1つの収納ケース3が占め得る高さL3 は4
0mm〜45mm程度しかない。そして、収納ケース3
で巻回される光ファイバ心線の余長処理部の曲げ半径は
30mm以上必要であるが、上記の収納ケース3の高さ
寸法では、この曲げ半径を確保することは難しい。
【0012】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、光ケーブルを小径の管路中に通すとき、光ファイバ
余長機構をこの小径の管路にスムーズに挿入できるよう
コンパクトに構成でき、しかも、長い余長部を円滑に処
理できる光ファイバ余長処理機構を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は光ケーブルに収納され、端部に光コネクタ
が接続された光ファイバ心線の余長処理機構において、
光ケーブルから露出した光ファイバ心線を導入し、導出
させる開口及び、ケース内に向けて凸のガイド曲面を介
して上記開口と連通した窓孔を有する収納ケースを具備
し、上記ガイド曲面の曲率半径Rを上記光ファイバ心線
の曲げ許容最小半径よりも大に設けると共に、上記窓孔
の両端縁の距離を少なくとも2Rとし、上記収納ケース
に導入された上記光ファイバ心線が上記ガイド曲面によ
り屈曲され、かつ屈曲先端部が上記窓孔からケース外部
に山形に屈曲して引き出されてなることを特徴とする。
【0014】上記ガイド曲面の曲率半径Rは、30mm
以上に設けるとよい。また、収納ケース内には、光ファ
イバ心線の屈曲方向を規定するため、窓孔に向けて凸の
ガイド曲面を設けるとよい。
【0015】さらに、上記の収納ケースは、対向する2
つの辺に連通する窓孔を有し、かつこの窓孔が開通する
上記2つの辺と直角に位置する他の2つの辺に光ファイ
バ心線を導入し、導出させる開口を有し、上記各窓孔の
両端縁と、これに隣合う上記開口とがケース内方に凸の
ガイド曲面で接続されてなるケース本体と、上記窓孔が
開通する上記2つの辺のいずれか一方を塞ぎ、かつ他方
の窓孔に向けて突出する山形のガイド曲面を有するガイ
ド部材とからなり、上記開口を介して上記収納ケース内
に導入する上記光ファイバ心線を上記ガイド曲面を介し
て山形に曲げたうえ、上記他方の窓孔からケース外に引
出してなる構成を特徴にする。
【0016】
【作用】本発明によると、光ファイバ心線の余長部の長
さ分だけ収納ケース内に押し込むことにより、余長部が
屈曲して、かつ収納ケースの窓孔から外方に突出して処
理されるので、収納ケースがコンパクトであっても、ケ
ース外方の空間を利用して、長い余長部を円滑に処理で
きる。また、収納ケースは、その内部に光ファイバ心線
の初期曲げを起こさせるガイド曲面を有しているので、
光ファイバ心線を収納ケースに押し込む余長処理作業が
スムーズに行なわれ、さらに、曲率規定手段を有してい
るので、光ファイバ心線が曲げ角の限度以上に曲げられ
るようなことがない。
【0017】
【実施例】以下の本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0018】図1は第1実施例に係る光ファイバ余長処
理機構を示す。本実施例の余長機構15では、光ファイ
バユニット2と、この光ファイバユニット2を屈曲して
収納する収納ケース16とから構成される。収納ケース
16は所定の厚みを有し、長手方向の断面外形が長方形
状の板状体で構成されており、その長手方向両端部に光
ファイバユニット2の導入口17と導出口18が形成さ
れている。さらに、収納ケース16の内部を刳り形成す
ることにより、導入口17および導出口18から収納ケ
ース16の中央部にかけて略山形に盛り上った第1ガイ
ド曲面19が形成されている。
【0019】また、この第1ガイド曲面19の両斜面部
に対向してそれぞれ凸円弧状の第2ガイド曲面20が形
成されており、左右の第2ガイド曲面20の上端部の間
が所定の長さ寸法を有する窓孔21とされている。この
第1ガイド曲面19の曲率半径Rは、伝送特性を低下さ
せることなく光ファイバユニット2を曲げ得る最小曲
率、つまり曲げ許容最小曲率半径以下に設定するのがよ
い。この曲げ許容最小曲率半径は、一般の光ファイバ心
線については30mmである。そして、窓孔21の両端
の長さは2R以上に設けるのがよい。
【0020】第1実施例の光ファイバ余長処理機構15
によると、図1,図2に示されるように端部に光コネク
タ6が取付けられた光ファイバユニット2は、一方の導
入口17から収納ケース16内に導入され、その内部で
第1,第2のガイド曲面19,20にガイドされて上方
に凸となるように屈曲された後、他方の導出口18から
引き出される。
【0021】そして、図1に示されるように光ファイバ
