JPH07922B2 - スラブ配筋方法 - Google Patents

スラブ配筋方法

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JPH07922B2
JPH07922B2 JP18142387A JP18142387A JPH07922B2 JP H07922 B2 JPH07922 B2 JP H07922B2 JP 18142387 A JP18142387 A JP 18142387A JP 18142387 A JP18142387 A JP 18142387A JP H07922 B2 JPH07922 B2 JP H07922B2
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mesh
reinforcement
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JP18142387A
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JPS6424942A (en
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謙 山之内
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はスラブの配筋方法に関するものである。
「従来の技術およびその問題点」 例えば、鉄筋コンクリート構造物あるいは鉄骨鉄筋コン
クリート構造物を構築する場合、スラブとなる部分に配
筋を行なうが、このようなスラブ配筋は、従来一般に
は、現場にて鉄筋を一本づつ組み込んでいく方法によっ
て作られている。
しかしながら、このような方法には、鉄筋を一本ずつ所
定の位置に並べかつそれらの交点を全て結束する作業を
行なわなければならず、多くの熟練工を必要とする、現
場作業が多く現場作業は通常効率が悪いため工期が長び
く、配筋が乱れ易い等の欠点があった。
また、他のスラブ配筋方法として、工場等で予めメッシ
ュ筋を組み、輸送後、現場の所定箇所に据え付ける、い
わゆるメッシュ工法がある。
しかしながら、この方法の場合、運搬等の便宜のためメ
ッシュ筋の大きさが制限されてしまい、一個のメッシュ
筋では、梁で囲まれたスラブ域を、覆うことができない
場合が多い。このため実際では、複数個のメッシュ筋を
端部を重ならせて配置させるを得ず、重ね代をとる関係
上鉄筋消費量が大幅に嵩む欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上述した従
来工法の欠点をなくすることができるスラブ配筋方法を
提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明のスラブ配筋方法は、建設現場とは異なる他の箇
所で、車両等の輸送手段にて輸送可能な大きさのメッシ
ュ筋をつくり、該メッシュ筋を輸送手段にて建設現場ま
で輸送し、建設現場にて予め設置したスラブ用型枠の上
方に前記輸送したメッシュ筋を、バーサポートを介して
所定高さ位置に支持するとともに、メッシュ筋どうしの
間に間隔をあけて配置し、メッシュ筋どうしの間の間隔
部分に定尺の現場組み配筋を配置し、前記メッシュ筋と
前記現場組み配筋との端部どうしを互いにオーバーラッ
プさせて両鉄筋を継いで一体のスラブ配筋をつくること
を特徴とする。
「作用」 本発明方法では、スラブ配筋の一部をメッシュ筋として
おり、その分、現場での配筋作業を減少させることがで
きる。このことから、工期の短縮が図れかつコスト低減
が図れる。
また、輸送のため大きさが制限されるメッシュ筋によっ
て覆うことが出来ない部分は、鉄筋を一本ずつ組み在来
の配筋方法によって継ぎ足すが、この在来の配筋方法
は、定尺ものの鉄筋を切断することなくそのまま利用す
るため、半端な鉄筋が生じにくく、使用する鉄筋の量を
大幅に節約できる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はスラブ配筋の下筋を表す平面図、第2図は同ス
ラブ配筋の上筋を表す平面図、第3図は同スラブ配筋に
おけるメッシュ筋の側面図である。
本発明では、まず、設計図に基づき配筋方法を検討し、
メッシュ筋1にすべきところと、現場組み筋2にすべき
ところを、材料(鉄筋)ロスを考慮に入れながら区分け
する。その際同時に、メッシュ筋1の大きさ(使用する
鉄筋の径、メッシュ筋全体の長さおよび幅、メッシュの
間隔等)も決定する。この場合、メッシュ筋1は現場と
は異なる箇所でつくるため、車両等の輸送手段にて輸送
可能な大きさ(2.5m×4m程度以下)に定めるのは言うま
でもない。
上記大きさが決まったメッシュ筋1を工場にて制作す
る。制作は従来のメッシュ筋と同様な方法、すなわち、
所定長さに切断した鉄筋を碁盤目状に配置し、重なり合
う部分同士をそれぞれ溶接により接合する方法によって
行なう。工場での制作は、現場で制作するのに比べて、
足場が良く、かつ材料の配置安定性がよい等の理由か
ら、作業性がはるかによい。なお、使用する鉄筋の径は
スラブに加わる荷重を考慮して決定すればよく、本実施
例のように横方向に延びる鉄筋11と、縦方向に延びる鉄
筋12とで径を違えてもよい。(本実施例では、縦方向に
延びる鉄筋12の径に比べて横方向に延びる鉄筋11の径
を、大きくとっている。) 上記制作したメッシュ筋1を、下筋用として第1図に示
すように、梁Gによって囲まれるスラブSのほぼ中央に
設置する。具体的には、建設現場にて予め設置したスラ
ブ用型枠13の上方にメッシュ筋1をバーサポート(図示
略)を介して所定高さ位置に支持する。このとき、隣合
うメッシュ筋1どうしの間にはそれぞれ所定の間隔が形