ユニット2の余長部2aが最も少ないときは、光ファイ
バユニット2は第1ガイド曲面19に当接した状態とな
り、それに伴なって両端の導入口17,導出口18から
光ファイバユニット2は長く引き出される。逆に、光フ
ァイバユニット2の余長部2aが長い場合は、図2に示
されるように光ファイバユニット2の例えば、一方の導
入口17から引出されたユニット部分を手で押さえて固
定したうえ、他方の導出口18から引出されたユニット
部分を収納ケース16内に向けて押し込む。これによ
り、光ファイバユニット2の山形の余長部2aが窓孔2
1を介して除々に持上ってゆき、余長部2aの長さに対
応して山形部の高さが可変となって処理される。
【0022】とくに、第1実施例の場合、導入口17と
導出口18に連続する第1ガイド曲面19が山形である
ことにより、収納ケース16内に導入された光ファイバ
ユニット2は窓孔21に向けて凸となるように初期曲げ
が付与されているので、余長処理に際し、導入口18か
ら光ファイバテープ2を押し込むことによる余長処理作
業をスムーズに行なうことができる。
【0023】また、第1実施例では、上述のとおり、所
定の曲率半径を有する第2ガイド曲面20と、この第2
ガイド曲面20に連続して形成され、所定の長さに設け
られる窓孔21とによって光ファイバユニット2の最小
曲率規定手段が構成されている。つまり、光ファイバユ
ニット2の余長部2aが長く、この余長部2aを窓孔2
1から外方に屈曲して突出させ、山形の折り曲げ部の高
さを高くするとき、第2ガイド曲面20の曲率半径R
が、光ファイバユニット2の伝送特性を低下させない最
小曲率半径30mm以上に設けられており、しかも、窓
孔21の長さ寸法が2R以上、つまり60mm以上の長
さであることにより、余長部処理のため3箇所で屈曲さ
れる光ファイバユニット2の各屈曲部は、これらにより
規定される角度以下に小さく曲げられるおそれがなく、
よって伝送特性が低下しないものである。
【0024】本実施例の光ファイバ余長処理機構15
は、図3に示されるように複数並設され、収納ケース1
6の導入口17と導出口18から光ファイバユニット1
2を導出した状態で光ケーブル1の端末に取付けられ、
光ケーブル1とともに、例えば地中の管路(図示せず)
内を通した後、マンホール(図示せず)等に設置される
(なお図3には、図4の中間連続筒22が半径方向の断
面で示されている)。つまり、光ケーブル1を地中管路
を索引するときは、予め組立てられている光ファイバ余
長処理機構15も地中管路を通すことになる。
【0025】このため、本実施例では図4に示されるよ
うなケーブル端末の結合構造体23が設けられており、
この内部に余長処理機構15が収納されている。この結
合構造体23は、中間連続筒22と、その一端に連結さ
れたプーリングアイ24と、他端に連結された閉塞部材
25と、この閉塞部材25に連結部材26を介して結合
された接続具27とから構成され、この接続具27に光
ケーブル1が結合されている。
【0026】結合構造体23は、地中の管路を通すため
に、この管路内径以下の外径に設けられており、その内
部に余長処理機構15が収納されている。図4では、結
合構造体23の内部に複数のスペーサ28が設けられて
おり、このスペーサ28に支持された一方の支持棒29
と、接続具27から伸びる他方の支持棒30の先端で収
納ケース16の両端が押さえられ、接合構造体23の内
部で余長処理機構15がずれ動かないように支持されて
いる。余長処理機構15から導出された光ファイバユニ
ット2の先端の光コネクタ6は、プーリングアイ24の
内側でコネクタ固定ケース10に支持されている。
【0027】上記のように光ケーブル端末部の結合構造
体23は、例えば地中の管路を通し、マンホールのとこ
ろでこの結合構造体23を解体し、反対側から通した光
ケーブルの端末部同志を対向させ接続作業を行なう。こ
の場合、まず対向する各光ケーブル1の結合構造体23
の中間連結筒22からプーリングアイ24を除去し、コ
ネクタ固定ケース10から光コネクタ6を取出してこれ
を移動自由な状態としたうえ、さらに半割り可能な閉塞
部材25と連結部材26とを中間連結筒22から除去し
たうえ、分割することで、結合構造体23から余長処理
機構16を取出すことができる。
【0028】つぎに、図5に示すとおり一方の光コネク
タ6を、これと同一状態となっている相手側の光ファイ
バユニット2の光コネクタ6と互いに結合し、保護ケー
スであるクロージャ31に収納する。クロージャ31は
両端が円板状の端板32で閉じられた筒体であり、この
筒体は中央部を長手方向に沿って分割した2つの半円筒
部材33を接合して構成される。