成される。上記メッシュ筋1の設置に並行して、スラブ
Sのメッシュ筋1では不足する部分である。メッシュ筋
1どうしの間の間隔部分に定尺の現場組み配筋2を配置
する。このとき、メッシュ筋1と現場組み配筋2の端部
どうしを互いにオーバーラップさせて両鉄筋どうしを継
いで一体のスラブ配筋とする。鉄筋どうしを継ぐ手段と
しては、周知のように結束線で結束する方法あるいは溶
接を用いて方法等がある。なお、図中Oは鉄筋端部どう
しのオーバーラップ部分を示す。なお、図示例では、ス
ラブS全域に亙って現場組み配筋2を設置している。
次に、第2図に示すように上筋用として、前記下筋に用
いたものと同様のメッシュ筋1を、梁Gの上側所定箇所
に設置する。その場合、第3図に示すように、下筋側の
メッシュ筋1に対し上方から見て所定量l重なるように
設置する。
また、上記メッシュ筋1の設置に並行して、前記下筋同
様、メッシュ筋1では足りない部分に、通常の在来工法
により鉄筋を一本ずつ組んでなる現場組み配筋2を配す
る。
以上の作業によってスラブ配筋が完了し、その後、コン
クリートを打設することで、所定形状所定強度のスラブ
を得ることができる。
なお、上記スラブ配筋において第3図に示すように、メ
ッシュ筋1を下筋の場合梁Gで囲まれたスラブSの略中
央に配置し、上筋の場合梁Gの上側に配置しているの
で、スラブに加わる引っ張り荷重を考慮したためであ
る。すなわち、スラブ下部では梁G近傍よりもスラブ中
央側に引っ張り荷重が加わるのに対し、スラブ上部では
梁Gの上側に引っ張り荷重がかかりがちになり、これら
引っ張り荷重に対し充分な耐力をもたすためである。ま
た、下筋側のメッシュ筋1に対し上筋用のメッシュ筋1
を上方から見て所定量重なるように配置しているが、こ
れは、メッシュ筋1は建設現場ではなく作業性の良い工
場等で製作されるため、品質的にもまた強度的に優れて
おり、このように強度的等に優れたメッシュ筋を強い引
っ張り荷重が加わるスラブの所定部分に優先的に配置す
るのがスラブの強度を高める上で有利になるが、この場
合、スラブのどの部分までが引っ張り荷重が加わるか定
かでないため、安全を見て下筋側のメッシュ筋1と上筋
用のメッシュ筋1とを所定量重ねたためである。
「発明の効果」 本発明のスラブ配筋方法によれば以下の優れた効果を奏
する。
メッシュ筋を配筋の一部に利用しているため、該メ
ッシュ筋を用いた分現場作業を少なくすることができ、
熟練工が少なくても施工可能である。また、メッシュ筋
の製作作業は鉄筋を現場組みするのに比べてはるかに作
業効率がよく、このことから、コスト低減並びに工期の
短縮が図れる。また、メッシュ筋は管理が容易で配筋ミ
スが少なく、現場作業中において鉄筋が左右前後にずれ
るおそれがない。この結果、現場において配筋手直しが
ほとんどなくなり、かつ、配筋検査も容易となる。
メッシュ筋の足りない部分を現場組み配筋で補って
おり、在来の配筋方法は、定尺ものの鉄筋を切断するこ
となくそのまま利用できるため、半端な鉄筋が生じにく
く、すべてをメッシュ筋によって配筋する方法(メッシ
ュ筋同士を重ねて配筋する方法)に比べて、使用する鉄
筋の量を大幅に節約できる。
輸送のため制限される最大限の大きさのメッシュ筋
を利用しつつ、該メッシュ筋で足りない部分を現場組み
配筋で補うものであり、メッシュ筋を用いる場合の利点
(作業効率の向上、コスト低減、工期の短縮等)、並び
に現場組み配筋とする場合の利点(鉄筋使用量の削減
等)双方を最大限引き出すことができる。
上記メッシュ筋を一部利用する配筋方法は、同種の
メッシュ筋(メッシュ筋全体の大きさ、個々の鉄筋の
径、メッシュ幅が等しいもの)を多く使用できる現場に
おいては、現場管理および作業効率の向上の点から特に
有利となり、大幅なコスト低減が望める。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はスラブ配筋の
下筋を示す平面図、第2図はスラブ配筋延び上筋を表す
平面図、第3図はスラブ配筋の側面図である。 1……メッシュ筋、2……現場組み配筋、13……スラブ
用型枠、G……梁、O……鉄筋の端部どうしのオーバー
ラップ部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設現場とは異なる他の箇所で、車両等の
    輸送手段にて輸送可能な大きさのメッシュ筋をつくり、
    該メッシュ筋を輸送手段にて建設現場まで輸送し、建設
    現場にて予め設置したスラブ用型枠の上方に前記輸送し
    たメッシュ筋を、バーサポートを介して所定高さ位置に
    支持するとともに、メッシュ筋どうしの間に間隔をあけ
    て配置し、メッシュ筋どうしの間の間隔部分に定尺の現
    場組み配筋を配置し、前記メッシュ筋と前記現場組み配
    筋との端部どうしを互いにオーバーラップさせて両鉄筋
    を継いで一体のスラブ配筋をつくることを特徴とするス
    ラブ配筋方法。
JP18142387A 1987-07-21 1987-07-21 スラブ配筋方法 Expired - Lifetime JPH07922B2 (ja)

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JP18142387A JPH07922B2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21 スラブ配筋方法

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JPS6424942A JPS6424942A (en) 1989-01-26
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