【0029】すなわち、図5において筒体の両端を閉じ
る端板32には、接続具27を介して光ケーブル1が接
続され、この光ケーブル1の端部から引出された複数の
光ファイバユニット2が筒体内において余長処理機構1
5に導かれた後、対向する光ファイバユニット2の端末
の光コネクタ6同志が結合される。この結合された光コ
ネクタ6は保持板34によって保持され、筒体内の中央
部において多数枚の上記保持板34が支持板35により
集合配置されている。
【0030】また、図5の右側に示される通り、余長処
理機構15の複数の収納ケース16はまとめて保持ケー
ス36に納められており、この保持ケース36は図の左
側に示されるとおり、余長部2aの屈曲形状と相似の保
護カバー37で被覆されている。
【0031】図5の構成によるとクロージャ31を開い
て、その内部で光ファイバユニット2の端末の両光コネ
クタ6を結合した後、両光ファイバユニット2の余長部
2aの処理作業を余長処理機構15により簡単に行なう
ことができる。
【0032】図6〜図8は第2実施例に係る光ファイバ
余長処理機構38を示す。本実施例では、余長処理機構
の収納ケース39が、ケース本体39aとガイド部材3
9bを結合することにより構成されている。すなわち、
ケース本体39aは所定の厚みを有する長方形状の板体
により構成されていて、その内部に上下の各辺に開通す
る窓孔42a,42bを有すると共に、両端の辺に導入
口40と導出口41を有し、この導入口40と導出口4
1および、上下の窓孔42a,42bの両端部とがケー
ス内方に凸のガイド曲面43a,43bで接続されてい
る。
【0033】ガイド部材39bは断面が略山形であっ
て、その上部外周面にガイド曲面45を有し、両端縁に
接合縁44を有している。このガイド部材39bをケー
ス本体39aの下部の窓孔42bに挿入し、接合縁44
をケース本体39aの両下端縁に接着して固定する。ま
た、このとき、図7に示されるように、ガイド曲面45
の上端の位置を導入口40と導出口41より少し高い位
置に設けておくのがよい。また、ガイド部材39bは図
6の実線方向と反対に、点線方向からケース本体39a
の上部の窓孔42aに装着することによって収納ケース
39を構成することもできる。
【0034】第2実施例の余長処理機構38では、ガイ
ド部材39bをケース本体39aの一方の孔部42bに
固着することにより、他方の窓孔42aが余長部2aの
引出し用の窓孔46となる。そして、図8に示されるよ
うに、収納ケース39に、その導入口40と導出口41
を通して光ファイバユニット2を導入,導出した後、光
ファイバユニット2の先端側を収納ケース39内に押し
込むことにより、光ファイバユニット2の余長部2aを
山形に曲げ、窓孔46から外方に引き出して処理するこ
とができる。
【0035】また図7に示されるように、ガイド部材3
2bの上端が窓孔46より高い位置にあって、収納ケー
ス39から光ファイバユニット2を最も引き出したと
き、この光ファイバユニット2は初期曲げが与えられる
ているので、その後の曲げ処理がスムーズに行なわれ
る。
【0036】第2実施例では、収納ケース39はケース
本体39aとガイド部材39bとに分離したうえ、ケー
ス本体39aのみを光ファイバユニット2の端末に取付
けておき、光ケーブル1と共にケース本体39aを管路
を通過させた後、この光ケーブル端末をクロージャに固
定する。このときに、クロージャ内部の状況に合わせて
ケース本体39aの上下の窓孔42a,42bのいずれ
か一方に選択的にガイド部材39bを装着して収納ケー
ス39を構成でき、これによりファイバ屈曲方向を任意
に選択できるため、作業性が向上するメリットがある。
【0037】なお、本発明は上記の実施例に限定され
ず、例えば光ファイバユニット2を曲げるための収納ケ
ース16,39のガイド曲面の角度や、第1実施例の収
納ケース16の構成部品を複数部品による組立てとする
など、設計上の変更をして構わないものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ケーブ
ルの余長処理機構は、光ファイバ心線の余長部を収納ケ
ースの導入,引出し方向と直角方向に山形に屈曲させ、
かつ収納ケース外にこの余長部を突出させているので、
収納ケースを余長処理のために必要な最小寸法でコンパ
クトに構成し、しかも、十分に長い余長部の処理が可能
となる。また、上下に開孔部を有するケース本体の任意
の一方の開口部にガイド部材を固着して、収納ケースを
構成する光ファイバ余長処理機構にあっては、作業現場
の状況に応じて、ケース本体に対するガイド部材の取付
け方向を変えることで、光ファイバ余長部の屈曲方向を
任意に選択できるため、作業性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光ファイバ余長処理
機構の、余長部が短い場合の処理状態の断面図である。
【図2】同じく余長部が長い場合の処理状態の断面図で
ある。
【図3】複数の光ファイバ余長処理機構をまとめて保護
チューブに収納した状態の半径方向の断面説明図であ
る。
【図4】同じく光ファイバ余長処理機構を保護チューブ
に収納した状態の長手方向の断面説明図である。
【図5】光ファイバ余長処理機構をクロージャに収納し
た状態の斜視図である。
【図6】第2実施例に係る光ファイバ余長処理機構の収
納ケースの組立て時の断面図である。
【図7】図6の収納ケースの組立て時の断面図である。
【図8】光ファイバ心線の長い余長部を処理した状態の
光ファイバ余長処理機構の断面図である。
【図9】従来の光ファイバ心線の余長部のクロージャ内
での処理状態を示す斜視図である。
【図10】分図aは従来の光ファイバ余長処理機構を保
護チューブに収納した状態の断面図,分図bはaのF−
F断面図である。
【符号の説明】
15…余長処理機構、16…収納ケース、17…導入
口、18…導出口、19…第1ガイド曲面、20…第2
ガイド曲面、21…窓孔、38…余長処理機構、39…
収納ケース、39a…ケース本体、39b…ガイド部
材、40…導入口、41…導出口、42a…窓孔、43
a…ガイド曲面、43b…ガイド曲面、46…窓孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 松本 三千人 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブルに収納され、端部に光コネク
    タが接続された光ファイバ心線の余長処理機構におい
    て、 前記光ケーブルから露出した前記光ファイバ心線を導入
    し、導出させる開口及び、ケース内に向けて凸のガイド
    曲面を介して前記開口と連通した窓孔を有する収納ケー
    スを具備し、前記ガイド曲面の曲率半径Rを前記光ファ
    イバ心線の曲げ許容最小半径よりも大に設けると共に、
    前記窓孔の両端縁の距離を少なくとも2Rとし、前記収
    納ケース導入された前記光ファイバ心線が前記ガイド曲
    面により屈曲され、かつ屈曲先端部が前記窓孔からケー
    ス外部に山形に屈曲して引き出されてなることを特徴と
    する光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構。
  2. 【請求項2】 前記ガイド曲面の曲率半径Rは、30m
    m以上に設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構。
  3. 【請求項3】 前記収納ケース内には、前記導入口に導
    出口から押し込まれた前記光ファイバ心線の屈曲方向を
    限定するよう、前記窓孔の方向に凸となるガイド曲面を
    設けていることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル
    端末内光ファイバ余長処理機構。
  4. 【請求項4】 光ケーブルに収納され、端部に光コネク
    タが接続された光ファイバ心線の余長処理機構におい
    て、 前記光ケーブルから露出した前記光ファイバ心線を導入
    し、導出させる収納ケースを有し、前記収納ケースは、
    対向する2つの辺に連通する窓孔を有し、かつこの窓孔
    が開通する前記2つの辺と直角に位置する他の2つの辺
    に光ファイバ心線を導入し、導出させる開口を有し、前
    記各窓孔の両端縁と、これに隣合う前記開口とがケース
    内方に凸のガイド曲面で接続されてなるケース本体と、
    前記窓孔が開通する前記2つの辺のいずれか一方を塞
    ぎ、かつ他方の窓孔に向けて突出する山形のガイド曲面
    を有するガイド部材とからなり、前記開口を介して前記
    収納ケースに導入する前記光ファイバ心線を前記ガイド
    曲面を介して山形に曲げたうえ、前記他方の窓孔からケ
    ース外に引出してなる構成を特徴とする光ケーブル端末
    内光ファイバ余長処理機構。
JP5236483A 1993-09-22 1993-09-22 光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構 Pending JPH0792331A (ja)

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